JP2544330B2 - 図面デ−タの管理方法 - Google Patents
図面デ−タの管理方法Info
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- JP2544330B2 JP2544330B2 JP60038725A JP3872585A JP2544330B2 JP 2544330 B2 JP2544330 B2 JP 2544330B2 JP 60038725 A JP60038725 A JP 60038725A JP 3872585 A JP3872585 A JP 3872585A JP 2544330 B2 JP2544330 B2 JP 2544330B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、広範囲の広がりを持つ図面データの管理方
式に伴い、特に地図のような多種類の尺度や、多種類の
図形要素別に多層化した図面データを互いに関係付けて
入出力するのに好適な管理方式に関する。
式に伴い、特に地図のような多種類の尺度や、多種類の
図形要素別に多層化した図面データを互いに関係付けて
入出力するのに好適な管理方式に関する。
従来、地図や施設図などの図形データに人口密度等の
統計データや水道管口径等の属性値を結びつけてデータ
ベース化し、検索に必要な項目をす早くCRT上に表示可
能な各種の地図情報システムが発表されている(ピクセ
ル(PIXEL)′84 3月号 No.18 pp58〜104).しかしこ
れらのシステムでは、同じ尺度であっても地形図.施設
図など異なった図形要素を持った図面の対応や、同じ図
形要素を持った図面であっても尺度の異なる図形間の統
合管理などについては配慮されていなかった。
統計データや水道管口径等の属性値を結びつけてデータ
ベース化し、検索に必要な項目をす早くCRT上に表示可
能な各種の地図情報システムが発表されている(ピクセ
ル(PIXEL)′84 3月号 No.18 pp58〜104).しかしこ
れらのシステムでは、同じ尺度であっても地形図.施設
図など異なった図形要素を持った図面の対応や、同じ図
形要素を持った図面であっても尺度の異なる図形間の統
合管理などについては配慮されていなかった。
任意の図面がページと称する小領域に分割記憶されて
いる場合、ページの大きさや境界線は各図面により異な
ることが一般である。このような図面を同一の尺度にな
るように拡大・縮小しても、ページの境界が一致すると
は限らない。
いる場合、ページの大きさや境界線は各図面により異な
ることが一般である。このような図面を同一の尺度にな
るように拡大・縮小しても、ページの境界が一致すると
は限らない。
本発明の目的は、同じ尺度でも記憶されているページ
境界が異なるような図面間の関係や、同じ尺度でも建
物、道路など図形要素の種類の異なる図面間の関係を関
連づけて管理する方法を提供することにある。
境界が異なるような図面間の関係や、同じ尺度でも建
物、道路など図形要素の種類の異なる図面間の関係を関
連づけて管理する方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の図面データ管
理方法では、図面データを格納する手段と、図面データ
の検索と編集を行う手段と、図面データを出力する手段
を備えて、図面データの管理を行う図面データの管理方
法において、複数の小領域であるページに分割された第
1の図面データと、第1の図面データと同じ尺度で、異
なる図形要素データを含み、異なる小領域に分割され
た、複数の小領域であるページに分割された第2の図面
データと、第1の図面データと第2の図面データとを対
応づける対応表とを格納し、対応表からの各ページの境
界を示す座標値を基に、第1の図面データ中の1つのペ
ーシに対応する少なくとも1以上の第2の図面データ中
のページを検索した後に、第1の図面データ中の前記1
つのページの小領域に対応する第2の図面データ中の前
記1以上のページを含む領域を求め、この領域に含まれ
る図形要素データを抽出することで、第1の図面データ
中の前記1つのページに、第2の図面データ中の図形要
素データを対応づけて編集する点に特徴がある。
理方法では、図面データを格納する手段と、図面データ
の検索と編集を行う手段と、図面データを出力する手段
を備えて、図面データの管理を行う図面データの管理方
法において、複数の小領域であるページに分割された第
1の図面データと、第1の図面データと同じ尺度で、異
なる図形要素データを含み、異なる小領域に分割され
