JP4840979B2 - 衛生洗浄装置及びトイレ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、衛生洗浄装置及びトイレ装置に関し、より具体的には、洋式腰掛便器に腰かけた使用者の「おしり」などを水で洗浄する衛生洗浄装置及びこれを備えたトイレ装置に関する。
衛生洗浄装置は、洗浄水を噴射する吐水ノズルをその内部に進退自在に収容し、腰掛便器の上面後部に設置して使用する形態のものが主流となっている。このような衛生洗浄装置に、温風を吹き出して使用者の「おしり」などを乾燥させる「温風乾燥機能」を設けると、さらに使い勝手がよくなり、トイレットペーパーの使用量を減らすことによる省資源化にも有効である。
例えば、吐水ノズルが進退する開口部と、温風ダクトから温風を吹き出す開口部と、を隣接させ、これら開口部をそれぞれ開閉可能な蓋で覆う自動局部洗浄装置が開示されている(特許文献1)。ところが、温風が吹き出す開口部とその開閉蓋は、衛生洗浄装置の筐体の前面付近に設けられるため、吐水ノズルから使用者の「おしり」などに水を噴射して洗浄する際や、男性の立位での小用の際などに、水分などがかかることがある。そして、温風の開閉蓋は、温風乾燥を実施する時しか開かないため、温風乾燥を実施しない期間が長く続くと、その開閉蓋のまわりに付着した水分などが蒸発し含有されるカルキ成分などが残留することにより開閉蓋が固着して開きにくくなることがあり得る。
実開昭60−120082号公報
本発明は、温風ダクトの吹出口に設けられた開閉板の固着を防止した衛生洗浄装置及びこれを備えたトイレ装置を提供するものである。
本発明の一態様によれば、第1の開口部を有する筐体と、前記筐体の中に設けられ、前記第1の開口部に吹出口が向けられた温風発生装置と、前記第1の開口部を開閉可能に覆う第1の開閉板と、前記第1の開閉板を開閉する駆動手段と、前記温風発生装置及び前記駆動手段を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記温風発生装置を動作させる使用者の指示に基づいて前記第1の開閉板を開くように前記駆動手段を制御する第1の制御モードと、前記温風発生装置を動作させる使用者の指示に基づくことなく前記第1の開閉板を開くように前記駆動手段を制御する第2の制御モードと、を実行可能であることを特徴とする衛生洗浄装置が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、第1の開口部を有する筐体と、前記筐体の中に設けられ、前記第1の開口部に吹出口が向けられた温風発生装置と、前記第1の開口部を開閉可能に覆う第1の開閉板と、前記第1の開閉板を開閉する駆動手段と、前記温風発生装置及び前記駆動手段を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記温風発生装置を動作させる際に前記第1の開閉板を開くように前記駆動手段を制御する第1の制御モードと、前記温風発生装置を動作させずに前記第1の開閉板を開くように前記駆動手段を制御する第2の制御モードと、を実行可能であることを特徴とする衛生洗浄装置が提供される。
また、本発明のさらに他の一態様によれば、腰掛便器と、前記腰掛便器の上部に設置される上記の衛生洗浄装置と、を備えたことを特徴とするトイレ装置が提供される。
本発明によれば、温風ダクトの吹出口に設けられた開閉板の固着を防止した衛生洗浄装置及びこれを備えたトイレ装置を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態にかかる衛生洗浄装置の要部構成を例示するブロック図である。
本実施形態の衛生洗浄装置100は、人体検知センサ420、500と、ノズルユニット610と、温風乾燥ユニット(温風発生装置)620と、駆動手段472と、便蓋を開閉する便蓋開閉ユニット720と、便座を開閉する便座開閉ユニット780と、を有する。人体検知センサ420、500は、衛生洗浄装置100の近くにいる使用者を検知したり、便座に着座した使用者を検知する。ノズルユニット610は、衛生洗浄装置の本体から進退自在な吐水ノズルを有し、便座に座った使用者の「おしり」などに向けて水を噴射する。温風乾燥ユニット620は、同じく便座に座った使用者の「おしり」などに向けて温風を吹き出すことにより、乾燥させる。駆動手段472は、温風乾燥ユニット620の温風吹出口の前に設けられた温風ダンパー(第1の開閉板)を開閉する
これら各要素の動作は、制御部640により制御される。また、制御部640には、リモコンなどの操作部900からの信号が入力され、使用者の指示に応じた動作を実行可能とされている。そして、本実施形態においては、制御部640は、第1の制御モードと、第2の制御モードと、を実行可能とされている。
図2は、第1及び第2の制御モードの内容を例示するフローチャートである。
第1の制御モードは、使用者が温風乾燥の指示をした時に実行される。すなわち、使用者が操作部900に設けられた温風乾燥のためのスイッチなどをオンにすると(ステップS102)、制御部640は駆動手段472を制御することにより温風吹出口の前に設けられた温風ダンパーを開く(ステップS104)。そして、温風乾燥ユニット620を制御することにより温風を使用者の「おしり」などに向けて吹き出させる(ステップS106)。なお、ステップS106をS104よりも先に実行してもよいし、同時に実行してもよい。すなわち、温風の吹き出しを開始してから、温風ダンパーを開けてもよく、温風の吹き出しと同時に温風ダンパーを開けてもよい。
そして、使用者が温風乾燥スイッチをオフにすると(ステップS108)、制御部640は温風乾燥ユニット620を停止させ(ステップS110)、駆動手段472を制御して温風ダンパーを閉じる(ステップS112)。なおここでも、ステップS112はS110よりも先に実行してもよく、同時に実行してもよい。
以上説明した第1の制御モードによれば、便座に座った使用者がリモコンなどのスイッチを操作することにより、温風乾燥ユニット620を動作させて「おしり」などを乾燥することができる。
一方、第2の制御モードは、使用者による温風乾燥の指示に基づくことなく温風ダンパーの開閉を実行する。
すなわち、使用者による温風乾燥の指示とは直接的に対応しない固着防止トリガがオンになると(ステップS202)、制御部640は、駆動手段472を制御して温風吹出口の前に設けられた温風ダンパーを開き(ステップS204)、しかる後に閉じる(ステップS206)。
第2の制御モードによれば、使用者が温風乾燥を実行しない時にも、温風ダンパーを開閉動作させることができる。その結果として、例えば、衛生洗浄装置100の使用者が長期間に亘り温風乾燥スイッチをオンにしないような場合でも、温風吹出口の前に設けられた温風ダンパーの固着を防止できる。
第2の制御モードにおける固着防止トリガは、後に詳述するように、例えば、人体検知センサ420、500による人体の検知や、あるいは検知後に非検知となった場合、また、便座あるいは便蓋が開放された場合や閉止された場合、また、所定の時間の経過や所定の時刻の到来などを挙げることができる。
なお、第1の制御モードと第2の制御モードとが重複した場合、例えば、第1の制御モードの実行中に、固着防止トリガがオンになったような場合には、第2の制御モードの実行を禁止すればよい。また、後に詳述するように、例えば、使用者が吐水ノズルにより「おしり」などを洗浄している場合にも、第2の制御モードを禁止してもよい。
