JP3074909B2 - 衛生便座 - Google Patents

衛生便座

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JP3074909B2
JP3074909B2 JP04050318A JP5031892A JP3074909B2 JP 3074909 B2 JP3074909 B2 JP 3074909B2 JP 04050318 A JP04050318 A JP 04050318A JP 5031892 A JP5031892 A JP 5031892A JP 3074909 B2 JP3074909 B2 JP 3074909B2
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朋秀 松本
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K13/00Seats or covers for all kinds of closets
    • A47K13/24Parts or details not covered in, or of interest apart from, groups A47K13/02 - A47K13/22, e.g. devices imparting a swinging or vibrating motion to the seats
    • A47K13/30Seats having provisions for heating, deodorising or the like, e.g. ventilating, noise-damping or cleaning devices
    • A47K13/302Seats with cleaning devices

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Toilet Supplies (AREA)
  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体局部の洗浄機能を
備えた衛生便座で、特に便座洗浄作業の自動化に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の衛生便座において、家庭
用では便座の洗浄はもっぱら主婦の手作業に頼ってお
り、特に子供のいる家庭においては便座まわり等への小
便の飛散の機会が多く、洗浄の頻度が高くなる。その対
策として近年、除菌薬剤を添加含浸させ、かつ使用後は
便槽に廃棄可能な洗浄紙が提案されている。また公共用
としては、使用後は便槽に廃棄可能な便座シートペーパ
ーを自動的に供給する装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような便座の洗浄
作業は不快かつ面倒であり、主婦の最も嫌な家事の一つ
とされており、改善が望まれている。そして前記使い捨
ての洗浄紙は不経済であるとともに手作業で行うため不
衛生であり、かつ洗浄紙の補充あるいは設置場所の確保
などの課題がある。また長期に放置された汚れは表面と
の結合力が増加し、汚れをとるのに簡単な拭き掃除など
では不十分であり、湯を用いて洗浄しなければ汚れがと
れないものである。
【0004】また便座シートペーパーを自動的に供給す
るものでは清潔である反面、用便時の使用感が悪く、ま
たシートペーパーの補充が必要であり、さらにこの種の
局部洗浄機能、乾燥機能などを付加した衛生便座を実現
する場合、全体の大型化につながり、トイレ空間におけ
る占有スペースが大きくなるという課題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するものであり、
前記人体局部洗浄機能の洗浄水を便座洗浄に有効に利用
し、自動的に便座の洗浄作業を行うことによって洗浄作
業を易にするとともに、日常的に清潔な便座を使用で
きる衛生便器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために本発明の衛生便座は、便座および便蓋と、人体
局部洗浄ノズルと、前記局部洗浄ノズルに洗浄水を供給
する洗浄水供給手段と、洗浄水の加熱手段を有するとと
もに前記便蓋に内設され、且つ前記便蓋の閉成状態にお
いて前記便座上面に対向する位置に配設された便座洗浄
ノズルおよび便座乾燥ノズルと、前記便座洗浄ノズルの
洗浄水供給路および前記便座乾燥ノズルの乾燥送風路
と、前記便座洗浄ノズルからの洗浄水放出時に外部への
漏水を防止する漏水防止部材と、前記局部洗浄ノズルま
たは前記便座洗浄ノズルに洗浄水の供給路を切換える供
給路切換え手段と、前記乾燥送風路に乾燥風を供給する
送風手段と、駆動スイッチと、前記駆動スイッチからの
指令により前記各々の手段を制御する制御手段を備えた
ものである。
【0007】
【作用】本発明の衛生便座は上記構成により、通常の人
体局部洗浄においては供給路切換え手段が人体局部洗浄
ノズル側に洗浄水供給路を切換えて従来と同様に洗浄が
行える。また使用によって便座に汚れが目立つ場合、便
蓋を閉じて便座洗浄駆動スイッチを投入することにより
前記供給路切換え手段が便座洗浄ノズル側に洗浄水供給
路を切換えて便座が洗浄される。この際漏水防止部材に
