JPH08263822A - 浮上型ヘッドスライダ及びディスクドライブ装置 - Google Patents

浮上型ヘッドスライダ及びディスクドライブ装置

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JPH08263822A
JPH08263822A JP8734595A JP8734595A JPH08263822A JP H08263822 A JPH08263822 A JP H08263822A JP 8734595 A JP8734595 A JP 8734595A JP 8734595 A JP8734595 A JP 8734595A JP H08263822 A JPH08263822 A JP H08263822A
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JP
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head slider
rail
rails
flying
flying head
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JP8734595A
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English (en)
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Michio Yotsuya
道夫 四谷
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体の半径方向位置や、スキュー角の変
動によって、浮上量が変動しないようにした、浮上型ヘ
ッドスライダを提供すること。 【構成】 記録媒体に対向する面に形成された複数本の
レール17,18と、各レールの空気流入端側に設けら
れたテーパ部17a,18aと、上記レールのうち、一
つのレール18の空気流出端側の端面に設けられた磁気
ヘッド15aと、を備え、上記レールが、空気流入端か
ら空気流出端に向かって仮想の中心軸O−Oに関して、
左右非対称に形成されるように、浮上型ヘッドスライダ
15を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば磁気ディスクや
光磁気ディスク等に対して記録再生するための磁気ヘッ
ドを搭載した浮上型ヘッドスライダ及びこれを利用した
ディスクドライブ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ等に内蔵されまたは
接続されるハードディスクドライブ装置は、例えば図1
7に示すように構成されている。図17において、ハー
ドディスクドライブ装置1は、筐体2の平面部に、スピ
ンドルモータ(図示せず)が配設されていると共に、こ
のスピンドルモータによって回転駆動される両面磁気デ
ィスク3と、アーム4と、このアーム4の一端に取付け
られたボイスコイル5と、上記アーム4の他端に設けら
れたスライダ6と、上記ボイスコイル5及びマグネット
7a,7bにより構成されたボイスコイルモータ7とを
有している。
【0003】上記ボイスコイル5に外部から電流が供給
されると、アーム4は、マグネット7a,7bの磁界
と、このボイスコイル5に流れる電流とによって生ずる
力に基づいて、垂直軸4aの周りに回動される。これに
より、アーム4の他端に取り付けられたスライダ6は、
図18にて矢印Xで示すように、磁気ディスク3の実質
的に半径方向に移動される。従って、このスライダ6に
備えられた磁気ヘッド8(図19参照)は、磁気ディス
ク3に対してシーク動作することになる。かくして、磁
気ディスク3の所定のトラックに対して、情報の記録・
再生が行われる。
【0004】ここで、上記スライダ6は、図19に示す
ように、構成されている。即ち、スライダ6は、その一
主面である下面の両側にエアベアリングサーフェイスと
して作用するレール6a,6bが形成されていると共
に、このレール6a,6bの空気流入端側にはテーパ部
6c,6dが備えられている。これにより、図18に示
すように、スライダ6が、回転する磁気ディスク3の表
面に接近されたとき、磁気ディスク3の回転に伴って、
このスライダ6のレール6a,6bと磁気ディスク3の
表面との間に流入する空気流により、スライダ6が浮揚
力を受ける。この浮揚力によって、スライダ6及びこの
スライダ6に取り付けられた磁気ヘッド8は、図20に
示すように、磁気ディスク3の表面から微小間隔(浮上
量)dをもって浮上走行するようになっている。かくし
て、磁気ヘッド8が直接に磁気ディスク3の表面に接触
することによるこの磁気ディスク3の摩耗損傷が、防止
されるようになっている。
【0005】このように構成された浮上型ヘッドスライ
ダ6によれば、図20に示すように、磁気ディスク3の
表面に多少の凹凸が在る場合であっても、同一トラック
におけるスライダ6,磁気ヘッド8の磁気ディスク3の
