JPH07137553A - 走行車両の変速操作方法及び変速装置 - Google Patents

走行車両の変速操作方法及び変速装置

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JPH07137553A
JPH07137553A JP28837193A JP28837193A JPH07137553A JP H07137553 A JPH07137553 A JP H07137553A JP 28837193 A JP28837193 A JP 28837193A JP 28837193 A JP28837193 A JP 28837193A JP H07137553 A JPH07137553 A JP H07137553A
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裕一 北尾
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 走行動力伝達系に主変速機構1と第2変速機
構2と第3変速機構3とを設け、各変速機構を変速操作
する変速操作手段5を設ける。第3変速機構3をシフタ
油圧移動可能に構成し、揺動により第2変速機構2を切
り換える操作レバー4を中立位置で前記揺動と交差する
方向に移動可能にすると共に、交差方向移動により第3
変速機構3を切り換える第3操作スイッチ8を設ける。 【効果】 第2変速機構2を確実に中立状態にしてから
第3変速機構3を切り換えることができ、第3変速機構
3を簡単にかつ容易に切り換え操作でき、かつ簡単に構
成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタ等の走行車両
の変速操作方法及び変速装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、トラクタにおいては、走行動力
伝達系は主変速機構と副変速機構等の第2変速機構と第
3変速機構とを設けており、各変速機構は適宜機械式又
は油圧式が採用され、それらを変速操作する操作レバ
ー、操作スイッチ等の変速操作機構を設けており、変速
操作機構の操作レバー又は操作スイッチを操作すること
により、主変速機構、第2変速機構及び第3変速機構を
それぞれ別個に又は同時に変速操作するようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トラクタに
おいては、第2変速機構及び第3変速機構も主変速機構
と同様な油圧パック式の油圧クラッチにより切り換える
油圧式に構成したものがあるが、大きい配置空間を必要
とすると共にコストも高くなり、油圧パックを採用し難
い。
【0004】その場合、第2変速機構及び第3変速機構
にはシンクロメッシュによる機械式のクラッチが使用さ
れることが多い。しかし、回転速度の低い第3変速機構
では伝達トルクが大きくなるため、シフタを動かすレバ
ー操作に大きな力が必要であり、第2変速機構がクラッ
チ入り状態では第3変速機構の変速操作が困難になるこ
とがある。
【0005】第3変速機構の変速操作を少しでも容易に
するには第2変速機構を中立にしておけば良いのである
が、第2変速機構及び第3変速機構を別個の操作レバー
で切り換え操作するようにしていると、その操作は非常
に煩雑になると共に、第2変速機構を中立位置にしてか
ら第3変速機構を操作させるという強制力が生じない。
【0006】ところで、軸を油圧で摺動させる技術が開
発されており、この技術を機械式変速機構に適用するこ
とにより、シフタ軸に設けたシフタを簡単かつ安価に移
動可能になる。本発明は、第3変速機構をシフタ油圧移
動可能に構成しておき、この第3変速機構を、揺動によ
り第2変速機構を切り換える操作レバーを、その中立位
置で前記揺動と交差する方向に移動するだけで切り換え
るようにすることにより、第3変速機構を簡単にかつ容
易に切り換え操作できるようにした走行車両の変速操作
方法を提供することを目的とする。
【0007】本発明は、第3変速機構をシフタ油圧移動
可能に構成しておき、この第3変速機構を、揺動により
機械式第2変速機構を切り換える操作レバーを、その中
立位置で前記揺動と交差する方向に移動するだけで切り
換えられるようにすることにより、第3変速機構を簡単
にかつ容易に切り換え操作できるようにした走行車両の
変速装置を提供することを目的とする。
【0008】本発明は、第2及び第3変速機構をシフタ
油圧移動可能に構成しておき、この第3変速機構を、揺
