JPH0713835B2 - 類似データ検出方法および装置 - Google Patents

類似データ検出方法および装置

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JPH0713835B2
JPH0713835B2 JP26992184A JP26992184A JPH0713835B2 JP H0713835 B2 JPH0713835 B2 JP H0713835B2 JP 26992184 A JP26992184 A JP 26992184A JP 26992184 A JP26992184 A JP 26992184A JP H0713835 B2 JPH0713835 B2 JP H0713835B2
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polygonal
line
polygonal line
lines
angle
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扶佐子 平林
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子計算機による図形処理において、曲線又
は直線を折れ線近似したデータから、同一の曲線又は直
線を独立に折れ線近似したものを検出する類似データ検
出方法および装置に関する。
(従来技術とその問題点) 電子計算機による図形処理技術において、地図・図面と
いった既存データをデジタイザ等を用いて、人手で折れ
線近似することが広く行なわれている。
実際の業務においては同じデータを独立に折れ線近似す
る場合がある。例えば地理情報処理において、学区境界
や町丁境界の外枠が市境界と一致しているような場合、
これらのデータは別のものとして独立に折れ線近似され
るのが一般的である。上記の方法では、元のデータが同
一であっても、独立に折れ線近似されたデータは互いに
必ずしも一致せず、計算機内では異なるデータとして扱
われ、このため、このようなデータを処理する際に不都
合を生じる場合がある。一例として、地理情報処理にお
けるオーバレイ処理があげれられる。この処理は、異な
る面の重なりを認識し、それを新しい面データとするも
のである。前述の例で、A町の中でB小学校の学区であ
る地域を一つの面として扱う場合などに用いられる。こ
のとき、本来同一のものである外枠が一致していないた
め、両者の間で面の重なりの認識処理が行なわれてしま
い、実際には存在しない面が生成され処理時間が増大す
るなどの問題点があった。
(発明の目的) 本発明の目的は、上記従来技術の欠点を除去するため、
同一の直線又は曲線を独立に折れ線近似したものを検出
し図形情報処理を効率的に行える類似データ検出方法お
よび装置を提供することにある。
(発明の構成) 第1の発明の類似データ検出方法は、地図、図面等の画
像データから読みとった直線群および曲線群の少なくと
も1つよりなる図形を近似した複数の折れ線から類似の
折れ線を検出する類似データ検出方法において、 各折れ線を構成する点列の位置座標の最大値に予め定め
られた値を加えた値と前記位置座標の最小値から予め定
められた値を減じた値とをそれぞれ位置座標とする点を
通り座標軸に平行な直線で囲まれる前記各折れ線に対応
する外郭領域を求める第1の工程と、 前記外郭領域の少なくとも一部が重なり合う2本の折れ
線の組とその重なり合う重合領域とを検出する第2の工
程と、 前記検出された重合領域から前記重合領域を構成する2
個の外郭領域に対応する2本の折れ線のそれぞれの少な
くとも一部が存在する折れ線の存在重合領域を検出し前
記折れ線存在重合領域に存在する折れ線と該折れ線存在
重合領域の境界との交点を検出し少なくとも一方の折れ
線に前記交点が検出されたときには該交点にて前記折れ
線を分割し新たに生成された折れ線を含めて前記折れ線
存在重合領域にその全部が含まれる折れ線の組を第1の
組として求める交点が検出されないときにはその折れ線
の組を第2の組として求める第3の工程と、 前記折れ線の第1の組について前記第1から第3の工程
を繰返し適用し前記折れ線の第1の組をなくす第4の工
程と、 前記第3および第4の工程で求められた折れ線の第2の
組について各折れ線を構成する線分の中の相隣る2つの
線分のなす角度を順に求めて角度系列を作成する第5の
工程と、 前記角度系列の少なくとも1つの角度が予め定められた
条件を満たす場合には該角度をなす線分間で折れ線を分
解し新たに生成された折れ線を含めた折れ線の組を折れ
