JP4137303B2 - 蝶番 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開口枠及びドアに取付けられ、ドアを回動自在に保持する蝶番であって、ドアが裏返して使用されるときにも付け替え不要であり、左右兼用ドアに便利な蝶番に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ドアに使用される蝶番として、開口枠に取付けられる開口枠側半部とドア側に取付けられるドア側半部が分離可能であって、上下抜き差し可能なものが多い。この蝶番には、ドアが開かれる側からみて、ヒンジが左側に位置する「左吊元用」と右側に位置する「右吊元用」の2種類があるが、表裏いずれかの側に偏って付けられているので、「左吊元用」、「右吊元用」の兼用が不可能であった。
【0003】
そのため、一般には、ドア発注時に、「左吊元用」又は「右吊元用」の指定が必要であり、開口枠、ドアに、予めそれに対応する蝶番が取付けられ、出荷されている。従って、梱包時には、開口枠、ドアのいずれに対しても、「左吊元用」又は「右吊元用」の表示がされるが、それでも配送時に誤配されることがあった。また、製品の種類も、各型について、「左吊元用」、「右吊元用」の2種類が必要となるのであり、メーカーとしても、「左吊元用」、「右吊元用」の生産比率をどうするか、需要を予測しながら、操業を進めなければならなかった。
【0004】
さらに、リフォーム等に伴って、一旦取付けられたドアの開き方向を変更する場合、上記従来の蝶番によっては、左右の変更は一切不可能である。
それに対して、出願人その他から左右兼用可能な蝶番が提案されている(実開平4−52177、実開平4−41075、実開昭59−175573、実開昭59−146477、実開昭59−128876、実開昭59−10474、実開昭58−195763、特開昭57−68482、特開昭55−16171、特開昭48−59243、実開平5−75378、特開平10−246055、実開平5−75378)。
【0005】
左右兼用可能な蝶番の一つとして旗蝶番と称されるものがある。これは、図9に示すように、開口枠に取付けられる、鉛直軸Xを持つ開口枠側半部91、ドアに取付けられる、鉛直軸Xに外嵌される鉛直軸筒Pを持つドア側半部92が、いずれも裏返されるか、同じ面内での反転させられることによって、左右兼用可能に構成されている。
【0006】
また図10に示すもの(特開昭48−59243,特開昭59−128876等)は、いずれも鉛直軸筒Pを持つ、2片の半部95が、1本の鉛直軸Xを、鍔FFを隔てて上下に共用するよう構成されており、図15に示すように、開口枠10又はドア20に対していずれも裏返し、同じ面内での反転によって、軸筒の位置を変更可能に構成されている。
これは、ドア側半部がドアの表裏を2等分する平面に対して対称に形成され、ドアの表裏いずれの側にも偏らず付けられているため、ドアを鉛直中心線を軸に裏返し、左右逆にされ、鉛直軸X、鉛直軸筒Pが常にドアが開かれる側に来るよう取付けられれば、「左吊元用」、「右吊元用」いずれにも転換可能である。
【0007】
すなわち、それによれば、例えば、ドアに一旦取付けられたもので、ドアの開き方向の変更が必要になった場合、先ずドア側半部は、その固定用のネジが全部取り外され、ドアから離された後、反転等され、再びドアに取付けられる。以上のようにして、ドアの開きの方向の変更はできるが、それには、上述のように、全ての固定用のネジ全部の取り外し、再度取付け等、かなりの手数が掛かるという問題点がある。
【0008】
その他、この蝶番の取付け方向の変更によって、再度の取付け時にネジの締め付けが不十分であったり、同一の取付け穴が使用されると、ネジの保持力が大幅に低下してしまい、最悪の場合、ドアが脱落する恐れもある。
【0009】
結局、現場でこの蝶番の取付け方向の変更作業を行うには、作業負担が大き過ぎ、特に短時間で、多数のドアを取付ける集合住宅の施工では、負担増は一層顕著となり、事実上不可能である。従って、左右兼用と称していても、実際には、工場出荷時の段階で、予めドアに取付けられ、梱包にそれぞれの「右吊元用」「左吊元用」といった、取付け方向を表示する従来からの処理が現在も一般的である。
【0010】
なお、ネジの保持力低下に関して、補足すると、蝶番がドア本体に取付けられるネジ(強度上の理由から、30〜40mm程度の木ネジを4〜6個を必要とする。)は、完全に捩じ込まれていないと、ドアの開閉によって緩みが生じ、長期間使用していると脱落の恐れがあり、施工現場でこの作業を行うには、手回しのドライバーでは不十分で、電導ドライバー等の動力工具が必要である。作業者の熟練の程度によって、捩じ込み不十分で、強度の低下も懸念される。