動により第2変速機構を切り換える操作レバーを、その
中立位置で前記揺動と交差する方向に移動するだけで切
り換えられるようにすることにより、第2、第3変速機
構を簡単にかつ容易に切り換え操作できるようにした走
行車両の変速装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明方法における課題
解決のための具体的手段は、走行系動力を変速する主変
速機構1の後方に第2変速機構2と第3変速機構3とを
設け、各変速機構を変速操作する走行車両の変速操作方
法において、揺動により第2変速機構2を切り換える操
作レバー4を、その中立位置Nで前記揺動と交差する方
向に移動することにより、シフタ油圧移動可能に構成し
た第3変速機構3を切り換えることである。
【0010】本発明装置における課題解決のための第1
の具体的手段は、走行動力伝達系に主変速機構1と第2
変速機構2と第3変速機構3とを設け、各変速機構を変
速操作する変速操作機構5を設けた走行車両の変速装置
において、第3変速機構3をシフタ油圧移動可能に構成
し、揺動により第2変速機構2を切り換える操作レバー
4を中立位置Nで前記揺動と交差する方向に移動可能に
すると共に、交差方向移動により第3変速機構3を切り
換える第3操作スイッチ8を設けていることである。
【0011】本発明装置における課題解決のための第2
の具体的手段は、走行動力伝達系に主変速機構1と第2
変速機構2と第3変速機構3とを設け、各変速機構を変
速操作する変速操作機構5を設けた走行車両の変速装置
において、第2変速機構2及び第3変速機構3をシフタ
油圧移動可能に構成し、操作レバー4の揺動により第2
変速機構2を切り換える第2操作スイッチ7を設け、操
作レバー4を中立位置Nで前記揺動と交差する方向に移
動可能にすると共に、交差方向移動により第3変速機構
3を切り換える第3操作スイッチ8を設けていることで
ある。
【0012】本発明における課題解決のための具体的手
段は、走行動力伝達系に油圧式主変速機構1と第2変速
機構2と第3変速機構3とを設け、各変速機構を変速操
作する変速操作機構5を設けた走行車両の変速装置にお
いて、第2変速機構2及び第3変速機構3をシフタ油圧
移動可能に構成し、操作レバー4の揺動により第2変速
機構2を切り換える第2操作スイッチ7を設け、操作レ
バー4の握り部に主変速機構1を切り換える第1操作ス
イッチ6を設け、操作レバー4を中立位置Nで前記揺動
と交差する方向に移動可能にすると共に、交差方向移動
により第3変速機構3を切り換える第3操作スイッチ8
を設けていることである。
【0013】
【作用】操作レバー4を揺動することにより第2変速機
構2を高低H1、L1の一方に切り換える。この操作レ
バー4は中立位置Nにしたとき第2変速機構2を切り換
えるための揺動と交差する方向に移動可能であり、この
交差方向に移動をすることにより、シフタ油圧移動可能
に構成した第3変速機構3の第3操作スイッチ8が操作
され、第3変速機構3が切り換えられる。
【0014】第2変速機構2及び第3変速機構3をシフ
タ油圧移動可能に構成しておくと、操作レバー4の揺動
により第2操作スイッチ7が操作されて第2変速機構2
が切り換えられ、操作レバー4を中立位置Nで前記揺動
と交差する方向に移動すると第3操作スイッチ8が操作
されて第3変速機構3が切り換えられる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1はトラクタのトランスミッションを例示して
おり、エンジンのクランク軸に連結されたフライホィー
ル12に緩衝体13を介して推進軸14が連結され、こ
の推進軸14の後端にPTO連動軸15がスプライン嵌
合してPTO動力伝達系を構成している。
【0016】走行動力伝達系は、前後進切り換え機構1
7と、主変速機構1と、第2変速機構2と、第3変速機
構3と、前輪駆動切り換え機構18とを有する。前後進
切り換え機構17は油圧クラッチ式であり、推進軸14
に設けた油圧パック19及び後ギヤ20と、PTO連動
軸15に遊嵌した走行推進軸21に設けた前ギヤ22
と、後進伝動軸23に設けた伝動ギヤ24、25と、後
ギヤ20と伝動ギヤ24とに噛合するバックアイドラギ
ヤ26とを有し、前進動力は推進軸14から前ギヤ22
を介して走行推進軸21に伝達され、後進動力は後ギヤ
20からバックアイドラギヤ26、後進伝動軸23の伝
動ギヤ24、25を介して前ギヤ22から走行推進軸2
1に伝達される。
【0017】主変速機構1は油圧クラッチ式であり、走
行推進軸21とそれに平行に配置したカウンタ軸28と