線の第3の組として求め該角度が予め定められた条件を
満たさない場合にはその折れ線の組を第4の組として求
める第6の工程と、 前記折れ線の第3の組について前記第1から第6の工程
を繰返し適用し前記折れ線の第3の組をなくす第7の工
程と、 前記第6および第7の工程で求められた折れ線の第4の
組について一方の折れ線の1つの端点と他方の折れ線の
1つの端点とを最も距離の短い端点組とそれ以外の端点
組とに組合わせてそれぞれの端点組の距離を求め前記距
離が予め定められた規準値を越えない折れ線の組を抽出
する第8の工程と、 前記第8の工程で抽出された折れ線の組について前記角
度系列の比較を行ない予め定めた規準をみたす折れ線の
組を抽出する第9の工程とを含み、 前記第9の工程で抽出された折れ線の組は同一の直線、
曲線を近似したものと判断することを特徴とする。
第2の発明の類似データ検出装置は、地図、図面等の画
像データから読みとった直線群および曲線群の少なくと
も1つよりなる図形を近似した複数の折れ線から類似の
折れ線を検出する類似データ検出装置において、 直線群および曲線群の少なくとも1つよりなる図形を近
似した複数の折れ線のそれぞれの折れ線情報を格納する
第1の記憶手段と、 第3の記憶手段から第1の組または第3の組の折れ線情
報の供給または前記第1の記憶手段から各折れ線情報の
供給をうけ各折れ線を構成する点列の位置座標の最大値
に予め定められた値を加えた値と前記位置座標の最小値
から予め定めた値を減じた値とをそれぞれ位置座標とす
る点を通り座標軸に平行な直線で囲まれる前記各折れ線
に対応する外郭領域情報を作成する外郭領域抽出手段
と、 前記外郭領域情報を格納する第2の記憶手段と、 前記第2の記憶手段から前記外郭領域情報を読み出し少
なくとも一部が重なり合う2本の折れ線の組とその重な
り合う重合領域とを検出する重合領域検出手段と、 前記検出された重合領域から前記重合領域を構成する2
個の外郭領域に対応する2本の折れ線のそれぞれの少な
くとも一部が存在する折れ線存在重合領域を抽出し前記
折れ線存在重合領域に存在する折れ線と該折れ線存在重
合領域の境界との交点を検出し少なくとも一方の折れ線
に前記交点が検出されたときには該交点にて前記折れ線
を分割し新たに生成された折れ線を含めて前記折れ線存
在重合領域にその全部が含まれる折れ線の組の折れ線情
報を前記第1の組の折れ線情報として前記第3の記憶手
段に供給し前記交点が検出されないときにはその折れ線
の組の折れ線線情報を第2の組の折れ線情報として前記
第3の記憶手段に供給する第1の折れ線分割手段と、 前記第3の記憶手段より前記第2の組の折れ線情報を読
みだし該折れ線を構成する線分の相隣る2つの線分のな
す角度を順に求めて角度系列情報を作成する角度系列作
成手段と、 前記第2の組の折れ線の角度系列の少なくとも1つの角
度が予め定めた条件を満たすときには該角度をなす線分
間で折れ線を分割し新たに生成された折れ線を含めた折
れ線の組の折れ線情報を前記第3の組の折れ線情報とし
て前記第3の記憶手段に供給し前記角度系列のすべての
角度が予め定められた条件を満たさないときにはその折
れ線の組の折れ線情報を第4の組の折れ線情報として前
記第3の記憶手段に供給する第2の折れ線分割手段と、 前記第1、第2、第3および第4の組の折れ線情報を格
納する第3の記憶手段と、 前記第3の記憶手段から前記第4の組の折れ線情報を読
み出し一方の折れ線の1つの端点と他方の折れ線の1つ
の端点とを最も距離の短い端点組とそれ以外の端点組と
に組み合わせてそれぞれの端点組の距離を求め前記距離
が予め定められた規準値と比較しこれを越えない折れ線
の組を抽出する端点間距離比較手段と、 前記端点間距離比較手段により抽出された折れ線の組の
2本の折れ線の前記角度系列の比較を行い予め定めた規
準をみたす折れ線の組を抽出する角度系列比較手段とを
含み、 前記角度系列比較手段で抽出された折れ線の組は同一の
直線、曲線を近似したものと判断することを特徴とす
る。
(実施例) 以下に、本発明の一実施例を第2の発明の装置を主体と
して図面を用いて詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図である。
第1図の類似データ検出装置は元データ記憶部1と、外
郭領域記憶部2と、中間データ記憶部3と、外郭領域抽
出部4と、重合領域検出部5と、折れ線存在重合領域検
出部6と、中間データ作成部7と、角度系列作成部8
と、角度系列チェック部9と、折れ線分割部10と、端点
間距離比較部11と、角度系列比較部12と、最終データ記
