JPH07134152A - 電位センサ - Google Patents

電位センサ

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JPH07134152A
JPH07134152A JP28302993A JP28302993A JPH07134152A JP H07134152 A JPH07134152 A JP H07134152A JP 28302993 A JP28302993 A JP 28302993A JP 28302993 A JP28302993 A JP 28302993A JP H07134152 A JPH07134152 A JP H07134152A
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potential sensor
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signal
metal plate
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Hiroaki Yamada
博章 山田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 オフセット出力のなく、簡単な構造の電位セ
ンサを得る。 【構成】 被測定物から放射される電気力線18を導入
するための測定穴19を有するケース5と、該ケース5
内に入ってくる電気力線18を受ける検出電極2と一体
となった屈曲振動子1と、前記検出電極2の後方に配置
された補助電極22と、前記屈曲振動子1および前記補
助電極2を保持する配線基板4と、前記第2の金属板2
0上に前記屈曲振動子1の駆動および振動信号抽出のた
めに接着された少なくとも2つの圧電セラミックス7と
を含む。また、前記配線基板4はベース6に保持され、
さらに、前記配線基板4は前記ケース5に収容される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯電体の表面電位を検
出する電位センサに関し、特に、機械的振動子により交
流信号への変換機能を持った電位センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電位センサは、図3(a)及び図
3(b)に示すように、被測定物から放射される電気力
線118を導入するために開口された測定穴119を有
するケース115と、このケース115内に入ってくる
電気力線118を一定周期で切るチョッパ部123を持
つ音叉振動子121と、切られた電気力線118を受け
て交流信号を取り出すための検出電極112とから構成
されている。
【0003】音叉振動子121には、駆動及び振動信号
抽出用の圧電セラミック117が接着されている。ま
た、音叉振動子121及び検出電極112は、基板11
6に固定され、さらに、この基板116は、ケース11
5に収容されている。圧電セラミックス117には、圧
電セラミックス用配線132を介し、かつ基板116の
外にのびている入出力用端子162が接続されている。
音叉振動子121には、接地端子172が接続されてい
る。検出電極112には基板116の外にのびている出
力用端子152が接続されている。
【0004】上述した電位センサでは、駆動及び信号抽
出用の圧電セラミック117に電圧信号が加えられてい
るため、この信号がセンサ内の空間を介して検出電極1
12に誘導雑音を与える。検出電極112は、微小信号
を増幅するために高インピーダンスに保たれており、圧
電セラミック117からの雑音を受けやすい。この雑音
が電気力線のない場合、即ち、被測定物の帯電電位が0
V(ボルト)のときでも、ある程度の交流出力として検
出され、オフセット出力となる。
【0005】したがって、従来の電位センサは、オフセ
ット出力が電位センサ出力の測定誤差となり、被測定物
の帯電電位の測定が不正確になるという欠点がある。こ
れを克服するため、音叉振動子121の駆動信号を利用
し、オフセット出力を打ち消すために、図4に示すよう
な、電位センサが特開平3−100474号公報におい
て提案されている。この電位センサを図3(a)及び図
3(b)の電位センサを用いて同じ部材には同じ符号を
付して説明の一部を省略する。
【0006】この電位センサは、被測定物から放射され
る電気力線を一定の周期断続的に遮断するチョッパ部1
23と、チョッパ部123を通過した電気力線118を
受ける検出電極112と、検出電極112からの信号を
増幅するプリアンプ211と、チョッパ部123と検出
電極112とプリアンプ211とを搭載する基板116
と、電気力線119を導入するための測定穴119とを
有している。
【0007】さらに、電位センサは、ケース115と、
チョッパ部123を駆動する音叉駆動回路212と、駆
動信号を減衰させるアッテネータ213と、アッテネー