の間に、第1速ギヤ29、30、第2速ギヤ31、3
2、第3速ギヤ33、34及び第4速ギヤ35、36が
配置され、第1速と第2速とは油圧パック37によって
切り換えられ、第3速と第4速とは油圧パック38によ
って切り換え可能になっており、油圧パック37、38
(それぞれ2個の油圧クラッチが1組になっている。)
を介して第1速から第4速のうちの1つを選択して、走
行推進軸21の動力をカウンタ軸28に伝達する。
【0018】第2変速機構2はシフタ40によってシフ
トギヤ41を摺動することにより切り換えるシンクロメ
ッシュ(機械)式であり、カウンタ軸28の後端に設け
たギヤ42と、カウンタ軸28の後方に同心に配置した
伝動軸43上のギヤ44と、PTO連動軸15に遊嵌し
たギヤ伝動体45上のギヤ46、47とを有し、シフト
ギヤ41を摺動して、カウンタ軸28と伝動軸43とを
直結することにより高速動力を伝動軸43に伝達し、カ
ウンタ軸28からギヤ42と、ギヤ伝動体45上のギヤ
46、47と、伝動軸43上のギヤ44とを経由するこ
とにより低速動力を伝動軸43に伝達する。
【0019】第3変速機構3はシフタ50によってシフ
トギヤ51を摺動することにより切り換える機械式であ
り、伝動軸43の後端に設けたギヤ52と、伝動軸43
の後方に同心に配置したベベルピニオン軸53上のギヤ
54と、アイドラ軸55上のギヤ56、57とを有し、
シフトギヤ51を摺動して、伝動軸43とベベルピニオ
ン軸53とを直結することにより高速動力をベベルピニ
オン軸53に伝達し、伝動軸43からギヤ52と、アイ
ドラ軸55上のギヤ56、57と、ベベルピニオン軸5
3上のギヤ54とを経由することにより低速動力をベベ
ルピニオン軸53に伝達する。
【0020】前記ベベルピニオン軸53からの動力は、
後輪デフ機構を介して後輪に伝達されると共に、ギヤ6
0、61を介して前第1伝動軸62に伝達され、この前
第1伝動軸62から前輪駆動切り換え機構18により、
前輪非駆動態様と、前輪等速態様と、前輪2倍速態様と
の3態様で前第2伝動軸63に伝達され、この前第2伝
動軸63から前輪デフ機構を介して前輪に伝達される。
【0021】図1、2において、前記第2変速機構2の
シフタ40はシフタ軸66に摺動自在(又はシフタ軸6
6と共に摺動自在)に支持され、このシフタ40に操作
レバー4が連動連結されており、操作レバー4の1方向
(例えば前後方向)の揺動によって第2変速機構2を高
低H1、L1に切り換え可能になっている。65H、6
5Lはシフタ40の切り換え位置、即ち操作レバー4が
高低H1、L1どちらに切り換えられているかを検出す
る検出センサであり、コントロールボックス75に接続
されており、第2変速機構2の高速H1を検出したとき
主変速機構1の速度段数を低下させ、低速L1を検出し
たとき主変速機構1の速度段数を上げるように制御可能
になっている。
【0022】一方、第3変速機構3もシンクロメッシュ
(機械)式であり、そのシフタ50はシフタ軸67と一
体移動可能に設けられ、このシフタ軸67の両端は左右
シリンダ68内のピストン69と連結され、左右シリン
ダ68内に択一的に圧油を供給することにより、シフタ
50を油圧で摺動させて第3変速機構3を高低H2、L
2に切り換えるパワーシフト式(シフタ油圧移動可能構
造)になっている。
【0023】図2中の符号73は、シフタ50の移動位
置を検出する位置検出センサで、コントロールボックス
75に接続されていて、第3変速機構3の切り換え状態
を表示するためのランプを制御する。前記操作レバー4
を案内するガイド板70は、操作レバー4を第2変速機
構2変速操作のための案内をするガイド溝71の中途か
ら直交(傾斜していても良い)する方向に溝72が形成
され、操作レバー4が中立位置Nにあるとき、前記揺動
と直交(交差)方向に揺動(移動)可能になっており、
この直交方向移動で操作される第3操作スイッチ8が配
置されている。
【0024】この第3操作スイッチ8は図2に示すよう
に、コントロールボックス75を介して切り換え弁76
を操作可能であり、1回目の操作で切り換え弁76を介
して油圧ポンプ77からの圧油を左シリンダ68Lに供
給していると、次の操作で切り換え弁76が切り換わ
り、圧油を右シリンダ68Rに供給することになり、再
び押すと逆になる。
【0025】この第3操作スイッチ8も前記検出センサ
65と同様に、高低H2、L2に切り換わったときに、
主変速機構1の速度段数を制御するのに使用されてい
る。また、第3変速機構3は中立状態にすることも可能
である。前記操作レバー4の握り部には押しボタン式の
