JPH07139040A - ドーム状構造物 - Google Patents
ドーム状構造物Info
- Publication number
- JPH07139040A JPH07139040A JP28354093A JP28354093A JPH07139040A JP H07139040 A JPH07139040 A JP H07139040A JP 28354093 A JP28354093 A JP 28354093A JP 28354093 A JP28354093 A JP 28354093A JP H07139040 A JPH07139040 A JP H07139040A
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- JP
- Japan
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- field
- baseball
- roof structure
- dome
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、野球用フィールドおよびサッカー
用フィールドを備えたドーム状構造物に関し、観客席の
絶対数を削減することなく、野球用フィールドあるいは
サッカー用フィールドのいずれか一方を、観客席の全て
の観客が一時に見ることを目的とする。 【構成】 外周に観客席が配置される人工芝を用いた野
球用フィールドの上方に、屋根構造体を昇降自在に配置
するとともに、この屋根構造体の上面に天然芝を用いた
サッカー用フィールドを形成し、さらに前記屋根構造体
を、屋根構造体の最下降時に、前記野球用フィールドに
載置可能に構成する。
用フィールドを備えたドーム状構造物に関し、観客席の
絶対数を削減することなく、野球用フィールドあるいは
サッカー用フィールドのいずれか一方を、観客席の全て
の観客が一時に見ることを目的とする。 【構成】 外周に観客席が配置される人工芝を用いた野
球用フィールドの上方に、屋根構造体を昇降自在に配置
するとともに、この屋根構造体の上面に天然芝を用いた
サッカー用フィールドを形成し、さらに前記屋根構造体
を、屋根構造体の最下降時に、前記野球用フィールドに
載置可能に構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、野球用フィールドおよ
びサッカー用フィールドを備えたドーム状構造物に関す
る。
びサッカー用フィールドを備えたドーム状構造物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近時、ドームの多目的化が求められてお
り、中でも大規模ドームでは、野球とサッカーのどちら
にも使用可能なことが要求されている。
り、中でも大規模ドームでは、野球とサッカーのどちら
にも使用可能なことが要求されている。
【0003】そして、野球用フィールドでは、他のイベ
ントの開催等を考慮して人工芝が望ましく、サッカー用
フィールドでは、天然芝が望ましいが、このような大規
模ドームの開発は行われていないのが現状である。
ントの開催等を考慮して人工芝が望ましく、サッカー用
フィールドでは、天然芝が望ましいが、このような大規
模ドームの開発は行われていないのが現状である。
【0004】従来のドームでは、扇形の野球用フィール
ドと矩形のサッカー用フィールドとを同一平面上に形成
するために、観客席の一部を可動席にしている場合が多
いが、この場合には、フィールドは人工芝である。
ドと矩形のサッカー用フィールドとを同一平面上に形成
するために、観客席の一部を可動席にしている場合が多
いが、この場合には、フィールドは人工芝である。
【0005】すなわち、天然芝のフィールドに可動席を
設置する場合には、レール敷設方式では、レール部分が
邪魔になり、自走式では、タイヤにより天然芝が傷めら
れることになるため、人工芝が採用されている。
設置する場合には、レール敷設方式では、レール部分が
邪魔になり、自走式では、タイヤにより天然芝が傷めら
れることになるため、人工芝が採用されている。
【0006】一方、現存するドームの屋根は、屋根の開
閉により分類すると、固定式屋根と平面的な開閉式屋根
に大別され、固定式屋根ドームでは、天然芝が枯れるた
め、恒久的な天然芝のサッカー用フィールドの設置は困
難である。
閉により分類すると、固定式屋根と平面的な開閉式屋根
に大別され、固定式屋根ドームでは、天然芝が枯れるた
め、恒久的な天然芝のサッカー用フィールドの設置は困
難である。
