JPH07139204A - 二段式立体駐車装置 - Google Patents

二段式立体駐車装置

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JPH07139204A
JPH07139204A JP31417993A JP31417993A JPH07139204A JP H07139204 A JPH07139204 A JP H07139204A JP 31417993 A JP31417993 A JP 31417993A JP 31417993 A JP31417993 A JP 31417993A JP H07139204 A JPH07139204 A JP H07139204A
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JP
Japan
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pallet
switch
elastic body
lifting
limit detection
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Application number
JP31417993A
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English (en)
Inventor
Tatsuji Yoshitome
辰次 吉留
Masahiro Shimazoe
雅弘 島添
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 パレットの昇降作動用モーターの負荷を軽減
し、また、パレット昇降作動の上下限界を検出するスイ
ッチが故障したときの安全を確保する。 【構成】 パレット6の下面に弾性体62を配設し、パ
レットの側面上段に上昇限界検出スイッチ、下段に上昇
限界検出ファイナルスイッチを取付けて、駐車装置上部
に配設した上限スイッチ当接体が上記の順で各スイッチ
の作動体に当接可能にすると共に、パレット側面下段に
下降限界検出スイッチ、上段に下降限界検出ファイナル
スイッチを取付けて、駐車装置下部に配設した下限スイ
ッチ当接体が上記の順で各スイッチの作動体に当接可能
にしたて、上昇限界検出スイッチや下降限界検出スイッ
チが故障しても、上昇限界検出ファイナルスイッチや下
降限界検出ファイナルスイッチでパレットの昇降作動を
停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二段式立体駐車装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、二段式立体駐車装置では、車両を
搭載するパレットを昇降させるための動力源として、普
及の見地から家庭用電源を使用する0.4KW 程度の交流モ
ーターが用いられている。
【0003】また、上記モーターにワイヤリールを連動
連結して、同ワイヤリールへのワイヤの巻取り・巻戻し
によって、上記パレットを昇降作動させるように構成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記パレッ
トの昇降作動の開始時期には、上記モーターにかかる始
動トルクが大きいため、同モーターが過負荷状態になる
という問題があった。
【0005】なお、モーターの容量を大きくしたり、パ
レットの軽量化して上記問題の解決をはかることが考え
られるが、モーターの容量を大きくすると、制限アンペ
アを超過したり電力費がかさんだりする問題が派生し、
また、パレットの軽量化も強度上限界があり、また、車
両の重量を変えることができないので、結局、上記問題
を根本的には解決することができないことになる。
【0006】また、上記モーターは作動開始時期の突入
電流が大きいため、電源電圧が降下して他の電機器具に
悪影響を与えたりするという問題がある。
【0007】また、パレットの下降作動中、何等かの原
因でパレットの下降作動が阻止されると、昇降用ワイヤ
