JPH0721652Y2 - 建設機械のアタッチメントの油圧自動昇降装置 - Google Patents

建設機械のアタッチメントの油圧自動昇降装置

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JPH0721652Y2
JPH0721652Y2 JP2974291U JP2974291U JPH0721652Y2 JP H0721652 Y2 JPH0721652 Y2 JP H0721652Y2 JP 2974291 U JP2974291 U JP 2974291U JP 2974291 U JP2974291 U JP 2974291U JP H0721652 Y2 JPH0721652 Y2 JP H0721652Y2
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JP
Japan
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pressure
switch
pilot
hydraulic
valve
Prior art date
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Application number
JP2974291U
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English (en)
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JPH04126958U (ja
Inventor
浩之 塚本
啓治 藤原
真 高見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、建設機械のアタッチ
メントに大きな負荷が掛かる作業のとき、自動的に作動
油の油圧を昇降させる油圧自動昇降装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】建設機械にて例えば地面を掘削すると
き、硬い土質の掘削、岩石や立木の根の掘り起こし並び
に吊り荷作業等、アタッチメントに大きな負荷が掛かる
場合がある。斯かる場合に、作動油の油圧を一時的に上
昇させると掘削力や吊り荷重が増加し、上記作業が円滑
に行える。
【0003】従来はオペレータの手元にノブスイッチを
設け、このノブスイッチを押圧して作動油の油圧を一時
的に上昇していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来は、一時的に作動
油を昇圧する場合にはその都度ノブスイッチを押圧しな
ければならず、操作が面倒であった。又、ノブスイッチ
を押圧状態で放置すると、油圧回路の作動油が定常作業
の油圧を越えた状態で継続される。従って、油圧回路の
発熱量の増加や、構造物及び油圧機器の寿命低下を招く
ことになる。
【0005】そこで、本考案はアタッチメントに掛かる
油圧を面倒なスイッチ操作なしで一時的に昇圧させ、一
定時間が経過すると自動的に油圧を定常圧状態に復帰さ
せて、操作性の向上並びに建設機械の構造物及び油圧機
器の保護を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は上記目的を達
成するために提案されたものであり、油圧によって作動
するアタッチメントを具備した建設機械に於いて、アク
チュエータの作動油の圧力を設定値以上に上昇させる昇
圧手段と、アクチュエータのコントロールバルブを切り
替えるパイロット圧を導出するパイロットバルブとを配
設し、アクチュエータの作動油の設定圧を検出する第1
の圧力スイッチと、パイロット圧を検出する第2の圧力
スイッチを設け、第1の圧力スイッチが作動したとき第
1の出力スイッチを数秒間オンにし、この第1の出力ス
イッチがオンの間に前記第2の圧力スイッチが2回連続
して作動したときは第2の出力スイッチをオンにして前
記昇圧手段を作動させ、一定時間経過後には昇圧手段の
作動を停止させるような制御手段を設けたことを特徴と
する建設機械のアタッチメントの油圧自動昇降装置を提
供するものである。
【0007】
【作用】アクチュエータ作動時に、アクチュエータの作
動油が設定圧又はそれより僅かに低い圧力になると、第
1の圧力スイッチが作動して第1の出力スイッチが数秒
間オンになる。このとき、パイロット圧を検出して第2