さらに、蝶番が一旦取外され、再度取付けられるため、ドアには取付け穴の跡が多数残り、美観を損なうと同時に、木ネジ保持力が低下する恐れもある。
【0011】
その他に、水平方向抜き差し型と称して、ドアのドア側半部に、ドアの表裏方向から開口枠側半部の水平片を挿入可能な挿入口が設けられた、左右兼用のものも提案されている(特開平9−317300)。
これは、施工現場でのドアの開きの方向の変更の場合、ドアへのドア側半部の一旦撤去と再取付けといった作業は不要であるが、水平片の固定ネジに緩みが生じた場合に、ドアが脱落する恐れがある。また、開口枠側半部の位置変更は出来ないため、開口枠の左右兼用は不可能である。従って、開口枠は左右用が夫々別個に必要である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の目的とするところは、上記従来例の欠点を解消し、「左吊元用」「右吊元用」を別個に製造する必要がなく、従って取付けミス等が起こり難い両者兼用の蝶番を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達するために、請求項1に記載の発明は、開口枠(10)に取付けられる開口枠側半部(FH)及びドア(20)端部に取付けられるドア側半部(DH)を備え、開口枠側半部(FH)に設けられた少なくとも1本の鉛直軸(X)、及びその鉛直軸(X)に外嵌されるところの、ドア側半部(DH)に設けられた少なくとも1本の鉛直軸筒(P)を介して、ドア側半部(DH)が鉛直軸(X)の周りに回動可能に連結され、それにより開口枠(10)に対してドア(20)が回動自在に保持されるよう構成された蝶番であって、ドア側半部(DH)は、ドア(20)端部に密着して固定されるドア側ベースプレート(D1)と、及び先端に鉛直軸筒(P)が結合されたドア側可動プレート(D2)と、を備え、ドア側可動プレート(D2)は、ドア側ベースプレート(D1)に重ねられ鉛直軸筒(P)をドア(20)表側に位置させる右状態から、ドア(20)端面の鉛直2等分線に対し右状態とは対称で、かつ鉛直軸筒(P)をドア(20)裏側に位置させる左状態に、又はその逆に移動自在に、ドア側ベースプレート(D1)に支持されると共に、右状態又は左状態でドア側ベースプレート(D1)に対して固定可能に構成されている。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1の発明の構成に加えて、開口枠側半部(FH)は、開口枠(10)に密着して固定される開口枠側ベースプレート(F1)と、及び先端に鉛直軸(X)が結合された開口枠側可動プレート(F2)と、を備え、開口枠側可動プレート(F2)は、開口枠側ベースプレート(F1)に重ねられ鉛直軸(X)を開口枠(10)表側に位置させる右状態から、開口枠(10)端面の鉛直2等分線に対し右状態とは対称で、かつ鉛直軸(X)を開口枠(10)裏側に位置させる左状態に、又はその逆に移動自在に、開口枠側ベースプレート(F1)に支持されると共に、右状態又は左状態で開口枠側ベースプレート(F1)に対して固定可能に構成されている。
【0015】
さらに請求項3に記載の発明は、開口枠(10)に取付けられる開口枠側半部(FH)及びドア(20)端部に取付けられるドア側半部(DH)を備え、開口枠側半部(FH)に設けられた少なくとも1本の鉛直軸(X)、及びその鉛直軸(X)に外嵌されるところの、ドア側半部(DH)に設けられた少なくとも1本の鉛直軸筒(P)を介して、ドア側半部(DH)が鉛直軸(X)の周りに回動可能に連結され、それにより開口枠(10)に対してドア(20)が回動自在に保持されるよう構成された蝶番であって、開口枠側半部(FH)は、開口枠(10)に密着して固定される開口枠側ベースプレート(F1)と、及び先端に鉛直軸(X)が結合された開口枠側可動プレート(F2)と、を備え、開口枠側可動プレート(F2)は、開口枠側ベースプレート(F1)に重ねられ鉛直軸(X)を開口枠(10)表側に位置させる右状態から、開口枠(10)端面の鉛直2等分線に対し右状態とは対称で、かつ鉛直軸(X)を開口枠(10)裏側に位置させる左状態に、又はその逆に移動自在に、開口枠側ベースプレート(F1)に支持されると共に、右状態又は左状態で開口枠側ベースプレート(F1)に対して固定可能に構成されている。
【0016】
