JPH07141813A - 浮上型ヘッドスライダ及びディスクドライブ装置 - Google Patents
浮上型ヘッドスライダ及びディスクドライブ装置Info
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- JPH07141813A JPH07141813A JP5311257A JP31125793A JPH07141813A JP H07141813 A JPH07141813 A JP H07141813A JP 5311257 A JP5311257 A JP 5311257A JP 31125793 A JP31125793 A JP 31125793A JP H07141813 A JPH07141813 A JP H07141813A
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- Japan
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- rails
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- flying
- slider
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/58—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B5/60—Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
- G11B5/6005—Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion
Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 記録媒体の半径方向位置や、スキュー角の変
動によって、浮上量が変動しないようにした、浮上型ヘ
ッドスライダを提供すること。 【構成】 記録媒体に対向する面に形成されたレール1
1,12,13と記録媒体の表面との間を流れる空気流
によって浮揚力を受ける、磁気ヘッド14を備えた浮上
型ヘッドスライダにおいて、上記レールが、中央に配設
された第一のレール11と、この第一のレールの両側に
て、この第一のレールに対して非平行に配設された第二
及び第三のレール12,13とから構成されるように、
浮上型ヘッドスライダ10を構成する。
動によって、浮上量が変動しないようにした、浮上型ヘ
ッドスライダを提供すること。 【構成】 記録媒体に対向する面に形成されたレール1
1,12,13と記録媒体の表面との間を流れる空気流
によって浮揚力を受ける、磁気ヘッド14を備えた浮上
型ヘッドスライダにおいて、上記レールが、中央に配設
された第一のレール11と、この第一のレールの両側に
て、この第一のレールに対して非平行に配設された第二
及び第三のレール12,13とから構成されるように、
浮上型ヘッドスライダ10を構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば磁気ディスクや
光磁気ディスク等の記録媒体に対して記録及び/又は再
生するための磁気ヘッドを搭載した浮上型ヘッドスライ
ダ及びディスクドライブ装置に関するものである。
光磁気ディスク等の記録媒体に対して記録及び/又は再
生するための磁気ヘッドを搭載した浮上型ヘッドスライ
ダ及びディスクドライブ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ等に内蔵されまたは
接続されるディスクドライブ装置は、例えば図21に示
すように構成されている。図21において、ディスクド
ライブ装置1は、アルミニウム合金等により形成された
筐体2の平面部の裏側にスピンドルモータ9が配設され
ていると共に、このスピンドルモータによって角速度一
定で回転駆動される両面磁気ディスク3が備えられてい
る。
接続されるディスクドライブ装置は、例えば図21に示
すように構成されている。図21において、ディスクド
ライブ装置1は、アルミニウム合金等により形成された
筐体2の平面部の裏側にスピンドルモータ9が配設され
ていると共に、このスピンドルモータによって角速度一
定で回転駆動される両面磁気ディスク3が備えられてい
る。
【0003】さらに、この筐体2には、アーム4が、垂
直軸4aの周りに揺動可能に取り付けられている。この
アーム4の一端には、ボイスコイル5が取り付けられ、
またこのアーム4の他端には、スライダ6が取り付けら
れている。
直軸4aの周りに揺動可能に取り付けられている。この
アーム4の一端には、ボイスコイル5が取り付けられ、
またこのアーム4の他端には、スライダ6が取り付けら
れている。
【0004】上記ボイスコイル5を挟持するように、筐
体2上には、マグネット7a,7bが取り付けられてい
る。上記ボイスコイル5及びマグネット7a,7bによ
り、ボイスコイルモータ7が形成されている。
体2上には、マグネット7a,7bが取り付けられてい
る。上記ボイスコイル5及びマグネット7a,7bによ
り、ボイスコイルモータ7が形成されている。
【0005】上記ボイスコイル5に外部から電流が供給
されると、アーム4は、マグネット7a,7bの磁界
と、このボイスコイル5に流れる電流とによって生ずる
力に基づいて、垂直軸4aの周りに回動される。これに
より、アーム4の他端に取り付けられたスライダ6は、
図22にて矢印Xで示すように、磁気ディスク3の実質
的に半径方向に移動される。従って、このスライダ6に
備えられた磁気ヘッド8(図23参照)は、磁気ディス
ク3に対してシーク動作することになる。かくして、磁
気ディスク3の所定のトラックに対して、情報の記録や
再生が行なわれ得る。
されると、アーム4は、マグネット7a,7bの磁界
と、このボイスコイル5に流れる電流とによって生ずる
力に基づいて、垂直軸4aの周りに回動される。これに
より、アーム4の他端に取り付けられたスライダ6は、
図22にて矢印Xで示すように、磁気ディスク3の実質
的に半径方向に移動される。従って、このスライダ6に
備えられた磁気ヘッド8(図23参照)は、磁気ディス
ク3に対してシーク動作することになる。かくして、磁
気ディスク3の所定のトラックに対して、情報の記録や
再生が行なわれ得る。
【0006】ここで、上記スライダ6は、図23に示す
ように、構成されている。即ち、スライダ6は、その下
面の両側にエアベアリングサーフェイスとして作用する
レール6a,6bが形成されていると共に、このレール
6a,6bの空気流入端側にはテーパ部6c,6dが備
えられている。
ように、構成されている。即ち、スライダ6は、その下
面の両側にエアベアリングサーフェイスとして作用する
レール6a,6bが形成されていると共に、このレール
6a,6bの空気流入端側にはテーパ部6c,6dが備
えられている。
【0007】これにより、図22に示すように、スライ
ダ6が、回転する磁気ディスク3の表面に接近されたと
き、磁気ディスク3の回転に伴って、このスライダ6の
レール6a,6bと磁気ディスク3の表面との間に流入
する空気流により、スライダ6が浮揚力を受ける。
ダ6が、回転する磁気ディスク3の表面に接近されたと
き、磁気ディスク3の回転に伴って、このスライダ6の
レール6a,6bと磁気ディスク3の表面との間に流入
する空気流により、スライダ6が浮揚力を受ける。
【0008】この浮揚力によって、スライダ6及びこの
スライダ6に取り付けられた磁気ヘッド8は、図24に
示すように、磁気ディスク3の表面から微小間隔(浮上
