JPH07133625A - 衛生洗浄装置の温風装置 - Google Patents
衛生洗浄装置の温風装置Info
- Publication number
- JPH07133625A JPH07133625A JP1279594A JP1279594A JPH07133625A JP H07133625 A JPH07133625 A JP H07133625A JP 1279594 A JP1279594 A JP 1279594A JP 1279594 A JP1279594 A JP 1279594A JP H07133625 A JPH07133625 A JP H07133625A
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- JP
- Japan
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- flap valve
- duct
- hot air
- warm air
- opened
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- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フラップ弁の固着や風向き変化の可能性を回
避する。 【構成】 ヒータ8やファン9を有する温風発生部5と
便座の後部の下方に配置した温風吹き出し口7とをダク
ト6にて連通させる。通常は自重で閉じ風圧で開くフラ
ップ弁12をダクト6内に配置する。
避する。 【構成】 ヒータ8やファン9を有する温風発生部5と
便座の後部の下方に配置した温風吹き出し口7とをダク
ト6にて連通させる。通常は自重で閉じ風圧で開くフラ
ップ弁12をダクト6内に配置する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛生洗浄装置におい
て、温水で局部を洗浄した後に温風を吹き出して局部を
乾燥するのに用いる温風装置に関するものである。
て、温水で局部を洗浄した後に温風を吹き出して局部を
乾燥するのに用いる温風装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に衛生洗浄装置は図5に示すように
便器の上に載設する洗浄装置本体1に便蓋2や便座3を
回転自在に装着し、洗浄装置本体1に便座3の下に出入
り自在な洗浄ノズル4を設けてある。そして便座3に座
って用を足したあと、洗浄ノズル4を便座3の下に突出
させ、洗浄ノズル4から温水を噴射して局部を洗浄する
ようになっている。また洗浄装置本体1には局部を洗浄
した後に局部を乾燥するための温風を吹き出す温風装置
Aを配置してある。この温風装置Aは図6に示すように
温風発生部5と、ダクト6と、温風吹き出し口7とで構
成されている。温風発生部5はヒータ8、ファン9、フ
ァンモータ10とで構成され、ダクト6の後端の筒体1
1内に内装してある。温風吹き出し口7は便座3の後部
下方に位置するように洗浄装置本体1に設けてあり、温
風吹き出し口7にフラップ弁12を回動自在に取り付け
てある。このフラップ弁12は通常自重で閉じ、風圧が
かかったとき開くようになっている。しかしてヒータ8
に通電すると共にファン9を回転駆動すると、温風発生
部5で発生した温風がダクト6を介して温風吹き出し口
7に送風され、風圧でフラップ弁12が開いて温風吹き
出し口7から吹き出されて局部の乾燥が行われる。
便器の上に載設する洗浄装置本体1に便蓋2や便座3を
回転自在に装着し、洗浄装置本体1に便座3の下に出入
り自在な洗浄ノズル4を設けてある。そして便座3に座
って用を足したあと、洗浄ノズル4を便座3の下に突出
させ、洗浄ノズル4から温水を噴射して局部を洗浄する
ようになっている。また洗浄装置本体1には局部を洗浄
した後に局部を乾燥するための温風を吹き出す温風装置
Aを配置してある。この温風装置Aは図6に示すように
温風発生部5と、ダクト6と、温風吹き出し口7とで構
成されている。温風発生部5はヒータ8、ファン9、フ
ァンモータ10とで構成され、ダクト6の後端の筒体1
1内に内装してある。温風吹き出し口7は便座3の後部
