JPH1046850A - 観客席構造およびこれを用いた多目的競技場 - Google Patents

観客席構造およびこれを用いた多目的競技場

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JPH1046850A
JPH1046850A JP8204398A JP20439896A JPH1046850A JP H1046850 A JPH1046850 A JP H1046850A JP 8204398 A JP8204398 A JP 8204398A JP 20439896 A JP20439896 A JP 20439896A JP H1046850 A JPH1046850 A JP H1046850A
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JP
Japan
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ground
spectator seat
baseball
spectator
soccer
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JP8204398A
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Yuu Ichiriki
ゆう 一力
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Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 競技の変更時にグラウンドを変更しても、観
客席を変更しない限り観客の見る角度が変わらないた
め、変更後の競技が見づらく疲労を伴い観戦設備として
好ましいものではない。 【解決手段】 地表面に形成した人工芝を敷設した野球
グラウンド12を取り囲んで観客席14を環状に巡ら
す。野球グラウンド12の上側に設置可能なサッカーグ
ラウンド22を、天然芝を植生した移動可能な架台24
で形成する。観客席14を分割した野球観戦用の固定観
客席14a,14bの上側に昇降観客席26を設ける。
昇降観客席26は外側端部26aを固定観客席14a,
14bの上端部外側に回動可能に枢着する。昇降観客席
26は、野球観戦のときに上昇位置Hに上昇し、サッカ
ー観戦のときに下降位置Lに下降する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定式の競技グラ
ウンドの上側に可動式の競技グラウンドを設置すること
により様々な競技を行うことができる構造となった競技
場で、固定式および可動式それぞれの競技グラウンドに
応じた観客席を提供することができる観客席構造および
これを用いた多目的競技場に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平3−105546号公報
(Int.Cl.E04H 3/12)に開示されるように、競技グラウ
ンドを取り囲むように競技場の外周縁部に設けられた環
状の固定観客席の内周に三日月状の移動観客席を対向配
置し、これら一対の移動観客席を前記固定観客席内周に
沿って移動することにより、野球やサッカー等の異なっ
た複数種類のグラウンド形状に対応できるようになった
ものがある。
【0003】ところが、1つの競技グラウンドでプロ野
球とサッカーとを行おうとする場合、プロ野球は人工芝
を敷設したグラウンドで行うのが一般的であり、一方、
サッカーは天然芝を植生したグラウンドで行うのが一般
的である。このため、1つの競技グラウンドで複数の競
技を行うにはどうしても無理がある。
【0004】そこで、人工芝を敷設した競技グラウンド
と、天然芝を植生した競技グラウンドとを個別に設け、
野球を行うときとサッカーを行うときとで競技グラウン
ドを交換することが考えられる。このように競技グラウ
ンドを2種類用意した場合、一方の競技グラウンドを競
技場内の地面に固定的に設ける一方、他方の競技グラウ
ンドを移動可能にして、この可動式の競技グラウンドを
使用する際には、前記固定式の競技グラウンドの上に重
ねて用いるのが効率的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
多目的競技場で固定式の競技グラウンドと可動式の競技
グラウンドとを設けた場合、可動式の競技グラウンドは
固定式の競技グラウンドの上に重ねられるため、この固
定式の競技グラウンド面より可動式の競技グラウンド面
が高位置となる。従って、下層に配置される固定式の競
技グラウンドに対応して設けた観客席で、上層に配置さ
れる可動式の競技グラウンドで行われる競技を観戦した
場合に、可動式競技グラウンドでの競技位置は固定式競
技グラウンドでの競技位置よりも高い位置となり、下層
の固定式競技グラウンドを基準にして設置した観客席で
は見づらいという課題がある。すなわち、競技の変更時
にグラウンドを変更しても、観客席を変更しない限り観