量)dをもって浮上走行するようになっている。かくし
て、磁気ヘッド8が直接に磁気ディスク3の表面に接触
することによるこの磁気ディスク3の摩耗損傷が、防止
されるようになっている。
スライダ6に取り付けられた磁気ヘッド8は、図24に
示すように、磁気ディスク3の表面から微小間隔(浮上
量)dをもって浮上走行するようになっている。かくし
て、磁気ヘッド8が直接に磁気ディスク3の表面に接触
することによるこの磁気ディスク3の摩耗損傷が、防止
されるようになっている。
【0009】このように構成された浮上型ヘッドスライ
ダ6によれば、図24に示すように、磁気ディスク3の
表面に多少の凹凸が在る場合であっても、同一トラック
におけるスライダ6,磁気ヘッド8の磁気ディスク3の
表面からの浮上量dがほぼ一定に保持されることにな
る。
ダ6によれば、図24に示すように、磁気ディスク3の
表面に多少の凹凸が在る場合であっても、同一トラック
におけるスライダ6,磁気ヘッド8の磁気ディスク3の
表面からの浮上量dがほぼ一定に保持されることにな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の浮上型ヘッドスライダ6においては、磁気デ
ィスク3が角速度一定で回転される場合、その外周にお
ける線速度が、内周における線速度よりも速い。このた
め、スライダ6の浮上量dは、磁気ディスク3の外周と
内周とで比較的大きく変動してしまうという問題があっ
た。
うな構成の浮上型ヘッドスライダ6においては、磁気デ
ィスク3が角速度一定で回転される場合、その外周にお
ける線速度が、内周における線速度よりも速い。このた
め、スライダ6の浮上量dは、磁気ディスク3の外周と
内周とで比較的大きく変動してしまうという問題があっ
た。
【0011】また、アーム4が垂直軸4aの周りを回動
するとき、スライダ6は、図25に示すように、磁気デ
ィスク3の表面に対して、半径方向に関して、直線的に
ではなく、円弧状を移動することになる。従って、この
スライダ6は、図26に示すように、その中心線6e
が、磁気ディスク3のトラックの接線方向3aからずれ
て、所謂スキュー角θsが生ずることになる。このスキ
ュー角θsは、磁気ディスク3の中心からの位置に応じ
て変動することになる。
するとき、スライダ6は、図25に示すように、磁気デ
ィスク3の表面に対して、半径方向に関して、直線的に
ではなく、円弧状を移動することになる。従って、この
スライダ6は、図26に示すように、その中心線6e
が、磁気ディスク3のトラックの接線方向3aからずれ
て、所謂スキュー角θsが生ずることになる。このスキ
ュー角θsは、磁気ディスク3の中心からの位置に応じ
て変動することになる。
【0012】従って、スキュー角θsが変動すると、磁
気ディスク3の回転に基づいて、スライダ6のレール6
a,6bと磁気ディスク3の表面との間に生ずる空気流
により、このスライダ6に作用する浮揚力が変化するこ
とになる。かくして、このスキュー角θsにより、スラ
イダ6の浮上量dも変動してしまうので、所望のトラッ
クに対する正確な記録・再生が行なわれ得なくなってし
まうという問題があった。
気ディスク3の回転に基づいて、スライダ6のレール6
a,6bと磁気ディスク3の表面との間に生ずる空気流
により、このスライダ6に作用する浮揚力が変化するこ
とになる。かくして、このスキュー角θsにより、スラ
イダ6の浮上量dも変動してしまうので、所望のトラッ
クに対する正確な記録・再生が行なわれ得なくなってし
まうという問題があった。
【0013】本発明は、以上の点に鑑み、記録媒体の半
径方向位置や、スキュー角の変動によって、浮上量が変
動しないようにした、浮上型ヘッドスライダと、このよ
うなヘッドスライダを備えるディスクドライブ装置を提
供することを目的としている。
径方向位置や、スキュー角の変動によって、浮上量が変
動しないようにした、浮上型ヘッドスライダと、このよ
うなヘッドスライダを備えるディスクドライブ装置を提
供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、記録媒体に対向する面に形成されたレールと記録
媒体の表面との間を流れる空気流によって浮揚力を受け
る、磁気ヘッドを備えた浮上型ヘッドスライダにおい
て、上記レールが、中央に配設された第一のレールと、
この第一のレールの両側にて、この第一のレールに対し
て非平行に配設された第二及び第三のレールとから構成
されていることを特徴とする、浮上型ヘッドスライダに
より、達成される。
れば、記録媒体に対向する面に形成されたレールと記録
媒体の表面との間を流れる空気流によって浮揚力を受け
る、磁気ヘッドを備えた浮上型ヘッドスライダにおい
て、上記レールが、中央に配設された第一のレールと、
この第一のレールの両側にて、この第一のレールに対し
て非平行に配設された第二及び第三のレールとから構成
されていることを特徴とする、浮上型ヘッドスライダに
より、達成される。
【0015】好ましくは、前記第二及び第三のレール
が、第一のレールに対して対称の位置に配設されている
ことを特徴とする請求項1に記載の浮上型ヘッドスライ
ダ。また、前記第二及び第三のレールが、第一のレール
に対して非対称の位置に配設されていてもよい。
が、第一のレールに対して対称の位置に配設されている
ことを特徴とする請求項1に記載の浮上型ヘッドスライ
ダ。また、前記第二及び第三のレールが、第一のレール
に対して非対称の位置に配設されていてもよい。
【0016】好ましくは、前記第二及び第三のレール
が、第一のレールに対して、空気流入側に向かって開く
ように配設されている。
が、第一のレールに対して、空気流入側に向かって開く
ように配設されている。
【0017】また、前記第二及び第三のレールが、第一
のレールに対して、空気流入側に向かって閉じるように
配設されていてもよい。
のレールに対して、空気流入側に向かって閉じるように
配設されていてもよい。
【0018】また、前記第1のレールの仮想の中心線
と、前記第2及び第3のレールの仮想の中心線がそれぞ
れ交差する角度が45度より小さくなるように構成する
ことができる。
と、前記第2及び第3のレールの仮想の中心線がそれぞ
れ交差する角度が45度より小さくなるように構成する
ことができる。
【0019】また、前記第二及び第三のレールの長さ
が、第一のレールの長さより短く構成することができ
る。
が、第一のレールの長さより短く構成することができ
る。
【0020】また、前記第二及び第三のレールの長さ
が、第一のレールの長さより長く構成することができ
る。
が、第一のレールの長さより長く構成することができ
る。
【0021】また、前記第二及び第三のレールの幅が、
第一のレールの幅と同じに構成することができる。
第一のレールの幅と同じに構成することができる。
【0022】また、前記第二及び第三のレールの幅が、
第一のレールの幅と異なるように構成することができ
る。
第一のレールの幅と異なるように構成することができ
る。
【0023】また、前記第一乃至第三のレールのうちの
少なくともひとつのレールに関して、レール幅が長手方
向に沿って変化するように構成することができる。
少なくともひとつのレールに関して、レール幅が長手方
向に沿って変化するように構成することができる。
【0024】また、前記第二及び第三のレールが、第一
のレールに対して、前後方向のほぼ中央に対応した位置
に配設されているようにしてもよい。
のレールに対して、前後方向のほぼ中央に対応した位置
に配設されているようにしてもよい。
【0025】また、前記第二及び第三のレールが、第一
のレールに対して、前後方向のほぼ中央に対応した位置