下方に位置するように洗浄装置本体1に設けてあり、温
風吹き出し口7にフラップ弁12を回動自在に取り付け
てある。このフラップ弁12は通常自重で閉じ、風圧が
かかったとき開くようになっている。しかしてヒータ8
に通電すると共にファン9を回転駆動すると、温風発生
部5で発生した温風がダクト6を介して温風吹き出し口
7に送風され、風圧でフラップ弁12が開いて温風吹き
出し口7から吹き出されて局部の乾燥が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の温風装置
Aにあっては、温風吹き出し口7にフラップ弁12を設
けてあり、通常自重でフラップ弁12が閉じているた
め、特に男子小用時に小便が温風風路に浸入するのを防
止してヒータ8等をショートさせるのを防止できるが、
次の問題があった。温風吹き出し口7にフラップ弁12
を設けたものではフラップ弁12そのものに多量の尿が
かかるため固着しやすく、長期間使用した場合フラップ
弁12が開かなくなるという問題があった。また温風吹
き出し口7にフラップ弁12を設けたためフラップ弁1
2により風向きが変化し、適した風向きが得られないと
いう問題があった。つまり、フラップ弁12が開いたと
き、フラップ弁12が水平方向を向き、温風吹き出し口
7から吹き出す温風がフラップ弁12に邪魔されて図6
の矢印のように水平方向にしか吹き出さなく、局部の乾
燥に適した斜め上方に吹き出さない。
Aにあっては、温風吹き出し口7にフラップ弁12を設
けてあり、通常自重でフラップ弁12が閉じているた
め、特に男子小用時に小便が温風風路に浸入するのを防
止してヒータ8等をショートさせるのを防止できるが、
次の問題があった。温風吹き出し口7にフラップ弁12
を設けたものではフラップ弁12そのものに多量の尿が
かかるため固着しやすく、長期間使用した場合フラップ
弁12が開かなくなるという問題があった。また温風吹
き出し口7にフラップ弁12を設けたためフラップ弁1
2により風向きが変化し、適した風向きが得られないと
いう問題があった。つまり、フラップ弁12が開いたと
き、フラップ弁12が水平方向を向き、温風吹き出し口
7から吹き出す温風がフラップ弁12に邪魔されて図6
の矢印のように水平方向にしか吹き出さなく、局部の乾
燥に適した斜め上方に吹き出さない。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、本発明の目的とするところはヒータより下流
側の小便がかかりにくい箇所にフラップ弁を設置するこ
とによりフラップ弁の固着や風向き変化の可能性を回避
でき、しかも簡単で安価な構造で小便の浸入を防止でき
る衛生洗浄装置の温風装置を提供するにある。
であって、本発明の目的とするところはヒータより下流
側の小便がかかりにくい箇所にフラップ弁を設置するこ
とによりフラップ弁の固着や風向き変化の可能性を回避
でき、しかも簡単で安価な構造で小便の浸入を防止でき
る衛生洗浄装置の温風装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明衛生洗浄装置の温風装置は、ヒータ8やファン9
を有する温風発生部5と便座3の後部の下方に配置した
温風吹き出し口7とをダクト6にて連通させ、通常は自
重で閉じ風圧で開くフラップ弁12をダクト6内に配置
して成ることを特徴とする。
本発明衛生洗浄装置の温風装置は、ヒータ8やファン9
を有する温風発生部5と便座3の後部の下方に配置した
温風吹き出し口7とをダクト6にて連通させ、通常は自
重で閉じ風圧で開くフラップ弁12をダクト6内に配置
して成ることを特徴とする。
【0006】またダクト6を上面を開口せるダクト本体
6aと、ダクト本体6aの上面開口を閉塞する蓋体6b
とで構成し、ダクト本体6aの両側の側壁の内面に軸受
部13を設けると共に軸受部13の上部に上端を開口せ
る略U字状の凹所14を設け、フラップ弁12の両側の
上端から側方に突設した枢支軸15を上記軸受部13の
凹所14に回転自在に嵌合して成ることを特徴とするこ
とも好ましい。
6aと、ダクト本体6aの上面開口を閉塞する蓋体6b
とで構成し、ダクト本体6aの両側の側壁の内面に軸受
部13を設けると共に軸受部13の上部に上端を開口せ