以下、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明する。
図3は、本発明の実施の形態にかかるトイレ装置の外観を表す模式斜視図である。
また、図4は、このトイレ装置の便座200と便蓋300を開いた状態を表す。
また、図5は、その本体部400の中央部を正面から眺めた模式図である。
本具体例のトイレ装置は、洋式腰掛便器800と、その上に設けられた衛生洗浄装置100と、を備える。衛生洗浄装置100は、本体部400と、便座200と、便蓋300と、を有する。便座200と便蓋300は、本体部400に対して開閉自在にそれぞれ軸支されている。
本体部400には、図1に関して前述したような機能部が内蔵されている。すなわち、人体検知センサ420により使用者が便座200に座ったことを検知し、使用者のスイッチ操作などに応じて本体部400から吐水ノズル(図示せず)を便器800のボウル内に進出させ、その先端付近に設けられた吐水口から水を噴射して、便座に座った使用者の「おしり」などを洗浄可能とされている。なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加熱されたお湯も含むものとする。
また、本体部400には、便座200に座った状態の使用者の「おしり」などに向けて温風を吹き付けて乾燥させる温風乾燥ユニットが設けられている。
またさらに、本体部400には、「脱臭ユニット」や「室内暖房ユニット」などの各種の機構が適宜設けられ、その側面には、脱臭ユニットからの排気口440及び室内暖房ユニットからの排出口450が適宜設けられている。また、使用者の接近を検知して便蓋300を自動的に開き、使用者がいなくなると便蓋300を自動的に閉じる「オート開閉機能」を設けることもできる。またさらに、便器800に洗浄水を流す「自動水洗機能」を、衛生洗浄装置100に付加してもよい。これは、ロータンクやフラッシュバルブの排水機構を動作させる駆動機構を設け、この駆動機構を動作させる信号を本体部400から出力して、便器800に自動的に洗浄水を流す機能である。
これらの機能は、本体部400に設けられた操作部(図示せず)を適宜操作することにより実行・設定でき、また、トイレの壁面などに設置されたリモコンを操作することにより実行させることも可能である。
図6は、リモコンの具体例を表す模式図である。
本具体例のリモコン900は、「おしり」スイッチ902、「やわらか」スイッチ904、「ビデ」スイッチ906、「止」スイッチ908、「乾燥」スイッチ910などを有する。「おしり」スイッチ902、「やわらか」スイッチ904あるいは「ビデ」スイッチ906を操作すると、本体部400から吐水ノズルが進出して使用者の「おしり」などに水が噴射される。また、「乾燥」スイッチ910が操作されると、第1の制御モードが実行される。すなわち、温風ダンパーが開き、「おしり」に向けて温風が吹き出す。そして、「止」スイッチ908が操作されると、吐水ノズルによる洗浄や温風乾燥が停止する。
一方、図3及び図4に表したように、本体部400の上面に凹設部410が形成され、この凹設部410に一部が埋め込まれるように人体検知センサ500が設けられている。人体検知センサ500は、便蓋300が閉じた状態においては、その基部付近に設けられた透過窓310を介して使用者の存在を検知する。
本具体例においては、図4に表したように、本体部400が、便器800のボウル810の開口端に合わせて後退した形状を有する。すなわち、本体部400は、便器800の上部後方に設置され、その前面が、便器800のボウル810の開口端の形状に沿ってボウル810の開口端よりもボウル810の側にわずかに突出するように凹状に湾曲した湾曲凹面402とされている。なおここで、「後方」とは、図3に表したように、通常はロータンクやフラッシュバルブなどが設置される側であり、通常の使用態様において使用者からみて遠い側を意味する。
湾曲凹面402の左右には、ボウル810の開口端に沿って前方に向けて延出した延出部404が設けられている。湾曲凹面402は、その中央付近が高く、左右の延出部404に近づくにしたがって次第に低くなる形状を有する。
湾曲凹面402の中央付近の高い部分には、吐水ノズルを進出及び後退させる開口(第2の開口部)402B及びその開口402Bを覆う閉止部材としてのノズルダンパー(第2の開閉板)460が設けられ、その右側の開口(第1の開口部)402Aには温風ダンパー(第1の開閉板)470が設けられている。
図7は、ノズルダンパー460及び温風ダンパー470の開閉状態を表す模式図である。 これらのダンパー460、470は、いずれも開閉自在に支持され、待機状態においては、図7(a)に表したように、いずれも閉じられた状態とされる。そして、便座200に座った使用者の「おしり」などを洗浄するために吐水ノズルが進出すると、図7(b)に表したように、ノズルダンパー460が開く。また、第1の制御モードが実行され、温風乾燥ユニット620から使用者の「おしり」などに向けて温風を吹き付ける際には、図7(c)に表したように、温風ダンパー470が開く。同様に、第2の制御モードが実行された場合も、図7(c)に表したように、温風ダンパー470が開く。ただし、第1の制御モードにおける温風ダンパー470の開き角度と、第2の制御モードにおける温風ダンパー470の開き角度と、は必ずしも同一である必要はない。例えば、第2の制御モードにおける温風ダンパー470の開き角度を第1の制御モードにおける温風ダンパー470の開き角度よりも小さくしてもよい。このようにしても温風ダンパー470の固着を防止する効果は得られ、さらに、小さなストロークで開閉を短時間に終了させることにより、動作音を抑制したり使用者に気づかせないようにすることができる。
図8〜図14は、第2の制御モードの具体例を表すフローチャートである。
図8に表した具体例の場合、固着防止トリガとして、人体検知センサ420、500が人体を検知すると(ステップS202)、制御部640が駆動手段472を制御して温風ダンパーを開き(ステップS204)、しかる後に閉じる(ステップS206)。より具体的には、例えば、本体部400の上面に設けられた人体検知センサ500(図3、図4参照)が、衛生洗浄装置に近づく使用者を検知した時に、第2の制御モードを開始することができる。この時、便座200または便蓋300が閉じていれば、温風ダンパー470の開閉を使用者に気づかれずに実行できる。また、第2の制御モードは速やかに完了できるので、使用者の操作による吐水ノズルの動作などと重なるおそれも少ない。
または、人体検知センサ420(図3〜図5参照)が便座に座った使用者を検知した時に、第2の制御モードを開始してもよい。この場合も、温風ダンパー470の開閉を使用者に気づかれずに実行できる。第2の制御モードを速やかに実行すれば、使用者の操作による吐水ノズルの動作などと重なるおそれも少ない。
本具体例によれば、トイレ装置が使用されるたびに第2の制御モードを実行できるので、温風ダンパー470の固着を確実に防止できる。