表面からの浮上量dがほぼ一定に保持されることにな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の浮上型ヘッドスライダ6においては、磁気デ
ィスク3が角速度一定で回転される場合、その外周にお
ける線速度が、内周における線速度よりも速い。このた
め、スライダ6の浮上量dは、磁気ディスク3の外周と
内周とで比較的大きく変動する。即ち、磁気ディスク3
の外周側における線速度は、内周側における線速度より
大きくなり、この線速度に対応する浮上量が得られる。
従って、浮上型ヘッドスライダ6の浮上量は、磁気ディ
スク3の半径に対して、図21に示すように、ほぼ線形
に増大することになる。かくして、所謂静的な浮上量変
動が発生することになる。
【0007】これに対して、アーム4が垂直軸4aの周
りを回動するとき、スライダ6は、図22に示すよう
に、磁気ディスク3の表面に対して、半径方向に関し
て、直線的にではなく、円弧上を移動して、方向Xに揺
動することになる。従って、このスライダ6は、図23
に示すように、その中心線6eが、磁気ディスク3のト
ラックの接線方向3aからずれて、所謂スキュー角θs
が生ずることになる。このスキュー角θsは、磁気ディ
スク3の中心からの位置に応じて変動する。即ち、スキ
ュー角θsが大きくなると、磁気ディスク3の表面とス
ライダ6との間の動圧の浮揚力への変換効率が低下し
て、浮上量dが小さくなる。ここで、浮上型ヘッドスラ
イダ6の浮上量は、上記スキュー角θsに対して、図2
4に示すように、スキュー角θsが0度のときに最大と
なるような二次曲線により表わされる。
【0008】このようにして、外周側にて大きくなる浮
上量dは、上記スキュー角θsにより低下することにな
る。即ち、浮上型ヘッドスライダ6の浮上量dは、磁気
ディスク3の半径に対して、この場合、線速度による浮
上量dの変動は、線形であるが、スキュー角θsによる
浮上量dの低下は、二次の非線形である。ここで、磁気
ディスク3の半径方向に4分割して、内側から順に半径
r1,r2,r3,r4としたとき、各半径r1,r
2,r3,r4の位置にて、浮上型ヘッドスライダ6の
スキュー角θsと浮上量との関係は、図25に示すよう
に表わされる。ここで、アーム4の揺動による磁気ディ
スク3の半径方向の位置とスキュー角θsの交点を結ぶ
と、実際のハードディスクドライブ装置における浮上型
ヘッドスライダ6のスキュー角θsに対する浮上量変動
(図25における曲線P)が得られることになる。従っ
て、図19に示すような従来のヘッドスライダ6を使用
する限り、磁気ディスク3の半径方向の全範囲に亘っ
て、線速度とスキュー角θsのバランスを取ることは困
難である。
【0009】このため、上述した静的浮上量変動とスキ
ュー角による浮上量低下との相互作用により、記録・再
生時のS/Nが一定に保持され得ず、従って、所望のト
ラックに対する磁気ヘッド8による正確な記録・再生が
行なわれ得なくなってしまうという問題があった。
【0010】本発明は、以上の点に鑑み、記録媒体の半
径方向位置や、スキュー角の変動によって、所謂静的浮
上量が低減されるようにした、浮上型ヘッドスライダを
提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、記録媒体に対向する面に形成された複数のレール
と、各レールの空気流入端側に設けられたテーパ部と、
前記レールのうち、一つのレールの空気流出端側の端面
に設けられた磁気ヘッドとを備えており、前記レール
が、空気流入端から空気流出端に向かって仮想される中
心軸に関して、非対称に形成されている、浮上型ヘッド
スライダにより、達成される。
【0012】
【作用】上記構成によれば、エアベアリングサーフェイ
スとして作用するレールの表面と記録媒体の表面との間
を流れる空気流によって、浮揚力が発生する。この浮揚
力による正の動圧により、ヘッドスライダは、記録媒体
の表面から浮上する。
【0013】ここで、スキュー角が発生した場合には、
レールが前記仮想の中心軸に関し、非対称に形成されて
いるので、何れかの方向の所定のスキュー角において、
スキュー角を有する空気流に対して、ヘッドスライダの
浮上量が最大になる。従って、各レールの長さ,幅等の
形状や位置を適宜に選定することより、スキュー角の変
動によるヘッドスライダの浮上量の変動が低減される。
これにより、ディスクの全範囲に亘って、浮上量の変動
が抑制されることにより、十分な浮揚力が得られること
になる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1乃至図
16を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べ
る実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的
に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0015】図1は、本発明による浮上型ヘッドスライ
