JPH07139511A - 油圧回路の自動順次昇圧システム - Google Patents

油圧回路の自動順次昇圧システム

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JPH07139511A
JPH07139511A JP5307254A JP30725493A JPH07139511A JP H07139511 A JPH07139511 A JP H07139511A JP 5307254 A JP5307254 A JP 5307254A JP 30725493 A JP30725493 A JP 30725493A JP H07139511 A JPH07139511 A JP H07139511A
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hydraulic pump
signal
absorption torque
set pressure
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Masakazu Yanagisawa
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Abstract

(57)【要約】 過負荷が作用したとき、先ず二段安全弁の第一設定圧で
リリーフさせ、所定時間後に油圧ポンプの吐出量を減少
させてから第一設定圧より高圧の第二設定圧でリリーフ
させるようにして、リリーフ時のピーク圧を減少して油
圧機器の耐久性を向上させる。 【構成】 コントローラは吐出圧検出器から第一設定圧
信号を入力してから所定時間後に、油圧ポンプの吐出量
が減少した時点で設定圧切換器に第一設定圧より高い第
二設定圧信号を出力して、安全弁の設定圧を順次昇圧さ
せるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は作業中にアクチュエータ
に過負荷が作用したとき、先ず安全弁を第一設定圧でリ
リーフさせ、所定時間後に第一設定圧より高い第二設定
圧でリリーフさせて、リリーフ時のピーク圧を減少させ
るようにした油圧回路の自動順次昇圧システムに関し、
特に、作業中にアクチュエータに過負荷が作用したと
き、先ず安全弁を第一設定圧でリリーフさせ、所定時間
後に油圧ポンプの吐出量を減少させてから第一設定圧よ
り高い第二設定圧でリリーフさせるようにして、油圧エ
ネルギーを減少させてからリリーフさせることにより、
リリーフ時のピーク圧を減少して油圧機器の耐久性を向
上させるようにした油圧回路の自動順次昇圧システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】図5〜図9は従来の技術を示す図で、図
5は従来の技術(特願平4−40519)における油圧
ショベルの制御回路を示す図、図6は図5の制御回路に
おける油圧ポンプの吐出圧と容量との関係を示す図、図
7は図5の制御回路における油圧ポンプの吐出圧と吐出
流量の関係を示す図、図8は図5の制御回路における急
負荷作用時の油圧ポンプの吐出圧とポンプ容量との関係
を示す図、図9は図8における油圧ポンプの吐出圧の経
時変化を示す図である。
【0003】次に、図5における制御回路ついて説明す
る。1はエンジン、2はエンジン1により駆動される可
変容量型油圧ポンプ、3はアクチュエータの一つである
ブームシリンダ、4はブームシリンダ3を制御するため
の操作弁、5は油圧ポンプ2の吐出圧の最高値を規定す
る二段安全弁、5aは二段安全弁5の圧力設定用シリン
ダ、6はエンジン1により駆動される制御圧ポンプ、7
は制御圧ポンプ6の吐出圧を一定に保持するためのリリ
ーフ弁である。また、8はサーボ弁8aとサーボシリン
ダ8bよりなる油圧ポンプ容量制御装置、9は二段安全
弁5が作動する前に油圧ポンプ2の吐出圧の最高値を規
定するカットオフ弁、10は油圧ポンプ2の吸収トルク
制御弁、10aはその入力信号に応じて吸収トルク制御
弁10の吸収トルクを変更するソレノイド、11は掘削
力アップ用押しボタン、12は電源、13,14はソレ
ノイド式開閉弁、15はタンクである。
【0004】前記従来の技術において緩慢な負荷が作用
するときの作業について図6、および図7により説明す
る。油圧ショベルが規定の掘削力により通常の掘削作業
をする場合には、電源12の電圧がソレノイド式開閉弁
