JPH07139127A - タイルパネル - Google Patents

タイルパネル

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Publication number
JPH07139127A
JPH07139127A JP33872593A JP33872593A JPH07139127A JP H07139127 A JPH07139127 A JP H07139127A JP 33872593 A JP33872593 A JP 33872593A JP 33872593 A JP33872593 A JP 33872593A JP H07139127 A JPH07139127 A JP H07139127A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
core material
adhesive
tiles
cavities
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33872593A
Other languages
English (en)
Inventor
Hachiro Murakami
八朗 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP33872593A priority Critical patent/JPH07139127A/ja
Publication of JPH07139127A publication Critical patent/JPH07139127A/ja
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  • Finishing Walls (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 所期の断熱効果、防音効果を奏する軽量でか
つ、加工及び施工が簡単なタイルパネルであって、タイ
ルと芯材との接着強度及び建物躯体等への接着強度の向
上を図る。 【構成】 芯材2のタイル貼着面3及び裏面6に、他方
の面まで貫通せず、入口部9の開口面積を奥部10より
も狭くした凹部7,8を形成して、タイル貼着面3にタ
イル4を貼着した構造のタイルパネル1とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芯材の表面に複数のタ
イルを貼着して構成されるタイルパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軽量性、断熱性、防音性の向上を
図ったタイルパネルとして、図4に示す如く形状のハニ
カムコア20を芯材として、その開口側端面21,22
に表面材等の部材が貼着された構造が提供されている
(例えば、実公昭62−28411号公報参照)。ここ
でいうハニカムコア20とは、例えば薄いシートを折り
曲げ、互いに接合して複数個のセル23が集合した蜂の
巣状に作成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、この種のタ
イルパネルにおいて、所期の断熱、遮音効果を図るため
には、ハニカムコア20の開口側端面21,22の双方
を表面材等で貼着してサンドイッチ状に挟み込む必要が
あった。一方、ハニカムコア20を用いた従来のタイル
パネルでは、表面材等と開口側端面21,22との狭い
領域でのみ接着されるために、接着強度が劣るという問
題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載のタイルパネルは、複数のタイルが貼着されるべき芯
材の少なくともタイル貼着面側に、該タイル貼着面から
他方の面まで貫通しない複数の凹部が形成され、該凹部
を被覆して前記タイルが貼着されたものである。
【0005】本発明に係る請求項2記載のタイルパネル
は、請求項1記載の凹部が芯材の両面に形成されたもの
である。
【0006】本発明に係る請求項3記載のタイルパネル
は、請求項1又は2記載のタイルと芯材との間にメッシ
ュ部材が介装されたものである。
【0007】本発明に係る請求項4記載のタイルパネル
は、請求項1又は2記載における凹部の入口部の開口面
積が幅狭になされたものである。
【0008】
【作用】請求項1又は2においては、タイルパネルの芯
材の一方の面から他方の面まで貫通しない凹部を形成し
ているので、両面に表面材等を貼着したサンドイッチ構
造にしなくても、所期の断熱性、防音性を奏することが
できる。請求項3においては、タイルと芯材との間にメ
ッシュ部材が介装されているために、接着剤の前記凹部
内への侵入量が減って、接着剤の使用量を減少させるこ
とができる。請求項4においては、凹部の入口部が奥部
よりも幅狭になされているので、凹部内に侵入した接着
剤が楔の作用をしてタイルや建物躯体と、芯材との間の
接着強度が向上する。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係るタイルパネルについて図
面を参照して説明する。図1は本発明に係るタイルパネ
ルの実施例を示す部分斜視図、図2は図1におけるX−
X線で切断した状態を示す断面図である。図1に示すタ
イルパネル1は、合成樹脂性の芯材2の上面をタイル貼
着面3として、該タイル貼着面3に複数のタイル4を接
着剤5(図2参照)を用いて接着したものである。芯材
2は、例えばポリスチレン,ABS,ポリカーボナイト
の混合プラスチック中に繊維を分散させたFRP等を材
質とする厚さ20mm〜70mm程度の板体形状のもの
で、そのタイル貼着面3には所定間隔をおいて裏面6側
まで貫通しない凹部7が複数個形成されている。本例の
裏面6側には、凹部7と同形状からなる凹部8が複数個
形成されている。
【0010】ここで、これら凹部7,8の配置は、特に
限定するものではないが、本例では、タイル貼着面3側
の凹部7は貼着すべきタイル4の幅に相当する間隔をあ
けて碁盤目状に配置され、裏面6側の凹部8は4つの凹
部7を対角線で結んだ時の格子点に相当する箇所の裏面
6側に形成され、貼着したタイル4と凹部7,8の配置
関係は、本例では図2の断面図に示すようにタイル4の
中央の左寄りに凹部7が配置され、右寄りに凹部8が配
置されている。
【0011】凹部7,8は、その空間形状は本例では全
体としてキノコ形状のものであり、入口部9は高さの低
い幅狭の筒体になされ、奥部10はドーム状の空間に形
成されている。また、入口部9の高さは小さい程、芯材
2が軽量となるのでより好ましい。このように、凹部7
はその入口部9の開口面積が奥部10の基端部の開口面
積よりも小さくした、いわゆる蟻穴形状に凹設されてい
