JPH07135383A - 表示パネルの実装構造および実装方法並びに接続装置 - Google Patents

表示パネルの実装構造および実装方法並びに接続装置

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JPH07135383A
JPH07135383A JP27937593A JP27937593A JPH07135383A JP H07135383 A JPH07135383 A JP H07135383A JP 27937593 A JP27937593 A JP 27937593A JP 27937593 A JP27937593 A JP 27937593A JP H07135383 A JPH07135383 A JP H07135383A
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康伸 田草
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    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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    • H05K1/02Details
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    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示装置を小型軽量化でき、信頼性を高め、
工数を低減し、コストを低く抑えることができる表示パ
ネルの実装構造および実装方法を提供する。 【構成】 表示パネル1の電極端子18に、駆動用IC
6を搭載したフレキシブル配線板3の出力端子4を接続
する。表示パネル1の辺に沿って、駆動用IC6に信号
を供給するための複数の電極端子19を持つ回路基板1
0を設け、フレキシブル配線板3の入力端子5を電極端
子19に接続する。フレキシブル配線板3の出力端子4
は辺30aに沿って200μm以下のピッチで一方向に
連なる。一方、入力端子5は上記一方向に関して駆動用
IC6の両側に2群に分割され、それぞれ200μm以
下のピッチで連なる。電極端子18と出力端子4、電極
端子19と入力端子5は、上記各ピッチでの接続が可能
な同種の接続材、例えば異方性導電膜8,9を用いて接
続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶表示装置、EL
表示装置、LED表示装置、プラズマ表示装置などの表
示パネルの実装構造および実装方法並びに接続装置に関
する。より詳しくは、表示パネルの周縁部に、表示パネ
ルを駆動するための駆動用IC(集積回路)を搭載した
複数のフレキシブル配線板を接続するとともに、上記フ
レキシブル配線板に上記駆動用ICを駆動するための信
号を供給する回路基板を接続した表示パネルの実装構造
に関する。また、そのような表示パネルの実装構造を構
成するための実装方法と接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図16は各種表示装置のうち従来の液晶
表示装置を斜めから見たところを示し、図17は図16
におけるA−A′線断面を示している。図16に示すよ
うに、この液晶表示装置は、表示パネル1′と、ポリイ
ミド樹脂からなる基材面520に表示パネル1′を駆動
するための駆動用IC(集積回路)6,5をそれぞれ搭
載した複数のフレキシブル配線板502,508と、各
フレキシブル配線板502,508に制御用信号を伝え
るために表示パネル1′の辺に沿って設けられた回路基
板501,コントロール基板602を備えている。
【0003】表示パネル1′は、図17に示すように、
一対のガラス基板506,506′の間に液晶505を
封入して構成されている(液晶505が封入された領域
が画像を表示する)。一方のガラス基板506′の周縁
部2には、ITO(錫添加酸化インジウム)などからな
る多数の電極端子504が配設されている。511はベ
ースコート(絶縁層)である。
【0004】各フレキシブル配線板502は、図18に
示すように、略矩形状の基材面520の略中央に駆動用
IC6を備えている。基材面520の互いに反対側の辺
520a,520bに沿って、SnやAuなどをメッキ
したCu材からなり、駆動用IC6につながる出力端子
606,入力端子507が設けられている。出力端子6
06のピッチPAは数10μm〜200μmの範囲に設
定される一方、入力端子507のピッチPBは少なくと
も0.6〜0.8mm程度に設定されている(各ピッチ
は後述する接続材の種類に応じて設定されている。)。
駆動用IC6と出力端子606,入力端子507とは、
それぞれ駆動用IC6から放射状に延びる配線616,
517によって接続されている。基材面520の入力端
子部分には、容易に半田付けできるように、スリット
(基材を除去した部分)521が設けられている。な
お、図16に示す表示パネル1′の隣り合う辺に配され
た各フレキシブル配線板508も、上記フレキシブル配
線板502と同様に構成されている。
【0005】回路基板501には、この回路基板の長手
方向に延びるバスライン608と、このバスライン60
8につながり各フレキシブル配線板502に対応する電
極端子604とが設けられている。一方、コントロール
基板602には、上記制御用信号を発生する電子部品
と、制御用信号を伝えるバスライン608′と、このバ
スライン608′につながり各フレキシブル配線板50
8に対応する電極端子603とが設けられている。すな
わち、コントロール基板602は回路基板の構成を含ん
でいる。
【0006】実装状態では、表示パネル1′の周縁部2
の電極端子504と、フレキシブル配線板502,50
8の出力端子606とが異方性導電膜607を介して接
続される。一方、各フレキシブル配線板502,508
の入力端子507と、回路基板501の電極端子60
4,コントロール基板602の電極端子603とが、そ
れぞれ半田605を用いて接続される。詳しくは、図2
0に示す工程に従って実装が行われる(図20は表示パ
ネル1′の一辺に関する接続工程を示している。)。ま
ず、図17に示すように、回路基板501の電極端子6
04に半田605を供給する(S101)。次に、表示
パネル1′の周縁部2の電極端子504(またはフレキ
シブル配線板502の出力端子606)上に異方性導電
膜607を供給する(S102)。次に、表示パネル
1′を移載し(S103)、表示パネル1′の各電極端
子504と各フレキシブル配線板502,508の各出
力端子606との位置決め(および仮止め)を行う(S
104)。さらに、表示パネル1′を移載し(S10
5)、表示パネル1′と各フレキシブル配線板502,
508とを熱圧着するなどして、各電極端子504と各
出力端子606とを接続する(S106)。次に、表示
パネル1′を移載し(S107)、各フレキシブル配線
板502と回路基板501との位置決めを行う(S10
8)。各フレキシブル配線板502,508と回路基板
501とを加熱するなどして、各入力端子507と各電
極端子604とを接続する(S109)。この後、図1
6に示した表示パネル1′の隣り合う辺のフレキシブル
配線板508に関しても、同様の工程を実行する。最後
に、コントロール基板602の電極端子(図示せず)
と、回路基板501のバスライン608とをコネクタ6
01によって接続する。なお、このような実装技術は、
例えば、ナショナル・テクニカル・レポート(Nationa
lTechnical Report)Vol.38 No.3 P24〜
P29(1992年6月号)中の記事「狭額縁LSIを
用いた薄型液晶モジュール」に説明されている。
【0007】液晶表示装置の動作時には、コントロール
基板602からコネクタ601を介して回路基板501
のバスライン608に制御用信号が供給されるととも
