JP3315390B2 - 蝶 番 - Google Patents
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Description
取付けられ、ドアを回動自在に保持する蝶番であって、
ドアが裏返して使用されるときにも付け替え不要であ
り、左右兼用ドアに便利な蝶番に関する。
口枠に取付けられる開口枠側半部とドア側に取付けられ
るドア側半部が分離可能であって、上下抜き差し可能な
ものが多い。この蝶番には、ドアが開かれる側からみ
て、ヒンジが左側に位置する「左吊元用」と右側に位置
する「右吊元用」の2種類があるが、表裏いずれかの側
に偏って付けられているので、「左吊元用」、「右吊元
用」の兼用が不可能であった。
吊元用」又は「右吊元用」の指定が必要であり、開口
枠、ドアに、予めそれに対応する蝶番が取付けられ、出
荷されている。従って、梱包時には、開口枠、ドアのい
ずれに対しても、「左吊元用」又は「右吊元用」の表示
がされるが、それでも配送時に誤配されることがあっ
た。また、製品の種類も、各型について、「左吊元
用」、「右吊元用」の2種類が必要となるのであり、メ
ーカーとしても、「左吊元用」、「右吊元用」の生産比
率をどうするか、需要を予測しながら、操業を進めなけ
ればならなかった。
けられたドアの開き方向を変更する場合、上記従来の蝶
番によっては、左右の変更は一切不可能である。それに
対して、本出願人やその他から左右兼用可能な蝶番が提
案されている(実開平4−52177、実開平4−41
075、実開昭59−175573、実開昭59−14
6477、実開昭59−128876、実開昭59−1
0474、実開昭58−195763、特開昭57−6
8482、特開昭55−16171、特開昭48−59
243、実開平5−75378、特開平10−2460
55、実開平5−75378)。
称されるものがある。これは、図8に示すように、開口
枠に取付けられる、鉛直軸Xを持つ開口枠側半部91、
ドアに取付けられる、鉛直軸Xに外嵌される鉛直軸筒P
を持つドア側半部92が、いずれも裏返されるか、同じ
面内での反転させられることによって、左右兼用可能に
構成されている。
43,特開昭59−128876等)は、いずれも鉛直
軸筒Pを持つ、2片の半部95が、1本の鉛直軸Xを、
鍔FFを隔てて上下に共用するよう構成されており、図
10に示すように、開口枠10又はドア20に対してい
ずれも裏返し、同じ面内での反転によって、軸筒の位置
を変更可能に構成されている。これは、ドア側半部がド
アの表裏を2等分する平面に対して対称に形成され、ド
アの表裏いずれの側にも偏らず付けられているため、ド
アを鉛直中心線を軸に裏返し、左右逆にされ、鉛直軸
X、鉛直軸筒Pが常にドアが開かれる側に来るよう取付
けられれば、「左吊元用」、「右吊元用」いずれにも転
換可能である。
一旦取付けられたもので、ドアの開き方向の変更が必要
になった場合、先ずドア側半部は、その固定用のネジが
全部取り外され、ドアから離された後、反転等され、再
びドアに取付けられる。以上のようにして、ドアの開き
の方向の変更はできるが、それには、上述のように、全
ての固定用のネジ全部の取り外し、再度取付け等、かな
りの手数が掛かるという問題点がある。
って、再度の取付け時にネジの締め付けが不十分であっ
たり、同一の取付け穴が使用されると、ネジの保持力が
大幅に低下してしまい、最悪の場合、ドアが脱落する恐
れもある。
作業を行うには、作業負担が大き過ぎ、特に短時間で、
多数のドアを取付ける集合住宅の施工では、負担増は一
層顕著となり、事実上不可能である。従って、左右兼用
と称していても、実際には、工場出荷時の段階で、予め
ドアに取付けられ、梱包にそれぞれの「右吊元用」「左
吊元用」といった、取付け方向を表示する従来からの処
理が現在も一般的である。
ると、蝶番がドア本体に取付けられるネジ(強度上の理