また請求項4に記載の発明は、請求項1又は2の発明の構成に加えて、ドア側ベースプレート(D1)の上下部分には、一対の水平なガイド(G)が設けられると共に、ドア側可動プレート(D2)の後端部には上下方向に延び、一対の水平なガイド(G)に案内される一対の軸(T)が垂設されることにより、ドア側可動プレート(D2)は、軸(T)を介して、ドア側ベースプレート(D1)に対して水平移動自在で、かつ軸(T)周りに回動自在に構成され、前記右状態から左状態又はその逆に移動自在であることを特徴とする。
【0017】
また請求項5に記載の発明は、請求項2又は3の発明の構成に加えて、開口枠側ベースプレート(F1)の上下部分には、一対の水平なガイド(G)が設けられると共に、開口枠側可動プレート(F2)の後端部には上下方向に延び、一対の水平なガイド(G)に案内される一対の軸(T)が垂設されることにより、開口枠側可動プレート(F2)は、軸(T)を介して、開口枠側ベースプレート(F1)に対して水平移動自在で、かつ軸(T)周りに回動自在に構成され、前記右状態から左状態又はその逆に移動自在であることを特徴とする。
【0018】
また請求項6に記載の発明は、請求項1又は2の発明の構成に加えて、ドア側可動プレート(D2)はドア側ベースプレート(D1)の中心に設けられた軸(LS)周りに回動自在に支持され、前記右状態から180度回動によって前記左状態に移動されることを特徴とする。
【0019】
また請求項7に記載の発明は、請求項2又は3の発明の構成に加えて、開口枠側可動プレート(F2)は開口枠側ベースプレート(F1)の中心に設けられた軸(LS)周りに回動自在に支持され、前記右状態から180度回動によって前記左状態に移動され、しかも鉛直軸(X)が、その軸方向に移動し、いずれの端からも突出可能に構成されていることを特徴とする。
【0020】
なお、上記請求項1乃至7に記載の発明において、開口枠側半部(FH)に設けられた少なくとも1本の鉛直軸(X)をドア側半部(DH)に設け、かつドア側半部(DH)に設けられた少なくとも1本の鉛直軸筒(P)を開口枠側半部(FH)に設けるようにしてもよい。
【0021】
なお、上記の課題を解決するための手段に記載された括弧内の記号は図面及び後述する発明の実施の形態に記載された記号に対応するものである。
【0022】
請求項1に記載の発明によれば、ドア側ベースプレートに支持されたドア側可動プレートを、ドア側ベートプレートに対して固定しない状態で、発送、現場への搬入をすればよく、その後、左吊元用・右吊元用のいずれか現場の要求に応じて、ドア側可動プレートを左状態又は右状態に移動し、鉛直軸筒を、ドアの表裏のいずれかの側に移し固定するだけで容易に対応可能で、現場でのネジ取外し、裏返し、再度取付け等の作業が省略される。
【0023】
それに対して、開口枠側半部の鉛直軸の位置は、工場で予め決定するようにすればよい。もし、それが現場の要求に合わない場合は、ネジを取外し、裏返し、再度取り付けることによって、少し手数は掛かるが、要求に合わすことが可能である。いずれにしても、現場で混乱を起こし、作業に支障を与えることはない。
【0024】
また請求項2に記載の発明によれば、請求項1の発明の作用効果に加えて、開口枠側ベースプレートに支持された開口枠側可動プレートも、開口枠側ベースプレートに対して固定しない状態で、発送、現場への搬入をすればよく、左吊元用・右吊元用いずれにも現場で対応できる。すなわち、現場で開口枠側可動プレートを左状態又は右状態に移動し、鉛直軸を表裏のいずれかの側に移し固定するだけでよく、現場でのネジを取外し、裏返し、再度取付け等の作業が省略される。
【0025】
さらに請求項3に記載の発明によれば、開口枠側ベースプレートに支持された開口枠側可動プレートを、開口枠側ベースプレートに対して固定しない状態で、発送、現場への搬入をすればよく、左吊元用・右吊元用いずれにも現場で対応できる。すなわち、現場で開口枠側可動プレートを左状態又は右状態に移動し、鉛直軸を表裏のいずれかの側に移し固定するだけでよく、現場でのネジを取外し、裏返し、再度取付け等の作業が省略される。
【0026】
それに対して、ドア側半部の鉛直軸筒の位置は、工場で予め決定するようにすればよい。もし、それが現場の要求に合わない場合は、ネジを取外し、裏返し、再度取り付けることによって、少し手数は掛かるが、要求に合わすことが可能である。いずれにしても、現場で混乱を起こし、作業に支障を与えることはない。
【0027】