る略U字状の凹所14を設け、フラップ弁12の両側の
上端から側方に突設した枢支軸15を上記軸受部13の
凹所14に回転自在に嵌合して成ることを特徴とするこ
とも好ましい。
【0007】またフラップ弁12が上方に回動して開い
た状態で蓋体6bの内面に当たって枢支軸15が凹所1
4から抜ける方向に移動するのを阻止する凸部16をフ
ラップ弁12の上部に設けて成ることを特徴とすること
も好ましい。さらにフラップ弁12が閉じたときフラッ
プ弁12を止めるストッパー17をダクト6内に設け、
フラップ弁12とストッパー17とを点接触させるため
の突起18をフラップ弁12に設け、フラップ弁12の
少なくとも下縁とダクト6内面との間に隙間Sを形成し
て成ることを特徴とすることも好ましい。
た状態で蓋体6bの内面に当たって枢支軸15が凹所1
4から抜ける方向に移動するのを阻止する凸部16をフ
ラップ弁12の上部に設けて成ることを特徴とすること
も好ましい。さらにフラップ弁12が閉じたときフラッ
プ弁12を止めるストッパー17をダクト6内に設け、
フラップ弁12とストッパー17とを点接触させるため
の突起18をフラップ弁12に設け、フラップ弁12の
少なくとも下縁とダクト6内面との間に隙間Sを形成し
て成ることを特徴とすることも好ましい。
【0008】
【作用】上記構成によれば温風発生部5を駆動して温風
を送風すると、風圧でフラップ弁12が開かれて温風吹
き出し口7から温風を吹き出して洗浄した局部の乾燥が
できる。このときフラップ弁12があってもフラップ弁
12を通過した温風がダクト6にて整流されて温風吹き
出し口7から温風吹き出し口7が向く向きに温風が吹き
出され、適した風向きの温風にて乾燥が行われる。温風
を吹き出さないときはフラップ弁12が自重で閉じてダ
クト6の通路が閉じられ、温風吹き出し口7に小便がか
かってもフラップ弁12にて温風発生部5に小便が浸入
するのを防止できる。このときダクト6内にフラップ弁
12があるので小便によりフラップ弁12が固着するお
それがない。
を送風すると、風圧でフラップ弁12が開かれて温風吹
き出し口7から温風を吹き出して洗浄した局部の乾燥が
できる。このときフラップ弁12があってもフラップ弁
12を通過した温風がダクト6にて整流されて温風吹き
出し口7から温風吹き出し口7が向く向きに温風が吹き
出され、適した風向きの温風にて乾燥が行われる。温風
を吹き出さないときはフラップ弁12が自重で閉じてダ
クト6の通路が閉じられ、温風吹き出し口7に小便がか
かってもフラップ弁12にて温風発生部5に小便が浸入
するのを防止できる。このときダクト6内にフラップ弁
12があるので小便によりフラップ弁12が固着するお
それがない。
【0009】またダクト6を上面を開口せるダクト本体
6aと、ダクト本体6aの上面開口を閉塞する蓋体6b
とで構成し、ダクト本体6aの両側の側壁の内面に軸受
部13を設けると共に軸受部13の上部に上端を開口せ
る略U字状の凹所14を設け、フラップ弁12の両側の
上端から側方に突設した枢支軸15を上記軸受部13の
凹所14に回転自在に嵌合するようにすると、蓋体6b
を外した状態でダクト本体6aの軸受部13の凹所14
にフラップ弁12の枢支軸15を嵌め込み、ダクト本体
6aに蓋体6bを一体にすることにより、ダクト6内に
フラップ弁12を開閉自在に取り付けることができるも
のであって、ダクト6内へのフラップ弁12の組み込み
が簡単にできる。
6aと、ダクト本体6aの上面開口を閉塞する蓋体6b
とで構成し、ダクト本体6aの両側の側壁の内面に軸受
部13を設けると共に軸受部13の上部に上端を開口せ
る略U字状の凹所14を設け、フラップ弁12の両側の
上端から側方に突設した枢支軸15を上記軸受部13の
凹所14に回転自在に嵌合するようにすると、蓋体6b
を外した状態でダクト本体6aの軸受部13の凹所14
にフラップ弁12の枢支軸15を嵌め込み、ダクト本体
6aに蓋体6bを一体にすることにより、ダクト6内に
フラップ弁12を開閉自在に取り付けることができるも
のであって、ダクト6内へのフラップ弁12の組み込み
が簡単にできる。
【0010】またフラップ弁12が上方に回動して開い
た状態で蓋体6bの内面に当たって枢支軸15が凹所1