ダが取り付けられるハードディスクドライブ装置の構成
の斜視図を示している。図1において、ハードディスク
ドライブ装置10は、アルミニウム合金等により形成さ
れた筐体11の平面部に、スピンドルモータ(図示せ
ず)が配設されていると共に、このスピンドルモータに
よって角速度一定で回転駆動される両面磁気ディスク1
2が備えられている。
【0016】さらに、この筐体11には、アーム13
が、垂直軸13aの周りに揺動可能に取り付けられてい
る。このアーム13の一端には、ボイスコイル14が取
り付けられ、またこのアーム13の他端には、浮上型ヘ
ッドスライダ15が取り付けられている。
【0017】上記ボイスコイル14を挟持するように、
筐体11上には、マグネット16a,16bが取り付け
られている。かくして、上記ボイスコイル14及びマグ
ネット16a,16bにより、ボイスコイルモータ16
が構成されている。
【0018】上記ボイスコイル14に外部から電流が供
給されると、アーム13は、マグネット16a,16b
の磁界と、このボイスコイル14に流れる電流とによっ
て生ずる力に基づいて、垂直軸13aの周りに回動され
る。これにより、アーム13の他端に取り付けられたス
ライダ15は、磁気ディスク12の実質的に半径方向に
移動される。従って、このスライダ15に備えられた磁
気ヘッド15a(図2参照)は、磁気ディスク12に対
してシーク動作することになる。かくして、磁気ディス
ク12の所定のトラックに対して、情報の記録・再生が
行われる。
【0019】図2は、上記浮上型ヘッドスライダの第一
の実施例、即ち浮上型ヘッドスライダ15の詳細な構成
を示す底面図である。図2において、浮上型ヘッドスラ
イダ15は、本体が扁平な直方体として形成されてい
る。本体の下面の図示する領域を面状に僅かに突出させ
るようにして、エアベアリングサーフェイスとして作用
する二つのレール17,18が設けられている。
【0020】第一のレール17は、ヘッドスライダ15
の下面にて、空気流入端側でヘッドスライダ15の一方
の側縁付近から空気流出側に向かって図において左斜め
下に延びるように配設されている。また、第二のレール
18は、空気流入端側から空気流出端側でヘッドスライ
ダ15の他方の側縁付近に向かって図において左斜め下
に延びるように配設されている。このようにして、第一
及び第二のレールは、ヘッドスライダ15の図示する仮
想の中心軸O−Oに関し、非対称に配置される。
【0021】ここで、この第一のレール17及び第二の
レール18は、その全長に亘って同じ幅を有していると
共に、互いに平行に延びている。
【0022】さらに、各レール17,18は、それぞれ
その空気流入側の先端にテーパ部17a,18aが形成
されている。このテーパ部17a,18aは、レール1
7,18のエアベアリングサーフェイスとして作用する
表面に対して、所定角度を有するように、成形されてい
る。また、レール18の空気流出端には磁気ヘッド15
aが設けられている。
【0023】本発明実施例による浮上型ヘッドスライダ
15は、以上のように構成されており、次のような作用
がある。浮上型ヘッドスライダ15が、回転する磁気デ
ィスクの表面に接近されたとき、磁気ディスクの回転に
伴って、この浮上型ヘッドスライダ15のレール17,
18の磁気ディスク12に対向する面と磁気ディスク1
2の表面との間に流入する空気流により、正の動圧であ
る浮揚力が発生する。この浮揚力によって、ヘッドスラ
イダ15及びこのヘッドスライダ15の空気流出端に取
り付けられた磁気ヘッド15a(図2参照)は、磁気デ
ィスクの表面から微小間隔(浮上量)をもって浮上走行
するようになっている。かくして、磁気ヘッドが直接に
磁気ディスクの表面に接触することによるこの磁気ディ
スクの摩耗損傷が、防止されるようになっている。
【0024】この場合、レール17,18は、空気流入
端側から空気流出端側に向かって斜めに延びるように配
設されているので、図2に示すように、これらレール1
7,18の延びる方向に沿うようにスキュー角θs1を
有する空気流に対して、浮揚力が最大になる。従って、
この浮上型ヘッドスライダ15の浮上量は、スキュー角
θsに関して、図3にて実線で示すように変動すること
になる。即ち、従来のヘッドスライダ6の浮上量変動曲
線は、図3にて鎖線で示すように、θs=0にて浮上量
が最大であるのに対して、本実施例によるヘッドスライ
ダ15の浮上量変動曲線は、スキュー角θsが0からθ
s1まで−方向にシフトした曲線で表わされることにな
る。尚、レール17,18の傾斜方向が逆向きの場合に
は、浮上量変動曲線は、図3において、スキュー角の+
方向にシフトすることになる。
【0025】これにより、従来のヘッドスライダ6の浮
上量変動は、図25に示すように、スキュー角θsが大
きくなるにつれて、浮上量も大きくなっていたのに対
し、本実施例による浮上型ヘッドスライダ15によれ
ば、スキュー角θsの増大による浮上量の増大が抑制さ
れることになる。従って、磁気ディスク12の半径方向
の位置によるスキュー角の変動による、浮上型ヘッドス
