JPH0713334Y2 - 映像信号処理装置 - Google Patents
映像信号処理装置Info
- Publication number
- JPH0713334Y2 JPH0713334Y2 JP1987122645U JP12264587U JPH0713334Y2 JP H0713334 Y2 JPH0713334 Y2 JP H0713334Y2 JP 1987122645 U JP1987122645 U JP 1987122645U JP 12264587 U JP12264587 U JP 12264587U JP H0713334 Y2 JPH0713334 Y2 JP H0713334Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- low
- band
- delay element
- chroma signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は映像信号処理装置に関し、特に、クロマ信号を
輝度信号に対してインターリーブした周波数に低域変換
して記録したビデオディスクやビデオテープ等の映像信
号処理に利用される。
輝度信号に対してインターリーブした周波数に低域変換
して記録したビデオディスクやビデオテープ等の映像信
号処理に利用される。
（従来の技術） クロマ信号を輝度信号に対してインターリーブした周波
数に低域変換して記録したビデオディスクやビデオテー
プ等の記録媒体を再生する再生装置では、再生信号を輝
度信号と低域変換クロマ信号とに分離し、この低域変換
クロマ信号を標準クロマ信号に変換する必要がある。そ
して、再生信号を輝度信号とクロマ信号とに分離すると
き、従来は3.58MHz帯域を透過可能な1Hガラス遅延線を
用いたくし形フィルタを使用していた。
数に低域変換して記録したビデオディスクやビデオテー
プ等の記録媒体を再生する再生装置では、再生信号を輝
度信号と低域変換クロマ信号とに分離し、この低域変換
クロマ信号を標準クロマ信号に変換する必要がある。そ
して、再生信号を輝度信号とクロマ信号とに分離すると
き、従来は3.58MHz帯域を透過可能な1Hガラス遅延線を
用いたくし形フィルタを使用していた。
（考案が解決しようとする問題点） このように、従来の再生装置では、輝度信号とクロマ信
号との分離に1Hガラス遅延線を用いているが、このガラ
ス遅延線の透過帯域特性は3.58±0.3MHz程度であり、本
来のクロマ信号の高域信号成分が損なわれていた。つま
り、広帯域の映像信号には、通過帯域が狭すぎて適用し
難いといった問題があった。
号との分離に1Hガラス遅延線を用いているが、このガラ
ス遅延線の透過帯域特性は3.58±0.3MHz程度であり、本
来のクロマ信号の高域信号成分が損なわれていた。つま
り、広帯域の映像信号には、通過帯域が狭すぎて適用し
難いといった問題があった。
（問題点を解決するための手段） 本考案の映像信号処理装置は、1H（H:水平走査時間）よ
りも僅かに短い遅延時間を有するCCD遅延素子もしくは1
Hよりも僅かに短い遅延時間を有しかつ入力映像信号の
ジッタに同期して遅延時間を可変できるCCD遅延素子及
びこのCCD遅延素子の出力信号を入力信号とする低域変
換クロマ信号成分を通過させる帯域特性を有するバンド
パスフィルタで構成されたくし形フィルタと、前記CCD
遅延素子を通る前の入力映像信号から前記バンドパスフ
ィルタの出力信号を減算することにより高域成分が強調
された輝度信号を得る減算器と、前記CCD遅延素子を通
る前の入力映像信号と前記バンドパスフィルタの出力信
号とを加算することにより、低域変換クロマ信号の周波
数帯域よりも低い周波数帯域の輝度信号成分が混合され
た低域変換クロマ信号を得る加算器と、この加算器の出
力信号を高域変換するコンバータと、このコンバータに
より高域に変換されたクロマ信号に含まれる前記輝度信
号成分を除去してクロマ信号成分のみを抽出するバンド
パスフィルタとを備え、前記くし形フィルタを構成する
CCD遅延素子及びバンドパスフィルタ全体での遅延時間
を1Hとしたものである。
りも僅かに短い遅延時間を有するCCD遅延素子もしくは1
Hよりも僅かに短い遅延時間を有しかつ入力映像信号の
ジッタに同期して遅延時間を可変できるCCD遅延素子及
びこのCCD遅延素子の出力信号を入力信号とする低域変
換クロマ信号成分を通過させる帯域特性を有するバンド
パスフィルタで構成されたくし形フィルタと、前記CCD