【0007】また、平面的な開閉式屋根ドームでは、恒
久的な天然芝のサッカー用フィールドの設置は可能であ
るが、天然芝の育成のために、屋根を開いて太陽光を導
入する必要があるため、フィールドの利用回数が極端に
制限されることになる。
久的な天然芝のサッカー用フィールドの設置は可能であ
るが、天然芝の育成のために、屋根を開いて太陽光を導
入する必要があるため、フィールドの利用回数が極端に
制限されることになる。
【0008】図8は、特開平3−197732号公報に
開示されるドーム状構造物を示すもので、このドーム状
構造物では、地中に形成される最下部アリーナ11の上
方に可動部アリーナ13が配置されており、可動部アリ
ーナ13は、昇降式支柱15に沿って昇降自在に構成さ
れている。
開示されるドーム状構造物を示すもので、このドーム状
構造物では、地中に形成される最下部アリーナ11の上
方に可動部アリーナ13が配置されており、可動部アリ
ーナ13は、昇降式支柱15に沿って昇降自在に構成さ
れている。
【0009】そして、このドーム状構造物では、可動部
アリーナ13を図に二点鎖線で示すように、下部観客席
17の上端まで下降することにより、最下部アリーナ1
1および可動部アリーナ13を同時に使用することが可
能である。
アリーナ13を図に二点鎖線で示すように、下部観客席
17の上端まで下降することにより、最下部アリーナ1
1および可動部アリーナ13を同時に使用することが可
能である。
【0010】従って、可動部アリーナ13の上面に天然
芝を植えることにより、可動部アリーナ13を、芝グラ
ンドとしてサッカー等に使用することが可能になる。
芝を植えることにより、可動部アリーナ13を、芝グラ
ンドとしてサッカー等に使用することが可能になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のドーム状構造物では、可動部アリーナ13
が、下部観客席17の上端位置にまでしか下降しないた
め、観客席の絶対数が削減され、さらに、観客席が可動
部アリーナ13と最下部アリーナ11とに分散されるた
め、同一のアリーナを多数の観客が一時に見ることが困
難になるという問題があった。
うな従来のドーム状構造物では、可動部アリーナ13
が、下部観客席17の上端位置にまでしか下降しないた
め、観客席の絶対数が削減され、さらに、観客席が可動
部アリーナ13と最下部アリーナ11とに分散されるた
め、同一のアリーナを多数の観客が一時に見ることが困
難になるという問題があった。
【0012】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、観客席の絶対数を削減することな
く、野球用フィールドあるいはサッカー用フィールドの
いずれか一方を、観客席の全ての観客が一時に見ること
ができるドーム状構造物を提供しようとするものであ
る。
めになされたもので、観客席の絶対数を削減することな
く、野球用フィールドあるいはサッカー用フィールドの
いずれか一方を、観客席の全ての観客が一時に見ること
ができるドーム状構造物を提供しようとするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1のドーム状構造
物は、外周に観客席が配置される人工芝を用いた野球用
フィールドの上方に、屋根構造体を昇降自在に配置する
とともに、この屋根構造体の上面に天然芝を用いたサッ
カー用フィールドを形成し、さらに前記屋根構造体を、
屋根構造体の最下降時に、前記野球用フィールドに載置
可能に構成してなるものである。
物は、外周に観客席が配置される人工芝を用いた野球用
フィールドの上方に、屋根構造体を昇降自在に配置する
とともに、この屋根構造体の上面に天然芝を用いたサッ
カー用フィールドを形成し、さらに前記屋根構造体を、
屋根構造体の最下降時に、前記野球用フィールドに載置
可能に構成してなるものである。
【0014】請求項2のドーム状構造物は、請求項1に
おいて、前記野球用フィールドの外野席の下部には、前
記屋根構造体の前記野球用フィールドへの載置時に、前
記屋根構造体の側面に向けて移動され、床面を前記サッ
カー用フィールドと同一の高さとされる可動床が収容さ
れているものである。
おいて、前記野球用フィールドの外野席の下部には、前
記屋根構造体の前記野球用フィールドへの載置時に、前
記屋根構造体の側面に向けて移動され、床面を前記サッ
カー用フィールドと同一の高さとされる可動床が収容さ
れているものである。
【0015】請求項3のドーム状構造物は、請求項1ま
たは2において、前記野球用フィールドの内野席の下部
