JPH07140551A - マイクロフィルムの自動検索装置 - Google Patents

マイクロフィルムの自動検索装置

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JPH07140551A
JPH07140551A JP5288316A JP28831693A JPH07140551A JP H07140551 A JPH07140551 A JP H07140551A JP 5288316 A JP5288316 A JP 5288316A JP 28831693 A JP28831693 A JP 28831693A JP H07140551 A JPH07140551 A JP H07140551A
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light source
light
automatic
microfilm
printer
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JP5288316A
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Katsuhiko Okitsu
克彦 興津
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 センサアンプ回路10からの入力信号が大き
くなり、スライスレベルが高くなるに比例してヒステリ
シス幅が大きくなるため、チャタリングが発生せず、正
確な2値化が行える。また、光源光量が少ない場合に
は、センサアンプ回路10からの入力信号が小さくな
り、スライスレベルが低くなるのに比例してヒステリシ
ス幅が小さくなるため、入力信号振幅以上のヒステリシ
ス幅を持たないので、正確な2値化が行える。 【効果】 リーダープリンターの光源をマークセンサー
用の光源とする自動検索機において、自動検索機の性能
がプリンターの光源光量に左右されなくなることより、
操作に対して自由度が増し、作業効率の向上を図ること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロール状マイクロフィ
ルムの自動検索装置の技術分野に於いて利用され、特
に、画像コマの検索マーク検知用の光源とリーダープリ
ンターの光源が共通化されているマイクロフィルムの自
動検索装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14はマイクロフィルムの代表的検索
装置の構成例を示すものである。本図において、1はマ
イクロフィルムを示す。2はリールに巻かれた状態のロ
ールマイクロフィルムを表し、カートリッジ3に収容さ
れている。4および5はフィルムを密着して平面を出す
ためのガラスであり、フィルムの送給時には通常開いた
状態となる様にソレノイド等を用いて構成されている。
【0003】6はフィルムを巻き取る巻きとりリール、
7は上板ガラス5上に配されたマークを計数するための
光ファイバーである。8は投影レンズであり、マイクロ
フィルム1のイメージをスクリーン14に拡大投影す
る。9は、光ファイバー7で読み込まれた光を電気信号
に変換するフォトトランジスタ及びフォトダイオードな
どの受光素子である。
【0004】10は、受光素子9の微小出力電流を増幅
するセンサアンプ回路である。11はフィルム照明用光
源(ランプ)であり、ハロゲンランプ等を使用してリー
ダープリンター用光源としている。12は、集光レンズ
であるコンデンサーレンズである。13は反射ミラーで
あり、投影レンズ8の光をスクリーン14へ導く。14
は透過型のスクリーンであり、マイクロフィルムのイメ
ージを投影する。
【0005】15は、モーターM1,M2等のフィルム
送給機構を制御するキャリア制御回路である。16はC
PU回路であり、キャリア制御/マーク信号制御/キー
ボード制御を行う。
【0006】17は、キーボード18上のテンキー等の
スイッチであり、検索アドレスの指示をここから入力す
る。19は、LED,LCD等の表示器であり、オドメ
ータの値や検索アドレスの表示,自動検索装置の状態な
どを表示する。20はコントロールノブであり、自動検
索装置のフィルム搬送を手動で行えるようにしたもので
ある。
【0007】21は信号の2値化回路であり、センサア
ンプ回路10からの出力とCPU回路16からのスライ
スレベル信号を比較して2値化を行い、その結果をCP
U回路16へ出力する。
