JPH0713902U - バルコニー取付構造 - Google Patents

バルコニー取付構造

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JPH0713902U
JPH0713902U JP4861193U JP4861193U JPH0713902U JP H0713902 U JPH0713902 U JP H0713902U JP 4861193 U JP4861193 U JP 4861193U JP 4861193 U JP4861193 U JP 4861193U JP H0713902 U JPH0713902 U JP H0713902U
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五郎 鴨田
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取り付け作業が簡略化され、床部を取り付け
ただけでこの床部が垂れ下がることがなくて、簡単にバ
ルコニーのユニット化を図ることができるバルコニー取
付構造を提供することにある。 【構成】 建物の壁面に固定されるアングル材20と、
該アングル材20に取り付けられる床部10と、を有
し、アングル材にはボルト22のボルト軸22aが上方
に突出するように設けられ、前記床部10は、取付側か
ら突出する突板13に前記ボルト軸22aと係合可能に
形成された係合穴60を有し、下部に壁面に当接して床
部10の垂下を防止可能な支持部10を有することを特
徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バルコニー取付構造に関し、特に、取り付け作業を簡略化できるバ ルコニー取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、建物の外壁にバルコニーを構築して、居住空間を拡げることが知ら れている。図4は、第一従来例として、パネル工法にて建築された建物のバルコ ニー取付構造を示す縦断面図である。
【0003】 同図において、壁パネル100の上に床パネル110が取り付けられ、この床 パネル110の外端に胴差120が取り付けられている。そして、胴差120か ら外方に張り出すようにして腕金物130が取り付けられ、この腕金物130に バルコニー本体140が取り付けられている。さらに、腕金物130の上に継ぎ 材150を配設して、この継ぎ材150上にデッキ材160が取り付けられてバ ルコニーの床部170が形成されている。そして、バルコニー本体140の周囲 に、縦格子180を有するフロントパネル190およびサイドパネル200が取 り付けられている。
【0004】 こうして構築されるバルコニーにおいては、腕金物130がバルコニーの床部 170の構造体となるとともに、腕金物130によってこの床部170は支持さ れている。また、サイドパネル200の端部202が上階の壁パネル102に固 定されてバルコニーの上部が支持される。なお、このような従来例として、特開 平3−194038号公報記載のものがある。
【0005】 次に、第二従来例として、特公昭63−47852号公報には、建物の外壁に 突設させた一対の腕金物に、バルコニーの床部の両側に設けた一対の腕金物嵌合 部を嵌装固定できるようにしたバルコニー取付構造が開示されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記第一従来例のバルコニー取付構造においては、バルコニーの床部 170が、構造体としての腕金物130や床板としてのデッキ材160等に部品 化されているので、これら各部品を建築現場で組み立てなければならず、パネル 工法における建物の工業的量産化という要請に応えることができなかった。特に 、腕金物130を壁面に取り付けるに際し、その位置決めが難しくて作業者の負 担が大きくなっていた。
【0007】 また、バルコニーの床部170を建物の壁面に固定する腕金物130は、これ だけではバルコニーの床部170を支持することができず、バルコニー本体17 0の重さで垂れ下がってしまうという問題があった。したがって、上述したよう にサイドパネル200の端部202を建物の壁面に固定してバルコニー上部を支 持することが不可欠であった。
【0008】 この点、上記第二従来例のバルコニー取付構造においては、取り付け作業が簡 単で、バルコニーの床部を腕金物に嵌装するだけでこの床部が垂れ下がらないよ うにすることも可能である。しかし、バルコニーの床部を腕金物に嵌装するとき に、この床部を腕金物の先端から横方向に差し込まねばならないので、横方向に 広い作業スペースが必要であり、作業用の足場を広い範囲で構築しなければなら ないという問題があった。しかも、床部を腕金物と平行方向に嵌装する作業は、 難しい場合があった。
【0009】 本考案は、前記従来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、取り付け 作業が簡略化され、床部を取り付けただけでこの床部が垂れ下がることがなくて 、簡単にバルコニーのユニット化を図ることができるバルコニー取付構造を提供 することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するために、請求項1記載の考案は、建物の壁面に固定される ブラケット材と、該ブラケット材に取り付けられる床部と、を有し、 前記ブラケット材は、建物外方への突出部の上面に係合部を有し、 前記床部は、建物との取り付け側において、上部に前記係合部と係合可能に形 成されて前記床部の上部を支持できる被係合部を有し、下部に前記壁面に当接し て床部の垂下を防止可能な当接支持部を有することを特徴とする。
【0011】
【作用】
請求項1記載の考案によれば、ブラケット材の突出部の上面に設けられた係合 部と、床部の上部に設けられた被係合部とを係合させるだけで、バルコニーの床 部の取り付けが完了する。しかも、この床部の下部に設けられた当接支持部が、 建物の壁面に当接することで、床部の垂下を防止できて、片持状態とすることが できる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案に係るバルコニー取付構造の実施例について、図面を参照して説 明する。
【0013】 図1には、本実施例において、建物300の壁面にバルコニーの床部10を取 り付ける状態が示されている。同図において、建物300の壁面には上階の引き 戸302と下階の引き戸304が設けられ、これらの間にアングル材20が取り 付けられている。このアングル材20の取付状態は図2のようになっている。図 2は、本実施例における床部10の取付状態を示す拡大縦断面図である。