がリールから繰り出されて同ワイヤが弛緩し、そのた
め、ワイヤの絡みやリールへの巻き込み等の不具合が発
生することがある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、複数の支柱
に車両を搭載するためのパレットを昇降自在に取り付
け、同パレットを電動の昇降駆動用モーターの動力によ
り可撓性部材を介し昇降させるようにした二段式立体駐
車装置において、上記パレットの最低位置において、上
記弾性体が圧縮状態でパレットと地面との間に介在すべ
く構成してなる二段式立体駐車装置を提供せんとするも
のである。
【0009】また、電動の昇降駆動用モーターの動力に
よって、車両を搭載するためのパレットを昇降させるよ
うにした二段式立体駐車装置において、パレットの外側
面上段に上昇限界検出スイッチ、下段に上昇限界検出フ
ァイナルスイッチを取付けて、駐車装置上部に配設した
上限スイッチ当接体が上記の順で各スイッチの作動体に
当接可能にすると共に、上記パレット外側面下段に下降
限界検出スイッチ、上段に下降限界検出ファイナルスイ
ッチを取付けて、駐車装置下部に配設した下限スイッチ
当接体が上記の順で各スイッチの作動体に当接可能に
し、上昇限界検出スイッチや下降限界検出スイッチの機
能が失われた場合、上昇限界検出ファイナルスイッチや
下降限界検出ファイナルスイッチによって、パレットの
昇降作動を停止すべく構成すると共に、パレット昇降用
ワイヤの弛緩を検出するワイヤ弛緩検出装置を設けて、
パレット昇降用ワイヤの弛緩を検出すると、昇降駆動用
モーターの作動を停止すべく構成したことにも特徴を有
する。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0011】図1〜図3で示すAは、本発明に係る二段
式立体駐車装置であり、同駐車装置Aは、地面G上に四
本の支柱1、2、3、4を前後左右側に一定の間隔を開
けて立設し、これらの支柱1、2、3、4の上端間に保
護兼補強フレーム5を横架すると共に、各支柱1、2、
3、4の中途部間に車両搭載用のパレット6を昇降自在
に取付け、同パレット6をパレット昇降機構7により昇
降可能としている。Cは車両、W1は前輪、W2は後輪であ
る。
【0012】各支柱1、2、3、4は、図1〜図3で示
すように、円形パイプよりなる支柱本体1a,2a,3a,4a
と、各支柱本体1a,2a,3a,4a の下端に取付けた固定板1
b,2b,3b,4b とで形成し、各固定板1b,2b,3b,4b をアン
カーボルト等により地面G上に固定して、各支柱本体1
a,2a,3a,4a を垂直に立設している。
【0013】そして、各支柱本体1a,2a,3a,4a の上端間
に横架した保護兼補強フレーム5を、前後幅が前後支柱
1、3の間隔よりも広幅の略矩形枠状に形成して、前部
を前側の支柱1、2よりも前方に水平張出し状とすると
共に、後部を後側の支柱3、4よりも後方へ水平張出し
状としている。
【0014】このようにして、保護兼補強フレーム5に
より、上段に駐車した車両Cの周囲を囲繞して保護する
と共に、支柱1、2、3、4を補強し、更に、後述する
パレット昇降機構7の構成部材の支持部材としての機能
するようにしている。
【0015】パレット6は、図1〜図3で示すように、
矩形枠状のパレットフレーム11と、同パレットフレーム
11の前後左右側に一定の幅で矩形リング状に張設したパ
レット本体12と、パレットフレーム11の前側フレーム形
成部11a の左右側部にそれぞれ前方に張出し状に突設し
た案内板13,13 と、パレットフレーム11の後側フレーム
形成部11d の左右側部にそれぞれ取付けたストッパー体
15,15 と、パレットフレーム11の左右側フレーム形成部
11b,11c の各前後部にそれぞれ取付けた昇降ガイド用筒
体14,14,14,14 とで形成している。
【0016】昇降ガイド用筒体14,14,14,14 は、それぞ
れ内径を支柱1、2、3、4の外径と略同一径に形成し
て、各支柱1、2、3、4の外周面に沿って同軸的にス
ライド自在とすると共に、パレット6が傾斜して両者の
