JPH07334020A - 電子写真印刷装置の予熱板支持機構 - Google Patents
電子写真印刷装置の予熱板支持機構Info
- Publication number
- JPH07334020A JPH07334020A JP12895194A JP12895194A JPH07334020A JP H07334020 A JPH07334020 A JP H07334020A JP 12895194 A JP12895194 A JP 12895194A JP 12895194 A JP12895194 A JP 12895194A JP H07334020 A JPH07334020 A JP H07334020A
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- JP
- Japan
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- plate
- preheating plate
- preheating
- residual heat
- expansion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】印刷用紙上のトナーの定着を良好にするため、
印刷用紙に余熱を加える余熱板を、定着器の前段に備え
る電子写真印刷装置において、前記予熱板の熱ひずみに
よってもたらされる用紙送行の不安定や用紙しわ、およ
びしわによる印字欠けを無くすための予熱板支持機構の
提供。 【構成】本発明を図示実施例に基づいて説明すると、余
熱板６とこの余熱板６を支持する支持台７との間に、予
熱板６の用紙送行方向の膨張を回転方向の変位に変えて
吸収し、かつ、余熱板６の用紙送行方向と垂直な方向の
膨張を軸方向のスライド運動で吸収する支持部材９，１
２を介装する。
印刷用紙に余熱を加える余熱板を、定着器の前段に備え
る電子写真印刷装置において、前記予熱板の熱ひずみに
よってもたらされる用紙送行の不安定や用紙しわ、およ
びしわによる印字欠けを無くすための予熱板支持機構の
提供。 【構成】本発明を図示実施例に基づいて説明すると、余
熱板６とこの余熱板６を支持する支持台７との間に、予
熱板６の用紙送行方向の膨張を回転方向の変位に変えて
吸収し、かつ、余熱板６の用紙送行方向と垂直な方向の
膨張を軸方向のスライド運動で吸収する支持部材９，１
２を介装する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真印刷装置の予
熱板支持機構に関する。
熱板支持機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】電子写真印刷装置の印刷プロセスを図５
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【０００３】感光体１からトナー３の転写された印刷用
紙２は、ａ方向に搬送されて定着部に送り込まれる。
紙２は、ａ方向に搬送されて定着部に送り込まれる。
【０００４】定着部の前部には予熱板６を備えていて、
この予熱板６は、トナー３を印刷用紙２に浸み込み易く
するために、印刷用紙２に徐々に熱を加えるようにコン
トロールされる。
この予熱板６は、トナー３を印刷用紙２に浸み込み易く
するために、印刷用紙２に徐々に熱を加えるようにコン
トロールされる。
【０００５】印刷用紙２は、予熱板６を通過後、上下に
対向配設されたヒートロール４，バックアップロール５
間で加熱・加圧され、印刷用紙２上におけるトナー３の
熱定着が完了する。
対向配設されたヒートロール４，バックアップロール５
間で加熱・加圧され、印刷用紙２上におけるトナー３の
熱定着が完了する。
【０００６】ここで、予熱板支持機構の従来例を図３，
図４に示す。
図４に示す。
【０００７】図３，図４において、予熱板６は、その四
隅近傍を、ネジ８を介し、支持台７に直接固定されてい
る。
隅近傍を、ネジ８を介し、支持台７に直接固定されてい
る。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、予熱
板６は、常温状態で支持台７に固定されており、したが
って印刷時熱が供給されてその温度が上昇すると、図３
のＡ方向およ図４のＢ方向に熱膨張する。
板６は、常温状態で支持台７に固定されており、したが
って印刷時熱が供給されてその温度が上昇すると、図３
のＡ方向およ図４のＢ方向に熱膨張する。
【０００９】しかし、前述のごとく、予熱板６の四隅近
傍は支持台７に直接固定されているため、前記Ａ方向お
よびＢ方向の熱膨張は開放されず、この熱膨張を予熱板
６自身で吸収しなければならなくなり、熱ひずみ１３と
して蓄積される。
傍は支持台７に直接固定されているため、前記Ａ方向お
よびＢ方向の熱膨張は開放されず、この熱膨張を予熱板
６自身で吸収しなければならなくなり、熱ひずみ１３と
して蓄積される。
【００１０】そして、前記ひずみ１３を有する予熱板６
上を通過する印刷用紙２は、熱ひずみ１３の部分で片当
り状態となる定着不良障害を引き起こし、予熱板６から
印刷用紙２への加熱が不十分となったり、送行が不安定