から前方にずれた位置に配設されている。
のレールに対して、前後方向のほぼ中央に対応した位置
から前方にずれた位置に配設されている。
【0026】また、前記第二及び第三のレールが、第一
のレールに対して、前後方向のほぼ中央に対応した位置
から後方にずれた位置に配設してもよい。
のレールに対して、前後方向のほぼ中央に対応した位置
から後方にずれた位置に配設してもよい。
【0027】また、上記目的は、本発明によれば、ディ
スク状記録媒体を回転駆動する手段と、このディスク状
記録媒体の記録表面に対して接近・離間するヘッドアー
ムと、このヘッドアームの先端付近に固定された浮上型
ヘッドスライダとを有しており、上記ヘッドスライダ
が、記録媒体に対向する面に形成されたレールと記録媒
体の表面との間を流れる空気流によって浮揚力を受ける
とともに、磁気ヘッドを備えたヘッドスライダであっ
て、上記レールが、中央に配設された第一のレールと、
この第一のレールの両側にて、この第一のレールに対し
て非平行に配設された第二及び第三のレールとを有する
ディスクドライブ装置によっても達成される。
スク状記録媒体を回転駆動する手段と、このディスク状
記録媒体の記録表面に対して接近・離間するヘッドアー
ムと、このヘッドアームの先端付近に固定された浮上型
ヘッドスライダとを有しており、上記ヘッドスライダ
が、記録媒体に対向する面に形成されたレールと記録媒
体の表面との間を流れる空気流によって浮揚力を受ける
とともに、磁気ヘッドを備えたヘッドスライダであっ
て、上記レールが、中央に配設された第一のレールと、
この第一のレールの両側にて、この第一のレールに対し
て非平行に配設された第二及び第三のレールとを有する
ディスクドライブ装置によっても達成される。
【0028】
【作用】上記構成によれば、第二及び第三のレールが、
スライダ底面の中央に位置する第一のレールに対して配
設されていることにより、記録媒体に対する相対速度が
変動した場合であっても、この記録媒体の表面とレール
下面との間を流れる空気流によって、生ずる浮揚力の変
動が低減されることになる。かくして、記録媒体の半径
方向位置が変わっても、浮上型ヘッドスライダの記録媒
体表面からの浮上量が、ほぼ一定に保持されることにな
る。
スライダ底面の中央に位置する第一のレールに対して配
設されていることにより、記録媒体に対する相対速度が
変動した場合であっても、この記録媒体の表面とレール
下面との間を流れる空気流によって、生ずる浮揚力の変
動が低減されることになる。かくして、記録媒体の半径
方向位置が変わっても、浮上型ヘッドスライダの記録媒
体表面からの浮上量が、ほぼ一定に保持されることにな
る。
【0029】第二及び第三のレールが、第一のレールに
対して対称の位置に配設されている場合には、第二及び
第三のレールに関して生ずる浮揚力が、中央の第一のレ
ールに対して、バランス良く生ぜしめられ得る。
対して対称の位置に配設されている場合には、第二及び
第三のレールに関して生ずる浮揚力が、中央の第一のレ
ールに対して、バランス良く生ぜしめられ得る。
【0030】第二及び第三のレールが、第一のレールに
対して、空気流入側に向かって開くように、または閉じ
るように配設されている場合には、スライダが記録媒体
のトラックの接線方向に対してスキュー角を有すると
き、いずれの方向のスキュー角であっても、第二及び第
三のレールに関して生ずる浮揚力の合計は、常に平均化
されることになる。かくして、スキュー角が変動して
も、浮上型ヘッドスライダの記録媒体表面からの浮上量
が、ほぼ一定に保持されることになる。
対して、空気流入側に向かって開くように、または閉じ
るように配設されている場合には、スライダが記録媒体
のトラックの接線方向に対してスキュー角を有すると
き、いずれの方向のスキュー角であっても、第二及び第
三のレールに関して生ずる浮揚力の合計は、常に平均化
されることになる。かくして、スキュー角が変動して
も、浮上型ヘッドスライダの記録媒体表面からの浮上量
が、ほぼ一定に保持されることになる。
【0031】さらに、第二及び第三のレールの長さが第
一のレールの長さより短く、または第二及び第三のレー
ルの幅が第一のレールの幅に形成される、あるいは第二
及び第三のレールが、第一のレールに対して、前後方向
のほぼ中央に対応した位置、または前方または後方にず
れた位置に配設される等、第二及び第三のレールの長
さ,幅等の形状及び第一のレールに対する角度等を適宜
に選定することによって、第一,第二及び第三のレール
が受ける浮揚力そしてスライダの浮上量の、記録媒体の
半径方向位置またはスキュー角に対するプロフィール
が、所望の形状となるように、調整される。
一のレールの長さより短く、または第二及び第三のレー
ルの幅が第一のレールの幅に形成される、あるいは第二
及び第三のレールが、第一のレールに対して、前後方向
のほぼ中央に対応した位置、または前方または後方にず
れた位置に配設される等、第二及び第三のレールの長
さ,幅等の形状及び第一のレールに対する角度等を適宜
に選定することによって、第一,第二及び第三のレール
が受ける浮揚力そしてスライダの浮上量の、記録媒体の
半径方向位置またはスキュー角に対するプロフィール
が、所望の形状となるように、調整される。
【0032】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を添付図面を
参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べる実施
例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ま
しい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以
下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない
限り、これらの態様に限られるものではない。
参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べる実施
例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ま
しい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以
下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない
限り、これらの態様に限られるものではない。
【0033】図1は、本発明の好適な実施例に係るディ
スクドライブ装置の構成を示す斜視図である。図におい
て、ディスクドライブ装置70は、アルミニウム合金等
により形成された筐体72の平面部の裏側にスピンドル
モータ1aが配設されていると共に、このスピンドルモ
ータによって角速度一定で回転駆動される両面磁気ディ
スク73が配置されるようになっている。
スクドライブ装置の構成を示す斜視図である。図におい
て、ディスクドライブ装置70は、アルミニウム合金等
により形成された筐体72の平面部の裏側にスピンドル
モータ1aが配設されていると共に、このスピンドルモ
ータによって角速度一定で回転駆動される両面磁気ディ
スク73が配置されるようになっている。
【0034】さらに、この筐体72には、アーム74
が、垂直軸74aの周りに揺動可能に取り付けられてい
る。このアーム74の一端には、ボイスコイル75が取
り付けられ、またこのアーム74の他端には、後に詳し
く説明するスライダ76が取り付けられている。
が、垂直軸74aの周りに揺動可能に取り付けられてい
る。このアーム74の一端には、ボイスコイル75が取
