JPH0714060A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JPH0714060A
JPH0714060A JP14967393A JP14967393A JPH0714060A JP H0714060 A JPH0714060 A JP H0714060A JP 14967393 A JP14967393 A JP 14967393A JP 14967393 A JP14967393 A JP 14967393A JP H0714060 A JPH0714060 A JP H0714060A
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JP
Japan
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article
article delivery
vending machine
arm
push
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Application number
JP14967393A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kaneda
博司 金田
Kohei Hamamura
公平 浜村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0714060A publication Critical patent/JPH0714060A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動販売機の物品送り出し装置の奥行寸法を短
くし、また自動販売機が前下がり状態で設置されても、
物品収納部より物品が落下しないようにする。 【構成】物品送り出し面と、回転軸39に取り付けられた
板ばね材からなる物品送り出しアーム29と、この物品送
り出しアーム29を物品送り出し方向に案内するガイド部
41と、物品送り出しアーム29先端の押し出し部29aを設
け、物品送り出しアーム29を回転させて押し出し部29a
により物品22を送り出すように構成され、物品送り出し
装置32の奥行寸法を短くできるようにした。また、押し
出し部29aが物品22を送り出した後、物品送り出し面よ
り突出し、かつ物品送り出し口28を塞いだ状態で待機す
るように構成され、自動販売機が前下がり状態で設置さ
れて、強い振動が加えられても、物品収納枠内の物品が
落下しないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動販売機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、自動販売機においては道路事情や
室内スペースの有効利用により、薄形で多収容多品種販
売形の自動販売機が強く要求されるようになってきた。
このため、例えば実開昭63−192878号公報に示
されるように、物品送り出し装置の小型化による物品収
納部の収容数の増加、また物品送り出し装置の構造の簡
素化による品質信頼性の向上が重要視されている。
【0003】以下、図面を参照しながら上述した従来の
自動販売機について説明する。図7は従来の自動販売機
の側面断面図、図8は同自動販売機の物品送り出し装置
の拡大側面断面図、図9は同自動販売機の物品送り出し
装置の拡大正面断面図である。
【0004】図において、1は自動販売機の本体で、こ
の本体1内において物品送り出し装置2と、各物品送り
出し装置2上の物品収納部3が設けられている。物品送
り出し装置2は図8および図9に示すように、ケーシン
グ4内において軸芯が前後方向に向き後端が電動機5に
接続され表面に無端状に螺旋溝が形成されたカムシャフ
ト6と、このカムシャフト6に外嵌し内面が螺旋溝に当
接している円筒カム7と、この円筒カム7の長孔7aに
係合され円筒カム7と一体的に前後に移動する物品押出
し部材8と、この物品押出し部材8の前後移動を案内す
るガイド部9とを備え、このガイド部9は後端部が後方
に向かって高くなるように傾斜しており、物品押出し部
材8がガイド部9の後端傾斜部9aに位置するとき物品
押出し部材8が前記ケーシング4の上端板部10の内面に
当接して倒れた状態となり、物品押出し部材8がガイド
部9の後端傾斜部9aよりも前方に位置するときは起立
して先端が前記上端板部10の開口部10aから突出するよ
うに構成されている。11は前記物品収納部3内において
前記ケーシング4の上端板部10上に積層状態で設けられ
た物品、12は前記物品送り出し装置2の物品押出し部材
8により押し出された物品11を前記本体1の前端部に設
けられた取出口13に導くべく本体1内に形成された通路
である。
【0005】以上のように構成された自動販売機の動作
について説明する。まず、電動機5に接続されたカムシ
ャフト6は、前記電動機5の駆動により回転する。前記
