JPH0713U - コンバインの動力取出軸配設構造 - Google Patents

コンバインの動力取出軸配設構造

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JPH0713U
JPH0713U JP3073093U JP3073093U JPH0713U JP H0713 U JPH0713 U JP H0713U JP 3073093 U JP3073093 U JP 3073093U JP 3073093 U JP3073093 U JP 3073093U JP H0713 U JPH0713 U JP H0713U
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grain tank
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茂樹 村田
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転部の冷却効率を向上させると共に、冷却
用配管の組立作業やメンテナンス等を楽に行なうことが
できるようにすること。 【構成】 機体上に前方から後方へ向けて順次運転部と
穀粒タンクと原動機部とを配置し、原動機部のエンジン
より動力取出軸を穀粒タンクの直下方を通して前方の運
転部まで伸延させ、同運転部の下部に配設した被駆動装
置に上記動力取出軸の先端を連動連結したこと。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンバインの動力取出軸配設構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンバインの一形態として、機体上に前方から後方へ向けて順次運転部 と穀粒タンクと原動機部とを配置し、原動機部に運転部のクーラ用コンプレッサ を設けて、同コンプレッサをエンジンに連動連結して駆動可能とすると共に、同 コンプレッサと運転部との間に冷却用配管を配設して、同冷却用配管を通して運 転部の冷却が行なえるようにしたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記のように運転部と原動機部のコンプレッサとは、機体上の前部 と後部とにそれぞれ離れて配置されているために、冷却用配管が長くなって運転 部の冷却効率が悪い上に、同冷却用配管の組立作業やメンテナンス等が行ないに くいという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案では、機体上に前方から後方へ向けて順次運転部と穀粒タンク と原動機部とを配置し、原動機部のエンジンより動力取出軸を穀粒タンクの直下 方を通して前方の運転部まで伸延させ、同運転部の下部に配設した被駆動装置に 上記動力取出軸の先端を連動連結したことを特徴とするコンバインの動力取出軸 配設構造を提供せんとするものである。
【0005】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0006】 図1〜図4に示すAは、本考案を適用可能なコンバインの一形態としての汎用 コンバインであり、同汎用コンバインAは、クロ−ラ式の走行部2により走行可 能とした機体1上の左側に脱穀部3と選別部4とを設けると共に、その前方に刈 取部5を昇降部6を介して昇降可能に取付ける一方、機体1上の右側前部に運転 部7を設け、その直後方に穀粒タンク8を配設し、その直後方に原動機部9を配 設している。
【0007】 そして、脱穀部3は、図1〜図3に示すように、軸線を前後方向に向けて扱胴 10を回転自在に軸架し、同扱胴10の右側上方位置に、軸線を前後方向に向け て二番処理胴12を回転自在に軸架して、扱胴10と二番処理胴12とを平面視 にて左右幅方向に略平行に配置すると共に、二番処理胴12の前端部を扱胴10 の前端部の近傍に位置させている。
【0008】 選別部4は、図1に示すように、前側選別体20と後側選別体21とからなる 揺動選別盤22と、唐箕24と一番樋25及び一番コンベア26とファン27と 二番樋28及び二番コンベア29とから構成している。30は揚穀筒、31は二 番還元筒である。
【0009】 そして、前側選別体20により選別して一番樋25内に収容される精粒は、一 番コンベア26により揚穀筒30を通して穀粒タンク8に搬送し、また、後側選 別体21により選別して二番樋28内に収容される二番還元物は二番コンベア2 9により二番還元筒31を通して脱穀部3の二番処理胴12の後部に還元して、 同二番処理胴12により前方へ移送しながら再処理するようにしている。
【0010】 刈取部5は、図1〜図3に示すように、機体1にフィ−ダハウス35の後端部 を上下回動自在に枢支して、同フィ−ダハウス35の前端側を昇降部6により昇 降自在とし、同フィ−ダハウス35の前端にプラットフォ−ム36を取付け、同 プラットフォ−ム36に分草板37と穀稈掻込用リ−ル38と往復駆動型刈刃3 9と刈取穀稈掻込オ−ガ40とを設けている。41はフィ−ダハウス支軸である 。 そして、分草板37と穀稈掻込用リ−ル38とによりプラットフォ−ム36 に植立穀稈を取り込み、同植立穀稈を往復駆動型刈刃39により刈取り、刈取穀 稈掻込オ−ガ40によりプラットフォ−ム36の中央部に掻き寄せ、フィ−ダハ ウス35内に設けた穀稈供給チェ−ンコンベア97(図6参照)により脱穀部3 に供給するようにしている。
【0011】 運転部7は、図1に示すように、キャビン45内に操作部46を設け、同操作 部46の直後方に座席47を配置している。
【0012】 穀粒タンク8は、図1〜図4に示すように、タンク本体50内の上部に、揚穀 筒30の上端を連通連結して、同揚穀筒30を通して搬送されてくる精粒を図示 しないレベリングディスクにより均平に貯留可能とする一方、タンク本体50内 の下部に排出用横送り部52を後方の原動機部9内まで伸延させ、同排出用横送 り部52の後端より直上方へ向けて排出用縦送り部53を立上げ、同排出用縦送 り部53の上端に排出用送り出し部54の基端を旋回自在に取付けている。