遅延素子を通る前の入力映像信号から前記バンドパスフ
ィルタの出力信号を減算することにより高域成分が強調
された輝度信号を得る減算器と、前記CCD遅延素子を通
る前の入力映像信号と前記バンドパスフィルタの出力信
号とを加算することにより、低域変換クロマ信号の周波
数帯域よりも低い周波数帯域の輝度信号成分が混合され
た低域変換クロマ信号を得る加算器と、この加算器の出
力信号を高域変換するコンバータと、このコンバータに
より高域に変換されたクロマ信号に含まれる前記輝度信
号成分を除去してクロマ信号成分のみを抽出するバンド
パスフィルタとを備え、前記くし形フィルタを構成する
CCD遅延素子及びバンドパスフィルタ全体での遅延時間
を1Hとしたものである。
（作用） くし形フィルタ内に低域変換クロマ信号のCCD遅延素子
及びバンドパスフィルタ（BPF）を直列接続し、両回路
での遅延時間が1H（H:水平走査時間）となるように該CC
D遅延素子の遅延時間特性を設定する。もしくは該CCD遅
延素子の遅延時間をジッタに同期して可変さることによ
り再生映像信号の水平走査時間と完全に一致させる。こ
のように、CCD遅延素子で1H弱遅延され、低域変換クロ
マ信号と同じ周波数帯域を通過帯域とするバンドパスフ
ィルタを通して得られた信号は、低域変換クロマ信号と
同じ周波数帯域の輝度信号成分が入り混じった低域変換
クロマ信号となる。
及びバンドパスフィルタ（BPF）を直列接続し、両回路
での遅延時間が1H（H:水平走査時間）となるように該CC
D遅延素子の遅延時間特性を設定する。もしくは該CCD遅
延素子の遅延時間をジッタに同期して可変さることによ
り再生映像信号の水平走査時間と完全に一致させる。こ
のように、CCD遅延素子で1H弱遅延され、低域変換クロ
マ信号と同じ周波数帯域を通過帯域とするバンドパスフ
ィルタを通して得られた信号は、低域変換クロマ信号と
同じ周波数帯域の輝度信号成分が入り混じった低域変換
クロマ信号となる。
そして、減算器において元の入力映像信号からこの輝度
信号成分が入り混じった低域変換クロマ信号を減算する
と、低域変換クロマ信号成分のみが相殺されて、輝度信
号が得られることになる。この輝度信号は、元の入力映
像信号中の輝度信号と、バンドパスフィルタから出力さ
れた低域変換クロマ信号と同じ周波数帯の輝度信号とが
加算された信号となり、結果として高域成分が強調され
た輝度信号となる。
信号成分が入り混じった低域変換クロマ信号を減算する
と、低域変換クロマ信号成分のみが相殺されて、輝度信
号が得られることになる。この輝度信号は、元の入力映
像信号中の輝度信号と、バンドパスフィルタから出力さ
れた低域変換クロマ信号と同じ周波数帯の輝度信号とが
加算された信号となり、結果として高域成分が強調され
た輝度信号となる。
一方、加算器において、元の入力映像信号とバンドパス
フィルタから出力された輝度信号成分が入り混じった低
域変換クロマ信号とを加算すると、低域変換クロマ信号
と同じ周波数帯域の輝度信号成分のみが相殺された低域
変換クロマ信号（すなわち、この低域変換クロマ信号よ
りも低い帯域の輝度信号は入り混じり、かつレベルが高
くなった低域変換クロマ信号）が得られる。
フィルタから出力された輝度信号成分が入り混じった低
域変換クロマ信号とを加算すると、低域変換クロマ信号
と同じ周波数帯域の輝度信号成分のみが相殺された低域
変換クロマ信号（すなわち、この低域変換クロマ信号よ
りも低い帯域の輝度信号は入り混じり、かつレベルが高
くなった低域変換クロマ信号）が得られる。
この低域変換クロマ信号は、次のコンバータによって高
域に変換された後、バンドパスフィルタに与えられる。
そして、このバンドパスフィルタにより、高域に変換さ
れたクロマ信号に含まれる輝度信号製瓶が除去されて、
元のクロマ信号成分のみが抽出される。
域に変換された後、バンドパスフィルタに与えられる。
そして、このバンドパスフィルタにより、高域に変換さ
れたクロマ信号に含まれる輝度信号製瓶が除去されて、
元のクロマ信号成分のみが抽出される。
このように、くし形フィルタによって1H遅延した輝度信
号成分が入り混じった低域変換クロマ信号と、元の入力
映像信号とを減算、加算して各々輝度信号と低域変換ク
ロマ信号とを分離、再生することにより、広帯域の映像
信号にも適用可能となる。
号成分が入り混じった低域変換クロマ信号と、元の入力
映像信号とを減算、加算して各々輝度信号と低域変換ク
ロマ信号とを分離、再生することにより、広帯域の映像
信号にも適用可能となる。