た、複数の小領域であるページに分割された第2の図面
データと、第1の図面データと第2の図面データとを対
応づける対応表とを格納し、対応表からの各ページの境
界を示す座標値を基に、第1の図面データ中の1つのペ
ーシに対応する少なくとも1以上の第2の図面データ中
のページを検索した後に、第1の図面データ中の前記1
つのページの小領域に対応する第2の図面データ中の前
記1以上のページを含む領域を求め、この領域に含まれ
る図形要素データを抽出することで、第1の図面データ
中の前記1つのページに、第2の図面データ中の図形要
素データを対応づけて編集する点に特徴がある。
以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。第1
図は、尺度や図形要素の異なる図面をページと称する小
領域に分割して管理する場合のページ間位置関係の概念
を示した図で、ここに示すx,y,z軸は全体の基準座標系
で示されている。xとy軸は地図の2次元的な広がりを
示すための座標軸とする。又z方向は、地形図、施設図
等といった図形要素を層別に分離した場合の種類を示す
軸とする。この概念図において、例えば同じ地形図であ
っても、尺度の異なる図面間のページ境界は、層によっ
て図面基準位置が異なるため、整数倍の尺度の関係にあ
るA層とB層のページ境界が必ずしも一致するとは限ら
ない。また層が異なる場合には、C層のように施設管理
を行いやすくする座標系を持つため、A、B層の座標系
とは異なり、ページ境界も平行になるとは限らない。つ
まり、各々の層は固有の基準座標系に基づいて示されて
いる。又D層のようにページ境界が必ずしも矩形とはな
らず、多角系になる場合もある。そこでこのような多種
類のページ境界や座標系を統一的に管理するため、第2
図に示すようなページ境界座標系対応表を設定する。こ
の表では、ページ境界多角系をページの基準座標系で記
述した座標列と、各ページ座標系の軸と全体の基準座標
系の軸との相対回転角、及び層の基準座標系における各
ページの座標系の基準位置、全体の基準座標系における
層の基準座標系の原点位置(層の基準位置)とを、ペー
ジラベルと関係付けている。第3図は本発明を実行する
ためのシステム構成を示した図で、200は処理を実行す
るCPU、201は図面データを格納するためのファイル装
置、202は図面データの検索や編集などの処理を実行す
るためのプログラムや処理中のデータを記憶するための
一時メモリ、203は図面データを表示するためのCRT、20
4はコマンドを入力するためのキーボード、205は座標位
置を入力するためのタブレット、206は座標位置を指示
するためのスタイラス、207は図面データをベクトル化
してファイルへ入力するための図面入力装置で、文献
「パターン認識に関する第7図アイトリプルイ−国際会
議論文集」第1296−1305頁(“Antomatic Recaynition
of Design Dramings and Maps"by Ejiri.IEEE7−th Int
rermtional Confesenu on Pattern Recagnition 1984)
に述べられている装置をそれぞれ示す。次にこの表の作
成方法として、まずページ境界多角形の座標列は、同日
の特許出願「図面情報の管理方法」に述べられているよ
うに、第3図に示すシステム構成において、ページ境界
の形状を示す図面を、207の図面入力装置から入力した
り、205のタブレット上に置いたページ境界形状図を206
のスタイラスで順にたどっていくことにより入力したり
して作成する。一方ページ座標系の相対回転角や、各ペ
ージの基準位置のオフセット補正値は、203のCRT上にペ
ージ座標系の軸と、タブレット上のスタイラス位置を表
示し、ページ基準位置にスタイラスを移動させ、かつペ
ージ座標軸上へスタイラスを移動させ、204のキーボー
ドからそのときの座標値の入力要求を200のCPUへ与え、
そのタイミングでスタイラス位置を読み取ることにより
得る。これらの操作を管理を必要とするページ数だけ繰
り返し、ページを示すラベルと関係付け、第2図の型式
で201のファイル装置に記憶する。なお、図面入力装置2
07では図形要素のデータをページ座標系上のデータとし
て入力する。
図は、尺度や図形要素の異なる図面をページと称する小
領域に分割して管理する場合のページ間位置関係の概念
を示した図で、ここに示すx,y,z軸は全体の基準座標系
で示されている。xとy軸は地図の2次元的な広がりを
示すための座標軸とする。又z方向は、地形図、施設図
等といった図形要素を層別に分離した場合の種類を示す