には、前記屋根構造体が天井に位置されている時に、野
球用フィールド側に移動される可動席が収容されている
ものである。
たは2において、前記野球用フィールドの内野席の下部
には、前記屋根構造体が天井に位置されている時に、野
球用フィールド側に移動される可動席が収容されている
ものである。
【0016】
【作用】請求項1のドーム状構造物では、屋根構造体の
上面に天然芝を用いたサッカー用フィールドを形成した
ので、天然芝に太陽光を常時充分に照射することができ
る。
上面に天然芝を用いたサッカー用フィールドを形成した
ので、天然芝に太陽光を常時充分に照射することができ
る。
【0017】また、上面にサッカー用フィールドが形成
される屋根構造体の最下降時に、屋根構造体が、野球用
フィールドに載置されるため、野球用フィールドの外周
に配置される観客席の全ての観客が、サッカー用フィー
ルドを同時に見ることができる。
される屋根構造体の最下降時に、屋根構造体が、野球用
フィールドに載置されるため、野球用フィールドの外周
に配置される観客席の全ての観客が、サッカー用フィー
ルドを同時に見ることができる。
【0018】請求項2のドーム状構造物では、上面にサ
ッカー用フィールドが形成される屋根構造体の野球用フ
ィールドへの載置時に、外野の観客席と屋根構造体との
間の陥没部に可動床が配置される。
ッカー用フィールドが形成される屋根構造体の野球用フ
ィールドへの載置時に、外野の観客席と屋根構造体との
間の陥没部に可動床が配置される。
【0019】請求項3のドーム状構造物では、野球用フ
ィールドの使用時に、野球用フィールドの内野席の下部
から可動席が、野球用フィールド側に引き出される。
ィールドの使用時に、野球用フィールドの内野席の下部
から可動席が、野球用フィールド側に引き出される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面に示す一実施例に
ついて説明する。図1および図2は、本発明のドーム状
構造物の一実施例を示すもので、図において符号21
は、人工芝を用いた野球用フィールドを示している。
ついて説明する。図1および図2は、本発明のドーム状
構造物の一実施例を示すもので、図において符号21
は、人工芝を用いた野球用フィールドを示している。
【0021】この野球用フィールド21の外周には、多
数の観客席23が階段状に配置されている。観客席23
の上方には、矩形状の観客席用屋根25が配置されてい
る。
数の観客席23が階段状に配置されている。観客席23
の上方には、矩形状の観客席用屋根25が配置されてい
る。
【0022】そして、野球用フィールド21の上方に
は、屋根構造体27が昇降自在に配置されている。屋根
構造体27は、矩形形状をしており、この屋根構造体2
7の上面には、天然芝を用いたサッカー用フィールド2
9が形成されている。
は、屋根構造体27が昇降自在に配置されている。屋根
構造体27は、矩形形状をしており、この屋根構造体2
7の上面には、天然芝を用いたサッカー用フィールド2
9が形成されている。
【0023】野球用フィールド21のセンター外方の外
野席23aの下部には、可動床収納部31が形成され、
この可動床収納部31には、図3および図4に示すよう
に、屋根構造体27の野球用フィールド21への載置時
に、屋根構造体27の側面に向けて移動され、床面をサ
ッカー用フィールド29と同一の高さとされる可動床3
3が収容されている。
野席23aの下部には、可動床収納部31が形成され、
この可動床収納部31には、図3および図4に示すよう
に、屋根構造体27の野球用フィールド21への載置時
に、屋根構造体27の側面に向けて移動され、床面をサ
ッカー用フィールド29と同一の高さとされる可動床3
3が収容されている。
【0024】また、野球用フィールド21の内野席23
bの下部には、可動席収納部35が形成され、この可動
席収納部35には、図1および図5に示すように、野球
用フィールド21の使用時に、野球用フィールド21側
に移動される可動席37が収容されている。
bの下部には、可動席収納部35が形成され、この可動
席収納部35には、図1および図5に示すように、野球
用フィールド21の使用時に、野球用フィールド21側
に移動される可動席37が収容されている。
【0025】さらに、野球用フィールド21の1塁およ
び3塁側の外野席23c,23d(図5に示す)の下部
には、図示しない可動席収納部が形成され、この可動席
収納部には、図5に示すように、野球用フィールド21
の使用時に、図4に示した可動席39が収容可能とされ
ている。
び3塁側の外野席23c,23d(図5に示す)の下部
