JPH0713878B2 - Cmosトランジスタ回路 - Google Patents

Cmosトランジスタ回路

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JPH0713878B2
JPH0713878B2 JP13533385A JP13533385A JPH0713878B2 JP H0713878 B2 JPH0713878 B2 JP H0713878B2 JP 13533385 A JP13533385 A JP 13533385A JP 13533385 A JP13533385 A JP 13533385A JP H0713878 B2 JPH0713878 B2 JP H0713878B2
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transistor
signal line
signal
channel mos
circuit
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雅俊 相川
博雅 中川
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はCMOSトランジスタ回路に関し、特にOR型ROM
回路の動作特性の改良に関する。
[従来の技術] 第2図はCMOSトランジスタで構成される従来のOR型ROM
回路の構成の一例を示す図である。第2図において、OR
型ROM回路は、アドレスデコーダ回路D1〜Dnからのアド
レス信号をワード線X1〜Xnを介してそれぞれそのゲート
に受けるnチャネルMOSトランジスタT1〜Tnを含む。n
チャネルMOSトランジスタT1〜Tnのドレインは互いに共
通に接続され、かつその各々のソースは接地電位Gに接
続される。
nチャネルMOSトランジスタT1〜Tnのドレインが共通接
続された信号線と電源Vとの間には、そのゲートにクロ
ック信号φを受けてオン・オフし、ノードBをプリチャ
ージするためのpチャネルMOSトランジスタPT1が設けら
れる。またノードBと出力端子との間にはノードBの信
号レベルを入力とする増幅用のインバータIとノードB
の電位を安定させるためのpチャネルMOSトランジスタP
T2が設けられる。pチャネルMOSトランジスタPT2はその
ドレインがノードBに接続され、そのソースが電源Vに
接続され、かつそのゲートにインバータIの出力信号を
受ける。
アドレスデコーダ回路D1〜DnはそれぞれAND型デコーダ
回路により構成される。デコーダ回路D1〜Dnは、それぞ
れアドレス信号AD1をそのゲートに受けるnチャネルMOS
トランジスタDN2〜DNyと、クロック信号φをそのゲート
に受けるnチャネルMOSトランジスタDN1とを含む。nチ
ャネルMOSトランジスタDN1〜DNyのソース端子およびド
レイン端子は互いに交互に接続され、nチャネルMOSト
ランジスタDN1のソース端子は接地電位Gに接続されAND
型ドミノ回路を構成する。nチャネルMOSトランジスタD
N2のドレインと電源Vとの間にはクロック信号φをその
ゲートに受けるpチャネルMOSトランジスタDP1が設けら
れる。nチャネルMOSトランジスタDN2とpチャネルMOS
トランジスタDP1との接続点からの信号はインバータDI
を介して出力されてアドレスデコード信号を信号線(ワ
ード線)X1上に出力する。また、インバータDIの入力部
と電源Vとの間には、デコーダの高速動作を保証するた
めに、インバータDIの出力信号をそのゲートに受けるp
チャネルMOSトランジスタDP2が設けられる。次に動作に
ついて説明する。
この第2図に示される回路構成においては、アドレスデ
コーダ回路D1〜Dnの各nチャネルMOSトランジスタDN2
DNyのゲートにアドレス信号を入力し、このアドレス信
号をデコードしインバータIの出力信号VOUTをROM回路
の出力とする構成となっている。
第3図は第2図に示される回路の動作タイミングを示す
タイミングチャート図である。以下、第2図および第3
図を参照して回路の動作の説明をする。
クロック信号φが“L"の期間T1においては、クロック信
号φをそのゲートに受けるpチャネルMOSトランジスタD
P1およびPT1がオン状態となる。このとき、クロック信
号φはデコーダ回路D1〜Dn内のnチャネルMOSトランジ