軸とする。この概念図において、例えば同じ地形図であ
っても、尺度の異なる図面間のページ境界は、層によっ
て図面基準位置が異なるため、整数倍の尺度の関係にあ
るA層とB層のページ境界が必ずしも一致するとは限ら
ない。また層が異なる場合には、C層のように施設管理
を行いやすくする座標系を持つため、A、B層の座標系
とは異なり、ページ境界も平行になるとは限らない。つ
まり、各々の層は固有の基準座標系に基づいて示されて
いる。又D層のようにページ境界が必ずしも矩形とはな
らず、多角系になる場合もある。そこでこのような多種
類のページ境界や座標系を統一的に管理するため、第2
図に示すようなページ境界座標系対応表を設定する。こ
の表では、ページ境界多角系をページの基準座標系で記
述した座標列と、各ページ座標系の軸と全体の基準座標
系の軸との相対回転角、及び層の基準座標系における各
ページの座標系の基準位置、全体の基準座標系における
層の基準座標系の原点位置(層の基準位置)とを、ペー
ジラベルと関係付けている。第3図は本発明を実行する
ためのシステム構成を示した図で、200は処理を実行す
るCPU、201は図面データを格納するためのファイル装
置、202は図面データの検索や編集などの処理を実行す
るためのプログラムや処理中のデータを記憶するための
一時メモリ、203は図面データを表示するためのCRT、20
4はコマンドを入力するためのキーボード、205は座標位
置を入力するためのタブレット、206は座標位置を指示
するためのスタイラス、207は図面データをベクトル化
してファイルへ入力するための図面入力装置で、文献
「パターン認識に関する第7図アイトリプルイ−国際会
議論文集」第1296−1305頁(“Antomatic Recaynition
of Design Dramings and Maps"by Ejiri.IEEE7−th Int
rermtional Confesenu on Pattern Recagnition 1984)
に述べられている装置をそれぞれ示す。次にこの表の作
成方法として、まずページ境界多角形の座標列は、同日
の特許出願「図面情報の管理方法」に述べられているよ
うに、第3図に示すシステム構成において、ページ境界
の形状を示す図面を、207の図面入力装置から入力した
り、205のタブレット上に置いたページ境界形状図を206
のスタイラスで順にたどっていくことにより入力したり
して作成する。一方ページ座標系の相対回転角や、各ペ
ージの基準位置のオフセット補正値は、203のCRT上にペ
ージ座標系の軸と、タブレット上のスタイラス位置を表
示し、ページ基準位置にスタイラスを移動させ、かつペ
ージ座標軸上へスタイラスを移動させ、204のキーボー
ドからそのときの座標値の入力要求を200のCPUへ与え、
そのタイミングでスタイラス位置を読み取ることにより
得る。これらの操作を管理を必要とするページ数だけ繰
り返し、ページを示すラベルと関係付け、第2図の型式
で201のファイル装置に記憶する。なお、図面入力装置2
07では図形要素のデータをページ座標系上のデータとし
て入力する。
次にこの第2図のページ境界座標系対対応表を用い
て、異なったページ境界と座標系を持つページ間の対応
方法について説明する。その一例として、第4図のよう
に、実線で示したページ境界(P01,P02,…,P12)を持つ
図面を、鎖線で示したページ境界(VP01,VP02,…VP12)
に対応させる手法について考える。まず、ページ境界を
なす多角形が第2図のa群とb群で示すように、図面の
種類別にページ境界座標系対応表へ記憶されているもの
とする。そこで例えば、第4図斜線で示したページVP06
に対応させる場合について考える。このVP06と重畳関係
にあるページを求めると、 (P02,P04,P05,P07) となる。次にこのページ間の重畳関係を調べるための一
手法について述べる。その手法の基本は、ページ境界を
なす多角形の隣接する2座標で定義される辺に着目し、
重畳関係を調べる多角形の辺同士が交差するかどうかを
チェックすることにある。例えば、VP06とP05との重畳
関係は、VP06の多角形(R1R2R3R4)とP05の多角形(V1V
2…V10)との重畳関係を調べればよく、この両者の多角
形のそれぞれの辺 (▲▼,▲▼,…,▲▼) (▲▼,▲▼,…,▲▼) における各単一の辺 ▲▼(i,j=1〜4), ▲▼(m,n=1〜10) 同士の全ての組み合せにおいて、 2つの辺▲▼と▲▼の交差関係は第5
図に示す流れに従って求める。即ち、交差の可能性を示
すためのフラグCFを0に初期化し(STEP100)、辺を構