由から、30〜40mm程度の木ネジを4〜6個を必要
とする。)は、完全に捩じ込まれていないと、ドアの開
閉によって緩みが生じ、長期間使用していると脱落の恐
れがあり、施工現場でこの作業を行うには、手回しのド
ライバーでは不十分で、電導ドライバー等の動力工具が
必要である。作業者の熟練の程度によって、捩じ込み不
十分で、強度の低下も懸念される。さらに、蝶番が一旦
取外され、再度取付けられるため、ドアには取付け穴の
跡が多数残り、美観を損なうと同時に、木ネジ保持力が
低下する恐れもある。
ドアのドア側半部に、ドアの厚さ方向(表裏方向)から
開口枠側半部の水平片を挿入可能な挿入口が設けられ
た、左右兼用のものも提案されている(特開平9−31
7300)。これは、施工現場でのドアの開きの方向の
変更の場合、ドアへのドア側半部の一旦撤去と再取付け
といった作業は不要であるが、水平片の固定ネジに緩み
が生じた場合に、ドアが脱落する恐れがある。また、開
口枠側半部の位置変更は出来ないため、開口枠の左右兼
用は不可能である。従って、開口枠は左右用が夫々別個
に必要である。
と、図8乃至図10に示すものは鉛直軸筒Pがドアから
突出するため、蝶番に傷のおそれがあったり、梱包が大
掛かりとなるといった問題がある。なお、ドアハンドル
Lについてはネジ1本で取り付けられているため搬送時
には簡単に取り外し可能であるが、蝶番については4本
〜6本の木ネジを必要とし取り外しに多くの時間がかか
るため、蝶番を予めドアに取付けた状態で出荷されるが
一般的である。
示すように、ドア本体から突出しているため、外部から
の衝撃により変形破損しやすい。また、図11に示すよ
うに、突出した蝶番の鉛直軸筒Pを保護するために、ド
ア梱包用ダンボール101の他に更に蝶番保護用緩衝材
102を必要とする。更に鉛直軸筒P以外の平面部分は
空洞部となるため、この部分にも高さ調整用緩衝材10
3等の充填材を必要とする。したがって、図12に示す
ように、ドア単体を梱包した場合に比較して梱包の厚さ
は2倍以上となり、緩衝材の量も多くなる。しかも、空
洞部分が大きいので梱包状態で積層すると不安定になり
やすく、特にトラック等の搬送時には荷崩れの危険性が
ある。
き差し式の蝶番の場合、ドアを一旦持ち上げて開口枠側
の鉛直軸Xに鉛直軸筒Pを落とし込むようにして取り付
けるので、ドア上部にはこの鉛直軸Xの長さ以上の空間
が必要で、最低10cm程度の空間が無いとドアの取り
付けができず、周囲の状況によっては取り付けが困難と
なってしまうという問題がある。
するところは、上記従来例の欠点を解消し、「左吊元
用」「右吊元用」を別個に製造する必要がなく、しかも
梱包や現場での取付けが簡単な両者兼用の蝶番を提供す
ることにある。
に請求項1に記載の発明は、後端部同士がヒンジ結合さ
れた第一プレート(31)と第二プレート(32)の先
端部にそれぞれ結合された、開口枠(10)に取付けら
れる枠側ベース部材(41)とドア(20)端部に取付
けられるドア側ベース部材(42)を備え、開口枠(1
0)に対してドア(20)が回動自在に保持されるよう
構成された蝶番であって、第二プレート(32)は、ド
ア側ベース部材(42)に対して分離可能であり、その
先端中央には切り込み(52)が形成されるとともに切
り込み(52)を挾む上下には孔(51,51)が形成
され、ドア側ベース部材(42)は、ドア(20)の厚
み方向に左右対称の形状で、ドア(20)から突出する
ことなくドア(20)端部に埋設され、しかもドア側ベ
ース部材(42)にはドア(20)の厚み方向に貫通
し、第二プレート(32)の先端部をドア(20)の表
側からも裏側からも差込み案内可能なスリット(44)
が形成されるとともに、ドア側ベース部材(42)の中
央にはスリット(44)に案内された第二プレート(3
2)の切り込み(52)に差し込まれる支軸(63)が
設けられるとともに支軸(63)を挾む上下には第二プ
レート(32)の孔(51,51)を係止する突起部