り付けられ、またこのアーム74の他端には、後に詳し
く説明するスライダ76が取り付けられている。
【0035】上記ボイスコイル75を挟持するように、
筐体72上には、マグネット77a,77bが取り付け
られている。上記ボイスコイル75及びマグネット77
a,77bにより、ボイスコイルモータ77が形成され
ている。
筐体72上には、マグネット77a,77bが取り付け
られている。上記ボイスコイル75及びマグネット77
a,77bにより、ボイスコイルモータ77が形成され
ている。
【0036】本実施例は以上のように構成されており、
上記ボイスコイル75に外部から電流が供給されると、
アーム74は、マグネット77a,77bの磁界と、こ
のボイスコイル75に流れる電流とによって生ずる力に
基づいて、垂直軸74aの周りに回動される。これによ
り、アーム74の他端に取り付けられたスライダ76
は、図22にて矢印Xで示すように、磁気ディスク73
の実質的に半径方向に移動される。
上記ボイスコイル75に外部から電流が供給されると、
アーム74は、マグネット77a,77bの磁界と、こ
のボイスコイル75に流れる電流とによって生ずる力に
基づいて、垂直軸74aの周りに回動される。これによ
り、アーム74の他端に取り付けられたスライダ76
は、図22にて矢印Xで示すように、磁気ディスク73
の実質的に半径方向に移動される。
【0037】従って、このスライダ76に備えられた磁
気ヘッド78は、磁気ディスク73に対してシーク動作
することになる。かくして、磁気ディスク73の所定の
トラックに対して、情報の記録や再生が行なわれるよう
になっている。ここで、このディスクドライブ装置70
には、後述するスライダ76が備えられていることによ
り、このスライダ76が安定した浮上量をたもって動作
するため、特に正確な記録や再生を行うことができる。
気ヘッド78は、磁気ディスク73に対してシーク動作
することになる。かくして、磁気ディスク73の所定の
トラックに対して、情報の記録や再生が行なわれるよう
になっている。ここで、このディスクドライブ装置70
には、後述するスライダ76が備えられていることによ
り、このスライダ76が安定した浮上量をたもって動作
するため、特に正確な記録や再生を行うことができる。
【0038】図2は、本発明による浮上型ヘッドスライ
ダの第1の実施例を示している。このヘッドスライダ1
0は例えば上述のディスクドライブ装置70のスライダ
76の好ましい具体例である。図2において、浮上型ヘ
ッドスライダ10は、その下面にエアベアリングサーフ
ェイスとして作用する三つのレール11,12,13が
形成されている。
ダの第1の実施例を示している。このヘッドスライダ1
0は例えば上述のディスクドライブ装置70のスライダ
76の好ましい具体例である。図2において、浮上型ヘ
ッドスライダ10は、その下面にエアベアリングサーフ
ェイスとして作用する三つのレール11,12,13が
形成されている。
【0039】第一のレール11は、スライダ10の下面
から突出するように、この下面のほぼ中央に配設されて
いる。また、第二及び第三のレール12,13は、この
第一のレール11の両側にて、この第一のレール11に
対して互いに対称な位置にて、空気流入側(図面上方)
に対して、開くように配設されている。
から突出するように、この下面のほぼ中央に配設されて
いる。また、第二及び第三のレール12,13は、この
第一のレール11の両側にて、この第一のレール11に
対して互いに対称な位置にて、空気流入側(図面上方)
に対して、開くように配設されている。
【0040】各レール11,12,13は、それぞれそ
の空気流入側の先端にテーパ部11a,12a,13a
が形成されている。
の空気流入側の先端にテーパ部11a,12a,13a
が形成されている。
【0041】第二及び第三のレール12,13は、第一
のレール11よりも短く形成されていると共に、この第
一のレール11の前後方向(図面にて上下の方向)の中
央に配設されている。
のレール11よりも短く形成されていると共に、この第
一のレール11の前後方向(図面にて上下の方向)の中
央に配設されている。
【0042】これによって、浮上型ヘッドスライダ10
が、回転する磁気ディスクの表面に接近されたとき、磁
気ディスクの回転に伴って、この浮上型ヘッドスライダ
10のレール11,12,13と磁気ディスクの表面と
の間に流入する空気流により、浮上型ヘッドスライダ1
0が浮揚力を受ける。
が、回転する磁気ディスクの表面に接近されたとき、磁
気ディスクの回転に伴って、この浮上型ヘッドスライダ
10のレール11,12,13と磁気ディスクの表面と
の間に流入する空気流により、浮上型ヘッドスライダ1
0が浮揚力を受ける。
【0043】この浮揚力によって、スライダ10及びこ
のスライダ10に取り付けられた磁気ヘッド14は、磁
気ディスクの表面から微小間隔(浮上量)をもって浮上
走行するようになっている。かくして、磁気ヘッド14
が直接に磁気ディスクの表面に接触することによるこの
磁気ディスクの摩耗損傷が、防止されるようになってい
る。
のスライダ10に取り付けられた磁気ヘッド14は、磁
気ディスクの表面から微小間隔(浮上量)をもって浮上
走行するようになっている。かくして、磁気ヘッド14
が直接に磁気ディスクの表面に接触することによるこの
磁気ディスクの摩耗損傷が、防止されるようになってい
る。
【0044】この場合、第二及び第三のレール12,1
3が備えられていることにより、上記空気流によって受
ける浮揚力が比較的大きいので、磁気ディスクとの間の
相対速度が低い場合であっても、十分な浮揚力が得られ
る。従って、浮上型ヘッドスライダ10の磁気ディスク
表面からの浮上量は、磁気ディスクの半径方向位置が変
動したとしても、ほぼ一定に保持されることになる。
3が備えられていることにより、上記空気流によって受
ける浮揚力が比較的大きいので、磁気ディスクとの間の
相対速度が低い場合であっても、十分な浮揚力が得られ
る。従って、浮上型ヘッドスライダ10の磁気ディスク
表面からの浮上量は、磁気ディスクの半径方向位置が変
動したとしても、ほぼ一定に保持されることになる。
【0045】さらに、第二及び第三のレール12,13
が、第一のレール11に対して、互いに反対方向に傾斜
しているので、浮上型ヘッドスライダ10の磁気ディス
クのトラックの接線方向に対するスキュー角が変動した
とき、第二及び第三のレール12,13が受ける浮揚力
の合計は、ほぼ一定に保持されることになる。
が、第一のレール11に対して、互いに反対方向に傾斜
しているので、浮上型ヘッドスライダ10の磁気ディス
クのトラックの接線方向に対するスキュー角が変動した
とき、第二及び第三のレール12,13が受ける浮揚力
の合計は、ほぼ一定に保持されることになる。
【0046】このため、浮上型ヘッドスライダ10は、
磁気ディスクの半径方向位置が変動したり、スキュー角
が変動した場合であっても、この磁気ディスク表面から
の浮上量は、ほぼ一定に保持される。従って、所望のト
ラックに対する正確な記録や再生が行なわれ得ることに
なる。
磁気ディスクの半径方向位置が変動したり、スキュー角
が変動した場合であっても、この磁気ディスク表面から
の浮上量は、ほぼ一定に保持される。従って、所望のト
ラックに対する正確な記録や再生が行なわれ得ることに
なる。
【0047】図3は、本発明による浮上型ヘッドスライ
ダの第2の実施例を示している。即ち、図3において、
浮上型ヘッドスライダ20は、その下面に突出するよう
にエアベアリングサーフェイスとして作用する三つのレ
ール21,22,23が形成されている。
ダの第2の実施例を示している。即ち、図3において、