憶部13とから構成される。
例として2次元図形に対し、X・Y直交座標系を用いた
場合の元データ記憶部1の構成例を第2図に示す。第2
図(a)は折れ線データテーブルであり、折れ線の識別
子と、折れ線を構成する点の識別子とを対応づけるもの
である。第2図(b)は点データテーブルであり、各点
の位置座標を保持する。座標xi,yiは点piの座標を示
す。
外郭領域抽出部4は、元データ記憶部1または中間デー
タ記憶部3の内容を読み出し、折れ線を構成する点列の
位置座標の最大・最小値を抽出し、最大値に予め定めら
れた値を加え、最小値から同じ値を減じて、外郭領域記
憶部2に格納する。
重合領域検出部5は、外郭領域記憶部2の内容を読み出
し、外郭領域が重なり合う部分を持つ折れ線の組と、重
なり合う領域すなわち重合領域とを検出する。
折れ線存在重合領域検出部6は、該折れ線の組につい
て、重合領域に両方の折れ線またはその一部が存在する
か否かをチェックし、存在する場合にはこの折れ線存在
重合領域の境界との交点を検出する。
中間データ作成部7は、折れ線存在重合領域検出部6の
出力により、交点がない場合には該折れ線の組のデータ
を、交点がある場合には該交点において折れ線を分割
し、新たに生成された折れ線のうち重合領域内に存在す
るもののデータを中間データ記憶部3に格納する。
中間データ記憶部3の構成例を第3図に示す。第3図
(a)は組み合わせテーブルで、重合領域識別子とその
中に存在する折れ線の識別子とを対応づける。第3図
(c)は折れ線データテーブルであり、元データ記憶部
1の場合と同様に構成されるが、一本の折れ線を分割す
ることにより新たに生成された折れ線を識別するための
フィールドおよび角度系列データを格納するフィールド
が追加される。角度θiは点piを共有する2つの線分の
なす角を示す。第3図(b)は点データテーブルであ
る。
角度系列作成部8は、中間データ記憶部3から、折れ線
データを読み出し、折れ線を構成する線分の隣り合うも
のどうしがなす角度を計算する。
角度系列チェック部9は、角度系列作成部8の出力か
ら、予め定められた条件を満たすものを検出する。条件
を満たすものがなければ、該角度系列データを中間デー
タ記憶部3に格納する。条件を満たすものがある場合に
は、角度系列データを含めた該折れ線の組のデータを折
れ線分割部10に出力する。
折れ線分割部10は、条件を満たす角度をなす線分間で折
れ線を分割し、中間データ記憶部3から元の折れ線のデ
ータを削除し、新たに生成された折れ線データを角度系
列データと共に格納する。本例では、角度系列データと
して、線分同士がなす角度を折れ線の端点から順に並べ
たものを用いている。
端点間距離比較部11は、中間データ記憶部3から折れ線
の組のデータを読み出し、折れ線の両端点について、近
いものどうしを組み合わせ、その間の距離を求める。求
められた距離が予め定められたしきい値より大きい場合
には、該折れ線の組のデータを中間データ記憶部3から
削除する。
角度系列比較部12は、中間データ記憶部3から折れ線デ
ータを読み出し、角度系列の類似度を調べ、予め定めら
れた基準を満たしていれば、同一の直線または曲線を近
似したものとみなし、最終データ格納部13に格納する。
次に、本実施例による処理の流れを、第4図に示す流れ
図に従って説明する。この第4図は第1の発明の一実施
例でもある。第4図(a)は重合領域検出処理の流れ
図、第4図(b)は角度系列計算処理の流れ図および第
4図(c)は端点間距離比較処理および類似度比較処理
の流れ図である。処理の開始が指示されると、まず第4
図(a)に示す重合領域検出処理に入る。
重合領域検出処理では、領域内の全ての折れ線の処理が
終了したかを調べ(STEP102)、終了していなければ、
外郭領域抽出部4は次の折れ線のデータを元データ記憶
部1から読み出し、外郭領域を抽出して(STEP103)、
外郭領域記憶部2に格納する(STEP104)。該領域内の
全ての折れ線の外郭領域が求められると、重合領域検出
部5は外郭領域記憶部2から2本の折れ線のデータを読
み出し、重なり合う領域の有無を調べる(STEP106)。
重なり合う領域がなければ、次の折れ線の組み合わせの
処理に移る。重合領域検出部5で重合領域が検出された
ならば、折れ線存在重合領域検出部6において該領域内
に2本の折れ線が存在するかをチェックする(STEP10
7)。存在する場合には、重合領域の境界と折れ線の交
点の有無を調べ(STEP108)、交点がなければ、重合領
域とそれに含まれる折れ線のデータを中間データ記憶部