(62)が表面に突設された伸縮自在の板ばね部材(6
1)が設けられ、板ばね部材(61)は、スリット(4
4)に挿入された第二プレート(32)に当接する間は
収縮するが、挿入にしたがって第二プレート(32)に
設けられた上下の孔(51,51)の位置に突起部(6
2)の位置が達すると伸長して孔(51,51)を係止
し、スリット(44)を介して突起部(62)に相対向
するドア側ベース部材(42)の位置に形成された孔
(64)にドライバー等の棒状先端部を差し込み突起部
(62)に当接させ押し込むことにより前記伸長した板
ばね部材(61)を収縮させ、前記係止を解除するよう
にしたことを特徴とする。
発明において、第二プレート(32)の後端部は、第一
プレート(31)の後端部に対して調整螺子(36,3
7)により上下方向に移動自在に結合され、しかも第一
プレート(31)の先端部は、枠側ベース部材(41)
に形成された第一プレート(31)の板厚よりも幅広の
長孔(43)に挿入され調整螺子(47,49)により
長孔(43)内で第一プレート(31)の厚み方向に移
動自在に結合されるとともに、第一プレート(31)の
先端側面に形成された凹溝(45)に、枠側ベース部材
(41)の長孔(43)の側面に設けられた回動自在の
凸条片(46)が嵌合することにより枠側ベース部材
(41)に対して接離調整自在に結合されている。
記載された括弧内の記号は図面及び後述する発明の実施
の形態に記載された記号に対応するものである。
ートとそれに結合された第一プレートそしてその第一プ
レートに結合された枠側ベース部材から構成される部品
が、ドア側ベース部材に対して分離可能で、それらはド
ア側ベース部材に形成されたスリットに簡単に差し込む
だけでワンタッチでドア表側にもドア裏側にも何度でも
取付けることができる。よって、左吊元用・右吊元用の
いずれか現場の要求に簡単にかつ迅速に応じることがで
きる。これにより、第一プレート,第二プレート及び枠
側ベース部材からなる部品をドア側ベース部材から取外
した状態で梱包することができる。しかも、ドア側ベー
ス部材は、ドアから突出することなくドア端部に埋設さ
れるので搬送時の安定性が良い。
レートの2つの孔をそれぞれ係止する2つの突起部から
なり、スリットに対する第二プレートの挿入時に切り込
みがドア側ベース部材に設けられた支軸に差し込まれる
ようになっているので、第二プレートは円滑に挿入され
るとともに、挿入後には支軸及び2つの突起部によって
強固に支持される。
求項1に記載の発明の作用効果に加えて、調整螺子によ
って、開口枠に対してドアを上下方向,ドア閉時のドア
面に沿った左右方向,及びドア閉時のドア厚み方向にそ
れぞれ移動させることができるので、取付けの際あるい
は取付け後に微調整する場合に有効である。
を参照して説明する。図1に示すように、開口枠10は
ドア20を回動可能に保持する上下一対の蝶番H,Hが
付けられた蝶番側縦枠材11と,ハンドルLの回動によ
ってドア20から進退するラッチR1を受け入れ可能な
ラッチ受け具R2が付けられた、蝶番側縦枠材11と同
長のラッチ受け具側縦枠材12と,両者の上端部間に挿
入、結合された上枠材13と,より構成される。
端部同士がヒンジ結合された第一プレート31と第二プ
レート32と、それら第一プレート31と第二プレート
32の先端部にそれぞれ結合された枠側ベース部材41
とドア側ベース部材42よりなり、それによって、開口
枠10に対してドア20が回動自在に保持されるよう構
成されている。図2に示すように枠側ベース部材41は
開口枠10に取付けられ、ドア側ベース部材42はドア
20の端部に取付けられる。
2は、ドア側ベース部材42に対して分離可能であり、
第二プレート32の先端中央には矩形状の切り込み52
が形成されるとともに、その切り込み52を挾む上下に
は孔51,51がそれぞれ形成されている。
方向(表裏方向)に左右対称の形状であり、ドア20端