13,14のソレノイドに印加されないため、ソレノイ
ド式開閉弁13,14はそれぞれのb位置に操作され
る。従って、制御圧ポンプ6のリリーフ弁7により一定
に保持された制御元圧PC は、二段安全弁5およびカッ
トオフ弁9それぞれの圧力設定用シリンダ5a,9bに
供給されないため、二段安全弁5はP1 (例えば325
kg/cm2 )に設定されると共に、カットオフ弁9は
1 より低いカットオフ圧でb位置に切り換わり油圧ポ
ンプの吐出圧がカットオフされる。
【0005】また、前記制御圧ポンプ6の一定に保持さ
れた制御元圧PC は吸収トルク制御弁10により、油圧
ポンプ2の吐出圧Pと、ソレノイド10aに出力される
コントローラ16内の図示しない吸収トルク設定器から
の設定信号とにより、図6に示すように油圧ポンプ2の
吸収トルクT1 (Pをポンプの吐出圧、Vを油圧ポンプ
の固有容積、Tを油圧ポンプの吸収トルク、kを比例定
数とすると、T=kPV)が一定となるように減圧し
て、カットオフ弁9を介して油圧ポンプ2の容量制御装
置8のサーボ弁8aのパイロットシリンダに作用され
る。従って、このパイロットシリンダに作用するパイロ
ット圧に応じてサーボ弁8aが操作され、このサーボ弁
8aの操作量に応じて減圧される制御圧ポンプ6の制御
元圧PC をサーボシリンダ8bに供給して油圧ポンプ2
の容量が制御される。
【0006】また、カットオフ弁9はこのカットオフ弁
9の下流圧と油圧ポンプ2の吐出圧との和に応じて、吸
収トルク制御弁10の出力圧を減圧して油圧ポンプ2の
容量制御装置8のサーボ弁8aのパイロットシリンダに
供給する。従って、図6に示されるポンプ吐出圧P−ポ
ンプ容量V曲線上でポンプ吐出圧Pが上昇すると、油圧
ポンプの吸収トルクT1 曲線に沿って制御され、油圧ポ
ンプの吐出圧Pが二段安全弁5の設定圧P1 より少し低
いカットオフ圧に達すると、カットオフ弁9はb位置に
切り換わり吐出圧Pのカットオフが作用して二段安全弁
5が設定圧P1 まで上昇した状態で油圧ショベル作業が
行われる。
【0007】また、前記油圧ポンプ2の吸収トルクT=
kPV=一定の関係式において、両辺にエンジン回転数
Nを乗じると、TN=kPVN=一定なる関係式が得ら
れるが、TN=HPは油圧ポンプの吸収馬力、VN=Q
は油圧ポンプの吐出流量であるため、Kを定数とすると
HP=KP・Q=一定なる関係式が得られる。即ち、P
・Q=一定となり、PとQの関係も図6の油圧ポンプの
吸収トルクT1 と同様に図7にHP1 で示すような双曲
線となる。
【0008】次に、油圧ショベルによる掘削作業中にオ
ペレータが掘削力をアップしたいときには、図5におけ
る押しボタン11を押すと、この押しボタン11を押し
ている間、電源12の電圧が設定圧切換器13、カット
オフ切換器14のソレノイドに印加されるため、ソレノ
イド式開閉弁13,14はそれぞれのa位置に操作され
る。従って、制御圧ポンプ6のリリーフ弁7により一定
に保持された制御元圧PC を、二段安全弁5およびカッ
トオフ弁9それぞれの圧力設定用シリンダ5a,9bに
供給するため、二段安全弁5の設定圧は、P1 (例えば
325kg/cm2 )からP2 (例えば350kg/c
2 )に上昇すると共に、カットオフ弁9はばね9cを
介してa位置に切り換わりカットオフ機能が解除され
る。
【0009】また、前記制御圧ポンプ6の一定に保持さ
れた制御元圧PC は吸収トルク制御弁10により、油圧
ポンプ2の吐出圧Pと、ソレノイド10aに出力される
コントローラ16内の図示しない吸収トルク設定器から
の設定信号とにより、図6に示すような油圧ポンプ2の
吸収トルクT2 が一定となるように減圧して、カットオ
フ弁9を介して油圧ポンプ2の容量制御装置8のサーボ
弁8aのパイロットシリンダに作用するため、このパイ
ロットシリンダに作用するパイロット圧に応じてサーボ
弁8aが操作され、このサーボ弁8aの操作量に応じて
減圧される制御圧ポンプ6の制御元圧PC をサーボシリ
ンダ8bに供給して油圧ポンプ2の容量が制御される。
【0010】このように、オペレータが掘削力をアップ
するために押しボタン11を押すことによってカットオ
フ弁9がa位置に切り換わると、カットオフ弁9のカッ
トオフ機能が解除されると共に、二段安全弁5の設定圧
はP1 からP2 まで上昇するため、図6に示されるポン
プ吐出圧P−ポンプ容量V曲線上で設定圧P2 まで油圧
ポンプの吸収トルクT2 (=kPV)が一定となるよう