3に格納する(STEP110)。交点があれば、中間データ
作成部7において該交点で折れ線を分割し(STEP10
9)、新たに生成されたデータを中間データ記憶部3に
格納する(STEP110)。次に重合領域の境界との交点で
分割されたものの有無を調べ(STEP111)、分割された
ものがあれば、それを含む重合領域について上記の処理
を繰り返すため、4Aへ戻る。分割されたものがなけれ
ば、全ての折れ線の組合せについて処理を終了したか否
かしらべ終了していれば第4図(b)に移り角度系列が
既に求められているかを調べ(STEP112)、求められて
いなければ角度系列計算処理へ、求められていれば第4
図(c)の端点間距離比較処理へ進む。
角度系列計算処理では、角度系列作成部8は中間データ
記憶部3から折れ線データを読み出し、角度系列を計算
する(STEP114)。角度系列チェック部9は求められた
角度系列を調べ予め定めた基準を満足しないものはその
まま中間データ記憶部3にデータを格納し、基準を満足
するものについては折れ線分割部10にデータを供給し、
折れ線分割部10はその折れ線を基準を満足する角をなす
線分間で分割し(STEP116)、新たに生成されたデータ
を中間データ記憶部3に格納する(STEP117)。全ての
折れ線を処理し終えたならば、本処理内で新たに分割さ
れた折れ線の有無を調べ(STEP118)、なければ端点間
距離比較処理へ進み、あれば、新たに生成された折れ線
に対し処理を行なうため、4Aへ戻る。
第4図(c)の端点間距離比較処理では、端点間距離比
較部11は中間データ記憶部3から折れ線の組のデータを
読み出し、両折れ線の端点のうち、近いものどうしの距
離を求める(STEP120)。この距離が予め定められたし
きい値を越えていれば(STEP121)、該折れ線の組のデ
ータを中間データ記憶部3から削除する(STEP122)。
中間データ記憶部3に格納されている全ての折れ線の組
について処理し終えたならば(STEP119)、類似度比較
処理にすすむ。ここでは、角度系列比較部12は中間デー
タ記憶部3に格納された全ての折れ線の組について、角
度系列の類似度を調べ(STEP124)、予め定められた基
準を満たしていれば、最終データ記憶部12に格納する
(STEP125)。全ての折れ線の組を処理したならば、終
了する。
第5図(a)に示す折れ線データが与えられた場合を例
に、具体的な処理の進行を説明する。元データ記憶部1
には、第2図のデータが格納されている。重合領域検出
処理では、始めに折れ線1のデータが読み出され、X・
Y座標の最大・最小値として、各々X11,X16,Y11,Y14が
抽出され、予め定められた値をAとすると、X11+A,X16
−A,Y11+A,Y14−Aが外郭領域記憶部2に格納される。
外郭領域は点および点、鎖線で示されている。折れ線2,
3についても同様に処理される。次に、折れ線1,2の外郭
領域の重なりがチェックされ、重合領域として第5図
(b)の太い線で囲まれた領域が検出される。重合領域
内には折れ線1,2ともに存在し、重合領域の境界との交
点としてP112,P145,P178およびP181が検出される。そこ
で、これらの点で折れ線1が折れ線11,12,13および14の
4本に分割され、重合領域内にある折れ線12,14および
2のデータが、重合領域データと共に中間データ記憶部
3に格納される。折れ線1と3、折れ線2と3とは、外
郭領域が重ならないため、第一回の重合領域検出処理終
了時には、中間データ記憶部3の内容は、第3図に示す
ように設定される。折れ線12と14とには、同一の折れ線
から生成されたものであることを示すマークが付けられ
ている。本例では該マークとして元の折れ線の識別子を
用いている。
重合領域検出処理で新たに分割された折れ線があるため
折れ線12,14および2に対して重合領域検出処理がもう
一度繰り返され、折れ線14と2とについては第6図に示
すように重合領域はあるがその中に一方の折れ線しか存
在しないため除外され、二回目の重合領域検出処理終了
時には、中間データ記憶部の内容は、折れ線12と2とに
ついて第7図のように設定される。今回の処理において
新たに分割された折れ線はないので、角度系列計算処理
に進む。
ここで、本例では、点a,bを端点とする線分Aと、点b,c
を端点とする線分Bとがあたえられたとき、ベクトル▲
▼,▲▼の成す角度のうち小さい方をA,Bの成
す角度とよぶものとし、この角度がπ/3を越えることを
条件として用いる。
角度系列計算処理において、折れ線12については、角度