に、コントロール基板602内でバスライン608′に
直接制御用信号が供給される。このバスライン608,
608′および各フレキシブル配線板502,508の
入力端子507を介して、各フレキシブル配線板50
2,508の駆動用IC6,5に制御用信号が入力され
る。駆動用IC6,5が出力した信号は、出力端子60
6、電極端子504を介して、各ガラス基板506、5
06′の対向面に形成されている表示用電極(図示せ
ず)に印加される。これにより、表示パネル1′が駆動
され、表示が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の表示
装置の開発競争には非常に厳しいものがあり、上記液晶
表示装置においても、携帯性や設置容易性等を考慮し
て、小型化、軽量化が強く要求されている。また、屋外
等での取り扱いや乱暴な持ち運び(例えば、夏場に車中
に放置して高温に曝したり、携帯中に手をすべらせて落
下させたりすること)をされることも多く、熱応力や衝
撃力に対する高耐久、信頼性が要求されている。また、
個人への市場拡大のためにコストダウンも要求されてい
る。
【0009】しかしながら、図16,図17に示した従
来例では、例えばフレキシブル配線板502の駆動用I
C6の外側ラインBに対して、基材面520の外側ライ
ンCが大きくはみ出している(通常3〜20mm程度は
み出す)。これは、図18に示したフレキシブル配線板
502のパターンから分かるように、入力端子507が
外側の辺520bに沿って連なって設けられているため
である。この結果、表示パネル1′の表示面積に比し
て、表示を行わない周辺部分(いわゆる額縁)のサイズ
が大きくなるという問題がある。また、このようにサイ
ズが大きくなると、表示装置のケース等も重くなってし
まい、軽量化が阻まれる。なお、1つの対策として、先
の松下技報には駆動用IC6をスリム化することが提案
されているが、これだけでは不十分である。
【0010】さらに、上記従来例では、比較的重い表示
パネル1′と回路基板501とを機械的かつ電気的に連
結しているフレキシブル配線板502の入力端子507
部分に、基材520が存しないスリット521が設けら
れている。このため、熱応力や衝撃力により入力端子5
07が切れ易く、信頼性が高くないという問題がある。
【0011】また、フレキシブル配線板502の出力端
子606,入力端子507を接続するための接続材60
5,607を別々に供給し、別々に接続を行っているた
め、工程が長く、工数が多くなっている。しかも、接続
材供給装置や接続装置が多数必要となり、設備投資額が
大きくなる。また、上述のようにフレキシブル配線板の
寸法が大きいため、材料費が高くなっている。このた
め、全体として、製造コストが高いという問題がある。
【0012】なお、最近、図19に示すようなフレキシ
ブル配線板502′を用いる提案がなされている(実開
平5−8544、特開平5−46097等)。このフレ
キシブル配線板502′は、入力端子507′が基材面
520′内で駆動用IC6の両側に2群に分割して設け
られている。各群の入力端子507′は基材面520の
両側の辺520c,520dに沿って、半田による接続
に応じた0.6mm〜0.8mm程度のピッチPBで設
けられている。出力端子606は図18のフレキシブル
配線板502のものと全く同様に辺520aに沿って配
置され、異方性導電膜による接続に応じた数10μm〜
200μmのピッチPAで設けられている。このように
した場合、入力端子507が回路基板501の長手方向
に垂直に並んでいるので、電源系等の低抵抗配線が必要
なバスラインについて、設計を容易に行える利点があ
る。しかしながら、このフレキシブル配線板502′を
用いた場合でも、異方性導電膜で接続される出力端子6
06の接続ピッチPAが数10μm〜200μm程度で
あるのに対し、入力端子507の接続ピッチPBが0.
6mm〜0.8mm程度と極めて大きく設定されている
ため、駆動用IC6の外側ラインBに比して基材面52
0の外側ラインCが大きくはみ出してしまう。このた
め、上述の例と同様に、液晶表示装置全体が大きく、か
つ、重くなる。また、入力端子507は半田付けされる
ため、信頼性は決して高くはない。さらに、製造コスト
が高くなるという問題がある。
【0013】そこで、この発明の目的は、表示装置を小
型軽量化でき、信頼性を高め、工数を低減し、コストを
低く抑えることができる表示パネルの実装構造および実
装方法を提供することにある。また、そのような表示パ
ネルの実装方法に用いる接続装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の表示パネルの実装構造は、片面の
周縁部に沿って複数配設された電極端子を有する表示パ
ネルの上記電極端子に、基材面に上記表示パネルを駆動
するための駆動用ICを搭載したフレキシブル配線板の
出力端子を接続するとともに、上記表示パネルの辺に沿
って、上記駆動用ICに信号を供給するための複数の電
極端子を持つ回路基板を設け、上記フレキシブル配線板
の入力端子を上記回路基板の上記電極端子に接続する表
示パネルの実装構造において、上記フレキシブル配線板
の上記基材面は略矩形状をなし、上記出力端子は上記基
材面の第1の辺に沿って200μm以下のピッチで一方
向に連なり、上記駆動用ICは上記一方向に関して上記
基材面の略中央に設けられ、上記入力端子は上記基材面
内で上記一方向に関して上記駆動用ICの両側に2群に
分割して設けられ、かつ、各群の入力端子は500μm
以下のピッチで連なり、上記表示パネルの上記電極端
子、上記回路基板の上記電極端子は、それぞれ上記フレ
キシブル配線板の上記出力端子、上記入力端子と対応す
る箇所に設けられ、上記表示パネルの上記電極端子と上
記フレキシブル配線板の上記出力端子、上記回路基板の
上記電極端子と上記フレキシブル配線板の上記入力端子
は、上記各ピッチでの接続が可能な同種の接続材を用い
て接続されていることを特徴としている。
【0015】ここで、同種の接続材とは、同時に供給
し、同時に接続可能なものを意味し、完全に同一材料で
あることを意味しない。
【0016】また、請求項2に記載の表示パネルの実装
構造は、請求項1に記載の表示パネルの実装構造におい
て、上記接続材は異方性導電膜であることを特徴として
いる。
【0017】また、請求項3に記載の表示パネルの実装
構造は、請求項1または2に記載の表示パネルの実装構
造において、上記フレキシブル配線板の上記2群の入力
端子は、それぞれ上記基材面内で、上記一方向に垂直な
方向(以下「垂直方向」という。)に並んでいることを
特徴としている。
【0018】また、請求項4に記載の表示パネルの実装
構造は、請求項1または2に記載の表示パネルの実装構
造において、上記フレキシブル配線板の上記2群の入力
端子は、それぞれ上記基材面内で上記一方向に並んでい
ることを特徴としている。
【0019】また、請求項5に記載の表示パネルの実装
構造は、請求項4に記載の表示パネルの実装構造におい
て、上記フレキシブル配線板の上記入力端子は、上記第
1の辺と反対側の第2の辺に沿って並び、上記フレキシ
ブル配線板の上記入力端子と上記駆動用ICとは、上記
基材面内で上記入力端子の上記第1の辺側の端部と上記
駆動用ICの上記第2の辺側の電極とをつなぐ略S字状
の配線で接続されていることを特徴としている。
【0020】また、請求項6に記載の表示パネルの実装
構造は、請求項4に記載の表示パネルの実装構造におい
て、上記フレキシブル配線板の上記2群の入力端子は、
上記駆動用ICの両側に、上記第2の辺から所定距離だ
け離間して上記一方向に並び、上記入力端子と上記駆動
用ICとは、上記基材面内で上記入力端子の上記第2の
辺側の端部と上記駆動用ICの上記第2の辺側の電極と
をつなぐ略U字状の配線で接続されていることを特徴と
している。
【0021】また、請求項7に記載の表示パネルの実装
構造は、請求項6に記載の表示パネルの実装構造におい
て、上記フレキシブル配線板の上記入力端子と上記第2