ライダ15の浮上量の変動が低減されることになる。
【0026】かくして、浮上型ヘッドスライダ15は、
磁気ディスクの半径方向位置が変動したり、スキュー角
が変動した場合であっても、この磁気ディスク表面から
の浮上量は、ほぼ一定に安定して保持される。従って、
所望のトラックに対する正確な記録・再生が行われるこ
とになる。
【0027】図4は、本発明による浮上型ヘッドスライ
ダの第二の実施例の底面を示している。図4において、
浮上型ヘッドスライダ20は、レール21,22の形成
の仕方が異なっており、他の構成は第一の実施例と同じ
である。本実施例では、第一のレール21と第二のレー
ル22は空気流入端側から流出端側へ、互いに平行に延
びており、斜めになっていない。
【0028】ここで、上記第一のレール21は、ヘッド
スライダ20の長手方向の全長に亘って延びている第二
のレール22よりも短く形成されていると共に、長手方
向に関して空気流入端側に配設されている。これによっ
て、中心軸O−Oに関し非対称とされている。
【0029】このように構成された浮上型ヘッドスライ
ダ20によれば、図2の浮上型ヘッドスライダ15と同
様に動作して、レール21,22による浮揚力によっ
て、スライダ20及びこのスライダ20の空気流出端に
取り付けられた磁気ヘッド23が、磁気ディスクの表面
から微小間隔(浮上量)をもって浮上走行する。
【0030】この場合、第一のレール21が短く形成さ
れていることにより、短いレール21は、スキュー角を
有する空気流に対して、完全なサイドフローになる角度
が大きいことから、比較的広いスキュー角の範囲で、十
分に大きな浮揚力が得られることになる。これにより、
浮上型ヘッドスライダ20は、図2の浮上型ヘッドスラ
イダ15と同様に、スキュー角に対する浮上量変動が−
方向にシフトされることになり、スキュー角の変動によ
る浮上量の変動が、低減されることになる。
【0031】上述した浮上型ヘッドスライダ20におい
ては、第一のレール21は、空気流入端側に配設されて
いるが、これに限らず、短いレールによって完全にサイ
ドフローになる角度範囲の拡大を利用して、第一のレー
ル21の長手方向の位置が適宜に調整される。即ち、第
一のレール21は、ヘッドスライダ20の長手方向ほぼ
中央あるいは空気流出端付近に配設されてもよい。この
場合、第一のレール21による浮揚力は、ヘッドスライ
ダ20の長手方向ほぼ中央付近あるいは空気流出端付近
に作用することになる。
【0032】図5は、本発明による浮上型ヘッドスライ
ダの第三の実施例の底面を示している。この実施例で
は、第一のレール31は、ヘッドスライダ30の下面に
て、空気流入端側でヘッドスライダ30の一方の側縁付
近から空気流出側に向かって長手方向に延びるように配
設されている。また、第二のレール32は、空気流入端
側でヘッドスライダ30の一方の側縁付近から空気流出
側に向かって長手方向に延びるように配設されている。
【0033】ここで、本浮上型ヘッドスライダ30にお
いては、上記第一のレール31は、第二のレール32よ
りも幅が広く形成されていることで、中心軸O−Oに関
し非対称とされている。レール31,32は互いに平行
で、斜めになっていない。この場合、第一のレール31
が幅広に形成されていることにより、このレール31
は、スキュー角を有する空気流に対して大きな浮揚力を
受けることになる。これにより、浮上型ヘッドスライダ
30は、図2の浮上型ヘッドスライダ15と同様に、ス
キュー角に対する浮上量変動が−方向にシフトされるこ
とになり、スキュー角の変動による浮上量の変動が、低
減されることになる。
【0034】図6は、本発明による浮上型ヘッドスライ
ダの第四の実施例の底面を示している。第一のレール4
1は、ヘッドスライダ40の下面にて、空気流入端側で
ヘッドスライダ40の一方の側縁付近から空気流出側に
向かって長手方向に延びるように配設されている。ま
た、第二のレール42は、空気流入端側でヘッドスライ
ダ40の一方の側縁付近から空気流出側に向かって長手
方向に延びるように配設されており、レール41,42
は互いに平行で、中心軸O−Oに沿っており、斜めにな
っていない。
【0035】また、この第一のレール41及び第二のレ
ール42は、それぞれその全長に亘って同じ幅を有して
いると共に、互いに平行に延びている。
【0036】ここで、本浮上型ヘッドスライダ40にお
いては、上記第一のレール41は、ヘッドスライダ40
のほぼ側縁に沿って設けられているのに対し、第二のレ
ール42は、第一のレール41よりも中心軸O−O寄り
に配設されている。これによって、このヘッドスライダ
40のレール41,42は中心軸O−Oに関して非対称
に構成されている。
【0037】この場合、第一のレール41が側縁寄り
に、また第二のレール42が中心寄りに配設されている
ことにより、第一のレール41は、スキュー角を有する
空気流に対して、第二のレール42よりも大きな浮揚力
を受けることになる。
【0038】これによって、この浮上型ヘッドスライダ
40は、第一の実施例のヘッドスライダ15と同様な作
用効果を発揮できる。