第1操作スイッチ6が設けられており、この第1操作ス
イッチ6はコントロールボックス75を介して油圧パッ
ク37、38を操作し、主変速機構1を第1〜4速のい
ずれにかに設定するものであり、第1操作スイッチ6を
押すことにより選択速度段数はローテーションされる。
【0026】前記操作レバー4、操作スイッチ6、8、
コントロールボックス75、シフタ40、50を移動さ
せる手段、油圧パック37、38を操作する手段等によ
って変速操作機構5が構成されている。次に前記実施例
における走行車両の変速操作方法を説明する。1本の操
作レバー4を低速L1にした状態で第1操作スイッチ6
を操作すると、トラクタは第1〜4速の走行速度が得ら
れ、操作レバー4を高速H1に揺動して第1操作スイッ
チ6を操作すると、トラクタは第5〜8速が得られる。
操作レバー4を揺動して中立位置Nにした後にその揺動
と直交する方向に移動すると、第3操作スイッチ8が操
作可能になり、第3操作スイッチ8を低速L2から高速
H2に操作できる。この第3操作スイッチ8の操作の際
には第2変速機構2は常に中立状態になるので、走行系
動力は第2変速機構2で切られ、第3変速機構3の切り
換えは円滑に行われる。
【0027】第3変速機構3を高速態様にした状態で操
作レバー4を再度揺動して第2変速機構2を低速L1に
して第1操作スイッチ6を操作すると、トラクタは第9
〜12速が得られ、逆に操作レバー4を高速H1側に揺
動してから第1操作スイッチ6を操作すると、トラクタ
は第13〜16速が得られる。前記コントロールボック
ス75では第2変速機構2及び第3変速機構3の選択速
度に対して主変速機構1を自動制御するようになってお
り、第2変速機構2及び/又は第3変速機構3を低速L
から高速H変更するときは、第1操作スイッチ6を操作
しなくとも主変速機構1は自動的に最低速に変更され、
逆に高速Hから低速Lに変更される場合は、主変速機構
1は自動的に最高速に変更され、選択変速段数が可及的
に小さく変動する。
【0028】即ち、例えば第4速から第2変速機構2又
は第3変速機構3を高速に切り換えても第8速にはなら
なく、第5速になり、第5速から第2変速機構2又は第
3変速機構3を低速に切り換えても第1速にはならな
く、第4速になるようにコントロールボックス75で制
御され、無意識的に大きく速度段数が変化しないように
なっており、意識的に速度段数を大きく変化させる場合
は、第2変速機構2及び第3変速機構3を切り換え後に
第1操作スイッチ6を操作すれば良い。
【0029】図3は本発明の変形例を示しており、この
変形例は第2変速機構2が第3変速機構3と同様にパワ
ーシフタ式(シフタ油圧移動可能構造)に構成され、シ
フタ40はシフタ軸66に一体移動可能に装着され、こ
のシフタ軸66の両端は左右シリンダ79内のピストン
80と連結され、切り換え弁81を介して左右シリンダ
79内に択一的に圧油を供給することにより、シフタ4
0を油圧で摺動させて第2変速機構2を高低に切り換え
るようになっている。
【0030】そして、検出センサ65の代わりに第2操
作スイッチ7(高低スイッチ7H、7L)が設けられ、
前記操作レバー4はこの第2操作スイッチ7を作動する
ことにより、コントロールボックス75を介して切り換
え弁81を操作可能になっている。図4は変速操作機構
5の変形例を示しており、操作レバー4は基部が枢支体
84に軸方向移動可能に支持され、中途部に大径部85
が形成され、枢支体84と大径部85との間のスプリン
グ86によって上方向に付勢されており、ガイド板70
にはガイド溝71の中立位置Nに大径部85が挿通可能
な孔87が形成されている。
【0031】前記操作レバー4は第2変速機構2を高低
H1、L1に切り換えるときは、押し下げることなくそ
のまま揺動すればよいが、第3変速機構3を高低H2、
L2に切り換えるときは、中立位置Nに移動してスプリ
ング86に抗して押し下げる(前記揺動と直交又は交差
する方向の移動)ことにより第3操作スイッチ8を操作
でき、操作レバー4を中立位置Nに移動しなければ第3
操作スイッチ8を操作できないようになっている。
【0032】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々変形することができる。例えば、主変速
機構1は油圧式を例示したが機械式又はパワーシフト式
でも良く、第2変速機構2及び第3変速機構3は2種の
副変速機構として示したが、何方か一方を1段又は2段
の超減速機構にしても良い。
【0033】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、揺動によ