また請求項4に記載の発明によれば、ドア側可動プレートの軸を、ドア側ベースプレートのガイドの左端に寄せ、その位置でドア側可動プレートを回動すれば鉛直軸筒を、請求項1又は2に記載の右状態に移動することができ、逆にドア側可動プレートの軸を、ドア側ベースプレートのガイドの右端に寄せ、その位置でドア側可動プレートを逆に回動すれば鉛直軸筒を、請求項1又は2に記載の左状態に移動することができる。
同様に請求項5に記載の発明によれば、開口枠側可動プレートの軸を、開口枠側ベースプレートのガイドの左端に寄せ、その位置で開口枠側可動プレートを回動すれば鉛直軸を、請求項2又は3に記載の右状態に移動することができ、逆に開口枠側可動プレートの軸を、開口枠側ベースプレートのガイドの右端に寄せ、その位置で開口枠側可動プレートを逆に回動すれば鉛直軸を、請求項2又は3に記載の左状態に移動することができる。
このように、ガイドに軸を案内して軸の移動と軸周りの回動により右状態および左状態への移動を達成するものであるので、その移動が速やかに行われる。
【0028】
また請求項6に記載の発明によれば、ドア側可動プレートはドア側ベースプレートの中心に設けられた、例えばネジなどの軸周りに回動自在に支持されるので、180度回動するだけで、請求項1又は2に記載の右状態から左状態にあるいはその逆に移動することができる。
同様に請求項7に記載の発明によれば、開口枠側可動プレートは開口枠側ベースプレートの中心に設けられた、例えばネジなどの軸周りに回動自在に支持されるので、180度回動するだけで、請求項2又は3に記載の右状態から左状態にあるいはその逆に移動することができる。その際、開口枠側可動プレートの鉛直軸は、軸方向に移動し、いずれの端からも突出可能であるので、開口枠側可動プレートの回動により鉛直軸がたとえ下向きになっても、容易に上向きにすることが出来る。
このように、ドア側/開口枠側ベースプレートに設けられたネジなどの軸周りにドア側/開口枠側可動プレートを回動させるだけで右状態および左状態への移動が可能であるので、移動させるために必要な部材は少なくコストも低廉なものを使用することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態例について図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施の形態例を示す斜視図、図2は図1の取付け前の状態を示す斜視図、図3は本発明の種々の適用状態を示す模式的平面図、図4はドアの正面図である。
【0030】
図4により、開口枠10について先ず説明すると、ドア20を回動可能に保持する上下一対の蝶番H,Hが付けられた蝶番側縦枠材11と,ハンドルLの回動によってドア20から進退するラッチR1を受け入れ可能なラッチ受け具R2が付けられた、蝶番側縦枠材11と同長のラッチ受け具側縦枠材12と,両者の上端部間に挿入、結合された上枠材13と,より構成される。
【0031】
図1及び図2に示すように、蝶番Hは、開口枠10に取付けられる長方形板状の開口枠側半部FH及びドア20に取付けられる長方形板状のドア側半部DHよりなる。また、開口枠側半部FHには、少なくとも1本(本実施形態例では1本)の鉛直軸Xが設けられている。ドア側半部DHには、鉛直軸Xに外嵌される、少なくとも1本(本実施形態例では1本)の鉛直軸筒Pが設けられている。この鉛直軸筒Pを介してドア側半部DHは、開口枠側半部FHに下から支えられると共に、鉛直軸Xの周りに回動可能に連結され、それによって、開口枠10に対してドア20が回動自在に保持されるよう構成されている。
【0032】
さらに詳細に説明すると、開口枠側半部FHは、開口枠側ベースプレートF1及び開口枠側回動プレートF2よりなる。
前者の開口枠側ベースプレートF1は、開口枠10の端面に密着して、複数のネジによって取付けられる。その幅は、開口枠10の幅に等しい。さらに、上下部分には後述する開口枠側回動プレートF2を支持し、その移動を案内する構造と機能を持つ水平直線状の一対のガイドGが設けられている。
【0033】
後者の開口枠側回動プレートF2の先端には鉛直軸Xが突設され、基端側となる後端部には上下方向に延び、一対の水平なガイドGの長孔に挿通されるようにして案内される一対の短軸Tが垂設されている。また、開口枠側回動プレートF2は開口枠側ベースプレートF1に重ねた状態で固定されるように、開口枠側ベースプレートF1の中央部にはネジ孔A1が穿けられると共に、開口枠側可動プレートF2には開口枠側ベースプレートF1に密着した状態で孔A1に一致するよう孔A2が穿けられ、孔A1,A2に固定ネジFSが挿通され、螺着されるようになっている。