カムシャフト6が回転することにより、このカムシャフ
ト6の螺旋溝に当接している円筒カム7が前後に往復移
動する。物品押出し部材8は前記円筒カム7の長孔7a
に係合されているので円筒カム7の前進に追従し、前記
ケーシング4内の退避位置より前記ガイド部9に案内さ
れて、前記ケーシング4の上端板部10の開口部10aから
突出し、ケーシング4の上端板部10上に積層状態で設け
られた物品11の内、最下段に位置する物品11を通路12に
押し出す。
【0006】通路12に押し出された物品11は通路12内を
落下し、取出口13に導びかれる。前記物品押出し部材8
により押し出された物品11の上方に位置する物品11は自
重落下して次の販売にそなえる。前記物品押出し部材8
は前記円筒カム7の後進に追従し、自重落下した物品11
の下面に当りながら没入状態で後方へ移動し、最終的に
物品押出し部材8がガイド部9の後端傾斜部9aに位置
するとともに物品押出し部材8が前記ケーシング4の上
端板部10の内面に当接して倒れ、待避状態となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の構成では、物品押出し部材8を物品収納部3
の後方で待避させるスペースが必要であり、またこのス
ペースの後方にカムシャフト6を回転駆動する電動機5
を配置させる必要があるため、前記物品送り出し装置2
のケーシング4の奥行寸法が大きくなるという問題があ
った。
【0008】また、物品押出し部材8は物品収納部3の
後方で待避してケーシング4の上端板部10上に積層状態
で設けられた物品11の前方には障害物がないため、自動
販売機が前側部が下がった傾斜状態にて配置された場
合、自動販売機に強い振動が加えられると、物品収納部
3の物品11が滑って前記通路12内に落下してしまうとい
う問題があった。
【0009】本発明はこのような課題を解決するもの
で、自動販売機の物品送り出し装置の奥行寸法を短く
し、また自動販売機が前下がり状態で設置されて、強い
振動が加えられても、物品収納部より物品が落下しない
ようにすることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の自動販売機は、積層状態で収納された物品を
最下段の物品から順に送出する自動販売機であって、物
品収納枠の底板の上面を物品送り出し面とし、前記物品
収納枠の前板の下端に前記底板の上面の物品送り出し面
との間で前記底板上に積層状態で収納された最下段の物
品のみを通過可能とする物品送り出し口を形成してこの
物品送り出し口から前記積層状態で収納された物品を最
下段の物品から順に送出する物品送り出し装置を設け、
この物品送り出し装置は前記物品送り出し面の下側に物
品送り出し面に対して直角に向くように設けられた水平
な回転軸と、この回転軸に基部が取り付けられた板ばね
材からなる物品送り出しアームと、前記物品送り出しア
ームを物品送り出し方向に案内すべく前記開口部に沿っ
て形成されたガイド部とを備え、さらに前記物品送り出
しアームの先端に前記物品送り出し面となる底板に形成
された開口部より上方に突出して物品を押し出すととも
に販売待機状態において物品送り出し面よりわずかに物
品送り出し口における上方に突出して物品送り出し口を
塞いだ状態で停止する押し出し部を設けたものである。
【0011】
【作用】この構成によって、回転軸の回転により物品送
り出しアームの先端に設けられた押し出し部が開口部よ
り上方に突出して物品を押し出すことができる。また、
この構成により、従来必要であった物品押出し部材およ
び電動機を後方で配置させるスペースが不要となり、物
品送り出し装置の奥行寸法を短くできる。また、先端に
押し出し部を持つ物品送り出しアームを回転させて物品
を送り出すようになっているため、従来のカムシャフト
の回転による円筒カムの往復運動による機械効率の悪さ
を改善し、モーターの出力を小さくできる。また、モー
ターの小型化により、物品送り出し装置の小型化が図れ
る。さらに、押し出し部が物品を送り出した後、物品送
り出し面より突出し、かつ物品送り出し口を塞いだ状態
で待機するように構成されていることにより、自動販売
機が前下がり状態で設置されて、強い振動が加えられて
も、物品収納枠内の物品が落下しなくなり、さらには悪
戯による盗難を防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例の自動販売機について
図面に基づいて説明する。まず、図1〜図3に示す第1
実施例について説明すると、21は物品22を積層状態で収
納する物品収納枠で、この物品収納枠21は自動販売機の
本体内において左右に複数並設されている。各物品収納
枠21は左右の側板23,23と、前板24および後板25により
構成され、隣り合う物品収納枠21間は1枚の側板23で兼
用されている。
【0013】前記前板24の下端は物品収納枠21の底板26
の上面の物品送り出し面との間で前記底板26上に積層状