軸線が僅かでも交差状となると、パレット6がスライド
停止するように形成して、パレット6の下降規制が行え
るようにしている。
【0017】そして、パレット本体12は、図1及び図2
で示すように、前低後高の傾斜面としたパレット本体前
部12a と、略水平面としたパレット本体後部12b と、こ
れらのパレット本体前部12a とパレット本体後部12b と
の境界位置に取付けた左右一対の歯止め機構16,16 とで
形成されており、パレット本体後部12b は、前後幅を車
両Cの後輪W2の接地幅と略同一に形成している。
【0018】このようにして、パレット本体12上への車
両Cの乗り入れが円滑に行えるようにすると共に、駐車
状態での車両Cの安定性を良好に確保できようにしてい
る。パレット昇降機構7は、図1〜図3で示すように、
パレットフレーム11の後側フレーム形成部11d の中央部
にワイヤリール20と、同ワイヤリール20を回転駆動する
昇降駆動用モーター21とを支持台22を介して取付ける一
方、左右側フレーム形成部11b,11c の前部にそれぞれ前
側昇降用前部ガイドリール23,23 をリール取付ブラケッ
ト24,24 を介して取付け、同左右側フレーム形成部11b,
11c の後部にそれぞれ前側昇降用後部ガイドリール25,2
5 をリール取付ブラケット26,26 を介して取付け、同左
右側フレーム形成部11b,11c の後部にガイドリール27,2
7 をリール取付ブラケット28,28 を介して取付けてい
る。
【0019】そして、図1〜図3で示すように、保護兼
補強フレーム5の左右側前部に、それぞれ前側昇降用ワ
イヤ30,30 の一端30a,30a を連結すると共に、前側昇降
用前部ガイドリール23,23 と前側昇降用後部ガイドリー
ル25,25 とを介してワイヤリール20に可撓性部材として
の前側昇降用ワイヤ30,30 の他端30b,30b を連結し、ま
た、保護兼補強フレーム5の左右側後部にそれぞれ可撓
性部材としての後側昇降用ワイヤ31,31 の一端31a,31a
を連結すると共に、後側昇降用ガイドリール27,27 を介
してワイヤリール20に後側昇降用ワイヤ31,31 の他端31
b,31b を連結している。
【0020】ワイヤリール20には、図2で示すように、
前方から後方に向けて、順次左側の後側昇降用ワイヤ31
の他端31b 、右側の後側昇降用ワイヤ31の他端31b 、右
側の前側昇降用ワイヤ30の他端30b 、左側の前側昇降用
ワイヤ30の他端30b を連結して、各ワイヤ30,31 よりワ
イヤリール20に作用する張力が左右幅方向及び前後方向
のいずれにも相殺されるようにしている。
【0021】また、図1で示すように、保護兼補強フレ
ーム5の左側後部で支柱3の前方に制御ボックス35を取
付けて家庭用電源に接続可能とすると共に、同制御ボッ
クス35を電線(図示せず)を介して昇降用のモーター21
に接続していおり、同制御ボックス35と昇降駆動用モー
ター21との間にパレット昇降検出装置70を接続して、パ
レット6の昇降動作の上限及び下限を規制している。
【0022】パレット昇降検出装置70については後で説
明する。
【0023】また、各支柱1、2、3、4の上部には、
上昇規制体47,47,47,47 を取付けて、各上昇規制体47,4
7,47,47 に昇降ガイド用筒体14,14,14,14 の上端面が当
接して、パレット6の上昇を規制するようにしており、
かかるパレット6の上昇規制位置は、パレット昇降検出
装置70が規制するパレット6の昇降動作の上限と整合さ
せてある。なお、上昇規制体47は昇降ガイド用筒体14の
上昇規制が行えるものであればよく、支柱にボルトを横
断・貫通させて形成することもできる。
【0024】また、図1で示すように、保護兼補強フレ
ーム5の左側前部下面には、矩形パイプ状の取付用ブラ
ケット50を垂設して、同ブラケット50の下部前壁50a に
パレット昇降用キースイッチ51を取付けて制御ボックス
35に接続し、車両Cのキーを用いてパレット6の昇降操
作が行えるようにしている。
【0025】かかる二段式立体駐車装置Aにおいて、本