【0034】
これにより、開口枠側回動プレートF2は、開口枠側ベースプレートF1に固定されない状態、すなわち鉛直に支持だけされている状態では、短軸Tを介して、開口枠側ベースプレートF1に沿って開口枠10の表裏の一方の側から他方の側に水平に案内されると共に、短軸Tの周りに回動可能である。
短軸Tを開口枠側ベースプレートF1のガイドGの左端に寄せ、その位置で開口枠側可動プレートF2を回動すれば鉛直軸Xを開口枠10表側に位置させる右状態にすることができ、この位置で固定ネジFSを介して開口枠側可動プレートF2を開口枠側ベースプレートF1に固定すれば図1の状態となる。逆に短軸TをガイドGの右端に寄せ、その位置で開口枠側可動プレートF2を逆に回動すれば鉛直軸Xを開口枠10裏側に位置させる左状態にすることができ、この位置で固定すれば左状態は開口枠10端面の鉛直2等分線に対して右状態とは対称の位置になる。
【0035】
ドア側半部DHは、上記開口枠半部FH同様に、ドア側ベースプレートD1及びドア側可動プレートD2よりなる。
前者のドア側ベースプレートD1は、ドア20の端面に密着して、複数のネジによって取付けられ、その幅は、ドア20の幅に等しい。さらに、上下部分には後述するドア側回動プレートD2を支持し、その移動を案内する構造と機能を持つ水平直線状の一対のガイドGが設けられている。
【0036】
後者のドア側回動プレートD2の先端には鉛直軸筒Pが突設され、基端側となる後端部には上下方向に延び、一対の水平なガイドGの長孔に挿通されるようにして案内される一対の短軸Tが垂設されている。また、ドア側回動プレートD2はドア側ベースプレートD1に重ねた状態で固定されるように、ドア側ベースプレートD1の中央部にはネジ孔A1が穿けられると共に、ドア側可動プレートD2にはドア側ベースプレートD1に密着した状態で孔A1に一致するよう孔A2が穿けられ、孔A1,A2に固定ネジFSが挿通され、螺着されるようになっている。
【0037】
これにより、ドア側回動プレートD2は、ドア側ベースプレートD1に固定されない状態、すなわち鉛直に支持だけされている状態では、短軸Tを介して、ドア側ベースプレートD1に沿ってドア20の表裏の一方の側から他方の側に水平に案内されると共に、短軸Tの周りに回動可能である。
短軸Tをドア側ベースプレートD1のガイドGの右端に寄せ、その位置でドア側可動プレートD2を回動すれば鉛直軸筒Pをドア10裏側に位置させる左状態にすることができ、この位置で固定ネジFSを介してドア側可動プレートD2をドア側ベースプレートD1に固定すれば図1の状態となる。逆に短軸TをガイドGの右端に寄せ、その位置でドア側可動プレートD2を逆に回動すれば鉛直軸筒Pをドア10表側に位置される右状態にすることができ、この位置で固定すれば右状態はドア20端面の鉛直2等分線に対して左状態とは対称の位置になる。
【0038】
以上のように構成された蝶番によれば、鉛直軸X/鉛直軸筒Pを開口枠10/ドア20の表裏いずれの側にも固定しないままで、発送し、現場へ搬入することができる。その後、現場の要求が左吊元用・右吊元用いずれであっても、その要求に応じて、開口枠側/ドア側回動プレートF2,D2の短軸Tを、図3に示すように、ガイドGのいずれか一方の端に寄せ、その位置で開口枠側可動プレートF2/ドア側可動プレートD2を回動し、開口枠側ベースプレートF1/ドア側ベースプレートD1に密着させれば、鉛直軸X/鉛直軸筒Pは、短軸Tの反対側に配置させられる。最後に、固定ネジFSにより固定すれば、鉛直軸X/鉛直軸筒Pはドア20の表裏の所望の側に移動させられる。
【0039】
一旦取付けられたドアが、リフォーム等に伴って、ドア20の開き方向の変更が必要になる場合でも、それぞれ固定ネジFSを取外すだけで、開口枠側/ドア側回動プレートF2,D2が移動可能になり、それらを鉛直軸X/鉛直軸筒Pと共にドア20の反対側へ移動し、1本の固定ネジFSによって固定すれば、ドアの開き方向を容易に変更可能である。従って、蝶番のみならず、開口枠、ドアの交換が一切不要となる。
【0040】
さらに、吊元の変更が必要な場合、開口枠10の取外し、再取付けが可能であれば、開口枠10、ドア20を裏返し、左右反転することによって、この要求に対応可能であるが、それが不可能である場合、新しい開口枠10を準備すれば、ドア20はそのまま使用可能である。従来例に比較して経費を大幅に低減することが可能である。
【0041】
そのため、
(ア)製造の手間が半減する。
「左吊元用」「右吊元用」を別個に製造する必要がなくなり、受発注・保管・販売等の手間が著しく簡略化される。ドアは従来の左右兼用型であれば、そのまま適用可能である。
