JP2593139Y2 - 油圧ポンプの吐出量制御装置 - Google Patents

油圧ポンプの吐出量制御装置

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JP2593139Y2
JP2593139Y2 JP1992018094U JP1809492U JP2593139Y2 JP 2593139 Y2 JP2593139 Y2 JP 2593139Y2 JP 1992018094 U JP1992018094 U JP 1992018094U JP 1809492 U JP1809492 U JP 1809492U JP 2593139 Y2 JP2593139 Y2 JP 2593139Y2
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hydraulic pump
variable displacement
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pump
discharge
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陽二郎 大畠
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は油圧パワーショベルの油
圧ポンプの吐出量制御装置に係り、詳しくはロードセン
シングシステムを備えた油圧ポンプの吐出量制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、油圧ポンプから方向切換弁を
経てアクチュエータに至る回路の方向切換弁の上流側と
下流側とよりそれぞれパイロット圧を取り出して、その
差圧により油圧ポンプの吐出量を制御するようにしたロ
ードセンシングシステムは知られている。このようなロ
ードセンシングシステムを備えた油圧式パワーショベル
等の掘削機においては、例えば図3に示すように動力源
であるエンジン21によって駆動される可変容量形の油
圧ポンプ(以下、ポンプと云う)22と、このポンプ2
2からの吐出油をメイン方向切換弁23を通して駆動さ
れるアクチュエータ24等からなっているが、特に微操
作を必要とする場合、エンジン21の回転数に応じてポ
ンプ22の吐出量を加減することが行われている。すな
わちエンジン21に設けられた回転センサ25とコント
ローラ26によってロードセンシングシステムの差圧切
換弁27を切換え、コントロールギヤポンプ28からの
油圧によりロードセンシング弁29を制御することによ
りサーボシリンダ30で直接ポンプ22の吐出量を制御
するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な制御に用いられている回転センサ25や、コントロー
ラ26が高価であるため、制御装置全体としてコスト高
となると云う欠点かあった。
【0004】本考案はこれに鑑み、高価な回転センサや
コントローラを用いることなく、回転センサやコントロ
ーラを備えたものと同じように制御ができる油圧ポンプ
の吐出量制御装置を提供して従来技術の持つ欠点の解消
を図ることを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の問題点を
解決する手段として本考案の油圧ポンプの吐出量制御装
は、可変容量形油圧ポンプと、この可変容量形油圧ポ
ンプを駆動するエンジンと、可変容量形油圧ポンプの吐
出圧油によって駆動されるアクチュエータと、アクチュ
エータに供給される圧油の流れを操作量に応じて制御す
る方向切換弁と、方向切換弁の上流と下流との間に所定
の一定差圧が発生するように可変容量形油圧ポンプの吐
出量を制御するロードセンシング弁と、所定の一定差圧
を変更する切換信号をロードセンシング弁に出力する切
換信号出力装置とよりなる油圧ポンプの吐出量制御装置
において、切換信号出力装置は、エンジンの回転速度を
制御する燃料制御レバーに付設され、燃料制御レバーが
低速域にあるときには、所定の一定差圧をより低い所定
一定差圧になるように、可変容量形油圧ポンプの吐出量
を減ずる信号をロードセンシング弁に出力するリミット
スイッチからなることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成によれば、エンジンの燃料制御レバー
