JPH07138915A - アルミニウム製点検通路装置 - Google Patents

アルミニウム製点検通路装置

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JPH07138915A
JPH07138915A JP28231993A JP28231993A JPH07138915A JP H07138915 A JPH07138915 A JP H07138915A JP 28231993 A JP28231993 A JP 28231993A JP 28231993 A JP28231993 A JP 28231993A JP H07138915 A JPH07138915 A JP H07138915A
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JP
Japan
Prior art keywords
aluminum
tread
longitudinal direction
shaped cross
box
Prior art date
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Pending
Application number
JP28231993A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Saito
満 斉藤
Takuo Kusano
拓男 草野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topy Industries Ltd
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Topy Industries Ltd
Nippon Light Metal Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立ての作業能率を改善できるアルミニウム
製点検通路装置の提供。 【構成】 踏板11をアルミニウム材の押し出し成形で
形成し、その断面を横断方向に複数に区切られた箱形断
面形状に形成し、長手方向両端でのみ支持部材4で支持
するようにした。中間受梁を設置しないのでその分組立
ての作業能率が向上する。また、横断方向両端の箱形断
面は斜材15を有すので、ねじり剛性が大であり、ポス
ト12を踏板11の側面に、直接取付けできる。このた
め、アタッチメントが不要になり、作業能率の改善、部
品点数の低減がはかれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウム(アルミ
ニウム合金を含む)製点検通路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】橋梁(高架道路、河川に架けられる橋
等)の点検用に、橋梁床版の下方に点検通路が設置され
る。点検通路は、通常、鋼製であるが、現場での組立、
ハンドリングを容易にすると共に橋梁自体にかかる負荷
を軽減するために、点検通路装置の主要部をアルミニウ
ム製とする提案が、特開平1−125404号公報にお
いてなされている。上記提案のアルミニウム製点検通路
装置は、床版を支持する主桁間に、アルミニウム製受梁
を渡し、その上にアルミニウム製踏板を固定し、アルミ
ニウム製踏板の側面にアルミニウム製アタッチメントを
とりつけて、該アタッチメントにアルミニウム製ポスト
をとりつけるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来提案のア
ルミニウム製点検通路装置は、その設置に受梁を桁間に
さし渡さなければならず、それだけ作業能率が低下する
という問題があった。また、ポストへ踏板を連結するた
めにアタッチメントを必要とし、部品点数が多くなり、
作業能率を悪くするという問題があった。本発明の目的
は、作業能率を向上でき、部品点数も低減できるアルミ
ニウム製点検通路装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明に係るアルミニウム製点検通路装置は、次の
(1)、(2)の装置から成る。 (1)アルミニウム材の押し出し成形により形成され、
押し出し方向を長手方向とした場合の横断面形状が、横
断方向に延びる箱形断面を横断方向に複数の小箱形断面
に区切り、少なくとも1つの小箱形断面には斜材を設け
た形状とされ、長手方向に所定寸法で切断されて長手方
向両端で橋梁の対傾構または横桁から下方に延ばした支
持部材で支持される、アルミニウム製踏板を備えたアル
ミニウム製点検通路装置。 (2)アルミニウム材の押し出し成形により形成され、
押し出し方向を長手方向とした場合の横断面形状が、横
断方向に延びる箱形断面を横断方向に複数の小箱形断面
に区切り、両端の小箱形断面には斜材を設けた形状とさ