の辺との距離は、上記駆動用ICと上記第2の辺との距
離と同一またはそれ以上に設定されていることを特徴と
している。
【0022】また、請求項8に記載の表示パネルの実装
構造は、請求項6または7に記載の表示パネルの実装構
造において、上記フレキシブル配線板の上記略U字状の
配線が設けられている部分は、上記回路基板の上記一方
向に延びる辺に沿って、断面L字状に折り曲げられてい
ることを特徴としている。
【0023】また、請求項9に記載の表示パネルの実装
構造は、請求項6または7に記載の表示パネルの実装構
造において、上記フレキシブル配線板の上記略U字状の
配線が設けられている部分は、上記回路基板の上記一方
向に延びる辺に沿って、断面U字状に折り曲げられてい
ることを特徴としている。
【0024】また、請求項10に記載の表示パネルの実
装構造は、請求項1乃至9のいずれか一つに記載の表示
パネルの実装構造において、上記駆動用ICの上記一方
向に垂直な方向の寸法は、上記一方向の寸法の1/2以
下に設定されていることを特徴としている。
【0025】また、請求項11に記載の表示パネルの実
装構造は、請求項1乃至10のいずれか一つに記載の表
示パネルの実装構造において、上記接続材は、各フレキ
シブル配線板毎に、上記出力端子と入力端子に対して共
通に一つだけ設けられていることを特徴としている。
【0026】また、請求項12に記載の表示パネルの実
装構造は、請求項1乃至10のいずれか一つに記載の表
示パネルの実装構造において、上記接続材は、上記表示
パネルの一辺に配された複数のフレキシブル配線板に対
して、1つだけ設けられていることを特徴としている。
【0027】また、請求項13に記載の表示パネルの実
装方法は、請求項1に記載の表示パネルの実装構造を構
成するための実装方法であって、上記表示パネルの上記
電極端子に上記フレキシブル配線板の上記出力端子を接
続するとともに、上記表示パネルの辺に沿って上記回路
基板を設け、上記フレキシブル配線板の入力端子を上記
回路基板の上記電極端子に接続する表示パネルの実装方
法において、上記接続材を、各フレキシブル配線板毎
に、上記出力端子と入力端子に対して同時に供給するこ
とを特徴としている。
【0028】また、請求項14に記載の表示パネルの実
装方法は、請求項1に記載の表示パネルの実装構造を構
成するための実装方法であって、上記表示パネルの上記
電極端子に上記フレキシブル配線板の上記出力端子を接
続するとともに、上記表示パネルの辺に沿って上記回路
基板を設け、上記フレキシブル配線板の入力端子を上記
回路基板の上記電極端子に接続する表示パネルの実装方
法において、上記表示パネルの辺に沿って上記回路基板
を設けて位置合わせした後、上記表示パネルの周縁部と
上記回路基板に対して、複数のフレキシブル配線板の出
力端子と入力端子を接続するための接続材を同時に供給
することを特徴としている。
【0029】また、請求項15に記載の表示パネルの実
装方法は、請求項1に記載の表示パネルの実装構造を構
成するための実装方法であって、上記表示パネルの上記
電極端子に上記フレキシブル配線板の上記出力端子を接
続するとともに、上記表示パネルの辺に沿って上記回路
基板を設け、上記フレキシブル配線板の入力端子を上記
回路基板の上記電極端子に接続する表示パネルの実装方
法において、少なくとも1枚のフレキシブル配線板の上
記出力端子と入力端子を、それぞれ上記表示パネルの上
記電極端子と上記回路基板の上記電極端子に、同時に接
続することを特徴としている。
【0030】また、請求項16に記載の表示パネルの実
装方法は、請求項1に記載の表示パネルの実装構造を構
成するための実装方法であって、上記表示パネルの上記
電極端子に上記フレキシブル配線板の上記出力端子を接
続するとともに、上記表示パネルの辺に沿って上記回路
基板を設け、上記フレキシブル配線板の入力端子を上記
回路基板の上記電極端子に接続する表示パネルの実装方
法において、上記表示パネルの一辺に複数のフレキシブ
ル配線板を配し、隣接する2枚のフレキシブル配線板の
互いに近い側の群の入力端子を、同時に接続することを
特徴としている。
【0031】また、請求項17に記載の接続装置は、請
求項1に記載の表示パネルの実装構造を構成するための
接続装置であって、上記表示パネルの周縁部と上記回路
基板との上に、上記接続材を介して配された上記フレキ
シブル配線板を押圧するための加圧ヘッドを有し、上記
加圧ヘッドの加圧面は、上記フレキシブル配線板の上記
出力端子と入力端子とを同時に押圧できるように、略コ
の字状に形成されていることを特徴としている。
【0032】
【作用】請求項1の表示パネルの実装構造では、フレキ
シブル配線板の入力端子が、基材面内で、第1の辺が延
びる一方向に関して駆動用ICの両側に2群に分割して
設けられている。したがって、上記駆動用ICと基材面
の第2の辺との間に入力端子が存在せず、この結果、フ
レキシブル配線板の上記垂直方向の寸法が短くて済む。
また、上記入力端子は、出力端子と同様もしくは大きく
ても500μm以下のピッチ(すなわち従来(600〜
800μm)より小さいピッチ)で並んでいるので、さ
らにフレキシブル配線板が小型化される。したがって、
表示装置のサイズが小型化される。サイズの小型化に伴
って、ケースなどの重量が減り、全体として軽量化され
る。また、フレキシブル配線板の出力端子側、入力端子
側に同種の接続材が用いられているので、上記出力端子
側、入力端子側に同時に接続材を供給し、また、上記出
力端子、入力端子を表示パネルの電極端子、回路基板の
電極端子に同時に接続することが可能となる。このよう
にした場合、接続作業の工数が大幅に低減される。ま
た、接続材供給装置や接続装置の数を減らすことがで
き、設備投資額が低減される。しかも、フレキシブル配
線板が小型化されるので材料費も低減される。したがっ
て、全体として、製造コストが大幅に低減される。な
お、200μm以下のピッチの接続が可能な接続材(い
わゆる微小ピッチ接続材)としては、熱可塑型や熱硬化
型や両並用型や光硬化型の異方性導電膜、形状記憶合金
からなるクリップ、光硬化型樹脂などが知られている。
【0033】請求項2の表示パネルの実装構造では、上
記接続材は異方性導電膜であるので、フレキシブル配線
板の基材面のうち入力端子の部分にスリットを設ける必
要が無くなる。入力端子を基材で支持した場合、入力端
子部分での断線が無くなり、表示装置の信頼性が高ま
る。また、異方性導電膜は、現在のところ出力端子側の
接続材の主流であるから、接続装置として既存のものを
流用でき、新規の装置開発を要しない。したがって、短
期間で新商品を生産し、市場投入できる。尚、スリット
を無くすことは、接続材が前記クリップや光硬化型樹脂
であっても可能である。
【0034】請求項3の表示パネルの実装構造では、上
記フレキシブル配線板の上記2群の入力端子は、それぞ
れ上記基材面内で垂直方向に並んでいる。したがって、
上記駆動用ICの上記一方向の寸法が比較的長い場合で
あっても、上記フレキシブル配線板の上記一方向の寸法
が短くて済む。したがって、フレキシブル配線板が小型
化され、表示装置のサイズが小型化される。また、上記
フレキシブル配線板の入力端子に対応して上記回路基板
上に上記一方向に垂直な方向に電極端子が並ぶことか
ら、上記回路基板に上記電極端子に信号を供給するため
のバスライン(上記一方向に設けられる)を引き回し長
さを小さくして設け易くなり、回路基板がコンパクトに
設計される。これは、低抵抗化が必要な入力信号がある
場合に有用である。
【0035】請求項4の表示パネルの実装構造では、上
記フレキシブル配線板の上記2群の入力端子は、それぞ
れ上記基材面内で上記一方向に並んでいる。したがっ
て、フレキシブル配線板の上記垂直方向の寸法が短くて
済み、フレキシブル配線板が小型化される。したがっ
て、表示装置が小型化されるとともに、コストが低減さ
れる。
【0036】請求項5の表示パネルの実装構造では、上
記フレキシブル配線板の上記入力端子は、上記第1の辺