態で収納された最下段の物品22のみを通過可能とするた
めに開口して物品送り出し口28が形成されている。ま
た、前記後板25の下端は前記底板26の上面の物品送り出
し面との間で後述する物品送り出しアーム29の先端の押
し出し部29aを通過可能とするために切り欠き部30が形
成されている。前記底板26には前記側板23の下端を嵌入
させて物品収納枠21を位置決めする孔部31を有してい
る。
【0014】32は物品送り出し装置で、前記物品送り出
し面となる底板26を天板とし、左右の側板33,34と、前
板35、後板36および底板37により構成されたケーシング
38内において、物品送り出し方向に対して直角に向くよ
うに左右の側板33,34に枢着された水平な回転軸39と、
この回転軸39に基部が取り付けられた板ばね材からなる
前記物品送り出しアーム29と、この物品送り出しアーム
29の先端中央に取り付けられた前記押し出し部29aが設
けられている。
【0015】この押し出し部29aは前記物品送り出し面
となる底板26に形成された開口部40より上方に突出して
物品22を押し出すよう物品22と当接する部分の形状が半
円形となっている。41は前記開口部40の両側において底
板26の下面に物品送り出し方向と平行に形成されたガイ
ド部で、前記物品送り出しアーム29の回転時に回転軸39
の軸芯方向に物品送り出しアーム29がずれ動かないよう
に設けられている。
【0016】42は前記回転軸39に取り付けられた伝達歯
車で、前記左の側板33に取り付けられたモーター43の駆
動歯車44と噛合し、前記モーター43の動作により前記回
転軸39を図1における反時計方向に回転させる。34aは
前記右の側板34に形成された切り欠き部で、前記左の側
板33の外面に取り付けられたモーター43と右の側板34と
の干渉を防止するために形成されている。
【0017】また、前記回転軸39には外周の1箇所に凹
部45を備えた円板状のカム板46が固定され、このカム板
46の外周にマイクロスイッチ47のアクチュエーター48の
先端に軸着されたローラー49が当接し、このローラー49
が凹部45に嵌合してマイクロスイッチ47の接点が切替わ
る時点が、前記押し出し部29aの待機位置および停止位
置となる。前記押し出し部29aの待機位置は前記押し出
し部29aが物品22を送り出し後、前記物品送り出し口28
を塞ぎ、前記物品送り出し面に没入する前の位置に設定
されている。
【0018】以上のように構成された自動販売機の動作
について説明する。販売待機状態では、図1および図3
(A)に示すように、押し出し部29aが物品送り出し面
よりわずかに物品送り出し口28における上方に突出して
物品送り出し口28を塞いだ状態で停止している。この待
機状態において自動販売機が前下がり状態で設置され
て、自動販売機に強い振動が加えられると、物品収納枠
21内の最下段の物品22は物品送り出し面上を滑り物品送
り出し口28より搬出通路へ落下しようとするが、物品送
り出し口28を塞いだ押し出し部29aに当たって落下が防
止される。
【0019】その後、購入者が販売スイッチを押すと、
前記モーター43が駆動して前記駆動歯車44と伝達歯車42
を介して、回転軸39が反時計方向に回転を開始する。回
転軸39に取り付けられた物品送り出しアーム29は板ばね
にて製作されているが、図3(A)に示す待機状態から
図3(B)に示す回転途中においては伸びた状態で回転
し、物品送り出しアーム29の先端の押し出し部29aが物
品収納枠21内の最下段の物品22の後端に当接する〔図3
(C)〕。
【0020】物品送り出しアーム29の先端の押し出し部
29aが図3(C)に示す位置から図3(D)に示す位置
を経て図3(A)に示す位置に移動する過程において物
品送り出しアーム29の先端は前記ガイド部41により案内
されるとともにガイド部41の下面に当接して弓形に弾性
変形し、前記回転軸39の回転力により押し出し部29aが
前記最下段の物品22を前方に押し続ける。
【0021】このとき、物品送り出しアーム29の先端が
ガイド部41の下面を摺動する間、押し出し部29aはその
先端が半円形となっているために、物品送り出しアーム
29の回転により物品送り出し面に対する押し出し部29a
の取り付け角度が変化しても、物品送り出し面上に突出
した押し出し部29aの高さは一定を保つ。押し出し部29
aで押された物品22は前記物品送り出し口28から送り出
され、搬出通路を経て取出口に導びかれる。
【0022】このように物品送り出し口28から送り出さ
れた物品22の上部に位置していた物品27は押し出し部29
aが図3(D)に示す位置から図3(A)に示す位置に
移動する過程において後部より落下し始め、前記最下段
の物品22が完全に前方に押し出されたときは次の販売に
備える。
【0023】ところで、前記押し出し部29aが図3
(A)に示す待機位置に戻ると、マイクロスイッチ47の
アクチュエーター48のローラー49がカム板46の凹部45に
嵌合してマイクロスイッチ47の接点が切替わった時点で