4から抜ける方向に移動するのを阻止する凸部16をフ
ラップ弁12の上部に設けるようにすると、フラップ弁
12が開くと共にフラップ弁12に大きな風圧が加わ
り、枢支軸15が凹所14から抜けるように力を受けて
も、凸部16が蓋体6bの内面に当たって枢支軸15が
凹所14から抜けるのが阻止される。
た状態で蓋体6bの内面に当たって枢支軸15が凹所1
4から抜ける方向に移動するのを阻止する凸部16をフ
ラップ弁12の上部に設けるようにすると、フラップ弁
12が開くと共にフラップ弁12に大きな風圧が加わ
り、枢支軸15が凹所14から抜けるように力を受けて
も、凸部16が蓋体6bの内面に当たって枢支軸15が
凹所14から抜けるのが阻止される。
【0011】さらにフラップ弁12が閉じたときフラッ
プ弁12を止めるストッパー17をダクト6内に設け、
フラップ弁12とストッパー17とを点接触させるため
の突起18をフラップ弁12に設け、フラップ弁12の
少なくとも下縁とダクト6内面との間に隙間Sを形成す
るようにしてあると、たとえ小便がフラップ弁12にあ
る位置まで浸入してきてもフラップ弁12が固着するお
それがない。
プ弁12を止めるストッパー17をダクト6内に設け、
フラップ弁12とストッパー17とを点接触させるため
の突起18をフラップ弁12に設け、フラップ弁12の
少なくとも下縁とダクト6内面との間に隙間Sを形成す
るようにしてあると、たとえ小便がフラップ弁12にあ
る位置まで浸入してきてもフラップ弁12が固着するお
それがない。
【0012】
【実施例】先ず、図1に示す実施例について述べる。衛
生洗浄装置に取り付けられる温風装置Aは図1に示すよ
うに温風発生部5と、ダクト6と、温風吹き出し口7と
で構成されている。温風発生部5はヒータ8、ファン
9、ファンモータ10とで構成され、ダクト6の後端の
筒体11内に内装してある。温風吹き出し口7は便座3
の後部下方に位置するように洗浄装置本体1に設けてあ
り、温風吹き出し口7から温風を斜め上方に吹き出すよ
うに温風吹き出し口7の向きを向けてある。ダクト6内
で温風発生部5の手前にはフラップ弁12を回動自在に
取り付けてある。このフラップ弁12は通常自重で閉
じ、風圧がかかったとき開くようになっている。しかし
てヒータ8に通電すると共にファン9を回転駆動する
と、温風発生部5で発生した温風がダクト6を介して温
風吹き出し口7に送風され、風圧でフラップ弁12が開
いて温風吹き出し口7から吹き出されて局部の乾燥が行
われる。このときフラップ弁12がダクト6内にあるの
で、フラップ弁12が通過した温風はダクト6で整流し
て温風吹き出し口7から吹き出されると共に温風吹き出
し口7の向きに従って図1の矢印のように温風が斜め上
方に吹き出される。温風を吹き出さないときはフラップ
弁12が自重で閉じてダクト6の通路が閉じられ、温風
吹き出し口7に小便がかかってもフラップ弁12にて温
風発生部5に小便が浸入するのを防止できる。
生洗浄装置に取り付けられる温風装置Aは図1に示すよ
うに温風発生部5と、ダクト6と、温風吹き出し口7と
で構成されている。温風発生部5はヒータ8、ファン
9、ファンモータ10とで構成され、ダクト6の後端の
筒体11内に内装してある。温風吹き出し口7は便座3
の後部下方に位置するように洗浄装置本体1に設けてあ
り、温風吹き出し口7から温風を斜め上方に吹き出すよ
うに温風吹き出し口7の向きを向けてある。ダクト6内
で温風発生部5の手前にはフラップ弁12を回動自在に
取り付けてある。このフラップ弁12は通常自重で閉
じ、風圧がかかったとき開くようになっている。しかし
てヒータ8に通電すると共にファン9を回転駆動する
と、温風発生部5で発生した温風がダクト6を介して温
風吹き出し口7に送風され、風圧でフラップ弁12が開
いて温風吹き出し口7から吹き出されて局部の乾燥が行
われる。このときフラップ弁12がダクト6内にあるの
で、フラップ弁12が通過した温風はダクト6で整流し
て温風吹き出し口7から吹き出されると共に温風吹き出
し口7の向きに従って図1の矢印のように温風が斜め上
方に吹き出される。温風を吹き出さないときはフラップ
弁12が自重で閉じてダクト6の通路が閉じられ、温風
吹き出し口7に小便がかかってもフラップ弁12にて温