に制御される。また、油圧ポンプの吐出圧Pと吐出流量
Qの関係も図6の油圧ポンプの吸収トルクT2 と同様に
図7にHP2 で示すような双曲線となる。従って、押し
ボタン11を押している間は、図6における斜線部の面
積に比例するトルク、あるいは図7における斜線部の面
積に比例する馬力が増加するため、例えば掘削作業にお
いては押しボタン11を押せば油圧ポンプの吐出量Q
(作業機速度)の全範囲における吐出圧P(掘削力)を
上昇させて作業能率の向上を図ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術においては、図7における斜線部分内の馬力が
使用可能となり、作業機速度全域において作業機力をア
ップできるため、作業効率を向上せることができる一
方、安全弁の設定圧がP1 からP2 に切り換えられるた
め、油圧ポンプの吐出量Qが大きい(掘削速度が早い)
範囲における作業において急負荷が作用して設定圧P2
でリリーフするとき、大きなピーク圧が発生して油圧機
器の寿命を低下させると共に、騒音も大きくなりオペレ
ータの作業環境を悪化させる問題があった。このことを
図8について説明するとポンプ容量Vが最大のQ−A間
で作業しているとき、油圧ショベルのバケットが大きな
石に衝突して急激な過負荷が作用すると、油圧ポンプ容
量Vは吸収トルクカーブT2 上を経てA点からN点に移
動するのではなく、油圧ポンプ容量VはQ点の最大容量
のままで圧力はA点からP2 のL点まで上昇し、二段安
全弁5でリリーフしながらピーク圧M点まで上昇した後
にN点まで移動するようになる。即ち、油圧ポンプ2が
最大容量で、かつ最大吐出圧の状態(最大エネルギー状
態)でリリーフするため、ピーク圧P3 も大きくなり前
記のような問題が発生していた。なお、図9は図8にお
ける油圧ポンプ2の吐出圧Pがピーク圧P3 (M点)ま
で上昇した後にN点まで移動する間の経時変化を示す図
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来の技術
における課題を解決するためになされたもので、油圧回
路の最高圧を複数段に設定する安全弁と、この安全弁が
所定の設定圧において連続してリリーフした時間を検出
するリリーフ作動時間検出器と、このリリーフ作動時間
検出器が低圧側の設定圧で所定時間リリーフしたことを
検出した後、順次高圧側の設定圧に切換える設定圧切換
手段とより構成し、特に、アクチュエータを駆動するた
めの可変容量型油圧ポンプと、この油圧ポンプの容量制
御装置と、この容量制御装置の制御圧源と、前記油圧ポ
ンプの吐出圧検出器と、この吐出圧検出器により検出さ
れる油圧ポンプの吐出圧に対して油圧ポンプの容量が一
義的に決まる単調減少関数となるように、前記制御圧源
の元圧を減圧して前記容量制御装置に供給する吸収トル
ク制御弁と、前記油圧ポンプの最高圧を二段階に設定す
る二段安全弁と、この二段安全弁の設定圧切換器と、こ
の設定圧切換器に供給する切換信号を制御するコントロ
ーラとよりなる油圧回路の制御装置において、前記コン
トローラは吐出圧検出器から第一設定圧信号を入力して
から所定時間後に、設定圧切換器に第一設定圧より高い
第二設定圧設定信号を出力するように構成した。前記単
調減少関数は油圧ポンプの容量と油圧ポンプの吐出圧と
の積が一定である関係でもよい。
【0013】また、アクチュエータを駆動するための可
変容量型油圧ポンプと、この油圧ポンプの容量制御装置
と、この容量制御装置の制御圧源と、前記油圧ポンプの
吐出圧検出器と、所定の吸収トルク信号においては、こ
の吐出圧検出器により検出される油圧ポンプの吐出圧に
対して油圧ポンプの容量が一義的に決まる第一の吸収ト
ルク曲線が単調減少関数となり、前記所定の吸収トルク
信号を切り換えることにより油圧ポンプの同一吐出圧に
対して前記第一の吸収トルク曲線における容量より所定
量小さい容量で、一義的に決まる第二の吸収トルク曲線
が単調減少関数となるように、前記制御圧源の元圧を減
圧して前記容量制御装置に供給する吸収トルク制御弁
と、前記油圧ポンプの最高設定圧を二段階に設定する二
段安全弁と、この二段安全弁の設定圧切換器と、前記吸
収トルク制御弁のソレノイドと二段安全弁の設定圧切換
器とに供給する切換信号を制御するコントローラとより
なる油圧回路の制御装置において、前記コントローラは
吐出圧検出器から第一最高設定圧以下の圧力信号を入力
したとき、前記第一の吸収トルク曲線を描く規定吸収ト