図9に表した具体例の場合、固着防止トリガとして、人体検知センサ420、500が人体を検知した(ステップS202A)後に、人体を検知しなくなった時(ステップS202B)に、制御部640が駆動手段472を制御して温風ダンパーを開き(ステップS204)、しかる後に閉じる(ステップS206)。例えば、着座センサ(図3〜図5参照)が便座に座った使用者を検知した後に、再び非検知となったときに、第2の制御モードを開始することができる。この場合には、便座から使用者が立ち上がった時に、第2の制御モードが開始される。
また一方、人体検知センサ420(図3〜図5参照)として、着座センサと測距センサ(あるいは焦電センサ)を組み合わせ、この着座センサが便座に座った使用者を検知した後に非検知となり、さらに測距センサ(あるいは焦電センサ)も非検知となったときに、第2の制御モードを開始することができる。この場合には、便座から立ち上がった使用者が、トイレから退出した時に、第2の制御モードが開始される。図9に表した具体例においても、温風ダンパー470の開閉を使用者に気づかれずに実行できる。また、使用者の操作による吐水ノズルの動作などと重なるおそれも少ない。
本具体例によれば、衛生洗浄装置100が使用された直後に第2の制御モードを実行できるので、温風ダンパー470の周囲に水や小水などがかかった場合でも、温風ダンパー470を開閉して水や小水など除去することができ、温風ダンパー470の固着をより確実に防止できる。また、本具体例においても、トイレ装置が使用されるたびに第2の制御モードを実行できるので、温風ダンパー470の固着防止に効果的である。
次に、図10に表した具体例の場合、固着防止トリガとして、便座200または便蓋300が開放された時(ステップS202)に、第2の制御モードを開始する。すなわち、図1に表した具体例の場合、便蓋を開閉する便蓋開閉ユニット720と、便座を開閉する便座開閉ユニット780と、が設けられている。これらユニット720、780は、便座200、便蓋300の位置または動作状態をそれぞれ検知可能とすることができる。従って、例えば、便蓋開閉ユニット720または便座開閉ユニット780の動作により便座200または便蓋300が自動的に開かれた場合、あるいは使用者が便座200または便蓋300を手動により開いた場合に、これらを検知し、固着防止トリガとすることができる。なお、便座200や便蓋300を自動開閉する機構を設けなくとも、それらの位置または動作状態を検知するセンサ機構を設ければ、同様の固着防止トリガが得られる。
例えば、便座200を開放した時に第2の制御モードを実行するものとすれば、使用者が温風ダンパー470の固着防止動作を目視により確認できるという効果が得られる。
次に、図11に表した具体例の場合、固着防止トリガとして、便座200または便蓋300が閉止された時(ステップS202)に、第2の制御モードを開始する。すなわち、図10に関して前述したものとは逆に、例えば、便蓋開閉ユニット720または便座開閉ユニット780の動作により便座200または便蓋300が自動的に閉じられた場合、あるいは使用者が便座200または便蓋300を手動により閉じた場合に、これらを検知し、固着防止トリガとすることができる。
本具体例においても、衛生洗浄装置100が使用された直後に第2の制御モードを実行できるので、温風ダンパー470の周囲に水や小水などがかかった場合でも、温風ダンパー470を開閉して水や小水など除去することができ、温風ダンパー470の固着をより確実に防止できる。また、本具体例においては、温風ダンパー470の開閉を使用者に気づかれずに実行できる。また、使用者の操作による吐水ノズルの動作などと重なるおそれも少ない。
次に、図12に表した具体例の場合、固着防止トリガとして、タイマのカウントが終了した時(ステップS202)に、第2の制御モードを開始する。すなわち、図1に関して前述した制御部640がタイマを内蔵し、例えば人体検知センサ420の人体非検知により衛生洗浄装置の使用終了とみなし、その使用終了からの経過時間をカウントする。そして、所定の時間が経過したら、第2の制御モードを開始する。なおこの場合、例えば、吐水ノズルが進出していたり、温風乾燥を実行中の場合には、第2の制御モードを禁止することができる。また、これとは逆に、本具体例において第2の制御モードを実行中に、使用者の操作により「おしり」の洗浄が指令されたような場合には、第2の制御モードが終了するまで「おしり」の洗浄を待機することが望ましい。なお、本具体例において第2の制御モードを実行中に、使用者の操作により温風乾燥が指令された場合には、直ちに温風乾燥のシーケンスを開始することが可能である。
本具体例によれば、例えば衛生洗浄装置100が長期間に亘り使用されないような場合でも、タイマのカウントによって定期的に第2の制御モードを実行でき、温風ダンパー470の固着を防止できる。なお、タイマで第2の制御モードの実行からの経過時間をカウントし、所定の時間が経過したら、再び第2の制御モードを開始するようにしてもよい。
次に、図13に表した具体例の場合、固着防止トリガとして、所定の時刻が到来したら(ステップS202)に、第2の制御モードを開始する。すなわち、図1に関して前述した制御部640に時計が内蔵され、これをチェックする。そして、所定の時刻が到来したら、第2の制御モードを開始する。本具体例により設定される時刻としては、例えば、一日に一回または一週間に一回で、衛生洗浄装置100の使用頻度が最も低い時間帯を設定することができる。このようにすれば、温風ダンパー470の開閉を使用者に気づかれずに実行でき、また、使用者の操作による吐水ノズルの動作などと重なるおそれも少ない。なお、衛生洗浄装置100の使用頻度を制御部640に学習させ、使用頻度が最も低い時間帯を固着防止トリガとして自動的に設定するようにしてもよい。
本具体例においても、例えば、吐水ノズルが進出していたり、温風乾燥を実行中の場合には、第2の制御モードを禁止することができる。また、これとは逆に、本具体例において第2の制御モードを実行中に、使用者の操作により「おしり」の洗浄が指令されたような場合には、第2の制御モードが終了するまで「おしり」の洗浄を待機することが望ましい。なお、本具体例において第2の制御モードを実行中に、使用者の操作により温風乾燥が指令された場合には、直ちに温風乾燥のシーケンスを開始することが可能である。
本具体例によれば、例えば衛生洗浄装置100が長期間に亘り使用されないような場合でも、定期的に第2の制御モードを実行でき、温風ダンパー470の固着を防止できる。
次に、図14に表した具体例の場合には、第2の制御モードにおいて、温風または冷風を吹き出す。すなわち、図8〜図13に関して前述したように、使用者による温風乾燥の指示とは直接的に対応しない固着防止トリガがオンになると(ステップS202)、温風ダンパー470を開き(ステップS204)、温風乾燥ユニット620から温風または冷風を吹き出す(ステップS208)。温風乾燥ユニット620は、電動ファンとヒータとを個別に制御可能であるので、これらを同時に用いることにより温風を発生させ、電動ファンのみを動作させることにより冷風を発生させることも可能である。温風または冷風を吹き出すことにより、温風ダンパー470の周囲に付着している水分などを除去する効果が促進される。なお、温風ダンパー470を開く(ステップS204)前に温風または冷風を吹き出して(ステップS208)もよい。このようにすると、温風ダンパー470が開き始めた僅かな隙間を温風または冷風が勢いよく通過するので、温風ダンパー470の周囲に付着した水分などを吹き飛ばす効果が促進される。