には、図示しない可動席収納部が形成され、この可動席
収納部には、図5に示すように、野球用フィールド21
の使用時に、図4に示した可動席39が収容可能とされ
ている。
【0026】この実施例では、屋根構造体27が、田の
字状の大トラス41(図6に示す)と、これ等の大トラ
ス41の上部の間に橋設される立体トラス43(図1に
示す)とにより形成されている。
字状の大トラス41(図6に示す)と、これ等の大トラ
ス41の上部の間に橋設される立体トラス43(図1に
示す)とにより形成されている。
【0027】そして、野球用フィールド21には、大ト
ラス41の下部を収容するためのトレンチ45が形成さ
れている。図6は、屋根構造体27を昇降するための屋
根昇降装置の詳細を示すもので、図において符号51
は、屋根構造体27を支持するための屋根支持部49が
上下方向に移動自在に収容される屋根支持柱を示してい
る。
ラス41の下部を収容するためのトレンチ45が形成さ
れている。図6は、屋根構造体27を昇降するための屋
根昇降装置の詳細を示すもので、図において符号51
は、屋根構造体27を支持するための屋根支持部49が
上下方向に移動自在に収容される屋根支持柱を示してい
る。
【0028】この屋根支持柱51内には、螺子軸53が
上下方向に挿通され、この螺子軸53には、例えば、ト
ラニオン型ナットからなるナット部材55が螺合されて
いる。
上下方向に挿通され、この螺子軸53には、例えば、ト
ラニオン型ナットからなるナット部材55が螺合されて
いる。
【0029】このナット部材55には、屋根支持部49
が連結されている。屋根支持柱51の上端には、荷重支
持構造体57が横設され、この荷重支持構造体57に、
螺子軸53の上部が回転自在に支持されている。
が連結されている。屋根支持柱51の上端には、荷重支
持構造体57が横設され、この荷重支持構造体57に、
螺子軸53の上部が回転自在に支持されている。
【0030】螺子軸53の上端には、歯車59が固定さ
れ、この歯車59には、モータ61の回転を減速する減
速機63の歯車65が歯合されている。屋根支持部49
には、ブラケット67を介して案内車輪69が配置され
ており、この案内車輪69が、屋根支持柱51の内側に
形成される案内レール71に沿って回転するように構成
されている。
れ、この歯車59には、モータ61の回転を減速する減
速機63の歯車65が歯合されている。屋根支持部49
には、ブラケット67を介して案内車輪69が配置され
ており、この案内車輪69が、屋根支持柱51の内側に
形成される案内レール71に沿って回転するように構成
されている。
【0031】上述したドーム状構造物では、野球用フィ
ールド21を使用しての野球観戦時には、図1に示した
ように、屋根構造体27が、屋根支持柱51の最上部位
置まで上昇され、天井の高さが最も高くされる。
ールド21を使用しての野球観戦時には、図1に示した
ように、屋根構造体27が、屋根支持柱51の最上部位
置まで上昇され、天井の高さが最も高くされる。
【0032】そして、図5に示したように、野球用フィ
ールド21の形状に合わせて、内野席23bから可動席
37が野球用フィールド21側に移動され、さらに、外
野席23c,23dに可動席39が収容され、外野席2
3aに可動床33が収容される。
ールド21の形状に合わせて、内野席23bから可動席
37が野球用フィールド21側に移動され、さらに、外
野席23c,23dに可動席39が収容され、外野席2
3aに可動床33が収容される。
【0033】一方、サッカー用フィールド29を使用し
てのサッカー観戦時には、図3に示したように、屋根構
造体27が、屋根支持柱51の最下部位置まで下降さ
れ、屋根構造体27の大トラス41の下部がトレンチ4
5に収容される。
てのサッカー観戦時には、図3に示したように、屋根構
造体27が、屋根支持柱51の最下部位置まで下降さ
れ、屋根構造体27の大トラス41の下部がトレンチ4
5に収容される。
【0034】そして、図4に示したように、サッカー用
フィールド29の形状に合わせて、可動席37が内野席
23bに収容され、外野席23c,23dから可動席3
9が引き出され、さらに、外野席23aから可動床33
が引き出され、可動床33とサッカー用フィールド29
とが同一の高さとされる。
フィールド29の形状に合わせて、可動席37が内野席
23bに収容され、外野席23c,23dから可動席3
9が引き出され、さらに、外野席23aから可動床33
が引き出され、可動床33とサッカー用フィールド29
とが同一の高さとされる。
【0035】また、通常のイベント時には、図7に示す