ルク信号を、第二の吸収トルク曲線を描く減少吸収トル
ク信号へ切り換えると共に、第一設定圧の圧力信号を入
力したとき、所定時間後にこのコントローラから設定圧
切換器に第一設定圧より高い第二設定圧設定信号を出力
するように構成した。前記二つの各単調減少関数は油圧
ポンプの容量と油圧ポンプの吐出圧との積が一定である
関係でもよい。
【0014】前記減少吸収トルク信号を解除して規定吸
収トルク信号に復帰させるための解除スイッチと、この
解除スイッチからの解除信号を前記コントローラが入力
している間、このコントローラから前記吸収トルク制御
弁のソレノイドに、減少吸収トルク信号を解除して規定
吸収トルク信号を出力するように構成してもよい。
【0015】前記吐出圧検出器により検出される油圧ポ
ンプの吐出圧に対して、油圧ポンプの吐出流量が一義的
に決まる馬力曲線が単調減少関数となるように、また、
前記油圧ポンプの吸収トルク制御弁のソレノイドに供給
する所定の吸収トルク信号においては、前記油圧ポンプ
の吐出圧に対して、吐出流量が一義的に決まる第一の馬
力曲線が単調減少関数となり、前記所定の吸収トルク信
号を切り換えることにより油圧ポンプの同一吐出圧に対
して前記第一の馬力曲線における吐出流量より所定量小
さい吐出流量で、一義的に決まる第二の馬力曲線が単調
減少関数となるように構成してもよい。
【0016】
【作用】次に前記構成の作用について説明する。作業中
にアクチュエータに過負荷が作用すると、先ず安全弁は
低圧側の第一設定圧でリリーフした後、所定時間後にこ
の第一設定圧より高い第二設定圧でリリーフする。設定
圧が三段以上のときには順次高圧側の設定圧でリリーフ
するため、一度に最高設定圧でリリーフするときに比べ
て、リリーフ時のピーク圧を大幅に減少させることがで
きる。特に、コントローラが油圧ポンプの吐出圧検出器
から第一設定圧信号を入力してから所定時間後に、この
第一設定圧より高い第二設定圧信号を設定圧切換器に出
力して、二段安全弁の設定圧を昇圧するようにしたの
で、作業中にアクチュエータに過負荷が作用した場合
に、二段安全弁が低い方の第一設定圧で所定時間リリー
フしている間に、油圧ポンプの容量は吐出圧に対して単
調減少関数となるように、制御圧源の元圧を減圧して容
量制御装置に供給する吸収トルク制御弁により制御され
ているため、油圧ポンプは前記所定時間内に単調減少関
数における第一設定圧に対応する容量まで減少する。従
って、油圧ポンプに急激な過負荷が作用することによ
り、油圧ポンプが作業中の大きい容量のままで瞬間的に
第一設定圧まで上昇してリリーフを開始しても第一設定
圧は第二設定圧よりも低圧であるため、リリーフする油
圧エネルギーが減少しているため、ピーク圧を小さく抑
えることができる。また、第一設定圧まで上昇してリリ
ーフを開始してから所定時間後に、第一設定圧からそれ
より高圧の第二設定圧までリリーフ設定圧を上昇させて
も、油圧ポンプの容量が減少しているためリリーフする
油圧エネルギーが減少していると共に、昇圧の時間的な
変化率が小さいため、二段安全弁が第二設定圧に昇圧さ
れたときのピーク圧を減少させることができる。
【0017】あるいは、コントローラが油圧ポンプの吐
出圧検出器から第一設定圧以下の圧力信号を入力したと
き、油圧ポンプの吐出圧−容量座標上で描く第一の吸収
トルク曲線より小さい第二の吸収トルク曲線に切り換え
る減少吸収トルク信号をコントローラから吸収トルク制
御弁のソレノイドに出力すると共に、コントローラが吐
出圧検出器から第一設定圧信号を入力したとき、所定時
間後にこのコントローラから設定圧切換器に第一設定圧
より高い第二設定圧信号を出力して二段安全弁の設定圧
を昇圧する。
【0018】従って、作業中にアクチュエータに過負荷
が作用した場合に、第一設定圧以下の圧力から吸収トル
ク制御弁により、油圧ポンプの吐出圧−容量曲線上の吸
収ト第一の吸収トルクルク曲線より小さい第二の吸収ト
ルク曲線に切り換えられると共に、二段安全弁が低い方
の第一設定圧で所定時間リリーフしている間に、油圧ポ
ンプは前記第二の吸収トルク曲線上における第一設定圧
に対応する容量まで減少する。
【0019】このように、油圧ポンプが第二の吸収トル
ク曲線における第一設定圧に対応する容量まで減少した
後に、第一設定圧からそれより高圧の第二設定圧までリ
リーフ設定圧を上昇させても、油圧ポンプの容量が第二
の吸収トルク曲線より大きい第一の吸収トルク曲線にお