【0039】図7は、本発明による浮上型ヘッドスライ
ダの具体的な実施例を示している。図7において、浮上
型ヘッドスライダ50は、図2の浮上型ヘッドスライダ
15とまったく同じ構成であって、全体が扁平な直方体
として形成されており、その下面にエアベアリングサー
フェイスとして作用する二つのレール51,52を備え
ている。
【0040】ここで、ヘッドスライダ50は、全長Lが
2.05mm,全幅W1が1.6mm,厚さが0.43
mmであって、テーパ長が0.205mm,テーパ角が
0.85度,第一及び第二のレール51,52の幅W1
が0.29mm,傾斜角度が6度であって、その第二の
レール52の空気流出端面に、磁気ヘッド53が取り付
けられている。
【0041】このように形成された浮上型ヘッドスライ
ダ50を、例えば図8に示す軸間距離30.0mm,ア
ーム長27.5mm,ベント角0.0度,シーク半径1
0.0mm乃至22.0mmの仮想ハードディスクドラ
イブ装置に搭載した場合の浮上量変動を計算機シミュレ
ーションによって計算した。その結果、浮上量変動に関
して、図9にて、曲線Aで示す浮上量変動プロファイル
が得られた。この場合、磁気ディスクに対する半径方向
位置の変動に対して、浮上量変動DFHは、0.015
7μmの幅に抑えられている。
【0042】尚、図9に示す曲線Bは、比較のために、
図19に示す従来タイプの浮上型ヘッドスライダ6を使
用した場合の、浮上量変動プロファイルを示している。
ここで使用した浮上型ヘッドスライダ6は、図10及び
図11に示すように、スライダ長2.05mm,スライ
ダ幅1.6mm,スライダ厚0.43mm,テーパ長
0.205mm,テーパ角0.85度,レール幅0.2
90mmとし、磁気ディスクに対する荷重は、3.0g
である。この場合、磁気ディスクに対する半径方向位置
の変動に対して、浮上量変動DFHは、0.0380μ
mである。
【0043】図9における曲線A,Bを比較すれば、本
実施例による浮上型ヘッドスライダ80は、図10及び
図11による従来タイプの浮上型ヘッドスライダ6に比
較して、浮上量変動が大幅に抑制されていることが、明
らかである。ここで、浮上量変動によるスペーシング損
失Lsは、浮上量をd,記録波長をλとすれば、
【数1】 で与えれるので、磁気ディスクに対する代表的な記録波
長として、λ=0.625μmを代入すると、Ls=約
2dBとなる。かくして、本実施例による浮上型ヘッド
スライダ50の浮上量変動によるスペーシング損失Ls
は、従来の浮上型ヘッドスライダ6に比較して、約2d
Bの改善となる。
【0044】図12は、本発明による浮上型ヘッドスラ
イダの第五の実施例の底面を示している。図12におい
て、浮上型ヘッドスライダ60は、その下面にエアベア
リングサーフェイスとして作用する三つのレール61,
62,63を備えている。
【0045】第一のレール61は、ヘッドスライダ60
の下面にて、空気流入端側でヘッドスライダ60の一方
の側縁付近から空気流出側に向かって斜めに延びるよう
に配設されている。また、第二のレール62は、空気流
入端側から空気流出端側でヘッドスライダ60の他方の
側縁付近に向かって斜めに延びるように配設されてい
る。さらに、第三のレール63は、第一のレール61,
第二のレール62の中間位置にて、空気流入端側から空
気流出端側に向かって、図において左斜め下方に延びる
ように配設されている。
【0046】このような構成の浮上型ヘッドスライダ6
0によれば、図2の浮上型ヘッドスライダ15と同様に
動作する。即ち、各レール61,62,63が傾斜して
配設されていることにより、スキュー角を有する空気流
に対して、浮揚力が最大になる。従って、浮上型ヘッド
スライダ60は、図2の浮上型ヘッドスライダ15と同
様に、スキュー角に対する浮上量変動が−方向にシフト
されることになり、スキュー角の変動による浮上量の変
動が、低減されることになる。この場合、三本のレール
61,62,63が備えられているので、図2に示した
二本のレール17,18を備えた浮上型ヘッドスライダ
15に比較して、本実施例による浮上型ヘッドスライダ
60は、より大きな浮揚力を受けることになる。
【0047】図13は、本発明による浮上型ヘッドスラ
イダの第六の実施例の底面を示している。図13におい
て、浮上型ヘッドスライダ70は、その下面にエアベア
リングサーフェイスとして作用する三つのレール71,
72,73を備えている。第一のレール71は、ヘッド
スライダ70の下面にて、空気流入端側でヘッドスライ
ダ70の一方の側縁付近から空気流出側に向かって長手
方向に斜めに延びるように配設されている。また、第二
のレール72は、空気流入端側でヘッドスライダ70の
他方の端縁付近から空気流出端側に向かって長手方向に
斜めに延びるように配設されている。さらに、第三のレ
ール73は、第一のレール71,第二のレール72の中
間位置にて、空気流入端側から空気流出端側に向かって
長手方向に延びるように配設されている。各レール7
1,72,73の幅は同じである。
【0048】ここで、上記第一のレール71は、ヘッド
