JP3375124B2 - リードフレームの送り出し機構 - Google Patents

リードフレームの送り出し機構

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JP3375124B2
JP3375124B2 JP19525498A JP19525498A JP3375124B2 JP 3375124 B2 JP3375124 B2 JP 3375124B2 JP 19525498 A JP19525498 A JP 19525498A JP 19525498 A JP19525498 A JP 19525498A JP 3375124 B2 JP3375124 B2 JP 3375124B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体ペレット
(以下ペレットと記す)が組み付けられるアイランドを
所定のピッチで複数備える短冊状リードフレームをその
ピッチで間欠おくりして処理する装置において最後の送
りの後に装置外に(多くの場合収容マガジンに)送り出
す機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリードフレームの送り出し機構
(以下単に送り出し機構と記す)の例を説明する。例え
ばリードフレーム1をアイランド(図示せず)のピッチ
で間欠送りしてペレット(図示せず)を組み付けるダイ
ボンダの終端部分に設けられ、ペレットの組み付けを終
えたリードフレーム1をマガジン2に送り出し収容する
ものである。図2(A)はその平面図、図2(B)は正
面図である。ダイボンダ3はレール4,4を備え(図2
(B)では図示省略、点線はレール4の高さ位置を示
す)、リードフレーム1はそれに乗って図面左から右へ
図示しない送り機構で間欠送りされペレット(図示せ
ず)が組み付けられる。
【0003】レール4の終端にはマガジン2がリードフ
レーム1を収容すべく上下動自在に配置されている。そ
してレール4の終端近傍に送り出し機構5が配置され、
ペレットの組み付けを終えたリードフレーム1をマガジ
ン2内へ送り出す。
【0004】送り出し機構5は送りローラ6,6とそれ
に対向して受けローラ7,7とを備える。送りローラ
6,6は可動ブロック8に軸受けされ、リードフレーム
1の進行方向に直角な水平方向に伸びる送りローラの軸
16に固定され、可動ブロック8は図示しない筐体に固
定された第1のプッシャーシリンダ9によって上下動自
在であり、結果ローラ6,6は上下動自在である。ま
た、送りローラの軸16は可動ブロック8に固定された
ACモータ10の回転軸(図示せず)につながってお
り、ACモータ10の回転により回転してリードフレー
ム1を送り出す。受けローラ7,7はその上面を略レー
ルの高さに固定して回転自在である。これら送りローラ
6及び受けローラ7を配置する位置はリードフレーム1
が最後の間欠おくりされた時にリードフレーム1の先端
が通り過ぎて挟むことが出来、かつマガジン2の動作に
干渉しない範囲でなるべくマガジン2に近い位置であ
る。
【0005】そしてレール4,4の略中央位置にプッシ
ャー11を備える。プッシャー11は可動ブロック12
に固定された第2のプッシャーシリンダ13により上下
動自在である。そして、可動ブロック12は図示しない
筐体に固定された第3のプッシャーシリンダ14により
リードフレームの進行方向(図面左右)に往復移動自在
である。結果プッシャー11は上下、左右に移動自在で
ある。
【0006】そして、送りローラ6を少し過ぎた所にリ
ードフレーム1の端が送りローラ6を越したことを検出
するセンサ15を備えている。
【0007】次に、以上のように構成された送り出し機
構5の動作を説明しながらさらに細かい構成を説明す
る。 (1)まず、送りローラ6が上方に待避し、プッシャー
11が図面左側上方に待避した状態で待機中にダイボン
ダ3では所定のピッチでリードフレーム1を間欠送りし
てペレットを組み付けている。 (2)ペレットの組み付けが終わり、最後の間欠送りが
なされるとリードフレーム1の先端は送りローラ6の中
心位置を通り過ぎている。そこでダイボンダ3の最後の
間欠送りが完了したことを示す信号(又はセンサ15が
リードフレーム1の先端がその位置に来たことを検知し
た信号でも良い)に基づき第1のプッシャーシリンダ9
が作動し送りローラ6を降下させ受けローラ7との間に