しかる後に、温風または冷風を止めて(ステップS210)、温風ダンパー470を閉じる(ステップS206)。ここでも、温風ダンパー470を閉じて(ステップS206)から、温風または冷風を止める(ステップS210)ようにしてもよい。こうすると、温風ダンパー470が完全に閉じる前の僅かな隙間を温風または冷風が勢いよく通過するので、温風ダンパー470の周囲に付着した水分などを吹き飛ばす効果が促進される。
以下、本実施形態における第2の制御モードの実施例について説明する。
図15は、第2の制御モードの実施例を表すタイミングチャートである。
本実施例は、図8に関して前述した具体例に対応する。すなわち、使用者が便座200に着座したことを人体検知センサ420(図3〜図5参照)が検知すると、第2の制御モードが実行され、温風ダンパーが開かれ、閉じられる(A)。後に実行される温風乾燥の際の波形と比較すると分かるように、第2の制御モードにおいては、温風ダンパー470は完全には開かれず、その開き角度は相対的に小さく設定されている。
しかる後に、使用者が「おしり」洗浄スイッチを操作して吐水ノズルによる洗浄が開始され、使用者により水勢が変更され、「乾燥」スイッチが操作される。すると、吐水ノズルが後退して収納され、これに続いて温風ダンパー470が開かれ、温風モータ及び温風ヒータが動作して温風が吹き出される。これにより、温風ダンパー470とノズルダンパー460との干渉が防止される。
その後、使用者が再び「おしり」スイッチを操作し、これに応じて温風ファンと温風ヒータが停止し、温風ダンパー470が閉じる。その後、吐水ノズルが進出して洗浄が再開される。この際にも、温風ダンパー470とノズルダンパー460との干渉が防止される。
以上説明したように、使用者が便座200に着座したことを固着防止トリガとすることで第2の制御モードを実行できる。このようにすると、使用者が着座した時に、温風ダンパー470を一旦開き閉じることにより、確実に閉じた状態に規制できる。従って、例えば、衛生洗浄装置100を清掃した際に温風ダンパー470を少し開いてしまい、その状態で放置されたような場合も、使用者の着座により第2の制御モードを実行して、温風ダンパー470をその動作の原点位置に確実に復帰させることができる。
図16は、第2の制御モードのもうひとつの実施例を表すタイミングチャートである。 本実施例は、図9に関して前述した具体例に対応する。すなわち、使用者が便座200に着座したことを人体検知センサ420(図3〜図5参照)が検知し、しかる後に、使用者が「おしり」洗浄スイッチを操作して吐水ノズルによる洗浄が開始され、使用者により水勢が変更され、「止」スイッチが操作される。すると、吐水ノズルが後退して収納される。その後、使用者が「乾燥」スイッチを操作すると、温風ダンパー470が開かれ、温風モータ及び温風ヒータが動作して温風が吹き出される。そして、使用者が「止」スイッチを操作し、これに応じて温風ファンと温風ヒータが停止し、温風ダンパー470が閉じる。
その後、使用者が便座から立ち上がると着座センサが非検知となり、続いて使用者がトイレから退出すると、人体検知センサ(人体B)が非検知となる。すると、これらを固着防止トリガとして、第2の制御モードが実行される。すなわち、温風ダンパーが開かれ、閉じられる(B)。本実施例においても、その前に実行された温風乾燥の際の波形と比較すると分かるように、第2の制御モードにおいては、温風ダンパー470は完全には開かれず、その開き角度は相対的に小さく設定されている。
以上説明したように、着座センサや人体検知センサが非検知となることを固着防止トリガとして第2の制御モードを実行できる。このようにすると、図9に関して前述したように、衛生洗浄装置100が使用された直後に第2の制御モードを実行できるので、温風ダンパー470の周囲に水や小水などがかかった場合でも、温風ダンパー470を開閉して水や小水など除去することができ、温風ダンパー470の固着をより確実に防止できる。また、本具体例においても、トイレ装置が使用されるたびに第2の制御モードを実行できるので、温風ダンパー470の固着防止に効果的である。
以上、本実施形態における第2の制御モードについて説明した。
次に、本実施形態の衛生洗浄装置の各部の構成について、具体例を参照しつつ詳細に説明する。
図17は、温風ダンパー470の開閉機構を表す模式断面図である。
また、図18は、温風ダンパー470の駆動機構を表す斜視組立図である。
また、図19は、温風ダンパー470及びモータ472の取付部を表す模式図である。 また、図20は、フレーム480をケースカバー430に取り付ける組立工程を表す斜視図である。
図17に表したように、本体部400は、筐体を構成するケースカバー430とケースプレート770とを有する。そして、温風ダンパー470の背後には温風乾燥ユニット620の吹出口622が配設されている。前述したように、温風乾燥ユニットは、ファン及びヒータを内蔵し、吹出口622から使用者の「おしり」に向けて温風を吹き出す。
温風ダンパー470は、図19に表したようにノズルダンパー460とともにフレーム480に回動自在に支持され、このフレーム480がケースカバー430に取り付けられている。温風ダンパー470の回動運動の回転軸は、吹出口622よりも上方に設けられている。一方、温風ダンパー470の背後には、モータ(駆動手段)472が収容されている。モータ472は、取付台490を介してケースプレート770に固定されている。モータ472としては、例えばステッピングモータを用いることができ、本具体例においては、吐水ノズルの下に配置されている。ステッピングモータを用いた場合、図7に関して前述したように、第2の制御モードを実行する際に、温風ダンパー470の開き角度を小さくすることが容易となる。
モータ472の回転軸には、第1レバー473が結合されている。第1レバー473は、モータ472の回転動作に応じて所定の範囲で回動する。第1レバー473の先端には、第2レバー474が結合されている。第2レバー474の先端には保持部475が設けられている。保持部475は、温風ダンパー470の上部背面側に設けられたリンク軸476に結合されている。
図17(a)に表したように、温風ダンパー470が閉じた状態から、モータ472が矢印Aの方向に回転すると、第2レバー474が矢印Bの方向に引っ張られる。この引っ張り力は、温風ダンパー470のリンク軸476に伝達され、温風ダンパー470が矢印Cで表した方向に回動して開く。図17(b)は、温風ダンパー470が完全に開いた状態を表す。この状態において、温風乾燥ユニット620の吹出口622から吹き出した温風は、温風ダンパー470に遮られることなく、便座に座った使用者の「おしり」に確実にあてることができる。なお、図18は組立途中の状態を表し、組立が終了した後は、図18に表したように第1レバー473がほぼ正立した状態では温風ダンパー470は閉じた状態となる。
組立に際しては、モータ472に第1レバー473、第2レバー474、温風ダンパー470を取り付けた状態で、ケースプレート770に取り付ける。一方、図20に表したように、ノズルダンパー460をフレーム480に取り付けた状態で、ねじ483などを用いてフレーム480をケースカバー430に固定する。なお、ノズルダンパー460は、スプリング481の付勢力により、閉じた状態に付勢されている。