スタDN1のゲートへも与えられているので、nチャネルM
OSトランジスタDN1はオフ状態となり、pチャネルトラ
ンジスタDP1とnチャネルMOSトランジスタDN2との接続
点の電位は“H"となる。したがって、この“H"信号を受
けるインバータDIを介して信号線Xi(i=1〜n)上に
は“L"の信号が与えられる。nチャネルMOSトランジス
タT1〜Tnはデコーダ回路D1〜Dnからの信号をそのゲート
に受けているのですべてオフ状態となり、ノードBは、
オン状態のpチャネルMOSトランジスタPT1を介して電源
Vからの電圧により“H"の電位にプリチャージされる。
ノードBの電位はインバータIへ与えられているので、
インバータIからの出力VOUTは“L"となる。
次にクロック信号φが“H"となる期間T2においては、P
−MOSトランジスタDP1,PT1がオフ状態となり、n−MOS
トランジスタDN1がオン状態となる。各デコーダ回路D1
〜DnのnチャネルMOSトランジスタDN2〜DNyのゲートに
はアドレス信号AD1が与えられているので、アドレスデ
コーダ回路D1〜Dnからはアドレス信号に応じた信号が信
号線X1〜Xn上に現われる。ここで各デコーダ回路D1〜Dn
には異なったアドレスの組合わせが入力される。すなわ
ち、たとえば3ビットアドレスの場合、D1には[AD1,AD
2,AD3]、デコーダ回路D2には[AD1,AD2,▲
▼]、…、というように。したがって、アドレス信号AD
iが全て“H"であれば、そのデコーダ回路からは“H"の
信号が出力され、ひとつでも“L"が含まれていれば、
“L"の信号(インバータDIの入力部は“H"にプリチャー
ジされている)が出力される。nチャネルMOSトランジ
スタT1〜Tnの各ゲートにはアドレスデコーダ回路D1〜Dn
からの信号が与えられており、各n−MOSトランジスタT
1〜Tnは与えられたアドレスデコード信号に応じてオン
・オフする。このとき、クロック信号φをゲートに受け
るpチャネルMOSトランジスタPT1はオフ状態となってい
るので、“H"の信号をゲートに受けるnチャネルMOSト
ランジスタTαがオン状態となると、ノードBの電位は
オン状態のnチャネルMOSトランジスタを介して放電さ
れ“L"となる。したがって、インバータIからの出力V
OUTは“H"となる。
次にまたクロック信号φが“L"となると、同様の動作を
繰返し、ノードBを“H"にプリチャージする。このと
き、アドレスデコーダ回路D1〜Dnに含まれるpチャネル
MOSトランジスタDP2はそのゲートにインバータDIからの
出力を受けて高速に動作し、インバータDIの入力部の電
位を高速に変化させてインバータDIにおける貫通電流を
少なくしている。
次にクロック信号が“H"となる期間T3において、アドレ
スが選択されておらず、デコーダ回路D1〜Dnからの出力
がすべて“L"の場合には、ノードBはプリチャージレベ
ルの“H"のレベルに保たれ、出力VOUTは“L"に維持され
る。
以上のような動作を繰返すことによりROMとしての動作
を行なっていた。
[発明が解決しようとする問題点] 従来の回路は第2図のように構成されているので、クロ
ック信号φが“H"→“L"に変化し、ノードBの電位を
“L"→“H"へとプリチャージする場合、1個のpチャネ
ルMOSトランジスタPT1のみを用いて行なっているため、
ノードBの電位を“H"に安定させるのに時間を要し、そ
の結果インバータIにおける貫通電流も多くなり、消費
電力の増大化を招き、さらにインバータIからの出力の
応答動作も遅くなるなどの欠点があった。
nチャネルMOSトランジスタT1〜Tnの数が増大するほど
に信号線における浮遊容量やMOSトランジスタの寄生容
量等も増加し、この上述の欠点が増大する。
それゆえ、この発明の目的は、上述の欠点を除去し、プ
リチャージレベルへの充電の応答動作を速くし、かつイ
ンバータIにおける貫通電流を減少させ、かつ消費電力
も少さくしたCMOSトランジスタ回路を提供することであ
る。
[問題点を解決するための手段] この発明によるCMOSトランジスタ回路は、アドレス信号
をデコードするデコード手段と、信号線と、前記信号線
と第1の電源電圧供給源との間に設けられ、クロック信
号に応答して前記信号線の電位を第1の電源電圧レベル
に設定させる第1導電型の第1のトランジスタと、前記
信号線と第2の電源電位供給源との間に並列に設けら