リードフレーム1を挟み込む。次にACモータ10が回
転をはじめ、リードフレーム1を連続的に送り出しマガ
ジン2に挿入して行く。そしてリードフレーム1の後端
が送りローラ6を通り過ぎるとイナーシャで少し進んだ
位置に停止する。なお、送りローラ6による送りスピー
ドを適当に設定すれば原理的にはイナーシャにより完全
にリードフレーム1をマガジン2内に収めることが可能
であるが、マガジン2の奥の壁に衝撃的に突き当たった
り、送り足りずに後端部が少し残ったり再現性に乏しい
のでこの送り機構5にはそのようなことは期待していな
い。 (3)そこで、センサ15がリードフレーム1の後端が
過ぎたことを確認すると、ACモータ10が停止すると
共に第1のプッシャーシリンダ9が送りローラ6を上方
に待避させる。同時に第2のプッシャーシリンダ13が
プッシャー11を降下させリードフレーム1の高さ位置
に位置させる。引き続き第3のプッシャーシリンダ14
がプッシャー11をリードフレーム1の進行方向に移動
させ、プッシャー11でリードフレーム1の後端を押し
て完全にマガジン2内に収める。 (4)引き続きプッシャー11が図面左方向に後退する
と共に図示しないエレベータがマガジン2を1棚分移動
する。 (5)次にプッシャー11が上方に待避して上記(1)
の状態に戻る。以後(5)までの工程を繰り返してリー
ドフレーム1をマガジン2に詰めて行く。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の送り出し機
構は送りローラ6により連続的に送り出すので高速な送
りに対応出来、最後はプッシャーにより送るので正確な
送り位置を確保できると言う特徴を有する。しかしなが
ら、送りローラ6は送りのためのACモータ10と待避
動作のための第1プッシャーシリンダ9との2個のアク
チュエータを使用し、プッシャー11は送りのための第
3のプッシャーシリンダ14と待避のための第2のプッ
シャーシリンダ13との2個のアクチュエータ使用して
合計4個のアクチュエータを使用するので機構が複雑に
なると共に小型化がし難いところがあった。そこでより
アクチュエータの数を少なくして、機構も単純な送り出
し機構を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めにこの発明はリードフレームを送る送りローラと、順
方向回転でその送りローラをリードフレームを送る方向
に駆動するパルスモータと、順方向回転は伝えず逆方向
回転を伝える1方向クラッチを介してそのパルスモータ
に結合し、前記送りローラをリードフレームを送る高さ
位置とリードフレームの進入に干渉しない高さ位置とに
パルスモータの逆方向回転で駆動されて切り替えるカム
とを備えたことを特徴とする送り出し機構を提供する。
この構成によれば送りローラを駆動するアクチュエータ
は1個でよく簡単な機構となる。そして、これら、送り
ローラ、パルスモータ、1方向クラッチ及びカムを同軸
に配置してそれら全体が上下に切り替え移動するように
構成することが出来より簡単な構成とすることが出来
る。
【0010】また、プッシャーの方はロータリーアクチ
ュエータとそれに取り付けられて回転して所定の回転角
度位置の間にリードフレームの後端を押してマガジン内
に挿入し、別の角度位置に回転してリードフレームの進
入に干渉しない位置に待避するようにして1個のアクチ
ュエータとしたリードフレームの送り出し機構を提供す
る。
【0011】両者を組み合わせて合計2個のアクチュエ
ータとしたリードフレームの送り出し機構を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の送り出し機構はダイボ
ンダとかワイヤボンダのようにレール上を短冊形状のリ
ードフレームを送りつつ処理する装置の終端部に配置さ
れて処理の終わったリードフレームを装置外に送り出す
ものである。多くの場合マガジンに収容するために配置
する。この送り出し機構はリードフレームを送る送りロ
ーラを備える。ダイボンダやワイヤボンダはリードフレ
ームを間欠送りしつつ処理して行くが最後の間欠送りで
リードフレームがこの送りローラにかかるように配置す
ることが出来るし中間に別の送り機構を設けてそれがこ
の送りローラまで送るようにしても良い。この送りロー
ラがリードフレームを送れる高さ位置にある時にリード
フレームがそこに送られてくるとローラがリードフレー
ムに干渉して変形等不都合が起こるので送りローラを進