の圧力スイッチが作動するが、第1の出力スイッチがオ
ンの間にパイロットバルブを一旦中立位置に戻し、続い
て再度パイロットバルブを操作すれば、前記第2の圧力
スイッチが2回連続作動して第2の出力スイッチがオン
になる。
【0008】第2の出力スイッチがオンになれば、昇圧
手段が作動してアクチュエータの作動油の圧力が最初の
設定値以上に上昇される。そして、一定時間経過後には
第2の出力スイッチがオフとなり、昇圧手段の作動が停
止して作動油の油圧は定常圧に復帰する。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に従って詳述
する。図1は油圧回路であり、油タンク11の作動油は
油圧ポンプ12により汲み上げられ、油圧ポンプ12の
吐出ポートは管路13によりアクチュエータ14のコン
トロールバルブ15へ接続されている。管路13から管
路16が分岐してリリーフバルブ17を接続してあり、
該リリーフバルブ17はスプリング18の押圧力により
コントロールバルブ15へ供給する管路13の作動油
を、設定された一定の圧力PA 以下に調節する。又、管
路13の作動油の一部は管路19によって第1の圧力ス
イッチ20に接続され、前記リリーフバルブ17の設定
圧PA 又はPA より僅かに低い圧力に達したとき、この
第1の圧力スイッチ20が作動するようにしてある。
【0010】21はパイロットバルブであり、操作レバ
ー(図示せず)の操作量に比例して二次圧ポート22,
23の出力圧が変化するようになっており、高圧側をパ
イロット用ポンプ24に接続すると共に低圧側を油タン
ク11へ接続する。二次圧ポート22のパイロット管路
25はコントロールバルブ15の一方のパイロットポー
ト26に接続し、二次圧ポート23のパイロット管路2
7はコントロールバルブ15の他方のパイロットポート
28へ接続している。之等パイロットポート26及び2
8に掛かるパイロット圧は、パイロット用リリーフバル
ブ29により一定の圧力PB 以下に調節され、シャトル
バルブ30を通ってパイロット管路31により第2の圧
力スイッチ32に接続されている。この第2の圧力スイ
ッチ32は、パイロット管路31に導出されたパイロッ
ト圧が前記パイロット用リリーフバルブ29の設定圧P
B に達したときに作動する。
【0011】前記リリーフバルブ17にはスプリング1
8を介してパイロットポート33が設けられており、電
磁バルブ34の二次側とこのパイロットポート33をパ
イロット管路35で接続する。電磁バルブ34はコント
ローラ36から電気信号が入ったときオンとなり、スプ
ールが34aから34bの位置へ移動して、パイロット
用ポンプ24から導出されたパイロット圧をリリーフバ
ルブ17のパイロットポート33へ送る。然るときは、
スプリング18の押圧力にパイロットポート33のパイ
ロット圧が付加され、リリーフ圧力が設定圧PA 以上に
上昇する。即ち、リリーフバルブ17と電磁バルブ34
とで作動油の昇圧手段37を構成する。
【0012】コントローラ36には第1の出力スイッチ
38及び第2の出力スイッチ39が設けられ、前記第1
の圧力スイッチ20が作動したとき第1の出力スイッチ
38を数秒間オンにし、このとき前記第2の圧力スイッ
チ32が2回連続して作動したときは第2の出力スイッ
チ39をオンにするよう制御する。第2の出力スイッチ
39はオン状態を数十秒間保持するように制御され、該
第2の出力スイッチ39がオンになれば信号路40を通
って電磁バルブ34に電気信号が入り、前述した昇圧手
段37が作動して作動油の圧力が設定圧PA 以上に上昇
する。
【0013】即ち、コントロールバルブ15へ供給され
る作動油の圧力が設定圧PA 又はPA より僅かに低い圧
力に達したとき、数秒以内にパイロットバルブ21を一
旦中立位置に戻し、続いて再度パイロットバルブ21を
操作すれば、前記第2の圧力スイッチが2回連続して作
動し、第2の出力スイッチ39がオンとなって昇圧手段
37が作動する。
【0014】一方、第1の圧力スイッチ20が作動した
とき、数秒以内にパイロットバルブ21を操作しなけれ
ば第1の出力スイッチ38はオフとなり、昇圧手段37
は作動しない。尚、第1の出力スイッチ38が一旦オフ
になったときは第2の圧力スイッチ32からの信号のカ
ウント数はクリアされる。而して、上記昇圧状態は予め
設定してある第2の出力スイッチ39のオンタイムの間
(数十秒間)継続し、その後第2の出力スイッチ39が
