JPH0713928U - パネル板 - Google Patents

パネル板

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JPH0713928U
JPH0713928U JP4781793U JP4781793U JPH0713928U JP H0713928 U JPH0713928 U JP H0713928U JP 4781793 U JP4781793 U JP 4781793U JP 4781793 U JP4781793 U JP 4781793U JP H0713928 U JPH0713928 U JP H0713928U
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JP
Japan
Prior art keywords
adhesive layer
decorative sheet
adhesive
laminated
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP4781793U
Other languages
English (en)
Inventor
勝義 国生
Original Assignee
株式会社アルター
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アルター filed Critical 株式会社アルター
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Publication of JPH0713928U publication Critical patent/JPH0713928U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 化粧シートの張り替えが容易かつ確実で、美
麗な張り替えを可能とする。 【構成】 ベニヤ板、壁面等の基材層1上に粘着力の強
い第1の粘着層2を積層し、外部部材の剥離が可能な粘
着力を有した第2の粘着層3をプラスチックシート5を
介して積層する。接着剤7により化粧シート4を接着し
たプラスチックフィルム6を第2の粘着層3に積層す
る。第2の粘着層3を境としてプラスチックフィルム6
及び化粧シート4が簡単に剥離出来、張り替えした場合
の外観が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は各種催し物会場等で使用される商品の陳列、展示用パネルや壁材等に 使用されるパネル板に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述した用途に使用される従来のパネル板は紙等からなる化粧シートの裏面に 接着剤(化学合成のり)を全面的に塗布し、ベニヤ板等の板材や壁面等の基材層 の表面に化粧シートを載置し、その表面からローラかけや刷毛等で押圧して粘着 することによって構成されている。この場合、接着剤としては合成ゴム系等の強 力な粘着力を有したものを使用することにより、化粧シートの不用意な剥離を防 止している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述のような構成において、商品の陳列、展示が終了して次の展示に備えるた め、或いは壁面シートの汚れ等によって表面の化粧シートの取り替える場合には 、その強制的な剥離を行い、新規な化粧シートを接着剤により張り替える必要が ある。しかしながら、接着剤が強力な粘着力を有しているため、剥離作業に多大 な労力をを必要としている。又、完全な剥離が難しく、古い化粧シートが基材層 上に部分的に残存し、この残存により新たに粘着した化粧シート表面に凹凸が生 じて外観上好ましいものとならない問題を有していた。
【0004】 本考案は上記事情を考慮してなされたものであり、化粧シートの剥離が容易か つ確実であり、而も完全な剥離が可能で美麗に化粧シートを張り替えることが可 能なパネル板を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案のパネル板は強力な粘着力を有して基材層に 積層された第1の粘着層と、外部部材が剥離可能な粘着力を有し前記第1の粘着 層上に直接又は間接的に積層された第2の粘着層と、この第2の粘着層上に積層 される化粧シートとを備えていることを特徴としている。
【0006】 又、前記第2の粘着層上にプラスチックフィルムが積層され、このプラスチッ クフィルムに前記化粧シートが接着剤を介して粘着するようにしたことを特徴と している。
【0007】 更に、前記第1の粘着層及び第2の粘着層がプラスチックシートの両面に積層 されていることを特徴としている。
【0008】
【作用】
上記構成によって化粧シートを剥離する場合には、第2の粘着層を境界面とし て化粧シートのみが剥離される。この第2の粘着層は弱い粘着力を有しているた め、化粧シートの剥離が容易で、しかも完全な剥離が可能となっている。又、新 たな化粧シートの張り替えは第2の粘着層上に張設するだけで良く、張り替えも 容易となっている。
【0009】
【実施例】