入してくるリードフレームと干渉しない高さ位置に待避
させておかねばならない。
【0013】そこで送りローラを回転させてリードフレ
ームを送るアクチュエータとしてパルスモータを使用す
る。そして、リードフレームを送る方向の回転を順方向
と呼ぶ時順方向の回転は伝えず逆方向の回転を伝える1
方向クラッチを介してこのパルスモータにカムを結合す
る。そしてそのカムは送りローラをリードフレームを送
る高さ位置とリードフレームの進入に干渉しない高さ位
置とにパルスモータの逆方向の回転で回転して切り替え
るように構成する。そうすればアクチュエータは1個で
済む。構成はこれに限定されるものではないが例えば送
りローラ、パルスモータ、1方向クラッチ、カムをすべ
て同軸に配置してそれら全体が上下に切り替え移動する
ように構成すれば機構が簡単である。
【0014】送りローラの移動はスライド機構に支持さ
れて直線的に上下動可能に構成しても良く、送りローラ
の軸と平行な軸回りに垂直面内での回転動作で上下動し
ても良い。
【0015】カムを所定角度回転して送りローラの位置
を上下に切り替えるに際しての回転角度の制御はパルス
モータの回転角度の指定で制御することも出来るがカム
の回転角度位置を確認するセンサを設けるのが望まし
い。
【0016】送り機構は上記の送りローラによる送りの
みとすることが出来る。その場合は送りローラによる送
りが終わったあとイナーシャにより適当な距離送られて
マガジンに収まるように送りローラの回転速度が選ばれ
なければならない。そこでこの発明の機構ではパルスモ
ータを用いるので従来のACモータに比較して回転速度
の調節が簡単である。
【0017】しかしながら品種切り替えに際して一々最
適な回転速度を設定するのは煩雑であるし、最適な回転
速度を設定しても再現性良くマガジンに収まるとはかぎ
らないので、送り足りなかったリードフレームの後端を
押して完全にマガジンに挿入するプッシャーを備えるの
が望ましい。そこでロータリーアクチュエータに取り付
けて回転して所定の回転角度位置の間にリードフレーム
の後端を押してマガジン内に挿入し、別の角度位置に回
転してリードフレームの進入に干渉しない位置に待避す
るようにしたプッシャーを備ることが出来る。このプッ
シャーは1個のロータリーアクチュエータのみで駆動さ
れる。
【0018】
【実施例】この発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。この実施例は図2に示す従来のチップボンダの送り
出し機構5に変えてこの発明の実施例の送り出し機構5
5としたもので従来と同じ部分は同じ符号を付して説明
を略す。図1(A)はその平面図である。このダイボン
ダ53もレール4,4を備え、リードフレーム1がそれ
に乗って図面左から右へ図示しない送り機構で間欠送り
されペレット(図示せず)が組み付けられ、レール4の
終端にマガジン2がリードフレーム1を収容すべく上下
動自在に配置されている点は従来の装置と同じである。
そしてレール4の終端近傍に送り出し機構55が配置さ
れ、ペレットの組み付けを終えたリードフレーム1をマ
ガジン2内へ送り出す点も類似する。
【0019】この送り出し機構55も送りローラ6,6
とそれに対向した受けローラ(図示せず)とリードフレ
ーム1の端が送りローラ6を越したことを検出するセン
サ15とを従来の送り出し機構と同様に備える。しかし
ながらこの送りローラ6,6は可動ブロック58に軸受
けされ、リードフレーム1の進行方向に直角な水平方向
に伸びる軸59に固定され、可動ブロック58は図示し
ない筐体に固定された軸受け70に支持され送りローラ
の軸59に平行な可動ブロックの軸71周りに回転自在
である。その結果送りローラ6,6は可動ブロックの軸
71を軸とした垂直面内の回転により上下動自在であ
る。また、送りローラの軸59は可動ブロック58に固
定されたパルスモータ60の回転軸72につながってお
り、パルスモータ60の回転により回転して送りローラ
6,6がリードフレーム1を送り出す。そしてパルスモ
ータの回転軸72にはクラッチ内蔵カム73が取り付け
られている。そしてこれら送りローラ6及び受けローラ
(図示せず)を配置する位置はリードフレーム1が最後
の間欠おくりされた時にリードフレーム1の先端が通り
過ぎて挟むことが出来、かつマガジン2の動作に干渉し
ない範囲でなるべくマガジン2に近い位置である点や、
受けローラ(図示せず)がその上面を略レールの高さに固