成する各座標値の範囲、 〔XRmin,XRmax〕,〔YRmin,YRmax〕 〔XVmin,XVmax〕,〔YVmin,YVmax〕 を求める(STEP101)。
て、異なったページ境界と座標系を持つページ間の対応
方法について説明する。その一例として、第4図のよう
に、実線で示したページ境界(P01,P02,…,P12)を持つ
図面を、鎖線で示したページ境界(VP01,VP02,…VP12)
に対応させる手法について考える。まず、ページ境界を
なす多角形が第2図のa群とb群で示すように、図面の
種類別にページ境界座標系対応表へ記憶されているもの
とする。そこで例えば、第4図斜線で示したページVP06
に対応させる場合について考える。このVP06と重畳関係
にあるページを求めると、 (P02,P04,P05,P07) となる。次にこのページ間の重畳関係を調べるための一
手法について述べる。その手法の基本は、ページ境界を
なす多角形の隣接する2座標で定義される辺に着目し、
重畳関係を調べる多角形の辺同士が交差するかどうかを
チェックすることにある。例えば、VP06とP05との重畳
関係は、VP06の多角形(R1R2R3R4)とP05の多角形(V1V
2…V10)との重畳関係を調べればよく、この両者の多角
形のそれぞれの辺 (▲▼,▲▼,…,▲▼) (▲▼,▲▼,…,▲▼) における各単一の辺 ▲▼(i,j=1〜4), ▲▼(m,n=1〜10) 同士の全ての組み合せにおいて、 2つの辺▲▼と▲▼の交差関係は第5
図に示す流れに従って求める。即ち、交差の可能性を示
すためのフラグCFを0に初期化し(STEP100)、辺を構
成する各座標値の範囲、 〔XRmin,XRmax〕,〔YRmin,YRmax〕 〔XVmin,XVmax〕,〔YVmin,YVmax〕 を求める(STEP101)。
そして、XRmin又はXRmaxが〔XVmin,XVmax〕の範囲内
にあるか、YRmin又はYRmaxが〔YVmin,YVmax〕の範囲内
にあるかを調べ、条件を満足する場合には可能性フラグ
CFを1にセットする(STEP102)。そして可能性がある
場合には、直接RiRjとVmVnとの交点の座標を求めその値
を(Xc,Yc)とする(STEP103〜105)。そしてさらにこ
の座標値が、〔XVmin,XVmax〕と〔XRmin,XRmax〕内にあ
り、かつ〔YVmin,YVmax〕と〔YRmin,YRmax〕内にある場
合にだけ交差するフラグを立てる(STEP105〜107)。
にあるか、YRmin又はYRmaxが〔YVmin,YVmax〕の範囲内
にあるかを調べ、条件を満足する場合には可能性フラグ
CFを1にセットする(STEP102)。そして可能性がある
場合には、直接RiRjとVmVnとの交点の座標を求めその値
を(Xc,Yc)とする(STEP103〜105)。そしてさらにこ
の座標値が、〔XVmin,XVmax〕と〔XRmin,XRmax〕内にあ
り、かつ〔YVmin,YVmax〕と〔YRmin,YRmax〕内にある場
合にだけ交差するフラグを立てる(STEP105〜107)。
ここまでの段階では、VP06と関係のあるページがわか
っただけである。そこで次の段階では、これらの関係す
るページ内の内容から、VP06に含まれる要素だけを抽出
する方法について第6図を参照しながら説明する。その
ために、まず、関係のあるページ全てをページ境界のな
い連続した座標となるようにページ内の内容に第2図の
座標系オフセット値を加算し、そのデータを第3図202
の一時メモリへ転送する。例えば、ページP02に着目す
ると、P層を構成するページは、それぞれ独自の座標系
を持っているため、P02の内容に第2図のオフセット補
正値(XF02YF02)を加算し、この層の基準座標(XPO
PYP)からみた座標値に変換する。こうして、P02をP層
共通の基準座標系に変換し、その値を一時メモリ202へ
転送する。
っただけである。そこで次の段階では、これらの関係す
るページ内の内容から、VP06に含まれる要素だけを抽出
する方法について第6図を参照しながら説明する。その
ために、まず、関係のあるページ全てをページ境界のな
い連続した座標となるようにページ内の内容に第2図の
座標系オフセット値を加算し、そのデータを第3図202
の一時メモリへ転送する。例えば、ページP02に着目す
ると、P層を構成するページは、それぞれ独自の座標系
を持っているため、P02の内容に第2図のオフセット補
正値(XF02YF02)を加算し、この層の基準座標(XPO
PYP)からみた座標値に変換する。こうして、P02をP層