れ、長手方向に所定寸法で切断されて長手方向両端で橋
梁の対傾構または横桁から下方に延ばした支持部材で支
持される、アルミニウム製踏板と、アルミニウム材の押
し出し成形により形成され、ボルト、ナットによって前
記アルミニウム製踏板の長手方向側面に固定されるアル
ミニウム製ポストと、アルミニウム材の押し出し成形に
より形成され、ボルト、ナットによって前記アルミニウ
ム製ポストに固定されるアルミニウム製レールと、を備
えたアルミニウム製点検通路装置。
【0005】
【作用】
(1)のアルミニウム製点検通路装置では、アルミニウ
ム製踏板の横断面を小箱形断面に区切る鉛直方向に延び
る部分が、小箱形断面間の踏面の曲げ剛性を高め、通行
に支障がないようにすると同時に、踏板の長手方向鉛直
面内の曲げ剛性を高めるので、踏板を長手方向両端のみ
で支持することが可能となり、従来のように踏板を長手
方向に複数箇所で受梁で支持する必要がなくなり、受梁
を不要とする。したがって、点検通路装置組立におい
て、受梁を桁間にさし渡し取り付ける工程が不要にな
り、作業能率を向上できる。また、受梁が無い分、部品
点数の削減がはかれる。 (2)のアルミニウム製点検通路装置では、上記(1)
の装置の作業に加えて、さらに次の作用がある。踏板の
横断方向両端の小箱形断面は斜材を有するので、該小箱
形断面の、箱形形状を保とうとする剛性は、極めて大と
なり、ポストを、アタッチメントを介さずにじかに踏板
の両側面に支持することが可能になる。すなわち、レー
ル(手すり)を人が押すと、その荷重がポストを介して
踏板側面にねじりモーメントとしてかかるが、踏板側面
は斜材により剛性を上げられているので、ポストからの
ねじりモーメントを大きな変形を生じることなく受ける
ことができる。このため、アタッチメントが不要とな
り、部品点数の削減がはかれる。また、アタッチメント
を組み立てる手間もいらなくなり、現場での組立の作業
能率がさらに向上する。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の望ましい実施例を、図面を
参照して説明する。図3は橋梁の概略全体構成を示して
いる。1が床版でその上を車両が通る。床版1は、複数
の、橋梁の長手方向に延びる主桁2によって支えられ
る。主桁2間には、橋梁長手方向と直交方向面内に、横
桁3または対傾構が延びている。横桁3または対傾構
は、橋梁長手方向に所定間隔で設けられる。点検通路装
置10は橋梁の長手方向に延び、平行な主桁2間の、床
版下方のスペースに設置される。
【0007】点検通路装置10は、主要部材がアルミニ
ウム(アルミニウム合金を含む)製とされている。点検
通路装置10は、踏板11と、ポスト12と、レール
(手すり)13とからなる。本発明の点検通路装置10
は、主桁間にさしわたされる受梁を有さず、また踏板の
側面にアタッチメントを有さない。すなわち、踏板11
は長手方向両端で、横桁又は対傾構にとりつけられ下方
に延びる支持部材4により直接支持される。また、ポス
ト12はアタッチメントを介さずに直接、踏板11の側
面の適宜箇所にとりつけられ固定される。
【0008】踏板11は、アルミニウム材の押し出し成
形により形成され、成形時の押し出し方向が橋梁への取
付け時の長手方向とされる。踏板11の横断面形状(押
し出し方向と直交する断面の形状)は、横断方向に長く
延びる矩形箱形断面を、前記横断方向に複数の小箱形断
面14に区切り、横断方向両端の小箱形断面には斜材1
5を設けた形状とされている。斜材15は1本であって
も、たすき掛けの2本であってもよい。小箱形断面に区
切った形状では、鉛直方向に延びる仕切壁16が存在
し、この仕切壁16は押し出し成形のため踏板11の長
手方向に連続して延びる。鉛直方向の仕切壁16は踏板
11の上下方向の剛性を高め、踏板11の長手方向にわ
たって踏板と直交する方向にかかる鉛直方向荷重に対す
る踏板11の曲げ剛性を著しく高める。これによって、
踏板11を長手方向の途中で支えなくても、両端のみで
支えることが可能になる。踏板11は、横断方向に複数
(たとえば、3個)に分割されたものを組立時にボルト
などで連結したものでもよく、あるいは横断方向に一体
ものであってもよい。踏板11は工場で所定長さに切断
され(現場で切断されてもよい)、両端を支持部材4の
上に載せて、押え(鋼製)5等で押えて押え5を支持部
材4にボルト、ナット(鋼製)6で固定することによ
り、支持部材4に固定される。26は、図5に示すよう
に、支持点において、鋼製の支持部材4とアルミ製の点
検通路装置10との電蝕を防止する硬質合成ゴムであ
る。
【0009】踏板11は、横断方向両端の小箱形断面に
斜材15を有するので、両端の箱形断面の箱形形状を保
とうとする剛性は大であり、したがって踏板11の側面
の剛性は大で、そこにポスト12を直接とりつけること
ができる。ポスト12を踏板11の側面の、長手方向の
任意の箇所にとりつけることができるようにするため