発明では、パレット6の下面に付勢装置60を配設して、
パレット6の上昇作動開始時期におけるパレット昇降機
構7にかかる負荷を軽減している。
【0026】すなわち、図1、図4及び図5で示すよう
に、左右フレーム形成部11b,11c の昇降ガイド用筒体1
4,14,14,14 の近接前方に、それぞれ付勢装置60,60,60,
60 を配設しており、各付勢装置60は、左右フレーム形
成部11b,11c に下方向に開口した有底略筒状の弾性体収
納筒61を固設し、その内部にコイルスプリング等の弾性
体62と略棒形状の押圧体63とを、弾性体62を上方に押圧
体63を下方にして挿入し、弾性体62の自由状態では押圧
体63の下部が弾性体収納筒61の外部下方に突出させてい
る。なお、上記弾性体62は、コイルスプリングの他に板
ばね、ゴムなど圧縮に対する弾性を有するものであれば
用いることができる。
【0027】かかる付勢装置60は、前記したように、昇
降ガイド用筒体14,14,14,14 に近接して計4個配設され
ている。
【0028】かかる構成によって、図4で示すように、
パレット6が上方に位置しているときは、弾性体62の付
勢によって、押圧体63の下部が弾性体収納筒61の外部下
方に突出しているが、パレット6を最低位置まで下降さ
せると、図5で示すように、押圧体63の下端が地面Gに
当接し、パレット6及び同パレット6に搭載した車両C
の重量により、弾性体62が圧縮されて押圧体63が弾性体
収納筒61の内部に縮退する。
【0029】かかる状態では、押圧体63が弾性体収納筒
61の内部に縮退しているが、押圧体63が弾性体62の付勢
力によって地面Gを下方に押圧しており、この下方押圧
力の反力として、パレット6を上方向に押圧してパレッ
ト6及び同パレット6に搭載した車両Cの重量の一部を
負担していることになる。
【0030】このように、パレット6上昇作動の開始時
期、すなわち、パレット6の最低位置において、パレッ
ト6を上方向に押圧してパレット6及び同パレット6に
搭載した車両Cの重量の一部を負担していることから、
パレット昇降機構7にかかる負荷を軽減して、昇降駆動
用モーター21の始動時の突入電流を小さくすることがで
き、また、昇降駆動用モーター21の容量を小さくするこ
とができる。
【0031】また、パレット6を降下させた際のパレッ
ト6の接地の衝撃を緩和することができる。
【0032】図6及び図7は、付勢装置の他の実施例を
示している。
【0033】図6は、保護兼補強フレーム5下面の各支
柱1、2、3、4の内側位置に、それぞれ上部スプリン
グ掛け65,65 を固設し、パレット6上面の各支柱1、
2、3、4の内側位置にそれぞれスプリング掛け66,66
を固設して、上下に対向した上下スプリング掛け65,66
の間にそれぞれ引張りスプリング67,67 を介設して、同
引張りスプリング67,67 によりパレット6を上方向に付
勢したものである。
【0034】図7は、パレット6と保護兼補強フレーム
5との間の各支柱1、2、3、4の内側位置に、ガスダ
ンパー68,68 を介設してパレット6を上方向に付勢した
ものである。
【0035】また、パレット6の上下位置が下方になる
ほど強い上向きの付勢力が作用し、パレット6の最低位
置では上記上向き付勢力が最大となるが、この最大の上
向き付勢力を、パレット6の重量よりも小さく設定し
て、パレット6に車両Cを搭載していない状態でも、重
力でパレット6が支障なく最低位置まで降下できるよう
にしている。
【0036】かかる構成によって、パレット6が低位置
になるほど大きい力でパレット6を上方向に付勢するの
で、昇降駆動用モーター21の負荷を軽減して、突入電力
を小さくし、昇降駆動用モーター21の容量を小さくする
ことができる。
【0037】また、前側昇降用ワイヤ30と後側昇降用ワ
イヤ31を、ゴムやばねでカバーすることによって、各ワ
イヤ30,31 に塗布したグリス等の潤滑材が使用者の衣服
等を汚すのを防止することができる。
【0038】パレット昇降検出装置70は、図1及び図8
〜図10で示すように、パレットフレーム11の左側フレ
ーム形成部11b の後部にスイッチ取付板71を固着し、同
