JPH07132985A - 線状物収納容器 - Google Patents

線状物収納容器

Info

Publication number
JPH07132985A
JPH07132985A JP7351994A JP7351994A JPH07132985A JP H07132985 A JPH07132985 A JP H07132985A JP 7351994 A JP7351994 A JP 7351994A JP 7351994 A JP7351994 A JP 7351994A JP H07132985 A JPH07132985 A JP H07132985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
linear object
storage container
wire
inner cylinder
outer cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7351994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3359731B2 (ja
Inventor
Kanji Mogi
勘司 茂木
Yoshio Oya
義雄 大屋
Hiroshi Saito
洋 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP7351994A priority Critical patent/JP3359731B2/ja
Publication of JPH07132985A publication Critical patent/JPH07132985A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3359731B2 publication Critical patent/JP3359731B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

Landscapes

  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 産業廃棄物となる巻枠を使用せず、耐吸湿性
能及びばらけ防止性能が優れ、特に溶接用ワイヤの収納
容器として好適の線状物収納容器を提供する。 【構成】 収納部1は比較的厚手の樹脂シートを深絞り
加工して形成されており、コイル状の線状物(溶接用ワ
イヤ3)は、内筒1aと外筒1bとの間に嵌合され、底
部1c上に載置される。そして、上底部1d及び鍔部1
e上に蓋部2を載置し、収納部1の開口部を蓋部2によ
り気密的に閉塞し、収納部1内を減圧状態にすると、内
筒1a及び外筒1bはその軸方向に収縮し、この状態で
溶接ワイヤ3が収納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコイル状に巻回された線
状物を収納する線状物収納容器に関し、特に溶接用ワイ
ヤの収納容器として好適の線状物収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】溶接用ワイヤ等の線状物は、一般的にス
プール等の巻枠に巻回された状態で出荷されている。こ
の巻枠は、重量物を保持する必要上、プラスチック、鉄
又はFRP(繊維強化プラスチック)等のように剛性が
十分に高い材料により形成されている。
【0003】従来、溶接用ワイヤ送給装置においては、
スプール等の巻枠に巻き付けられた溶接用ワイヤをこの
巻枠と共に回転軸に装着し、その外側に配置されモータ
により少なくともその一方が回転する1対のワイヤ送給
ローラで溶接用ワイヤを挟み込んで送り出すようになっ
ている。
【0004】ところで、溶接用ワイヤを使用した後の巻
枠は産業廃棄物として処理する必要があり、煩雑であ
る。また、近年、半自動溶接等でワイヤ送給装置の移動
を伴う作業では、作業者の高齢化等の理由から、溶接用
ワイヤを搭載した状態でのワイヤ送給装置の総重量の軽
量化が要望されている。そこで、本願発明者等は、スプ
ール等の巻枠を使用しないワイヤ送給装置を提案した
(特願平4−27119号)。この装置は、平板状底壁
及び円筒状内壁により構成されたコイルケースを備えて
おり、このコイルケースの前記内壁に溶接用ワイヤのコ
イルを嵌合して配置するようになっている。一方、溶接
用ワイヤは、巻枠を使用しない替わりに、使用時まで拘
束治具により拘束されてコイル形状が維持される。ま
た、この特願平4−27119号には、コイル形状の溶
