JPH07137892A - フイルム巻取装置 - Google Patents

フイルム巻取装置

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JPH07137892A
JPH07137892A JP28308493A JP28308493A JPH07137892A JP H07137892 A JPH07137892 A JP H07137892A JP 28308493 A JP28308493 A JP 28308493A JP 28308493 A JP28308493 A JP 28308493A JP H07137892 A JPH07137892 A JP H07137892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
touch roll
roll
air cylinder
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP28308493A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Sugama
俊男 須釜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP28308493A priority Critical patent/JPH07137892A/ja
Publication of JPH07137892A publication Critical patent/JPH07137892A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】エアー溜まりや耳立ち等の不良の発生を防止
し、品質の優れたロールフイルムの得られるフイルム巻
取装置を提供する。 【構成】タッチロールの両軸端部にエアーシリンダー装
置の組み込まれたスライド装置が軸着され、このスライ
ド装置によりタッチロールの両軸端部がそれぞれ自在に
上下動されて巻取軸に対する押圧が自在に調整されるよ
うになされているフイルム巻取装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールフイルム製造用
のフイルム巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、広幅長尺のフイルムを巻き取
り、ロールフイルムを製造するために、一般に2軸ター
レットフイルム巻取装置が使用されているが、この2軸
ターレットフイルム巻取装置は巻取軸と、この巻取軸を
エアーシリンダーの作動により押圧するタッチロールに
より構成されている。
【0003】上記2軸ターレットフイルム巻取装置に関
し図面を参照して以下に説明する。図3は、従来の2軸
ターレットフイルム巻取装置の要部の斜視図である。図
3において、10は巻取軸であり、20は巻取軸10の
上方に設置されたタッチロールである。このタッチロー
ル20の軸端はアーム40の一方端で回転自在に軸着さ
れ、アーム40の他方端にはエアーシリンダー50の作
動軸50aの先端に回動自在に軸着されている。アーム
40のほぼ中間にはターンロール60が設置され、この
ターンロール60の軸端がアーム40に挿入され、エア
ーシリンダー50の作動によりタッチロール20を上下
動させて、巻取軸10を押圧するための支点となってい
る。ターンロール60は走行してくるフイルム30を巻
取軸10の方へ方向変更させる機能を兼ねている。
【0004】フイルム30の巻き取りに当たっては、タ
ッチロール20を巻取軸10より遊離させておいて、巻
取軸10に挿通された巻芯10aにフイルム30の端部
を巻き付け、次いでエアーシリンダー50を作動させて
ターンロール60の軸を支点にして、タッチロール20
を巻取軸10に押圧して巻き取りを開始すれば、フイル
ム30は巻き取られてロールフイルム30aとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来からの2軸ターレット巻取装置においては、
両端に設けられたエアーシリンダー50によりアーム4
0を介してタッチロール20を幅方向に渡って均一な押
圧力で巻取軸10を押圧するわけであるが、両端に設け
られたエアーシリンダー50の作動をそれぞれ個々に行
うためと、装置の機械的寸法精度の問題もあって、巻取
軸10の幅方向において押圧力を厳密に均一にすること
は難しく、巻き取り不良を避けるため、タッチロール2
0が均一な押圧となるように、作業者が装置の運転中、
或いは停止時にタッチロール20の左右端のアジャスト
ボルトを調整する手段をとっている。
【0006】ところが、上記の作業が原因で巻き取られ
たロールフイルム30aにエアー溜まりや耳立ち等の不
良が発生して品質不良による製品ロスが発生する。これ
と同様の製品ロスは、巻き取りが完了して、新たな巻き
取りのスタート時にも発生する。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたものであり、上記問題点を解消し、エアー
溜まりや耳立ち等の不良の発生を防止し、品質に優れた
ロールフイルムの得られるフイルム巻取装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のフイルム巻取装
置においては、フイルムの巻取軸と、この巻取軸をアー
ムを介してエアーシリンダーの作動により押圧するタッ
チロールとよりなるロールフイルム製造用の2軸ターレ
ットフイルム巻取装置であって、タッチロールの両軸端
部にスライド装置がそれぞれに軸着され、このスライド
装置にエアーシリンダー装置が連結して設けられ、この
両スライド装置によりタッチロールの両軸端部がそれぞ
れ独自に上下動されて、巻取軸に対する押圧が自在に調
整されるようになされていることを特徴とする。
【0009】本発明のフイルム巻取装置においては、幅
590〜1300ミリメートル、厚さ40〜100ミク
ロンの合成樹脂製フイルムの巻取りに好適に用いられる
ものである。
【0010】又、スライド装置にエアーシリンダー装置
を設けることにより、エアシリンダーの上下の内圧をそ
れぞれ平方センチメートル当たり2.5 、4.0 キログラム
に設定し、両側のそれぞれの巻取軸とタッチロールの押
圧力を、平方センチメートル当たり1.0 ±0.1 キログラ
ムに保つことにより、良好なフイルムの巻取りを行うこ
とができる。
【0011】更に、エアーシリンダー装置のエアー圧に
より、タッチロールにエアークッション効果が付与さ
れ、巻取軸とタッチロールの密着性をよりよくすること
ができる。
【0012】
【作用】本発明のフイルム巻取装置においては、タッチ
ロールの両軸端部にエアーシリンダー装置の組み込まれ
たスライド装置が軸着され、この両スライド装置により
タッチロールの両軸端部がそれぞれ独自に上下動される
ようになされていることにより、巻取軸に対するタッチ