定して回転自在である点は従来の送り出し機構と同様で
ある。
【0020】次に、クラッチ内蔵カム73ついてさらに
詳細に説明する。図1(B)はその部分を説明する正面
図である。図に示すようにクラッチ内蔵カム73はパル
スモータの回転軸72の動きを1方向(リードフレーム
1を送りローラ6が送る方向=この図の場合反時計回
り)は伝えず、逆向きの回転の際は伝達する1方向クラ
ッチ73aとそれに結合したカム73bとよりなる。カ
ム73bの外形はパルスモータの軸72を中心とする円
形に欠け部73cが設けられた形状である。欠け部73
cの大きさはリードフレーム1の厚みより充分大きくと
ってある。そしてカム73bを受けるようにカム受けロ
ーラ74が図示しない筐体に回転自在に設けられてい
る。そして、カム受けローラ74が欠け部73cを受け
ている際はパルスモータの軸72は最も低い位置にあ
り、従って、送りローラ6が最も低い位置にあり、その
際は送りローラ6はリードフレーム1を押さえ、ローラ
6が回転すればリードフレーム1を送れる状態であり、
カム73bが回転してカム受けローラ74がカム73b
の円弧部を受けている際はパルスモータの軸72は高い
位置にあり、従って、送りローラ6が高い位置にあり、
その際は送りローラ6はリードフレーム1を押さえない
のでローラ6が回転してもリードフレーム1を送らない
状態である。そして、カム73bは可動ブロック58、
パルスモータ60、送りローラ6等の重力により下方に
向く力を受けており常にカム受けローラ74に接してい
る。
【0021】そしてこの機構も図1(A)に示すように
レール4,4の略中央位置にプッシャー61を備える。
プッシャー61は図示しない筐体に固定したロータリー
アクチュエータ62に取り付けられてリードフレーム1
の進行方向に直角な水平方向を軸として略90度の往復
回転自在である。そしてその回転動作によりリードフレ
ーム1の後端を押してマガジン2内に完全に押し込む作
用をする。なお、図1(C)に正面図として示すようにプ
ッシャー61は送りローラの軸59と干渉しないように
釣り針形状をしているが、これはロータリーアクチュエ
ータ62を調整を容易とするためにレール4より上側に
配置したためで、下側に配置すればもっと単純な形状で
良い。
【0022】次に、以上のように構成された送り出し機
構55の動作を説明しながらさらに細かい構成を説明す
る。 (1)まず、カム73bが円弧の中心部分(欠け部73
cの中心の反対側)でカム受けローラ74に接して送り
ローラ6が上方に待避し、プッシャー61の先端61a
(図1(C)参照)が図面左側上方に待避した状態での
待機中にダイボンダ53では所定のピッチでリードフレ
ーム1を間欠送りしてペレットを組み付けている。 (2)ペレットの組み付けが終わり、最後の間欠送りが
なされるとリードフレーム1の先端は送りローラ6の中
心位置を通り過ぎている。そこでダイボンダ53の最後
の間欠送りが完了したことを示す信号(又はセンサ15
がリードフレーム1の先端がその位置に来たことを検知
した信号でも良い)に基づきパルスモータ60が逆向き
(送りローラ6がリードフレーム1を送る方向の逆向
き)に回転してカム73bを180度回転させて止ま
る。そうするとカム73bは欠け部73cの中心でカム
受けローラ74に接して送りローラ6が下がりリードフ
レーム1を押さえる。その間送りローラ6は逆向きに回
っているが当初から大部分の間はリードフレーム1に接
触していないので支障はなく、停止しする直前にリード
フレーム1に接触して逆送りの力がかかるが逆送りされ
ても小さい寸法なので実害はない。 (3)次にパルスモータ60が順方向に回転をはじめリ
ードフレーム1を連続的に送り出しマガジン2に挿入し
て行く。そしてリードフレーム1の後端が送りローラ6
を通り過ぎるとイナーシャで少し進んだ位置に停止す
る。その間カム73bは1方向クラッチ73aにより回
転の伝達を絶たれているので位置は変わらない。 (4)センサ15がリードフレーム1の後端が過ぎたこ
とを確認すると、パルスモータ60が停止し、引き続き
パルスモータ60が逆回転してカム73bを180度回
転させる。そうするとカム73bは円弧部の中心でカム
受けローラ74に接して送りローラ6が上がる。その間
送りローラ6は逆向きに回っているが下にはリードフレ
ーム1はないので支障はない。それと同時にロータリー
アクチュエータ62が回転してプッシャー61を略90