【0008】22はガイドローラーであり、フィルム1
の動きに合わせて回転し、フィルムの搬送ガイドとして
作用する。23はガイドローラー22に取り付けられた
スリット板であり、ガイドローラー22の回転に同期し
て回転する。24はフォトインタラプタであり、スリッ
ト板23と共にフィルムエンコーダーとして作用し、C
PU回路16にフィルムの搬送速度等のデータをパルス
情報として送る。
【0009】25は、2値化回路21より出力された信
号を処理してマークの判別を行う判別回路である。
【0010】このような従来の検索装置において、マイ
クロフィルムに画像と一緒に写し込まれた検索マークを
検知する場合には、フィルムを通過した光源11からの
光を検知するセンサー出力を2値化回路21で2値化
し、判別回路25で検索マークを判定している。この2
値化を行うために、フィルムローディング時に各センサ
ーの出力をサンプリングし、この各サンプリングデータ
を利用してスライスレベルを作成し、スライスレベルを
変更する事で、リーダープリンター用光源11の光量の
違いを補正している。
【0011】リーダープリンター用の光源11は、図3
(A)に示したように、光量リップルを持っている。そ
のリップル値は、光量に比例して変化するので、光量が
多いときには大きな幅を持ち、光量が少ないときには小
さな幅となる。
【0012】図4は、この光源光量(センサアンプ出力
最大値)とリップル値の関係を表した線図であり、リッ
プル値が光源光量に比例して変化している事がわかる。
【0013】この様なリップルは、光源用ランプ11の
駆動回路が図13の様な全波整流回路で構成されている
ときに顕著であり、一般的には光量の10%程度のリッ
プル値を持つ。ここで、Vacは交流入力であり、図示
しない電源トランスから供給される。またDB1は整流
用のダイオードブリッジ、VR1は光量調節用の可変抵
抗である。
【0014】今、リーダープリンターが図3(A)の様
な光源特性を持つ場合、センサー部をマークが通過する
時の光量変化は、図3(B)の様になる。図3(B)に
示したようにヒステリシス幅を持たない場合には、2値
化信号はチャタリングを起こし、このチャタリングが原
因で検索装置が誤検索を起こす事がある。
【0015】そこで、この時のスライスレベル付近で2
値化信号がチャタリングを起こさないように、従来で
は、幾分かのヒステリシスを設けている。これにより、
2値化信号はチャタリングの無いきれいな波形としてマ
ーク判別回路25に出力される。
【0016】図12は、図14に示した2値化回路21
の従来の構成例である。本図において、R61,R6
2,R63,R64は固定抵抗、D61はダイオード、
OPAMP61および62は演算増幅器である。また、
SLはスライスレベル、VINはセンサアンプ回路10か
らのセンサー出力、VOUT は2値化出力、Vccは電源
電圧である。ここで、OPAMP61は、オープンコレ
クタ出力のコンパレータとする。
【0017】OPAMP62は、CPU回路16からの
スライスレベルVSLが変動しない様にするためのバッフ
ァの役目を果たしている。
【0018】OPAMP61における高い方のスライス
レベルVohは、
【0019】
【数1】Voh=(R61/(R61+R62+R63))*Vcc+((R62+R63)/(R6
1+R62+R63))*VSL OPAMP61における低い方のスライスレベルVol
は、
【0020】
【数2】Vol=(R62/(61+R62))*VSL OPAMP61のヒステリシス幅Vhwは、
【0021】
【数3】Vhw=(R61/(R61+R62+R63))*Vcc+((R61+R63)/(R6
1+R62)*(R61+R62+R63)))*VSL となり、コンパレータOPAMP61のヒステリシス幅
は、回路によって固定されている。
【0022】またR63はコンパレータのプルアップ抵
抗であるから、R61,R62に比べると低い抵抗値と
して設定される。各抵抗値の関係が、R62>>R63
の様に構成して次の整理を行うと、
【0023】
【数4】Vhw=(R61/(R61+R62))*Vcc となる。これにより、ヒステリシス幅は固定となり、ス
ライスレベルに拘りなく変動しない事が解る。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例から明
らかなように、マーク判別のための2値化信号を得るに
際してはスライスレベルのみを可変とし、ヒステリシス
の幅を変更することはしていない。
【0025】従って、前述の従来例では図7に示す様に