に、踏板11の側面の上端部および下端部に、踏板の長
手方向に全長にわたって延びる断面がほぼ四角形箱形の
案内レール17が、押し出し成形時に踏板側面に一体に
成形されている。この案内レール17は外側面に踏板の
長手方向全長にわたって延びるスリット18を有し、そ
れを通してポストとりつけ用ボルト(鋼製)19が挿通
され、案内レール17に係合される。ボルト19、ナッ
ト20と案内レール17との係合部にはワッシャ(鋼
製)21、およびスチールプレート22が当てられ、ス
リット近傍の壁およびポスト12の押し抜きせん断力に
抵抗させる。
【0010】ポスト12は、図4に示すように、断面H
形状の棒材で、アルミニウム材の押し出し成形により形
成される。ポスト12は上記の如く、踏板11の側面
に、案内レール17の部分で、直接とりつけられ、ボル
ト19、ナット20で固定される。アルミ間の溶接は強
度が保証しにくいので、ボルト、ナットによる締結とし
てある。
【0011】レール(手すり)13もアルミニウム材の
押し出し成形で形成される。レール13はほぼ箱形の断
面を有し、その一側にスリット23を有する。レール1
3は工場又は現場で適宜の長さに切断され、点検通路の
長手方向に延ばされ、ポスト12にボルト(鋼製)2
4、ナット(鋼製)25により締結される。
【0012】つぎに、作用を説明する。上記点検通路装
置においては、主要部材である踏板11、ポスト12、
レール13がアルミ材のため、軽量で現場でのハンドリ
ングが容易である。また、アルミ材のため、切断が容易
で、現場合わせによる切断が可能となり、組立てが容易
である。また、踏板11を箱形構成として鉛直方向に延
びる壁を複数設けたので、これらが腹板として働いて曲
げ剛性を高めている。このため、中間受梁を設けること
なく、踏板11を長手方向両端でのみ支えることができ
る。組立において中間受梁の組立が不要になり、その分
作業能率が向上する。さらに、箱形断面の踏板11は斜
材15によって断面剛性を高められ、高剛性アタッチメ
ントを介することなくポスト12を踏板側面にじか付け
することが可能になる。したがって、アタッチメントが
不要になり、その分部品点数低減、組立て作業能率の向
上がはかられる。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、踏板を小箱形
断面を区切った構造とし、曲げ剛性を上げて長手方向両
端のみで支持部材で支持するようにしたので、従来必要
であった中間受梁が不要になり、点検通路組立ての作業
能率を向上できる。請求項2の発明によれば、横断方向
両端の小箱形断面の斜材を設けるとともに、ポストを踏
板側面にとりつけるようにしたので、従来必要であった
アタッチメントが不要となり、部品点数の削減と、さら
なる作業能率の改善をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るアルミニウム点検通路
装置の横断面図である。
【図2】図1の装置の側面図である。
【図3】図1の装置を橋梁に組み付けたときの橋梁の斜
視図である。
【図4】図1のC−C断面図である。
【図5】図1の踏板の両端の押え部分の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
10 点検通路装置 11 踏板 12 ポスト 13 レール 15 斜材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム材の押し出し成形により形
    成され、押し出し方向を長手方向とした場合の横断面形
    状が、横断方向に延びる箱形断面を横断方向に複数の小
    箱形断面に区切り、両端の小箱形断面には斜材を設けた
    形状とされ、長手方向に所定寸法で切断されて長手方向
    両端で橋梁の対傾構または横桁から下方に延ばした支持
    部材で支持される、アルミニウム製踏板を備えたアルミ
    ニウム製点検通路装置。
  2. 【請求項2】 アルミニウム材の押し出し成形により形
    成され、押し出し方向を長手方向とした場合の横断面形
    状が、横断方向に延びる箱形断面を横断方向に複数の小
    箱形断面に区切り、両端の小箱形断面には斜材を設けた
    形状とされ、長手方向に所定寸法で切断されて長手方向
    両端で橋梁の対傾構または横桁から下方に延ばした支持
    部材で支持される、アルミニウム製踏板と、 アルミニウム材の押し出し成形により形成され、ボル
    ト、ナットによって前記アルミニウム製踏板の長手方向
    側面に固定されるアルミニウム製ポストと、 アルミニウム材の押し出し成形により形成され、ボル
    ト、ナットによって前記アルミニウム製ポストに固定さ
    れるアルミニウム製レールと、を備えたアルミニウム製
    点検通路装置。
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