JPH071412B2 - 定着方法 - Google Patents

定着方法

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Publication number
JPH071412B2
JPH071412B2 JP61140624A JP14062486A JPH071412B2 JP H071412 B2 JPH071412 B2 JP H071412B2 JP 61140624 A JP61140624 A JP 61140624A JP 14062486 A JP14062486 A JP 14062486A JP H071412 B2 JPH071412 B2 JP H071412B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
temperature
sheet
reference position
heat
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61140624A
Other languages
English (en)
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JPS62253182A (ja
Inventor
裕一郎 東
晃康 綱田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH071412B2 publication Critical patent/JPH071412B2/ja
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、定着方法に関し、より詳細には複写機、ファ
クシミリ、各種プリンタ等に適用しうる定着方法に関す
る。
(従来技術) トナー像を担持したシートを通紙させる際の基準位置を
熱ローラ軸長手方向上の一端側に設定している所謂片側
基準方式の定着装置が知られている。これに用いられる
熱ローラは例えば第7図に示す如きものであり、熱ロー
ラに内装されたヒータH1により加熱されるようになって
いる。
図において、符号AはA4横サイズ、符号BはB4横サイ
ズ、符号CはA3横サイズのシートについての、例えば左
端に設定された基準位置Pからの通紙領域を示す。
このヒータH1の発光分布は第6図に示す通りであり、発
光長Lの両端部にて長さL1=30〜100mmの領域で中央部
に比べてT1=15〜30%の範囲で発光率つまり温度が高く
なるように設定され、左右対称の温度分布を示すように
なっている(以下、従来例1という)。
このような発光分布を示す熱ローラについて、小サイズ
のシートを通紙させると、通紙部たる基準位置P側は熱
を奪われるので温度上昇は問題にならないが、非通紙部
たる反基準位置側は温度が上がりすぎて例えば軸受破損
その他の支障をきたすことがある。
そこで、例えば、第5図に示すようにヒータH1の発光分
布(発熱分布)を通紙時の基準位置P側でその反対側よ
りT2=30〜100%発光率が高い温度勾配に設定する技術
(以下従来例2という)が提案されている。
このようにすれば、小サイズのシートが通紙される際に
も非通紙側のローラ表面温度が異常に上昇されることが
防止されるとともに、基準位置P側の表面温度の効果が
抑制されて、良好な定着性が保証される定着保証枚数を
伸ばすことができる。
なお、大サイズのシートを通紙する場合であっても、非
通紙側の温度の落ちこみが懸念される場合は、コピー速
度を遅く切り換えて定着可能枚数を増やすようにすれば
よい。
小サイズ(A4横サイズ)を毎分63枚でコピーした場合に
おける熱ローラ表面温度の状態を前記従来例1における
場合と前記従来例2の場合とで比較して示したのが第4
図である。
図において、符号1は従来例1における非通紙側の温
度、符号2は従来例2における非通紙側の温度、符号3
は従来例2における熱ローラ中央部の温度、符号4は従
来例2における基準位置の温度、符号5は従来例1にお
ける基準位置の温度、符号6は従来例1における通紙側
の温度をそれぞれ示す。通紙時に熱ローラのヒータに発
熱があると、従来例1では非通紙側の温度上昇が30〜40
℃になる。通紙側の温度はシートに熱を奪われて定着可
能下限温度近くまで下がる。
これに対し、従来例2(第5図)の如き温度分布にすれ
ば、第4図に示す如く、非通紙側のエネルギーが通紙側
に利用され、非通紙側での温度上昇が抑制されるのと同
時に通紙側での温度の降下を少なくすることができる。
しかし、このようにしても、ヒータが第7図に示すよう
に1個であると、大サイズシートの通紙時に基準位置P
の反対側つまり非通紙側での熱ローラ表面温度が次第に
降下し、良好な定着性が保証される定着保証枚数を伸ば
すことできないとの問題がある。
(目的) 従って、本発明の目的は、小サイズシート、大サイズシ
ートに拘らずシート通紙時の非通紙側での熱ローラ表面
温度を適度に維持し安全かつ安定した定着をすることの
できる定着方法を提供することにある。
(構成) 本発明は、上記の目的を達成するため、トナー像を担持
した小サイズシートから大サイズシートにわたるシート
を通紙させることができ、この通紙の際の基準位置を熱
ローラ軸長手方向上の一端側に設定して定着する定着方
法において、前記熱ローラの全長にわたり発熱する第1
のヒータと第2のヒータを内装し、これらヒータの温度
分布に関し、前記第1のヒータについては前記熱ローラ
の前記基準位置側の温度を他側よりも高くなるような温
度勾配を有するように設定し、かつ、前記大サイズシー
トよりも幅の狭い任意の幅の小サイズシートの通紙中は
前記第1のヒータのみを発熱させ、前記第サイズシート
の通紙に際しては、前記第2ヒータによる発熱を利用し
て定着する。この場合、第2ヒータによる発熱を利用し
て定着する態様として、前記第2のヒータについて、前
記基準位置側の他側の温度を前記基準位置側の温度より
も高くなるような温度勾配を有するように設定した場合
は、立上り時と待機中について前記第1、第2の各ヒー
タを同時に発熱させるケースと、前記第2のヒータにつ
いて、左右対称の温度分布を示すように設定した場合
は、該第2のヒータのみを発熱させるケース、の2つの
ケースを包含することとするものである。
以下、本発明の一実施例に基づいて具体的に説明する。
本例は、第1図に示されるように、熱ローラ中に2つの
ヒータ、つまり、第1のヒータH3と、第2のヒータH4を
内装している。
そして通紙中は、当該複写機に与えられた電力の制約条
件から第1のヒータH3のみを発熱させるようにし、立上
り時(ウオームアップ時)と定着時以外の待機中につい
ては電力に余裕があるので、第1のヒータH3、第2のヒ
ータH4を同時に発熱させるようにしている。
このような熱ローラにおいて、前述の如く、第1のヒー
タH3、第2のヒータH4は別々に制御され、例えば、第1
のヒータH3の温度分布については第2図に示す如く基準