部に埋設され、ドア20から突出することなく、複数の
ねじNによって固定される。すなわち、その幅(最大の
幅)はドア20の端面の幅に等しく、ドア20端面か
ら、開口枠10側に突出しないものである。また、ドア
側ベース部材42には、ドア20の厚み方向に貫通し、
第二プレート32の先端部をドア20の表側からも裏側
からも差込み案内可能なスリット44が形成されてい
る。さらに、ドア側ベース部材42には、スリット44
に案内された第二プレート32を係止するロック機構が
設けられている。なお、図示は省略したが第二プレート
32の挿入方向とは逆側のスリット44に開口部を覆う
キャップを装着してもよい。
1,61と板ばね部材61,61の表面に突設された突
起部62,62とからなり、ドア側ベース部材42の中
央に設けられた支軸63を挾む上下にそれぞれ設けられ
ている。板ばね部材61,61は、スリット44に挿入
された第二プレート32に当接する間は収縮するが、挿
入にしたがって第二プレート32に設けられた上下の孔
51,51の位置に突起部62,62の位置が達すると
伸長して孔51,51を係止するようになっている。こ
の係止時に、第二プレート32の切り込み52は支軸6
3に差し込まれて支持される。支軸63は第二プレート
32のスリット44への挿入の案内を円滑にするととも
に挿入後には第二プレート32を突起部62,62とと
もに支持して係止による固定を強化している。これによ
り、先端部に枠側ベース部材41が結合された第二プレ
ート32とドア側ベース部材42との結合は、ワンタッ
チで行うことができる。
2に相対向するドア側ベース部材42の位置には孔6
4,64が形成されていて、突起部62,62による係
止を解除させるには、孔64,64にドライバー等の棒
状先端部を差し込み突起部62,62に当接させ押し込
むことにより行われる。すなわち、これにより伸長した
板ばね部材61,61が収縮させられ、突起部62,6
2が押し込まれることにより係止が解除される。
すように、筒状部36が設けられている。筒状部36に
は切欠き部が設けられたカラー38が嵌め込まれ、カラ
ー38が一体化された筒状部36は、第二プレート32
の後端部の上下に間をあけて設けられた筒状の軸受部3
3,33の間に、鉛直軸35を介して回動自在に取付け
られる。軸受部33,33の内側に設けられたねじ部
に、鉛直軸35の上下から高さ調整ねじ37,37が螺
合されている。調整ねじ37,37の内側には鉛直軸3
5を受ける凹部37aが形成され、その逆の外側には六
角ねじが嵌合される孔37bが形成されている。調整ね
じ37は軸受部33よりも長く、調整ねじ37を上下方
向に移動することにより調整ねじ37の端部を筒状部3
6に当接させ、これにより第一プレート31の後端部
が、第二プレート32の後端部に対して上下方向に移動
自在になるようにされている。その結果、開口枠10に
対するドア20の上下方向の微調整が可能となる。調整
ねじ37,37の上下には装飾用キャップ39,39が
取付けられている。
ース部材41に形成された縦長孔43に挿入されてい
る。そして、図4に示すように、第一プレート31の先
端上側面は加工されて凹溝45が形成されている。一
方、枠側ベース部材41の縦長孔43の側面にはねじ4
7によって回動自在の凸条片46が設けられ、凸条片4
6が凹溝45に嵌合することにより枠側ベース部材41
に対して第一プレート31の先端部は接離調整自在に結
合されている。すなわち、図4においてねじ47を時計
方向に回動することにより第一プレート31の先端部は
枠側ベース部材41から離間する方向(OUT方向)に
移動し、逆にねじ47を反時計方向に回動することによ
り第一プレート31の先端部は枠側ベース部材41に接
近する方向(IN方向)に移動する。その結果、開口枠
10に対するドア20の前後方向(ドア20を閉じた場
合のドア20の厚み方向)の微調整が可能となる。この
微調整によりドア20が開口枠10から離間した状態