となったりして、熱定着時における用紙しわや、しわに
よる印字欠けを引き起こす結果になっていた。
上を通過する印刷用紙２は、熱ひずみ１３の部分で片当
り状態となる定着不良障害を引き起こし、予熱板６から
印刷用紙２への加熱が不十分となったり、送行が不安定
となったりして、熱定着時における用紙しわや、しわに
よる印字欠けを引き起こす結果になっていた。
【００１１】本発明の目的は、前記予熱板の熱ひずみに
よってもたらされる用紙送行の不安定や用紙しわ、およ
びしわによる印字欠けを無くすための予熱板支持機構を
提供することにある。
よってもたらされる用紙送行の不安定や用紙しわ、およ
びしわによる印字欠けを無くすための予熱板支持機構を
提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】前記目的は、印刷用紙上
のトナーの定着を良好にするため、印刷用紙に余熱を加
える余熱板を、定着器の前段に備える電子写真印刷装置
において、前記余熱板とこの余熱板を支持する支持台と
の間に、予熱板の用紙送行方向の膨張を回転方向の変位
に変えて吸収し、かつ、余熱板の用紙送行方向と垂直な
方向の膨張を軸方向のスライド運動で吸収する支持部材
を介装することによって達成される。
のトナーの定着を良好にするため、印刷用紙に余熱を加
える余熱板を、定着器の前段に備える電子写真印刷装置
において、前記余熱板とこの余熱板を支持する支持台と
の間に、予熱板の用紙送行方向の膨張を回転方向の変位
に変えて吸収し、かつ、余熱板の用紙送行方向と垂直な
方向の膨張を軸方向のスライド運動で吸収する支持部材
を介装することによって達成される。
【００１３】
【作用】以上の構成において、余熱板に熱が加わった場
合、この余熱板の用紙送行方向の膨張は、余熱板と余熱
板支持台との間に介装された余熱板支持部材の回転方向
の変位に変えて吸収される。
合、この余熱板の用紙送行方向の膨張は、余熱板と余熱
板支持台との間に介装された余熱板支持部材の回転方向
の変位に変えて吸収される。
【００１４】また、余熱板の用紙送行方向と垂直な方向
の膨張は、前記余熱板支持部材の軸方向のスライド運動
で吸収される。
の膨張は、前記余熱板支持部材の軸方向のスライド運動
で吸収される。
【００１５】
【実施例】図１，図２に本発明の具体的実施例を示す。
【００１６】基本構成は、図３，図４に示す従来例と同
様である。
様である。
【００１７】図１，図２において、予熱板６は、印刷用
紙が搬送されるａ方向（図１）の両端部を、ネジ８を介
し、支持部材９，１２に固定されている。
紙が搬送されるａ方向（図１）の両端部を、ネジ８を介
し、支持部材９，１２に固定されている。
【００１８】予熱板６の両端を固定している支持部材
９，１２のうち、その一端を固定する支持部材９は、支
持部材９の軸直角方向の回転１１（図２の符号１１ａ，
１１ｂ）が可能で、軸方向の動きを固定部材１０により
位置決め可能にしている。
９，１２のうち、その一端を固定する支持部材９は、支
持部材９の軸直角方向の回転１１（図２の符号１１ａ，
１１ｂ）が可能で、軸方向の動きを固定部材１０により
位置決め可能にしている。
【００１９】また、支持部材９の他端の支持部材１２
は、支持部材１２の軸直角方向の回転１１および軸方向
の動きが可能な構造で、支持台７に支持されている。
は、支持部材１２の軸直角方向の回転１１および軸方向
の動きが可能な構造で、支持台７に支持されている。
【００２０】なお、予熱板６の端面と支持台７の軸保持
部端面との間隔は、それぞれΔｌ1，Δｌ2の隙間をもっ
て構成されている。そして、このΔｌ1，Δｌ2の隙間
は、予熱板６が加熱されて熱膨張しても干渉しない程度
の間隔に設定してある。
部端面との間隔は、それぞれΔｌ1，Δｌ2の隙間をもっ
て構成されている。そして、このΔｌ1，Δｌ2の隙間
は、予熱板６が加熱されて熱膨張しても干渉しない程度
の間隔に設定してある。
【００２１】以上の構成において、予熱板６に熱が加わ
ると、この予熱板６は、図１のＡ方向および図２のＢ方
向に熱膨張する。
ると、この予熱板６は、図１のＡ方向および図２のＢ方
向に熱膨張する。
【００２２】伸びＡ方向の熱膨張に関しては、ネジ８
ａ，８ｂを境として長さＬ1側の膨張量は少ないから、
支持部材９が軸方向にスライドしなくても、前記長さＬ
1側の膨張量を隙間Δｌ2で吸収できる。
ａ，８ｂを境として長さＬ1側の膨張量は少ないから、
支持部材９が軸方向にスライドしなくても、前記長さＬ
1側の膨張量を隙間Δｌ2で吸収できる。
【００２３】これに対し、長さＬ2側の熱膨張量は大き
くなるが、この現象に対しては予熱板６と支持部材１２
とが一体化して図１の矢印１４方向にスライドし、前記
長さＬ2側の膨張量を隙間Δｌ1で吸収する。
くなるが、この現象に対しては予熱板６と支持部材１２
とが一体化して図１の矢印１４方向にスライドし、前記
長さＬ2側の膨張量を隙間Δｌ1で吸収する。
【００２４】一方、伸びＢ方向の熱膨張に関しては、予
熱板６がその曲率面延長上で図２の矢印１５方向に熱膨
張するが、予熱板６と支持部材９，１２とが固定関係に
あるから、ネジ８は予熱板６の膨張と一体的に移動し、