ける第一設定圧に対応する容量で、第一設定圧からそれ
より高圧の第二設定圧までリリーフ設定圧を上昇させる
場合に比べてリリーフする油圧エネルギーがより減少す
ることになり、二段安全弁が第二設定圧に昇圧されたと
きのピーク圧をより減少させることができる。なお、前
記各単調減少関数は、一般には油圧ポンプの容量と吐出
圧との積が一定、あるいはそれに近似した関係に設定さ
れる。
【0020】また、前記減少吸収トルク信号を解除して
規定吸収トルク信号に復帰させるための解除スイッチ
と、この解除スイッチからの解除信号を前記コントロー
ラが入力している間、このコントローラから前記吸収ト
ルク制御弁のソレノイドに、減少吸収トルク信号を解除
して規定吸収トルク信号を出力するように構成すると、
作業中に過負荷により前記第二の吸収トルク曲線上の第
二設定圧でリリーフしているときに、もう少しスピード
を上げて作業したいときには解除スイッチにより第一の
吸収トルク曲線上の第二設定圧で作業することができ
る。
【0021】前記吐出圧検出器により検出される油圧ポ
ンプの吐出圧に対して、油圧ポンプの吐出流量が一義的
に決まる馬力曲線、あるいは第一の馬力曲線と第二の馬
力曲線が単調減少関数となるように構成すれば、前記油
圧ポンプの吸収トルクと同様に油圧ポンプの吸収馬力を
所定値に制御することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面により詳述
する。図1〜図4は本発明の実施例を示す図で、前記従
来の技術と共通の構成要素には同一符号を付し、その構
成および作用の説明は省略する。図1は本発明の実施例
における油圧ショベルの制御回路を示す図、図2は図1
の制御回路におけるコントローラの詳細を示す図、図3
は図1の制御回路における油圧ポンプの吐出圧Pとポン
プ容量Vとの関係を示す図、図4は図3の急負荷が作用
した場合における油圧ポンプの吐出圧Pの経時変化を示
す図である。
【0023】次に、図1における油圧制御回路について
説明する。図1は図5に示す従来の技術に対し、カット
オフ弁9関係の要素、押しボタン11、およびコントロ
ーラ16を省略し、カットオフ解除スイッチ17、吐出
圧検出器18、モニター19、コントローラ20を追加
する以外は図5と同じである。図1においてコントロー
ラ20は、吐出圧検出器18からの吐出圧信号Pi と、
モニター20から重掘削作業、掘削作業等の作業モード
信号と、カットオフ解除スイッチ17からのカットオフ
解除信号IC を入力してトルク可変弁10のソレノイド
10aに減少トルク信号I0 、または規定トルク信号I
1 を、ソレノイド式開閉弁13のソレノイドに昇圧信号
IR を出力する。
【0024】図2はコントローラ20の詳細を示す図
で、21は比較器で、吐出圧検出器18からの吐出圧信
号Pi を例えば設定圧P2 =350kg/cm2 と比較
してPi ≧P2 となるとYES信号「Y」を出力し、そ
うでないときはNO信号「N」を出力する。22はタイ
マーで、比較器21からのYES信号「Y」を入力して
から例えばTt =0.5秒後にYES信号「Y」を出力
し、比較器21からのNO信号「N」が入力されるとリ
セットされる。23はスイッチで、タイマー22からの
YES信号「Y」を入力すると、電源24から二段安全
弁5をP2 =350kg/cm2 に設定するための昇圧
信号IR をソレノイド式開閉弁13に出力し、タイマー
22からのYES信号「Y」が入力しないときには昇圧
信号IR をカットする。25は比較器で、吐出圧検出器
18からの吐出圧信号Pi を例えばP0 =315kg/
cm2 と比較し、Pi ≧P0 のときYES信号「Y」を
出力する。
【0025】26はスイッチで、比較器25のYES信
号「Y」を入力したとき、減少トルク信号発生器27か
ら減少トルク信号I0 を吸収トルク制御弁10のソレノ
イド10aに出力し、比較器21からのNO信号
「N」、またはカットオフ解除スイッチ11からのカッ
トオフ解除信号IC が入力するとき、規定トルク信号発
生器28から規定トルク信号I1 を吸収トルク制御弁1
0のソレノイド10aに出力する。前記減少トルク信号
発生器27が出力する減少トルク信号I0 は吐出圧信号
Pi を入力して、吐出圧Pとポンプ容量Vとの積が図3
に示す減少トルク曲線T0 =一定となるような値であ
り、規定トルク信号発生器28が出力する規定トルク信
号I1 は吐出圧信号Pi を入力して、吐出圧Pとポンプ