と反対側の第2の辺に沿って並び、上記フレキシブル配
線板の上記入力端子と上記駆動用ICとは、上記基材面
内で上記入力端子の上記第1の辺側の端部と上記駆動用
ICの上記第2の辺側の電極とをつなぐ略S字状の配線
で接続されている。この結果、基材面内での無駄なスペ
ースが少なくなってフレキシブル配線板がコンパクトに
構成され、フレキシブル配線板が小型化される。したが
って、表示装置が小型化されるとともに、コストが低減
される。
【0037】請求項6の表示パネルの実装構造では、上
記フレキシブル配線板の上記2群の入力端子は、上記駆
動用ICの両側に、上記第2の辺から所定距離だけ離間
して上記一方向に並び、上記入力端子と上記駆動用IC
とは、上記基材面内で上記入力端子の上記第2の辺側の
端部と上記駆動用ICの上記第2の辺側の電極とをつな
ぐ略U字状の配線で接続されている。この場合、請求項
5のものに比して、更に駆動用ICと第2の辺との距離
を短くできる。したがって、基材面内での無駄なスペー
スが少なくなってフレキシブル配線板がコンパクトに構
成され、フレキシブル配線板が小型化される。したがっ
て、表示装置が小型化されるとともに、コストが低減さ
れる。
【0038】請求項7の表示パネルの実装構造では、上
記フレキシブル配線板の上記入力端子と上記第2の辺と
の距離は、上記駆動用ICと上記第2の辺との距離と同
一またはそれ以上に設定されているので、次に述べるよ
うに、フレキシブル配線板の上記略U字状の配線が設け
られる部分を折り曲げることが可能となる。これによ
り、表示装置が小型化される。
【0039】請求項8の表示パネルの実装構造では、上
記フレキシブル配線板の上記略U字状の配線が設けられ
ている部分は、上記回路基板の上記一方向に延びる辺に
沿って断面L字状に折り曲げられているので、上記垂直
方向のサイズが小さくなって、表示装置が小型化され
る。
【0040】請求項9の表示パネルの実装構造では、上
記フレキシブル配線板の上記略U字状の配線が設けられ
ている部分は、上記回路基板の上記一方向に延びる辺に
沿って断面U字状に折り曲げられているので、上記垂直
方向のサイズが小さくなって、表示装置が小型化され
る。
【0041】請求項10の表示パネルの実装構造では、
上記駆動用ICの上記垂直方向の寸法は、上記一方向の
寸法の1/2以下に設定されているので、フレキシブル
配線板の上記垂直方向の寸法が短くなり、フレキシブル
配線板が小型化される。したがって、表示装置が小型化
されるとともに、コストが低減される。
【0042】請求項11の表示パネルの実装構造では、
上記接続材は、各フレキシブル配線板毎に、上記出力端
子と入力端子に対して共通に一つだけ設けられているの
で、実装を行う際に、フレキシブル配線板の出力端子
側、入力端子側に同時に接続材が供給される。したがっ
て、接続作業の工数が低減され、製造コストが低減され
る。また、接続材供給装置の数を減らすことができ、設
備投資額が低減される。
【0043】請求項12の表示パネルの実装構造では、
上記接続材は、上記表示パネルの一辺に配された複数の
フレキシブル配線板に対して1つだけ設けられているの
で、実装を行う際に、複数のフレキシブル配線板の出力
端子側および入力端子側に同時に接続材が供給される。
したがって、さらに接続作業の工数が低減され、製造コ
ストが低減される。また、接続材供給装置の数を減らす
ことができ、設備投資額が低減される。
【0044】請求項13の表示パネルの実装方法では、
上記接続材を、各フレキシブル配線板毎に、上記出力端
子と入力端子に対して同時に供給するので、接続作業の
工数が低減され、製造コストが低減される。さらに、接
続材供給装置の数を減らすことができ、設備投資額が低
減される。なお、請求項11では接続材は固体に限られ
ているが、この請求項13では、接続材はペーストや樹
脂等液状であっても良い。
【0045】請求項14の表示パネルの実装方法では、
上記表示パネルの辺に沿って上記回路基板を設けて位置
合わせした後、上記表示パネルの周縁部と上記回路基板
に対して、複数のフレキシブル配線板の出力端子と入力
端子を接続するための接続材を同時に供給するので、接
続作業の工数が低減され、製造コストが低減される。さ
らに、接続材供給装置の数を減らすことができ、設備投
資額が低減される。
【0046】請求項15の表示パネルの実装方法では、
少なくとも1枚のフレキシブル配線板の上記出力端子と
入力端子を、それぞれ上記表示パネルの上記電極端子と
上記回路基板の上記電極端子に同時に接続するので、接
続作業の工数が低減され、製造コストが低減される。ま
た、接続装置の数を減らすことができ、設備投資額が低
減される。
【0047】請求項16の表示パネルの実装方法では、
上記表示パネルの一辺に複数のフレキシブル配線板を配
し、隣接する2枚のフレキシブル配線板の互いに近い側
の群の入力端子を同時に接続するので、接続作業の工数
が低減され、製造コストが低減される。また、接続装置
の数を減らすことができ、設備投資額が低減される。
【0048】請求項17の接続装置は、上記表示パネル
の周縁部と上記回路基板との上に、上記接続材を介して
配された上記フレキシブル配線板を押圧するための加圧
ヘッドを有し、上記加圧ヘッドの加圧面は、上記フレキ
シブル配線板の上記出力端子と入力端子とを同時に押圧
できるように略コの字状に形成されているので、上記フ
レキシブル配線板の出力端子,入力端子が、異方性導電
膜などの接続材を介して、表示パネルの電極端子,回路
基板の電極端子に同時に接続される。したがって、接続
作業の工数が低減され、製造コストが低減される。ま
た、接続装置の数を減らすことができ、設備投資額が低
減される。なお、加圧ヘッドが略コの字状をしているの
で、基材面の略中央に存する駆動用ICが押圧されるこ
とは無く、したがって、接続に伴って駆動用ICが破壊
されることは無い。
【0049】
【実施例】以下、この発明の表示パネルの実装構造およ
び実装方法並びに接続装置を実施例により詳細に説明す
る。
【0050】図1(b)は一実施例の液晶表示装置の要部
断面を示し、同図(a)はフレキシブル配線板のパターン
レイアウトを示している。図1(b)に示すように、この
液晶表示装置は、表示パネル1と、ポリイミド樹脂やポ
リエステル樹脂からなる基材面30に表示パネル1を駆
動するための駆動用IC(集積回路)6をそれぞれ搭載
したフレキシブル配線板3と、フレキシブル配線板3に
制御用信号を伝えるために表示パネル1の辺に沿って設
けられた回路基板10を備えている。なお、フレキシブ
ル配線板3は、表示パネル1の辺に沿って複数設けられ
ている。
【0051】表示パネル1は、一対のガラス基板86,
86′の間に液晶85を封入して構成されている(液晶
85が封入された領域が画像を表示する)。一方のガラ
ス基板86′の周縁部2には、各フレキシブル配線板3
の出力端子4と対応して、ITO(錫添加酸化インジウ
ム),Ta,Cu,Cr,Mo,Al,Au,Tiなど
からなる多数の電極端子18が配設されている。91は
絶縁層からなるベースコート(必ずしも必要としない)
である。
【0052】回路基板10には、この回路基板の長手方
向に延びるバスライン11と、このバスライン11につ
ながる電極端子19とが設けられている。電極端子19
の配置は、各フレキシブル配線板3の入力端子5に対応
している。
【0053】各フレキシブル配線板3は、同図(a)に示
すように、略矩形状の基材面30の略中央に駆動用IC
6を備えている。基材面30の互いに反対側の第1の辺
30a,第2の辺30bに沿って、SnやAuなどをメ
ッキしたCu材からなり、出力端子4,入力端子5が設
けられている。出力端子4は、辺30aが延びる一方向
に連なり、そのピッチPAは数10μm〜200μmの
範囲に設定されている。入力端子5は、駆動用IC6の
両側に2群に分割された状態で上記一方向に並んでい
る。各群の入力端子5のピッチPBは、数10μm〜5
00μmの範囲に設定されている(各ピッチPA,P
Bは、接続材として異方性導電膜を用いることを前提と