スイッチ取付板71の外側面前部の上段に上昇限界検出ス
イッチ72、下段に上昇限界検出ファイナルスイッチ73を
取付けて、前記制御ボックス35の前側面から垂設した上
限スイッチ当接体76が上記の順で各スイッチ72,73 の作
動体77,78 に当接可能にしている。
【0039】また、スイッチ取付板71の外側面後部には
下段に下降限界検出スイッチ74、上段に下降限界検出フ
ァイナルスイッチ75を取付けて、支柱3の固定板3bに立
設した下限スイッチ当接体79に各スイッチ74,75 の作動
体80,81 に当接可能にしている。
【0040】なお、上記作動体は各スイッチ内部の接点
と連動して同接点を開閉するものであり、その先端には
ローラー82を軸支しており、各スイッチ当接体76,79 の
先端には、上記ローラー82の転動を円滑にするための傾
斜面83を形成している。
【0041】また、本発明駐車装置Aは、昇降用ワイヤ
の弛緩を検出すると、昇降駆動用モーター21を駆動停止
させて、ワイヤの絡みを防止するワイヤ弛緩検出装置90
を具備している。
【0042】ワイヤ弛緩検出装置90は、前記左側フレー
ム形成部11b 外側面のスイッチ取付板71の後方位置に、
枢支部91を突設して前後方向の枢軸92を架設し、同枢軸
92に外側水平方向に伸延した弛緩検出アーム93の基端を
回動自在に枢着して、捩じりバネ91a で同アーム93先端
を下方向に付勢すると共に、弛緩検出アーム93の中途部
を屈折させて先端部を下方向に伸延し、同先端部に二又
部94を形成し、同二又部94中に前記前側昇降用ワイヤ30
を挿通させて、同ワイヤ30の張力によって弛緩検出アー
ム93の重量と上記付勢とを支承させている。
【0043】また、弛緩検出アーム93の中途部に当接体
95を取付けて、前側昇降用ワイヤ30が弛緩して、弛緩検
出アーム93が重力によって下方に回動した際、当接体95
が前記下降限界検出ファイナルスイッチ75の作動体81先
端のローラー82に当接して同スイッチ75を作動させるよ
うにしている。
【0044】かかる構成によって、パレット6が上昇し
て、上限スイッチ当接体76に上段の上昇限界検出スイッ
チ72の作動体77に当接すると、昇降駆動用モーター21を
駆動停止してパレット6の上昇を停止させ、パレット6
が下降して下段の下限スイッチ当接体79に下降限界検出
スイッチ74の作動体80がが当接すると、昇降駆動用モー
ター21を駆動停止してパレット6の下降を停止させるよ
うにしている。
【0045】そして、万一、上昇限界検出スイッチ72が
故障して機能しなくなった場合には、パレット6が上昇
作動を継続するのであるが、今度は下段の上昇限界検出
ファイナルスイッチ73の作動体78に上限スイッチ当接体
76が当接して、昇降駆動用モーター21を駆動停止してパ
レット6の上昇を停止させることができる。
【0046】また、下降限界検出スイッチ74が故障した
場合には、パレット6が下降作動を継続するのである
が、今度は上段の下降限界検出ファイナルスイッチ75の
作動体81に下限スイッチ当接体79が当接して、昇降駆動
用モーター21を駆動停止してパレット6の下降を停止さ
せることができる。
【0047】このように、本来、パレット6の昇降作動
を停止させる上昇限界検出スイッチ72や下降限界検出ス
イッチ74が故障した場合でも、上昇限界検出ファイナル
スイッチ73や下降限界検出ファイナルスイッチ75が作動
して、昇降駆動用モーター21を駆動停止してパレット6
の昇降作動を停止させることができるので、パレット6
が定位置を越えて昇降作動して、上昇規制体47や地面G
に激突したり、この激突の衝撃で車両Cの位置がずれた
り、この位置のずれが大きいために脱輪したりする事故
を防止することができる。
【0048】また、パレット6の下降作動中、何等かの
原因で(例えば、パレット6が傾斜して支柱と昇降ガイ
ド用筒体との摩擦抵抗が大きなった場合等)下降作動が
停止すると、昇降駆動用モーター21の回転によってワイ
ヤリール20からワイヤが繰り出されて弛緩し、そのため
にワイヤの絡みや各リールへの巻込み等の不具合が発生