浮上型ヘッドスライダ20は、その下面に突出するよう
にエアベアリングサーフェイスとして作用する三つのレ
ール21,22,23が形成されている。
【0048】第一のレール21は、スライダ20の下面
のほぼ中央に配設されている。また、第二及び第三のレ
ール22,23は、この第一のレール21の両側にて、
この第一のレール21に対して互いに対称な位置に配設
されている。
のほぼ中央に配設されている。また、第二及び第三のレ
ール22,23は、この第一のレール21の両側にて、
この第一のレール21に対して互いに対称な位置に配設
されている。
【0049】各レール21,22,23は、それぞれそ
の空気流入側の先端にテーパ部21a,22a,23a
が形成されている。
の空気流入側の先端にテーパ部21a,22a,23a
が形成されている。
【0050】第二及び第三のレール22,23は、第一
のレール21よりも短く形成されていると共に、この第
一のレール21の前後方向の中心の両側に配設されてい
る。
のレール21よりも短く形成されていると共に、この第
一のレール21の前後方向の中心の両側に配設されてい
る。
【0051】以上の構成は、図2に示した浮上型ヘッド
スライダ10と同様の構成であるが、本浮上型ヘッドス
ライダ20は、第二及び第三のレール22,23が、空
気流入側(図面上方)に対して、互いに閉じるように配
設されている点で、異なる構成になっている。
スライダ10と同様の構成であるが、本浮上型ヘッドス
ライダ20は、第二及び第三のレール22,23が、空
気流入側(図面上方)に対して、互いに閉じるように配
設されている点で、異なる構成になっている。
【0052】従って、浮上型ヘッドスライダ20は、図
2の浮上型ヘッドスライダ10と同様に動作して、スラ
イダ20及びこのスライダ20に取り付けられた磁気ヘ
ッド24が、磁気ディスクの表面から微小間隔(浮上
量)をもって浮上走行できる。また、浮上型ヘッドスラ
イダ20の磁気ディスク表面からの浮上量は、磁気ディ
スクの半径方向位置が変動したとしても、またスキュー
角が変動した場合であっても、ほぼ一定に保持されるこ
とになる。
2の浮上型ヘッドスライダ10と同様に動作して、スラ
イダ20及びこのスライダ20に取り付けられた磁気ヘ
ッド24が、磁気ディスクの表面から微小間隔(浮上
量)をもって浮上走行できる。また、浮上型ヘッドスラ
イダ20の磁気ディスク表面からの浮上量は、磁気ディ
スクの半径方向位置が変動したとしても、またスキュー
角が変動した場合であっても、ほぼ一定に保持されるこ
とになる。
【0053】これにより、所望のトラックに対する正確
な記録・再生が行なわれ得ることになる。
な記録・再生が行なわれ得ることになる。
【0054】図4は、本発明による浮上型ヘッドスライ
ダの第3の実施例を示している。即ち、図4において、
浮上型ヘッドスライダ30は、その下面に突出するよう
にエアベアリングサーフェイスとして作用する三つのレ
ール31,32,33が形成されている。
ダの第3の実施例を示している。即ち、図4において、
浮上型ヘッドスライダ30は、その下面に突出するよう
にエアベアリングサーフェイスとして作用する三つのレ
ール31,32,33が形成されている。
【0055】第一のレール31は、スライダ30の下面
のほぼ中央よりも、やや後方寄り(図において下方)に
配設されている。また、第二及び第三のレール32,3
3は、この第一のレール31の両側にて、この第一のレ
ール31に対して互いに対称な位置に配設されている。
のほぼ中央よりも、やや後方寄り(図において下方)に
配設されている。また、第二及び第三のレール32,3
3は、この第一のレール31の両側にて、この第一のレ
ール31に対して互いに対称な位置に配設されている。
【0056】各レール31,32,33は、それぞれそ
の空気流入側の先端にテーパ部31a,32a,33a
が形成されている。
の空気流入側の先端にテーパ部31a,32a,33a
が形成されている。
【0057】第二及び第三のレール32,33は、第一
のレール31よりも短く形成されていると共に、この第
一のレール31より前方の両側に配設されている。さら
に、第二及び第三のレール32,33は、空気流入側
(図面上方)に対して、開くように配設されている。
のレール31よりも短く形成されていると共に、この第
一のレール31より前方の両側に配設されている。さら
に、第二及び第三のレール32,33は、空気流入側
(図面上方)に対して、開くように配設されている。
【0058】従って、浮上型ヘッドスライダ30は、図
2の浮上型ヘッドスライダ10と同様に動作して、スラ
イダ30及びこのスライダ30に取り付けられた磁気ヘ
ッド34が、磁気ディスクの表面から微小間隔(浮上
量)をもって浮上走行することができる。
2の浮上型ヘッドスライダ10と同様に動作して、スラ
イダ30及びこのスライダ30に取り付けられた磁気ヘ
ッド34が、磁気ディスクの表面から微小間隔(浮上
量)をもって浮上走行することができる。
【0059】また、浮上型ヘッドスライダ30の磁気デ
ィスク表面からの浮上量は、磁気ディスクの半径方向位
置が変動したとしても、またスキュー角が変動した場合
であっても、ほぼ一定に保持されることになる。この場
合、第一,第二及び第三のレール31,32,33が、
図2及び図3の浮上型ヘッドスライダ10,20に比較
して小さいことから、浮上量は、やや少なくなる。
ィスク表面からの浮上量は、磁気ディスクの半径方向位
置が変動したとしても、またスキュー角が変動した場合
であっても、ほぼ一定に保持されることになる。この場
合、第一,第二及び第三のレール31,32,33が、
図2及び図3の浮上型ヘッドスライダ10,20に比較
して小さいことから、浮上量は、やや少なくなる。
【0060】これにより、所望のトラックに対する正確
な記録・再生が行なわれ得ることになる。
な記録・再生が行なわれ得ることになる。
【0061】図4は、本発明による浮上型ヘッドスライ
ダの第4の実施例を示している。即ち、図4において、
浮上型ヘッドスライダ40は、その下面に突出するよう
にエアベアリングサーフェイスとして作用する三つのレ
ール41,42,43が形成されている。
ダの第4の実施例を示している。即ち、図4において、
浮上型ヘッドスライダ40は、その下面に突出するよう
にエアベアリングサーフェイスとして作用する三つのレ
ール41,42,43が形成されている。
【0062】第一のレール41は、スライダ40の下面
のほぼ中央よりも、やや前方寄りに配設されている。ま
た、第二及び第三のレール42,43は、この第一のレ
ール41の両側にて、この第一のレール41に対して互
いに対称な位置に配設されている。
のほぼ中央よりも、やや前方寄りに配設されている。ま
た、第二及び第三のレール42,43は、この第一のレ
ール41の両側にて、この第一のレール41に対して互
いに対称な位置に配設されている。
【0063】各レール41,42,43は、それぞれそ
の空気流入側の先端にテーパ部41a,42a,43a
が形成されている。
の空気流入側の先端にテーパ部41a,42a,43a
が形成されている。
【0064】第二及び第三のレール42,43は、第一
のレール41よりも短く形成されていると共に、この第
一のレール41より後方の両側に配設されている。さら
に、第二及び第三のレール42,43は、空気流入側
(図面上方)に対して、開くように配設されている。
のレール41よりも短く形成されていると共に、この第
一のレール41より後方の両側に配設されている。さら
に、第二及び第三のレール42,43は、空気流入側
(図面上方)に対して、開くように配設されている。
【0065】従って、浮上型ヘッドスライダ40は、図