れ、前記デコード手段の出力に応答して選択的に導通状
態となる複数の第2導電型の第2のトランジスタと、前
記信号線上の信号電位を反転増幅させる反転増幅手段
と、前記クロック信号に応答して、前記第1のトランジ
スタと相補的に導通状態となり、前記信号線を前記デコ
ード手段に接続されている第1信号線と前記反転増幅手
段の入力部に接続されている第2信号線とに分離される
第3のトランジスタと、前記クロック信号に応答して、
前記第3のトランジスタと相補的に導通状態となり、前
記反転増幅手段の前記入力部の電位を前記第1の電源電
圧レベルに設定させる第4のトランジスタとを備え、前
記信号線が第1の電源電圧レベルに設定される時は、前
記第3のトランジスタが非導通状態となり、前記第1信
号線は前記第1のトランジスタにより、第1の電源電圧
レベルに設定され、前記第2信号線は前記第4のトラン
ジスタにより、第1の電源電圧レベルに設定されること
を特徴とする。
[作用] この発明においては、プリチャージ時に信号線を二分割
する分離用のnチャネルMOSトランジスタがオフとな
り、このnチャネルMOSトランジスタによって二分割さ
れている信号線の各々は2つのpチャネルMOSトランジ
スタによりそれぞれプリチャージされ、特に分離用nチ
ャネルMOSトランジスタとインバータとの間の信号線お
よび出力線は従来より高速にプリチャージすることがで
き、貫通電流も少なくなり消費電力が減少し、かつ高速
応答性も改善される。
[発明の実施例] 以下、この発明の実施例を図について説明する。
第1図はこの発明の一実施例であるOR型ROM回路を構成
するCMOSトランジスタ回路の構成を示す図である。第1
図において、第2図に示される従来の回路と異なり、こ
の発明の特徴として、信号線をプリチャージ時に2分割
するためのnチャネルMOSトランジスタNT1と、nチャネ
ルMOSトランジスタNT1により二分割された信号線のうち
出力線側の信号線をプリチャージするためのpチャネル
MOSトランジスタPT3が設けられる。nチャネルMOSトラ
ンジスタNT1は、その一方導通端子がnチャネルMOSトラ
ンジスタT1〜Tnの共通接続されたドレインにノードAを
介して接続され、かつその他方導通端子はインバータI
の入力部にノードA′を介して接続され、かつさらにそ
のゲートにクロック信号φを受ける。
第2のプリチャージ用pチャネルMOSトランジスタPT3
は、その一方導通端子がnチャネルMOSトランジスタNT1
の他方導通端子とインバータIの入力部とに接続され、
その他方導通端子は電源Vに接続され、かつそのゲート
にはクロック信号φが与えられる。次にこの回路の動作
について説明する。
クロック信号φが“H"の期間においては、nチャネルMO
SトランジスタNT1がオン状態、pチャネルMOSトランジ
スタPT3がオフ状態となるので、第3図に示される期間T
2,T3においては、従来と同様にアドレス信号ADiに応じ
た出力信号VOUTが出力される。
次に、クロック信号φが“L"となるプリチャージ期間
(第3図の期間T1)においては、nチャネルMOSトラン
ジスタNT1がオフ状態となるので、ノードAとノード
A′とは完全に電気的に分離され、それぞれの信号線は
pチャネルMOSトランジスタPT1,PT3によってプリチャー
ジされる。このとき、ノードA′においては、nチャネ
ルMOSトランジスタNT1によってノードAと完全に電気的
に分離されているので、nチャネルMOSトランジスタT1
〜Tnによる寄生容量等の影響がなく、高速にその信号線
をプリチャージすることができる。これにより、インバ
ータIの入力も、pチャネルMOSトランジスタPT2の効果
と相俟って高速に“H"となり、その貫通電流も従来より
少なくなり、そこにおける消費電力も低下し、さらに出
力信号VOUTもクロック信号φに高速応答することができ
る。
なお、上記実施例においてはデコーダ回路D1〜Dnの回路
構成としてAND型ドミノ回路としているが、この回路構
成に限定されないことは言うまでもない。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、従来のOR型ROM回路
を構成するCMOSトランジスタ回路において、プリチャー
ジされるべき信号線を電気的に二分割する1個のnチャ
ネルMOSトランジスタと、二分割された信号線の出力側
をプリチャージするための1個のpチャネルMOSトラン
