JP2528777B2 - 芯なしトイレットペ―パ―の巻取装置 - Google Patents

芯なしトイレットペ―パ―の巻取装置

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JP2528777B2
JP2528777B2 JP4356085A JP35608592A JP2528777B2 JP 2528777 B2 JP2528777 B2 JP 2528777B2 JP 4356085 A JP4356085 A JP 4356085A JP 35608592 A JP35608592 A JP 35608592A JP 2528777 B2 JP2528777 B2 JP 2528777B2
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一史 加地
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有限会社加地製作所
春日製紙工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は芯なしトイレットペーパ
ーを製造する巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトイレットペーパーロールの製法
は、図4に示すように抄紙機で生産された大径の原反ロ
ールRoをアンワインドスタンド10に架け、原反ロールR0
からウエブWを巻出しながらエンボス加工やミシン目加
工を施し、カッター6で所定の幅(通常はJIS規格で
定める114mm )に切断しながら、巻軸1に所定の直径
(たとえば100 〜120mm )に巻取って、トイレットペー
パーロールRを製造している。
【0003】ところで、これまでのトイレットペーパー
ロールは紙管を巻芯として巻き取っていたが、本出願人
の提案に係わる半径方向に収縮自在な巻軸1を用いると
トイレットペーパーの最初の巻取層を芯替りにして芯な
しトイレットペーパーロールを製造することができる
(特開平4−209156号公報および実開平4−31
754号公報参照)。この場合の芯なしトイレットペー
パーロールの巻取装置も基本は図4に示す構成と同様で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】トイレットペーパーロ
ール用に抄紙機で生産された原反ロールは、図5に示す
ように通常は幅が1500mm、直径が約1000〜1500mm前後の
大径ロールRoであるが、抄紙されたままの状態では、ウ
エブの暑さが不均一であり、ロールの一端の直径が例え
ば1000mmであるとき、他端の直径が1040mmとなるような
現象が生じがちである。
【0005】そして、かかる原反ロールRoを用い、その
まま巻取ってトイレットペーパーロールを製造しようと
すると、原反ロールRoの回転数はロール両端で当然同じ
であるが、直径が異なるので、ウエブWの送り出し量が
異なり、直径の大きい側のウエブWにたるみが生ずる。
この結果、図4に示すように、原反ロールRoの直径の小
さい側のウエブWを巻取ったトイレットペーパーロール
Raはしわもなく奇麗に巻取られるが、直径の大きい側の
ウエブWを巻取ったトイレットペーパーロールRbはしわ
が随所にでき、外見的に見映えのしないものとなる。こ
のようなしわが多いと製品としての歩留りが低下し好ま
しくない。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑み、しわを発生
させないで芯なしトイレットペーパーロールを製造しう
る巻取装置を提供することを目的とする。また本発明は
上記目的を達成するため加圧ロールを用いることを特徴
とするが、設備コストおよびランニングコストが低く、
しかもニップ圧が均一でその調整が容易な加圧ロールを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明の巻取装置は、原
反ロールからウエブを巻出し必要な加工を施して巻取パ
ートにウエブを供給する給紙加工パートと、供給された
ウエブを巻取って芯なしトイレットペーパーロールを作
る巻取パートとからなる芯なしトイレットペーパーの巻
取装置であって、前記給紙加工パートにおける原反ロー
ルの出側位置に加圧ロールを設置し、ウエブを均一に加
圧するようにしており、前記加圧ロールは、その上ロー
ルと下ロールがいずれもストレートロールで構成されて
おり、上ロールの両端に加圧装置を取付け、下ロールの
両端に軸線を水平面内で変位させる軸線調整装置を取付
け、下ロールの軸線を上ロールの軸線に対し水平面内で
任意の角度で交差させるようにしたことを特徴とする。
【0008】
【0009】
【作用】発明では加圧ロールでウエブを加圧し、幅方
向に均一な厚さにしてから巻軸上に巻取っていくので、
ウエブにたるみが生じず、そのためシワが発生しない。
よって、製造された芯なしトイレットペーパーロールの
外観が綺麗である。また、発明によれば、上ロールと
下ロールの軸線の交差角を変えることにより上ロールと
下ロールを幅方向において均一に接触させ、均一なニッ
プ圧を得ることができるので、ストレートロールを用い
た安価な加圧ロールでウエブの厚さを均等にすることが
できる。
【0010】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を図面に基づき説明
する。図1は本発明の一実施例に係る巻取機の説明図で
あり、Aは給紙加工パート、Bは巻取パートである。給
紙加工パートAでは、原反ロールRoの出側位置に加圧ロ
ール30が設置されている。この加圧ロール30の詳細は後
述するが、上ロール31と下ロール32からなり、上ロール
31の両端には加圧シリンダ33が取付けられている。原反
ロールRoから巻出されたウエブWは加圧ロール30で圧縮
され幅方向における厚さを均一にした上で送り出され、
さらにエンボス加工部(図示省略)およびミシン目ロー
ル21、22を経過して巻取パートBへ供給される。なお、
この加圧ロール30は、エンボス加工部やミシン目加工部
より上流側(つまり原反ロールRo側)に設置するのが好
ましい。
【0011】巻取パートBは主として駆動ロール2、
3、ライディングロール4、ニップロール5およびスリ
ッター6から構成されている。そして駆動ロール2、3