（実施例） 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第１図は本考案の映像信号処理装置の概略ブロック図を
示している。
示している。
同図において、１はくし形フィルタであり、1Hよりも僅
かに短い遅延時間を有しかつ低域変換クロマ信号を通過
帯域とするCCD遅延素子２及びこのCCD遅延素子２と直列
に接続されたバンドパスフィルタ（BPF）３で構成され
ている。くし形フィルタ１は、CCD遅延素子２の遅延時
間をτ、BPF3での遅延時間をτ1とすると、τ＋τ1＝1H
となるように設定されている。また、４は減算器、５は
コンバータ、６はクロマ帯域外の不要成分を除去するバ
ンドパスフィルタ（BPF）、７は前記BPF6によるクロマ
信号の遅れに一致させるための遅延素子、8,9は加算
器、10はビデオディスクやビデオテープ等の記録媒体
（図示省略）からの再生映像信号を入力する入力端子、
11は標準カラーテレビ信号の出力端子である。
かに短い遅延時間を有しかつ低域変換クロマ信号を通過
帯域とするCCD遅延素子２及びこのCCD遅延素子２と直列
に接続されたバンドパスフィルタ（BPF）３で構成され
ている。くし形フィルタ１は、CCD遅延素子２の遅延時
間をτ、BPF3での遅延時間をτ1とすると、τ＋τ1＝1H
となるように設定されている。また、４は減算器、５は
コンバータ、６はクロマ帯域外の不要成分を除去するバ
ンドパスフィルタ（BPF）、７は前記BPF6によるクロマ
信号の遅れに一致させるための遅延素子、8,9は加算
器、10はビデオディスクやビデオテープ等の記録媒体
（図示省略）からの再生映像信号を入力する入力端子、
11は標準カラーテレビ信号の出力端子である。
次に、上記構成の映像信号処理装置の動作を第２図に示
す各部の信号スペクトラムを参照して説明する。
す各部の信号スペクトラムを参照して説明する。
入力端子10からは、輝度信号SYと、この輝度信号SYに対
してインターリーブした周波数に低域変換した低域変換
クロマ信号SCLとからなる復調映像信号S1〔第２図
（ａ）参照〕が入力される。この復調映像信号S1は３つ
に分岐され、その１つの復調映像信号S1がCCD遅延素子
２に入力され、他の２つの復調映像信号S1が減算器４と
加算器９とにそれぞれ入力される。
してインターリーブした周波数に低域変換した低域変換
クロマ信号SCLとからなる復調映像信号S1〔第２図
（ａ）参照〕が入力される。この復調映像信号S1は３つ
に分岐され、その１つの復調映像信号S1がCCD遅延素子
２に入力され、他の２つの復調映像信号S1が減算器４と
加算器９とにそれぞれ入力される。
CCD遅延素子２に入力された復調映像信号S1は、このCCD
遅延素子２と次のBPF3とによって1H遅延した低域変換ク
ロマ信号SCL〔第２図（ｂ）参照〕となされる。この低
域変換クロマ信号SCLは、CCD遅延素子２で1H弱遅延さ
れ、低域変換クロマ信号と同じ周波数帯域を通過帯域と
するBPF3を通すことにより、低域変換クロマ信号と同じ
周波数帯域の輝度信号成分が入り混じった低域変換クロ
マ信号となる。そして、この輝度信号成分が入り混じっ
た低域変換クロマ信号SCLが、減算器４と加算器９とに
入力される。
遅延素子２と次のBPF3とによって1H遅延した低域変換ク
ロマ信号SCL〔第２図（ｂ）参照〕となされる。この低
域変換クロマ信号SCLは、CCD遅延素子２で1H弱遅延さ
れ、低域変換クロマ信号と同じ周波数帯域を通過帯域と
するBPF3を通すことにより、低域変換クロマ信号と同じ
周波数帯域の輝度信号成分が入り混じった低域変換クロ
マ信号となる。そして、この輝度信号成分が入り混じっ
た低域変換クロマ信号SCLが、減算器４と加算器９とに
入力される。
減算器４では、元の復調映像信号S1からこの輝度信号成
分が入り混じった低域変換クロマ信号SCLを減算するこ
とにより、低域変換クロマ信号SCLのみが相殺されて、
輝度信号SYが得られることになる。この輝度信号SYは、
元の再生映像信号S1中の輝度信号SYと、BPF3から出力さ
れた低域変換クロマ信号と同じ周波数帯の輝度信号S
Y（この輝度信号SYは、第２図（ａ）及び（ｃ）からも
明らかなように、元の輝度信号の高域成分である）とが
加算された信号となり、結果として高域成分が強調され
た輝度信号SYとなる。
分が入り混じった低域変換クロマ信号SCLを減算するこ
とにより、低域変換クロマ信号SCLのみが相殺されて、
輝度信号SYが得られることになる。この輝度信号SYは、