容量Vとの積が図3に示す規定トルク曲線T1 =一定と
なるような値である。
【0026】次に、図1および図2の作用について図3
と共に説明する。吐出圧検出器18により油圧ポンプ2
の吐出圧Pを検出し、吐出圧信号Pi をコントローラ2
0に出力すると、比較器21でP2 =350kg/cm
2 と比較され、吐出圧Pが350kg/cm2 より低圧
であると、「N」信号をタイマー22とスイッチ26に
出力して、タイマー22をリセットすると共に、スイッ
チ26から規定トルク信号発生器27の規定トルク信号
I1 を出力するように切り換える。従って、油圧ポンプ
2は図3における規定トルク曲線T1 上で作動する。
【0027】例えば、油圧ポンプ2が図3の油圧力がA
点までの最大ポンプ容量で掘削作業しているときに、バ
ケットが大きな石等に当たり急負荷が作用すると、規定
トルク曲線T1 上を経由してD点に達してリリーフする
のではなく、瞬間的にはF点を経由してB点においてP
1 =325kg/cm2 でリリーフを開始する。また、
F点では吐出圧PがP0 =315kg/cm2 となるた
め、この比較器25の出力する信号「Y」により減少ト
ルク発生器27からスイッチ26を経由して減少トルク
信号I0 がトルク可変弁10のソレノイド10aに出力
される。従って、前記瞬間的にB点に達した吐出圧Pは
設定圧P1 =325kg/cm2 でリリーフしながらピ
ーク圧P4 となるC点、D点を経由してJ点まで移動す
る。
【0028】前記B点からJ点に至る時間は0.5秒よ
り少なく設定されているため、吐出圧Pが設定圧P1 =
325kg/cm2 に達してから0.5秒後にタイマー
22からスイッチ23に「Y」信号が入力して、コント
ローラ20から二段安全弁5をP2 =350kg/cm
2 に設定するための昇圧信号IR がソレノイド式開閉弁
13に出力されると、制御圧源の元圧PC kg/cm2
が二段安全弁5の圧力設定用シリンダ5aに供給される
ため、二段安全弁5は350kg/cm2 に設定され
る。従って、図3において、J点から設定圧P2 =35
0kg/cm2 のK点でリリーフしながらピーク圧PK
まで上昇して圧力振動した後K点でリリーフ状態となる
が、この状態ではポンプの吐出量が低下することにより
油圧エネルギーが減少しているため、図8に示すピーク
圧P3 に比較すれば極めて低いピーク圧となる。
【0029】このように、K点でリリーフ状態のときに
カットオフ解除スイッチ17を押すと、このカットオフ
解除スイッチ17を押している間、スイッチ26にカッ
トオフ解除信号IC が作用するため、規定トルク信号発
生器28からスイッチ26を経由して規定トルク信号I
1 が吸収トルク制御弁10のソレノイド10aに出力さ
れる。従って、図3において、設定圧P2 =350kg
/cm2 でリリーフしながらK点からE点に移動するた
め、ピーク圧PE が発生するがバケットが可動状態にな
れば掘削速度を上げて作業能率を向上させることができ
る。カットオフ解除スイッチ11から手を離せば設定圧
P2 =350kg/cm2 でリリーフしながらE点から
にK点戻り、リリーフロスを低減することができる。な
お、図3においては油圧ポンプの吐出圧Pとポンプ容量
Vとの積が一定となる関係に制御されるが、このP・V
=一定の双曲線に複数の直線で近似される単調減少関数
であってもよい。図4は図3におけるピーク圧P4 と、
E の経時変化の様子を示す図である。
【0030】以上、図1〜図4に示す実施例では、図3
においてP=P0 となるF点からポンプの吸収トルクを
規定吸収トルクT1 から減少吸収トルクT0 に減少させ
るように制御したが、規定吸収トルクT1 のままで同様
な制御を行えばA点からG点でP1 =325kg/cm
2 でリリーフしながらピーク圧P5 となるH点を経由し
てD点まで移動し、昇圧信号PC によりP2 =350k
g/cm2 となるE点に移動するとピーク圧PE が発生
する。このピーク圧PE はリリーフする油圧エネルギー
が前記実施例より大きいため前記ピーク圧PK より高く
なる。また、油圧ポンプの吐出圧Pを検出して、P・V
=一定となるようにポンプ容量Vを制御するポンプの吸
収トルクT=一定制御であるが、ポンプ2の回転数Nを
検出して、この回転数信号Ni をコントローラ20に出
力することにより、従来の技術を示す図6と図7との関
係と同様に、ポンプの吸収馬力HP=一定制御をするこ