風発生部5に小便が浸入するのを防止できる。
【0013】次に図2乃至図4に示す実施例について述
べる。本実施例も上記図1に示す実施例と基本的に同じ
であり、同じ部分の説明は省略して異なる点だけを説明
する。ダクト6は上面を開口せるダクト本体6aとダク
ト本体6aの上面を閉塞する蓋体6bとに分割してあ
り、ダクト本体6aの両側の側壁の上端と蓋体6bの側
壁の下端とを合わせ面20で合わせて一体化できるよう
になっている。ダクト本体6aの両側の側壁の内面には
フラップ弁12を取り付ける位置で上下方向にリブを設
けることにより、軸受部13を形成してあり、軸受部1
3の上部には上端を開口して略U字状になった凹所14
を設けてある。この軸受部13の上部はダクト本体6a
の側壁の上端より上方に突出している。フラップ弁12
の両側の上端には側方に突出するように枢支軸15を突
設してあり、両側の枢支軸15を軸受部13の凹所14
に回転自在に嵌合することによりダクト6内にフラップ
弁12を開閉自在に取り付けてある。フラップ弁12を
ダクト6内に組み込むとき、ダクト6をダクト本体6a
と蓋体6bとに分割した状態で、枢支軸15を凹所14
の上方から嵌め込み、ダクト本体6aに蓋体6bを一体
化する。またフラップ弁12の両側の上部でヒータ8側
と反対の面には略半球状の凸部16を突設してあり、フ
ラップ弁12が全開状態に開いたとき、凸部16が蓋体
6bの上壁の内面に当たり、大きな風圧がかかっても、
枢支軸15が凹所14から抜けるような状態にならない
ようになっている。ダクト6のダクト本体6aや蓋体6
bは合成樹脂等の材料にて形成されるものであり、蓋体
6bの上壁と側壁との間の角部の内面はアール面にな
る。このためダクト本体6aと蓋体6bとを組み立てた
とき軸受部13の上端が蓋体6bの上壁の内面に隙間な
く当接する構造にはできなく、軸受部13の上端と蓋体
6bの上壁の内面との間にある程度の隙間ができ、凸部
16がないと、枢支軸15が凹所14から抜けるおそれ
がある。しかし、凸部16を設けると、枢支軸15が凹
所14の上部に行くことがなくなり、フラップ弁12が
外れることがない。またダクト6のダクト本体6aの下
壁の内面の中央にはストッパー17を突設してあり、フ
ラップ弁12が自重で閉じたときフラップ弁12の下部
の中央部がストッパー17に当たるようになっている。
このストッパー17はフラップ弁12が閉じた状態より
フラップ弁12がヒータ8側に回動するのを阻止するも
のである。フラップ弁12が閉じたとき、フラップ弁1
2とストッパー17とを点接触させるための略半球状の
突起18をフラップ弁12の下部の中央に突設してあ
る。またフラップ弁12の下縁や側縁とダクト6のダク
ト本体6aの内面との間には若干の隙間Sを設けてあ
る。このようにフラップ弁12に突起18を設けてフラ
ップ弁12とストッパー17が点接触するようにし、且
つフラップ弁12の下縁や側縁とダクト本体6aの内面
との間に隙間Sを設けてあると、たとえダクト6内に小
便が浸入してきても閉じた状態のフラップ弁12が固着
されることがない。
べる。本実施例も上記図1に示す実施例と基本的に同じ
であり、同じ部分の説明は省略して異なる点だけを説明
する。ダクト6は上面を開口せるダクト本体6aとダク
ト本体6aの上面を閉塞する蓋体6bとに分割してあ
り、ダクト本体6aの両側の側壁の上端と蓋体6bの側
壁の下端とを合わせ面20で合わせて一体化できるよう
になっている。ダクト本体6aの両側の側壁の内面には
フラップ弁12を取り付ける位置で上下方向にリブを設
けることにより、軸受部13を形成してあり、軸受部1
3の上部には上端を開口して略U字状になった凹所14
を設けてある。この軸受部13の上部はダクト本体6a
の側壁の上端より上方に突出している。フラップ弁12
の両側の上端には側方に突出するように枢支軸15を突
設してあり、両側の枢支軸15を軸受部13の凹所14
に回転自在に嵌合することによりダクト6内にフラップ
弁12を開閉自在に取り付けてある。フラップ弁12を
ダクト6内に組み込むとき、ダクト6をダクト本体6a
と蓋体6bとに分割した状態で、枢支軸15を凹所14
の上方から嵌め込み、ダクト本体6aに蓋体6bを一体
