JPH0714206Y2 - 木製ケース - Google Patents

木製ケース

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JPH0714206Y2
JPH0714206Y2 JP9706891U JP9706891U JPH0714206Y2 JP H0714206 Y2 JPH0714206 Y2 JP H0714206Y2 JP 9706891 U JP9706891 U JP 9706891U JP 9706891 U JP9706891 U JP 9706891U JP H0714206 Y2 JPH0714206 Y2 JP H0714206Y2
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JP
Japan
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case
wooden
hinge
connecting piece
case lid
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JP9706891U
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JPH0546756U (ja
Inventor
得生 飯塚
Original Assignee
得生 飯塚
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は木製のケース本体とケー
ス蓋を堅木材で形成される木製蝶番を用いて開閉可能に
蝶着した木製ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、前記のような木製蝶番を用いた木
製ケースとして、本出願人の出願に係わる実願昭63−
110637号明細書に開示された技術が知られてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の木製ケース
は、ケース本体及びケース蓋を蝶着する木製蝶番が、堅
木の凸形木片と凹形木片を凹凸嵌合部の横貫通孔に打設
挿入される枢支ピンによって結合したユニット蝶番とし
て構成されているので、前記ケース蓋のケース本体に対
する開蓋角度が90度程度の角度範囲に規制され、それ
以上の角度例えば収納物品の出入や展示等を容易にする
180度の開蓋状態に開放させることができない問題が
あった。
【0004】本考案は前記従来の問題を解消するために
案出されたもので、その第1の目的は前記ケース蓋をケ
ース本体上に閉合された状態から180度の開蓋状態ま
で容易に開放させることができるようにすること、第2
の目的は前記ケース蓋を180度の開蓋状態まで開放さ
せることができるものでありながら、その途中において
も前記ケース蓋を所望角度の開蓋状態に保持できるよう
にすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、本考案の木製ケースはケース本体1及びケー
ス蓋2を開閉可能に蝶着する木製蝶番3を、ケース蓋2
及びケース本体1の蝶番取付穴2a,1aに嵌合接着し
て固定される上下一対の凹形木片4,5と、この上下凹
形木片4,5の対向凹部4a,5a内に嵌合される板幅
及び板厚を有し上下両端の外側部に所要半径のアール面
R3,R4を面取りして形成した側面が略D形状をなす
連結片6と、この連結片6と上下凹形木片4,5の嵌合
部横貫通孔7,8に打設挿入され前記連結片6と上下の
凹形木片4,5とをケース蓋2がケース本体1上に閉合
された状態から180度の開蓋状態に開放できるように
枢支連結する2本の枢支ピン9,10とからなるユニッ
ト蝶番として構成した。
【0006】前記第2の目的を達成する手段としては、
前記連結片6を上下凹形木片4,5の対向凹部4a,5
a内に摩擦係合するように圧入嵌合し、その摩擦係合作
用により前記ケース蓋2を所望角度の開蓋状態に保持で
きるようにした。
【0007】
【作用】堅木の木製蝶番3を前記のような構造のユニッ
ト蝶番として構成すると、前記ケース蓋2をケース本体
1上に閉合された状態から180度の開蓋状態まで容易
に開放させることができる。また、前記連結片6が上下
凹形木片4,5の対向凹部4a,5a内に摩擦係合する
ように圧入嵌合させた場合には、この連結片6の摩擦係
合作用により前記ケース蓋2を所望角度の開蓋状態、例
えばケース本体1上に90度の角度で起立する開蓋状態
に保持させることも可能である。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に従い具体的
に説明する。
【0009】図中1は材質的に柔らかくて弱い木材(実
施例は桐材)で形成されたケース本体、2はこのケース
本体1と同じ材料で形成されたケース蓋で、このケース
本体1とケース蓋2の蝶着部には背面縁枠部材11,1
2を凹形切欠した複数個の蝶番取付穴1a,2a(図面
ではその内の1個だけを示している)が図1の如く設け
られている。なお、前記縁枠部材11,12の外端部に
は縁枠部材11,12の板厚寸法又はそれに近い半径寸
法でアール状に面取りした蓋開閉回動を可能とするアー
ル面R1,R2が形成されている。
【0010】3は前記ケース本体1とケース蓋2を蝶着
する材質的に堅くて強い樫材や朴材等の堅木材で形成さ
れた木製蝶番で、この各木製蝶番3は前記ケース蓋2及
びケース本体1の蝶番取付穴2a,1aに嵌合接着して
固定される上下一対の凹形木片4,5と、この上下凹形
木片4,5の対向凹部4a,5a内に摩擦係合するよう
に圧入嵌合される板幅及び板厚を有し上下両端の外側部
に所要半径(板厚寸法又はそれに近い半径寸法)のアー
ル面R3,R4を面取りして形成した側面が略D形状を
なす連結片6と、この連結片6と上下凹形木片4,5の