とも可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上の通り構成したので次のよ
うな効果がある。 (1)作業中にアクチュエータに過負荷が作用したと
き、安全弁が低圧側から高圧側の設定圧に所定時間後毎
に切り換わるため、一度に最高設定圧でリリーフすると
きに比べてリリーフ時のピーク圧を大幅に減少させるこ
とができ、油圧機器の耐久性を向上させると共に、騒音
を低減して作業環境を向上させることができる。 (2)特に、作業中にアクチュエータに過負荷が作用し
た場合に、二段安全弁の第一設定圧でリリーフを開始し
てから、所定時間後に油圧ポンプの容量が減少した後
に、第一設定圧より高い第二設定圧に昇圧してもリリー
フする油圧エネルギーが減少しているため、リリーフ時
のピーク圧を減少させて油圧機器の耐久性を向上させる
と共に、騒音を低減して作業環境を向上させる効果が著
しい。 (3) 作業中にアクチュエータに過負荷が作用した場
合に、二段安全弁の第一設定圧以下の吐出圧から油圧ポ
ンプの吸収トルク、または吸収馬力を所定量減少させれ
ば、二段安全弁の第一設定圧でリリーフを開始してか
ら、所定時間後に油圧ポンプの容量が更に減少するた
め、第一設定圧より高い第二設定圧に昇圧してもリリー
フする油圧エネルギーが更に減少することになり、リリ
ーフ時のピーク圧を減少させて油圧機器の耐久性を向上
させると共に、騒音を低減して作業環境を向上させる効
果が更に著しい。 (4)作業中にアクチュエータに過負荷が作用した場合
に、第一の吸収トルク曲線、または吸収馬力曲線より大
きい第二の吸収トルク曲線、または吸収馬力曲線上の第
二設定圧でリリーフしているときに、もう少しスピード
を上げて作業したい場合には第一の吸収トルク曲線、ま
たは吸収馬力曲線での作業を解除するための解除スイッ
チを操作すれば、その操作中は第二の吸収トルク曲線、
または吸収馬力曲線上の第二設定圧で作業することがで
きるため作業効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における油圧ショベルの制御回
路を示す図である。
【図2】図1の制御回路におけるコントローラの詳細を
示す図である。
【図3】図1の制御回路における油圧ポンプの吐出圧P
とポンプ容量との関係を示す図である。
【図4】図3における油圧ポンプの吐出圧Pの経時変化
を示す図である。
【図5】従来の技術(特願平4−40519)における
油圧ショベルの制御回路を示す図である。
【図6】図5の制御回路における油圧ポンプの吐出圧と
容量との関係を示す図である。
【図7】図5の制御回路における油圧ポンプの吐出圧と
ポンプ容量との関係を示す図である。
【図8】図5の制御回路における急負荷作用時の油圧ポ
ンプの吐出圧と吐出流量の関係を示す図である。
【図9】図8における油圧ポンプの吐出圧の経時変化を
示す図である。
【符号の説明】
1・・・エンジン 21,25
・・・比較器 2・・・可変容量型油圧ポンプ 22・・・
タイマー 3・・・ブームシリンダ 23,26
・・・スイッチ 4・・・操作弁 24・・・
電源 5・・・二段安全弁 27・・・
減少トルク発生器 5a・・・圧力設定用シリンダ 28・・・
規定トルク発生器 6・・・制御圧ポンプ 7・・・リリーフ弁 8・・・容量制御装置 8a・・・サーボ弁 8b・・・サーボシリンダ 10・・・吸収トルク制御弁 10a・・・ソレノイド 12・・・電源 13・・・ソレノイド式開閉弁 15・・・タンク 17・・・カットオフ解除スイッチ 18・・・吐出圧検出器 19・・・コントローラ 20・・・モニター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F15B 11/00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧回路の最高圧を複数段に設定する安
    全弁と、この安全弁が所定の設定圧において連続してリ
    リーフした時間を検出するリリーフ作動時間検出器と、
    このリリーフ作動時間検出器が低圧側の設定圧で所定時
    間リリーフしたことを検出した後、順次高圧側の設定圧
    に切換える設定圧切換手段とよりなることを特徴とする
    油圧回路の自動順次昇圧システム。
  2. 【請求項2】 アクチュエータを駆動するための可変容
    量型油圧ポンプと、この油圧ポンプの容量制御装置と、