スライダ70の長手方向の全長に亘って延びている第二
のレール72よりも短く形成されていると共に、長手方
向に関して空気流入端側に配設されている。また、上記
第三のレール73は、第一のレール71と第二のレール
72の中間の長さを有するように形成されていると共
に、長手方向に関して空気流入端側に配設されている。
【0049】ここで、第一のレール71が短く、且つ第
三のレール73が中間の長さを有するように形成されて
いることにより、短いレールほどスキュー角を有する空
気流に対して、完全なサイドフローになる角度が大きい
ことから、比較的広いスキュー角の範囲で、十分に大き
な浮揚力が得られることになる。この場合、三本のレー
ル71,72,73が備えられているので、図4に示し
た二本のレール21,22を備えた浮上型ヘッドスライ
ダ20に比較して、本実施例による浮上型ヘッドスライ
ダ70は、より大きな浮揚力を受けることになる。
【0050】図14は、本発明による浮上型ヘッドスラ
イダの第六の実施例の底面を示している。図14におい
て、浮上型ヘッドスライダ80では、第一のレール81
は、ヘッドスライダ80の下面にて、空気流入端側でヘ
ッドスライダ80の一方の側縁付近から空気流出側に向
かって長手方向に延びるように配設されている。また、
第二のレール82は、空気流入端側でヘッドスライダ8
0の他方の端縁付近から空気流出端側に向かって長手方
向に延びるように配設されている。さらに、第三のレー
ル83は、第一のレール81,第二のレール82の中間
位置にて、空気流入端側から空気流出端側に向かって長
手方向に延びるように配設されている。そして、この第
一のレール81,第二のレール82及び第三のレール8
3は、それぞれその全長に亘って同じ幅を有していると
共に、互いに平行に延びている。
【0051】また、上記第一のレール81は、第三のレ
ール83よりも幅が広く形成されている。また、上記第
二のレール82は、第三のレール83よりも幅が狭く形
成されている。ここで、第一のレール81の幅が広く、
且つ第二のレール82の幅が狭く形成されていることに
より、幅広いレールほどスキュー角を有する空気流に対
して、大きな浮揚力が得られることになる。この場合、
三本のレール81,82,83が備えられているので、
図5に示した二本のレール31,32を備えた浮上型ヘ
ッドスライダ30に比較して、本実施例による浮上型ヘ
ッドスライダ80は、より大きな浮揚力を受けることに
なる。
【0052】図15は、本発明による浮上型ヘッドスラ
イダの第七の実施例の底面を示している。図15におい
て、浮上型ヘッドスライダ90は、全体が扁平な直方体
として形成されており、その下面にエアベアリングサー
フェイスとして作用する三つのレール91,92,93
を備えている。
【0053】ここで、この第一のレール91,第二のレ
ール92及び第三のレール93は、それぞれその全長に
亘って同じ幅を有していると共に、互いに平行に延びて
いる。ここで、上記第一のレール91は、ヘッドスライ
ダ90のほぼ側縁に沿って設けられているのに対し、第
二のレール92は、第一のレール91よりも中心軸O−
O寄りに配設されている。また、上記第三のレール93
は、第一のレール91と第二のレール92の間で、第一
のレール91寄りに配設されている。
【0054】ここで、各レール91,92,93は、ヘ
ッドスライダ90の一方の側縁から他方の側縁に向かっ
て、レールの間隔が順次に広くなるように配設されてい
ることにより、第一のレール91は、スキュー角を有す
る空気流に対して、第二のレールよりも大きな浮揚力を
受けると共に、第三のレール93は、第一のレール91
と第二のレール92の中間の大きさの浮揚力を受けるこ
とになる。これにより、浮上型ヘッドスライダ90は、
図6の浮上型ヘッドスライダ40と同様に、スキュー角
に対する浮上量変動が−方向にシフトされることにな
り、スキュー角の変動による浮上量の変動が、低減され
ることになる。この場合、三本のレール91,92,9
3が備えられているので、図6に示した二本のレール4
1,42を備えた浮上型ヘッドスライダ40に比較し
て、本実施例による浮上型ヘッドスライダ90は、より
大きな浮揚力を受けることになる。
【0055】図16は、本発明による浮上型ヘッドスラ
イダの第八の実施例の底面を示している。第一のレール
101は、ヘッドスライダ100の下面にて、空気流入
端側でヘッドスライダ100の一方の側縁付近から空気
流出側に向かって斜めに延びるように配設されている。
また、第二のレール102は、空気流入端側から空気流
出端側でヘッドスライダ15の他方の側縁付近に向かっ
て斜めに延びるように配設されている。さらに、第三の
レール103は、第一のレール101,第二のレール1
02の中間位置にて、空気流入端側から空気流出端側に
向かって斜めに延びるように配設されている。
【0056】ここで、この第一のレール101,第二の
レール102及び第三のレール103は、その全長に亘
って同じ幅を有していると共に、互いに平行に延びてい
る。さらに、上記レールのうち、第一のレール101及