化する。またフラップ弁12の両側の上部でヒータ8側
と反対の面には略半球状の凸部16を突設してあり、フ
ラップ弁12が全開状態に開いたとき、凸部16が蓋体
6bの上壁の内面に当たり、大きな風圧がかかっても、
枢支軸15が凹所14から抜けるような状態にならない
ようになっている。ダクト6のダクト本体6aや蓋体6
bは合成樹脂等の材料にて形成されるものであり、蓋体
6bの上壁と側壁との間の角部の内面はアール面にな
る。このためダクト本体6aと蓋体6bとを組み立てた
とき軸受部13の上端が蓋体6bの上壁の内面に隙間な
く当接する構造にはできなく、軸受部13の上端と蓋体
6bの上壁の内面との間にある程度の隙間ができ、凸部
16がないと、枢支軸15が凹所14から抜けるおそれ
がある。しかし、凸部16を設けると、枢支軸15が凹
所14の上部に行くことがなくなり、フラップ弁12が
外れることがない。またダクト6のダクト本体6aの下
壁の内面の中央にはストッパー17を突設してあり、フ
ラップ弁12が自重で閉じたときフラップ弁12の下部
の中央部がストッパー17に当たるようになっている。
このストッパー17はフラップ弁12が閉じた状態より
フラップ弁12がヒータ8側に回動するのを阻止するも
のである。フラップ弁12が閉じたとき、フラップ弁1
2とストッパー17とを点接触させるための略半球状の
突起18をフラップ弁12の下部の中央に突設してあ
る。またフラップ弁12の下縁や側縁とダクト6のダク
ト本体6aの内面との間には若干の隙間Sを設けてあ
る。このようにフラップ弁12に突起18を設けてフラ
ップ弁12とストッパー17が点接触するようにし、且
つフラップ弁12の下縁や側縁とダクト本体6aの内面
との間に隙間Sを設けてあると、たとえダクト6内に小
便が浸入してきても閉じた状態のフラップ弁12が固着
されることがない。
【0014】
【発明の効果】本発明は叙述のようにヒータやファンを
有する温風発生部と便座の後部の下方に配置した温風吹
き出し口とをダクトにて連通させ、通常は自重で閉じ風
圧で開くフラップ弁をダクト内に配置しているので、温
風発生部を駆動して温風を送風すると、風圧でフラップ
弁が開かれて温風吹き出し口から温風を吹き出して洗浄
した局部の乾燥ができるのは勿論、フラップ弁がダクト
内にあるためフラップ弁を通過した温風がダクトにて整
流されて温風吹き出し口から温風吹き出し口が向く向き
に温風が吹き出され、適した風向きの温風にて乾燥が行
われるものであり、また温風を吹き出さないときはフラ
ップ弁が自重で閉じてダクトの通路が閉じられるため、
温風吹き出し口に小便がかかってもフラップ弁にて温風
発生部に小便が浸入するのを防止できるものであり、し
かもダクト内にフラップ弁があるので小便によりフラッ
プ弁が固着するおそれがないものであり、さらにフラッ
プ弁をダクト内に取り付けるだけの改良のため簡単且つ
安価に実現できるものである。
有する温風発生部と便座の後部の下方に配置した温風吹
き出し口とをダクトにて連通させ、通常は自重で閉じ風
圧で開くフラップ弁をダクト内に配置しているので、温
風発生部を駆動して温風を送風すると、風圧でフラップ
弁が開かれて温風吹き出し口から温風を吹き出して洗浄
した局部の乾燥ができるのは勿論、フラップ弁がダクト
内にあるためフラップ弁を通過した温風がダクトにて整
流されて温風吹き出し口から温風吹き出し口が向く向き
に温風が吹き出され、適した風向きの温風にて乾燥が行
われるものであり、また温風を吹き出さないときはフラ
ップ弁が自重で閉じてダクトの通路が閉じられるため、
温風吹き出し口に小便がかかってもフラップ弁にて温風
発生部に小便が浸入するのを防止できるものであり、し
かもダクト内にフラップ弁があるので小便によりフラッ
プ弁が固着するおそれがないものであり、さらにフラッ
プ弁をダクト内に取り付けるだけの改良のため簡単且つ
安価に実現できるものである。
【0015】また本発明の請求項2記載の発明にあって
は、ダクトを上面を開口せるダクト本体と、ダクト本体
の上面開口を閉塞する蓋体とで構成し、ダクト本体の両
側の側壁の内面に軸受部を設けると共に軸受部の上部に
上端を開口せる略U字状の凹所を設け、フラップ弁の両
側の上端から側方に突設した枢支軸を上記軸受部の凹所