ように、屋根構造体27が、可動席用屋根25とほぼ同
一の高さまで降ろされて使用される。なお、イベントの
種類によっては、屋根構造体27が、図7の点線の位置
まで降ろされて使用される。
ように、屋根構造体27が、可動席用屋根25とほぼ同
一の高さまで降ろされて使用される。なお、イベントの
種類によっては、屋根構造体27が、図7の点線の位置
まで降ろされて使用される。
【0036】しかして、以上のように構成されたドーム
状構造物では、上面にサッカー用フィールド29が形成
される屋根構造体27の最下降時に、屋根構造体27が
野球用フィールド21に載置されるため、野球用フィー
ルド21の外周に配置される観客席23の全ての観客
が、サッカー用フィールド29を同時に見ることがで
き、この結果、観客席23の絶対数を削減することな
く、野球用フィールド21あるいはサッカー用フィール
ド29のいずれか一方を、観客席23の全ての観客が一
時に見ることができる。
状構造物では、上面にサッカー用フィールド29が形成
される屋根構造体27の最下降時に、屋根構造体27が
野球用フィールド21に載置されるため、野球用フィー
ルド21の外周に配置される観客席23の全ての観客
が、サッカー用フィールド29を同時に見ることがで
き、この結果、観客席23の絶対数を削減することな
く、野球用フィールド21あるいはサッカー用フィール
ド29のいずれか一方を、観客席23の全ての観客が一
時に見ることができる。
【0037】また、屋根構造体27の上面に天然芝を用
いたサッカー用フィールド29を形成したので、天然芝
に太陽光を充分に照射することができる。さらに、上述
したドーム状構造物では、上面にサッカー用フィールド
29が形成される屋根構造体27の野球用フィールド2
1への載置時に、外野の観客席23と屋根構造体27と
の間の陥没部に可動床33が配置されるため、陥没部に
人間,ボール等が落下する虞れをなくすことができる。
いたサッカー用フィールド29を形成したので、天然芝
に太陽光を充分に照射することができる。さらに、上述
したドーム状構造物では、上面にサッカー用フィールド
29が形成される屋根構造体27の野球用フィールド2
1への載置時に、外野の観客席23と屋根構造体27と
の間の陥没部に可動床33が配置されるため、陥没部に
人間,ボール等が落下する虞れをなくすことができる。
【0038】また、野球用フィールド21の使用時に、
野球用フィールド21の内野席23bの下部から可動席
37が、野球用フィールド21側に引き出されるため、
観客席23の数を充分に確保することができる。
野球用フィールド21の内野席23bの下部から可動席
37が、野球用フィールド21側に引き出されるため、
観客席23の数を充分に確保することができる。
【0039】さらに、イベントの種類によっては、屋根
構造体27を低い位置まで降ろして使用可能であるた
め、景観上、ドーム状構造物の圧迫感を回避することが
でき、また、周辺への日照の点でも有効である。
構造体27を低い位置まで降ろして使用可能であるた
め、景観上、ドーム状構造物の圧迫感を回避することが
でき、また、周辺への日照の点でも有効である。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1のドーム状
構造物では、上面にサッカー用フィールドが形成される
屋根構造体の最下降時に、屋根構造体が野球用フィール
ドに載置されるため、野球用フィールドの外周に配置さ
れる観客席の全ての観客が、サッカー用フィールドを同
時に見ることができ、この結果、観客席の絶対数を削減
することなく、野球用フィールドあるいはサッカー用フ
ィールドのいずれか一方を、観客席の全ての観客が一時
に見ることができる。
構造物では、上面にサッカー用フィールドが形成される
屋根構造体の最下降時に、屋根構造体が野球用フィール
ドに載置されるため、野球用フィールドの外周に配置さ
れる観客席の全ての観客が、サッカー用フィールドを同
時に見ることができ、この結果、観客席の絶対数を削減
することなく、野球用フィールドあるいはサッカー用フ
ィールドのいずれか一方を、観客席の全ての観客が一時
に見ることができる。
【0041】請求項2のドーム状構造物では、上面にサ
ッカー用フィールドが形成される屋根構造体の野球用フ
ィールドへの載置時に、外野の観客席と屋根構造体との
間の陥没部に可動床が配置されるため、陥没部に人間,
ボール等が落下する虞れをなくすことができる。
ッカー用フィールドが形成される屋根構造体の野球用フ
ィールドへの載置時に、外野の観客席と屋根構造体との