前記モーター43は停止し、自動販売機の物品送り出し装
置の一巡の動作が終了する。
【0024】以上のように本実施例によれば、物品収納
枠21の底板26の上面の物品送り出し面の下方で、物品送
り出し方向に対して直角に向くように設けられた水平な
回転軸39と、この回転軸39に取り付けられ板ばね材から
なる物品送り出しアーム29と、この物品送り出しアーム
29を物品送り出し方向に案内するために底板26の下面に
物品送り出し方向と平行に形成されたガイド部41と、前
記物品送り出しアーム29の先端に取り付けられた押し出
し部29aとを備えてあることにより、自動販売機の物品
送り出し装置の奥行寸法を短くすることができる。
【0025】また、押し出し部29aが物品22を送り出し
た後、物品送り出し面より突出し、かつ前記物品送り出
し口28を塞いだ状態で待機するように構成されているこ
とにより、自動販売機が前下がり状態で設置されて、強
い振動が加えられても、物品収納枠21内の物品22が落下
しなくなる。
【0026】次に、図4〜図6に示す第2実施例につい
て説明する。なお、前記第1実施例と異なる部分につい
て説明する。物品送り出し装置32のケーシング38内には
左右の仕切壁50,50が設けられ、物品送り出しアーム29
の基部を支持する回転軸39は仕切壁50,50を貫通して左
右の側板33,34に枢着されている。前記物品送り出しア
ーム29の先端には両側から突出するように円筒状の案内
部51,51が設けられ、この案内部51,51が前記仕切壁5
0,50に形成された溝状のガイド部52,52に嵌入して移
動可能となっている。
【0027】また、前記物品送り出しアーム29の先端に
は円筒状の案内部51,51間において押し出し部29aが枢
支され、この押し出し部29aの両側には前記案内部51,
51と平行に円筒状の案内部53,53が設けられており、前
記ガイド部52,52に嵌入して移動可能ととなっている。
【0028】詳しくはガイド部52,52は、押し出し部29
aが物品22の押し出しを行なう間、前記案内部51,51お
よび案内部53,53を物品送り出し面と平行に物品送り出
し方向に案内するように物品送り出し面の直下に物品送
り出し面と平行に設けられた上側の直線部52a,52a
と、この直線部52a,52aの両端に滑らかに繋がる前後
の円弧部52b,52c、52b,52cと、前記ケーシング38
の底板37と平行で両端に前記円弧部52b,52c、52b,
52cが滑らかに繋がる下側の直線部52d,52dとから構
成され、無端状となっている。他の構成は前記第1実施
例とほぼ同じである。
【0029】以上のように構成された自動販売機の動作
について説明する。自動販売機が販売状態になると、モ
ーター43が駆動し、駆動歯車44、伝達歯車42、回転軸39
を介して、物品送り出しアーム29が反時計方向に回転を
開始する。図6(A)に示す待機位置に停止していた押
し出し部29aは前記案内部51,51および案内部53,53が
ガイド部52,52の前側の円弧部52b,52bに沿って下降
してケーシング38内に移動する。このとき、板ばね材か
らなる物品送り出しアーム29は伸びた状態で回転する。
押し出し部29aがガイド部52,52の下側の直線部52d,
52dに位置してからは図6(B)に示すように物品送り
出しアーム29の先端の案内部51,51と回転軸39との距離
が回転軸39と下側の直線部52d,52dとの距離よりも長
くなっているので物品送り出しアーム29が弓形に弾性変
形し、この状態で押し出し部29aは下側の直線部52d,
52dに沿って後方に移動する。
【0030】押し出し部29aがガイド部52,52の後側の
円弧部52c,52cに位置してからは前側の円弧部52b,
52bと同様に物品送り出しアーム29は伸びた状態で回転
して、図6(C)に示すようにガイド部52,52の上側の
直線部52a,52aの始端部(後端部)に位置し、押し出
し部29aが物品送り出し面上に突出する。
【0031】この後、押し出し部29aは図6(D)に示
すように上側の直線部52a,52aに沿って物品送り出し
方向に移動して、回転軸39の回転力により押し出し部29
aが最下段の物品22を前方に押し続ける。
【0032】このとき物品送り出しアーム29の先端の案
内部51,51と回転軸39との距離が回転軸39と上側の直線
部52a,52aとの距離よりも長くなっているので、物品
送り出しアーム29が下側の直線部52d,52dを移動中と
同様に弓形に弾性変形する。押し出し部29aが図6
(A)に示す待機位置に戻る前に最下段の物品22は物品
送り出し口28より物品収納枠21の外部へ送り出され、搬
出通路を経て取出口に導びかれる。
【0033】このように物品送り出し口28から送り出さ
れた物品22の上部に位置していた物品22は押し出し部29
aの移動とともに後部より落下し始め、前記最下段の物
品22が完全に前方に押し出されたときは次の販売に備え
る。押し出し部29aが待機位置に戻ると、マイクロスイ