するおそれがあるが、本発明では、二又部94中を挿通し
た前側昇降用ワイヤ30が弛緩すると、弛緩検出アーム93
の重量と捩じりバネ91a の付勢を支承した同ワイヤ30の
張力が無くなり、弛緩検出アーム93が下方に回動し、弛
緩検出アーム93中途部の当接体95が下降限界検出ファイ
ナルスイッチ75の作動体81先端のローラー82に当接して
これを作動させ、昇降駆動用モーター21を駆動停止し
て、ワイヤリール20からのワイヤの繰り出しを停止する
ので、前述したワイヤの絡みや各リールへの巻込み等の
不具合を防止することができる。
【0049】また、全部のスイッチ72,73,74,75 がスイ
ッチ取付板71の外側面に配設されているので、組立調整
作業やメンテナンス及び作動状況の確認が容易である。
【0050】図11は、パレット昇降検出装置の他実施
例を示しており、パレットフレーム11の左側フレーム形
成部11b の後部にスイッチ取付板71を固着し、同スイッ
チ取付板71の外側面に前から順に上昇限界検出ファイナ
ルスイッチ73、上昇限界検出スイッチ72、下降限界検出
ファイナルスイッチ75及び下降限界検出スイッチ74を取
付けて、上昇限界検出スイッチ72の作動体77と上昇限界
検出ファイナルスイッチ73の作動体78、下降限界検出ス
イッチ74の作動体80と下降限界検出ファイナルスイッチ
75の作動体81をそれぞれ所定間隔を保持して対向させて
おり、このように対向した作動体間に、上限スイッチ当
接体76と下限スイッチ当接体79の先端部がそれぞれ挿入
できるようにしている。
【0051】上限スイッチ当接体76と下限スイッチ当接
体79の先端部には、作動体先端のローラー82への当接を
円滑にするための傾斜面を形成しており、上昇限界検出
ファイナルスイッチ73のローラー82に当接する傾斜面96
は、上限スイッチ当接体76を斜め前下方向に屈折させて
前低後高に形成されており、下降限界検出ファイナルス
イッチ75のローラー82に当接する傾斜面97は、先の傾斜
面96の下端部から斜め前上方に伸延して前高後低に形成
されており、傾斜面97は傾斜面96よりも僅か上方に位置
している。
【0052】また、下限スイッチ当接体79の先端部に
も、上記同様の傾斜面が形成されており、下降限界検出
ファイナルスイッチ75のローラー82に当接する傾斜面98
は上昇限界検出スイッチ72のローラー82に当接する傾斜
面99よりも僅か上方に位置している。
【0053】かかる構成によって、前述したパレット昇
降検出装置70と同様に、上昇限界検出スイッチ72や下降
限界検出スイッチ74が故障した場合、上昇限界検出ファ
イナルスイッチ73や下降限界検出ファイナルスイッチ75
が作動して、昇降駆動用モーター21を駆動停止してパレ
ット6の昇降作動を停止させることができるのである
が、各スイッチ72,73,74,75 をそれぞれ別個の傾斜面9
6,97,98,99 との当接で作動させるようにしたことで、
各傾斜面の96,97,98,99 の当接位置を自由に設定して、
本来パレット6の昇降作動を停止させるスイッチ72,74
が故障したときの行き過ぎ量を小さくすることができ、
激突防止の効果を向上させることができる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、車両を搭載して昇降作
動するパレットの下面に弾性体を配設して、同パレット
の最低位置において、上記弾性体が圧縮状態でパレット
と地面との間に介在すべく構成したので、パレットの上
昇作動開始時期に弾性体がパレットを上方に付勢するこ
とになり、昇降作動用のモーター始動時の負荷が軽減さ
れて突入電流が小さくなり、小容量のモーターでパレッ
トを昇降させることができる。
【0055】また、パレットに固着したスイッチ取付板
外側面上段に上昇限界検出スイッチ、下段に上昇限界検
出ファイナルスイッチを取付けて、駐車装置上部に配設
した上限スイッチ当接体が上記の順で各スイッチの作動
体に当接可能にすると共に、上記スイッチ取付板外側面
下段に下降限界検出スイッチ、上段に下降限界検出ファ
イナルスイッチを取付けて、駐車装置下部に配設した下