位置Pの反対側よりも基準位置の方がT3=30〜100%高
くなるなるような温度勾配に設定したとすると、第2の
ヒータH4の温度分布についても第1のヒータH3と略対称
の温度勾配8となるように設定する。
このようにすれば、小サイズシートの通紙時に基準位置
Pの反対側(非通紙側)での熱ローラ表面温度が異常に
上昇することが防止されるとともに、基準位置P側(通
紙側)での熱ローラ表面温度が降下するのを減少させて
定着保証枚数を伸ばすと共に、第2のヒータH4(温度勾
配8)の温度分布によって、立上り時、待機時に基準位
置の反対側(非通紙側)の熱ローラ表面温度が基準位置
P側より著しく低くならない様に維持して大サイズシー
ト通紙時の温度の落ちこみも極力少なくして大サイズシ
ートの定着保証枚数も伸ばすことができる。
立上り時の熱ローラ表面温度の分布を第3図に示す。図
において符号10は、第1のヒータH3のみ第2図に示す温
度勾配7とし、第2のヒータH4は第6図に示す如き温度
分布とした場合の基準位置Pにおける温度変化を示す。
又、符号11は、上記と同条件における基準位置Pの反対
側での温度変化を示す。
これに対し、符号12は熱ローラ中の2つのヒータについ
て共に第6図に示す如き温度分布にした場合(従来例
1)における基準位置P側及びその反対側の温度及び、
本例の如く、第1のヒータH3、第2のヒータH4について
それぞれ、第2図に示される如き温度分布にした場合に
おける基準位置P側及びその反対側の温度の傾向を示し
ている。
この第3図によれば、通紙時の効果に関し、第4図に示
したように、第1のヒータH3のみの温度分布の変更で十
分であるが、副作用として本図に示す如く立上り時に基
準位置P側とその反対側に温度差を生ずる。
この温度差は問題にならない場合もあるが、問題となる
場合はこの温度差を補正するために立上り時と待機時に
のみ発熱する第2のヒータH4の発熱分布を第1のヒータ
H3と略対称の温度分布とすることにより、従来なみの温
度差にて安全、安定した定着を得ることができる。
(効果) 本発明によれば、小サイズシート大サイズシートに拘ら
ず通紙時の非通紙側での熱ローラ表面温度を適度に維持
し安全かつ安定した定着をすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に適する熱ローラの断面図、第2
図は本発明の実施例にかかるヒータ温度分布図、第3
図、第4図は熱ローラ表面温度の説明図、第5図は従来
例2の説明図、第6図は従来例1にかかる温度分布図、
第7図は従来例2の説明図である。 H3……第1のヒータ、H4……第2のヒータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−641(JP,A) 特開 昭54−21741(JP,A) 特開 昭57−63570(JP,A) 特開 昭53−17740(JP,A) 特開 昭55−113076(JP,A) 特開 昭57−102676(JP,A) 特開 昭59−38773(JP,A) 特開 昭59−126575(JP,A) 特開 昭61−181087(JP,A) 特開 昭61−204666(JP,A) 特開 昭57−53773(JP,A) 特開 昭58−43478(JP,A) 特開 昭58−129450(JP,A) 特開 昭58−200262(JP,A) 特開 昭62−232674(JP,A) 特開 昭58−129450(JP,A) 特開 昭52−146637(JP,A) 特開 昭53−76288(JP,A) 実開 昭56−10653(JP,U) 実開 昭61−65474(JP,U) 実開 昭49−126450(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー像を担持した小サイズシートから大
    サイズシートにわたるシートを通紙させることができ、
    この通紙の際の基準位置を熱ローラ軸長手方向上の一端
    側に設定して定着する定着方法において、 前記熱ローラの全長にわたり発熱する第1のヒータと第
    2のヒータを内装し、これらヒータの温度分布に関し、 前記第1のヒータについては前記熱ローラの前記基準位
    置側の温度を他側よりも高くなるような温度勾配を有す
    るように設定し、かつ、前記大サイズシートよりも幅の
    狭い任意の幅の小サイズシートの通紙中は前記第1のヒ
    ータのみを発熱させ、 前記大サイズシートの通紙に際しては、前記第2のヒー
    タによる発熱を利用して定着することを特徴とする定着
    方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、第2のヒ
    ータによる発熱を利用して定着する態様として、 前記第2のヒータについて、前記基準位置側の他側の温
    度を前記基準位置側の温度よりも高くなるような温度勾
    配を有するように設定した場合は、立上り時と待機中に
    ついて前記第1、第2の各ヒータを同時に発熱させるケ
    ースと、 前記第2のヒータについて、左右対称の温度分布を示す
    ように設定した場合は、該第2のヒータのみを発熱させ
    るケース、の2つのケースを包含することを特徴とする
    定着方法。
JP61140624A 1986-01-16 1986-06-17 定着方法 Expired - Lifetime JPH071412B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP699586 1986-01-16
JP61-6995 1986-01-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62253182A JPS62253182A (ja) 1987-11-04
JPH071412B2 true JPH071412B2 (ja) 1995-01-11

Family

ID=11653707

Family Applications (1)

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JP61140624A Expired - Lifetime JPH071412B2 (ja) 1986-01-16 1986-06-17 定着方法

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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08689Y2 (ja) * 1988-12-28 1996-01-10 新潟日本電気株式会社 定着装置

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JPH032920Y2 (ja) * 1985-02-27 1991-01-25

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