JPH08689Y2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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Publication number
JPH08689Y2
JPH08689Y2 JP1988171081U JP17108188U JPH08689Y2 JP H08689 Y2 JPH08689 Y2 JP H08689Y2 JP 1988171081 U JP1988171081 U JP 1988171081U JP 17108188 U JP17108188 U JP 17108188U JP H08689 Y2 JPH08689 Y2 JP H08689Y2
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JP
Japan
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heating roller
roller
recording paper
temperature
surface temperature
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Application number
JP1988171081U
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English (en)
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JPH0290864U (ja
Inventor
功 久保田
Original Assignee
新潟日本電気株式会社
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Publication date
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  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子写真式印刷装置の定着装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来の電子写真式印刷装置の定着装置においては、内
部にヒータを装備して外力により駆動される加熱ローラ
と、この加熱ローラに並設され圧接する圧接ローラと、
加熱ローラと圧接ローラとを回転自在に軸支するフレー
ムとを備えている。そして、加熱ローラの表面温度分布
が加熱ローラの全体にわたって一定であった。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来例にあっては、加熱ローラお
よび圧接ローラの巾に対して狭い記録紙を定着させる場
合には、記録紙の通らない部分の加熱ローラの表面温度
が、記録紙の通る部分の表面温度に比して温度上昇が著
しく、この温度差の為加熱ローラ支持部に熱変形を生じ
るという欠点があった。さらに、前述した加熱ローラの
温度差によって、加熱ローラに圧接している圧接ローラ
も軸方向に温度差を生じる。従って、熱膨張による直径
の増加量が異なり、そのために記録紙の走行が安定しな
いという不都合が生じていた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、このような従来例に見られる不都合
を改善し、とくに定着動作継続中における加熱ローラお
よび圧接ローラ部分の熱変形を抑制し、安定した記録紙
の走行が期待できる定着装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案では、内部中央に単一のヒータを装備して外力
により駆動される加熱ローラと、この加熱ローラに並設
され圧接する圧接ローラと、前記加熱ローラと圧接ロー
ラとを回転自在に軸支するフレームとを備えている。そ
して、加熱ローラの表面温度分布として、その中央部に
比較的広い範囲の平坦部を有し,加熱ローラの一方の端
部付近を最高温度に設定し、この最高温度の位置からこ
れらに近接した一方の端縁まで及び平坦部に連なり当該
平坦部の終わり部分から他方の端縁にいたる領域では当
該各端縁に向かって次第に下がるように設定する、とい
う手法を採っている。これによって、前述した目的を達
成しようとするものである。
〔作用〕
ハガキのような巾の狭い記録紙を定着する場合には、
加熱ローラ2の一方の端部2A付近を通るように記録紙を
挿入する。この付近の加熱ローラ2の表面温度は最も高
くなっているが、記録紙を定着させる時に熱を奪われる
ため加熱ローラ2の表面温度は低下する。
一方、記録紙が通過しない部分の加熱ローラ2の表面
温度は、始めから端部2A付近に比べて低く設定されてい
るので、記録紙によって熱を奪われた部分の表面温度と
あまり差のないものとなる。また、加熱ローラ2の全幅
にわたるような巾の広い記録紙を定着させる時は、加熱
ローラ2の表面温度は全体的に記録紙によって熱を奪わ
れて、均一に温度が低下する。
従って、種々の大きさの記録紙を使用する場合には、
加熱ローラ2の一方の端部付近2Aは常に使用され、反対
の端部2Bは使用頻度が低くなる。これに対応して、種々
の大きさの記録紙を使用する場合に、使用頻度が高く定
着作業中の温度低下の著しい領域の加熱ローラ2の表面
温度を高くしたことにより、定着動作継続中における加
熱ローラ2全体および支持軸部分の温度分布として左右
で差のないものにし、これにより同時に圧接ローラの熱
変形が有効に抑制される。
〔考案の実施例〕
以下、第1図および第2図に基づいて本考案の一実施
例の説明を行う。
この第1図に示す実施例においては、内部にヒータ1
を装備して外力により駆動される加熱ローラ2と、この
加熱ローラ2に並設され圧接する圧接ローラ3と、加熱
ローラ2と圧接ローラ3とを回転自在に軸支するフレー
ム4とを備えている。そして、加熱ローラ2の表面温度
分布が、加熱ローラ2の一方の端部付近2Aを最高温度と
するとともに他端2Bに向かって次第に下がるように設定
している。
さらにこれを詳述すると、加熱ローラ2は、その内径
にヒータ1を内蔵してフレーム4に回転自在に軸支され
ており、ギヤ5を介して外部の駆動手段(図示せず)か
ら駆動力を付勢されて回転する。圧接ローラ3はバネ6
を介して回転自在にフレーム4にとりつけられており、
このバネ6の復帰力によって加熱ローラ2に押し付けら
れている。加熱ローラ2の内部に装備されたヒータ1
は、加熱ローラ2の表面温度分布が、加熱ローラ2の一
方の端部付近2Aを最高温度とするとともに他端2Bに向か
って次第に下がるようにセットされている。
次に、加熱ローラ2の表面温度分布について、第2図
に用いて説明をする。
加熱ローラ2は、内部にヒータ1を内蔵しており、こ