び第二のレール102は、ヘッドスライダ100の長手
方向の全長に亘って延びている第三のレール103より
も短く形成されていると共に、長手方向に関して空気流
入端側に配設されている。
【0057】ここで、各レール101,102,103
が傾斜して配設されていることにより、スキュー角を有
する空気流に対して、浮揚力が最大になる。さらに、両
側のレール101,102が短く形成されていることに
より、短いレールはスキュー角を有する空気流に対し
て、完全なサイドフローになる角度が大きいことから、
比較的広いスキュー角の範囲で、十分に大きな浮揚力が
得られることになる。従って、浮上型ヘッドスライダ1
00は、図12の浮上型ヘッドスライダ60と同様に、
スキュー角に対する浮上量変動が−方向にシフトされる
ことになり、スキュー角の変動による浮上量の変動が、
低減されることになる。
【0058】尚、上記実施例においては、図2,図4乃
至図7,図12乃至図16にて、レールについて、それ
ぞれ具体的な形状が示されているが、正の動圧を生ずる
レール面が、スキュー角による浮上量変動をシフトさせ
るように、ヘッドスライダの中心軸に対して非対称に形
成されていればよく、その長さ,幅や配置,傾斜角度
は、実際に搭載されるハードディスクドライブ装置に対
応して、最適化されるべきものである。従って、上述し
た実施例に示された形状,配置等に限定されるべきでは
なく、これらの組合せも可能であることはいうまでもな
い。
【0059】また、上記実施例においては、磁気ディス
クの記録再生を行なうためのハードディスクドライブ装
置のための浮上型ヘッドスライダについて説明したが、
これに限らず、例えば光磁気ディスク等の他のディスク
を記録媒体として使用するディスクドライブ装置のため
の浮上型ヘッドスライダに本発明を適用し得ることは明
らかである。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、レ
ールが左右非対称に形成されていることにより、スキュ
ー角による浮上量変動が、スキュー角に対して何れかの
方向にシフトされるので、所定のスキュー角において、
ヘッドスライダの浮上量が最大になる。従って、各レー
ルの長さ,幅等の形状や位置を適宜に選定することよ
り、ディスクの全範囲に亘って、浮上量の変動が抑制さ
れることにより、十分な浮揚力が得られることになる。
このため、本発明によれば、記録媒体の半径方向位置
や、スキュー角の変動によって、所謂静的浮上量が低減
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスライダを組み込んだハードディ
スクドライブ装置の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明による浮上型ヘッドスライダの第一の実
施例を示す概略底面図である。
【図3】図2の浮上型ヘッドスライダのレール形状に基
づくスキュー角に対する浮上量変動のシフトを示すグラ
フである。
【図4】本発明による浮上型ヘッドスライダの第二の実
施例を示す概略底面図である。
【図5】本発明による浮上型ヘッドスライダの第三の実
施例を示す概略底面図である。
【図6】本発明による浮上型ヘッドスライダの第四の実
施例を示す概略底面図である。
【図7】本発明による浮上型ヘッドスライダの具体的な
実施例を示す概略底面図である。
【図8】図7の浮上型ヘッドスライダを搭載すべきハー
ドディスクドライブ装置の構成例を示す概略平面図であ
る。
【図9】図7の浮上型ヘッドスライダを図8のハードデ
ィスクドライブ装置に搭載した場合の計算機シミュレー
ションによる浮上量変動を示すグラフである。
【図10】図9の計算機シミュレーションで使用した従
来タイプの浮上型ヘッドスライダの具体的な寸法を示す
底面図である。
【図11】図10の浮上型ヘッドスライダの具体的な寸
法を示す側面図である。
【図12】本発明による浮上型ヘッドスライダの第五の
実施例を示す概略底面図である。
【図13】本発明による浮上型ヘッドスライダの第六の
実施例を示す概略底面図である。
【図14】本発明による浮上型ヘッドスライダの第七の
実施例を示す概略底面図である。
【図15】本発明による浮上型ヘッドスライダの第八の
実施例を示す概略底面図である。
【図16】本発明による浮上型ヘッドスライダの第九の
実施例を示す概略底面図である。
【図17】従来のハードディスクドライブ装置の一例の
構成を示す斜視図である。
【図18】図17のハードディスクドライブ装置におけ
る磁気ディスクとアームとの関係を示す概略斜視図であ
る。
【図19】図17のハードディスクドライブ装置におけ
る浮上型ヘッドスライダを示す概略斜視図である。
【図20】図19の浮上型ヘッドスライダの浮上状態を
示す概略図である。
【図21】図19の浮上型ヘッドスライダによるディス
ク半径と浮上量との関係を示すグラフである。
【図22】図18のアームの磁気ディスクに対するシー
ク動作を示す概略平面図である。
【図23】図22のシーク動作における浮上型ヘッドス
ライダのスキュー角を示す概略図である。