2の浮上型ヘッドスライダ10と同様に動作して、スラ
イダ40及びこのスライダ40に取り付けられた磁気ヘ
ッド44が、磁気ディスクの表面から微小間隔(浮上
量)をもって浮上走行することができる。また、浮上型
ヘッドスライダ40の磁気ディスク表面からの浮上量
は、磁気ディスクの半径方向位置が変動したとしても、
またスキュー角が変動した場合であっても、ほぼ一定に
保持されることになる。この場合、第一,第二及び第三
のレール41,42,43が、図2及び図3の浮上型ヘ
ッドスライダ10,20に比較して小さいことから、浮
上量は、やや少なくなる。
2の浮上型ヘッドスライダ10と同様に動作して、スラ
イダ40及びこのスライダ40に取り付けられた磁気ヘ
ッド44が、磁気ディスクの表面から微小間隔(浮上
量)をもって浮上走行することができる。また、浮上型
ヘッドスライダ40の磁気ディスク表面からの浮上量
は、磁気ディスクの半径方向位置が変動したとしても、
またスキュー角が変動した場合であっても、ほぼ一定に
保持されることになる。この場合、第一,第二及び第三
のレール41,42,43が、図2及び図3の浮上型ヘ
ッドスライダ10,20に比較して小さいことから、浮
上量は、やや少なくなる。
【0066】これにより、所望のトラックに対する正確
な記録・再生が行なわれ得ることになる。
な記録・再生が行なわれ得ることになる。
【0067】図6は、本発明による浮上型ヘッドスライ
ダの第5の実施例を詳しく示している。即ち、図6にお
いて、浮上型ヘッドスライダ50は、図2の浮上型ヘッ
ドスライダとほぼ同じ構成であって、その下面にエアベ
アリングサーフェイスとして作用する三つのレール5
1,52,53が形成されている。
ダの第5の実施例を詳しく示している。即ち、図6にお
いて、浮上型ヘッドスライダ50は、図2の浮上型ヘッ
ドスライダとほぼ同じ構成であって、その下面にエアベ
アリングサーフェイスとして作用する三つのレール5
1,52,53が形成されている。
【0068】この場合、浮上型ヘッドスライダ50は、
浮上量変動プロファイルが、磁気ディスク全面に亘っ
て、即ち半径方向の全範囲に亘って、一定であるという
条件で設計されている。
浮上量変動プロファイルが、磁気ディスク全面に亘っ
て、即ち半径方向の全範囲に亘って、一定であるという
条件で設計されている。
【0069】ここで、第一のレール51は、その長さが
1.8mm,幅0.253mm,テーパ長0.1mmで
ある。また、第二のレール52及び第三のレール53
は、その長さ0.95mm,幅0.2mm,テーパ長
0.4mm,傾斜角度15.0度,第一のレール11の
先端からの先端距離0.1mm,第一のレール51の側
縁から後端までの距離0.3mmである。
1.8mm,幅0.253mm,テーパ長0.1mmで
ある。また、第二のレール52及び第三のレール53
は、その長さ0.95mm,幅0.2mm,テーパ長
0.4mm,傾斜角度15.0度,第一のレール11の
先端からの先端距離0.1mm,第一のレール51の側
縁から後端までの距離0.3mmである。
【0070】このように形成された浮上型ヘッドスライ
ダ50を、例えば図7に示す軸間距離40.5mm,ア
ーム長39.0mm,ベント角0.0度,シーク半径1
5.0mm乃至30.0mmの仮想ハードディスクドラ
イブ装置に搭載した場合の浮上量変動を計算機シミュレ
ーションによって計算した結果、図7にて、曲線Aで示
す浮上量プロファイルが得られた。この場合、磁気ディ
スクに対する半径方向位置の変動に対して、浮上量変動
は、0.00734μmの幅に抑えられている。
ダ50を、例えば図7に示す軸間距離40.5mm,ア
ーム長39.0mm,ベント角0.0度,シーク半径1
5.0mm乃至30.0mmの仮想ハードディスクドラ
イブ装置に搭載した場合の浮上量変動を計算機シミュレ
ーションによって計算した結果、図7にて、曲線Aで示
す浮上量プロファイルが得られた。この場合、磁気ディ
スクに対する半径方向位置の変動に対して、浮上量変動
は、0.00734μmの幅に抑えられている。
【0071】ここで、図7に示す曲線Bは、比較のため
に、図23に示す従来タイプの浮上型ヘッドスライダ6
を使用した場合の、浮上量変動を示している。ここで使
用した浮上型ヘッドスライダ6は、図9及び図10に示
すもので、スライダ長1.8mm,スライダ幅1.6m
m,スライダ厚0.6mm,テーパ長0.18mm,テ
ーパ角0.85度,レール幅0.213mmとし、磁気
ディスクに対する荷重は、3.0gである。
に、図23に示す従来タイプの浮上型ヘッドスライダ6
を使用した場合の、浮上量変動を示している。ここで使
用した浮上型ヘッドスライダ6は、図9及び図10に示
すもので、スライダ長1.8mm,スライダ幅1.6m
m,スライダ厚0.6mm,テーパ長0.18mm,テ
ーパ角0.85度,レール幅0.213mmとし、磁気
ディスクに対する荷重は、3.0gである。
【0072】図7における曲線A,Bを比較すれば、本
実施例による浮上型ヘッドスライダ50は、図9及び図
10による従来の浮上型ヘッドスライダ6に比較して、
浮上量変動が大幅に抑制されていることが、明らかであ
る。
実施例による浮上型ヘッドスライダ50は、図9及び図
10による従来の浮上型ヘッドスライダ6に比較して、
浮上量変動が大幅に抑制されていることが、明らかであ
る。
【0073】尚、上記実施例においては、図2乃至図6
にて、第一,第二及び第三のレールについて、具体的な
形状が示されているが、第一及び第二のレールは、中央
の第一のレールに対して、傾斜して配設されていればよ
く、その長さ,幅や配置,傾斜角度は、実際に搭載され
るディスクドライブ装置に対応して、最適化されるべき
ものである。
にて、第一,第二及び第三のレールについて、具体的な
形状が示されているが、第一及び第二のレールは、中央
の第一のレールに対して、傾斜して配設されていればよ
く、その長さ,幅や配置,傾斜角度は、実際に搭載され
るディスクドライブ装置に対応して、最適化されるべき
ものである。
【0074】従って、図2乃至図6の実施例に示された
形状,配置等に限定されるべきではなく、これらの組合
せも可能であることはいうまでもない。 例えば、第二
及び第三のレールは、第一のレールよりも長く形成され
ていてもよい。また、第二及び第三のレールは、その幅
が、互いに同じであっても、また互いに異なっていても
よい。さらに、第一のレールは、その幅が、前端から後
端まで一定であってもよく、また変化していてもよい。
同様に、第二及び第三のレールは、その幅が、前端から
後端まで一定であってもよく、また変化していてもよ
い。
形状,配置等に限定されるべきではなく、これらの組合
せも可能であることはいうまでもない。 例えば、第二
及び第三のレールは、第一のレールよりも長く形成され
ていてもよい。また、第二及び第三のレールは、その幅
が、互いに同じであっても、また互いに異なっていても
よい。さらに、第一のレールは、その幅が、前端から後
端まで一定であってもよく、また変化していてもよい。
同様に、第二及び第三のレールは、その幅が、前端から
後端まで一定であってもよく、また変化していてもよ
い。
【0075】このように以上の実施例によれば、記録媒
体の半径方向位置が変わって、記録媒体に対する相対速
度が変動した場合であっても、浮上型ヘッドスライダの
記録媒体表面からの浮上量が、ほぼ一定に保持されるの
で、所望のトラックに対して、常に正確な記録・再生が
行なわれ得ることになる。
体の半径方向位置が変わって、記録媒体に対する相対速
度が変動した場合であっても、浮上型ヘッドスライダの
記録媒体表面からの浮上量が、ほぼ一定に保持されるの