系列中に条件を満たすものがないので、得られたデータ
がそのまま中間データ記憶部3に格納される。折れ線2
については、点P25を端点とする線分がなす角度が条件
を満たすため、点P25で2本の折れ線に分割され、分割
により生成された折れ線21,22のデータが、第8図に示
すように分割を示すマークを付けて格納される。
角度系列計算処理で新たに分割された折れ線があるた
め、折れ線21,22と12について重合領域検出処理が実行
され、その結果、折れ線12と22とが更に分割され、最終
的には中間データ記憶部3の内容が、第9図に示すよう
に設定される。これは、第10図に示す2組の折れ線を表
わしている。
次に端点間距離比較処理を行なう。端点間距離比較処理
において、重合領域1についてはP112とP21,P1454とP25
が、重合領域2についてはP1455とP25,P256とP145が組
み合わされ、その距離が求められる。第10図に示すlを
しきい値とすれば、P256とP145の距離がしきい値を越え
るため、重合領域2の折れ線の組のデータは中間データ
記憶部から削除される。
従って、重合領域1の折れ線の組、折れ線121と21につ
いて角度系列比較処理が行なわれる。角度系列の類似度
として、角度の総和の差を用い、これがπ/36を越えな
いことを基準とすれば、折れ線121と21は同一の曲線を
近似したものと判断され、そのデータが最終データ記憶
部13に格納される。
(発明の効果) 本発明によれば、同一の直線または曲線を独立に折れ線
近似したデータを検出でき、図形処理の効率化を計るこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
第1図の元データ記憶部の構成例を示す線図、第3図は
中間データ記憶部の構成例を示す線図、第4図は第1図
の実施例による処理の流れを示す流れ図、第5図は本発
明による処理の対象となる図形データの例を示す線図、
第6図および第10図は第5図のデータの処理過程を示す
線図、第7図〜第9図は処理過程における中間データ記
憶部の構成変化を示す線図である。 1……元データ記憶部、2……外郭領域記憶部、3……
中間データ記憶部、4……外郭領域抽出部、5……重合
領域検出部、6……折れ線存在重合領域検出部、7……
中間データ作成部、8……角度系列作成部、9……角度
系列チェック部、10……折れ線分割部、11……端点間距
離比較部、12……角度系列比較部、13……最終データ記
憶部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地図、図面等の画像データから読みとった
    直線群および曲線群の少なくとも1つよりなる図形を近
    似した複数の折れ線から類似の折れ線を検出する類似デ
    ータ検出方法において、 各折れ線を構成する点列の位置座標の最大値に予め定め
    られた値を加えた値と前記位置座標の最小値から予め定
    められた値を減じた値とをそれぞれ位置座標とする点を
    通り座標軸に平行な直線で囲まれる前記各折れ線に対応
    する外郭領域を求める第1の工程と、 前記外郭領域の少なくとも一部が重なり合う2本の折れ
    線の組とその重なり合う重合領域とを検出する第2の工
    程と、 前記検出された重合領域から前記重合領域を構成する2
    個の外郭領域に対応する2本の折れ線のそれぞれの少な
    くとも一部が存在する折れ線の存在重合領域を検出し前
    記折れ線存在重合領域に存在する折れ線と該折れ線存在
    重合領域の境界との交点を検出し少なくとも一方の折れ
    線に前記交点が検出されたときには該交点にて前記折れ
    線を分割し新たに生成された折れ線を含めて前記折れ線
    存在重合領域にその全部が含まれる折れ線の組を第1の
    組として求め交点が検出されないときにはその折れ線の
    組を第2の組として求める第3の工程と、 前記折れ線の第1の組について前記第1から第3の工程
    を繰返し適用し前記折れ線の第1の組をなくす第4の工
    程と、 前記第3および第4の工程で求められた折れ線の第2の
    組について各折れ線を構成する線分の中の相隣る2つの
    線分のなす角度を順に求めて角度系列を作成する第5の
    工程と、 前記角度系列の少なくとも1つの角度が予め定められた
    条件を満たす場合には該角度をなす線分間で折れ線を分
    割し新たに生成された折れ線を含めた折れ線の組を折れ
    線の第3の組として求め該角度が予め定められた条件を
    満たさない場合にはその折れ線の組を第4の組として求
