JPH07135432A - 利得可変増幅器 - Google Patents

利得可変増幅器

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JPH07135432A
JPH07135432A JP449793A JP449793A JPH07135432A JP H07135432 A JPH07135432 A JP H07135432A JP 449793 A JP449793 A JP 449793A JP 449793 A JP449793 A JP 449793A JP H07135432 A JPH07135432 A JP H07135432A
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JP
Japan
Prior art keywords
circuit
logarithmic
differential pair
logarithmic compression
current
Prior art date
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Pending
Application number
JP449793A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Matsui
高生 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH07135432A publication Critical patent/JPH07135432A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】利得可変のために電流値が変わっても利得可変
増幅器全体としては電流値が変わらないようにした利得
可変増幅器を提供する。 【構成】対数圧縮回路は第1の差動対トランジスタQ
3、Q4と、それらのコレクタに接続された対数圧縮ト
ランジスタQ1、Q2と、第1の差動対トランジスタQ
3、Q4のエミッタに接続された抵抗R1、R2、R3
と、第1の差動対トランジスタQ3、Q4に流れる電流
を可変する可変電圧源VR2とから成る。対数伸長回路
は第2の差動対トランジスタQ8、Q9と、その負荷抵
抗R5とを有する。前記第1、第2の差動対トランジス
タのエミッタ側に対数圧縮回路と対数伸長回路の双方に
跨る第3の差動対トランジスタQ5、Q6、Q7を設け
ているので利得可変によって電流が対数圧縮回路側と対
数伸長回路側とで相補的に変わる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は利得可変増幅器に関する
ものであり、特に集積回路で構成される利得可変増幅器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の利得可変増幅器を図3に示す。同
図において、101は対数圧縮回路である。この対数圧
縮回路101は差動対トランジスタQ103、Q104のベー
スに入力端子81、82を通して信号が入力される。Q
101、Q102は対数圧縮用のトランジスタであり、
101、R105、R106は入力信号を電流に変換するため
の抵抗、83は定電流源である。トランジスタQ107
108と抵抗R103、R104、可変電圧源VR102は可変利
得増幅器の利得を可変するための可変電流源回路84を
構成している。
【0003】102は対数伸長回路であり、定電流源8
5と差動対トランジスタQ105、Q106と負荷抵抗R102
から成っている。86は出力端子である。前記トランジ
スタQ105、Q106は対数伸長用の差動増幅器を成す。8
7は電源ラインであり、89はそのパッドである。ま
た、88はグランドラインであり、90はそのパッドで
ある。
【0004】上記対数圧縮回路101と対数伸長回路1
02とから成る利得可変増幅器の利得Gは、トランジス
タのベース電流とエミッタ抵抗を無視すると対数圧縮回
路101に流れる電流Iと対数伸長回路102に流れる
電流I102の比と、対数圧縮回路101の抵抗R101、R
105、R106の合成抵抗Rと対数伸長回路102の負荷抵
抗R102との比の積になることはよく知られている。即
ち、 G=(R102/R)×(I102/I) ここで、 R=R101×(R105+R106)/(R101+R105
106) I=I103+{(VR102−VBE)/R103}+(VR102
−VBE)/R104 ただし、VBEはトランジスタのベース・エミッタ間電圧
である。よって、可変電圧源VR102によってトランジ
スタQ107、Q108のベースバイアスを変化させると、電
流Iが変化し、利得Gが変わる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の回路では利得を変化させると、その対数圧縮回路1
01の電流が変化し利得可変増幅器で消費する電流が変
化する。このように消費電流が可変電圧源VR102によ
る利得調整電圧によって変化すると、電源ライン87と
グランドライン88に存する浮遊抵抗r1、r2により
電源電圧が各部で異なる状態となり、同じ電源ラインに
接続されている他の回路ブロック86等に悪影響を与え
る。
【0006】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、利得可変のために電流値が変わっても利得可
変増幅器全体としては消費電流値が変わらないようにし
た利得可変増幅器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明では、第1の差動対トランジスタ回路と、該第
1の差動対トランジスタ回路のコレクタに接続された対
数圧縮トランジスタと、前記第1の差動対トランジスタ
回路のエミッタに接続された抵抗と、前記第1の差動対
トランジスタ回路に流れる電流を可変する可変手段とか
ら成る対数圧縮回路と;前記対数圧縮回路の出力を受け
る第2の差動対トランジスタ回路と該第2の差動対トラ
ンジスタ回路に接続された負荷抵抗とを有し前記対数圧
縮回路から与えられた信号を対数伸長する対数伸長回路
と;から成る利得可変増幅器において、前記第1、第2
の差動対トランジスタ回路のエミッタ側に前記対数圧縮
回路と対数伸長回路の双方に跨る第3の差動対トランジ
スタ回路を設け、前記可変手段によって電流量が対数圧
縮回路側と対数伸長回路側とで相補的に変わるようにし
ている。
【0008】
【作用】このような構成によると、利得を変化させても