を、図5の(a)に示し、ドア20が開口枠10に接近
した状態を、図5の(b)に示す。
れる、枠側ベース部材41に形成された縦長孔43の幅
は、図5,図6に示すように、第一プレート31の板厚
よりも幅広(第一プレート31が最低限挿入可能な幅に
余裕の空間を加えたもの)に設定され、第一プレート3
1が縦長孔43内で第一プレート31の厚み方向に移動
自在にされている。そして、第一プレート31の先端部
は固定ねじ48により枠側ベース部材41に固定され、
その固定ねじ48の取付位置より先には調整用イモねじ
49が取付けられている。調整用イモねじ49の調整に
より、第一プレート31はその厚み方向に移動自在にさ
れている。その結果、開口枠10に対するドア20の左
右方向(ドア20を閉じた場合のドア20の厚み方向及
び上下方向にともに直角な方向)の微調整が可能とな
る。この微調整により第一プレート31が枠側ベース部
材41の内側(ドア閉時のドア20側となる図6の下
側)に移動してドア20閉時にはドア20の端部が枠側
ベース部材41から離間する状態を、図6の(a)に示
し、第一プレート31が枠側ベース部材41の外側(ド
ア閉時のドア20とは逆側となる図6の上側)に移動し
てドア20閉時にはドア20の端部が枠側ベース部材4
1に接近する状態を、図6の(b)に示す。
ト31の先端部は調整用イモねじ49が取付けられた状
態で上述した凸条片46を回動するねじ47の作用によ
り枠側ベース部材41に接離自在になるように固定ねじ
48が貫通する第一プレート31の孔31aは横長孔に
され、また調整用イモねじ49が移動可能な空間が枠側
ベース部材41に形成されている。また枠側ベース部材
41には、固定ねじ48及び調整用イモねじ49を外側
から調整できるように調整工具挿入用の孔41a,41
bが形成されている。
側ベース部材41が結合された第一プレート31とそれ
にヒンジ結合された第二プレート32からなるものは、
ドア側ベース部材42に対して分離型であり、ドア20
の表側からも裏側からも容易に取付けることができるの
で、現場の要求が左吊元用・右吊元用いずれであって
も、その要求に迅速に対応可能である。この場合には所
定位置で枠側ベース部材41を開口枠10にねじN止め
すればよい。また、梱包時にドア20にはドア側ベース
部材42だけが埋設されドア表側又は裏側に突出部はな
いので、図12に示したように、ドア単体を梱包した場
合と同様の厚さにすることができる。よって、特に緩衝
材等を特に必要とすることなく梱包は簡単である。
れば、第一プレート,第二プレート及び枠側ベース部材
からなる部品は、ドア側ベース部材に対して分離可能
で、それらはドア側ベース部材に形成されたスリットに
簡単に差し込むだけでワンタッチでドア表側にもドア裏
側にも何度でも取付けることができるので、左吊元用・
右吊元用のいずれか現場の要求に簡単にかつ迅速に応じ
ることができる。また、ドア表側からドア裏側、あるい
はその逆に移動させる場合に、従来のように木ネジ等を
外したり取付けることは不要であるので、施工が簡単
で、しかも木ネジ等の保持力の低下等のデメリットを考
慮する必要はない。これにより、第一プレート,第二プ
レート及び枠側ベース部材からなる部品をドア側ベース
部材から取外した状態で梱包することができるので、搬
送時に外部からの衝撃で変形破損するおそれはなく、搬
送時の安定性が良い。しかも余分な緩衝材を必要としな
いのでコストの低廉が図れる。しかも、ドア側ベース部
材は、ドアから突出することなくドア端部に埋設される
ので、搬送時の安定性はより良い。
レートの2つの孔をそれぞれ係止する2つの突起部から
なり、スリットに対する第二プレートの挿入時に切り込
みがドア側ベース部材に設けられた支軸に差し込まれる
ようになっているので、第二プレートは円滑に挿入され
るとともに、挿入後には支軸及び2つの突起部によって
強固に支持される。