元の再生映像信号S1中の輝度信号SYと、BPF3から出力さ
れた低域変換クロマ信号と同じ周波数帯の輝度信号S
Y（この輝度信号SYは、第２図（ａ）及び（ｃ）からも
明らかなように、元の輝度信号の高域成分である）とが
加算された信号となり、結果として高域成分が強調され
た輝度信号SYとなる。
一方、加算器９では、元の復調映像信号S1とBPF3から出
力された輝度信号成分が入り混じった低域変換クロマ信
号SCLとを加算することにより、低域変換クロマ信号と
同じ周波数帯域の輝度信号SYのみが相殺された低域変換
クロマ信号（しなわち、この低域変換クロマ信号よりも
低い帯域の輝度信号が入り混じり、かつレベルが高くな
った低域変換クロマ信号）SCLが得られる。
力された輝度信号成分が入り混じった低域変換クロマ信
号SCLとを加算することにより、低域変換クロマ信号と
同じ周波数帯域の輝度信号SYのみが相殺された低域変換
クロマ信号（しなわち、この低域変換クロマ信号よりも
低い帯域の輝度信号が入り混じり、かつレベルが高くな
った低域変換クロマ信号）SCLが得られる。
この低域変換クロマ信号SCLは、次のコンバータ５によ
って高域に変換された後、次のBPF6に与えられる。そし
て、このBPF6により、高域に変換されたクロマ信号SCN
に含まれる輝度信号SY成分が完全に除去されて、純粋な
クロマ信号（標準クロマ信号）SCNのみが抽出され、加
算器８の一方の入力端子に入力される。
って高域に変換された後、次のBPF6に与えられる。そし
て、このBPF6により、高域に変換されたクロマ信号SCN
に含まれる輝度信号SY成分が完全に除去されて、純粋な
クロマ信号（標準クロマ信号）SCNのみが抽出され、加
算器８の一方の入力端子に入力される。
一方、減算器４から出力された輝度信号SYは、遅延素子
７によって前記BPF6によるクロマ信号の遅れ分だけ遅延
させて一致させた後、加算器８の他方の入力端子に入力
され、ここで前記標準クロマ信号SCNと加算されて標準
カラーテレビ信号S2〔第２図（ｅ）参照）として出力端
子11から例えばモニタ等（図示省略）に出力される。
７によって前記BPF6によるクロマ信号の遅れ分だけ遅延
させて一致させた後、加算器８の他方の入力端子に入力
され、ここで前記標準クロマ信号SCNと加算されて標準
カラーテレビ信号S2〔第２図（ｅ）参照）として出力端
子11から例えばモニタ等（図示省略）に出力される。
第３図は本考案の他の実施例を示すもので、コンバータ
51をジッタに同期したキャリア周波数fcによって制御す
るとともに、くし形フィルタ１のCCD遅延素子21をジッ
タに同期したクロック信号（CK）によって可変すること
により再生信号の水平走査時間と一致させ、くし形特性
の山と谷の位置を可変して最適のくし形特性が得られる
ようにしたものである。その他の構成は上記実施例と同
様であるので、同部品には同符号を付し、ここでは詳細
を省略する。
51をジッタに同期したキャリア周波数fcによって制御す
るとともに、くし形フィルタ１のCCD遅延素子21をジッ
タに同期したクロック信号（CK）によって可変すること
により再生信号の水平走査時間と一致させ、くし形特性
の山と谷の位置を可変して最適のくし形特性が得られる
ようにしたものである。その他の構成は上記実施例と同
様であるので、同部品には同符号を付し、ここでは詳細
を省略する。
（考案の効果） 以上説明したように、本考案の映像信号処理装置は、CC
D遅延素子で1H弱遅延し、低域変換クロマ信号と同じ周
波数帯域を通過帯域とするバンドパスフィルタを通すこ
とにより、低域変換クロマ信号と同じ周波数帯域の輝度
信号成分が入り混じった低域変換クロマ信号を得てい
る。そして、この輝度信号成分が入り混じった低域変換
クロマ信号を減算器と加算器とに供給し、さらに加算器
の出力を、高域に変換するコンバータと、高域に変換さ
れたクロマ信号に含まれる輝度信号成分を除去してクロ
マ信号成分のみを抽出するバンドパスフィルタとに与え
る構成としているので、減算器からは高域成分が強調さ
れた輝度信号が得られるとともに、バンドパスフィルタ
からは輝度信号が完全に除去された純粋なクロマ信号が
得られるものである。これにより、広帯域の映像信号に
対しても適用でき、かつ回路構成も簡単な映像信号処理
装置を実現することができる。
D遅延素子で1H弱遅延し、低域変換クロマ信号と同じ周
波数帯域を通過帯域とするバンドパスフィルタを通すこ
とにより、低域変換クロマ信号と同じ周波数帯域の輝度
信号成分が入り混じった低域変換クロマ信号を得てい