に回転自在に嵌合しているので、蓋体を外した状態でダ
クト本体の軸受部の凹所にフラップ弁の枢支軸を嵌め込
み、ダクト本体に蓋体を一体にすることにより、ダクト
内にフラップ弁を開閉自在に取り付けることができるも
のであって、ダクト内へのフラップ弁の組み込みが簡単
にできて組み立て性を向上できるものである。
は、ダクトを上面を開口せるダクト本体と、ダクト本体
の上面開口を閉塞する蓋体とで構成し、ダクト本体の両
側の側壁の内面に軸受部を設けると共に軸受部の上部に
上端を開口せる略U字状の凹所を設け、フラップ弁の両
側の上端から側方に突設した枢支軸を上記軸受部の凹所
に回転自在に嵌合しているので、蓋体を外した状態でダ
クト本体の軸受部の凹所にフラップ弁の枢支軸を嵌め込
み、ダクト本体に蓋体を一体にすることにより、ダクト
内にフラップ弁を開閉自在に取り付けることができるも
のであって、ダクト内へのフラップ弁の組み込みが簡単
にできて組み立て性を向上できるものである。
【0016】また本発明の請求項3記載の発明にあって
は、フラップ弁が上方に回動して開いた状態で蓋体の内
面に当たって枢支軸が凹所から抜ける方向に移動するの
を阻止する凸部をフラップ弁の上部に設けてあるので、
フラップ弁が開くと共にフラップ弁に大きな風圧が加わ
り、枢支軸が凹所から抜けるように力を受けても、凸部
が蓋体の内面に当たって枢支軸が凹所から抜けるのが阻
止されるものであって、上記のようにフラップ弁を簡単
に取り付けることができるようにしてもフラップ弁が風
圧で外れないように確実に取り付けることができるもの
である。
は、フラップ弁が上方に回動して開いた状態で蓋体の内
面に当たって枢支軸が凹所から抜ける方向に移動するの
を阻止する凸部をフラップ弁の上部に設けてあるので、
フラップ弁が開くと共にフラップ弁に大きな風圧が加わ
り、枢支軸が凹所から抜けるように力を受けても、凸部
が蓋体の内面に当たって枢支軸が凹所から抜けるのが阻
止されるものであって、上記のようにフラップ弁を簡単
に取り付けることができるようにしてもフラップ弁が風
圧で外れないように確実に取り付けることができるもの
である。
【0017】さらに本発明の請求項4記載の発明にあっ
ては、フラップ弁が閉じたときフラップ弁を止めるスト
ッパーをダクト内に設け、フラップ弁とストッパーとを
点接触させるための突起をフラップ弁に設け、フラップ
弁の少なくとも下縁とダクト内面との間に隙間を形成し
てあるので、たとえ小便がフラップ弁にある位置まで浸
入してきてもフラップ弁が固着するおそれがないもので
ある。
ては、フラップ弁が閉じたときフラップ弁を止めるスト
ッパーをダクト内に設け、フラップ弁とストッパーとを
点接触させるための突起をフラップ弁に設け、フラップ
弁の少なくとも下縁とダクト内面との間に隙間を形成し
てあるので、たとえ小便がフラップ弁にある位置まで浸
入してきてもフラップ弁が固着するおそれがないもので
ある。
【図1】本発明温風装置の一実施例の正面から見た断面
図である。
図である。
【図2】同上の他の実施例の正面から見た断面図であ
る。
る。
【図3】図2の要部を拡大せる断面図である。
【図4】図3のX−X線断面図である。
【図5】衛生洗浄装置の斜視図である。
【図6】従来例の温風装置の断面図である。
3 便座 5 温風発生部 6 ダクト 6a ダクト本体 6b 蓋体 7 温風吹き出し口 8 ヒータ 9 ファン 12 フラップ弁 13 軸受部 14 凹所 15 枢支軸 16 凸部 17 ストッパー 18 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 世戸 慎二郎 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 桜井 義弘 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 ヒータやファンを有する温風発生部と便
座の後部の下方に配置した温風吹き出し口とをダクトに
て連通させ、通常は自重で閉じ風圧で開くフラップ弁を
ダクト内に配置して成ることを特徴とする衛生洗浄装置
の温風装置。 - 【請求項2】 ダクトを上面を開口せるダクト本体と、