(イ)取付けミスが生じない。
たとえ間違ってセットされたものが、施工現場に送られることがあっても、容易に転換可能である。
【0042】
(ウ)識別シールの添付が不要である。
施工終了後、その識別シールを撤去する手間が省けるし、識別シールを添付したことによる種々のトラブル(撤去せず、長期間貼ったままにしておくと、粘着剤がドア枠に固着して、剥がし難くなったり、粘着剤が残留して化粧部分を汚染したりする)が全て解消される。現場でのネジを取外し、裏返し、再度取付け等の作業が省略される。
(エ)リフォームへも低コストで対応可能である。
ドア20の開き方向の変更が必要になる場合、蝶番のみならず、開口枠、ドアの交換が一切不要あり、吊元の変更が必要な場合でも、開口枠10の取外し、再取付けが不可能であっても、新しい開口枠10を準備すれば、ドア20はそのまま使用可能である。経費を大幅に低減することが可能である。
【0043】
以上は、開口枠側/ドア側半部FH,DH共に、開口枠側/ドア側回動プレートF2,D2が回動可能であるものであるが、図5に示すように、開口枠側/ドア側半部のうちのいずれか一方を、従来の対応する半部と同じに構成することもできる。ここでは、開口枠側半部FHを従来の対応する半部と同じ構成にしたものを例にして説明する。
すなわち、例えば、ドア側半部DHが上述のものと同構成であり、その作用は上述の通りであるが、開口枠側半部FHにかわる開口枠側半部60が、図5に示すように、従来のそれと同じく鉛直軸Xが開口枠側半部60に固定され回動不能の場合、開口枠側半部60の鉛直軸Xの位置は、工場で予め決定されており、もし、それが現場の要求に合わない場合、ネジを取り外し、裏返し、再度取付けることによって、少し手数は掛かるが、要求に合わすことが可能である。
【0044】
また、リフォーム等に伴って、ドア20の開き方向の変更が必要になる場合、ドア側半部DHは、上述の通りであるが、開口枠側半部60は、ネジを取り外し、裏返し、再度取付けることによって、少し手数は掛かるが、対応可能である。
【0045】
さらに、吊元の変更が必要な場合、開口枠10が利用可能である場合は、ドア側半部DHは、上述の通りであり、開口枠10は、左右反転させ、必要に応じて、開口枠側半部60のネジを取外し、裏返し、再度取付けによって、若干手数は掛かるが、対応可能である。それが不可能な場合は、新しい開口枠10を準備すれば、ドア20はそのまま使用可能であり、それでも従来例に比較して、経費を大幅に低減することが可能である。
【0046】
次に、異なる構成のものについて図6乃至図8により説明する。開口枠側半部FHの先端には、少なくとも1本の鉛直軸Xが取付けられていることや、ドア側半部DHの先端には、鉛直軸Xに外嵌される、少なくとも1本の鉛直軸筒Pが設けられていることは上述のものと略同様であるが、以下の点が異なる。
【0047】
すなわち、ドア側可動プレートD2はドア側ベースプレートD1の中心に設けられたロックネジLSの軸周りに回動自在に支持されている。また、開口枠側可動プレートF2も開口枠側ベースプレートF1の中心に設けられたロックネジLSの軸周りに回動自在に支持されている。開口枠側/ドア側可動プレートF2,D2を固定する機構は、開口枠側/ドア側ベースプレートF1,D1の中心に穿けられたネジ孔(図示省略)、そのネジ孔に対応して、開口枠側/ドア側可動プレートF2,D2の中心に穿けられた孔A2、及びその孔A2に挿通され、ネジ孔A1にロックされるロックネジLSからなり、ロックネジLSを弛めた状態で、その軸周りに、開口枠側/ドア側可動プレートF2,D2は左右に回動可能になる。また鉛直軸Xは、その軸方向に移動し、いずれの端からも突出可能に構成されている。
【0048】
なお、開口枠側/ドア側ベースプレートF1,D1は、それぞれ開口枠側/ドア側可動プレートF2,D2が嵌込まれると、回動・上下方向のぐらつきを防止するために、断面コの字状に、上下の端縁に鍔が突設されている(図示省略)。
また、図7に示すように、鍔の代わりに一方の側(図では開口枠側/ドア側可動プレートF2,D2)に爪Tが突設され、他方の側(図では開口枠側/ドア側ベースプレートF1,D1)にその爪Tが嵌め込まれる溝Mが設けられたものでもよい。
【0049】