接用ワイヤの包装方法が種々開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た拘束治具により溶接用ワイヤをコイル形状に拘束する
方法においては、ワイヤ送給装置にワイヤを装着するた
めに前記拘束治具を取り外す際に、ワイヤがばらけない
ように十分に注意を払う必要があり、作業が煩雑である
という欠点がある。また、ワイヤ送給装置へのワイヤ装
着を容易なものとするためにはワイヤの包装は簡単なも
のほど好ましい。しかし、従来は、保管時の耐吸湿性能
を確保すると共に輸送時の振動及びハンドリングに伴う
ワイヤのばらけを防止するために、比較的厳重な包装が
なされている。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、産業廃棄物となる巻枠を使用せず、比較的
簡単な包装で優れた耐吸湿性能及びばらけ防止性能を確
保することができ、特に溶接用ワイヤの収納に使用した
ときに溶接用ワイヤのワイヤ送給装置への装着が容易な
線状物収納容器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る線状物収納
容器は、コイル状の線状物を収納する線状物収納容器に
おいて、内筒、外筒及びこの内筒及び外筒の下端間に位
置する底部とが一体的に形成されていて前記コイル状の
線状物を前記内筒と外筒との間に嵌合して収納する収納
部と、この収納部の内筒の上端と外筒の上端との間の開
口部に配置される蓋部とを有し、前記線状物を前記収納
部に嵌合した後、前記収納部内を減圧状態にすることに
より、前記内筒及び/又は前記外筒がその軸方向に収縮
して前記線状物を収納するものであることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】本発明においては、内筒、外筒及び底部が一体
的に形成されてなる収納部の空間内にコイル状の線状物
を収納し、この収納部の上端開口部を蓋部で気密的に閉
塞するようになっている。即ち、前記線状物を収納部の
内筒と外筒との間に嵌合し、前記蓋部を前記開口部に配
置した後、前記収納部内を減圧状態にすることにより、
前記内筒及び/又は前記外筒はその軸方向に収縮し、こ
の状態で線状物が収納される。つまり、本発明において
は、収納部内を減圧状態とし、内筒及び/又は外筒を収
縮させることにより、線状物と収納容器とを密着状態に
して前記線状物を固定する。これにより、輸送時の振動
及びハンドリング等による線状物の巻き乱れを回避で
き、ばらけを防止することができる。また、前記収納部
と前記蓋部とは気密的に閉塞されているため、耐吸湿性
能も優れている。
【0009】更に、本発明に係る線状物収納容器を溶接
用ワイヤの収納容器として使用する場合には、平板状底
部と円筒状内壁とにより構成されたコイルケース内に溶
接用ワイヤを収納容器ごと収納する。これにより、溶接
用ワイヤのワイヤ送給装置への装着が極めて容易にな
る。本発明に係る線状物収納容器においては、蓋部を取
り外すことにより収納容器内が大気圧になり、外筒及び
/又は内筒の形状は収縮前の形状に復元する。このと
き、収納容器の内筒の高さ(軸方向の長さ)はこの内筒
が嵌合するコイルケースの円筒状内壁の高さに応じて設
定する必要があるが、収納容器の外筒を内筒と同じ高さ
にすると、収納容器から引き出したワイヤが前記外筒に
接触する虞れがある。従って、収縮前の状態において、
収納容器外筒の高さは、内筒の高さよりも低くすること
が好ましい。
【0010】なお、前記収納部は、例えば樹脂等からな
るシート状部材を深絞り加工することにより容易に形成
することができる。また、このように深絞り加工により
形成された収納部は、気密性が良好である。このため、
前記収納部は、樹脂等からなるシート状部材を深絞り加
工することにより形成されたものであることが好まし
い。
【0011】前記シート状部材は、好ましくは、一対の
外層とこの外層に挟まれた内層の3層積層構造の樹脂製
シートである。外層は、成形性が良好な樹脂を使用し、
内層はガス不透過性の優れた樹脂を使用することによ
り、深絞り加工してもピンホール等が発生せず、しかも
ワイヤを収納するのに十分な耐変形性を有すると共に、
ガス不透過性も良好な樹脂製シート状部材が得られる。
【0012】本発明においては、ワイヤを収納部に収納
した後、脱気することによりワイヤと容器が密着するよ
うに内筒及び外筒が高さ方向に収縮する必要があるが、
シート状部材を上記のような3層構造とすることで適度
な耐変形性を具備しつつ、高さ方向の収縮変形も容易と
なる。
【0013】特に、深絞り加工前のシート状部材の厚さ