光源のリップル幅と、2値化回路の固定ヒステリシス幅
が適切な場合には、問題なく2値化を行えるが、図9に
示す様に光量が著しく増加している時には、マーク通過
時の出力変化幅が固定ヒステリシス幅よりも大きくなる
ため、チャタリングが発生して正確にマークの判定が出
来ないという欠点がある。
【0026】他方、図8に示したようにリーダープリン
ターの光源の光量が著しく低下しているときには、マー
ク通過による正規の出力変化による振幅がヒステリシス
幅よりも小さくなるため、マークの判定が出来なくなる
という欠点がある。
【0027】このように、有効に利用できるスライスレ
ベルの領域に上限値,下限値があり、その可変領域が制
限されることは、検索装置のためにリーダープリンター
の光源光量の可変幅が制約を受ける事を意味する。その
結果、検索用光源とリーダープリンターの光源を共用す
る場合にはその自由度が著しく制限される事になり、重
大な問題である。
【0028】よって本発明の目的は上述の点に鑑み、マ
イクロフィルムの検索マーク用照明光源とリーダープリ
ンター用光源とを共用する場合にあっても、リーダープ
リンター用光源の光量可変幅に不要な制約を受けること
のないよう構成した、マイクロフィルムの自動検索装置
を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明はマイクロフィルムに含まれている各画像
コマの側部に設けられた検索マークに光を照射する光源
をリーダープリンターの光源と共用するマイクロフィル
ムの自動検索装置において、前記検索マークを検知する
ための受光手段と、前記受光手段から得られたアナログ
検知信号を2値化信号に変換する際に、スライスレベル
の設定と共にヒステリシス幅も設定可能とした2値化手
段と、前記2値化信号に基づいて検索マークの判別を行
う判別手段とを具備したものである。また、前記2値化
手段のヒステリシス幅をリーダープリンター用光源の光
量リップルに応じて変更することも可能である。
【0030】更に加えて、自動検索時におけるフィルム
搬送速度の上限値を設定する制御手段を具備すること、
あるいは、リーダープリンター用光源の光量リップルが
大きく、自動検索が行えないことを表示する表示手段を
具備することも可能である。
【0031】
【作用】本発明の上記構成によれば、スライスレベルを
変更すると同時にヒステリシス幅を変更する事で、光源
光量が変化したときでも、スライスレベルに応じた適正
なチャタリング防止の為のヒステリシス幅を取る事が出
来、光源を共用するリーダープリンターの光量可変幅の
制約を減少させる事ができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の各実施例を詳細に説明する。
【0033】実施例1 本発明の一実施例は、図14に示した一般的なマイクロ
フィルム検索装置に適用し得るものである。
【0034】図2は、本実施例に係る光ファイバー7,
受光素子9,センサアンプ回路10,CPU回路16,
2値化回路21を示したものである。図2において、光
ファイバー7は、受光素子9へ取り込んだ光を導く。受
光素子9により光電変換された電流値はそれぞれがセン
サアンプ回路10によって増幅され、センサー出力信号
INとして2値化回路21およびCPU回路16に入力
される。
【0035】まず、搬送路内にフィルムがない状態でセ
ンサー出力信号の出力最大値をサンプルする。この時、
フィルム照明用光源は、光源リップルなどで10%程度
の変動があるのでCPU回路16は、有る間隔を於いて
数回のサンプルを行いその中での最大値を用いるように
する。
【0036】いま、電源周波数が50Hzで有る場合
は、ランプ光量は100Hzで光量が変化する。サンプ
ル周波数が1000Hzで有る場合はランプ光量変化の
最大部でサンプルする事が可能となるが、サンプル周波
数が遅い場合は、ランプ光量変化周波数と同期した場
合、光量の少ないところでのみサンプルする事になりか
ねない。これを防ぐためには、光量変化周波数とサンプ
ル周波数とサンプル回数Nの関係が次の条件をみたす様
に構成すればよい。
【0037】いま、光量変化周波数をf1、サンプル周
波数をf2とすると、
【0038】
【数5】(m/f2-k/f1)*N=1/f1 (k,m=1.2.3…) ここで、k,mは、任意の自然数である。
【0039】例えば、サンプル回数10回、光量変化周
波数f1を100Hzとすると、サンプル周波数f2
は、
【0040】
【数6】f2=1000m/(1+10k) となる。いま、m=1、k=1とすると、f2=90.