ネジ８ａ，８ｃにそれぞれ図２に符号Δθ1で示す角度
の変位が生じ、またネジ８ｂ，８ｄにそれぞれ図２に符
号Δθ2で示す角度の変位が生じる。
熱板６がその曲率面延長上で図２の矢印１５方向に熱膨
張するが、予熱板６と支持部材９，１２とが固定関係に
あるから、ネジ８は予熱板６の膨張と一体的に移動し、
ネジ８ａ，８ｃにそれぞれ図２に符号Δθ1で示す角度
の変位が生じ、またネジ８ｂ，８ｄにそれぞれ図２に符
号Δθ2で示す角度の変位が生じる。
【００２５】そして、前記Δθ1，Δθ2の変位は、支持
部材９ａ，１２ａが図２の矢印１１ａ方向に回転し、ま
た支持部材９ｂ，１２ｂが図２の矢印１１ｂ方向に回転
することによって吸収される。
部材９ａ，１２ａが図２の矢印１１ａ方向に回転し、ま
た支持部材９ｂ，１２ｂが図２の矢印１１ｂ方向に回転
することによって吸収される。
【００２６】
【発明の効果】本発明によれば、余熱板に熱が加わった
場合、この余熱板の用紙送行方向の膨張は、余熱板と余
熱板支持台との間に介装された余熱板支持部材の回転方
向の変位に変えて吸収され、また余熱板の用紙送行方向
と垂直な方向の膨張は、前記余熱板支持部材の軸方向の
スライド運動で吸収されるものであって、従来のよう
に、予熱板の熱ひずみによってもたらされる用紙送行の
不安定や用紙しわ、およびしわによる印字欠けといった
問題を一挙に解決することができる。
場合、この余熱板の用紙送行方向の膨張は、余熱板と余
熱板支持台との間に介装された余熱板支持部材の回転方
向の変位に変えて吸収され、また余熱板の用紙送行方向
と垂直な方向の膨張は、前記余熱板支持部材の軸方向の
スライド運動で吸収されるものであって、従来のよう
に、予熱板の熱ひずみによってもたらされる用紙送行の
不安定や用紙しわ、およびしわによる印字欠けといった
問題を一挙に解決することができる。
【図１】本発明の一実施例を示す、予熱板６と関連部分
の正面図である。
の正面図である。
【図２】図１の右側面図である。
【図３】図１に相当する、従来形予熱板支持機構の正面
図である。
図である。
【図４】図３の右側面側である。
【図５】電子写真印刷装置の印刷プロセスを示す図であ
る。
る。
６…予熱板、７…支持台、８…ネジ、９…支持部材、１
０…固定部材、１１…回転方向、１２…支持部材、１３
…熱ひずみ。
０…固定部材、１１…回転方向、１２…支持部材、１３
…熱ひずみ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深谷 倉一 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機株式 会社内 (72)発明者 白田 宏 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機株式 会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 感光体からトナーの転写された印刷用紙
を定着する定着器の前段に、印刷用紙に余熱を加える余
熱板を備え、前記余熱板とこの余熱板を支持する支持台
との間に、予熱板の用紙送行方向の膨張を回転方向の変
位に変えて吸収し、かつ、余熱板の用紙送行方向と垂直
な方向の膨張を軸方向のスライド運動で吸収する支持部
材を介装したことを特徴とする電子写真印刷装置の予熱
板支持機構。 - 【請求項２】 請求項１記載の予熱板支持機構を備えた
電子写真印刷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12895194A JPH07334020A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 電子写真印刷装置の予熱板支持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12895194A JPH07334020A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 電子写真印刷装置の予熱板支持機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07334020A true JPH07334020A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=14997449
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12895194A Pending JPH07334020A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 電子写真印刷装置の予熱板支持機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07334020A (ja) |
-
1994
- 1994-06-10 JP JP12895194A patent/JPH07334020A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010619 |