は200〜600μmとするのが好ましい。このシート
状部材の厚さが薄すぎると耐変形性が低下する。しか
し、シート状部材が厚すぎると脱気時の収縮が十分でな
く、シートとワイヤが密着しにくい。
【0014】外層の材質としては、例えば、ポリプロピ
レン、内層の材質は、例えば、エチレンビニルアルコー
ル共重合樹脂(EVOH)がある。外層用樹脂として
は、他にポリスチレン(PS)等もある。内層用材料と
しては、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)、ナイロン等もある。但
し、成形性、ガス不透過性、水蒸気不透過性及び蓋部材
を除いた後の復元性等を総合的に評価すると、外層部が
ポリプロピレン(PP)、内層部がエチレンビニルアル
コール共重合樹脂(EVOH)の組み合わせが好まし
い。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
【0016】図1は本発明の実施例に係る線状物収納容
器を示す断面図、図2は蓋部2をヒートシールする前の
収納部1を示す断面図である。本実施例に係る線状物収
納容器は、コイル形状に巻回された溶接用ワイヤ3を収
納する収納部1と、この収納部1の開口部側を閉塞する
蓋部2とにより構成されている。また、収納部1は、コ
イル形状に巻回された溶接用ワイヤ3の内側に嵌合する
内筒1aと、この溶接用ワイヤ3の外側に嵌合する外筒
1bと、これらの内筒1a及び外筒1bの軸方向の一端
部間に設けられ収納部1の底となる底部1cと、内筒1
aの他端部を閉塞する上底部1dと、外筒1bの他端部
から側方に延出して設けられた鍔部1eとにより構成さ
れている。この収納部1を構成する内筒1a、外筒1
b、底部1c、上底部1d及び鍔部1eは、比較的厚手
の樹脂シートを深絞り加工することにより一体的に形成
されたものである。また、蓋部2は、樹脂製フィルムに
より形成されており、収納部1の上底部1d及び鍔部1
eにヒートシールされている。
【0017】図2に示すように、蓋部2をヒートシール
する前の状態においては、収納部1の内筒1a及び外筒
1bはいずれも周面が平滑な円筒状をなしている。この
内筒1aと外筒1bとの間にコイル形状のワイヤ3を収
納した後、蓋部2を収納部1の上底部1d及び鍔部1e
にヒートシールする。このとき、鍔部1eと蓋部2との
間に未シール部を1箇所残し、この未シール部から収納
部1内を脱気して、収納部1内を減圧状態にする。これ
により、内筒1a及び外筒1bは高さ方向に収縮し、収
納容器と溶接用ワイヤとが密着する。なお、ワイヤ3は
コイル状に巻回されたものであるため、軸方向に若干隙
間が存在する。収納容器1内を減圧することにより、コ
イル状ワイヤ3は収納容器により上下方向にも押圧さ
れ、コイルの軸方向の厚さが減少する。この状態で前記
未シール部をヒートシールして、収納容器内を減圧状態
に維持する。
【0018】前記実施例では、鍔部1eと蓋部2との間
に未シール部を一カ所残し、他はヒートシールしてから
収納部1内を脱気するようにし、その後、未シール部を
ヒートシールしている。しかし、図5に示すように、ワ
イヤを収納した後、収納容器1に蓋部2を載せた状態で
真空チャンバ4内に移送し、チャンバ4全体を脱気して
内筒1a及び外1bを高さ方向に収縮させ、収納容器と
ワイヤを密着させた後、蓋部2を収納部1の鍔部1eと
上底部1dにヒートシールすることもできる。なお、鍔
部1eをヒートシールすれば収納部1の密閉化が得られ
るので、上底部1dのヒートシールを省略しても良い。
【0019】図6は本発明の第2の実施例を示す縦断面
図、図7は同じくその上面図である。図6,7において
図1と同一構成物とは同一符号を付してその詳細な説明
は省略する。本実施例においては、収納部1の上底部1
dの略中央に孔5が設けられている。
【0020】この孔5は上底部1d及び蓋部2の双方を
挿通するものである。この孔5を、設けることにより、
上底部1dには鍔部1eに対応する内側鍔部1gが形成
される。このように、孔5を設ける場合は鍔部1e及び
内側鍔部1gの双方をヒートシールする必要がある。
【0021】この孔5の大きさ及び形は特に限定される
ものではないが、ヒートシールするのに十分な大きさの
内側鍔部1eを残存させることは必要である。また、孔
5の形については、三角形、四角形、多角形等特に制限
はされないが、円形にするのが製造上好ましい。孔5を
円形にすることにより内側の鍔部1gの幅を全周に亘っ
て均一にでき、ヒートシールによる密閉性が優れている
からである。
【0022】本実施例においては、孔5を形成するには
例えば収納容器1に蓋2をヒートシールした後、円形の