ッチ47のアクチュエーター48のローラー49がカム板46の
凹部45に嵌合してマイクロスイッチ47の接点が切替わっ
て前記モーター43が停止し、自動販売機の物品送り出し
装置の一巡の動作が終了する。
【0034】以上のように本実施例によれば、前記第1
実施例と同様に自動販売機の物品送り出し装置の奥行寸
法を短くすることができることは勿論のこと、回転軸39
と上側の直線部52a,52aとの距離よりおよび回転軸39
と下側の直線部52d,52dとの距離を送り出しアーム29
の先端の案内部51,51と回転軸39との距離よりも短くし
てあり、物品送り出しアーム29が上側の直線部52a,52
aおよび下側の直線部52d,52dに沿って移動するとき
弓形に弾性変形するように構成してあるので、ケーシン
グ38高さを低くでき、自動販売機の本体内空間を有効に
利用できる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明は、物品送り出し面
と、回転軸に取り付けられた板ばね材からなる物品送り
出しアームと、この物品送り出しアームを物品送り出し
方向に案内するガイド部と、物品送り出しアーム先端の
押し出し部を設けたことにより、物品送り出し装置の奥
行寸法を短くすることができる。先端に押し出し部を持
つ物品送り出しアームを回転させて物品を送り出すよう
になっているため、従来のカムシャフトの回転による円
筒カムの往復運動による機械効率の悪さを改善し、モー
ターの出力を小さくできる。また、モーターの小型化に
より、物品送り出し装置の小型化が図れる。また、押し
出し部が物品を送り出した後、物品送り出し面より突出
し、かつ物品送り出し口を塞いだ状態で待機するように
構成されていることにより、自動販売機が前下がり状態
で設置されて、強い振動が加えられても、物品収納枠内
の物品が落下しなくなり、さらには悪戯による盗難を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における自動販売機の要部
拡大側面断面図
【図2】同自動販売機の要部拡大一部切り欠き正面図
【図3】同自動販売機の動作工程図
【図4】本発明の第2実施例における自動販売機の要部
拡大側面断面図
【図5】同自動販売機の要部拡大一部切り欠き正面図
【図6】同自動販売機の動作工程図
【図7】従来例における自動販売機の側面断面図
【図8】同自動販売機の物品送り出し装置の拡大側面断
面図
【図9】同自動販売機の物品送り出し装置の拡大正面断
面図
【符号の説明】
21 物品収納枠 22 物品 26 底板 28 物品送り出し口 29 物品送り出しアーム 29a 押し出し部 30 切り欠き部 32 物品送り出し装置 38 ケーシング 39 回転軸 40 開口部 41 ガイド部 42 伝達歯車 43 モーター 45 凹部 46 カム板 47 マイクロスイッチ 48 アクチュエーター 49 ローラー 50 仕切壁 51 案内部 52 ガイド部 52a 上側の直線部 52b 円弧部 52c 円弧部 52d 下側の直線部 53 案内部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層状態で収納された物品を最下段の物
    品から順に送出する自動販売機であって、物品収納枠の
    底板の上面を物品送り出し面とし、前記物品収納枠の前
    板の下端に前記底板の上面の物品送り出し面との間で前
    記底板上に積層状態で収納された最下段の物品のみを通
    過可能とする物品送り出し口を形成してこの物品送り出
    し口から前記積層状態で収納された物品を最下段の物品
    から順に送出する物品送り出し装置を設け、この物品送
    り出し装置は前記物品送り出し面の下側に物品送り出し
    面に対して直角に向くように設けられた水平な回転軸
    と、この回転軸に基部が取り付けられた板ばね材からな
    る物品送り出しアームと、前記物品送り出しアームを物
    品送り出し方向に案内すべく前記開口部に沿って形成さ
    れたガイド部とを備え、さらに前記物品送り出しアーム
    の先端に前記物品送り出し面となる底板に形成された開
    口部より上方に突出して物品を押し出すとともに販売待
    機状態において物品送り出し面よりわずかに物品送り出
    し口における上方に突出して物品送り出し口を塞いだ状
    態で停止する押し出し部を設けたことを特徴とする自動
    販売機。
JP14967393A 1993-06-22 1993-06-22 自動販売機 Pending JPH0714060A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113674475A (zh) * 2020-05-14 2021-11-19 虫极科技(北京)有限公司 出烟设备

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