9Hzとなり、この周波数でサンプルを行うことによ
り、光量変化周期中の同じポイントでのデータサンプル
を避ける事が出来る。
【0041】このようにしてサンプルしたセンサーの出
力最大値を求める。
【0042】センサーの最大値を利用する理由は、最大
値が光源光量最大値以上にならないのに比べて、最小値
及び平均値はゴミなどの影響でかなり自由に変化するた
めである。
【0043】例えば、センサー出力値の最大値を用いる
場合で有れば、ゴミにより一部箇所で出力が低下したと
しても、ゴミの無い他の部分では、センサー出力値の最
大値はゴミのある部分より出力値が大きくなるため、ゴ
ミの無い部分のデータを用いる事になる。
【0044】しかし、センサー出力値の最小値を用いる
場合で有れば、ゴミにより一部箇所で出力が低下する
と、ゴミの無い正常な状態でのデータは、ゴミによって
出力低下したデータに比べて大きな値になるため、デー
タが不正確になる。
【0045】加えて、平均値を用いる場合でもデータの
中にゴミによる出力低下データが含まれるので、最大値
を用いる場合に比べると正確さを無くしてしまう。
【0046】このようにして求めたセンサーの最大出力
値から、図15に示したグラフによってスライスレベル
SLを決定する。
【0047】図1は、本実施例による2値化回路の構成
例である。この回路により、スライスレベルを変更する
時に同時に、ヒステリシス幅を変更できるようになる。
本図において、R21,R22,R23,R24,R2
5,R26は固定抵抗、D21はダイオード、TR21
はトランジスタ、OPAMP21,OPAMP22は演
算増幅機である。また、VSLはCPU回路16からのス
ライスレベル、VINはセンサアンプ回路10からのセン
サー出力、VOUT は2値化出力である。ここで、OPA
MP21は、オープンコレクタ出力のコンパレータであ
る。
【0048】OPAMP22は、CPU回路からのスラ
イスレベルVSLが変動しない様にするためのバッファの
役目を果たしている。
【0049】OPAMP21における高い方のスライス
レベルVohは、
【0050】
【数7】Voh=VSL OPAMP21における低い方のスライスレベルVol
は、
【0051】
【数8】Vol=(R22/(R21+R22))*VSL OPAMP21のヒステリシス幅Vhwは、
【0052】
【数9】Vhw=Voh-Vol=(R22/(R21+R22))*VSL このヒステリシス幅Vhwは、スライスレベルVSLをそ
の式の中に含む事より、VSLの変化に応じて、変化する
ことが解る。
【0053】例えば、スライスレベルでのヒステリシス
幅をスライスレベルの10%程度に設定する場合は、上
記の式より、
【0054】
【数10】R22/(R21+R22)=0.1 の関係を満たすように抵抗R21,R22を設定すれば
良い。
【0055】このように光源光量が多い場合では、セン
サアンプ回路10からの入力信号が大きくなり、従来の
固定ヒステリシス幅方式では図9に示した様なチャタリ
ングが発生したのに対して、本実施例を用いる事によ
り、図5に示す様にスライスレベルが高くなるに比例し
てヒステリシス幅が大きくなるため、チャタリングが発
生せず、正確な2値化が行える。
【0056】また、光源光量が少ない場合には、センサ
アンプ回路10からの入力信号が小さくなり、従来の固
定ヒステリシス幅方式では、図8に示した様に入力信号
振幅がヒステリシス幅よりも小さくなってしまい、正確
な2値化が行われないのに対して、本実施例を用いる事
により、図6に示す様にスライスレベルが低くなるのに
比例してヒステリシス幅が小さくなるため、入力信号振
幅以上のヒステリシス幅を持たないので、正確な2値化
が行える。
【0057】これにより、リーダープリンターの光源を
マークセンサー用の光源とする自動検索機において、自
動検索機の性能がプリンターの光源光量に左右されなく
なることより、操作に対して自由度が増し、作業効率の
向上を図ることができる。
【0058】実施例2 図10は、本発明の第2の実施例を示す。R31,R3
2はプルアップのための固定抵抗、OPAMP31およ