を回転させながら巻軸1上にウエブWを巻付け、ライデ
ィングロール4を巻取り中のロールRに押し付けると、
トイレットペーパーロールRが巻取られ、同時にスリッ
ター6で所定の幅の切断される。そして、所定の直径に
巻き上げると巻軸1を収縮させてロールを抜き取れば芯
なしトイレットペーパーロールRが製造される。
【0012】上記のごとく本実施例では、加圧ロール30
でウエブの厚さを均一にしているので、巻取パートBに
送られるウエブWにたるみが生ぜず、その結果、全ての
トイレットペーパーロールRにシワを発生させることが
なく、見映えの良い巻姿のトイレッペーパーロールが得
られる。。
【0013】つぎに、前記加圧ロール30の詳細を説明す
る。製紙技術の世界においてキャレンダー(calender)
と云われる加圧ロールは、紙の表面の平滑度と光沢を向
上させ、紙の印刷適性を改善するために用いられる仕上
機械として専ら使用されており、これまで印刷用紙の仕
上げ等に用いられるだけで、光沢や平滑性を全く必要と
しないトイレットペーパーの製造には用いられることは
なかった。ところで、加圧ロールは、基本的に2本のロ
ールの間に紙を通して圧力をかけ紙を圧縮するように構
成されたものであるが、図6に示すようにストレートロ
ールの上ロールURと下ロールDRを用い上ロールURの両端
軸部を圧下すると、自重と高ニップ圧により撓みが生
じ、そのままウエブを通過させると、紙の両端のツブレ
量のみ多くなり、中央部の圧下量が少なくなって、紙の
厚さにバラツキが生ずる。そのため現在は、クラウンロ
ールと称し図7に示すように、両端部から中央部にかけ
てゆるやかに直径を増したロールが用いられている。こ
のクラウンロールCRを用いると、紙の幅方向の厚さが均
一になるのである。
【0014】ところが、クラウンロールCRは加工が困難
であり設備コストが高くつき、長期使用により磨耗した
場合の修理や追加工も同様に困難であるので、ランニン
グコストが高くつくという問題がある。本実施例の加圧
ロール30は上記問題を解消したもので、コストが低く、
しかもウエブを均一な厚さに仕上げることが可能なこと
を特徴とする。
【0015】図2において、31は上ロール、32は下ロー
ルであり、いずれもストレートロールである。上ロール
31はウエブWの送り方向に対して直交して設置され、下
ロール32は上ロール31に対し水平面内でロール軸線が交
差するように設置されている。このようにして、上ロー
ル31の両端軸部を圧下シリンダ33等の公知の圧下装置で
矢印Fで示すように圧下すれば、ロールの全長にわたっ
て、ほぼ均一なニップ圧が得られる。すなわち同図(C)
に示すように、両端部では上ロール31が想像線で示す位
置に押し下げられるので、ニップ圧力はロール全長にわ
たって等しくなるのでである。そして、ロール圧下量と
ニップ圧力は下ロール32の傾斜角θを変えることで任意
に調整することができる。
【0016】図3は下ロール32の軸線調整装置40を示し
ている。下ロール32の両端軸部32Aはブラケット41に支
持され、ブラケット41はベースフレーム42上のスライド
ガイド43で案内されて、矢印a方向に変位するようにな
っている。ブラケット41のベース部には長孔44が形成さ
れ、それにボルト45が通され、ボルト45の先端ネジ部は
ベースフレーム42に螺合している。一方、ベースフレー
ム42上に固定された押引装置46のロッドがブラケット41
のベース部に連結されており、この押引装置46を駆動す
ることにより下ロール32の軸線を水平面内で変位させう
るようになっている。
【0017】したがって、本実施例の加圧ロール30で
は、ウエブの紙質、坪量等に合わせて、傾斜角θを変え
ると、いずれのウエブでも均一な厚さに仕上げることが
できるのである。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、シワのない奇麗な外観
のトイレットペーパーロールを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る巻取装置の説明図であ
る。
【図2】本発明の巻取装置で用いられる加圧ロールの平
面図(A) 、正面図(B) および端面図(C) である。
【図3】加圧ロールの軸線調整装置40の説明図である。
【図4】従来の巻取装置における問題点の説明図であ
る。
【図5】抄紙されたままの原反ロールRoの断面図であ
る。
【図6】ストレートロールの説明図である。
【図7】クラウンロールの説明図である。
【符号の説明】
A 給紙加工パート B 巻取パー
ト Ro 原反ロール 1 巻軸 30 加圧ロール 31 上ロール 32 下ロール 40 軸線調整
装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原反ロールからウエブを巻出し必要な加工
    を施して巻取パートにウエブを供給する給紙加工パート
    と、供給されたウエブを巻取って芯なしトイレットペー
    パーロールを作る巻取パートとからなる芯なしトイレッ
    トペーパーの巻取装置であって、前記給紙加工パートに
    おける原反ロールの出側位置に加圧ロールを設置し、ウ
    エブを均一に加圧するようにしており、前記加圧ロール
    は、その上ロールと下ロールがいずれもストレートロー
    ルで構成されており、上ロールの両端に加圧装置を取付
    け、下ロールの両端に軸線を水平面内で変位させる軸線
    調整装置を取付け、下ロールの軸線を上ロールの軸線に
    対し水平面内で任意の角度で交差させるようにしたこと
    を特徴とする芯なしトイレットペーパーの巻取装置。
JP4356085A 1992-12-18 1992-12-18 芯なしトイレットペ―パ―の巻取装置 Expired - Lifetime JP2528777B2 (ja)

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JPH038652A (ja) * 1989-06-05 1991-01-16 Toray Eng Co Ltd ニップローラ装置
JPH03279149A (ja) * 1990-03-27 1991-12-10 Matsushita Electric Works Ltd 帯板の切断搬送装置

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