客の見る角度が変わらないため、変更後の競技が見づら
く疲労を伴い観戦設備として好ましいものではない。
【0006】特に、野球観戦とサッカー観戦とでは観客
にとって見やすい角度というものが異なっていて、どち
らかの競技に適した座席配置にすると、他の競技では見
づらい配置になってしまい、疲労を伴うという課題があ
った。
【0007】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、各種の競技に適した座席の配置を可能にし、具体的
には固定式の競技グラウンドと、この固定式の競技グラ
ウンドの上に設置される可動式の競技グラウンドとを備
えた場合に、可動式の競技グラウンドに対応した観客席
を昇降可能にして、この観客席を固定式の競技グラウン
ドの観客席の直上に配置することにより、可動式の競技
グラウンドに応じた観客席を簡単にセットすることがで
きる観客席構造およびこれを用いた多目的競技場を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1の観客席構造では、グラウンドと観客席と
からなる競技場において、第1の観客席の上に、該第1
の観客席とは異なる視野で設定した第2の観客席を昇降
自在に設けると共に、この第2の観客席を昇降動作させ
る昇降装置を設けた構成とする。
【0009】また、請求項2の観客席構造では、前記第
2の観客席を、その一端部を回動中心とする跳上げ式と
して構成する。
【0010】さらに、請求項3の多目的競技場では、競
技場の中央部に設けられる固定式の第1の競技グラウン
ドと、競技場の内外に水平移動して前記第1の競技グラ
ウンドの上に設置される可動式の第2の競技グラウンド
とを備え、前記第1の競技グラウンドでの競技を観戦す
るための第1の観客席と、前記第2の競技グラウンドで
の競技を観戦するための第2の観客席とをそれぞれ個別
に設けると共に、この第2観客席を第1の観客席直上の
下降位置と、この第1の観客席上方に離隔した上昇位置
との間で昇降する昇降装置を設け、前記第1の競技グラ
ウンドの使用時に第2の観客席を上昇位置に上昇する一
方、前記第2の競技グラウンドの使用時に第2の観客席
を下降位置に下降する構成とする。
【0011】さらにまた、請求項4の多目的競技場で
は、競技場の中央部に設けられる固定式の野球グラウン
ドと、競技場の内外に水平移動して前記野球グラウンド
の上に設置される可動式のサッカーグラウンドとを備
え、前記野球グラウンドでの野球競技を観戦するための
野球用観客席と、前記サッカーグラウンドでのサッカー
競技を観戦するためのサッカー用観客席とをそれぞれ個
別に設けると共に、このサッカー用観客席を野球用観客
席直上の下降位置と、この野球用観客席上方に離隔した
上昇位置との間で昇降する昇降装置を設け、前記野球グ
ラウンドの使用時にサッカー用観客席を上昇位置に上昇
する一方、前記サッカーグラウンドの使用時にサッカー
用観客席を下降位置に下降する構成とする。
【0012】以上の構成により請求項1の観客席構造で
は、第1の観客席と、この第1の観客席とは異なる視野
で設定した第2の観客席とをそれぞれ個別に設け、昇降
装置により第2の観客席を第1の観客席の上で昇降させ
るようにしたので、競技の変更に応じ異なる視野の観客
席を設定して観客の見る角度を変えることができ、様々
な競技が行われる多目的競技場用の観客席として使用し
て好ましい。また、第2の観客席を単に昇降するのみで
上昇位置に格納および下降位置に設置可能としつつ、様
々な競技に対応した視野の観客席の設定を著しく簡単か
つ短時間のうちに行うことができる。
【0013】また、請求項2の観客席構造では、前記第
2の観客席を、その一端部を回動中心とする跳上げ式と
して構成したので、この第2の観客席の昇降は水平状態
を保持しつつ全体を移動することなく、他端部を単に上
下移動させるのみでよく、昇降装置の構造を簡単にする
ことができる。また、前記第2の観客席を下降した状態
では、前記回動中心を設けた一端部から他端部に向かっ
て徐々に下方に傾斜させることができるため、競技を楽
な姿勢で観戦することができる。
【0014】さらに、請求項3の多目的競技場では、固
定式の第1の競技グラウンドでの競技を観戦するための
第1の観客席と、可動式の第2の競技グラウンドでの競
技を観戦するための第2の観客席とをそれぞれ個別に設
け、昇降装置によりこの第2の観客席を第2の競技グラ
ウンドの使用時に下降位置に下降して、第1の観客席直
上に配置するようにしたので、競技の変更に応じ異なる
観客席を設定できて観客の見る角度を変えることがで
き、様々な競技の観戦設備として好ましい。また、第2
の競技グラウンドでの競技を観戦するための前記第2の
観客席は単に昇降するのみで、上昇位置に格納および下
降位置に設置することができるため、第1,第2の競技
グラウンドにそれぞれ対応した観客席の設定を著しく簡
単かつ短時間のうちに行うことができる。
【0015】そして請求項4では、請求項3の多目的競
技場を野球およびサッカー用として構成して、これら競
技に対してグラウンドを変更しても、観客席を適切に変