オフとなれば昇圧手段37の作動が停止し、自動的に作
動油の圧力が降下して定常圧状態に復帰する。
【0015】前記昇圧手段37の構成は図1に示したも
のに限定すべきではなく、例えば図2に示すように、リ
リーフバルブ17の外部ドレイン41に電磁バルブ34
を接続し、電磁バルブ34とタンク11との間に別のリ
リーフバルブ42を設けて昇圧手段37を構成してもよ
い。コントローラ36から電磁バルブ34に電気信号が
入ったときは、スプールが34aから34bの位置へ移
動して外部ドレイン41の油路が閉鎖され、昇圧手段3
7が作動状態となってリリーフバルブ17のリリーフ圧
力が設定値PA 以上に上昇する。
【0016】又、図3に示すように、通常の設定圧PA
のリリーフバルブ17とPA より高い設定圧PC のリリ
ーフバルブ43とを並設し、電磁バルブ34の切り替え
で何れか一方を選択するようにして昇圧手段37を構成
してもよい。コントローラ36から電磁バルブ34に電
気信号が入ったときは、スプールが34aから34bの
位置へ移動して管路16と高圧の設定圧PC のリリーフ
バルブ43とが接続され、昇圧手段37が作動状態とな
って作動油は当初の設定圧PA より高いPC まで上昇す
る。
【0017】尚、本実施例では何れもコントローラ36
を制御手段として作動油の圧力を自動的に昇降させてい
るが、制御手段としてはコントローラのほかリレー、タ
イマ等種々の手段で昇降することもできる。又、昇圧手
段をはじめ油圧回路の構成等種々の改変を為すことがで
き、この考案の精神を逸脱しない限りこの考案が該改変
されたものに及ぶことは当然である。
【0018】
【考案の効果】この考案は上記一実施例に詳述したよう
に、アタッチメントの掘削力を一時的に増加したい場合
に、オペレータがパイロットバルブの操作レバーを把持
したままで昇圧動作を行うことができ、その都度別個の
スイッチを操作する煩わしさがない。又、パイロットバ
ルブの操作をしないときは昇圧されず、オペレータの意
に反して油圧が上昇することがない。従って、油圧回路
が必要頻度以上に高圧になることがなく、且つ、一定時
間経過後には昇圧手段の作動が停止するので、建設機械
の構造物及び油圧機器の寿命低下を防止でき、作業性の
向上及び機器の保護に寄与できる考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す油圧回路図。
【図2】他の実施例を示す油圧回路図。
【図3】他の実施例を示す油圧回路図。
【符号の説明】
12 油圧ポンプ 14 アクチュエータ 15 コントロールバルブ 17,42,43 リリーフバルブ 20 第1の圧力スイッチ 21 パイロットバルブ 32 第2の圧力スイッチ 34 電磁バルブ 37 昇圧手段 38 第1の出力スイッチ 39 第2の出力スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧によって作動するアタッチメントを
    具備した建設機械に於いて、アクチュエータの作動油の
    圧力を設定値以上に上昇させる昇圧手段と、アクチュエ
    ータのコントロールバルブを切り替えるパイロット圧を
    導出するパイロットバルブとを配設し、アクチュエータ
    の作動油の設定圧を検出する第1の圧力スイッチと、パ
    イロット圧を検出する第2の圧力スイッチを設け、第1
    の圧力スイッチが作動したとき第1の出力スイッチを数
    秒間オンにし、この第1の出力スイッチがオンの間に前
    記第2の圧力スイッチが2回連続して作動したときは第
    2の出力スイッチをオンにして前記昇圧手段を作動さ
    せ、一定時間経過後には昇圧手段の作動を停止させるよ
    うな制御手段を設けたことを特徴とする建設機械のアタ
    ッチメントの油圧自動昇降装置。
JP2974291U 1991-04-26 1991-04-26 建設機械のアタッチメントの油圧自動昇降装置 Expired - Lifetime JPH0721652Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH04126958U JPH04126958U (ja) 1992-11-19
JPH0721652Y2 true JPH0721652Y2 (ja) 1995-05-17

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