この後、ケースカバー430をケースプレート770に取り付けて、第2レバー474に結合された状態の温風ダンパー470をフレーム480に装着する。温風ダンパー470およびノズルダンパー460をフレーム480を介してケースカバー430に固定する構造とすると、高い取り付け精度が得られ組立も容易となる。
ここで、本体部400のケースカバー430の前方の上面には傾斜面408が設けられているが、便座200(図3及び図4参照)を閉じた状態においては、便座200の下面が傾斜面408に隣接する。温風ダンパー470が開いた時に、その先端が便座200の下面に当接すると、異音や傷つきなどが生ずる点で好ましくない。一方で、温風ダンパー470は、吹出口622から吹き出す温風を妨げることがないように、できるだけ大きく開くことが望ましい。
これに対して、本具体例によれば、温風ダンパー470の回転軸を吹出口622よりも上方に設け、さらにその上方に設けたリンク軸476で第2レバー474に結合することにより、便座200に当接することなく、且つ吹出口622を遮ることもなく、大きく開かせることができる。
なお、温風ダンパー470は、例えば、ポリプロピレンなどの樹脂により形成することができる。また、温風ダンパー470は、ステンレスや表面をアルマイト処理したアルミニウムなどにより形成してもよい。一方、フレーム480、第1レバー473、第2レバー474などは、樹脂などにより形成することができる。
またさらに、本具体例によれば、図5などに表したように、湾曲凹面402の中央付近の高い部分に温風ダンパー470を設けることにより、使用者の「おしり」などを乾燥する温風の吹出口を好適な形状にできる。
図21は、温風の吹出口の形状を例示する模式図である。すなわち、同図(a)は本具体例における吹出口622を例示し、同図(b)は比較例の吹出口622を例示する。
所定の風量の温風を吹き出すためには、吹出口の開口面積は所定の大きさである必要がある。本体部400の前面の高さが低い場合には、図21(b)に表したように、縦方向の幅が低く横方向に偏平な吹出口を採用せざるを得ない。例えば、図21(b)に例示した比較例の吹出口の場合、その縦方向の幅Aは10ミリメータであるのに対して横幅Bは43ミリメータであり、横方向に偏平した開口を有する。
しかし、図4及び図5に関して前述したように本体部400の前面を後退させて湾曲凹面402を形成したことにより、吹出口の位置は、使用者の「おしり」などから遠ざかることとなる。このような場合に図21(b)に表したような偏平な吹出口を用いると、温風が左右方向に拡散してしまい、使用者の「おしり」に十分な風量の温風を届かせることが困難となる。
またさらに、図21(b)に表したように吹出口622を偏平にした場合には、その前に設けた温風ダンパーを温風の勢いにより開くことも可能である。これは、温風ダンパーの高さ方向の幅が小さくて済むからである。
しかし、図21(a)に表したように、吹出口622の縦方向の寸法Aが大きくなると、温風ダンパー470の高さ方向の幅も大きくなる。すると、温風ダンパー470を温風の勢いで開けることが困難になる。
これに対して、本実施形態によれば、図17〜図20に関して前述したように温風ダンパー470を電動開閉式とすることにより、高さ方向の幅が大きい温風ダンパー470を確実に開閉できる。その結果として、図21(a)に表したように、縦方向の幅と横幅とが接近した吹出口622を設けることができる。これは、湾曲凹面402の中央付近を高くし、この近傍に電動開閉式の温風ダンパー470を設けたからである。例えば、図21(a)に例示した吹出口の場合、その開口の縦方向の幅Aを18ミリメータまで拡大できる。その結果、横方向の幅Bを27ミリメータまで縮小させ、開口寸法の縦横比を1に近づけることができる。このように開口寸法の縦横比を1に近づけることにより、集束した温風を吹き出すことができる。その結果として、使用者の「おしり」からみて後方に遠ざかった湾曲凹面402から使用者の「おしり」に集束した温風を届かせることができる。
なお、図21(b)に表した比較例の吹出口の開口面積は約430平方ミリメータであるのに対して、図21(a)に表した吹出口の開口面積は約480ミリメータである。つまり、湾曲凹面402の中央付近の背の高い部分にノズルダンパー460を設けることにより、吹出口の縦方向の寸法を大きくでき、開口の縦横比を1に近づけつつ開口面積を拡大することも可能となる。
本具体例によれば、湾曲凹面402の中央付近に設けられた温風ダンパー470の背後に設けられた吹出口622から、便座200に座った使用者の「おしり」の方向に集束した温風Hを吹き出すことができる。吹出口622が左右(水平)方向に偏平ではなく、開口寸法の縦横比が1に近いので、放出される温風Hが左右(水平)方向に拡がらず、集束した温風Hを遠くまで届けることができる。また、吹出口622の縦寸法を大きくすることにより、温風Hを上方に向けることができる。その結果として、便座200に座った使用者の「おしり」に、十分な風量の温風Hを届けることができる。
図22(a)は本実施形態、(b)は比較例の衛生洗浄装置の温風乾燥ユニットから放出される温風Hの分布を正面(前方)から眺めた模式図である。
ここで、本実施形態の温風乾燥ユニットは、図21(a)に表した吹出口を有し、比較例の温風乾燥ユニットは図21(b)に表した吹出口を有する。ここで、比較例は、図27に表した形態を有する。また、各図において、便座に座った使用者の「おしり」の中心位置を符号Cにより表した。
本実施形態においては、比較例よりも温風Hの中心位置を高くすることができる。これは、図21に関して前述したように、湾曲凹面402の中央付近の背の高い部分に吹出口622を設けることにより、開口の縦方向の寸法を大きくできたからである。
本具体例(図4参照)においては、比較例(図27参照)よりも吹出口622の位置が後方に遠ざかっているので、比較例の吹出口を本具体例の温風ダンパー470の位置に設けたとすると、使用者の「おしり」の位置において、温風Hの中心が下がってしまう。これに対して、本具体例の場合、使用者の「おしり」の位置において、比較例と比べて温風Hの中心を15ミリメータほど高くすることができる。このように温風Hの中心を高くすることにより、使用者の「おしり」に確実に温風Hをあてることができる。
また、比較例においては図21(b)に表したように温風Hが左右(水平)方向に拡がっているのに対して、本具体例においては図21(a)に表したように温風Hが左右方向にも拡がらず、集束したままの温風Hを使用者の「おしり」の位置まで届けることができる。
その結果として、図21(b)に表した比較例よりも図21(a)に表した本具体例においては、集束させ温度の低下を抑制した温風Hを遠くの使用者の「おしり」に確実に届けることができる。つまり、本実施形態によれば、図5などに表したように、湾曲凹面402の中央付近を高くし、この高い部分に電動開閉式の温風ダンパー470を設けることにより、温風ダンパー470を確実に開閉可能としつつ、温風の吹出口622の縦方向の寸法を拡大し縦横比を1に近づけて、集束した温風Hを遠くまで届けることができる。