更することが可能で、各競技に合わせて観客の見る角度
を変えることができ、野球・サッカー用として好ましい
観戦設備を構成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1から図5は本発明に
かかる観客席構造およびこれを用いた多目的競技場の一
実施形態を示し、図1は第1の競技グラウンドに設定し
た多目的競技場の断面図、図2は第1の競技グラウンド
に設定した多目的競技場の平面図、図3は第2の競技グ
ラウンドに設定した多目的競技場の断面図、図4は第2
の競技グラウンドに設定した多目的競技場の平面図、図
5は観客席構造の要部拡大断面図である。
【0017】即ち、本実施形態の観客席構造およびこれ
を用いた多目的競技場10は、図1および図2中実線に
示すように中央部分の地表面に第1の競技グラウンドと
しての野球グラウンド12が固定式として形成され、こ
の野球グラウンド12を取り囲んで観客席14が環状に
巡らされている。そして、前記野球グラウンド12およ
び前記観客席14の上側は膜屋根15によって覆われる
ようになっている。
【0018】前記野球グラウンド12は人工芝を敷設し
て扇状に形成される。また、前記観客席14は前後,左
右に4分割され、左右の固定観客席14a,14bは第
1の観客席として野球観戦専用に用いられ、これら固定
観客席14a,14bは前傾した一階席16と二階席1
8とを備える。また、前方(図2中下方)で分割された
観客席14cは扇形状に形成されると共に、後方(図2
中上方)で分割された観客席14dも同様に扇形状に形
成され、この後方の観客席14dと前記左右の固定観客
席14a,14bとの間に出入口20,20が設けられ
る。また、前記後方の観客席14dは昇降可能となっ
て、地下部分に格納できるようになっている。
【0019】一方、前記野球グラウンド12の上側に
は、図3,図4に示すように可動式となった第2の競技
グラウンドとしてのサッカーグラウンド22が設置可能
となっている。サッカーグラウンド22は同図中実線で
示すように前後方向に移動可能となった架台24の上面
に形成され、この上面には土が均一に盛られて天然芝が
植生されている。架台24は前記後方の観客席14dが
地下部分に格納された状態で、競技場10の内方と外方
との間を移動される。
【0020】そして、競技場10で野球が行われる場合
は、前記サッカーグラウンド22を形成した架台24を
競技場10の外方に配置して、野球グラウンド12を露
出しておく一方、競技場10でサッカーが行われる場合
は、サッカーグラウンド22を形成した架台24を競技
場10の内方に移動して、野球グラウンド12の上に配
置するようになっている。上記サッカーグラウンド22
を競技場10の内方に配置した状態にあるとき、または
競技場10の外方に配置した状態にあるときは、上記後
方の観客席14dは地下部分から上昇しておく。
【0021】ここで、野球用の第1の観客席としての前
記左右の固定観客席14a,14bの上側に、第1の観
客席14a,14bとは異なる視野で設定されたサッカ
ー用の第2の観客席としての昇降観客席26,26を設
ける。この昇降観客席26,26は、外側端部26aが
前記固定観客席14a,14bの上端部外側に設けられ
た棚部28,28に回動可能に枢着されて跳上げ式とし
て構成され、この枢着部30,30を中心として昇降観
客席26,26は昇降される。
【0022】前記昇降観客席26は図5に示すように、
この昇降観客席26と前記左右の観客席14a,14b
のフレーム32との間に配置される昇降装置としての流
体圧シリンダー34により昇降動作される。この流体圧
シリンダー34としては油圧式,水圧式または空気圧式
等が用いられる。
【0023】そして、前記昇降観客席26は前記固定観
客席14a,14bの直上の下降位置Lと、前記膜屋根
15の裏面近傍の上昇位置Hとの間で昇降され、野球観
戦のときに上昇位置Hに上昇する一方、サッカー観戦の
ときに下降位置Lに下降するようになっている。前記昇
降観客席26は下降位置Lにあるとき、その内側端部2
6bがサッカーグラウンド22を形成した架台24の上
面両側部に当接するようになっている。
【0024】以上の構成により本実施形態の観客席構造
およびこれを用いた多目的競技場にあっては、競技場1
0の地表面に人工芝が敷設される野球グラウンド12が
形成されており、図1,図2に示すようにこの野球グラ
ウンド12で野球が行われる一方、水平移動される架台
24の上面に天然芝が植生されたサッカーグラウンド2
2が形成されており、この架台24を図3,図4に示す
ように競技場10の外側から野球グラウンド12の上に
重ねるように移動させて、このサッカーグラウンド22
でサッカーが行われる。このとき、前記野球が行われる
時は昇降観客席26は上昇位置Hに上昇されて、左右の
固定観客席14a,14bと前,後方の観客席14c,
14dとで観戦する。一方、サッカーが行われる時は昇
降観客席26,26は下降位置Lに下降されて、左右の
昇降観客席26,26と前記前,後方の観客席14c,
14dとで観戦する。
【0025】そして、前記昇降観客席26は流体圧シリ