ロールの押圧を幅方向に渡って均一にし、且つ、エアー
シリンダーのエアークッション効果によって巻取軸に対
するタッチロールの密着性をよくし、エアー溜まりや耳
立ち等の不良のない品質の優れたロールフイルムを得る
ことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明のフイルム巻取装置の一例の要部
を示する斜視図である。図1において、1は巻取軸であ
り、2は巻取軸1の上方に設置されたタッチロールであ
る。このタッチロール2の軸端部にエアーシリンダー装
置3が設けられ、このエアーシリンダー装置3にタッチ
ロール2を上下動するスライド装置4が接続され、この
スライド装置4がアーム5の一方の端部に取着されてい
る。
【0014】アーム5の他方の端部はエアーシリンダー
6の作動軸6aの先端に回動自在に軸着されている。ア
ーム5の中央部にはターンロール7が設置され、このタ
ーンロール7の軸端がアーム5に挿入され、エアーシリ
ンダー6の作動によりタッチロール2を上下動させて、
巻取軸1を押圧するための支点となっている。ターンロ
ール7は走行してくるフイルム8を巻取軸1の方へ方向
変更させる機能を兼ねている。
【0015】フイルム8の巻き取りに当たっては、タッ
チロール2を巻取軸1よりエアーシリンダー6の作動に
より上方へ遊離させておいて、巻取軸1に挿通された巻
芯1aにフイルム8の端部を巻き付け、次いでエアーシ
リンダー6を作動させてターンロール7の軸を支点にし
て、タッチロール2を巻取軸1に押圧して巻き取りを開
始すれば、フイルム8は巻き取られてロールフイルム8
aとなる。
【0016】図2は、本発明のフイルム巻取装置のスラ
イド装置の側面図である。図2において、4はスライド
装置であり、このスライド装置4の上方にはエアーシリ
ンダー装置3が設置されている。31はエアーシリンダ
ーであり、このエアーシリンダー31の下方に作動軸3
2が突き出し、タッチロール2を上下動させるスライダ
ー41が接続されている。このスライダー41にタッチ
ロール2の軸21が貫通され、この軸21はアーム5に
回転自在に軸着されている。
【0017】スライド装置4は、このスライド装置4の
端部の取付板51によりアーム5に固着されている。4
2はスライダー41を保持し、且つ上下動のガイドのた
めの保持枠であり、この保持枠42の内側には凸状のガ
イドレール43が設けられていて、スライダー41の内
側の端部に設けられた凹溝(図示しない)に嵌め合わさ
れ、スライダー41を円滑に動くようにしている。
【0018】フイルム8の巻き取りの開始に当たって
は、上述のエアーシリンダー6の作動により、タッチロ
ール2を一端巻芯1aの挿通された巻取軸1に接触させ
て、幅方向のタッチロール2の巻取軸1への押圧状況を
確認し、タッチロール2の両側のエアーシリンダー装置
3を作動させて、エアー圧を加減することによりタッチ
ロール2の押圧の調整を行って幅方向のバランスをと
り、巻き取りの運転を行うようにするものである。
【0019】
【発明の効果】本発明のフイルム巻取装置においては、
タッチロールの両軸端部にエアーシリンダー装置の組み
込まれたスライド装置が軸着され、この両スライド装置
によりタッチロールの両軸端部がそれぞれ独自に上下動
されるようになされていることにより、巻取軸に対する
タッチロールの押圧を幅方向に渡って均一にし、且つ、
エアーシリンダーのエアークッション効果によって巻取
軸に対するタッチロールの密着性をよくすることによ
り、次の効果が得られた。 (1)品質不良となるエアー巻込み(溜まり)、巻じ
わ、及び耳立ちを幅方向の押圧の調整により解消でき
た。 (2)巻き取られたロールフイルムの巻硬さを、タッチ
ロール2の押圧力の加減で自在に変えられ、所謂硬巻
(かた巻)や柔巻(やわ巻)ができるようになった。 (3)巻芯替えの都度の押圧の調整が不要となった。 (4)従来1か月当たり約30回の押圧の調整が、月1
回で済むようになり、大幅な生産性の向上が図れ、又、
製品の品質の改善と製品効率のアップが図れるようにな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフイルム巻取装置の一例の要部を示す
る斜視図。
【図2】本発明のフイルム巻取装置のスライド装置の側
面図。
【図3】従来の2軸ターレットフイルム巻取装置の要部
の斜視図。
【符号の説明】
1 巻取軸 2 タッチロール 3 エアーシリンダー装置 4 スライド装置 5 アーム 6 エアーシリンダー 7 ターンロール 8 フイルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイルムの巻取軸と、この巻取軸をアーム
    を介してエアーシリンダーの作動により押圧するタッチ
    ロールとよりなるロールフイルム製造用の2軸ターレッ
    トフイルム巻取装置において、タッチロールの両軸端部
    にスライド装置がそれぞれに軸着され、このスライド装
    置にエアーシリンダー装置が連結して設けられ、この両
    スライド装置によりタッチロールの両軸端部がそれぞれ
    独自に上下動されて、巻取軸に対する押圧が自在に調整
    されるようになされていることを特徴とするフイルム巻
    取装置。
JP28308493A 1993-11-12 1993-11-12 フイルム巻取装置 Pending JPH07137892A (ja)

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JP28308493A JPH07137892A (ja) 1993-11-12 1993-11-12 フイルム巻取装置

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JP28308493A Pending JPH07137892A (ja) 1993-11-12 1993-11-12 フイルム巻取装置

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JP (1) JPH07137892A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101423227B1 (ko) * 2013-12-06 2014-07-24 주식회사 나노이앤피 산업필름 공급 와인더용 가이드롤러조립체
CN106044331A (zh) * 2016-06-20 2016-10-26 安庆市鑫顺塑业有限公司 一种塑料薄膜收卷组件

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KR101423227B1 (ko) * 2013-12-06 2014-07-24 주식회사 나노이앤피 산업필름 공급 와인더용 가이드롤러조립체
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