治具等で溶断すればよい。
【0023】なお孔5を形成することにより、ワイヤの
持ち運びの際、鍔部1gを握持することができ、ハンド
リング性が向上する。
【0024】上記各実施例においては、溶接用ワイヤが
収納容器に密着した状態で固定されるため、輸送時の振
動及びハンドリング等によってワイヤがばらけることを
回避できる。また、収納部1内が密閉されているため、
吸湿によるワイヤの特性劣化を防止することができる。
更に、収納部1は比較的厚手の樹脂シートにより形成さ
れているため、使用時に蓋部2を取り外すと、弾性力に
より内筒1a及び外筒1bは基の形状に復元して図2に
示す状態となる。これにより、ワイヤの引き出しに必要
な所定の内壁高さ及び外壁高さを得ることができる。
【0025】本実施例に係る収納容器は、図3に示す溶
接用ワイヤ送給装置と組み合わせて使用することが好ま
しい。この溶接用ワイヤ送給装置は特に小単重コイル巻
きワイヤの送給に適した装置であり、装置筐体11の約
半分のスペースにコイルケース10がその筒状の内壁2
2の中心軸を垂直にして設置されている。このコイルケ
ース10は内壁22の外に、底壁21及び外壁23を有
する。収納容器内に収納された溶接用ワイヤ3は、蓋2
を取り外した後、収納容器ごとこのコイルケース10内
に収納するようになっている。コイルケース10の内側
には、ワイヤ送給用モータ12が配置されている。この
モータ12の下部にてその駆動軸にスプロケット30が
取り付けられており、このスプロケット30にはスプロ
ケット31がベルト又はチェーンにより連結されてい
る。
【0026】装置上部には1対の送給ローラ15がその
回転軸を垂直にして配置されており、この送給ローラ1
5の近傍にはワイヤ矯正器17が配置されている。そし
て、コイルケース10と、送給ローラ15と、ワイヤ矯
正器17との間には、送給ローラ15に対するワイヤの
入線及び出線を案内するガイド16が配置されている。
コイルケース10に装着されたコイルから巻き解かれた
溶接用ワイヤは、ガイド16に案内され、送給ローラ1
5を経てワイヤ矯正器17に導入される。送給ローラ1
5には、スプロケット31及び連結棒32を介して送給
モータ12の回転駆動力が伝達される。
【0027】このワイヤ矯正器17の更に下流側には、
溶接トーチ18が配設されている。そして、溶接トーチ
18に接続されたパワーケーブル19及びガスホース2
0は、ガス用電磁弁33を経由して筐体11の壁面まで
導出され、2次側ケーブルに接続されるようになってい
る。
【0028】このように構成されたワイヤ送給装置にお
いて、前述の如く、コイル状の溶接用ワイヤ3を収納容
器ごとコイルケース10に装着する。次いで、コイルの
中心側から溶接用ワイヤの先端部を引き出し、ガイド1
6内を挿通させて送給ローラ15を通し、更にワイヤ矯
正器17に導入する。そして、溶接用ワイヤ先端部をこ
のワイヤ矯正器17から溶接トーチ18に与える。
【0029】このワイヤの初期セッティングが完了した
後、送給モータ12を回転駆動すると、スプロケット3
1及び連結棒32を介してその回転力が送給ローラ15
に伝達され、送給ローラ15が回転を開始する。これに
より、コイルケース10に装着されたコイルからその中
心部側にて溶接用ワイヤが巻き解かれ、この巻き解かれ
た溶接用ワイヤは水平方向に移動しワイヤ矯正器17に
より巻き癖が矯正されて真直線になった後、溶接トーチ
18に供給される。また、コイルから溶接用ワイヤが巻
き解かれることにより、コイル自体がコイルケース10
と共に回転し、巻き解き状態を円滑にする。
【0030】このように、本実施例においては、巻枠を
使用しないため、ワイヤ送給装置を極めて小型及び軽量
化することができる。この場合に、図4に示すように、
収納容器収納部1の外筒1bの高さをコイルケース外壁
23の高さよりも低くすることにより、ワイヤ引き出し
時にワイヤが容器外筒に接触せず、ワイヤをスムーズに
引き出すことができる。
【0031】なお、上述の実施例においては、本発明を
溶接用ワイヤの収納容器に適用した場合について説明し
たが、これにより本発明が溶接用ワイヤの収納容器に限
定されるものでないことは勿論である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る線状物
収納容器は、内筒、外筒及び底部により構成される収納
部の空間内にコイル状の線状物を嵌合した後、蓋をして
前記収納部内を減圧状態にすると前記内筒及び/又は前
記外筒がその軸方向に収縮するから、溶接用ワイヤが収
納容器に密着固定され、輸送時の振動及びハンドリング