して設定されている。PA=PBであっても良い。)。出
力端子4と駆動用IC6とは、駆動用IC6から放射状
に延びる配線16によって接続されている。一方、入力
端子5と駆動用IC6とは、基材面30内で入力端子5
の辺30a側の端部と駆動用IC6の辺30b側の電極
とをつなぐ略S字状の配線17で接続されている。
【0054】図1(b)に示す実装状態では、表示パネル
1の周縁部2の電極端子18と、各フレキシブル配線板
3の出力端子4、回路基板10の電極端子19と各フレ
キシブル配線板3の入力端子5とが、それぞれ接続材と
して異方性導電膜8,9を用いて接続されている。異方
性導電膜8,9は、上記各ピッチPA,PBでの接続が可
能なものである。
【0055】このように、この例では、フレキシブル配
線板3の入力端子5を、基材面30内で、駆動用IC6
と外側の辺30bとの間に設けず、駆動用ICの両側に
2群に分割し、しかも、入力端子5を辺30bに沿って
一方向に設けているので、フレキシブル配線板3の垂直
方向の寸法を、従来に比して短くすることができ、駆動
用IC6の外側ラインBに対して、基材面30の外側ラ
インCのはみ出し量を少なくすることができる。また、
入力端子5を500μm以下のピッチで配設し、入力端
子5と駆動用IC6とを略S字状の配線でコンパクトに
接続しているので、無駄なスペースを減らすことがで
き、さらにフレキシブル配線板3を小型化できる。した
がって、この液晶表示装置のサイズを小型化できる。サ
イズの小型化に伴って、ケースなどの重量を減らすこと
ができ、全体として軽量化することができる。
【0056】実装は図11に示す工程フローに従って次
のように行われる(図11は表示パネル1の一辺に関す
る接続工程を示している。)。まず、図1(b)に示した
ように、フレキシブル配線板3の出力端子側,入力端子
側に異方性導電膜8,9を同時に供給する(S1)。次
に、表示パネル1の電極端子18と各フレキシブル配線
板3の出力端子4との位置決めおよび仮止めを行う(S
2)。次に、表示パネル1を移載し(S3)、各フレキ
シブル配線板3の入力端子5と回路基板10の電極端子
19との位置決めおよび仮止めを行う(S4)。次に、
表示パネル1を移載し(S5)、表示パネル1の電極端
子18とフレキシブル配線板3の出力端子4、回路基板
10の電極端子19とフレキシブル配線板3の入力端子
5とを、上記異方性導電膜8,9を用いて熱圧着して、
同時に接続する(S6)。なお、大型の接続ツールを使
用して複数のフレキシブル配線板3を同時に接続しても
良い。
【0057】このように、フレキシブル配線板3の出力
端子4側、入力端子5側に同時に接続材を供給し、ま
た、上記出力端子4、入力端子5を表示パネル1の電極
端子18、回路基板10の電極端子19に同時に接続し
ているので、接続作業の工数を大幅に低減できる。ま
た、接続材供給装置や接続装置の数を減らすことがで
き、設備投資額を低減できる。しかも、フレキシブル配
線板3を小型化しているので材料費も低減できる。した
がって、全体として、製造コストを大幅に低減すること
ができる。
【0058】また、接続材が異方性導電膜であるので、
半田を用いる場合と異なり、フレキシブル配線板3の基
材面30のうち入力端子5の部分にスリットは設けられ
ていない。したがって、入力端子5部分での断線を無く
して、信頼性を高めることができる。また、異方性導電
膜は、現在のところ接続材の主流であるから、接続装置
として既存のものを流用でき、新規の装置開発を要しな
い。したがって、短期間で新商品を設計できる。
【0059】なお、接続材9と接続材8とは、同時に供
給し、同時に接続可能な同種のものであれば良く、完全
に同一材料である必要は無い。例えば、入力端子5側に
低抵抗タイプの異方性導電膜、出力端子4側に極微小タ
イプの異方性導電膜というように、材質の異なるものを
用いても良い。本発明者らは、材質が異なる異方性導電
膜(日立化成(株)製AC7051、その他)を用いた
場合であっても、何ら問題の無いことを確認している。
【0060】また、図8に示すように、各フレキシブル
配線板3毎に、上記出力端子4と入力端子5に対して共
通に1枚の異方性導電膜12を設けても良い。この例で
は異方性導電膜12の寸法は基材面30の寸法と略同一
に設定している。この場合も、接続作業の工数を低減で
き、製造コストを低減できる。また、接続材供給装置の
数を減らすことができ、設備投資額を低減できる。
【0061】図2は別のパターンレイアウトを持つフレ
キシブル配線板43を示している。このフレキシブル配
線板43は、既に示したフレキシブル配線板3と同様
に、基材面30の第1の辺30aに沿って、一方向に連
なり、ピッチPAが数10μm〜200μmの範囲に設
定された出力端子44を備えている。入力端子45は、
駆動用IC6の両側に2群に分割された状態で、駆動用
ICの外側ラインBよりも内側(辺30a側)に上記一
方向に並んでいる。各群の入力端子45のピッチPB
数10μm〜500μmの範囲に設定されている。出力
端子44と駆動用IC6とは、駆動用IC6から放射状
に延びる配線46によって接続されている。一方、入力
端子45と駆動用IC6とは、基材面30内で入力端子
45の辺30b側の端部と駆動用IC6の辺30b側の
電極とをつなぐ略U字状の配線47で接続されている。
この場合、フレキシブル配線板3に比して、更に駆動用
IC6と辺30bとの距離を短くできる。したがって、
フレキシブル配線板を更にコンパクトに構成でき、小型
化できる。したがって、液晶表示装置を小型化できる
上、コストを低減できる。しかも、入力端子5が駆動用
IC6よりも内側に設けられているので、略U字状の配
線47が設けられている部分Dを、図3〜図5に示すよ
うに、回路基板10の辺に沿って折り曲げることができ
る。これにより、液晶表示装置をさらに小型化できる。
ここで、図3は配線47が設けられている部分Dを断面
L字状に折り曲げた場合、図4は上記部分Dを駆動用I
C6側に断面U字状に折り曲げた場合、図5は上記部分
Dを回路基板10を巻回して断面U字状に折り曲げた場
合をそれぞれ示している。なお、図3〜図5の例では、
回路基板10のバスライン11をフレキシブル配線板3
と反対側に設け、回路基板10の幅を小さくしている。
【0062】図6はさらに別のパターンレイアウトを持
つフレキシブル配線板53を示している。このフレキシ
ブル配線板53は、既に示したフレキシブル配線板3,
43と同様に、基材面30の第1の辺30aに沿って、
一方向に連なり、ピッチが数10μm〜200μmの範
囲に設定された出力端子54を備えている。入力端子5
5は、駆動用IC6の両側に2群に分割された状態で、
辺30aと隣り合う第3の辺30c,第4の辺30dに
沿って垂直方向に並んでいる。各群の入力端子55のピ
ッチは数10μm〜500μmの範囲に設定されてい
る。出力端子54,入力端子55と駆動用IC6とは、
それぞれ駆動用IC6から放射状に延びる配線56,5
7によって接続されている。この場合、駆動用IC6の
上記一方向の寸法が比較的長くなっても、辺30a,3
0bの寸法を長くすることなく、フレキシブル配線板5
3の上記一方向の寸法を比較的短くすることができる。
したがって、フレキシブル配線板を小型化でき、液晶表
示装置のサイズを小型化できる。また、フレキシブル配
線板53の入力端子55に対応して回路基板10上に垂
直方向に電極端子11が並ぶことから、回路基板10に
直線度を高く、引き回し長さを小さくしてバスライン1
1を設け易くなる。したがって、低抵抗化が必要な入力
信号がある場合であっても、回路基板10をコンパクト
に設計できる。
【0063】図7は、図6のタイプのフレキシブル配線
板に、駆動用ICとしていわゆるスリムチップ6′を設
けた例を示している。このフレキシブル配線板63は、
基材面30′の第1の辺30a′に沿って、一方向に連
なり、ピッチが数10μm〜200μmの範囲に設定さ
れた出力端子64を備えている。駆動用IC6′の垂直
方向の寸法は上記一方向の寸法の1/2以下、この例で