【0013】 原動機部9は、図1〜図4に示すように、エンジン60とHSTポンプ61と を左右に併置し、エンジン60より後方へ突出させた出力軸62と、HSTポン プ61より後方へ突出させた入力軸63との間に連動ベルト64をプ−リ−65 ,66を介して巻回している。92は空気取入部、93は冷却風排出部である。 94は、エンジン60の直上方に配置したシロッコファン、95はラジエータで あり、シロッコファン94により空気取入部92より外気を吸引してラジエータ 95を冷却すると共に、脱穀部3側へ排風するようにしている。
【0014】 そして、エンジン60の前端部右側下方位置には動力取出軸67の後端部67 aを配置し、同後端部67aと前側出力軸62aとの間に駆動ベルト68をプー リー69,70を介して巻回すると共に、同動力取出軸67の先端部67bを穀 粒タンク8の下部左側壁8aに沿わせて、運転部7の直下方位置まで伸延させ、 運転部7の下部に配設したクーラ用コンプレッサ71や刈取部5の油圧駆動部( 図示せず)に上記先端部67bを連動連結可能としている。
【0015】 この際、穀粒タンク8は、図4に示すように、下部を断面背面視にて略V字状 の前記排出用横送り部52を形成しており、下部左側壁50aの直下方に形成さ れる空間Sを利用して、同空間S中に上記動力取出軸67を配置している。
【0016】 このようにして、運転部7の下部にクーラ用コンプレッサ71を配設して、同 クーラ用コンプレッサ71を駆動可能として、同クーラ用コンプレッサ71から 運転部7内への冷却用配管(図示せず)を短縮させることができて、運転部7内 の冷却効率を向上させることができると共に、冷却用配管の組立作業やメンテナ ンス等を楽に行なうことができるようにしている。
【0017】 そして、エンジン60の出力軸62とHSTポンプ61の入力軸63との間に 形成されるデッドスペース99内に、図2に示すように、排出用縦送り部53を 立設して、機体1のコンパクト化を図っている。
【0018】 また、図2、図3、図5及び図6に示すように、運転部7の下部には、オイル クーラ72とコンデンサ73と冷却ファン74とファン駆動モータ90とを配設 しており、ファン駆動モータ90と冷却ファン74とをファン駆動ベルト91を 介して連動連結して、ファン駆動モータ90により冷却ファン74を駆動させる ことにより、外気を吸引しながら、オイルクーラ72とコンデンサ73とを冷却 するようにしている。
【0019】 しかも、冷却ファン74の排風は、図6に示すように、左側方に配置したフィ ーダハウス35の下部に向けて吹出すようにして、フィーダハウス35の底壁3 5aに形成した多数のスリットを通して落下する塵等を左側外方へ吹き飛ばすよ うにしている。96は排風部である。
【0020】 このようにして、フィードハウス35より排出される塵等がミッションやバッ テリーや燃料タンクや油圧機器に堆積するのを防止して、これらの分解・修理等 が楽に行なえるようにしている。
【0021】 また、本実施例では、動力取出軸67の先端部67bは、コンプレッサ駆動部 71に連動連結しているが、図7に示すように、コンデンサ冷却用シロッコファ ン96のファン軸96aに連動連結すると共に、同先端部67bに取付けた出力 プーリ97と、上記シロッコファン96の近傍に配設したクーラ用コンプレッサ 71の入力軸71aに取付けた入力プーリ71bとの間に伝動ベルト98を巻回 することもできる。
【0022】 この場合も、運転部の冷却効率を向上させることができると共に、冷却用配管 の組立作業やメンテナンス等を楽に行なうことができる。
【0023】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような効果が得られる。
【0024】 すなわち、本考案では、原動機部のエンジンより動力取出軸を穀粒タンクの直 下方を通して前方の運転部まで伸延させ、同運転部の下部に配置した被駆動装置 に上記動力取出軸の先端を連動連結しているために、例えば、被駆動装置として 運転部のクーラ用コンプレッサを駆動可能とした場合には、同コンプレッサから 運転部内への冷却用配管を短縮させることができて、運転部の冷却効率を向上さ せることができると共に、冷却用配管の組立作業やメンテナンス等を楽に行なう ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る動力取出軸配設構造を具備する汎
用コンバインの側面図。
【図2】同汎用コンバインの平面説明図。
【図3】同汎用コンバインの正面説明図。
【図4】原動機部の背面説明図。
【図5】冷却ファンによる排風状態を示す平面説明図。
【図6】同冷却ファンによる排風状態を示す側面説明
図。
【図7】他の実施例としての動力取出軸配設構造を示す
平面説明図。
【符号の説明】
A 汎用コンバイン 1 機体 7 運転部 8 穀粒タンク 9 原動機部 60 エンジン 67 動力取出軸 71 クーラ用コンプレッサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体上に前方から後方へ向けて順次運転
    部と穀粒タンクと原動機部とを配置し、原動機部のエン
    ジンより動力取出軸を穀粒タンクの直下方を通して前方
    の運転部まで伸延させ、同運転部の下部に配設した被駆
    動装置に上記動力取出軸の先端を連動連結したことを特
    徴とするコンバインの動力取出軸配設構造。
JP1993030730U 1993-06-08 1993-06-08 コンバインの動力取出軸配設構造 Expired - Fee Related JP2593798Y2 (ja)

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WO2013018696A1 (ja) * 2011-08-02 2013-02-07 ヤンマー株式会社 コンバイン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013018696A1 (ja) * 2011-08-02 2013-02-07 ヤンマー株式会社 コンバイン
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