等によるワイヤの巻き乱れを回避でき、ばらけ防止性能
が優れている。また、本発明により、産業廃棄物となる
巻枠を不要にすることができる。更に、前記収納部は蓋
部により気密的に密封されるため、耐吸湿性能も優れて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る線状物収納容器を示す断
面図である。
【図2】蓋部をヒートシールする前の収納部を示す断面
図である。
【図3】溶接用ワイヤ送給装置の一例を示す断面図であ
る。
【図4】コイルケースに収納された収納容器を示す断面
図である。
【図5】本実施例の脱気方法を示す断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る線状物収納容器を
示す断面図である。
【図7】同じくその平面図である。
【符号の説明】
1;収納部 1a;内筒 1b;外筒 1c;底部 1d;上底部 1e;鍔部 1g;内側鍔部 2;蓋部 3;溶接用ワイヤ 5;孔 10;コイルケース 12;モータ 15;送給ローラ 17;ワイヤ矯正器 18;溶接トーチ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル状の線状物を収納する線状物収納
    容器において、内筒、外筒及びこの内筒及び外筒の下端
    間に位置する底部とが一体的に形成されていて前記コイ
    ル状の線状物を前記内筒と外筒との間に嵌合して収納す
    る収納部と、この収納部の内筒の上端と外筒の上端との
    間の開口部に配置される蓋部とを有し、前記線状物を前
    記収納部に嵌合した後、前記収納部内を減圧状態にする
    ことにより、前記内筒及び/又は前記外筒がその軸方向
    に収縮して前記線状物を収納するものであることを特徴
    とする線状物収納容器。
  2. 【請求項2】 収縮前の状態において、前記外筒の高さ
    は前記内筒の高さに比して低いことを特徴とする請求項
    1に記載の線状物収納容器。
  3. 【請求項3】 前記収納部はシート状部材を深絞り加工
    して形成されたものであることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の線状物収納容器。
  4. 【請求項4】 前記シート状部材は樹脂からなることを
    特徴とする請求項3に記載の線状物収納容器。
  5. 【請求項5】 前記シート状部材は、成形性樹脂からな
    る一対の外層部と、この外層部に挟まれたガス不透過性
    樹脂からなる内層部の3層積層体であることを特徴とす
    る請求項4に記載の線状物収納容器。
  6. 【請求項6】 前記シート状部材の厚さは200乃至6
    00μmであることを特徴とする請求項3乃至5のいず
    れか1項に記載の線状物収納容器。
  7. 【請求項7】 前記収納部は、前記内筒の上端間に位置
    する上底部を有することを特徴とする請求項1乃至6の
    いずれか1項に記載の線状物収納容器。
  8. 【請求項8】 前記上底部には孔が形成されていること
    を特徴とする請求項7に記載の線状物収納容器。
  9. 【請求項9】 前記蓋部は前記上底部の孔に整合する位
    置に孔を有することを特徴とする請求項8に記載の線状
    物収納容器。
  10. 【請求項10】 前記線状物は溶接用ワイヤであること
    を特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の線
    状物収納容器。
JP7351994A 1993-09-17 1994-04-12 線状物収納容器 Expired - Lifetime JP3359731B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7351994A JP3359731B2 (ja) 1993-09-17 1994-04-12 線状物収納容器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23120093 1993-09-17
JP5-231200 1993-09-17
JP7351994A JP3359731B2 (ja) 1993-09-17 1994-04-12 線状物収納容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07132985A true JPH07132985A (ja) 1995-05-23
JP3359731B2 JP3359731B2 (ja) 2002-12-24