は1/5に設定されている。入力端子65は、駆動用I
C6′の両側に2群に分割された状態で、辺30a′と
隣り合う第3の辺30c′,第4の辺30d′に沿って
垂直方向に並んでいる。各群の入力端子65のピッチは
数10μm〜500μmの範囲に設定されている。出力
端子64,入力端子65と駆動用IC6′とは、駆動用
IC6′から放射状に延びる配線66,67によって接
続されている。この場合、フレキシブル配線板63の垂
直方向の寸法を短くでき、フレキシブル配線板をさらに
小型化することができる。
【0064】図9は、表示パネル1の一辺に配された複
数のフレキシブル配線板3,3,…に対して、接続材と
して異方性導電膜13を1枚だけ設けた例を示してい
る。実装は図12に示す工程フローに従って行う。ま
ず、図9に示すように、表示パネル1と回路基板10と
を位置合わせして仮止めする(S11)。次に、同一ス
テージ上で、表示パネル1の周縁部2と回路基板10と
にまたがって、異方性導電膜13を供給する(S1
2)。次に、表示パネル1を移載し(S13)、複数の
フレキシブル配線板3を供給して位置合わせする(S1
4)。次に、同一ステージ上で、表示パネル1の電極端
子とフレキシブル配線板3の出力端子4、回路基板10
の電極端子とフレキシブル配線板3の入力端子5とを、
上記異方性導電膜8,9を用いて熱圧着して、同時に接
続する(S15)。なお、大型の接続ツールを使用して
複数のフレキシブル配線板3を同時に接続しても良い。
この場合、接続作業の工数を低減でき、製造コストを低
減できる。また、接続材供給装置の数を減らすことがで
き、設備投資額を低減できる。
【0065】なお、図10は、ペースト又は液状の接続
材の接続材14,15を用いた例を示している。実装
は、図12に示した工程フローに従って行う。この場
合、ステップS12で、表示パネル1の周縁部2に沿っ
て接続材14を供給するとともに、回路基板10の電極
端子領域に接続材15を供給する。接続材14,15の
供給は、印刷や転写により行うことができる。
【0066】また、、接続条件面で温度バラツキの範囲
縮小が厳しく要求される場合は大型ツールが使えないた
め、図15に示すような比較的狭い領域26の接続を行
うのが好ましい。この場合、図12に示した工程フロー
のステップS14で表示パネル1の一辺に複数のフレキ
シブル配線板3を配した後、ステップS15で、隣接す
る2枚のフレキシブル配線板3の互いに近い側の群の入
力端子5,5を同時に接続する。これにより、接続作業
の工数を低減でき、製造コストを低減できる。また、接
続装置の数を減らすことができ、設備投資額を低減でき
る。
【0067】図13はこの発明の一実施例の接続装置の
加圧ヘッド20を示している。この加圧ヘッド20は、
適当な材質の抵抗体からなり、例えば図1に示した表示
パネル1の周縁部2と回路基板10との上に、接続材
8,9を介して配されたフレキシブル配線板3を押圧す
るためのものである。加圧ヘッド20の加圧面24は、
図14に示すように、フレキシブル配線板3の出力端子
4と入力端子5とを同時に押圧できるように略コの字状
に形成された突起24aが設けられている。突起24a
の高さは、押圧に伴って駆動用IC6を破壊しないよう
に、駆動用IC6の厚みよりも少し厚い程度(1mm程
度)に設定されている。接続は、パルスヒート方式で行
う。すなわち、ツール20の下面を対象物に押し当て、
加圧状態でツール20の太い部分21から先端の細い部
分22に対して一定方向に電流23を流す。細い部分2
2に所望の時間電流23を流すことによって、加圧状態
で対象物を加熱する。これにより、フレキシブル配線板
3の出力端子4,入力端子5を、異方性導電膜などの接
続材8,9を介して、表示パネル1の電極端子18,回
路基板10の電極端子19に同時に接続することができ
る。したがって、接続作業の工数を低減でき、製造コス
トを低減できる。また、接続装置の数を減らすことがで
き、設備投資額を低減できる。
【0068】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の表
示パネルの実装構造では、フレキシブル配線板の入力端
子が、基材面内で、第1の辺が延びる一方向に関して駆
動用ICの両側に2群に分割して設けられているので、
フレキシブル配線板の垂直方向の寸法を短くすることか
できる。また、上記入力端子が従来より小さい500μ
m以下のピッチで並んでいるので、さらにフレキシブル
配線板を小型化できる。したがって、表示装置のサイズ
を小型化できる。サイズの小型化に伴って、ケースなど
の重量を減らすことができ、全体として軽量化できる。
また、フレキシブル配線板の出力端子側、入力端子側に
同種の接続材を用いているので、上記出力端子側、入力
端子側に同時に接続材を供給し、また、上記出力端子、
入力端子を表示パネルの電極端子、回路基板の電極端子
に同時に接続することができる。このようにした場合、
接続作業の工数を大幅に低減できる。また、接続材供給
装置や接続装置の数を減らすことができ、設備投資額を
低減できる。しかも、フレキシブル配線板を小型化でき
るので材料費も低減できる。したがって、全体として、
製造コストを大幅に低減できる。
【0069】請求項2の表示パネルの実装構造では、上
記接続材は異方性導電膜であるので、フレキシブル配線
板の基材面のうち入力端子の部分にスリットを設ける必
要が無くなる。入力端子を基材で支持した場合、入力端
子部分での断線が無くなり、表示装置の信頼性を高める
ことができる。また、異方性導電膜は、現在のところ接
続材の主流であるから、接続装置として既存のものを流
用でき、新規の装置開発を要しない。したがって、短期
間で新商品を生産し、市場投入できる。
【0070】請求項3の表示パネルの実装構造では、上
記フレキシブル配線板の上記2群の入力端子は、それぞ
れ上記基材面内で垂直方向に並んでいるので、上記駆動
用ICの上記一方向の寸法が比較的長い場合であって
も、上記フレキシブル配線板の上記一方向の寸法が短く
て済む。したがって、フレキシブル配線板を小型化で
き、表示装置のサイズを小型化できる。また、上記フレ
キシブル配線板の入力端子に対応して上記回路基板上に
上記一方向に垂直な方向に電極端子が並ぶことから、上
記回路基板に上記電極端子に信号を供給するためのバス
ラインを設け易くなり、回路基板をコンパクトに設計で
きる。
【0071】請求項4の表示パネルの実装構造では、上
記フレキシブル配線板の上記2群の入力端子は、それぞ
れ上記基材面内で上記一方向に並んでいるので、フレキ
シブル配線板の上記垂直方向の寸法が短くて済み、フレ
キシブル配線板が小型化される。したがって、表示装置
が小型化されるとともに、コストが低減される。
【0072】請求項5の表示パネルの実装構造では、上
記フレキシブル配線板の上記入力端子は、上記第1の辺
と反対側の第2の辺に沿って並び、上記フレキシブル配
線板の上記入力端子と上記駆動用ICとは、上記基材面
内で上記入力端子の上記第1の辺側の端部と上記駆動用
ICの上記第2の辺側の電極とをつなぐ略S字状の配線
で接続されているので、基材面内での無駄なスペースを
少なくしてフレキシブル配線板をコンパクトに構成で
き、フレキシブル配線板を小型化できる。したがって、
表示装置を小型化できるとともに、コストを低減でき
る。
【0073】請求項6の表示パネルの実装構造では、上
記フレキシブル配線板の上記2群の入力端子は、上記駆
動用ICの両側に、上記第2の辺から所定距離だけ離間
して上記一方向に並び、上記入力端子と上記駆動用IC
とは、上記基材面内で上記入力端子の上記第2の辺側の
端部と上記駆動用ICの上記第2の辺側の電極とをつな
ぐ略U字状の配線で接続されているので、請求項5のも
のに比して、更に駆動用ICと第2の辺との距離を短く
できる。したがって、基材面内での無駄なスペースを少
なくしてフレキシブル配線板をコンパクトに構成でき、
フレキシブル配線板を小型化できる。したがって、表示
装置を小型化できるとともに、コストを低減できる。