しかし、このように吹出口622の縦横比を1に近づけ、さらにその前に電動開閉式の温風ダンパー470を設けた場合、温風ダンパー470のサイズが必然的に大きくなる。また、この温風ダンパー470は、湾曲凹面402の一部を構成し前面に露出するため、その周囲のケースカバー430との隙間もできるだけ小さくすることが望ましい。このようにサイズの大きな温風ダンパー470を周囲の部材に密接して設けた場合、その周囲で水分などが蒸発してカルキ成分などが残留すると固着しやすく、また固着した温風ダンパー470を引きはがすためにはより大きな力が必要とされる。
これに対して、本実施形態によれば、第2の制御モードを適宜実行することにより、温風ダンパー470の固着を確実且つ容易に防止できる。その結果として、衛生洗浄装置100の温風乾燥機能が損なわれることなく、永続的に使用可能となる。
次に、温風ダンパー470とノズルダンパー460との干渉について説明する。
図23及び図24は、温風ダンパー470とノズルダンパー460との干渉を説明するための模式図である。
ノズルダンパー460と温風ダンパー470とは、いずれも湾曲凹面402に沿って設けられているので、それらの回転軸は平行ではない。また、これらのダンパー460、470は隣接して設けられている。従って、これらのダンパー460、470が両方とも大きく開くと、干渉することがある。このため、これらダンパー460、470の開閉の際には、所定の制御をする必要がある。
ここで、温風ダンパー470は、前述の如くモータ472により電動開閉される。一方、ノズルダンパー460は、スプリング481の付勢力により通常は閉じた状態に維持され、吐水ノズルが進出するとこれに押されて開く。従って、ノズルダンパー460と温風ダンパー470の開閉のタイミングによっては、両方が同時に開いてもよい場合がある。
図23に表した具体例の場合、ノズルヘッド611、第1のシリンダ部612及び第2のシリンダ部613からなる3段式の吐水ノズルが進出することにより、ノズルダンパー460が開いている。そして、このようにノズルダンパー460が開いた後に、モータ472により温風ダンパー470が開いている。温風ダンパー470が完全に開いた状態においては、その先端がノズルダンパー460に当接し、スプリング481の付勢力に対抗してノズルダンパー460をさらに持ち上げる。この時、温風ダンパー470とノズルダンパー460との間には、スプリング481の付勢力が作用しているだけであるので、これらダンパー460、470に傷が付いたり破損することはなく、引っかかる心配もない。
また、図23に表した状態においては、ノズルダンパー460は吐水ノズルから持ち上げられ離間している。従って、図24に表したように、吐水ノズルを後退させ本体部400に収納しても、ノズルダンパー460は温風ダンパー470に当接し開いた状態を維持する。つまり、ノズルダンパー460が温風ダンパー470よりも先に開き始めた場合には、これらダンパー460、470が互いに干渉しても強い力は作用しないので、傷がついたり、引っかかって動かなくなったり、破損や故障などが生ずることはない。
なお、図23及び図24に表した状態とは逆に、温風ダンパー470が開いた状態で吐水ノズルが進出することによりノズルダンパー460が開くと、これらダンパー460、470が干渉して互いに強い力が作用することがある。このため、温風ダンパー470が開いた状態でノズルダンパー460が開かないように制御することが望ましい。
ただし、図7に関して前述したように、第2の制御モードにおいて温風ダンパー470の開き角度を小さく設定したような場合、ノズルダンパー460との干渉は生じない。従って、このような場合には、ノズルダンパー460の状態には拘わらず、第2の制御モードを実行することも可能である。
以上、本実施形態における温風ダンパー470の開閉機構及びノズルダンパー460について説明した。
次に、本実施形態のトイレ装置の内部構造について具体例を参照しつつさらに詳細に説明する。
図25は、本体部400の内部を前方から眺めた斜視図である。
本体部400は、前述したように、筐体を構成するケースカバー430とケースプレート770とを有する。ケースカバー430の上面には、人体検知センサ500や表示部670が適宜設けられている。表示部670は、例えばトイレ装置に対する電源の投入状態などを適宜表示する役割を有する。また、ケースカバー430の前部の上部には、便座200を自動開閉させるための便座開閉ユニット780が突出して設けられている。
一方、ケースカバー430の内部をみると、その前方には、ノズルユニット610、温風乾燥ユニット620、脱臭ユニット630、が併設されている。なお、図17及び図18などに表したように、温風ダンパー470を駆動するモータ472は、ノズルユニット610の下に設置されている。このようにすると、ノズルユニット610の下のスペースを有効に利用でき、また温風ダンパー470の近くから駆動力を伝達できる。
ノズルユニット610は、図7に関して前述したように、進退自在の吐水ノズルを有し、便座200に座った使用者の「おしり」などに水を噴射して洗浄する役割を有する。脱臭ユニット630は、便器800のボウル810内の空気を吸引し、脱臭して排気口440から排出する役割を有する。
また、ケースカバー430の内部の前部上方にはコントローラ640が設けられ、その後部には、バルブユニット650と熱交換ユニット660が設けられている。バルブユニット650から熱交換ユニット660に供給された水が加熱され、ノズルユニット610に併設されたポンプユニットで水に脈動を付与し、吐水ノズルにこの脈動水を供給する。
また、ケースカバー430の側面には、補助操作ユニット(図示せず)が適宜設けられている。補助操作ユニットは、ノズルユニット610による「おしり」の洗浄などを操作するスイッチが設けられ、例えば、リモコン(図示せず)による操作が不可能な状態においても衛生洗浄機能の動作を制御可能としたものである。
一方、ケースカバー430の内部の後部には、便蓋開閉ユニット720と便器洗浄バルブユニット730とが併設されている。便蓋開閉ユニット720は、便蓋300を開閉する役割を有する。便器洗浄バルブユニット730は、便器800に流す洗浄水の供給を制御する役割を有する。すなわち、本具体例のトイレ装置は、いわゆる「水道直結給水式」の構造を有し、ロータンクなどを設けずに、水道から供給される水を便器洗浄バルブユニット730を介して便器800に供給して洗浄を実施する。ただし、本発明はこれには限定されず、ロータンク式のトイレに取付可能な衛生洗浄装置も包含する。
一方、ケースカバー430の内部の最後部には、室内暖房ユニット740が設けられている。室内暖房ユニット740は、温風を排出口450(図2参照)から排出することによりトイレ装置が設置されたトイレ空間を暖房する役割を有する。
このような各種の機構を備えた本体部400に、図1〜図24に関して前述した温風ダンパー470及びその開閉機構が設けられている。
次に、本実施形態において、本体部400の前面を後方に後退させて湾曲凹面402とした効果について説明する。
図26は、本実施形態のトイレ装置から便座200と便蓋300を外して前方から眺めた斜視図である。
また、図27は、比較例のトイレ装置を前方から眺めた斜視図である。なお、図26及び図27は、便器800の前にしゃがんだ状態で便器を清掃する使用者の目線からみたボウル810の眺めを表し、具体的には、便器800の前端からおよそ100ミリメータ離れ、床面から約1000ミリメータの高さから眺めたボウル810の外観を表す。