り第2変速機構2を切り換える操作レバー4を、その中
立位置Nで前記揺動と交差する方向に移動することによ
り、シフタ油圧移動可能に構成した第3変速機構3を切
り換えるので、第2変速機構2を確実に中立状態にして
から第3変速機構3を切り換えることができ、第3変速
機構3を簡単にかつ容易に切り換え操作できる。
【0034】また、第3変速機構3をシフタ油圧移動可
能に構成し、揺動により第2変速機構2を切り換える操
作レバー4を中立位置Nで前記揺動と交差する方向に移
動可能にすると共に、交差方向移動により第3変速機構
3を切り換える第3操作スイッチ8を設けているので、
第2変速機構2を確実に中立状態にしてから第3変速機
構3を切り換えることができ、第3変速機構3を油圧駆
動でき、第3変速機構3を簡単にかつ容易に切り換え操
作でき、かつ簡単に構成することができる。
【0035】更に、第2変速機構2及び第3変速機構3
をシフタ油圧移動可能に構成し、操作レバー4の揺動に
より第2変速機構2を切り換える第2操作スイッチ7を
設け、操作レバー4を中立位置Nで前記揺動と交差する
方向に移動可能にすると共に、交差方向移動により第3
変速機構3を切り換える第3操作スイッチ8を設けてい
るので、第2変速機構2を確実に中立状態にしてから第
3変速機構3を切り換えることができ、第2、第3変速
機構2、3を油圧駆動でき、更に簡単にかつ容易に切り
換え操作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す概略説明図である。
【図2】同変速操作機構を示す概略説明図である。
【図3】本発明の変形例を示す概略説明図である。
【図4】変速操作機構の変形例を示す概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1 主変速機構 2 第2変速機構 3 第3変速機構 4 操作レバー 5 変速操作機構 6 第1操作スイッチ 7 第2操作スイッチ 8 第3操作スイッチ N 中立位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行系動力を変速する主変速機構(1)
    の後方に第2変速機構(2)と第3変速機構(3)とを
    設け、各変速機構を変速操作する走行車両の変速操作方
    法において、 揺動により第2変速機構(2)を切り換える操作レバー
    (4)を、その中立位置(N)で前記揺動と交差する方
    向に移動することにより、シフタ油圧移動可能に構成し
    た第3変速機構(3)を切り換えることを特徴とする走
    行車両の変速操作方法。
  2. 【請求項2】 走行動力伝達系に主変速機構(1)と第
    2変速機構(2)と第3変速機構(3)とを設け、各変
    速機構を変速操作する変速操作機構(5)を設けた走行
    車両の変速装置において、 第3変速機構(3)をシフタ油圧移動可能に構成し、揺
    動により第2変速機構(2)を切り換える操作レバー
    (4)を中立位置(N)で前記揺動と交差する方向に移
    動可能にすると共に、交差方向移動により第3変速機構
    (3)を切り換える第3操作スイッチ(8)を設けてい
    ることを特徴とする走行車両の変速装置。
  3. 【請求項3】 走行動力伝達系に主変速機構(1)と第
    2変速機構(2)と第3変速機構(3)とを設け、各変
    速機構を変速操作する変速操作機構(5)を設けた走行
    車両の変速装置において、 第2変速機構(2)及び第3変速機構(3)をシフタ油
    圧移動可能に構成し、操作レバー(4)の揺動により第
    2変速機構(2)を切り換える第2操作スイッチ(7)
    を設け、操作レバー(4)を中立位置(N)で前記揺動
    と交差する方向に移動可能にすると共に、交差方向移動
    により第3変速機構(3)を切り換える第3操作スイッ
    チ(8)を設けていることを特徴とする走行車両の変速
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7913582B2 (en) 2007-05-17 2011-03-29 Ls Mtron Ltd. Transmission for tractor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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