【0074】請求項7の表示パネルの実装構造では、上
記フレキシブル配線板の上記入力端子と上記第2の辺と
の距離は、上記駆動用ICと上記第2の辺との距離と同
一またはそれ以上に設定されているので、フレキシブル
配線板の上記略U字状の配線が設けられる部分を折り曲
げることができ、これにより、表示装置を小型化でき
る。
【0075】請求項8の表示パネルの実装構造では、上
記フレキシブル配線板の上記略U字状の配線が設けられ
ている部分は、上記回路基板の上記一方向に延びる辺に
沿って断面L字状に折り曲げられているので、上記垂直
方向のサイズを小さくして、表示装置を小型化できる。
【0076】請求項9の表示パネルの実装構造では、上
記フレキシブル配線板の上記略U字状の配線が設けられ
ている部分は、上記回路基板の上記一方向に延びる辺に
沿って断面U字状に折り曲げられているので、上記垂直
方向のサイズを小さくして、表示装置を小型化できる。
【0077】請求項10の表示パネルの実装構造では、
上記駆動用ICの上記垂直方向の寸法は、上記一方向の
寸法の1/2以下に設定されているので、フレキシブル
配線板の上記垂直方向の寸法を短くして、フレキシブル
配線板を小型化できる。したがって、表示装置を小型化
できるとともに、コストを低減できる。
【0078】請求項11の表示パネルの実装構造では、
上記接続材は、各フレキシブル配線板毎に、上記出力端
子と入力端子に対して共通に一つだけ設けられているの
で、実装を行う際に、フレキシブル配線板の出力端子
側、入力端子側に同時に接続材を供給できる。したがっ
て、接続作業の工数を低減でき、製造コストを低減でき
る。また、接続材供給装置の数を減らすことができ、設
備投資額を低減できる。
【0079】請求項12の表示パネルの実装構造では、
上記接続材は、上記表示パネルの一辺に配された複数の
フレキシブル配線板に対して1つだけ設けられているの
で、実装を行う際に、複数のフレキシブル配線板の出力
端子側および入力端子側に同時に接続材を供給できる。
したがって、さらに接続作業の工数を低減でき、製造コ
ストを低減できる。また、接続材供給装置の数を減らす
ことができ、設備投資額を低減できる。
【0080】請求項13の表示パネルの実装方法では、
上記接続材を、各フレキシブル配線板毎に、上記出力端
子と入力端子に対して同時に供給するので、接続作業の
工数を低減でき、製造コストを低減できる。さらに、接
続材供給装置の数を減らすことができ、設備投資額を低
減できる。なお、請求項11では接続材は固体に限られ
ているが、この請求項13では、接続材はペーストや樹
脂等液状であっても良い。
【0081】請求項14の表示パネルの実装方法では、
上記表示パネルの辺に沿って上記回路基板を設けて位置
合わせした後、上記表示パネルの周縁部と上記回路基板
に対して、複数のフレキシブル配線板の出力端子と入力
端子を接続するための接続材を同時に供給するので、接
続作業の工数を低減でき、製造コストを低減できる。さ
らに、接続材供給装置の数を減らすことができ、設備投
資額を低減できる。
【0082】請求項15の表示パネルの実装方法では、
少なくとも1枚のフレキシブル配線板の上記出力端子と
入力端子を、それぞれ上記表示パネルの上記電極端子と
上記回路基板の上記電極端子に同時に接続するので、接
続作業の工数を低減でき、製造コストを低減できる。ま
た、接続装置の数を減らすことができ、設備投資額を低
減できる。
【0083】請求項16の表示パネルの実装方法では、
上記表示パネルの一辺に複数のフレキシブル配線板を配
し、隣接する2枚のフレキシブル配線板の互いに近い側
の群の入力端子を同時に接続するので、接続作業の工数
を低減でき、製造コストを低減できる。また、接続装置
の数を減らすことができ、設備投資額を低減できる。
【0084】請求項17の接続装置は、上記表示パネル
の周縁部と上記回路基板との上に、上記接続材を介して
配された上記フレキシブル配線板を押圧するための加圧
ヘッドを有し、上記加圧ヘッドの加圧面は、上記フレキ
シブル配線板の上記出力端子と入力端子とを同時に押圧
できるように略コの字状に形成されているので、上記フ
レキシブル配線板の出力端子,入力端子を、異方性導電
膜などの接続材を介して、表示パネルの電極端子,回路
基板の電極端子に同時に接続できる。したがって、接続
作業の工数を低減でき、製造コストを低減できる。ま
た、接続装置の数を減らすことができ、設備投資額を低
減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例の液晶表示装置の一部を
構成するフレキシブル配線板と、このフレキシブル配線
板を用いた実装構造を示す図である。
【図2】 別のフレキシブル配線板を示す図である。
【図3】 図2のフレキシブル配線板を用いた実装構造
を例示する図である。
【図4】 図2のフレキシブル配線板を用いた実装構造
を例示する図である。
【図5】 図2のフレキシブル配線板を用いた実装構造
を例示する図である。
【図6】 さらに別のフレキシブル配線板を示す図であ
る。
【図7】 さらに別のフレキシブル配線板を示す図であ
る。
【図8】 図1のフレキシブル配線板に1枚の異方性導
電膜を供給した状態を示す図である。
【図9】 表示パネルの1辺と回路基板とにまたがって
1枚の異方性導電膜を用いた実装構造を示す図である。
【図10】 接続材としてペーストや樹脂等液状のもの
を用いた実装構造を示す図である。
【図11】 この発明の一実施例の液晶表示装置の実装
方法を説明する工程図である。
【図12】 別の実装方法を説明する工程図である。
【図13】 この発明の一実施例の接続装置の加圧ヘッ
ドを示す図である。
【図14】 図1のフレキシブル配線板に上記接続装置
の加圧面を当接した状態を示す図である。
【図15】 接続条件が厳しい場合の接続の仕方を示す
図である。
【図16】 従来の液晶表示装置の実装構造を示す斜視
図である。
【図17】 上記従来の液晶表示装置の実装構造を示す
断面図である。
【図18】 上記従来の液晶表示装置の一部を構成する
フレキシブル配線板を示す図である。
【図19】 知られている別のフレキシブル配線板を示
す図である。
【図20】 従来の液晶表示装置の実装方法を説明する
工程図である。
【符号の説明】
1 表示パネル 4 出力端子 5 入力端子 3,43,53,63 フレキシブル配線板 10 回路基板 8,9,13 異方性導電膜 20 加圧ヘッド

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面の周縁部に沿って複数配設された電
    極端子を有する表示パネルの上記電極端子に、基材面に
    上記表示パネルを駆動するための駆動用ICを搭載した
    フレキシブル配線板の出力端子を接続するとともに、上
    記表示パネルの辺に沿って、上記駆動用ICに信号を供
    給するための複数の電極端子を持つ回路基板を設け、上
    記フレキシブル配線板の入力端子を上記回路基板の上記
    電極端子に接続する表示パネルの実装構造において、 上記フレキシブル配線板の上記基材面は略矩形状をな
    し、上記出力端子は上記基材面の第1の辺に沿って20
    0μm以下のピッチで一方向に連なり、上記駆動用IC
    は上記一方向に関して上記基材面の略中央に設けられ、
    上記入力端子は上記基材面内で上記一方向に関して上記
    駆動用ICの両側に2群に分割して設けられ、かつ、各
    群の入力端子は500μm以下のピッチで連なり、 上記表示パネルの上記電極端子、上記回路基板の上記電
    極端子は、それぞれ上記フレキシブル配線板の上記出力
    端子、上記入力端子と対応する箇所に設けられ、 上記表示パネルの上記電極端子と上記フレキシブル配線
    板の上記出力端子、上記回路基板の上記電極端子と上記
    フレキシブル配線板の上記入力端子は、上記各ピッチで
    の接続が可能な同種の接続材を用いて接続されているこ