ジスタとを設けたので、簡単な構成で従来の回路と比べ
て低消費電力でかつ高速動作が可能なOR型ROM回路を構
成するCMOSトランジスタ回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例であるOR型ROM回路を構成
するCMOSトランジスタ回路の構成の概略を示す図であ
る。第2図は従来のOR型ROM回路を構成するCMOSトラン
ジスタ回路の構成を示す図である。第3図は第1図およ
び第2図に示される回路の動作を説明するための信号波
形を示す図である。 図において、D1〜Dnはアドレスデコーダ回路、T1〜Tn,D
N1〜DNyはnチャネルMOSトランジスタ、NT1は信号線分
割用のnチャネルMOSトランジスタ、PT1,PT3は信号線プ
リチャージ用のpチャネルMOSトランジスタ、Iは出力
アンプ用インバータ、Vは電源、Gは接地をそれぞれ示
す。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅木 恒憲 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社エル・エス・アイ研究所内 (56)参考文献 特開 昭56−105394(JP,A) 特開 昭59−186196(JP,A)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アドレス信号をデコードするデコード手段
    と、 信号線と、 前記信号線と第1の電源電圧供給源との間に設けられ、
    クロック信号に応答して前記信号線の電位を第1の電源
    電圧レベルに設定させる第1導電型の第1のトランジス
    タと、 前記信号線と第2の電源電位供給源との間に並列に設け
    られ、前記デコード手段の出力に応答して選択的に導通
    状態となる複数の第2導電型の第2のトランジスタと、 前記信号線上の信号電位を反転増幅させる反転増幅手段
    と、 前記クロック信号に応答して、前記第1のトランジスタ
    と相補的に導通状態となり、前記信号線を前記デコード
    手段に接続されている第1信号線と前記反転増幅手段の
    入力部に接続されている第2信号線とに分離させる第3
    のトランジスタと、 前記クロック信号に応答して、前記第3のトランジスタ
    と相補的に導通状態となり、前記反転増幅手段の前記入
    力部の電位を前記第1の電源電圧レベルに設定させる第
    4のトランジスタとを備え、 前記信号線が第1の電源電圧レベルに設定される時は、
    前記第3のトランジスタが非導通状態となり、前記第1
    信号線は前記第1のトランジスタにより、第1の電源電
    圧レベルに設定され、前記第2信号線は前記第4のトラ
    ンジスタにより、第1の電源電圧レベルに設定されるこ
    とを特徴とするCMOSトランジスタ回路。
  2. 【請求項2】前記第1のトランジスタはpチャネルMOS
    トランジスタであり、前記第2のトランジスタはnチャ
    ネルMトランジスタであり、前記第3のトランジスタは
    nチャネルMOSトランジスタであり、かつ前記第4のト
    ランジスタはPチャネルMOSトランジスタである、特許
    請求の範囲第1項記載のCMOSトランジスタ回路。
  3. 【請求項3】前記CMOSトランジスタ回路はOR型ROM回路
    である、特許請求の範囲第1項または第2項に記載のCM
    OSトランジスタ回路。
  4. 【請求項4】前記デコード手段は、前記アドレス信号を
    デコードしてワード線選択信号を発生する、特許請求の
    範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載のCMOSトラン
    ジスタ回路。
  5. 【請求項5】前記CMOSトランジスタ回路は半導体集積回
    路装置上に構成される、特許請求の範囲第1項ないし第
    4項のいずれかに記載のCMOSトランジスタ回路。
JP13533385A 1985-06-20 1985-06-20 Cmosトランジスタ回路 Expired - Lifetime JPH0713878B2 (ja)

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