また、図28は、本実施形態のトイレ装置の断面図であり、
図29は、比較例のトイレ装置の断面図である。図28及び図29は、便器800の前にしゃがんだ状態で便器を清掃する使用者の目線からみえる範囲を説明するための模式図である。
まず比較例について説明すると、図27及び図29に表した比較例においては、本体部400は便器800のボウル810の上に延出し、破線で表した領域400Pがボウル810の開口の後方部分を塞いでいる。しかし、このように本体部400がボウル810の上にはみだしていると、男性の立位の小用の際に小水が本体部400にかかりやすくなる。また、このように本体部400がボウル810の上にはみだしていると、ボウル810の有効開口面積が狭められるため、立位で小用をする男性に対して狭窄感を与える。また、このようにはみだした領域400Pの裏面側にも汚れが付着しやすく、その清掃性の点でも改善の余地がある。
さらには、このように本体部400がボウル810の上にはみだしていると、ボウル810の後方上部に汚れが付着しても見えず、且つ、その部位の清掃がしにくくかった。すなわち、図27に表した比較例の場合、使用者が便器800の前にしゃがんだ状態においても、ボウル810の上端のリム部820は、本体部のはみ出し領域400Pの陰に隠れて見えない。このため、使用者が領域400Pの下のリム部820を掃除するためには、さらにかがんだ姿勢で覗き込むようにしなければならない。
これに対して、本実施形態においては、図26及び図28に表したように、本体部400の前面を後退させて湾曲凹面402を形成することにより、男性の立位での小用の際にも小水がかかりにくくなり、使用者に対して視覚的な狭窄感を与えることもない。また、図4に関して前述したように、湾曲凹面402の中央付近を高くすることにより、男性の立位の小用に際して本体部400に小水がかかったとしても、湾曲凹面402の中央付近の背の高い部分で小水を受けてボウル810に落下させることができる。つまり、小水が本体部400の傾斜面408などにかかることを抑制でき、小水による汚れを可及的に減らすことができる。
そして、このように本体部400を後退させることにより、本体部400の裏面への汚れの付着も抑制でき、清掃性も格段に改善できる。すなわち、本実施形態によれば、図28に表したように、便器800の前にしゃがんだ使用者の視線からみて、ボウル810の後端のリム部820の上端付近まで見える。従って、使用者は、その姿勢のまま雑巾やブラシなどを用いてボウル810の後端まで清掃し、汚れが落ちてきれいになったことを確実且つ容易に確認できる。また、本実施形態においては、本体部400のボウル810の上への突出量が抑制されているので、その突出部の裏側に付着した汚れなどを清掃することも容易である。例えば、雑巾などで清掃する際にも、使用者が本体部400の裏側に雑巾をあてがった状態で、左右にサッと拭き取ることができる。
図30は、本実施形態における湾曲凹面402とボウル810との関係を説明するための模式平面図である。
同図に表したように、本体部の湾曲凹面402は、ボウル810の開口形状にほぼ沿った形態を保ちつつ、湾曲凹面402のほぼ全体がボウル810の開口端よりもボウル810の側にわずかに突出している。湾曲凹面402の左右前端でのボウル810への突出量をa、bとし、中央付近でのボウル810への突出量をcとすると、a及びbは相対的に小さく、cは相対的に大きくすることができる。このようにすれば、ボウル810の開口形状と略連続させてボウル810のほとんどを露出させつつ、本体部400とボウル810の開口端との隙間への小水などの侵入を効果的に防止できる。これは、男性の立位の小用の際には、小水は主に中央付近に向けられるからであり、さらに本体部400とボウル810の開口端との隙間が湾曲凹面402で覆われるため、その隙間に小水が直接かからないからである。また、このようにすると、排水及び脱臭のためのスペース(突出部)を確保することも容易となる。
具体的には、例えば、a及びbは概ね数ミリメータ乃至10ミリメータ程度で、cは概ね10ミリメータ乃至10数ミリメータ程度とすることができる。このように湾曲凹面402をわずかに突出させれば、小水の侵入を可及的に抑制できる。またさらに、本体部400からボウル810への排水を確保し、さらに脱臭機能のための脱臭吸気口を確保することもできる。
また、本体部400のボウル810への突出部の突出量をこのように制限することにより、例えば使用者の手指の先端から第1関節までの範囲で、雑巾を本体部400の裏側にまんべんなくあてがうことも可能となる。つまり、使用者は、手指の第1関節を軽く曲げた状態のまま、手指の先端に雑巾をあてがって、本体部400の湾曲凹面402に沿って左右に雑巾をサッと滑らすことにより、本体部400の裏側と、これに隣接するリム部820の上端部を確実に清掃することが可能となる。湾曲凹面402はボウル810と略連続した曲面を構成しているので、雑巾がひっかかることもなく、スムーズ且つ確実に清掃できる。
そして、本実施形態によれば、このように本体部400の前面を後退させて湾曲凹面402を形成し、その中央付近に電動開閉式の温風ダンパー470を設けることにより、高さ方向の寸法が大きい温風の吹出口を確実に開閉でき、かつ使用者の「おしり」に温風を確実に届かせることができる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、本発明の衛生洗浄装置及びトイレ装置に含まれる、吐水ノズル、脱臭装置、温風乾燥装置、着座センサ、筺体、リモコン、腰掛便器などの各要素については、当業者が適宜設計変更することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができるものも本発明の要旨を含む限り、本発明の範囲に包含される。その他、衛生洗浄装置や便器を構成する各要素について変更を加えたものであっても、本発明の要旨を備える限りにおいて、本発明の範囲に包含される。
また、本発明のトイレ装置は、「ロータンク式」のものでもよく、または、水道からの水を便器に直接給水し洗浄する「水道直結給水式」のものでもよい。
また、例えば、吐水ノズルはモータではなく水圧により進出する構造のものも本発明の範囲に包含される。
また、図1乃至図30に関して前述した特徴部分は、技術的な可能な範囲においていかようにも組合せることができ、これら組合せにより得られた衛生洗浄装置及びトイレ装置についても、本発明の要旨を含む限りにおいて本発明の範囲に包含される。
その他、本発明の実施の形態として上述した衛生洗浄装置及びトイレ装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施しうるすべての衛生洗浄装置及びトイレ装置も同様に本発明の範囲に属する。