Family

ID=26414662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7351994A Expired - Lifetime JP3359731B2 (ja) 1993-09-17 1994-04-12 線状物収納容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3359731B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012206747A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Nichias Corp 環状ガスケット梱包治具および環状ガスケット梱包物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012206747A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Nichias Corp 環状ガスケット梱包治具および環状ガスケット梱包物

Also Published As

Publication number Publication date
JP3359731B2 (ja) 2002-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6827217B2 (en) Welding wire container
US20080236102A1 (en) Method of packaging seamed flux-cored welding wire intermediate product and package of seamed flux-cored welding wire intermediate product
HU227017B1 (hu) Cséve csõszerû fólia tárolására hulladéktároló készülék számára, hulladéktároló készülék, valamint eljárás csõszerû fólia csévére történõ töltésére
US20150259131A1 (en) Welding wire coil package
JPH07132985A (ja) 線状物収納容器
US7007442B1 (en) String trimmer line package
US20090230140A1 (en) Reinforcing member for sealed container
JP2003145268A (ja) 溶接ワイヤ収納用容器及び容器入り溶接ワイヤ
KR20000005706A (ko) 재료코일,특히스트랩하는재료코일
NL7920208A (nl) Verpakte streng.
JP7198638B2 (ja) コーキング材用カートリッジの底蓋及びコーキング材用カートリッジ
JPH1143180A (ja) フィルム包装体
JPH09300488A (ja) 二重紙管及びその製造方法
WO2022044760A1 (ja) フィルムロール梱包体およびその製造方法、ならびにロール体の保管方法
JP3200754U (ja) サイロ、及びサイロシステム
JP2001328675A (ja) 金属缶用内袋
CA2252827C (en) Method and apparatus for wrapping coils
JP6718789B2 (ja) 開閉装置及び該開閉装置の製造方法
JP4523400B2 (ja) 合成樹脂袋用筒口の製造方法
JP4113391B2 (ja) ロービング包装体
JP5838045B2 (ja) 封止部材の溶着方法および容器
JPS582785Y2 (ja) 束取り物用梱包容器
JPH031915A (ja) バリア性容器の製造方法及びその容器
JP2004276915A (ja) ロール体巻き戻り防止部材
JPH10329884A (ja) フィルム包装体

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081011

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081011

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091011

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091011

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101011

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101011

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111011

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111011

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121011

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131011

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term