共通の基準座標系に変換し、その値を一時メモリ202へ
転送する。
なお、オフセット補正値(XF02YF02)は、P層の基準
座標系に対してP層を構成する各ページの座標系が有す
るオフセット層である。この時点で、(x2,o2,y2)の座
標系は、P層の基準座標系(XP,OP,YP)に変換される。
同様の操作により、VP06を(x,o,y)の座標系からVP層
の基準座標系(XV,OV,YV)に変換する。
座標系に対してP層を構成する各ページの座標系が有す
るオフセット層である。この時点で、(x2,o2,y2)の座
標系は、P層の基準座標系(XP,OP,YP)に変換される。
同様の操作により、VP06を(x,o,y)の座標系からVP層
の基準座標系(XV,OV,YV)に変換する。
VP層の基準座標系(XV,OV,YV)とP層の基準座標系
(XP,OP,YP)との間には、回転と座標系原点の位置ずれ
が存在するので、これを補正する。P層の基準座標系
(XP,OP,YP)をVP層の基準座標系(XV,OV,YV)に変換す
るため、まず、平行移動による補正を行う。基準座表系
(X,O,Y)において、P層とVP層とではΔX、ΔY、の
オフセット値がある。P層の基準座標系原点OPがVP層の
基準座標系原点OVと重なるように(XP,OP,YP)座標系の
内容から、XP方向のオフセット値ΔXとYP方向のオフセ
ット値ΔYとを差し引き、(XP,OP,YP)座標系を(X′
P,O′P,Y′P)座標系に変換する。こうして、座標原点
OVとO′Pとは一致する。
(XP,OP,YP)との間には、回転と座標系原点の位置ずれ
が存在するので、これを補正する。P層の基準座標系
(XP,OP,YP)をVP層の基準座標系(XV,OV,YV)に変換す
るため、まず、平行移動による補正を行う。基準座表系
(X,O,Y)において、P層とVP層とではΔX、ΔY、の
オフセット値がある。P層の基準座標系原点OPがVP層の
基準座標系原点OVと重なるように(XP,OP,YP)座標系の
内容から、XP方向のオフセット値ΔXとYP方向のオフセ
ット値ΔYとを差し引き、(XP,OP,YP)座標系を(X′
P,O′P,Y′P)座標系に変換する。こうして、座標原点
OVとO′Pとは一致する。
なお、これらのオフセット値ΔX、ΔYは、第2図に
おけるP層の基準座標系(XP,OP,YP)の原点位置を(O
pxOpy)、VP層の基準座標系(XVOVYV)の原点位置(Ovx
Ovy)とを参照し、ΔX=|Opx−Ovx|、ΔY=|Opy−Ovy
|により求めることができる。
おけるP層の基準座標系(XP,OP,YP)の原点位置を(O
pxOpy)、VP層の基準座標系(XVOVYV)の原点位置(Ovx
Ovy)とを参照し、ΔX=|Opx−Ovx|、ΔY=|Opy−Ovy
|により求めることができる。
さらにこの(X′P,O′P,Y′P)座標系と(XV,OV,
YV)座標系との間の座標軸の回転角は、TH02−TH01だけ
存在するので、次式によって(X′P,O′P,Y′P)座標
系から(XVOVYV)座標系への変換を行う。
YV)座標系との間の座標軸の回転角は、TH02−TH01だけ
存在するので、次式によって(X′P,O′P,Y′P)座標
系から(XVOVYV)座標系への変換を行う。
但し、θ=TH02−TH01と定義する。そして、ページVP
06の座標系(xoy)の値となるように、第2図の座標系
オフセット補正値(XVF01,YVF06)を差し引く。これに
よって、ページVP06と関係のある全てのページ(P02,P0
4,P05,P07)の内容はVP06の座標系(xoy)へ完全に変換
されたことになる。
06の座標系(xoy)の値となるように、第2図の座標系
オフセット補正値(XVF01,YVF06)を差し引く。これに
よって、ページVP06と関係のある全てのページ(P02,P0
4,P05,P07)の内容はVP06の座標系(xoy)へ完全に変換
されたことになる。
この段階でもページ間の対応は可能となっているが、
ページVP06に対応するページは、(P02,P04,P05,P07)
の4ページに及び、一時メモリ202に占める割合が非常
に大きくなる。そこでこれらのページからVP06に含まれ
る要素だけを抽出する処理を行う。この処理の基本は、
既に説明したページ間の重畳関係を調べる方法と同一
で、第5図で示した処理の流れとなる。従って詳細な説
明は省略しその概略を述べる。第7図はページVP06に対
応をづけられたページ(P02〜P07)に、3つの図形要素 A(A1A2A3A1),B(B1B2B3B4B5B6B1),C(C1C2C3) が含まれていると仮定する。この状態では、図形要素A,