本実施形態にかかる衛生洗浄装置の要部構成を例示するブロック図である。 第1及び第2の制御モードの内容を例示するフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかるトイレ装置の外観を表す模式斜視図である。 トイレ装置の便座200と便蓋300を開いた状態を表す。 本体部400の中央部を正面から眺めた模式図である。 リモコンの具体例を表す模式図である。 ノズルダンパー460及び温風ダンパー470の開閉状態を表す模式図である。 第2の制御モードの具体例を表すフローチャートである。 第2の制御モードの具体例を表すフローチャートである。 第2の制御モードの具体例を表すフローチャートである。 第2の制御モードの具体例を表すフローチャートである。 第2の制御モードの具体例を表すフローチャートである。 第2の制御モードの具体例を表すフローチャートである。 第2の制御モードの具体例を表すフローチャートである。 第2の制御モードの実施例を表すタイミングチャートである。 第2の制御モードのもうひとつの実施例を表すタイミングチャートである。 温風ダンパー470の開閉機構を表す模式断面図である。 温風ダンパー470の駆動機構を表す斜視組立図である。 温風ダンパー470及びモータ472の取付部を表す模式図である。 フレーム480をケースカバー430に取り付ける組立工程を表す斜視図である。 温風の吹出口の形状を例示する模式図であり、(a)は本具体例における吹出口622を例示し、(b)は比較例の吹出口622を例示する。 (a)は本実施形態、(b)は比較例の衛生洗浄装置の温風乾燥ユニットから放出される温風Hの分布を正面(前方)から眺めた模式図である。 温風ダンパー470とノズルダンパー460との干渉を説明するための模式図である。 温風ダンパー470とノズルダンパー460との干渉を説明するための模式図である。 本体部400の内部を前方から眺めた斜視図である。 本実施形態のトイレ装置から便座200と便蓋300を外して前方から眺めた斜視図である。 比較例のトイレ装置を前方から眺めた斜視図である。 本実施形態のトイレ装置の断面図である。 比較例のトイレ装置の断面図である。 本実施形態における湾曲凹面402とボウル810との関係を説明するための模式平面図である。
符号の説明
100 衛生洗浄装置、200 便座、300 便蓋、310 透過窓、400 本体部、402 湾曲凹面、402A、402B 開口、404 延出部、408 傾斜面、410 凹設部、420 人体検知センサ、430 ケースカバー、440 排気口、450 排出口、460 ノズルダンパー、470 温風ダンパー、472 モータ(駆動手段)、473 第1のレバー、474 第2のレバー、475 保持部、476 リンク軸、480 フレーム、481 スプリング、490 取付台、500 人体検知センサ、610 ノズルユニット、611 ノズルヘッド、612 シリンダ部、613 シリンダ部、620 温風乾燥ユニット、622 吹出口、630 脱臭ユニット、640 コントローラ、640 制御部、650 バルブユニット、660 熱交換ユニット、670 表示部、720 便座開閉ユニット、730 便器洗浄バルブユニット、740 室内暖房ユニット、770 ケースプレート、780 便座開閉ユニット、800 便器、810 ボウル、820 リム部、900 リモコン(操作部)、902、904、906、908、910 スイッチ

Claims (12)

  1. 第1の開口部を有する筐体と、
    前記筐体の中に設けられ、前記第1の開口部に吹出口が向けられた温風発生装置と、
    前記第1の開口部を開閉可能に覆う第1の開閉板と、
    前記第1の開閉板を開閉する駆動手段と、
    前記温風発生装置及び前記駆動手段を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記温風発生装置を動作させる使用者の指示に基づいて前記第1の開閉板を開くように前記駆動手段を制御する第1の制御モードと、前記温風発生装置を動作させる使用者の指示に基づくことなく前記第1の開閉板を開くように前記駆動手段を制御する第2の制御モードと、を実行可能であることを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 第1の開口部を有する筐体と、
    前記筐体の中に設けられ、前記第1の開口部に吹出口が向けられた温風発生装置と、
    前記第1の開口部を開閉可能に覆う第1の開閉板と、
    前記第1の開閉板を開閉する駆動手段と、
    前記温風発生装置及び前記駆動手段を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記温風発生装置を動作させる際に前記第1の開閉板を開くように前記駆動手段を制御する第1の制御モードと、前記温風発生装置を動作させずに前記第1の開閉板を開くように前記駆動手段を制御する第2の制御モードと、を実行可能であることを特徴とする衛生洗浄装置。
  3. 人体を検知する人体検知センサをさらに備え、
    前記制御部は、前記人体検知センサによる人体の検知に応じて前記第2の制御モードを実行することを特徴とする請求項1または2に記載の衛生洗浄装置。
  4. 人体を検知する人体検知センサをさらに備え、
    前記制御部は、前記人体検知センサが人体を検知した後に非検知となったときに前記第2の制御モードを実行することを特徴とする請求項1または2に記載の衛生洗浄装置。
  5. 便座と、便蓋と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記便座及び便蓋の少なくともいずれかが閉止されたときに前記第2の制御モードを実行することを特徴とする請求項1または2に記載の衛生洗浄装置。
  6. 便座と、便蓋と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記便座及び便蓋の少なくともいずれかが開かれたときに前記第2の制御モードを実行することを特徴とする請求項1または2に記載の衛生洗浄装置。
  7. 前記制御部は、所定の時間が経過すると前記第2の制御モードを実行することを特徴とする請求項1または2に記載の衛生洗浄装置。
  8. 前記制御部は、所定の時刻が到来すると前記第2の制御モードを実行することを特徴とする請求項1または2に記載の衛生洗浄装置。
  9. 前記第2の制御モードにおいて前記第1の開閉板が開かれる角度は、前記第1の制御モードにおいて前記第1の開閉板が開かれる角度よりも小さいことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置。
  10. 前記筐体に設けられた第2の開口部から進退可能とされた吐水ノズルと、
    前記第2の開口部を開閉可能に覆う第2の開閉板と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記吐水ノズルが前記第2の開口部から進出しているときは前記第2の制御モードの実行を禁止することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置。
  11. 前記筐体の前面は、後方に湾曲した湾曲凹面を有し、前記第1及び第2の開口部は、前記湾曲凹面に設けられたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置。
  12. 腰掛便器と、
    前記腰掛便器の上部に設置される請求項1〜11のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置と、
    を備えたことを特徴とするトイレ装置。
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