ンダー34を駆動して外側端部に設けた枢着部30を中
心として回動し、上昇位置Hと下降位置Lとの間で昇降
することにより、野球観戦とサッカー観戦との観客席構
造を簡単に変化させることができる。このため、野球と
サッカーの観客席の交換を簡単かつ短時間のうちに行う
ことができ、様々な競技に対する観客席の模様替えを迅
速に行って大幅な省力化を達成することができる。
【0026】また、左右の固定観客席14a,14bと
は異なる視野で設定した昇降観客席26,26を設け、
これを流体圧シリンダー34により固定観客席14a,
14bの上で昇降させるようにしたので、昇降観客席2
6,26を単に昇降するのみで上昇位置に格納および下
降位置に設置可能としつつ、様々な競技に対応した異な
る視野の観客席を容易に構成することができる。
【0027】また、前記昇降観客席26は前記枢着部3
0を中心とする跳上げ式として構成したので、この昇降
観客席26の昇降は水平状態を保持しつつ全体を移動す
ることなく、内側端部26bを単に上下移動させるのみ
でよく、シリンダー34の取付け構造を簡単にすること
ができる。更に、前記昇降観客席26は固定観客席14
a,14bの上端部外側に設けた棚部28に枢着部30
が設けられているので、昇降観客席26が下降位置Lに
下降された場合に適度な傾斜が得られるため、サッカー
を楽な姿勢で観戦することができる。前記昇降観客席2
6の裏面には照明器具を取付けて、上昇位置Hにあると
きに固定観客席14a,14bを照明することが望まし
い。
【0028】ところで、天然芝を植生したサッカーグラ
ウンド22は水平移動される架台24に形成して、競技
場10の内外に移動できるようにしたので、サッカーを
行わないときは前記架台24を競技場10の外方へ移動
しておくことにより、植生した天然芝に十分な太陽光を
注ぐことができるため、この天然芝の養生を効果的に行
うことができる。
【0029】図6は他の実施形態を示し、前記実施形態
と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略
して述べる。尚、図6は図5に対応した要部拡大断面図
である。即ち、この実施形態では前記昇降観客席26の
昇降装置としてウインチ40を用いたもので、このウイ
ンチ40を昇降観客席26を枢着した棚部28に設置
し、このウインチ40から繰り出されるワイヤー42を
膜屋根15に設けたシーブ44に周回した後、その端部
を前記昇降観客席26に取付けてある。
【0030】従って、この実施形態にあっても前記ウイ
ンチ40を駆動してワイヤー42を巻き取ることにより
昇降観客席26を上昇位置Hに上昇する一方、ワイヤー
42を巻き出すことにより昇降観客席26を下降位置L
に下降することができる。
【0031】上記各実施形態にあっては野球グラウンド
12とサッカーグラウンド22との2種類の競技を例に
とって説明したが、競技の種類はこれら2種類に限るこ
となく他の競技用のグラウンド、例えばラグビーとかテ
ニス等の競技用としても使用することができることはい
うまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る観客
席構造にあっては、第1の観客席と、この第1の観客席
とは異なる視野で設定した第2の観客席とをそれぞれ個
別に設け、昇降装置により第2の観客席を第1の観客席
の上で昇降させるようにしたので、競技の変更に応じ異
なる視野の観客席を設定して観客の見る角度を変えるこ
とができ、様々な競技ための観戦設備用に使用して好ま
しいものである。また、第2の観客席を単に昇降するの
みで上昇位置に格納および下降位置に設置可能としつ
つ、様々な競技に対応した視野の観客席の設定を著しく
簡単かつ短時間のうちに行うことができる。
【0033】また、請求項2に係る観客席構造にあって
は、前記第2の観客席を、その一端部を回動中心とする
跳上げ式として構成したので、この第2の観客席の昇降
は水平状態を保持しつつ全体を移動することなく、他端
部を単に上下移動させるのみでよく、昇降装置の構造を
簡単にすることができる。また、前記第2の観客席を下
降した状態では、前記回動中心を設けた一端部から他端
部に向かって徐々に下方に傾斜させることができ、競技
を楽な姿勢で観戦することができる。
【0034】さらに、請求項3の多目的競技場にあって
は、固定式の第1の競技グラウンドでの競技を観戦する
ための第1の観客席と、可動式の第2の競技グラウンド
での競技を観戦するための第2の観客席とをそれぞれ個
別に設け、昇降装置によりこの第2の観客席を第2の競
技グラウンドの使用時に下降位置に下降して、第1の観
客席直上に配置するようにしたので、競技の変更に応じ
異なる観客席を設定できて観客の見る角度を変えること
ができ、様々な競技の観戦設備として好ましい多目的競
技場を提供することができる。また、前記第2の観客席
は単に昇降するのみで上昇位置に格納および下降位置に
設置することができ、第1,第2の競技グラウンドにそ
れぞれ対応した観客席の設定を著しく簡単かつ短時間の
うちに行うことができる。