B,CのデータはVP06の座標系のデータに変換されてお
り、ページVP06のページ境界多角形(R1R2R3R4R1)との
重畳関係を調べることができる。図形Cは重畳関係が全
くないので、消去する。一方、図形のAとBは、一部が
(R1R2R3R4R1)と重畳関係を持つので、図形とページ境
界多角形との交差位置座標を求める。この場合、図形A
のように辺▲▼と偶数個の交点A11,A12が存在
する場合と、図形Bのように、辺 で交点B10と辺▲▼で交点B11といった奇数個存
在する場合がある。前者の場合には、図形の辺の方向関
係から図形内部を構成するように隣接する交点間を新た
な辺として定義しVP06に含まれる成分(A11A2A3A
12A11)を求める。一方後者の場合には、図形内部に含
まれるページ境界多角形の頂点R2と、辺の交点B10,B11
間を張る辺を定義し、VP06に含まれる成分(B1B2B10B2B
11B5B6B1)を求める。
ページVP06に対応するページは、(P02,P04,P05,P07)
の4ページに及び、一時メモリ202に占める割合が非常
に大きくなる。そこでこれらのページからVP06に含まれ
る要素だけを抽出する処理を行う。この処理の基本は、
既に説明したページ間の重畳関係を調べる方法と同一
で、第5図で示した処理の流れとなる。従って詳細な説
明は省略しその概略を述べる。第7図はページVP06に対
応をづけられたページ(P02〜P07)に、3つの図形要素 A(A1A2A3A1),B(B1B2B3B4B5B6B1),C(C1C2C3) が含まれていると仮定する。この状態では、図形要素A,
B,CのデータはVP06の座標系のデータに変換されてお
り、ページVP06のページ境界多角形(R1R2R3R4R1)との
重畳関係を調べることができる。図形Cは重畳関係が全
くないので、消去する。一方、図形のAとBは、一部が
(R1R2R3R4R1)と重畳関係を持つので、図形とページ境
界多角形との交差位置座標を求める。この場合、図形A
のように辺▲▼と偶数個の交点A11,A12が存在
する場合と、図形Bのように、辺 で交点B10と辺▲▼で交点B11といった奇数個存
在する場合がある。前者の場合には、図形の辺の方向関
係から図形内部を構成するように隣接する交点間を新た
な辺として定義しVP06に含まれる成分(A11A2A3A
12A11)を求める。一方後者の場合には、図形内部に含
まれるページ境界多角形の頂点R2と、辺の交点B10,B11
間を張る辺を定義し、VP06に含まれる成分(B1B2B10B2B
11B5B6B1)を求める。
以上の処理により、第4図実線で示したページ境界を
持つ図面は、鎖線で示したページ境界を持つ図面、特に
ページVP06と完全に過不足なく対応をつけることが可能
となる。
持つ図面は、鎖線で示したページ境界を持つ図面、特に
ページVP06と完全に過不足なく対応をつけることが可能
となる。
本発明によれば、図面の種類・尺度・座標系・基準位
置座標などページ別に特性の異なる図面データを統合管
理する場合に、任意のページ間対応が可能となるので、
複数のページにまたがる図面情報から必要最小限の図面
データを検索するのに効果がある。
置座標などページ別に特性の異なる図面データを統合管
理する場合に、任意のページ間対応が可能となるので、
複数のページにまたがる図面情報から必要最小限の図面
データを検索するのに効果がある。
第1図は、図面のページ間の対応関係を示す概念図、第
2図は図面を連続的にマッピングするための情報を格納
したページ境界座標系対応表、第3図は、システム構成
図、第4図は、2種類のページ間の対応をつける場合の
概念図、第5図は、図面境界多角形の重畳を調べる処理
の流れ図、第6図は2種類のページ間座標変換を行うた
めの概念図、第7図は、ページ内図形要素抽出のための
概念図。 符号の説明 第3図において、200はCPU、201は図面データを記憶す
るファイル装置、202は処理を行うための一時メモリ、2
03は処理結果を表示するためのCRT、204はキーボード、
205は座標位置を求めるためのタブレット206はスタイラ
ス、207は図面入力装置。
2図は図面を連続的にマッピングするための情報を格納
したページ境界座標系対応表、第3図は、システム構成
図、第4図は、2種類のページ間の対応をつける場合の
概念図、第5図は、図面境界多角形の重畳を調べる処理
の流れ図、第6図は2種類のページ間座標変換を行うた
めの概念図、第7図は、ページ内図形要素抽出のための