るので、タイル貼着面3に塗布された接着剤5は、凹部
7内に侵入して固まると、接着剤5が楔の作用をしてタ
イル4と芯材2との接着強度が向上する。また、凹部8
も同様に蟻穴形状に凹設されているので、建物躯体等に
接着させた場合に、凹部8に侵入した接着剤が楔の作用
をするので建物躯体との間でも接着強度が向上する。
【0012】なお、前記タイル4と芯材2との間に金属
網やガラス繊維布などのメッシュ部材(図示省略)を介
装させると、接着剤5が前記凹部7内まで侵入しにくく
なって、接着剤5の使用量を減少させることができてよ
り好ましい。
【0013】上記した凹部7,8の如く形状は、タイル
の蟻溝形状の裏足を成形するのと同様にして、例えば芯
材2の成形型を樹脂型にすることで作製される。
【0014】しかして、本例のタイルパネル1における
凹部7,8は他方の面まで貫通していないために、タイ
ル貼着面3側だけに接着剤5を塗布してタイル4を貼着
すると、凹部7の奥部10には空間11が形成され、し
かもこの空間11は裏面6側に貫通していないので、裏
面6側を表面材等を貼着しなくても、所期の断熱効果、
防音効果を奏するたとができる。そして、この状態で裏
面6側を床面や建物躯体と直接に接着させると、接着剤
がタイル貼着面3側と同様に楔状に凹部8内に侵入する
ので、十分な接合強度を有することができる。また、本
例のタイルパネル1を適当な大きさに切断する場合に
は、タイルカッターと芯材2を切断するための金鋸を用
いれば簡単にできる。
【0015】よって、上記した構造からなるタイルパネ
ル1は、バス、トイレ、キッチン等の空間,部屋を作る
際の内装パネルや、一般通路、舗道、駐車場等の床パネ
ルとして整地された場所にそのまま敷きつめて、所期の
断熱効果、防音効果を奏することができる。特に、従来
のハニカム構造の芯材20の片側にタイルを貼着したタ
イルパネルと比べるとその断熱効果、防音効果を数段向
上させることができる。
【0016】図3は他の実施例のタイルパネル12を示
す断面図である。このタイルパネル12の芯材13の断
面形状は、ハニカム構造になされ、個々のセル14はタ
イル貼着面15から裏面16まで貫通しない小さな形状
になされている点は上記した実施例の芯材2における凹
部7,8と同様である。本例ではタイル貼着面15が、
タイル17,17と目地材18との衝合部になるように
配置され、タイル17,17及び目地材18はタイル貼
着面15上で接着剤19により貼着される構造である。
なお、芯材13のタイル貼着面15及び裏面16を平面
視した形状は特に限定するものではないが、例えば細帯
状に形成される。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、芯
材の両面に表面材を貼着しない状態でも所期の断熱効
果、防音効果を奏することができるので、内装パネル,
床パネルの施工が簡単となる。また、芯材には凹部が複
数形成されているので、他の建材に比べると、極めて軽
量であり、運搬、持ち運びが容易である。さらに、凹部
の入口部の開口面積を幅狭にしたものでは、芯材とタイ
ル、芯材と建物躯体等の接着強度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタイルパネルの実施例を示す部分
斜視図である。
【図2】図1におけるX−X線で切断した状態を示す断
面図である。
【図3】他の実施例を示す断面図である。
【図4】従来のタイルパネルに用いられていたハネカム
構造の芯材を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,12…タイルパネル 2,13…芯材 3,15…タイル貼着面 4,17…タイル 5,19…接着剤 6,16…裏面 7,8…凹部 9…入口部 10…奥部 11…空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のタイルが貼着されるべき芯材の少
    なくともタイル貼着面側に、該タイル貼着面から他方の
    面まで貫通しない複数の凹部が形成され、該凹部を被覆
    して前記タイルが貼着されたことを特徴とするタイルパ
    ネル。
  2. 【請求項2】 前記凹部が芯材の両面に形成されたこと
    を特徴とする請求項1記載のタイルパネル。
  3. 【請求項3】 前記タイルと芯材との間にメッシュ部材
    が介装されたことを特徴とする請求項1又は2記載のタ
    イルパネル。
  4. 【請求項4】 前記凹部の入口部の開口面積が幅狭にな
    されたことを特徴とする請求項1又は2記載のタイルパ
    ネル。
JP33872593A 1993-11-19 1993-11-19 タイルパネル Pending JPH07139127A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33872593A JPH07139127A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 タイルパネル

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JP33872593A JPH07139127A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 タイルパネル

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JPH07139127A true JPH07139127A (ja) 1995-05-30

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ID=18320883

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JP33872593A Pending JPH07139127A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 タイルパネル

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JP (1) JPH07139127A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009075580A (ja) * 2007-08-29 2009-04-09 Casio Comput Co Ltd 表示駆動装置及び表示装置

Cited By (1)

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