が低速域にあるときには、ロードセンシング弁は、リミ
ットスイッチからの信号により、より低い所定の一定差
圧になるように切り換わり、それに対応して油圧ポンプ
の吐出量が減少する。そのため、燃料制御レバーを低速
域に操作するだけで、エンジンの燃料噴射量が減少して
エンジン回転数が低下すると共に、油圧ポンプの吐出量
が減少し、方向切換弁の操作量が同じでもエンジンが低
速回転のときには、ポンプの回転速度および吐出流量の
減少により、流量が大きく減少しアクチュエータを遅い
速度に低下させることができる。このため、ロードセン
シングシステムでは不可能な、エンジン回転数を低下さ
せて油圧ポンプの吐出量を減少させることが、通常のエ
ンジン回転数を低下させる場合と同様に可能となり、ア
クチュエータが微操作される
【0007】
【実施例】図1は本考案にかかる油圧ポンプの吐出量制
御装置の一実施例の油圧・電気回路図、図2は燃料レバ
ーのストロ−クと可変形油圧ポンプ吐出量との関係を示
すグラフである。
【0008】以下、本考案を図1および図2に示す一実
施例を参照して説明する。本考案にかかる油圧ポンプの
吐出量制御装置は一個の可変容量形油圧ポンプ1と、該
油圧ポンプ1の吐出圧油によって駆動されるアクチュエ
ータ2と、該油圧ポンプ1から該アクチュエータ2に供
給される圧油の流れを制御する方向切換弁3と、該油圧
ポンプ1の吐出圧油の流量を制御するロードセンシング
弁4とを備え、該ロードセンシング弁4をロードセンシ
ング差圧切換弁5の切換時、コントロールギヤポンプ6
からの油圧で制御するようにしたパワーショベルにおい
て、前記ロードセンシング差圧切換弁5と燃料レバー7
の間に、該燃料レバー7のアイドル位置から1/2パー
シャル位置間で作動するリミットスイッチ8を設けたも
ので構成されている。
【0009】図1において可変容量形油圧ポンプ1は方
向切換弁3を介してアクチュエータ2につながり、可変
容量形油圧ポンプ1の吐出圧は方向切換弁3の上流側で
パイロット回路10を介してロードセンシング弁4の一
端に導かれ、方向切換弁3の下流側の負荷圧はパイロッ
ト回路11を介してロードセンシング弁4の他端に導か
れている。この差圧によりロードセンシング弁4はサー
ボシリンダ12を伸縮して可変容量形油圧ポンプ1が吐
出する圧油の流量を制御するようになっている。すなわ
ち、図示しない作業機操作レバーを中立位置に保持する
と差圧は設定値よりも大きくなり、ロードセンシング弁
4が切換えられ、サーボシリンダ12は油圧ポンプ1の
斜板角が小さくなるように作動してポンプ吐出量を減少
する。また、作業機操作レバーを中立位置から操作する
と、負荷圧が大きくなるため前記差圧は設定値よりも小
さくなり油圧ポンプ1の斜板角が大きくなる。さらに可
変容量形油圧ポンプ1の吐出量をエンジンの回転数に応
じて変更させるためにはロードセンシング弁4を作動さ
せる開閉の2位置a,bを有するロードセンシング差圧
切換弁5があって、開位置のときはコントロールギヤ
ポンプ6からの吐出パイロット圧を回路13を介して前
記ロードセンシング弁4の他端に導くようになってい
る。一方、図示しないエンジンの回転数をコントロール
させる燃料レバー7の支点の下側には1/2パーシャル
からフルストロークの間は作動せず、アイドルから1/
2パーシャルの間のみ作動するリミットスイッチ8が設
けられ、リミットスイッチ8が作動するとバッテリ14
より電気回路15が通電するようになっており、この電
気回路15は前記ロードセンシング差圧切換弁5の一端
のソレノイド5aに連結されている。
【0010】つぎに作用を説明する。まず、アクチュエ
ータ2を作動させる方向切換弁3の図示しない操作レバ
ーによりアクチュエータ2を微操作するには、エンジン
回転数を低くして、可変容量形油圧ポンプ1の吐出量を
少なくする必要がある。このためには、例えば図2に示
すようなレバーストロークがフルの状態でQ流量だけ吐
出するポンプ1では、レバーストロークがフルの状態で
(1/2)Q流量だけ吐出するようにして、可変容量形
油圧ポンプ1の吐出量を少なくする。即ち、燃料レバー
7をアイドル方向に操作すると、下側に設けたリミット
スイッチ8に接触して電気回路15を閉じるため、ソレ
ノイド5aに通電する。これによりロードセンシング差
圧切換弁5はa位置からb位置に切換えられ、コントロ
ールギヤポンプ6からの吐出パイロット圧は回路13を