嵌合部横貫通孔7,8に打設挿入され前記連結片6と上
下の凹形木片4,5とを前記ケース蓋2がケース本体1
上に閉合された状態から180度の開蓋状態に開放でき
るように枢支連結する2本の枢支ピン9,10とからな
るユニット蝶番として構成されている。
【0011】このユニット式の木製蝶番3は、その凹形
木片4,5を前記ケース本体1及びケース蓋2の蝶番取
付穴1a,2aに嵌合し、該嵌合部に塗布される強力接
着剤によって強固に接着固定される。なお、図中13は
前記ケース本体1の前側縁枠部材14の内側に該縁枠部
材の上端面より一部突出する状態に接着固定した閉蓋係
合板を示す。
【0012】而して、前記ケース本体1とケース蓋2の
蝶着に堅木の木製蝶番3を用い、この木製蝶番3の凹形
木片4,5を前記ケース本体1及びケース蓋2の蝶番取
付穴1a,2aに嵌合し、該嵌合部に塗布される強力接
着剤によって強固に接着固定すると、金属蝶番のような
釘止め或いはビス止めの作業が不要となり、前記ケース
本体1及びケース蓋2が桐材のような柔らかくて弱い木
材で形成される場合であっても、金属蝶番のような止着
釘或いは止着ビスの抜け外れ問題を解消することがで
き、また前記ケース本体1及びケース蓋2の蝶番取付穴
1a,2aに嵌合接着される木製蝶番3は、かんなで削
ることができるので、蝶番木片部や接着剤がケース外側
面から食み出したような場合でも、蝶番取付後において
かんなをかけ、蝶番止着のケース背面部分を奇麗にかん
な仕上げをすることができる等、前述した従来の木製ケ
ースと同様な作用効果を得ることができる。
【0013】なお、前記蝶番3を堅木材で形成したの
は、ピン枢支部(凹形木片4,5と連結片6との枢支連
結部)のケース開閉による摩耗を防止し、スムーズな開
閉動作を確保して、長期使用を可能とするためである。
ちなみに、前記蝶番3をケース本体1及びケース蓋2と
同様な柔らかくて弱い桐材等の木材で形成すると、蝶番
ピン支部が直ぐに摩耗し、短期間で使いものにならなく
なってしまう。
【0014】
【考案の効果】この考案の木製ケースは、堅木の木製蝶
番3を前記のような上下一対の凹形木片4,5と連結片
6及び2本の枢支ピン9,10とからなるユニット蝶番
として構成したので、前記ケース蓋2をケース本体1上
に図1の如く閉合された状態から図2の如き180度の
開蓋状態まで容易に開放させることができる。
【0015】また、前記連結片6が上下凹形木片4,5
の対向凹部4a,5a内に摩擦係合するように圧入嵌合
されている場合には、この連結片6の木片凹部4a,5
aに対する摩擦係合作用により、前記ケース蓋2を所望
角度の開蓋状態、例えばケース本体1上に90度の角度
で図2想像線で示すように起立する開蓋状態に保持させ
ることが可能であり、物品の収納や展示等に有効な使い
易くて体裁の良い木製ケースを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による木製ケースの構成説明
図であって、同図(A)は前記ケースの閉合状態におけ
る蝶番取付部の横断面図、同図(B)はその右側面図。
【図2】前記ケースを180度の開蓋状態で示した断面
図。
【符号の説明】
1…ケース本体、2…ケース蓋、1a,2a…蝶番取付
穴、3…堅木の木製蝶番、4,5…凹形木片、4a,5
a…凹部、6…連結片、R3,R4…連結片のアール
面、7,8…横貫通孔、9,10…枢支ピン、11,1
2…ケース本体及びケース蓋の背面縁枠部材、R1,R
2…同縁枠部材のアール面。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木製のケース本体とケース蓋を堅木材で
    形成される木製蝶番を用いて開閉可能に蝶着した木製ケ
    ースにおいて、前記木製蝶番をケース蓋及びケース本体
    の蝶番取付穴に嵌合接着して固定される上下一対の凹形
    木片と、この上下凹形木片の対向凹部内に嵌合される板
    幅及び板厚を有し上下両端の外側部に所要半径のアール
    面を面取りして形成した側面が略D形状をなす連結片
    と、この連結片と上下凹形木片の嵌合部横貫通孔に打設
    挿入され前記連結片と上下の凹形木片とをケース蓋がケ
    ース本体上に閉合された状態から180度の開蓋状態に
    開放できるように枢支連結する2本の枢支ピンとからな
    るユニット蝶番として構成したことを特徴とする木製ケ
    ース。
  2. 【請求項2】 前記連結片が上下凹形木片の対向凹部内
    に摩擦係合するように圧入嵌合され、その摩擦係合作用
    により前記ケース蓋を所望角度の開蓋状態に保持できる
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の木製ケー
    ス。
JP9706891U 1991-11-27 1991-11-27 木製ケース Expired - Lifetime JPH0714206Y2 (ja)

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JP9706891U JPH0714206Y2 (ja) 1991-11-27 1991-11-27 木製ケース

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JP9706891U JPH0714206Y2 (ja) 1991-11-27 1991-11-27 木製ケース

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Publication Number Publication Date
JPH0546756U JPH0546756U (ja) 1993-06-22
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