【0014】 図2において、この建物300はパネル工法によるもので、壁パネル30の上 に床パネル32が取り付けられ、この床パネル32の外端には胴差34および化 粧幕板36が取り付けられて、床パネル32の芯材32aおよび胴差34の上に 、上階の壁パネル38が取り付けられている。また、壁パネル30,38の外側 面には外装材40が取り付けられている。
【0015】 そして、アングル材20は、その上面を化粧幕板36の上端に合わせて、この 化粧幕板36の外面に取り付けられている。アングル材20の取り付けは、化粧 幕板36、胴差34および床パネル32の芯材32aに、ボルト42を貫通させ てナット止めし、また、複数のコーチボルト44(図1参照)を打ち込むことで 行われる。なお、床パネル32の面材32bに開口部33を設けておくことで、 このナット止め作業を行い易くなる。そして、ナット止めが完了してから、床パ ネル32上に床仕上げ材35を敷設する。
【0016】 アングル材20には、上面から上方に突出するようにボルト22を設けてある 。このボルト22は、アングル材20に形成した穴20aから挿通して溶接固定 され、アングル材20と一体化されるものであって、アングル材20から突出し たボルト軸22aが床部10との係合部となる。
【0017】 次に、床部10は、図1に示すように矩形の床枠体12の内側に補強材14が 設けられてなり、この補強材14が構造体となる。そして、この床部10の内側 には、図2に示すように受樋16が設けられて、この受樋16には図示しないゴ ムパッキン付の排水ドレーン18が取り付けられている。なお、この排水ドレー ン18は、ねじにより取り外し可能に形成されており、止水ドレーンと交換する ことが容易に行える。
【0018】 また、床部10には、前記係合部としてのボルト軸22aと係合可能な係合穴 60が設けられている(図1参照)。この係合穴60は、床部10における取付 側面の上部から突出して設けられた突板13(図2参照)に、前記ボルト軸22 aに対応する穴(図1参照)が設けられてなる。
【0019】 さらに、床部10における取付側面の下部には、断面L字状の支持部70が設 けられて、この支持部70が壁パネル30の外側面に当接し、床部10を支持す るようになっている。
【0020】 こうして、床部10の係合穴60を、アングル材20のボルト軸22aに引っ 掛けて係合させ、床部10の支持部70にて床部10の下部を支持させることで 、床部10を片持の状態で維持することができる。そして、係合部としてのボル ト軸22aをナット止めすることで、床部10は建物壁面に固定される。なお、 床部10と壁面との隙間にウレタンコーキング80を施し、ボルト軸22aと係 合穴60との係合結合部を、図2に示すようにボルトカバー82で覆う。
【0021】 次に、床部10の周囲に、正面パネル90・側面パネル92・手摺94を取り 付けるときの状態を図3に示す。正面パネル90および側面パネル92は、矩形 の枠にパンチングメタル(図示せず)が取り付けられてなり、床部10の床枠体 12の上面12aに立設される。そして、これら正面パネル90および側面パネ ル92の上端面に、手摺94が取り付けられる。
【0022】 次に、前記補強材14の上に、図2に示すようにデッキ材96を配設する。こ のデッキ材96には、凹溝96aが一定間隔で繰り返して設けられ、この凹溝9 6aには溝カバー98が取り付けられている。
【0023】 なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、考案の要旨の範囲内 で種々の変形が可能である。例えば、上記実施例における床部10に、予めデッ キ材を設けて床ユニットとして、本考案に係るバルコニー取付構造を適用しても 良い。さらに、正面パネル・側面パネル・手摺をも、予め取り付けておき、バル コニー全体をユニット化し、現場での作業を簡易化しても良い。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1の考案によれば、係合部と被係合部とによって 、バルコニーの取付作業を簡略できるという効果がある。しかも、この係合部と 被係合部とを係合させるだけで、バルコニーの床部は垂れ下がることなく取り付 けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るバルコニー取付構造の実施例を示
す斜視図である。
【図2】実施例における床部の取付状態の拡大縦断面図
である。
【図3】床部に正面パネル・側面パネル・手摺を取り付
けるときの斜視図である。
【図4】従来例として、パネル工法にて建築された建物
のバルコニー取付構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 床部 12 床枠体 14 補強材 20 アングル材 22a ボルト軸 30、38 壁パネル 60 係合穴 70 支持部 90 正面パネル 92 側面パネル 96 デッキ材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の壁面に固定されるブラケット材
    と、該ブラケット材に取り付けられる床部と、を有し、 前記ブラケット材は、建物外方への突出部の上面に係合
    部を有し、 前記床部は、建物との取り付け側において、上部に前記
    係合部と係合可能に形成されて前記床部の上部を支持で
    きる被係合部を有し、下部に前記壁面に当接して床部の
    垂下を防止可能な当接支持部を有することを特徴とする
    バルコニー取付構造。
JP1993048611U 1993-08-12 1993-08-12 バルコニー取付構造 Expired - Fee Related JP2603413Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160142459A (ko) * 2015-06-02 2016-12-13 주식회사 포스코에이앤씨건축사사무소 조립식 발코니 및 이의 조립 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20160142459A (ko) * 2015-06-02 2016-12-13 주식회사 포스코에이앤씨건축사사무소 조립식 발코니 및 이의 조립 방법

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