    める第6の工程と、 前記折れ線の第3の組について前記第1から第6の工程
    を繰返し適用し前記折れ線の第3の組をなくす第7の工
    程と、 前記第6および第7の工程で求められた折れ線の4の組
    について一方の折れ線の1つの端点と他方の折れ線の1
    つの端点とを最も距離の短い端点組とそれ以外の端点組
    とに組合わせてそれぞれの端点組の距離を求め前記距離
    が予め定められた規準値を越えない折れ線の組を抽出す
    る第8の工程と、 前記第8の工程で抽出された折れ線の組について前記角
    度系列の比較を行ない予め定めた規準をみたす折れ線の
    組を抽出する第9の工程とを含み、 前記第9の工程で抽出された折れ線の組は同一の直線、
    曲線を近似したものと判断することを特徴とする類似デ
    ータ検出方法。
  2. 【請求項2】地図、図面等の画像データから読みとった
    直線群および曲線群の少なくとも1つよりなる図形を近
    似した複数の折れ線から類似の折れ線を検出する類似デ
    ータ検出装置において、 直線群および曲線群の少なくとも1つよりなる図形を近
    似した複数の折れ線のそれぞれの折れ線情報を格納する
    第1の記憶手段と、 第3の記憶手段から第1の組または第3の組の折れ線情
    報の供給または前記第1の記憶手段から各折れ線情報の
    供給をうけ各折れ線を構成する点列の位置座標の最大値
    に予め定められた値を加えた値と前記位置座標の最小値
    から予め定めた値を減じた値とをそれぞれ位置座標とす
    る点を通り座標軸に平行な直線で囲まれる前記各折れ線
    に対応する外郭領域情報を作成する外郭領域抽出手段
    と、 前記外郭領域情報を格納する第2の記憶手段と、 前記第2の記憶手段から前記外郭領域情報を読み出し少
    なくとも一部が重なり合う2本の折れ線の組とその重な
    り合う重合領域とを検出する重合領域検出手段と、 前記検出された重合領域から前記重合領域を構成する2
    個の外郭領域に対応する2本の折れ線のそれぞれの少な
    くとも一部が存在する折れ線存在重合領域を抽出し前記
    折れ線存在重合領域に存在する折れ線と該折れ線存在重
    合領域の境界との交点を検出し少なくとも一方の折れ線
    に前記交点が検出されたときには該交点にて前記折れ線
    を分割し新たに生成された折れ線を含めて前記折れ線存
    在重合領域にその全部が含まれる折れ線の組の折れ線情
    報を前記第1の組の折れ線情報として前記第3の記憶手
    段に供給し前記交点が検出されないときにはその折れ線
    の組の折れ線情報を第2の組の折れ線情報として前記第
    3の記憶手段に供給する第1の折れ線分割手段と、 前記第3の記憶手段より前記第2の組の折れ線情報を読
    みだし該折れ線を構成する線分の相隣る2つの線分のな
    す角度を順に求めて角度系列情報を作成する角度系列作
    成手段と、 前記第2の組の折れ線の角度系列の少なくとも1つの角
    度が予め定めた条件を満たすときには該角度をなす線分
    間で折れ線を分割し新たに生成された折れ線を含めた折
    れ線の組の折れ線情報を前記第3の組の折れ線情報とし
    て前記第3の記憶手段に供給し前記角度系列のすべての
    角度が予め定められた条件を満たさないときにはその折
    れ線の組の折れ線情報を第4の組の折れ線情報として前
    記第3の記憶手段に供給する第2の折れ線分割手段と、 前記第1、第2、第3および第4の組の折れ線情報を格
    納する第3の記憶手段と、 前記第3の記憶手段から前記第4の組の折れ線情報を読
    み出し一方の折れ線の1つの端点と他方の折れ線の1つ
    の端点とを最も距離の短い端点組とそれ以外の端点組と
    に組み合わせてそれぞれの端点組の距離を求め前記距離
    が予め定められた規準値と比較しこれを越えない折れ線
    の組を抽出する端点間距離比較手段と、 前記端点間距離比較手段により抽出された折れ線の組の
    2本の折れ線の前記角度系列の比較を行い予め定めた規
    準をみたす折れ線の組を抽出する角度系列比較手段とを
    含み、 前記角度系列比較手段で抽出された折れ線の組は同一の
    直線、曲線を近似したものと判断することを特徴とする
    類似データ検出装置。
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