る。そして、この輝度信号成分が入り混じった低域変換
クロマ信号を減算器と加算器とに供給し、さらに加算器
の出力を、高域に変換するコンバータと、高域に変換さ
れたクロマ信号に含まれる輝度信号成分を除去してクロ
マ信号成分のみを抽出するバンドパスフィルタとに与え
る構成としているので、減算器からは高域成分が強調さ
れた輝度信号が得られるとともに、バンドパスフィルタ
からは輝度信号が完全に除去された純粋なクロマ信号が
得られるものである。これにより、広帯域の映像信号に
対しても適用でき、かつ回路構成も簡単な映像信号処理
装置を実現することができる。
第１図は本考案の映像信号処理装置の概略ブロック図、
第２図は同装置の各部の信号スペクトラム、第３図は本
考案の映像信号処理装置の他の実施例を示す概略ブロッ
ク図である。 １…くし形フィルタ 2,21…CCD遅延素子 ７…遅延素子 3,6…バンドパスフィルタ ４…減算器 5,51…コンバータ 8,9…加算器
第２図は同装置の各部の信号スペクトラム、第３図は本
考案の映像信号処理装置の他の実施例を示す概略ブロッ
ク図である。 １…くし形フィルタ 2,21…CCD遅延素子 ７…遅延素子 3,6…バンドパスフィルタ ４…減算器 5,51…コンバータ 8,9…加算器
Claims (1)
- 【請求項１】1H（H:水平走査時間）よりも僅かに短い遅
延時間を有するCCD遅延素子もしくは1Hよりも僅かに短
い遅延時間を有しかつ入力映像信号のジッタに同期して
遅延時間を可変できるCCD遅延素子及びこのCCD遅延素子
の出力信号を入力信号とする低域変換クロマ信号成分を
通過させる帯域特性を有するバンドパスフィルタで構成
されたくし形フィルタと、 前記CCD遅延素子を通る前の入力映像信号から前記バン
ドパスフィルタの出力信号を減算することにより高域成
分が強調された輝度信号を得る減算器と、 前記CCD遅延素子を通る前の入力映像信号と前記バンド
パスフィルタの出力信号とを加算することにより、低域
変換クロマ信号の周波数帯域よりも低い周波数帯域の輝
度信号成分が混合された低域変換クロマ信号を得る加算
器と、 この加算器の出力信号を高域変換するコンバータと、 このコンバータにより高域に変換されたクロマ信号に含
まれる前記輝度信号成分を除去してクロマ信号成分のみ
を抽出するバンドパスフィルタとを備え、 前記くし形フィルタを構成するCCD遅延素子及びバンド
パスフィルタ全体での遅延時間を1Hとしたことを特徴と
する映像信号処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987122645U JPH0713334Y2 (ja) | 1987-08-10 | 1987-08-10 | 映像信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987122645U JPH0713334Y2 (ja) | 1987-08-10 | 1987-08-10 | 映像信号処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6428073U JPS6428073U (ja) | 1989-02-17 |
| JPH0713334Y2 true JPH0713334Y2 (ja) | 1995-03-29 |
Family
ID=31370765
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987122645U Expired - Lifetime JPH0713334Y2 (ja) | 1987-08-10 | 1987-08-10 | 映像信号処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0713334Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6050581U (ja) * | 1983-09-14 | 1985-04-09 | シャープ株式会社 | ビデオディスクプレ−ヤの信号処理回路 |
-
1987
- 1987-08-10 JP JP1987122645U patent/JPH0713334Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6428073U (ja) | 1989-02-17 |
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