JPH0714122U - 建設機械の冷却装置 - Google Patents

建設機械の冷却装置

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JPH0714122U
JPH0714122U JP5042393U JP5042393U JPH0714122U JP H0714122 U JPH0714122 U JP H0714122U JP 5042393 U JP5042393 U JP 5042393U JP 5042393 U JP5042393 U JP 5042393U JP H0714122 U JPH0714122 U JP H0714122U
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JP
Japan
Prior art keywords
oil cooler
radiator
cooling
engine
center axis
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Application number
JP5042393U
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English (en)
Inventor
宏 下垣内
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 従来より油圧ショベルでは、ファンによって
吸入口から吸入されたエアが、直立して配置されている
オイルクーラに斜めの方向から吸込まれる。そのために
冷却用のエアが円滑に流れないばかりでなく、オイルク
ーラ及びラジエータの冷却効果を十分に発揮することが
できなかった。この問題点を解決する。 【構成】 上部旋回体20に搭載したエンジン25のラ
ジエータの中心軸線O−Oと、オイルクーラの中心軸線
P−Pを斜交する関係位置に設置し、ラジエータ27と
オイルクーラ28との対面間の間隔に対し、その間隔の
外周全周をカバープレート29で包囲して構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ラジエータ及びオイルクーラをそなえた主として油圧ショベルなど 建設機械の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、油圧ショベルの一部切欠き要部背面図である。図において、1は油圧 ショベルの下部走行体、2は上部旋回体、3は上部旋回体2外周面を形成してい るガード板、4は冷却用エアの吸入口、5は排出口、6はエンジン室、7は水冷 式のエンジン、8は冷却用ファン、9はラジエータ、10はオイルクーラ、11 はエンジンボンネットである。図5は、ラジエータ9及びオイルクーラ10を示 す一部切欠き要部平面図である。図において、12はオイルクーラ10冷却用の 油管である。
【0003】 次に、従来技術の冷却装置を図4及び図5について述べる。ラジエータ9とオ イルクーラ10とを併設し、またエンジン室6をガード板3にて包囲し、そのガ ード板3の一方側に冷却用エアの吸入口4を、また他方側に排出口5を設け、フ ァン8よりエアを吸入口4より吸入し、オイルクーラ10の油管12用フィン間 、ラジエータ9のフィン間、エンジン室6を通過して排出口5より排出するよう にしている。それで油圧ショベルが作業を行っているときには、加熱されたエン ジン冷却水がラジエータ9を通り、また温度上昇した作動油の戻り油がオイルク ーラ10の油管12内を通る。エンジン7の回転によりファン8は回転するので 、外部のエアは、矢印イ、ロ、ハ、ニ、ホの方向に流れる途中で、オイルクーラ 10及びラジエータ9を通過して熱交換を行うので、作動油及びエンジン冷却水 が冷却される。
【0004】 図6は、従来技術の他実施例油圧ショベルを示す図であるが、上部旋回体13 の後部カバー14を開放した状態を示す要部斜視図である。図において、15は エンジン、16はラジエータ、17はオイルクーラ、18は上部旋回体13の後 端下部に装着しているカウンタウエイト、19は下部走行体である。図6に示す 油圧ショベルでは、エンジン15のクランク軸線が上部旋回体13の前後方向中 心線とほぼ平行になるように、いわゆるエンジン縦置きにエンジン15を搭載し ている。そしてラジエータ16の中心軸線と、オイルクーラ17の中心軸線は一 致乃至平行になるように設定している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来より油圧ショベルでは、ファンによって外部より吸入するエアの吸入口を 、上部旋回体の外周面を覆っているガード,カバーなどの部分に設けている。一 方、吸入されたエアが最初に流入するオイルクーラは、上部旋回体内部に直立し て配置されている。そのために吸入エアは、その流れ方向がオイルクーラの中心 軸線に対して斜めの方向からオイルクーラに吸込まれる。オイルクーラの前面入 口でエアが円滑に流れないばかりでなく、オイルクーラの上部と下部では冷却効 率がばらついて、冷却効果を十分に発揮することができなかった。本考案は、上 記の問題点を解決できる冷却装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の冷却装置では、上部旋回体に水冷式エンジンのラジエータと、作動油 冷却用オイルクーラを設置し、ファンにより外部のエアを吸入し、オイルクーラ のフィン間、ラジエータのフィン間、エンジン室を通過して、車体の外部へ排出 するようにしている建設機械の冷却装置において、ラジエータの中心軸線と、オ イルクーラの中心軸線を斜交する関係位置に設置し、ラジエータとオイルクーラ との対面間の間隔に対し、その間隔の外周全周をカバーで包囲して構成した。
【0007】
【実施例】
以下,本考案の実施例を図面に基いて詳細に説明する。図1は、本考案の第1 実施例冷却装置を示す要部側面図である。図において、20は上部旋回体、21 は上部旋回体20の後端下部に装着しているカウンタウエイト、22は上部旋回 体20の後端上部の上部カバー、23は上部カバー22に形成している冷却用の エアの吸入口、24はガード、25は上部旋回体20に縦置きに搭載しているエ ンジン、26はエンジン25のファン、27はラジエータ、28はオイルクーラ 、29はラジエータ27とオイルクーラ28との対面間の間隔に対しその外周全 周を包囲しているカバープレート、30,31はラジエータ27,オイルクーラ 28をそれぞれ上部旋回体20に締付固定するための取付基板、O−Oはラジー エタ27の中心軸線、P−Pはオイルクーラ28の中心軸線である。図2は、図 1におけるラジエータ27及びオイルクーラ28を示す斜視図である。