よって洗浄水が便器の外部に漏れるのを防止する。所定
時間洗浄した後自動的に洗浄水の供給が停止され送風手
段が駆動されて便座表面に付着している水分が乾燥ある
いは飛散される。この結果便座洗浄が自動的に行われ、
清潔に保たれるものである。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面を参照して説
明する。
【0009】図1は本発明の一実施例を示す衛生便座の
構成図、図2はその断面図、図3は便座部の要部拡大断
面図、そして図4は衛生便座の外観図、図5は制御装置
の構成図である。
【0010】同図において1は開閉自在に設けられた便
座2および便蓋3、本体4から構成される衛生便座、5
は便器、6は貯水タンクである。便座2の内部には図3
に示したように便座暖房用のヒータ線7が設けられてお
り、また外周表面には水を弾く作用を有する撥水膜8が
形成されている。便蓋3にはその閉成時に便座2の上面
部(外周から便器5内に向って上面を傾斜させている)
に対向する位置に複数の便座洗浄ノズル9および便座乾
燥ノズル10が設けられており、そして各々洗浄水供給
路11、乾燥送風路12に連通されている。
【0011】また13は便座乾燥ノズル10に乾燥風を
供給するための送風手段であり、乾燥送風路12の流路
中には加熱するための乾燥ヒータ14が設けられてい
る。15は便蓋3の閉成時に便座2の表面に接触して、
便座洗浄ノズル9からの洗浄水放出時に便器5の外部へ
の漏水を防止する弾性体から構成される漏水防止部材で
ある。
【0012】本体4には人体の局部を洗浄するための局
部洗浄ノズル16、局部洗浄ノズル16に洗浄水を供給
する洗浄水供給手段17、洗浄水を加熱するための加熱
手段18、局部洗浄ノズル16または便座洗浄ノズル9
側に洗浄水の供給路を切換えて連通する供給路切換え手
段19、この供給路切換え手段19の下流側と便座洗浄
ノズル9への洗浄水供給路11の間に設けられ、便座洗
浄水に洗浄促進薬剤を供給する薬剤混入手段30および
人体局部洗浄後その局部を乾燥するための局部乾燥手段
(図示せず)ならびにこれらの要素手段を制御する制御
手段21が設けられている。22は駆動スイッチで、制
御手段21に接続してある。
【0013】また図5は便座洗浄における制御装置を示
し、23は便座洗浄モードの選択スイッチ、24は便座
洗浄回路であり、選択スイッチ23の投入によって駆動
されるタイマー回路25、タイマー回路25の指令によ
って供給路切換え手段19を便座洗浄ノズル9側に切換
えるとともに加熱手段18、洗浄水供給手段17および
薬剤混入手段20を所定時間駆動させる洗浄回路26お
よびタイマー回路25の指令によって洗浄回路26が動
作した後に所定時間便座乾燥ノズル10へ乾燥風を供給
する送風手段13および乾燥ヒータ14を駆動する乾燥
回路27から構成されている。28は便蓋3の開閉状態
を検出する開閉検知手段であり、便蓋3が閉成している
状態でのみ便座洗浄回路24を動作可能に構成してい
る。また29は便座洗浄中および便座洗浄終了を使用者
に知らせる報知回路である。
【0014】以上の構成において次に本実施例の作用、
動作について説明する。用便時、すなわち大便あるいは
女子小用においては図4に示すように便座2を閉成した
状態で着座して用便がなされ、用便後、駆動スイッチ2
2の洗浄を選択すれば供給路切換え手段19は局部洗浄
ノズル16側へ給水するように動作し、局部洗浄がなさ
れる。
【0015】一方、局部洗浄において洗浄水が肛門部周
辺に衝突する際、位置ずれが発生すると洗浄水が飛散し
たり、男子小用などにおいては放尿時に飛散して便座2
の表面が汚れる。また便座2は人体の皮膚が直接接触す
るため汗、分泌物などによって徐々に汚れ成分が堆積し
便座2の洗浄が必要となる。その際、便蓋3を閉成し、
便座洗浄の選択スイッチ23を投入すると便蓋3が閉成
状態であることが便蓋開閉検知手段28によって検出さ
れ、便座洗浄回路24が動作するとともに報知回路29
が動作して洗浄中であることが使用者に報知される。な
お便座洗浄回路24は、便座2への着座検知スイッチ
(図示せず)を設け、この着座検知スイッチの信号が
成、すなわち使用者が着座していない状態で且つ便蓋開
閉検知手段28の信号が便蓋閉成状態である時のみ作動
するようにしてもよい。
【0016】便座洗浄回路24が動作すると洗浄水の供
給路切換え手段19が駆動されて便座洗浄水供給路11
側に洗浄水が供給され、タイマー回路25によって定め
られた所定時間、便座洗浄ノズル9から所定温度の洗浄
水が便座2の表面に噴出する。なお、この時便蓋3の重
力によって漏水防止部材15は便座2の表面に密着して
当接し、床などに洗浄水が漏水することがない。また薬
剤混入手段20により洗浄水に洗浄促進剤が添加されて
効率的に洗浄することができる。さらに本実施例では便
座表面に撥水膜8を設けているため汚れ成分は付着しに
くくなるとともに温水あるいは冷水洗浄において汚れ成
分が落ちやすくなる。洗浄後の廃水は図3の実線矢印で
示したように便座2の表面を経て便槽内に落下する。
【0017】所定時間洗浄が行われた後、タイマー回路
25によって自動的に洗浄水供給手段17は停止し、次
に乾燥回路27が動作することによって乾燥ヒータ14
および送風手段13が駆動され便座乾燥ノズル10から
乾燥風が便座2の表面部に噴射される。この時の乾燥風