このように構成されたものは、図8に示すように、180度回動することによって、それぞれ鉛直軸X、鉛直軸筒Pをドア20の表裏のいずれか所望の側に移動させることができる。そして姿勢を鉛直に保持した状態で、ロックネジLSで回動し、締めればよい。その際、開口枠側可動プレートF2の鉛直軸Xが下向きに突出するようになっても、筒部Cに嵌装されているため、鉛直軸Xを軸方向に移動させ、上向きにすることが出来、容易に左右変更可能である。なお、開口枠側/ドア側半部のうちの両方だけでなくいずれか一方が、従来に対応する固定された半部と同じ構成のものも本発明に含まれる。
【0050】
なお本実施形態例において、開口枠側半部FHに設けられた1本の鉛直軸Xをドア側半部DHに設け、かつドア側半部DHに設けられた1本の鉛直軸筒Pを開口枠側半部FHに設けるようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上のとおり請求項1に記載の発明によれば、ドア側可動プレートに設けられた鉛直軸筒は、ドア側ベースプレートに対して回動自在に取付けられ、しかもいずれかの側で固定も可能であるので、ドア側回動プレートに設けられた鉛直軸筒をドア側ベースプレートのドア表裏いずれの半面側にも固定しないままで、発送、現場への搬入をすればよく、その後、左吊元用・右吊元用のいずれか現場の要求に応じて、ドア側回動プレートを回動させ、鉛直軸筒を、ドアの表裏のいずれかの側に移し、固定するだけで容易に対応可能で、現場でのネジ取り外し、裏返し、再度取付け等の作業が省略される。
【0052】
これにより、「左吊元用」「右吊元用」を別個に製造する必要がなくなるので製造の手間が半減し、左右間違えて取付けることはないので施工も容易となる。さらに識別シールの添付も不要となり、またリフォームも低コストで対応可能である。
【0053】
また請求項2に記載の発明によれば、請求項1の発明の作用効果に加えて、開口枠側ベースプレートに支持された開口枠側可動プレートも、開口枠側ベースプレートに対して固定しない状態で、発送、現場への搬入をすればよく、左吊元用・右吊元用いずれにも現場で対応できるので、現場でのネジを取外し、裏返し、再度取付け等の作業が省略される。
【0054】
さらに請求項3に記載の発明によれば、開口枠側ベースプレートに支持された開口枠側可動プレートを、開口枠側ベースプレートに対して固定しない状態で、発送、現場への搬入をすればよく、左吊元用・右吊元用いずれにも現場で対応できる。すなわち、現場で開口枠側可動プレートを左状態又は右状態に移動し、鉛直軸を表裏のいずれかの側に移し固定するだけでよく、現場でのネジを取外し、裏返し、再度取付け等の作業が省略される。
【0055】
また請求項4および請求項5に記載の発明によれば、ガイドに軸を案内して軸の移動と軸周りの回動により右状態および左状態への移動を達成するものであるので、その移動が速やかに行われる。
【0056】
また請求項6および請求項7に記載の発明によれば、ドア側/開口枠側ベースプレートに設けられたネジなどの軸周りにドア側/開口枠側可動プレートを回動させるだけで右状態および左状態への移動が可能であるので、移動させるために必要な部材は少なくコストも低廉なものを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例を示す斜視図である。
【図2】図1のドア側半部を示す拡大斜視図である。
【図3】鉛直軸筒の位置変更の推移を示す模式的平面図である。
【図4】ドアの正面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態例を示す斜視図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態例を示す斜視図である。
【図7】図6の固定機構の要部を示す断面図である。
【図8】鉛直軸の位置変更の推移を示す模式的平面図である。
【図9】従来例を示す斜視図である。
【図10】第2の従来例を示す斜視図である。
【図11】図10の取り付け位置の変更経緯を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 開口枠
11 蝶番側縦枠材
12 ラッチ受け具側縦枠材
13 上枠材
20 ドア
60 開口枠側半部
91 開口枠側半部
92 ドア側半部
95 半部
A1 孔
A2 ネジ孔
C 筒部
DH ドア側半部
D1 ドア側ベースプレート
D2 ドア側回動プレート
FH 開口枠側半部
F1 開口枠側ベースプレート
F2 開口枠側回動プレート
FS 固定ネジ
H 蝶番
L ハンドル
LS ロックネジ
M 溝
P 鉛直軸筒
R1 ラッチ
R2 ラッチ受け具
T 爪
X 鉛直軸

Claims (8)