図1乃至図3は本考案の一実施例を示し、1は商品の展示用に使用されるベニ ヤ板、ポリエステル板等の板材或いは建築物の壁、棒材や柱体等の多面体を構成 する基材層である。本実施例では、基材層1として上記した多面体に適用するこ とが望ましい。本考案にかかるパネル板はこの基材層1上に積層された第1の粘 着層2と、この第1の粘着層2の上方に設けられた第2の粘着層3と、この第2 の粘着層3の上方に設けられた化粧シート4とを備えている。そして、第1の粘 着層2は強力な粘着力を有したものが、又第2の粘着層3は弱い粘着力を有した ものが使用されている。ここで、第1の粘着層2の粘着力は基材層1から容易に 剥離されることのない強さを有し、第2の粘着層3の粘着力は粘着された外部部 材が剥離される程度の強さを有するものである。かかる粘着層3に使用される粘 着剤としては、アクリル、シリコン、天然ゴム、合成ゴム等が選択される。これ らの粘着剤の粘着力の強弱はその種類を選択することによりなされるが、同一の 粘着剤の場合には、その希釈に用いられる有機溶剤の配合量によって粘着力の強 弱を調整するか、又は硬化剤の添加によって粘着剤を構成する高分子の架橋度を 調整することにより、基材から剥離可能な粘着層を形成することが出来る。
【0010】 本実施例において、第1及び第2の粘着層2、3はプラスチックシート5の両 面に塗布された状態で基材層1に積層されている。即ち、プラスチックシート5 の下面に第1の粘着層2となる粘着剤を塗布し、その上面に第2の粘着層3とな る粘着剤を塗布し、このプラスチックシート5の下面を基材層1に重ね合わすこ とにより、第1及び第2の粘着層2、3を基材層1上に順に積層するものである 。これにより、積層厚が均一で、しかも簡単に積層することが可能となっている 。
【0011】 化粧シート4は紙等を素材とし、その表面が商品の展示、陳列等に必要な事項 を記入出来るように無地である他、壁材等に適する絵柄、文字その他の図形或い は着色等が施されることにより、化粧面となっている。この化粧シート4は第2 の粘着層3の上方に配設されるが、本実施例では、プラスチックフィルム6を介 して化粧シート4は第2の粘着層3上に積層されている。プラスチックフィルム 6はポリ塩化ビニリデンや塩化ビニル樹脂等の素材が薄いフィルム状に形成され たものであり、化粧シート4はこのプラスチックフィルム6上に接着剤7を介し て粘着される。即ち、第2の粘着層3の弱い粘着力を利用して同層3上にプラス チックフィルム6が積層され、このプラスチックフィルム6に化粧シート4が積 層されている。このように、プラスチックフィルム6を介した化粧シート4の積 層では、第2の粘着層3の粘着力によって化粧シート4が粘着層3上に部分的に 残る虞もなく、化粧シート4全体を平坦状に粘着することが出来ると共に、剥離 が容易であり、外観が向上する。
【0012】 以上のような本実施例のパネル板は第1の粘着層2の強い粘着力により基材層 1に張設されるため、不用意に剥離することがない。又、化粧シート4は第2の 粘着層3上に粘着されるが、この第2の粘着層3の粘着力により粘着状態が維持 されるため、その剥離を防止することが出来る。そして、化粧シート4の張り替 えの場合にはその剥離を行うが、第2の粘着層3が外部部材との剥離可能な粘着 力を有しているため、プラスチックフィルム6と第2の粘着層3とが剥離の境界 となり、図3に示すように、プラスチックフィルム6及び化粧シート4が一体と なって第2の粘着層3から剥離される。このため、剥離作業が容易となると共に 、化粧シート4の全面を確実に剥離することが出来、第2の粘着層3上に化粧シ ート4が残存することがない。従って、新たな化粧シート4を均一な平面状態で 容易に張設することが出来、張り替え後の外観が向上する。
【0013】 図4は本考案の別の実施例を示し、前記実施例と同一の要素は同一の符号を付 して対応させてある。この実施例では、第2の粘着層3を基材層1に直接的に塗 布し、その上面に化粧シート4を粘着したものである。この第2の粘着層3の形 成は前記実施例と同様である。この実施例では、第2の粘着層3によっても不用 意に化粧シート4が剥離することがなく、化粧シート4の張り替えの際は化粧シ ート4の全面を確実に剥離することが出来て、その剥離作業も容易であると共に 、化粧シート4の厚さを薄くすることが出来る。本実施例では、基材層1として 商品の展示用に使用されるベニヤ板、ポリエステル板等の板材或いは建築物の壁 等の平坦なものに適用することが望ましい。
【0014】 図5は本考案の更に別の実施例を示し、前記実施例と同一の要素は同一の符号 を付して対応させてある。この実施例では、第1の粘着層2に第2の粘着層3が 直接に積層されている。即ち、第1の粘着層2を基材層1に塗布して硬化させた 後、この第1の粘着層2に第2の粘着層3を塗布するものであり、プラスチック シートがこれらの間に介在しないため、パネル板を薄くすることが出来る。又、 本実施例では、この第2の粘着層3上に化粧シート4が直接に積層されている。 この積層は例えば、化粧シート4を第2の粘着層3上に載置し、ローラかけ等で 押圧することにより行うことが出来る。このように化粧シート4を第2の粘着層 3に直接に積層する場合にも、化粧シート4の不用意な剥離を防止することが出 来ると共に、化粧シート4の完全な剥離を行うことが出来る。基材層1から剥離 可能な第2の粘着層3の形成は前記実施例と同様である。尚、本実施例において も、第2の粘着層3上にプラスチックフィルムを積層してもよく、化粧シート4 はプラスチックフィルム上に接着剤により粘着される。
【0015】
【考案の効果】
以上の通り本考案は強力な粘着力を有した第1の粘着層に弱い粘着力の第2の 粘着層を積層し、この第2の粘着層に化粧シートを積層する構造であるため、使 用後に化粧シートを容易に、しかも完全に剥離することができ、化粧シートの張 り替え作業が容易で、張り替え後の外観も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】図1のA部拡大断面図である。
【図3】剥離状態を示す断面図である。
【図4】本考案の別の実施例の断面図である。
【図5】本考案の更に別の実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 基材層 2 第1の粘着層 3 第2の粘着層 4 化粧シート