の風圧および温度によって便座2の表面部に残存してい
る水分が飛散もしくは蒸発し乾燥が行われる。なおこの
際便座2の表面に撥水膜8を設けているため水分はその
表面張力によって球状となり撥水膜8表面との接触面積
が低減され効率的な乾燥が行われ、乾燥後における水滴
の痕跡の残存がなくなるとともに乾燥風の風量低減ある
いは乾燥温度の低減が図れる。また乾燥時に便蓋3を開
方向に若干量持ち上げる手段(図示せず)を設ければ、
便座2の表面と漏水防止部材15の間に微小な間隙が形
成され、乾燥風は図3破線矢印で示したように便器5の
外部にも漏出し便座2と漏水防止部材15の当接面に残
存した水分も効果的に乾燥できる。
【0018】所定時間乾燥するとタイマー回路25によ
って乾燥回路27が停止され自動洗浄が完了し、報知回
路29によって終了したことが使用者に報知される。こ
れにより次の使用者は洗浄済みであることを確認できる
ため安心して使用できるとともに二重の洗浄動作が防止
できる。
【0019】また便蓋3に便座乾燥ノズル10、送風手
段13、乾燥ヒータ14を設けているため、これらの手
段を利用して用便時の人体背面部の暖房あるいは夏期に
おける涼風機能の実現が可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の便座装置
は、便蓋内に便座洗浄および便座乾燥ノズルを設けると
ともに便蓋閉成時の洗浄水の漏水防止手段を設け、人体
洗浄に用いる洗浄水を有効に用いて自動的に便座の洗浄
および乾燥を行ものであり以下の効果が得られる。 ()洗浄水供給手段、洗浄水加熱手段など人体洗浄に
必須の既存要素部品を併用するため、便座シートペーパ
ーなどを自動供給する従来のものに比べて機器の大型化
あるいは高価格化を防ぐことができるとともにシートペ
ーパーなどの補給作業が不要である。特に大型化の抑制
は、住宅事情から狭いトイレ空間において重要な意義を
もち、また便器の後方の清掃のしやすさに影響を与え
る。 (2)便座の乾燥動作時に便蓋と便座の間に所定の間隙
が形成されるように前記便蓋を開成方向に持ち上げる手
段を設けることにより、効果的に便座を乾燥することが
できる。人体の便座への着座検知スイッチおよび便蓋開閉
検出手段を設けることにより用便時に間違って便座洗浄
スイッチが投入されても誤動作する危険がない。 ()便蓋に便座乾燥ノズル、送風手段、乾燥ヒータを
設けているため、用便時の人体背面部の暖房あるいは夏
期における涼風機能の実現が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す衛生便座の構成図
【図2】同衛生便座の断面図
【図3】同便座部の要部拡大断面図
【図4】同衛生便座の外観斜視図
【図5】同制御装置の構成図
【符号の説明】
1 衛生便座 2 便蓋 3 便蓋 8 撥水膜 9 便座洗浄ノズル 10 便座乾燥ノズル 11 洗浄水供給路 12 乾燥送風路 13 送風手段 15 漏水防止部材 16 局部洗浄ノズル 17 洗浄水供給手段 18 加熱手段 19 供給路切換え手段 20 薬剤混入手段 21 制御手段 22 駆動スイッチ 23 選択スイッチ 24 便座洗浄回路 28 便蓋開閉検知手段 29 報知回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03D 9/08 A47K 13/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】便座および便蓋と、人体の局部を洗浄する
    局部洗浄ノズルと、前記局部洗浄ノズルに洗浄水を供給
    する洗浄水供給手段と、前記洗浄水を加熱する加熱手段
    を有するとともに前記便蓋に内設され、且つ前記便蓋の
    閉成状態において前記便座上面に対向する位置に配設さ
    れた便座洗浄ノズルおよび便座乾燥ノズルと、前記便座
    洗浄ノズルの洗浄水供給路および前記便座乾燥ノズルの
    乾燥送風路と、前記便座洗浄ノズルからの洗浄水放出時
    に外部への漏水を防止する漏水防止部材と、前記局部洗
    浄ノズルまたは前記便座洗浄ノズルに洗浄水の供給路を
    切換える供給路切換え手段と、前記乾燥送風路に乾燥風
    を供給する送風手段と、駆動スイッチと、前記駆動スイ
    ッチからの指令により前記各々の手段を制御する制御手
    を備えた衛生便座。
  2. 【請求項2】洗浄水の供給路切換え手段の下流側と便座
    洗浄ノズルへの洗浄水供給路の間に薬剤混入手段を設け
    た請求項1記載の衛生便座。
  3. 【請求項3】便座の乾燥動作時に便蓋と便座の間に所定
    の間隙が形成されるように前記便蓋を開成方向に持ち上
    げる手段を設けた請求項1または2に記載の衛生便座。
  4. 【請求項4】便蓋開閉検知手段と人の便座への着座を検
    知する着座検知スイッチを有し、前記着座スイッチが開
    成状態で、かつ前記便蓋開閉検知手段の信号が閉成状態
    時のみ、便座洗浄ノズルから洗浄水を噴出するとともに
    所定時間後に前記便蓋に設けられた乾燥ノズルから乾燥
    風を噴出して前記便座を乾燥する請求項1ないし3のい
    ずれか1項に記載の衛生便座。
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