概念図。 符号の説明 第3図において、200はCPU、201は図面データを記憶す
るファイル装置、202は処理を行うための一時メモリ、2
03は処理結果を表示するためのCRT、204はキーボード、
205は座標位置を求めるためのタブレット206はスタイラ
ス、207は図面入力装置。
Claims (4)
- 【請求項1】図面データを格納する手段と、図面データ
の検索と編集を行う手段と、図面データを出力する手段
を備えて、図面データの管理を行う図面データの管理方
法において、 複数の小領域であるページに分割された第1の図面デー
タと、 第1の図面データと同じ尺度で、異なる図形要素データ
を含み、異なる小領域に分割された、複数の小領域であ
るページに分割された第2の図面データと、 第1の図面データと第2の図面データとを対応づける対
応表とを格納し、 対応表からの各ページの境界を示す座標値を基に、第1
の図面データ中の1つのページに対応する少なくとも1
以上の第2の図面データ中のページを検索した後に、 第1の図面データ中の前記1つのページの小領域に対応
する第2の図面データ中の前記1以上のページに含まれ
る領域を求め、 この領域に含まれる図形要素データを抽出することで、
第1の図面データ中の前記1つのページに、第2の図面
データ中の図形要素データを対応づけて編集することを
特徴とする図面データ管理方法。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の対応表は、 各々のページ座標系に対応したページの境界を示す座標
値と、各ページの層を示す層番号と、層基準座標系の原
点座標値と、全体基準座標系からの層基準座標系の相対
回転角と、層基準座標系からのページ座標系の原点のオ
フセット値とからなることを特徴とする図面データ管理
方法。 - 【請求項3】特許請求の範囲第1項に記載のページは、 多角形であることを特徴とする図面データ管理方法。
- 【請求項4】特許請求の範囲第1項に記載の第1の図面
データと第2の図面データは、 一方が地形図で、他方が施設図であることを特徴とする
図面データ管理方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60038725A JP2544330B2 (ja) | 1985-03-01 | 1985-03-01 | 図面デ−タの管理方法 |
US06/828,711 US4847788A (en) | 1985-03-01 | 1986-02-12 | Graphic data processing method and system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60038725A JP2544330B2 (ja) | 1985-03-01 | 1985-03-01 | 図面デ−タの管理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61199172A JPS61199172A (ja) | 1986-09-03 |
JP2544330B2 true JP2544330B2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=12533300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60038725A Expired - Lifetime JP2544330B2 (ja) | 1985-03-01 | 1985-03-01 | 図面デ−タの管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2544330B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6365476A (ja) * | 1986-09-08 | 1988-03-24 | 株式会社日立製作所 | 図面デ−タの検索表示方法 |
JPS63239561A (ja) * | 1987-03-27 | 1988-10-05 | Toshiba Corp | 図形デ−タベ−ス作成装置 |
-
1985
- 1985-03-01 JP JP60038725A patent/JP2544330B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61199172A (ja) | 1986-09-03 |
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