間の陥没部に可動床が配置されるため、陥没部に人間,
ボール等が落下する虞れをなくすことができる。
【0042】請求項3のドーム状構造物では、野球用フ
ィールドの使用時に、野球用フィールドの内野席の下部
から可動席が、野球用フィールド側に引き出されるた
め、観客席の数を充分に確保することができるという利
点がある。
ィールドの使用時に、野球用フィールドの内野席の下部
から可動席が、野球用フィールド側に引き出されるた
め、観客席の数を充分に確保することができるという利
点がある。
【図1】本発明のドーム状構造物の一実施例を示す断面
図である。
図である。
【図2】図1の上面図である。
【図3】図1のドーム状構造物において屋根構造体を野
球用フィールドに載置した状態を示す断面図である。
球用フィールドに載置した状態を示す断面図である。
【図4】図3の上面図である。
【図5】図1のドーム状構造物において野球用フィール
ドの使用時の状態を示す上面図である。
ドの使用時の状態を示す上面図である。
【図6】図1のドーム状構造物において屋根構造体を昇
降するための屋根昇降装置を示す斜視図である。
降するための屋根昇降装置を示す斜視図である。
【図7】図1のドーム状構造物においてイベント時の状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図8】従来のドーム状構造物を示す説明図である。
21 野球用フィールド 23 観客席 27 屋根構造体 29 サッカー用フィールド 33 可動床 37 可動席
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 幸雄 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 山本 秀一 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内
Claims (3)
- 【請求項1】 外周に観客席が配置される人工芝を用い
た野球用フィールドの上方に、屋根構造体を昇降自在に
配置するとともに、この屋根構造体の上面に天然芝を用
いたサッカー用フィールドを形成し、さらに前記屋根構
造体を、屋根構造体の最下降時に、前記野球用フィール
ドに載置可能に構成してなることを特徴とするドーム状
構造物。 - 【請求項2】 前記野球用フィールドの外野席の下部に
は、前記屋根構造体の前記野球用フィールドへの載置時
に、前記屋根構造体の側面に向けて移動され、床面を前
記サッカー用フィールドと同一の高さとされる可動床が
収容されていることを特徴とする請求項1記載のドーム
状構造物。 - 【請求項3】 前記野球用フィールドの内野席の下部に
は、前記屋根構造体が天井に位置されている時に、野球
用フィールド側に移動される可動席が収容されているこ
とを特徴とする請求項1または2記載のドーム状構造
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28354093A JPH07139040A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | ドーム状構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28354093A JPH07139040A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | ドーム状構造物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07139040A true JPH07139040A (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=17666860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28354093A Pending JPH07139040A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | ドーム状構造物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07139040A (ja) |
-
1993
- 1993-11-12 JP JP28354093A patent/JPH07139040A/ja active Pending
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