度回転させプッシャーの先端61aがリードフレーム1
の後端を押して完全にマガジン2内に収める。 (5)引き続きロータリーアクチュエータ62が逆方向
に回転してプッシャー61を略90度回転させプッシャ
ーの先端61aを待避して上記(1)の状態に戻る。以
後(5)までの工程を繰り返してリードフレーム1をマ
ガジン2に詰めて行く。
【0023】上記実施例によれば送りローラもプッシャ
ーもそれぞれ単一のアクチュエータでリードフレームの
送り動作と待避動作とを行なうのでアクチュエータの数
が少なくて済む。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明よれば、
アクチュエータの数が少なくてすむので送り出し機構を
簡単な構造とし小型に出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)この発明の一実施例の平面図 (B)その要部の正面図 (C)それとは別の部分の正面図
【図2】 (A)従来の平面図 (B)その正面図
【符号の説明】
1 リードフレーム 6 送りローラと 60 パルスモータ 55 リードフレームの送り出し機構(送り出し機構) 59 送りローラの軸 61 プッシャー 62 ロータリーアクチュエータ 72 パルスモータの回転軸 73a 1方向クラッチ 73b カム
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/50 B65G 1/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リードフレームを送る送りローラと、 順方向回転でその送りローラをリードフレームを送る方
    向に駆動するパルスモータと、 順方向回転は伝えず逆方向回転を伝える1方向クラッチ
    を介して前記パルスモータに結合し、前記送りローラを
    リードフレームを送る高さ位置とリードフレームの進入
    に干渉しない高さ位置とに前記パルスモータの逆方向回
    転で駆動されて切り替えるカムとを備えたことを特徴と
    するリードフレームの送り出し機構。
  2. 【請求項2】前記送りローラと前記パルスモータと前記
    1方向クラッチと前記カムとを同軸に備えてそれら全体
    が上下に切り替え移動する請求項1に記載のリードフレ
    ームの送り出し機構。
  3. 【請求項3】レールより上側に配置されたロータリーア
    クチュエータと、それに取り付けられて送りローラの軸
    の回りに回転して、所定の回転角度位置の間にリードフ
    レームの後端を押してマガジン内に挿入し、別の角度位
    置に回転してリードフレームの進入に干渉しない位置に
    退避する、前記送りローラの軸と干渉しない釣り針形状
    をしたプッシャーを備えたことを特徴とするリードフレ
    ームの送り出し機構。
  4. 【請求項4】請求項1または2に記載のリードフレーム
    の送り出し機構に、 ロータリーアクチュエータとそれに取り付けられて回転
    して所定の回転角度位置の間にリードフレームの後端を
    押してマガジン内に挿入し、別の角度位置に回転してリ
    ードフレームの進入に干渉しない位置に待避するプッシ
    ャーとを付設ことを特徴とするリードフレームの送り出
    し機構。
  5. 【請求項5】前記送りローラよるリードフレームの送り
    出しが終わった後に前記プッシャーにより押してマガジ
    ンに完全に挿入する請求項4に記載のリードフレームの
    送り出し機構。
  6. 【請求項6】前記送りローラがリードフレームの進入に
    干渉しない高さ位置に待避した状態でリードフレームが
    送られて来て、 その後前記パルスモータが逆方向に回転して前記カムを
    所定角度回転させて前記送りローラをリードフレームを
    送る高さ位置に切り替え、 その後前記パルスモータが順方向に回転して前記送りロ
    ーラがリードフレームを送り出し、 送り終了後に前記パルスモータが逆回転して前記カムを
    所定角度回転させて前記送りローラをリードフレームの
    進入に干渉しない高さ位置に待避させることを特徴とす
    る請求項1、2、4または5に記載のリードフレームの
    送り出し機構。
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