ダクト本体の上面開口を閉塞する蓋体とで構成し、ダク
ト本体の両側の側壁の内面に軸受部を設けると共に軸受
部の上部に上端を開口せる略U字状の凹所を設け、フラ
ップ弁の両側の上端から側方に突設した枢支軸を上記軸
受部の凹所に回転自在に嵌合して成ることを特徴とする
請求項1記載の衛生洗浄装置の温風装置。 - 【請求項3】 フラップ弁が上方に回動して開いた状態
で蓋体の内面に当たって枢支軸が凹所から抜ける方向に
移動するのを阻止する凸部をフラップ弁の上部に設けて
成ることを特徴とする請求項2記載の衛生洗浄装置の温
風装置。 - 【請求項4】 フラップ弁が閉じたときフラップ弁を止
めるストッパーをダクト内に設け、フラップ弁とストッ
パーとを点接触させるための突起をフラップ弁に設け、
フラップ弁の少なくとも下縁とダクト内面との間に隙間
を形成して成ることを特徴とする請求項1または請求項
2または請求項3記載の衛生洗浄装置の温風装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1279594A JPH07133625A (ja) | 1993-09-14 | 1994-02-04 | 衛生洗浄装置の温風装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5004493 | 1993-09-14 | ||
JP5-50044 | 1993-09-14 | ||
JP1279594A JPH07133625A (ja) | 1993-09-14 | 1994-02-04 | 衛生洗浄装置の温風装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07133625A true JPH07133625A (ja) | 1995-05-23 |
Family
ID=26348465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1279594A Pending JPH07133625A (ja) | 1993-09-14 | 1994-02-04 | 衛生洗浄装置の温風装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07133625A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015001793A1 (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-08 | パナソニック株式会社 | 乾燥装置および乾燥装置を有する衛生洗浄装置 |
CN106193232A (zh) * | 2015-04-30 | 2016-12-07 | 松下家电研究开发(杭州)有限公司 | 具有干燥机构的便座装置 |
-
1994
- 1994-02-04 JP JP1279594A patent/JPH07133625A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015001793A1 (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-08 | パナソニック株式会社 | 乾燥装置および乾燥装置を有する衛生洗浄装置 |
CN104278725A (zh) * | 2013-07-05 | 2015-01-14 | 松下家电研究开发(杭州)有限公司 | 干燥装置和具有该干燥装置的卫生洗净装置 |
JPWO2015001793A1 (ja) * | 2013-07-05 | 2017-02-23 | パナソニック株式会社 | 乾燥装置および乾燥装置を有する衛生洗浄装置 |
CN106193232A (zh) * | 2015-04-30 | 2016-12-07 | 松下家电研究开发(杭州)有限公司 | 具有干燥机构的便座装置 |
CN106193232B (zh) * | 2015-04-30 | 2018-08-14 | 松下家电研究开发(杭州)有限公司 | 具有干燥机构的便座装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021105 |