アを一旦持ち上げて開口枠側の鉛直軸に鉛直軸筒を落と
し込むようにして取り付けるので、ドア上部にはこの鉛
直軸の長さ以上の空間が必要で、最低10cm程度の空
間が無いとドアの取り付けができず、周囲の状況によっ
ては取り付けが困難となってしまうが、本発明によれ
ば、枠側ベース部材に結合された第一プレートにヒンジ
結合された第二プレートをドア側ベース部材に水平に挿
入するだけでよいので、ドア周囲に障害物があったり、
ドア上部に殆ど空間がない場合にでも対応できる。
求項1に記載の発明の作用効果に加えて、調整螺子によ
って、開口枠に対してドアを上下方向,ドア閉時のドア
面に沿った左右方向,及びドア閉時のドア厚み方向にそ
れぞれ移動させることができるので、取付けの際あるい
は取付け後に微調整する場合に有効である。
斜視図である。
レートが挿入される前の状態を示す正面図である。
レートが挿入された状態を示す正面図である。
に接離した状態を示す、図4のA−A断面図であり、上
側の(a)はドアが離間した状態を示し、下側の(b)
はドアが接近した状態を示す。
た状態を示す、図4のA−A断面図であり、上側の
(a)はドアが離間した状態を示し、下側の(b)はド
アが接近した状態を示す。
ートとのヒンジ結合部の構成を示す分解斜視図である。
ある。
を示す断面図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】後端部同士がヒンジ結合された第一プレー
トと第二プレートの先端部にそれぞれ結合された、開口
枠に取付けられる枠側ベース部材とドア端部に取付けら
れるドア側ベース部材を備え、開口枠に対してドアが回
動自在に保持されるよう構成された蝶番であって、 前記第二プレートは、ドア側ベース部材に対して分離可
能であり、その先端中央には切り込みが形成されるとと
もに該切り込みを挾む上下には孔が形成され、 前記ドア側ベース部材は、ドアの厚み方向に左右対称の
形状で、ドアから突出することなくドア端部に埋設さ
れ、しかもドア側ベース部材にはドアの厚み方向に貫通
し、第二プレートの先端部をドアの表側からも裏側から
も差込み案内可能なスリットが形成されるとともに、ド
ア側ベース部材の中央にはスリットに案内された第二プ
レートの前記切り込みに差し込まれる支軸が設けられる
とともに該支軸を挾む上下には第二プレートの前記孔を
係止する突起部が表面に突設された伸縮自在の板ばね部
材が設けられ、該板ばね部材は、前記スリットに挿入された第二プレー
トに当接する間は収縮するが、挿入にしたがって第二プ
レートに設けられた上下の孔の位置に前記突起部の位置
が達すると伸長して孔を係止し、前記スリットを介して
前記突起部に相対向する前記ドア側ベース部材の位置に
形成された孔にドライバー等の棒状先端部を差し込み前
記突起部に当接させ押し込むことにより前記伸長した板
ばね部材を収縮させ、前記係止を解除するようにした こ
とを特徴とする蝶番。 - 【請求項2】前記第二プレートの後端部は、第一プレー
トの後端部に対して調整螺子により上下方向に移動自在
に結合され、 しかも第一プレートの先端部は、枠側ベース部材に形成
された第一プレートの板厚よりも幅広の長孔に挿入され
調整螺子により長孔内で第一プレートの厚み方向に移動
自在に結合されるとともに、第一プレートの先端側面に
形成された凹溝に、枠側ベース部材の前記長孔の側面に
設けられた回動自在の凸条片が嵌合することにより枠側
ベース部材に対して接離調整自在に結合されていること
を特徴とする請求項1に記載の蝶番。
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2000
- 2000-02-14 JP JP2000035766A patent/JP3315390B2/ja not_active Expired - Lifetime
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