タ213からの信号の振幅と位相とを変える可変増幅回
路214と、プリアンプ211からの信号と、可変増幅
回路214からの信号とを加え合わせる加算回路215
とを有している。
【0008】音叉振動子121の先端のチョッパ部12
3では、電気力線119が所定周期で切られる。音叉振
動子121は、音叉駆動回路212によって励振され、
固有周期で振動する。このとき、圧電セラミックス11
7に加わる電圧、電流により駆動周波数に等しいノイズ
が検出電極上に発生する。この信号はプリアンプ211
により増幅及びインピーダンス変換され、さらにフィル
タ216で波形を正弦波にする。
【0009】一方、音叉振動子121の駆動信号は、ア
ッテネータ213によって減衰され、さらに、可変増幅
回路214で振幅と位相とが調節され、加算回路215
に送られる。このとき、フィルタ216からの出力信号
Bと可変増幅回路214からの出力信号Dとが、位相が
180度、異なり振幅が等しくなるように可変抵抗器2
17で調整することにより加算回路215からの出力を
0Vする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の提案による電位
センサでは、音叉振動子121の駆動信号がオフセット
出力と周波数が同じで一定電圧であることを利用し、オ
フセット出力と位相とが180度、異なり振幅が等しい
信号を作り、電位センサの出力に加算することにより、
オフセット出力を打ち消そうとするものである。
【0011】しかしながら、オフセットを打ち消すため
の信号を加える加算回路215を必要とするため、信号
処理回路が複雑になるという欠点がある。
【0012】それ故に、本発明の課題は、簡単な構成に
より、オフセット出力を打ち消すことができる電位セン
サを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、被測定
物から放射される電気力線を導入するための測定穴を有
するケースと、該ケース内に入ってくる電気力線を受け
る検出電極を有する屈曲振動子と、該屈曲振動子を保持
した配線基板と、該配線基板を保持するベースとを含む
電位センサにおいて、前記測定穴から見て、前記検出電
極の後方に補助電極を設けたことを特徴とする電位セン
サが得られる。
【0014】また、本発明によれば、前記屈曲振動子
は、第1の金属板である前記検出電極と、第2の金属板
とからなり、前記第1及び第2の金属板を一平面上に配
置されるように接続するための絶縁板と、前記第2の金
属板上に前記屈曲振動子の駆動および振動信号抽出のた
めに接着された少なくとも2つの圧電セラミックスとを
有していることを特徴とする電位センサが得られる。
【0015】
【作用】本発明によると、電気力線を受ける第1の金属
板である検出電極と、第2の金属板と、これらを一表面
上に配置されるように接続するための絶縁板とを含む屈
曲振動子を電気力線と同一の方向に振動させ、さらに、
検出電極部の後方に設けられた補助電極に所定の直流電
圧を加えることによりオフセット出力のない電位センサ
を実現する。
【0016】
【実施例】次に本発明の電位センサについて図1
(a)、図1(b)及び図2に基づき説明する。
【0017】図1(a)及び図1(b)を参照して、電
位センサは、第1の金属板である検出電極2と、この検
出電極2と第2の金属板20である屈曲振動子1と、検
出電極2と屈曲振動子1とを互いに接続した絶縁板3
と、屈曲振動子1と検出電極2とを第1の支持部9及び
第2の支持部10を介して保持した配線基板4と、検出
電極2の後方に設けた補助電極22と、配線基板4を保
持したベース6と、ケース5とを有している。
【0018】補助電極22は、配線基板4上に設けられ
ており、検出電極2に対向している。検出電極2、屈曲
振動子1、補助電極22、及び配線基板4は、ベース6
とケース5によって囲まれた内部に収納されている。ケ
ース5には、被測定物から放射される電気力線18を検
出電極2に導入するための測定穴19が形成されてい
る。
【0019】屈曲振動子1は、ケース5内に入ってくる
電気力線18を受ける検出電極2と一体となっている。
補助電極22は、測定穴19から見て、検出電極部2の
後方に位置している。検出電極2と第2の金属板20と
は、屈曲振動子1を絶縁板3により一平面上に配置され
るように接続している。第2の金属板20上には、屈曲
振動子1の駆動および振動信号抽出のために接着された
少なくとも2つの圧電セラミックス7が備えられてい
る。
【0020】また、ベース6とケース5とで囲まれた内
部には、ケーブル8が引き込まれており、このケーブル
8の出力用配線11、接地用配線12、14が配線基板
4の導電パターンに接続されている。圧電セラミックス
用配線13は、配線基板4の導電パターンに接続されて
いる。
【0021】次に、図2をも用いて電位センサの動作に
ついて説明する。屈曲振動子1に接着されている駆動及