で、所望のトラックに対して、常に正確な記録・再生が
行なわれ得ることになる。
【0076】第二及び第三のレールが、第一のレールに
対して対称の位置に配設されている場合には、浮揚力の
バランスが向上され、より安定した浮上量が得られる。
ので、より一層正確な記録・再生が行なわれ得ることに
なる。第二及び第三のレールが、第一のレールに対し
て、空気流入側に向かって開くように、または閉じるよ
うに配設されている場合には、全体の浮揚力が、常に平
均化されるので、スキュー角が変動しても、浮上型ヘッ
ドスライダの記録媒体表面からの浮上量が、ほぼ一定に
保持される。従って、スキュー角の変動に対して、常に
正確な記録・再生が行なわれ得ることになる。
対して対称の位置に配設されている場合には、浮揚力の
バランスが向上され、より安定した浮上量が得られる。
ので、より一層正確な記録・再生が行なわれ得ることに
なる。第二及び第三のレールが、第一のレールに対し
て、空気流入側に向かって開くように、または閉じるよ
うに配設されている場合には、全体の浮揚力が、常に平
均化されるので、スキュー角が変動しても、浮上型ヘッ
ドスライダの記録媒体表面からの浮上量が、ほぼ一定に
保持される。従って、スキュー角の変動に対して、常に
正確な記録・再生が行なわれ得ることになる。
【0077】さらに、第二及び第三のレールの長さが第
一のレールの長さより短く、または第二及び第三のレー
ルの幅が第一のレールの幅に形成される、あるいは第二
及び第三のレールが、第一のレールに対して、前後方向
のほぼ中央に対応した位置、または前方または後方にず
れた位置に配設される等、第二及び第三のレールの長
さ,幅等の形状及び第一のレールに対する角度等を適宜
に選定することによって、第一,第二及び第三のレール
が受ける浮揚力そしてスライダの浮上量の、記録媒体の
半径方向位置またはスキュー角に対する所望の形状のプ
ロフィールが得られることになる。
一のレールの長さより短く、または第二及び第三のレー
ルの幅が第一のレールの幅に形成される、あるいは第二
及び第三のレールが、第一のレールに対して、前後方向
のほぼ中央に対応した位置、または前方または後方にず
れた位置に配設される等、第二及び第三のレールの長
さ,幅等の形状及び第一のレールに対する角度等を適宜
に選定することによって、第一,第二及び第三のレール
が受ける浮揚力そしてスライダの浮上量の、記録媒体の
半径方向位置またはスキュー角に対する所望の形状のプ
ロフィールが得られることになる。
【0078】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、記
録媒体の半径方向位置や、スキュー角の変動によって、
浮上量が変動しないようにした、浮上型ヘッドスライダ
と、このようなヘッドスライダを備えるディスクドライ
ブ装置を提供することができる。
録媒体の半径方向位置や、スキュー角の変動によって、
浮上量が変動しないようにした、浮上型ヘッドスライダ
と、このようなヘッドスライダを備えるディスクドライ
ブ装置を提供することができる。
【図1】本発明の実施例に係るディスクドライブ装置の
一例の構成を示す斜視図である。
一例の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明による浮上型ヘッドスライダの第1の実
施例を示す概略底面図である。
施例を示す概略底面図である。
【図3】本発明による浮上型ヘッドスライダの第2の実
施例を示す概略底面図である。
施例を示す概略底面図である。
【図4】本発明による浮上型ヘッドスライダの第3の実
施例を示す概略底面図である。
施例を示す概略底面図である。
【図5】本発明による浮上型ヘッドスライダの第4の実
施例を示す概略底面図である。
施例を示す概略底面図である。
【図6】本発明による浮上型ヘッドスライダの第5の実
施例を詳しく示す概略底面図である。
施例を詳しく示す概略底面図である。
【図7】図6の浮上型ヘッドスライダを搭載すべきディ
スクドライブ装置の構成例を示す概略平面図である。
スクドライブ装置の構成例を示す概略平面図である。
【図8】図6の浮上型ヘッドスライダ及び従来タイプの
浮上型ヘッドスライダを図7のディスクドライブ装置に
搭載した場合の計算機シミュレーションによる浮上量変
動を示すグラフである。
浮上型ヘッドスライダを図7のディスクドライブ装置に
搭載した場合の計算機シミュレーションによる浮上量変
動を示すグラフである。
【図9】図7の計算機シミュレーションで使用した従来
タイプの浮上型ヘッドスライダの具体的な寸法を示す底
面図である。
タイプの浮上型ヘッドスライダの具体的な寸法を示す底
面図である。
【図10】図9の浮上型ヘッドスライダの具体的な寸法
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図11】従来のディスクドライブ装置の一例の構成を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図12】図11のディスクドライブ装置における磁気
ディスクとアームとの関係を示す概略斜視図である。
ディスクとアームとの関係を示す概略斜視図である。
【図13】図11のディスクドライブ装置における浮上
型ヘッドスライダを示す概略斜視図である。
型ヘッドスライダを示す概略斜視図である。
【図14】図13の浮上型ヘッドスライダの浮上状態を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図15】図12のアームの磁気ディスクに対するシー
ク動作を示す概略平面図である。
ク動作を示す概略平面図である。
【図16】図15のシーク動作における浮上型ヘッドス
ライダのスキュー角を示す概略図である。
ライダのスキュー角を示す概略図である。
10 浮上型ヘッドスライダ 11 第一のレール 12 第二のレール 13 第三のレール 14 磁気ヘッド 20 浮上型ヘッドスライダ 21 第一のレール 22 第二のレール 23 第三のレール 24 磁気ヘッド 30 浮上型ヘッドスライダ 31 第一のレール 32 第二のレール 33 第三のレール 34 磁気ヘッド 40 浮上型ヘッドスライダ 41 第一のレール 42 第二のレール 43 第三のレール 44 磁気ヘッド 50 浮上型ヘッドスライダ 51 第一のレール 52 第二のレール 53 第三のレール
Claims (15)
- 【請求項1】 記録媒体に対向する面に形成されたレー
ルと記録媒体の表面との間を流れる空気流によって浮揚
力を受けるとともに、磁気ヘッドを備えた浮上型ヘッド
スライダにおいて、 上記レールが、中央に配設された第一のレールと、 この第一のレールの両側にて、この第一のレールに対し
て非平行に配設された第二及び第三のレールとを有して
いることを特徴とする浮上型ヘッドスライダ。 - 【請求項2】 前記第二及び第三のレールが、第一のレ
ールに対して対称の位置に配設されていることを特徴と
する請求項1に記載の浮上型ヘッドスライダ。 - 【請求項3】 前記第二及び第三のレールが、第一のレ
ールに対して非対称の位置に配設されていることを特徴
とする請求項1に記載の浮上型ヘッドスライダ。 - 【請求項4】 前記第二及び第三のレールが、第一のレ
ールに対して、空気流入側に向かって開くように配設さ
れていることを特徴とする請求項1に記載の浮上型ヘッ
ドスライダ。 - 【請求項5】 前記第二及び第三のレールが、第一のレ
ールに対して、空気流入側に向かって閉じるように配設
されていることを特徴とする請求項1に記載の浮上型ヘ
ッドスライダ。 - 【請求項6】 前記第1のレールの仮想の中心線と、前
記第2及び第3のレールの仮想の中心線がそれぞれ交差