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強力な粘着力を有して基材層に積層され
    た第1の粘着層と、外部部材が剥離可能な粘着力を有し
    前記第1の粘着層上に直接又は間接的に積層された第2
    の粘着層と、この第2の粘着層上に積層される化粧シー
    トとを備えていることを特徴とするパネル板。
  2. 【請求項2】 前記第2の粘着層上にプラスチックフィ
    ルムが積層され、このプラスチックフィルムに前記化粧
    シートが接着剤を介して粘着されていることを特徴とす
    る請求項1記載のパネル板。
  3. 【請求項3】 前記第1の粘着層及び第2の粘着層がプ
    ラスチックシートの両面に積層されていることを特徴と
    する請求項1記載のパネル板。
  4. 【請求項4】 前記第2の粘着層が基材層に直接的に積
    層され、この第2の粘着層上に化粧シートを積層したこ
    とを特徴とする請求項1記載のパネル板。
JP4781793U 1993-08-10 1993-08-10 パネル板 Pending JPH0713928U (ja)

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JP4781793U JPH0713928U (ja) 1993-08-10 1993-08-10 パネル板

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JP4781793U JPH0713928U (ja) 1993-08-10 1993-08-10 パネル板

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JPH0713928U true JPH0713928U (ja) 1995-03-10

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ID=12785913

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JP4781793U Pending JPH0713928U (ja) 1993-08-10 1993-08-10 パネル板

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002242414A (ja) * 2001-02-19 2002-08-28 Osaka Gas Co Ltd 床暖房パネルおよび周辺パネル

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JPS54143430A (en) * 1978-04-28 1979-11-08 Onoda Cement Co Ltd Reusable decorative gypsum board
JPH0592700A (ja) * 1991-10-01 1993-04-16 Hideharu Osada 建築用貼付材

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