介して前記ロードセンシング弁4に導かれるので、この
ロードセンシング弁4のa位置からb位置への切換えに
より、サーボシリンダ12が作動して可変容量形油圧ポ
ンプ1の吐出量を減少させる。すなわち、図2における
アイドル位置から1/2パーシャル位置までのストロー
クにおいてリミットスイッチ8がない状態では可変容量
形油圧ポンプ1の吐出量は2点鎖線で示され、1/2パ
ーシャル位置からフル位置の実線に比例して増加する
が、本考案ではリミットスイッチ8を設けたためにアイ
ドル位置から1/2パーシャル位置までのストローク間
を実線で示すように減少させることができる。そして1
/2パーシャル位置ではリミットスイッチ8がOFFと
なるため流量は急上昇して従来の1/2Qに戻る。
【0011】なお、本考案は可変容量形油圧ポンプ1が
1個の場合の適用を前提とするが、複数個でも合流する
場合には適用できることは云うまでもない。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は次のよう
な効果を奏する。(1).アクチュエータの微操作時に
は、燃料制御レバーを低速域に操作するだけで、エンジ
ン回転数を低下させてエンジンの省資源化を達成できる
と共に、ロードセンシング弁をより低い所定の一定差圧
に切り換えることにより、方向切換弁の操作量に対する
流量の変化割合を小さくして微操作性を向上できる。
(2).ロードセンシングシステムであっても、通常の
場合と同様にしてエンジン回転数を低下させることによ
りアクチュエータの微操作が可能となるため、通常の場
合と操作感覚が一致して操作性が向上する。(3).ロ
ードセンシング弁がリミットスイッチのみで制御できる
ため、従来のように、回転センサやコントローラが不要
となり装置が安価となる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の油圧ポンプの吐出量制御装置の一実施
例を示す油圧・電気回路による説明図である。
【図2】本考案の燃料レバーのストロークと油圧ポンプ
の吐出量との関係を示すグラフの説明図である。
【図3】従来の油圧ポンプの吐出量制御装置の油圧・電
気回路による説明図である。
【符号の説明】
1 可変容量形油圧ポンプ 2 アクチュエータ 3 方向切換弁 4 ロードセンシング弁 5 ロードセンシング差圧切換弁 6 コントロールギヤポンプ 7 燃料レバー(燃料制御レバー) 8 リミットスイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変容量形油圧ポンプと、この可変容量
    形油圧ポンプを駆動するエンジンと、可変容量形油圧ポ
    ンプの吐出圧油によって駆動されるアクチュエータと、
    アクチュエータに供給される圧油の流れを操作量に応じ
    て制御する方向切換弁と、方向切換弁の上流と下流との
    間に所定の一定差圧が発生するように可変容量形油圧ポ
    ンプの吐出量を制御するロードセンシング弁と、所定の
    一定差圧を変更する切換信号をロードセンシング弁に出
    力する切換信号出力装置とよりなる油圧ポンプの吐出量
    制御装置において、切換信号出力装置は、エンジンの回
    転速度を制御する燃料制御レバーに付設され、燃料制御
    レバーが低速域にあるときには、所定の一定差圧をより
    低い所定一定差圧になるように、可変容量形油圧ポンプ
    の吐出量を減ずる信号をロードセンシング弁に出力する
    リミットスイッチからなることを特徴とする油圧ポンプ
    の吐出量制御装置。
JP1992018094U 1992-02-26 1992-02-26 油圧ポンプの吐出量制御装置 Expired - Lifetime JP2593139Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6311728A (ja) * 1986-06-30 1988-01-19 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械における旋回体のロツク装置
JP2657548B2 (ja) * 1988-06-29 1997-09-24 日立建機株式会社 油圧駆動装置及びその制御方法

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