する角度が45度より小さくなるように構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の浮上型ヘッドスライ
ダ。 - 【請求項7】 前記第二及び第三のレールの長さが、第
一のレールの長さより短いことを特徴とする請求項1に
記載の浮上型ヘッドスライダ。 - 【請求項8】 前記第二及び第三のレールの長さが、第
一のレールの長さより長いことを特徴とする請求項1に
記載の浮上型ヘッドスライダ。 - 【請求項9】 前記第二及び第三のレールの幅が、第一
のレールの幅と同じであることを特徴とする、請求項1
に記載の浮上型ヘッドスライダ。 - 【請求項10】 前記第二及び第三のレールの幅が、第
一のレールの幅と異なることを特徴とする、請求項1に
記載の浮上型ヘッドスライダ。 - 【請求項11】 前記第一乃至第三のレールのうちの少
なくともひとつのレールに関して、レール幅が長手方向
に沿って変化するように構成したことを特徴とする請求
項1に記載の浮上型ヘッドスライダ。 - 【請求項12】 前記第二及び第三のレールが、第一の
レールに対して、前後方向のほぼ中央に対応した位置に
配設されていることを特徴とする請求項1に記載の浮上
型ヘッドスライダ。 - 【請求項13】 前記第二及び第三のレールが、第一の
レールに対して、前後方向のほぼ中央に対応した位置か
ら前方にずれた位置に配設されていることを特徴とする
請求項1に記載の浮上型ヘッドスライダ。 - 【請求項14】 前記第二及び第三のレールが、第一の
レールに対して、前後方向のほぼ中央に対応した位置か
ら後方にずれた位置に配設されていることを特徴とする
請求項1に記載の浮上型ヘッドスライダ。 - 【請求項15】 ディスク状記録媒体を回転駆動する手
段と、 このディスク状記録媒体の記録表面に対して接近・離間
するヘッドアームと、 このヘッドアームの先端付近に固定された浮上型ヘッド
スライダとを有しており、 上記ヘッドスライダが、記録媒体に対向する面に形成さ
れたレールと記録媒体の表面との間を流れる空気流によ
って浮揚力を受けるとともに、磁気ヘッドを備えたヘッ
ドスライダであって、 上記レールが、中央に配設された第一のレールと、この
第一のレールの両側にて、この第一のレールに対して非
平行に配設された第二及び第三のレールとを有すること
を特徴とするディスクドライブ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5311257A JPH07141813A (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | 浮上型ヘッドスライダ及びディスクドライブ装置 |
US08/341,149 US6118634A (en) | 1993-11-17 | 1994-11-16 | Flying type head slider and disk drive apparatus with the flying tape head slider |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5311257A JPH07141813A (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | 浮上型ヘッドスライダ及びディスクドライブ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07141813A true JPH07141813A (ja) | 1995-06-02 |
Family
ID=18014973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5311257A Pending JPH07141813A (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | 浮上型ヘッドスライダ及びディスクドライブ装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6118634A (ja) |
JP (1) | JPH07141813A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6128162A (en) * | 1997-06-26 | 2000-10-03 | Fujitsu Limited | Head slider with constant flying height over sliding range |
US6157518A (en) * | 1997-03-17 | 2000-12-05 | Fujitsu Limited | Head slider having a trapezoidal shape |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US4894740A (en) * | 1988-09-28 | 1990-01-16 | International Business Machines Corporation | Magnetic head air bearing slider |
EP0558983B1 (en) * | 1992-03-06 | 1998-05-13 | Read-Rite Corporation | Tripad air bearing magnetic head slider |
JP3198646B2 (ja) * | 1992-08-25 | 2001-08-13 | 松下電器産業株式会社 | 浮上型磁気ヘッド |
JPH06111509A (ja) * | 1992-09-25 | 1994-04-22 | Sony Corp | 浮上型磁気ヘッド装置 |
JPH06203515A (ja) * | 1992-11-30 | 1994-07-22 | Read Rite Corp | 磁気ヘッドスライダ |
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US5442850A (en) * | 1993-11-01 | 1995-08-22 | International Business Machines Corporation | Magnetic head slider process |
-
1993
- 1993-11-17 JP JP5311257A patent/JPH07141813A/ja active Pending
-
1994
- 1994-11-16 US US08/341,149 patent/US6118634A/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6157518A (en) * | 1997-03-17 | 2000-12-05 | Fujitsu Limited | Head slider having a trapezoidal shape |
US6128162A (en) * | 1997-06-26 | 2000-10-03 | Fujitsu Limited | Head slider with constant flying height over sliding range |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6118634A (en) | 2000-09-12 |
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