    とを特徴とする表示パネルの実装構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の表示パネルの実装構造
    において、 上記接続材は異方性導電膜であることを特徴とする表示
    パネルの実装構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の表示パネルの
    実装構造において、上記フレキシブル配線板の上記2群
    の入力端子は、それぞれ上記基材面内で、上記一方向に
    垂直な方向に並んでいることを特徴とする表示パネルの
    実装構造。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の表示パネルの
    実装構造において、上記フレキシブル配線板の上記2群
    の入力端子は、それぞれ上記基材面内で上記一方向に並
    んでいることを特徴とする表示パネルの実装構造。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の表示パネルの実装構造
    において、 上記フレキシブル配線板の上記入力端子は、上記第1の
    辺と反対側の第2の辺に沿って並び、 上記フレキシブル配線板の上記入力端子と上記駆動用I
    Cとは、上記基材面内で上記入力端子の上記第1の辺側
    の端部と上記駆動用ICの上記第2の辺側の電極とをつ
    なぐ略S字状の配線で接続されていることを特徴とする
    表示パネルの実装構造。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の表示パネルの実装構造
    において、 上記フレキシブル配線板の上記2群の入力端子は、上記
    駆動用ICの両側に、上記第2の辺から所定距離だけ離
    間して上記一方向に並び、 上記入力端子と上記駆動用ICとは、上記基材面内で上
    記入力端子の上記第2の辺側の端部と上記駆動用ICの
    上記第2の辺側の電極とをつなぐ略U字状の配線で接続
    されていることを特徴とする表示パネルの実装構造。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の表示パネルの実装構造
    において、 上記フレキシブル配線板の上記入力端子と上記第2の辺
    との距離は、上記駆動用ICと上記第2の辺との距離と
    同一またはそれ以上に設定されていることを特徴とする
    表示パネルの実装構造。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の表示パネルの
    実装構造において、上記フレキシブル配線板の上記略U
    字状の配線が設けられている部分は、上記回路基板の上
    記一方向に延びる辺に沿って、断面L字状に折り曲げら
    れていることを特徴とする表示パネルの実装構造。
  9. 【請求項9】 請求項6または7に記載の表示パネルの
    実装構造において、上記フレキシブル配線板の上記略U
    字状の配線が設けられている部分は、上記回路基板の上
    記一方向に延びる辺に沿って、断面U字状に折り曲げら
    れていることを特徴とする表示パネルの実装構造。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか一つに記載
    の表示パネルの実装構造において、 上記駆動用ICの上記一方向に垂直な方向の寸法は、上
    記一方向の寸法の1/2以下に設定されていることを特
    徴とする表示パネルの実装構造。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれか一つに記
    載の表示パネルの実装構造において、 上記接続材は、各フレキシブル配線板毎に、上記出力端
    子と入力端子に対して共通に一つだけ設けられているこ
    とを特徴とする表示パネルの実装構造。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至10のいずれか一つに記
    載の表示パネルの実装構造において、 上記接続材は、上記表示パネルの一辺に配された複数の
    フレキシブル配線板に対して、1つだけ設けられている
    ことを特徴とする表示パネルの実装構造。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の表示パネルの実装構
    造を構成するための実装方法であって、上記表示パネル
    の上記電極端子に上記フレキシブル配線板の上記出力端
    子を接続するとともに、上記表示パネルの辺に沿って上
    記回路基板を設け、上記フレキシブル配線板の入力端子
    を上記回路基板の上記電極端子に接続する表示パネルの
    実装方法において、 上記接続材を、各フレキシブル配線板毎に、上記出力端
    子と入力端子に対して同時に供給することを特徴とする
    表示パネルの実装方法。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の表示パネルの実装構
    造を構成するための実装方法であって、上記表示パネル
    の上記電極端子に上記フレキシブル配線板の上記出力端
    子を接続するとともに、上記表示パネルの辺に沿って上
    記回路基板を設け、上記フレキシブル配線板の入力端子
    を上記回路基板の上記電極端子に接続する表示パネルの
    実装方法において、 上記表示パネルの辺に沿って上記回路基板を設けて位置
    合わせした後、上記表示パネルの周縁部と上記回路基板
    に対して、複数のフレキシブル配線板の出力端子と入力
    端子を接続するための接続材を同時に供給することを特
    徴とする表示パネルの実装方法。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載の表示パネルの実装構
    造を構成するための実装方法であって、上記表示パネル
    の上記電極端子に上記フレキシブル配線板の上記出力端
    子を接続するとともに、上記表示パネルの辺に沿って上
    記回路基板を設け、上記フレキシブル配線板の入力端子
    を上記回路基板の上記電極端子に接続する表示パネルの
    実装方法において、 少なくとも1枚のフレキシブル配線板の上記出力端子と
    入力端子を、それぞれ上記表示パネルの上記電極端子と
    上記回路基板の上記電極端子に、同時に接続することを
    特徴とする表示パネルの実装方法。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載の表示パネルの実装構
    造を構成するための実装方法であって、上記表示パネル
    の上記電極端子に上記フレキシブル配線板の上記出力端
    子を接続するとともに、上記表示パネルの辺に沿って上
    記回路基板を設け、上記フレキシブル配線板の入力端子
    を上記回路基板の上記電極端子に接続する表示パネルの
    実装方法において、 上記表示パネルの一辺に複数のフレキシブル配線板を配
    し、隣接する2枚のフレキシブル配線板の互いに近い側
    の群の入力端子を、同時に接続することを特徴とする表
    示パネルの実装方法。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載の表示パネルの実装構
    造を構成するための接続装置であって、 上記表示パネルの周縁部と上記回路基板との上に、上記
    接続材を介して配された上記フレキシブル配線板を押圧
    するための加圧ヘッドを有し、 上記加圧ヘッドの加圧面は、上記フレキシブル配線板の
    上記出力端子と入力端子とを同時に押圧できるように、
    略コの字状に形成されていることを特徴とする接続装
    置。
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