び振動信号抽出用の2つの圧電セラミックス7は、駆動
回路25に接続されている。このため、屈曲振動子1は
駆動回路25によって屈曲振動する。この振動により検
出電極2が図1(b)において矢印Aに示すように上下
に振動するため、検出電極2に発生する電位も周期的に
変動する。
【0022】したがって、検出電極2及び接地間には、
屈曲振動子1の振動と周波数が同じで、振幅に応じた大
きさの交流信号が発生する。この交流信号は、検出電極
部2に接続されている第1の支持部9を介して配線基板
4上の配線に接続している。また、この交流信号の電圧
は、微小なため取扱いの容易な信号に変換するには、入
力インピーダンスの高いプリアンプ26で増幅され、プ
リアンプ26から出力される。
【0023】次に、検出電極2の後方に位置している補
助電極22に直流電圧Vを加えると、検出電極2には、
この直流電圧Vの極性が被測定物の帯電電圧の極性と同
じ場合に被測定物によって発生する交流信号とは位相の
180度異なった周波数の同じ交流信号が発生する。逆
に、補助電極22に印加する電圧と被測定物の帯電電圧
の極性が異なる(一方がプラス、他方がマイナス)とき
には、それぞれの電圧によって検出電極2に発生する交
流信号の位相は一致する。
【0024】一方、雑音として発生するオフセット出力
も検出電極2に発生する交流信号と周波数が同じで、位
相差が0度または、180度となっている.このため、
補助電極22に加える電圧Vの極性と大きさを調節する
ことにより、オフセット出力と位相が180度異なる大
きさの同じ交流信号を発生させ、オフセット電圧を打ち
消すことが可能となる。
【0025】したがって、オフセット出力のない電位セ
ンサが実現できる。また、可変抵抗器27やプリアンプ
26は、電位センサ内の配線基板4上に設けることも可
能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、補助電極
へ直流電圧を印加するための簡単な回路の付加によりオ
フセット出力のなく、構造が簡単で、正確に測定できる
電位センサが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電位センサの一実施例を示し、(a)
は平面断面図、(b)は正面断面図である。
【図2】本発明の電位センサの動作を示したブロック図
である。
【図3】従来の電位センサの一例を示し、(a)は平面
断面図、(b)は正面断面図である。
【図4】従来の電位センサの他の例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 屈曲振動子 2,112 検出電極 3 絶縁板 4 配線基板 5,115 ケース 6 ベース 7,117 圧電セラミック 18,118 電気力線 19,119 測定穴 20 第2の金属板 22 補助電極 23,123 チョッパ部 25 駆動回路 26 プリアンプ 27 可変抵抗器 121 音叉振動子 212 音叉駆動回路 213 アッテネータ 214 可変増幅回路 215 加算回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物から放射される電気力線を導入
    するための測定穴を有するケースと、該ケース内に入っ
    てくる前記電気力線を受ける検出電極を有する屈曲振動
    子と、該屈曲振動子を保持した配線基板と、該配線基板
    を保持するベースとを含む電位センサにおいて、前記測
    定穴から見て、前記検出電極の後方に補助電極を設けた
    ことを特徴とする電位センサ。
  2. 【請求項2】 前記屈曲振動子は、第1の金属板である
    前記検出電極と、第2の金属板とからなり、前記第1及
    び第2の金属板を一平面上に配置されるように接続する
    ための絶縁板と、前記第2の金属板上に前記屈曲振動子
    の駆動および振動信号抽出のために接着された少なくと
    も2つの圧電セラミックスとを有していることを特徴と
    する請求項1記載の電位センサ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003090852A (ja) * 2001-09-19 2003-03-28 Tdk Corp プローブ、及び表面電位検出装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5459972A (en) * 1977-10-21 1979-05-15 Ricoh Co Ltd Alternating current type surface electrometer
JPH0263474U (ja) * 1988-10-31 1990-05-11

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Effective date: 19960709