    この容量制御装置の制御圧源と、前記油圧ポンプの吐出
    圧検出器と、この吐出圧検出器により検出される油圧ポ
    ンプの吐出圧に対して油圧ポンプの容量が一義的に決ま
    る単調減少関数となるように、前記制御圧源の元圧を減
    圧して前記容量制御装置に供給する吸収トルク制御弁
    と、前記油圧ポンプの最高圧を二段階に設定する二段安
    全弁と、この二段安全弁の設定圧切換器と、この設定圧
    切換器に供給する切換信号を制御するコントローラとよ
    りなる油圧回路の制御装置において、前記コントローラ
    は吐出圧検出器から第一設定圧信号を入力してから所定
    時間後に、設定圧切換器に第一設定圧より高い第二設定
    圧設定信号を出力することを特徴とする油圧回路の自動
    順次昇圧システム。
  3. 【請求項3】 アクチュエータを駆動するための可変容
    量型油圧ポンプと、この油圧ポンプの容量制御装置と、
    この容量制御装置の制御圧源と、前記油圧ポンプの吐出
    圧検出器と、所定の吸収トルク信号においては、この吐
    出圧検出器により検出される油圧ポンプの吐出圧に対し
    て油圧ポンプの容量が一義的に決まる第一の吸収トルク
    曲線が単調減少関数となり、前記所定の吸収トルク信号
    を切り換えることにより油圧ポンプの同一吐出圧に対し
    て前記第一の吸収トルク曲線における容量より所定量小
    さい容量で、一義的に決まる第二の吸収トルク曲線が単
    調減少関数となるように、前記制御圧源の元圧を減圧し
    て前記容量制御装置に供給する吸収トルク制御弁と、前
    記油圧ポンプの最高設定圧を二段階に設定する二段安全
    弁と、この二段安全弁の設定圧切換器と、前記吸収トル
    ク制御弁のソレノイドと二段安全弁の設定圧切換器とに
    供給する切換信号を制御するコントローラとよりなる油
    圧回路の制御装置において、前記コントローラは吐出圧
    検出器から第一最高設定圧以下の圧力信号を入力したと
    き、前記第一の吸収トルク曲線を描く規定吸収トルク信
    号を、第二の吸収トルク曲線を描く減少吸収トルク信号
    へ切り換えると共に、第一設定圧の圧力信号を入力した
    とき、所定時間後にこのコントローラから設定圧切換器
    に第一設定圧より高い第二設定圧設定信号を出力するこ
    とを特徴とする油圧回路の自動順次昇圧システム。
  4. 【請求項4】 前記減少吸収トルク信号を解除して規定
    吸収トルク信号に復帰させるための解除スイッチと、こ
    の解除スイッチからの解除信号を前記コントローラが入
    力している間、このコントローラから前記吸収トルク制
    御弁のソレノイドに、減少吸収トルク信号を解除して規
    定吸収トルク信号を出力することを特徴とする請求項3
    の油圧回路の自動順次昇圧システム。
  5. 【請求項5】 前記単調減少関数は油圧ポンプの容量と
    油圧ポンプの吐出圧との積が一定である請求項2の油圧
    回路の自動順次昇圧システム。
  6. 【請求項6】 前記二つの単調減少関数は油圧回路の容
    量と油圧ポンプの吐出圧との積が一定である請求項3の
    油圧回路の自動順次昇圧システム。
  7. 【請求項7】 前記吐出圧検出器により検出される油圧
    ポンプの吐出圧に対して、油圧ポンプの吐出流量が一義
    的に決まる馬力曲線が単調減少関数となるように、前記
    制御圧源の元圧を減圧して前記容量制御装置に供給する
    請求項2の油圧回路の自動順次昇圧システム。
  8. 【請求項8】 前記油圧ポンプの吸収トルク制御弁のソ
    レノイドに供給する所定の吸収トルク信号においては、
    前記油圧ポンプの吐出圧に対して、吐出流量が一義的に
    決まる第一の馬力曲線が単調減少関数となり、前記所定
    の吸収トルク信号を切り換えることにより油圧ポンプの
    同一吐出圧に対して前記第一の馬力曲線における吐出流
    量より所定量小さい吐出流量で、一義的に決まる第二の
    馬力曲線が単調減少関数となるように、前記制御圧源の
    元圧を減圧して前記容量制御装置に供給する請求項3の
    油圧回路の自動順次昇圧システム。
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