消費電流は変化しない。そのため、電源ラインにおける
電圧値が変化しない。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に従って説明する。本発
明を実施した図1において、1は対数圧縮回路であり、
2はその出力を対数伸長する対数伸長回路である。対数
圧縮回路1は差動対トランジスタQ3、Q4と、それら
のコレクタ側に接続された対数圧縮トランジスタQ1、
Q2と、入力信号を電流に変換する抵抗R1、R2、R
3と、定電流源4と、利得可変用のトランジスタQ5、
Q6と、これらのトランジスタQ5、Q6のエミッタに
接続された定電流源6とを有している。トランジスタQ
5、Q6のベースは可変電圧源VR2に接続され、対数
圧縮用トランジスタQ1、Q2のベースは一定電圧源5
に接続されている。また、差動対トランジスタQ3、Q
4のベースはそれぞれ入力端子3、4に接続されてい
る。
【0010】次に、対数伸長回路2は対数伸長用の差動
増幅器を成す差動対トランジスタQ8、Q9と、その負
荷抵抗R5、定電流源9と、電流補償用のトランジスタ
Q7と、トランジスタQ7のベースに一定電圧V3を与
える電圧源7とから成っている。8は出力端子である。
対数圧縮回路1のトランジスタQ5、Q6と、対数伸長
回路2のトランジスタQ7のエミッタは抵抗R4を介し
て接続されている。これによってトランジスタQ5、Q
6、Q7は差動対を成す。従って、可変電圧源VR2を
操作してトランジスタQ5、Q6のベースバイアスを変
化させると、それらのトランジスタQ5、Q6を流れる
電流が変化するが、その電流の変化分はトランジスタQ
7に流れるので、トランジスタQ5、Q6、Q7を流れ
る電流の総和は変化しないことになる。この点を数式で
説明すると、以下のようになる。
【0011】本回路では、一定電圧源7の電圧V3と可
変電圧源VR2による電圧V2との差電圧に対応した電
流が対数圧縮回路1と対数伸長回路2に流れる。対数圧
縮回路1に流れる電流I11はエミタ抵抗、ベース電流を
無視すると、 I11=I1+I2+(V2−V3)/R4 となり、対数伸長回路2に流れる電流I12は、 I12=I3−(V2−V3)/R4 となる。
【0012】よって、この対数圧縮型増幅器の利得G
は、 G=(R5/R)×(I12/I11) ここで、 R=R1×(R2+R3)/(R1+R2+R3) となる。
【0013】よって、V2をV3に対し増加させると、
11が増加し、I12が減少するため利得Gは減少する。
逆に、V2を減少させると、I11が減少し、I12が増加
するため利得Gは増加する。また、この回路に流れる電
流は定電流I1、I2、I3で決まるため利得Gの変化に
伴う消費電流の変化はない。従って、電源ライン87や
グランドライン89に浮遊抵抗r1、r2が存在してい
ても利得増幅回路による電圧変動は生じないので、同じ
電源ラインに接続された他の回路ブロック86に悪影響
を与えない。
【0014】図2は図1のトランジスタを逆導電型のト
ランジスタで置き換えた場合の実施例であり、図1と同
様に動作し、且つ同様の効果を奏する。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、利
得を変化させても利得可変増幅器の消費電流は変化しな
い。従って、電源ラインやグランドラインに浮遊抵抗が
存在していても利得増幅回路による電圧変動は生じない
ので、同じ電源ラインに接続された他の回路ブロックに
悪影響を与えないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した利得可変増幅器の回路図。
【図2】本発明の他の実施例の回路図。
【図3】従来例の回路図。
【符号の説明】
1 対数圧縮回路 2 対数伸長回路 3、4 入力端子 4、6、9 定電流源 8 出力端子 Q1、Q2 対数圧縮用トランジスタ Q3、Q4 差動対トランジスタ Q8、Q9 対数伸長用差動対トランジスタ Q5、Q6、Q7 差動対トランジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の差動対トランジスタ回路と、該第1
    の差動対トランジスタ回路のコレクタに接続された対数
    圧縮トランジスタと、前記第1の差動対トランジスタ回
    路のエミッタに接続された抵抗と、前記第1の差動対ト
    ランジスタ回路に流れる電流を可変する可変手段とから
    成る対数圧縮回路と;前記対数圧縮回路の出力を受ける
    第2の差動対トランジスタ回路と該第2の差動対トラン
    ジスタ回路に接続された負荷抵抗とを有し前記対数圧縮
    回路から与えられた信号を対数伸長する対数伸長回路
    と;から成る利得可変増幅器において、 前記第1、第2の差動対トランジスタ回路のエミッタ側
    に前記対数圧縮回路と対数伸長回路の双方に跨る第3の
    差動対トランジスタ回路を設け、前記可変手段によって
    電流量が対数圧縮回路側と対数伸長回路側とで相補的に
    変わるようにしたことを特徴とする利得可変増幅器。
JP449793A 1993-01-14 1993-01-14 利得可変増幅器 Pending JPH07135432A (ja)

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JP (1) JPH07135432A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0948132A1 (en) * 1998-03-31 1999-10-06 STMicroelectronics S.r.l. Amplifier with programmable gain and input linearity usable in high-frequency lines
JP2008193573A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Tdk Corp 光電流・電圧変換回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0948132A1 (en) * 1998-03-31 1999-10-06 STMicroelectronics S.r.l. Amplifier with programmable gain and input linearity usable in high-frequency lines
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