【0008】 次に、本考案の冷却装置の構成を図1及び図2について述べる。本考案では、 ラジエータ27の中心軸線O−Oと、オイルクーラ28の中心軸線P−Pを角度 θだけ斜交する関係位置に設置し、ラジエータ27とオイルクーラ28との対面 間の間隔に対し、その対面間間隔の外周全周をカバープレート29で包囲して構 成した。
【0009】 次に、図1における冷却装置の作用について述べる。本考案では、ファン26 によって吸入口23から吸入されたエアの流れ方向(矢印ヘより矢印トの方向) と、オイルクーラ28の中心軸線P−Pとがほぼ平行になるように、中心軸線P −Pをラジエータ27の中心軸線O−Oに対して角度θだけ斜交せしめて配置し ている。それでラジエータ27とオイルクーラ28の対面間には、側面視でほぼ 三角形(正確には変形の四角形)の間隔ができる。しかしその対面間間隔の外周 全周をカバープレート29で包囲したので、上記間隔の外周外側からエアが流出 入することはできない。したがって吸入口23から吸入されたエアは、オイルク ーラ28の前面全体にわたってほぼ直交状態に(矢印トの方向に)吸込まれ、カ バープレート29の内側の間隔を通り、矢印チの方向に、エンジン室32へ流れ る。したがって、吸入口23から吸入されたエアは、オイルクーラ28、ラジエ ータ27を円滑に通過して、エンジン室32へ流入する。また吸入口23から吸 入されたエアは、オイルクーラ28の前面全体にわたってほぼ直交状態に吸込ま れるので、オイルクーラ28の冷却効率の部分的ばらつきがなくなり、冷却効果 を十分に発揮することができる。
【0010】 次に図3は、本考案の第2実施例冷却装置をそなえた油圧ショベルの一部切欠 き要部背面図である。図において、図4に示す従来技術と同一構成要素を使用す るものに対しては同符号を付す。2’は上部旋回体、9’はラジエータ、10’ はオイルクーラ、33はラジエータ9’とオイルクーラ10’との対面間の間隔 に対しその外周全周を包囲しているカバープレート、34はエンジン室(6)用 の隔壁プレートである。
【0011】 次に、本考案第2実施例冷却装置の構成及び作用を図3について述べる。本考 案では、ラジエータ9’の中心軸線O’−O’と、オイルクーラ10’の中心軸 線P’−P’を角度θ’だけ斜交する関係位置に設置し、ラジエータ9’とオイ ルクーラ10’との対面間の間隔に対し,その対面間間隔の外周全周をカバープ レート33で包囲して構成した。この第2実施例冷却装置では、エンジン7を上 部旋回体2’に対して横置きに搭載しているが、冷却装置の作用としては第1実 施例冷却装置の場合と同様である。
【0012】
【考案の効果】
従来より油圧ショベルでは、ファンによって吸入口から吸入されたエアが、直 立して配置されているオイルクーラに斜めの方向から吸込まれる。そのために冷 却用のエアが円滑に流れないばかりでなく、オイルクーラ及びラジエータの冷却 効果を十分に発揮することができなかった。しかし本考案の冷却装置では、ラジ エータの中心軸線と、オイルクーラの中心軸線を斜交する関係位置に設置し、ラ ジエータとオイルクーラとの対面間の間隔に対し、その間隔の外周全周をカバー で包囲して構成した。それによりファンによって吸入口から吸入された冷却用の エアは、オイルクーラの前面全体にわたってほぼ直交状態に吸込まれ、カバープ レートの内側の間隔を通り、ラジエータを通過し、円滑にエンジン室へ流入する 。したがってオイルクーラの冷却効率の部分的ばらつきがなくなるとともに、冷 却用エアの流れが良くなるので、冷却効果を十分に発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例冷却装置を示す要部側面図
である。
【図2】図1におけるラジエータ及びオイルクーラを示
す斜視図である。
【図3】本考案の第2実施例冷却装置をそなえた油圧シ
ョベルの一部切欠き要部背面図である。
【図4】従来技術の油圧ショベルの一部切欠き要部背面
図である。
【図5】図4におけるラジエータ及びオイルクーラを示
す一部切欠き要部平面図である。
【図6】従来技術の他実施例油圧ショベルを示す要部斜
視図である。
【符号の説明】
2,2’,13,20 上部旋回体 3 ガード板 4,23 吸入口 6,32 エンジン室 7,15,25 エンジン 8,26 ファン 9,9’,16,27 ラジエータ 10,10’,17,28 オイルクーラ 14,22 後部カバー 18,21 カウンタウエイト 29,33 カバープレート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体に水冷式エンジンのラジエー
    タと、作動油冷却用オイルクーラを設置し、ファンによ
    り外部のエアを吸入し、オイルクーラのフィン間、ラジ
    エータのフィン間、エンジン室を通過して、車体の外部
    へ排出するようにしている建設機械の冷却装置におい
    て、ラジエータの中心軸線と、オイルクーラの中心軸線
    を斜交する関係位置に設置し、ラジエータとオイルクー
    ラとの対面間の間隔に対し,その間隔の外周全周をカバ
    ーで包囲して構成したことを特徴とする建設機械の冷却
    装置。
JP5042393U 1993-08-23 1993-08-23 建設機械の冷却装置 Pending JPH0714122U (ja)

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JP5042393U JPH0714122U (ja) 1993-08-23 1993-08-23 建設機械の冷却装置

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JP5042393U JPH0714122U (ja) 1993-08-23 1993-08-23 建設機械の冷却装置

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JPH0714122U true JPH0714122U (ja) 1995-03-10

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