  1. 開口枠に取付けられる開口枠側半部及びドア端部に取付けられるドア側半部を備え、開口枠側半部に設けられた少なくとも1本の鉛直軸、及びその鉛直軸に外嵌されるところの、ドア側半部に設けられた少なくとも1本の鉛直軸筒を介して、ドア側半部が鉛直軸の周りに回動可能に連結され、それにより開口枠に対してドアが回動自在に保持されるよう構成された蝶番であって、
    前記ドア側半部は、ドア端部に密着して固定されるドア側ベースプレートと、及び先端に鉛直軸筒が結合されたドア側可動プレートと、を備え、ドア側可動プレートは、ドア側ベースプレートに重ねられ鉛直軸筒をドア表側に位置させる右状態から、ドア端面の鉛直2等分線に対し右状態とは対称で、かつ鉛直軸筒をドア裏側に位置させる左状態に、又はその逆に移動自在に、ドア側ベースプレートに支持されると共に、右状態又は左状態でドア側ベースプレートに対して固定可能に構成されていることを特徴とする蝶番。
  2. 前記開口枠側半部は、開口枠に密着して固定される開口枠側ベースプレートと、及び先端に鉛直軸が結合された開口枠側可動プレートと、を備え、開口枠側可動プレートは、開口枠側ベースプレートに重ねられ鉛直軸を開口枠表側に位置させる右状態から、開口枠端面の鉛直2等分線に対し右状態とは対称で、かつ鉛直軸を開口枠裏側に位置させる左状態に、又はその逆に移動自在に、開口枠側ベースプレートに支持されると共に、右状態又は左状態で開口枠側ベースプレートに対して固定可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の蝶番。
  3. 開口枠に取付けられる開口枠側半部及びドア端部に取付けられるドア側半部を備え、開口枠側半部に設けられた少なくとも1本の鉛直軸、及びその鉛直軸に外嵌されるところの、ドア側半部に設けられた少なくとも1本の鉛直軸筒を介して、ドア側半部が鉛直軸の周りに回動可能に連結され、それにより開口枠に対してドアが回動自在に保持されるよう構成された蝶番であって、
    開口枠側半部は、開口枠に密着して固定される開口枠側ベースプレートと、及び先端に鉛直軸が結合された開口枠側可動プレートと、を備え、開口枠側可動プレートは、開口枠側ベースプレートに重ねられ鉛直軸を開口枠表側に位置させる右状態から、開口枠端面の鉛直2等分線に対し右状態とは対称で、かつ鉛直軸を開口枠裏側に位置させる左状態に、又はその逆に移動自在に、開口枠側ベースプレートに支持されると共に、右状態又は左状態で開口枠側ベースプレートに対して固定可能に構成されていることを特徴とする蝶番。
  4. 前記ドア側ベースプレートの上下部分には、一対の水平なガイドが設けられると共に、前記ドア側可動プレートの後端部には上下方向に延び、一対の水平なガイドに案内される一対の軸が垂設されることにより、ドア側可動プレートは、前記軸を介して、ドア側ベースプレートに対して水平移動自在で、かつ軸周りに回動自在に構成され、前記右状態から左状態又はその逆に移動自在であることを特徴とする請求項1又は2に記載の蝶番。
  5. 前記開口枠側ベースプレートの上下部分には、一対の水平なガイドが設けられると共に、前記開口枠側可動プレートの後端部には上下方向に延び、一対の水平なガイドに案内される一対の軸が垂設されることにより、開口枠側可動プレートは、前記軸を介して、開口枠側ベースプレートに対して水平移動自在で、かつ軸周りに回動自在に構成され、前記右状態から左状態又はその逆に移動自在であることを特徴とする請求項2又は3に記載の蝶番。
  6. 前記ドア側可動プレートはドア側ベースプレートの中心に設けられた軸周りに回動自在に支持され、前記右状態から180度回動によって前記左状態に移動されることを特徴とする請求項1又は2に記載の蝶番。
  7. 前記開口枠側可動プレートは開口枠側ベースプレートの中心に設けられた軸周りに回動自在に支持され、前記右状態から180度回動によって前記左状態に移動され、しかも前記鉛直軸が、その軸方向に移動し、いずれの端からも突出可能に構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の蝶番。
  8. 前記開口枠側半部に設けられた少なくとも1本の鉛直軸を前記ドア側半部に設け、かつ前記ドア側半部に設けられた少なくとも1本の鉛直軸筒を前記開口枠側半部に設けるようにしたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の蝶番。
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