【図24】図19の浮上型ヘッドスライダによるスキュ
ー角と浮上量との関係を示すグラフである。
【図25】図19の浮上型ヘッドスライダによるディス
ク半径及びスキュー角と浮上量との関係を図式的に示す
グラフである。
【符号の説明】
10 ハードディスクドライブ装置 11 筐体 12 磁気ディスク 13 アーム 14 ボイスコイル 15 浮上型ヘッドスライダ 15a 磁気ヘッド 16 ボイスコイルモータ 17,18 レール 20 浮上型ヘッドスライダ 21,22 レール 23 磁気ヘッド 30 浮上型ヘッドスライダ 31,32 レール 33 磁気ヘッド 40 浮上型ヘッドスライダ 41,42 レール 43 磁気ヘッド 50 浮上型ヘッドスライダ 51,52 レール 53 磁気ヘッド 60 浮上型ヘッドスライダ 61,62,63 レール 64 磁気ヘッド 70 浮上型ヘッドスライダ 71,72,73 レール 74 磁気ヘッド 80 浮上型ヘッドスライダ 81,82,83 レール 84 磁気ヘッド 90 浮上型ヘッドスライダ 91,92,93 レール 94 磁気ヘッド 100 浮上型ヘッドスライダ 101,102,103 レール 104 磁気ヘッド

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対向する面に形成された複数
    のレールと、 各レールの空気流入端側に設けられたテーパ部と、 前記レールのうち、一つのレールの空気流出端側の端面
    に設けられた磁気ヘッドとを備えており、 前記レールが、 空気流入端から空気流出端に向かって仮想される中心軸
    に関して、非対称に形成されている、ことを特徴とする
    浮上型ヘッドスライダ。
  2. 【請求項2】 前記各レールが、空気流入端から空気流
    出端に向かう方向に沿って互いに平行に配設されてい
    る、ことを特徴とする請求項1に記載の浮上型ヘッドス
    ライダ。
  3. 【請求項3】 前記複数のレールのうち、少なくともひ
    とつのレールの面積が、他のレールの面積と異なること
    を特徴とする請求項2に記載の浮上型ヘッドスライダ。
  4. 【請求項4】 前記複数のレールのうち、少なくともひ
    とつのレールの長さが、他のレールの長さと異なること
    を特徴とする請求項2に記載の浮上型ヘッドスライダ。
  5. 【請求項5】 前記複数のレールのうち、少なくともひ
    とつのレールの幅が、他のレールの幅と異なることを特
    徴とする請求項2に記載の浮上型ヘッドスライダ。
  6. 【請求項6】 前記複数のレールのうち、少なくともひ
    とつのレールは、他のレールと比較して、前記仮想の中
    心軸からの距離が異なることを特徴とする請求項2に記
    載の浮上型ヘッドスライダ。
  7. 【請求項7】 前記各レールが、空気流入端から空気流
    出端に向かう方向に対して斜めに互いに平行に配設され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の浮上型ヘッド
    スライダ。
  8. 【請求項8】 前記複数のレールのうち、少なくともひ
    とつのレールの長さが、他のレールの長さと異なること
    を特徴とする請求項7に記載の浮上型ヘッドスライダ。
  9. 【請求項9】 回転型上方記録ディスクと、 磁気ヘッドを有する浮上型ヘッドスライダと、 このヘッドスライダを前記ディスクの表面に沿って移動
    可能に支持するアームと、 このアームを駆動する駆動手段とを有しており、さら
    に、前記浮上型ヘッドスライダが、 記録媒体に対向する面に形成された複数のレールと、 各レールの空気流入端側に設けられたテーパ部と、 前記レールのうち、一つのレールの空気流出端側の端面
    に設けられた磁気ヘッドとを備えており、 前記レールが、 空気流入端から空気流出端に向かって仮想される中心軸
    に関して、非対称に形成されている、ことを特徴とする
    ディスクドライブ装置。
JP8734595A 1995-03-20 1995-03-20 浮上型ヘッドスライダ及びディスクドライブ装置 Pending JPH08263822A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6128162A (en) * 1997-06-26 2000-10-03 Fujitsu Limited Head slider with constant flying height over sliding range

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6128162A (en) * 1997-06-26 2000-10-03 Fujitsu Limited Head slider with constant flying height over sliding range

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