【0035】さらにまた、請求項4の多目的競技場にあ
っては、野球およびサッカー用として構成して、これら
競技に対してグラウンドを変更しても、観客席を適切に
変更することが可能で、各競技に合わせて観客の見る角
度を変えることができ、これら野球・サッカー用として
好ましい観戦設備を構成することができるという各種優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す第1の競技グラウン
ドに設定した多目的競技場の断面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す第1の競技グラウン
ドに設定した多目的競技場の平面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す第2の競技グラウン
ドに設定した多目的競技場の断面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す第2の競技グラウン
ドに設定した多目的競技場の平面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す観客席構造の要部拡
大断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示す観客席構造の要部
拡大断面図である。
【符号の説明】
10 多目的競技場 12 野球グラウンド(第1の競技グラウンド) 14 観客席 14a,14b 固定観客席(野球用の第1の観客席) 22 サッカーグラウンド(第2の競技グラウンド) 24 架台 26 昇降観客席(サッカー用の第2の観客席) 34 流体圧シリンダー(昇降装置) 40 ウインチ(昇降装置) L 下降位置 H 上昇位置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グラウンドと観客席とからなる競技場に
    おいて、第1の観客席の上に、該第1の観客席とは異な
    る視野で設定した第2の観客席を昇降自在に設けると共
    に、この第2の観客席を昇降動作させる昇降装置を設け
    たことを特徴とする観客席構造。
  2. 【請求項2】 前記第2の観客席は、その一端部を回動
    中心とする跳上げ式として構成したことを特徴とする請
    求項1に記載の観客席構造。
  3. 【請求項3】 競技場の中央部に設けられる固定式の第
    1の競技グラウンドと、競技場の内外に水平移動して前
    記第1の競技グラウンドの上に設置される可動式の第2
    の競技グラウンドとを備え、前記第1の競技グラウンド
    での競技を観戦するための第1の観客席と、前記第2の
    競技グラウンドでの競技を観戦するための第2の観客席
    とをそれぞれ個別に設けると共に、この第2観客席を第
    1の観客席直上の下降位置と、この第1の観客席上方に
    離隔した上昇位置との間で昇降する昇降装置を設け、前
    記第1の競技グラウンドの使用時に第2の観客席を上昇
    位置に上昇する一方、前記第2の競技グラウンドの使用
    時に第2の観客席を下降位置に下降することを特徴とす
    る多目的競技場。
  4. 【請求項4】 競技場の中央部に設けられる固定式の野
    球グラウンドと、競技場の内外に水平移動して前記野球
    グラウンドの上に設置される可動式のサッカーグラウン
    ドとを備え、前記野球グラウンドでの野球競技を観戦す
    るための野球用観客席と、前記サッカーグラウンドでの
    サッカー競技を観戦するためのサッカー用観客席とをそ
    れぞれ個別に設けると共に、このサッカー用観客席を野
    球用観客席直上の下降位置と、この野球用観客席上方に
    離隔した上昇位置との間で昇降する昇降装置を設け、前
    記野球グラウンドの使用時にサッカー用観客席を上昇位
    置に上昇する一方、前記サッカーグラウンドの使用時に
    サッカー用観客席を下降位置に下降することを特徴とす
    る多目的競技場。
JP8204398A 1996-08-02 1996-08-02 観客席構造およびこれを用いた多目的競技場 Pending JPH1046850A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017020238A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 株式会社竹中工務店 観覧席構造
JP2020033721A (ja) * 2018-08-28 2020-03-05 久米彦 河野 多目的競技場

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JP2017020238A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 株式会社竹中工務店 観覧席構造
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