び32は演算増幅機、IC31,IC32,IC33は
それぞれAND回路,OR回路,D型フリップフロップ
である。また、VSL1 ,VSL2 はCPU回路16からの
スライスレベル、VINはセンサアンプ回路10からのセ
ンサー出力、VOUT は2値化出力である。ここで、OP
AMP31および32はオープンコレクタ出力のコンパ
レータである。
【0059】この実施例2では、スライスレベル幅をC
PU回路16から自由に変更できるように構成されてい
る。スライスレベル幅は、前述の実施例1と同じように
搬送路内にフィルムがない状態でセンサーの出力値をサ
ンプルする。
【0060】この時、フィルム照明用光源は光源リップ
ルなどの変動があるので、CPU回路16は、サンプル
速度,サンプル回数,サンプルサイクル等について前述
の実施例1と同一手段で間隔を於いて数回のサンプルを
行い、その中での最大値と最小値を用いる。
【0061】この光源光量の最大値,最小値から光源の
リップル値を求め、それぞれの値をVSL1 ,VSL2 に設
定する。
【0062】複数のリーダープリンターに乗せ換える事
が出来る自動検索機の場合には、光源特性がリーダープ
リンター毎に変化するため、自動検索機の2値化回路中
の特性も変化させた方がよい。
【0063】また、各リーダープリンターの光源リップ
ルもリーダープリンターによって変化する。例えば、図
11に示す様にリップルが少ない場合には、広いヒステ
リシス幅Voh,Volで2値化すると、狭いヒステリ
シス幅Voh´,Vol´で2値化する場合に比べて、
センサアンプ出力に対して2値化信号の立ち上がり・立
ち下がりにおいて、広いヒステリシス幅の方がTd1,
Td2の時間遅れが発生する。
【0064】この時間遅れは自動検索機の検索性能にも
大きく関係し、遅れが少ない方が良い結果が得られる。
【0065】この様にスライスレベルのヒステリシス幅
をリーダープリンターの光源特性に合わせることで、自
動検索装置の性能がリーダープリンターの光源特性に左
右されず、誤検索の発生を格段に少なくする事が出来
る。
【0066】実施例3 前述の実施例1と同じように搬送路内にフィルムがない
状態でセンサーの出力値をサンプルする。この光源光量
の最大値,最小値から光源のリップル値を求め、リップ
ル値が大きい場合には、スライスレベル及びヒステリシ
ス幅を設定したとしても時間遅れ等が大きくなり、フィ
ルムを高速で搬送した場合には誤検索の原因となる。
【0067】その理由は、フィルムの搬送速度が速くな
り時間遅れの間に搬送されるフィルム量が多くなると、
図16に示す様にリップルによる検索マークのサイズに
ズレが発生するためである。
【0068】これを防ぐために、本実施例では、ヒステ
リシス幅に合わせて自動検索時のフィルム搬送速度の上
限値を変更するようにする。すなわち、図17に示す様
にフィルムの搬送速度が遅くなれば、ヒステリシス幅の
違いによる時間ズレが少なくなり、これにより検索マー
クのサイズズレが問題ないレベルになる。
【0069】この様にスライスレベルのヒステリシス幅
によりフィルム搬送速度の上限値を設定する事で、リー
ダープリンターの光源特性が大きく変更されても誤検索
を行う事の無い自動検索機を実現する事が出来る。
【0070】実施例4 前述の実施例1と同じように搬送路内にフィルムがない
状態でセンサーの出力値をサンプルする。
【0071】この光源光量の最大値,最小値から光源の
リップル値を求め、リップル値が大きすぎる場合には、
スライスレベル及びヒステリシス幅を設定したとして
も、時間遅れ等が大きくなりすぎて実用にならない。そ
こで、この様なときには表示器19(図14参照)に検
索不能を表示し、誤検索による間違いをなくす事が出来
る。
【0072】
【発明の効果】本発明を実施することにより、以下に列
挙する効果を得ることができる。
【0073】 リーダープリンターの光源をマークセ
ンサー用の光源とする自動検索機において、自動検索機
の性能がプリンターの光源光量に左右されなくなること
より、操作に対して自由度が増し、作業効率の向上を図
ることができる。
【0074】 スライスレベルのヒステリシス幅をリ