限スイッチ当接体が上記の順で各スイッチの作動体に当
接可能にしたことによって、本来パレットの昇降作動を
停止させるための上昇限界検出スイッチや下降限界検出
スイッチが故障しても、上昇限界検出ファイナルスイッ
チや下降限界検出ファイナルスイッチが作動して、パレ
ットの昇降作動を停止させることができ、上昇規制体や
地面との激突を防止して、この激突が原因の事故を防止
することができる。
【0056】また、ワイヤの弛緩を検出するワイヤ弛緩
検出装置を設けたことで、パレットの下降作動中、何等
かの原因で下降作動が停止しても、昇降駆動用モーター
の作動を停止させて、ワイヤの絡みや各リールへの巻込
み等の不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る二段式立体駐車装置の全体側面
図。
【図2】同平面図。
【図3】同背面図。
【図4】付勢装置の縦断面説明図(パレット高位置)。
【図5】付勢装置の縦断面説明図(パレット低位置)。
【図6】他実施例付勢装置の縦断面説明図。
【図7】他実施例付勢装置の縦断面説明図。
【図8】パレット昇降検出装置の側面説明図。
【図9】パレット昇降検出装置の平面説明図。
【図10】弛緩検出アームの正面説明図。
【図11】他実施例パレット昇降検出装置の側面説明
図。
【符号の説明】
A 二段式立体駐車装置 C 車両 G 地面 6 パレット 21 昇降駆動用モーター 30 パレット昇降用ワイヤ 31 パレット昇降用ワイヤ 62 弾性体 72 上昇限界検出スイッチ 73 上昇限界検出ファイナルスイッチ 74 下降限界検出スイッチ 75 下降限界検出ファイナルスイッチ 76 上限スイッチ当接体 77 作動体 78 作動体 79 下限スイッチ当接体 80 作動体 81 作動体 90 ワイヤ弛緩検出装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の支柱(1)(2)(3)(4)に車両(C) を搭
    載するためのパレット(6) を昇降自在に取り付け、同パ
    レット(6) を電動の昇降駆動用モーター(21)の動力によ
    り可撓性部材を介し昇降させるようにした二段式立体駐
    車装置において、 上記パレット(6) の下部に弾性体(62)を配設して、同パ
    レット(6) の最低位置において、上記弾性体(62)が圧縮
    状態でパレット(6) と地面(G) との間に介在すべく構成
    してなる二段式立体駐車装置。
  2. 【請求項2】 電動の昇降駆動用モーター(21)の動力に
    よって、車両(C) を搭載するためのパレット(6) を昇降
    させるようにした二段式立体駐車装置において、パレッ
    ト(6) の外側面上段に上昇限界検出スイッチ(72)、下段
    に上昇限界検出ファイナルスイッチ(73)を取付けて、駐
    車装置(A) 上部に配設した上限スイッチ当接体(76)が上
    記の順で各スイッチ(72)(73)の作動体(77)(78)に当接可
    能にすると共に、上記パレット(6) 外側面下段に下降限
    界検出スイッチ(74)、上段に下降限界検出ファイナルス
    イッチ(75)を取付けて、駐車装置(A) 下部に配設した下
    限スイッチ当接体(79)が上記の順で各スイッチ(74)(75)
    の作動体(80)(81)に当接可能にし、上昇限界検出スイッ
    チ(72)や下降限界検出スイッチ(74)の機能が失われた場
    合、上昇限界検出ファイナルスイッチ(73)や下降限界検
    出ファイナルスイッチ(75)によって、パレット(6) の昇
    降作動を停止すべく構成すると共に、パレット昇降用ワ
    イヤ(30)(31)の弛緩を検出するワイヤ弛緩検出装置(90)
    を設けて、パレット昇降用ワイヤ(30)(31)の弛緩を検出
    すると、昇降駆動用モーター(21)の作動を停止すべく構
    成したことを特徴とする二段式立体駐車装置。
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