のヒータ1の発する熱によって加熱ローラ2の表面を高
温にし、それによって記録紙の印刷を定着する。定着時
は、第2図(A)に示すように、記録紙は、その一辺が
常に加熱ローラ2の一方の端部付近2Aを通るようにして
ある。そして、加熱ローラ2の内部に装備されたヒータ
1は、その軸方向にそって第2図(B)に示すように加
熱ローラ2の一方の端部付近2Aの表面が最高温度となる
ようにしてある。即ち、加熱ローラの表面温度分布とし
て、その中央部に比較的広い範囲の平坦部を有し,加熱
ローラの一方の端部付近を最高温度に設定し、この最高
温度の位置からこれに近接した一方の端縁まで及び平坦
部に連なり当該平坦部の終わり部分から他方の端縁にい
たる領域では当該各端縁に向かって次第に下がるように
設定されている。
次に、本実施例の動作説明を行う。
加熱ローラ2は、ギヤ5を介して駆動手段(図示せ
ず)から駆動力を付勢されて回転する。圧接ローラ3は
バネ6の復帰力によって加熱ローラ2に押し付けられて
いる。また、加熱ローラ2は、その内部にヒータ1を内
蔵しており、ヒー1の発する熱によってその表面は高温
になっている。定着する記録紙は、加熱ローラ2と圧接
ローラ3との間を通る際に、加熱ローラ2表面の高温
と、圧接ローラ3の圧力によって、記録紙上に印刷され
ているトナーを定着させる。
ここで、加熱ローラ2の内部に装備されているヒータ
1は、加熱ローラ2の一方の端部付近2Aの表面温度が最
高となるようにしてあり、そして、加熱ローラ2の他端
2Bに向かって徐々に温度が低下するようにしている。
このため、ハガキのような巾の狭い記録紙を定着する
場合には、加熱ローラ2の端部2A付近を通るように記録
紙を挿入する。この付近の加熱ローラ2の表面温度は最
も高くなっているが、記録紙を定着させる時に熱を奪わ
れるため加熱ローラ2の表面温度は低下する。
一方、記録紙が通過しない部分の加熱ローラ2の表面
温度は、始めから端部2A付近に比べて低く設定されてい
るので、記録紙によって熱を奪われた部分の表面温度と
あまり差のないものとなる。また、加熱ローラ2の全幅
にわたるような巾の広い記録紙を定着させる時は、加熱
ローラ2の表面温度は全体的に記録紙によって熱を奪わ
れて、均一に温度が低下する。
従って、種々の大きさの記録紙を使用する場合には、
加熱ローラ2の一方の端部付近2Aは常に使用され、反対
の端部2Bは使用頻度が低くなる。つまり、種々の大きさ
の記録紙を使用する場合にも、使用頻度が高く定着作業
による温度低下の著しい箇所の加熱ローラ2の表面温度
を高くすることにより、加熱ローラ2全体の温度分布と
して差のないものにしている。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によると、種々の大きさ
の記録紙を使用する際にも、使用頻度が高く定着作業に
よる温度低下の著しい箇所の加熱ローラの表面温度を高
くすることにより、外部からの何らの温度制御に依存す
ることなく定着作業中における加熱ローラ全体の温度分
布として差のないものにすることができ、これによっ
て、温度差のために生じていた加熱ローラ支持部の熱変
形を低減することができ、更に、定着作業中における加
熱ローラの温度差により生じていた加熱ローラに圧接し
ている定着作業中における圧接ローラの熱膨張による変
形を少なくすることができ、これによって、安定した記
録紙の走行が可能となり、正常な定着作業を長時間継続
し得るという従来にない優れた定着装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は定着装置全体を表す概略図、第2図は加熱ロー
ラの各位置での表面温度を表すグラフである。 1……ヒータ、2……加熱ローラ、3……圧接ローラ、
4……フレーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部中央に単一のヒータを装備して外力に
    より駆動される加熱ローラと、この加熱ローラに並設さ
    れ圧接する圧接ローラと、前記加熱ローラと圧接ローラ
    とを回転自在に軸支するフレームとを備えて成る定着装
    置において、 前記加熱ローラの表面温度分布として、その中央部に比
    較的広い範囲の平坦部を有し,前記加熱ローラの一方の
    端部付近を最高温度に設定し、この最高温度の位置から
    これに近接した一方の端縁まで及び前記平坦部に連なり
    当該平坦部の終わり部分から前記他方の端縁にいたる領
    域では当該各端縁に向かって次第に下がるように設定し
    たことを特徴とする定着装置。
JP1988171081U 1988-12-28 1988-12-28 定着装置 Expired - Lifetime JPH08689Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988171081U JPH08689Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 定着装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1988171081U JPH08689Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 定着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0290864U JPH0290864U (ja) 1990-07-18
JPH08689Y2 true JPH08689Y2 (ja) 1996-01-10

Family

ID=31462588

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JP1988171081U Expired - Lifetime JPH08689Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 定着装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5838165U (ja) * 1981-09-05 1983-03-12 株式会社 松村製作所 複写機におけるヒ−トロ−ラ−
JPH071412B2 (ja) * 1986-01-16 1995-01-11 株式会社リコー 定着方法
JPH0234886A (ja) * 1988-07-25 1990-02-05 Ricoh Co Ltd 画像形成装置の定着装置

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JPH0290864U (ja) 1990-07-18

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