ーダープリンターの光源特性に合わせることで、自動検
索機の性能がリーダープリンターの光源特性に左右され
ず、誤検索の発生を格段に少なくする事が出来る。
【0075】 スライスレベルのヒステリシス幅によ
りフィルム搬送速度の上限値を設定する事で、リーダー
プリンターの光源特性が大きく変更されても誤検索を行
う事の無い自動検索機を実現する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による2値化回路を示す回路
図である。
【図2】本発明の一実施例における受光素子周辺の構成
図である。
【図3】リーダープリンターの光源特性によるセンサア
ンプの出力例と、ヒステリシスを持たないときの2値化
出力例を示す図である。
【図4】光源光量とリップルの関係を表した線図であ
る。
【図5】本実施例による光源光量が多いときの2値化出
力例を示す図である。
【図6】本実施例による光源光量が少ないときの2値化
出力例を示す図である。
【図7】従来技術での光源光量が適正なときの2値化出
力例を示す図である。
【図8】従来技術での光源光量が少ないときの2値化出
力例を示す図である。
【図9】従来技術での光源光量が多いときの2値化出力
例を示す図である。
【図10】本発明のその他の実施例による2値化回路を
示す図である。
【図11】本発明のその他の実施例によるヒステリシス
幅の変更例を示す図である。
【図12】従来の2値化回路の構成例を示す図である。
【図13】リーダープリンターの光源ランプの駆動回路
例を示す図である。
【図14】一般的な自動検索機の構成例を示す図であ
る。
【図15】センサアンプ出力最大値に対するスライスレ
ベルの変換出力例を示す図である。
【図16】ヒステリシス幅によるマークサイズの変化例
を示す図である。
【図17】フィルム速度が遅いときのマークサイズの変
化例を示す図である。
【符号の説明】
1 マイクロフィルム 7 光ファイバー 9 受光素子 10 センサアンプ回路 11 光源ランプ 16 CPU回路 17 テンキースイッチ 19 表示器 21 2値化回路 VSL スライスレベル信号 VIN センサアンプ出力 VOUT 2値化出力

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロフィルムに含まれている各画像
    コマの側部に設けられた検索マークに光を照射する光源
    をリーダープリンターの光源と共用するマイクロフィル
    ムの自動検索装置において、 前記検索マークを検知するための受光手段と、 前記受光手段から得られたアナログ検知信号を2値化信
    号に変換する際に、スライスレベルの設定と共にヒステ
    リシス幅も設定可能とした2値化手段と、 前記2値化信号に基づいて検索マークの判別を行う判別
    手段とを具備したことを特徴とするマイクロフィルムの
    自動検索装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記2値化手段のヒ
    ステリシス幅をリーダープリンター用光源の光量リップ
    ルに応じて変更することを特徴とするマイクロフィルム
    の自動検索装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、更に加えて、自動検
    索時におけるフィルム搬送速度の上限値を設定する制御
    手段を具備したことを特徴とするマイクロフィルムの自
    動検索装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、更に加えて、リーダ
    ープリンター用光源の光量リップルが大きく、自動検索
    が行えないことを表示する表示手段を具備したことを特
    徴とするマイクロフィルムの自動検索装置。
JP5288316A 1993-11-17 1993-11-17 マイクロフィルムの自動検索装置 Pending JPH07140551A (ja)

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