JPH07132107A - 寝具形成材料 - Google Patents

寝具形成材料

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Publication number
JPH07132107A
JPH07132107A JP27995393A JP27995393A JPH07132107A JP H07132107 A JPH07132107 A JP H07132107A JP 27995393 A JP27995393 A JP 27995393A JP 27995393 A JP27995393 A JP 27995393A JP H07132107 A JPH07132107 A JP H07132107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bedding
wood
block
knitting
forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP27995393A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Morizaki
勉 森崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MORISAKI KOGEI KK
Original Assignee
MORISAKI KOGEI KK
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Filing date
Publication date
Application filed by MORISAKI KOGEI KK filed Critical MORISAKI KOGEI KK
Priority to JP27995393A priority Critical patent/JPH07132107A/ja
Priority to CN 94118181 priority patent/CN1122486C/zh
Publication of JPH07132107A publication Critical patent/JPH07132107A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Bedding Items (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Radiation-Therapy Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 木材とくに桐材の寝具用としての木材の新た
な特性を見出し、この特性を利用して従来よりも一段と
優れた寝具用材料を提供する。 【構成】 寝具を構成する木材製部材の表面を焦がすこ
とによって炭化層を形成し、これを寝具形成用として使
用したとき、木材自体が有する寝具材としての特性を何
等失うことなく、遠赤外線の放射機能が増大する。木材
の面を焦がすことによって、遠赤外線の放射率が理想黒
体に限りなく近づく。これにより寝具を形成することに
よって、木材とくに桐材が有する寝具としての理想に近
い熱伝導性と蓄熱性に加えて、適正な睡眠状態にきわめ
て早く到達することができ、真夏、真冬においても、就
寝の直後から快適な睡眠条件をもたらすことになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床面に置く敷物も含
め、枕、布団等の寝具を形成するための木材に関する。
【0002】
【従来の技術】本願の出願人は、先に、特公平4−79
644号公報において、桐材が有する熱伝導性と保温性
が他の木材、プラスチックス、陶磁器、綿、木綿等に比
べ、優れた発汗調整機能と体温調整機能を有することを
解明し、この桐材の寝具構成用の材質としての卓越した
機能を利用して、桐材をキュービック形状に成形し、こ
れを千鳥状に編み込んで寝具とすることを開示した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる寝具
材としての木材をさらに探究して、寝具用としての木材
の新たな特性を見出し、この特性を利用して従来よりも
一段と優れた寝具用材料を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、寝具を構成す
る木材製部材の表面を焦がすことによって炭化層を形成
し、これを寝具形成用として使用したとき、木材自体が
有する寝具材としての特性を何等失うことなく、遠赤外
線の放射機能が増大するという知見に基づいて完成し
た。
【0005】この寝具を構成する木材製部材が、桐材に
よって形成されている場合、他の木材と比較して、寝具
自体に優れた睡眠機能を賦与する。
【0006】敷物、敷布団、枕等の寝具を構成する木材
製部材としては、例えば、特公平4−79644号公報
に記載されているような編糸を通す孔を複数箇所に穿設
した小ブロックとし、これを編み込んで寝具を形成する
ことができる。
【0007】また、寝具として枕を対象とする場合に
は、それ自体を桐材で形成することもできるが、表面を
布その他の包囲材で形成し、その中に高さを調整する板
状材とし、この表面に炭化層を形成することもできる。
【0008】この表面の炭化層の形成は、寝具を形成す
るための編糸を通す孔を複数箇所に穿設した木材の小ブ
ロック片の表面を焦がし、形成された炭化分を軽く除去
したのち、寝具類を形成しても良いし、また、木材ブロ
ックを編み組みしたのちの寝具の表面を焦がすこともで
きる。要は、寝具として、木材の人体に面する表面に焦
げ目を形成しておればよい。
【0009】
【作用】木材の面を焦がすことによって、遠赤外線の放
射率が理想黒体に限りなく近づく。これにより寝具を形
成することによって、木材とくに桐材が有する寝具とし
ての理想に近い熱伝導性と蓄熱性に加えて、適正な睡眠
状態にきわめて早く到達することができ、真夏、真冬に
おいても、就寝の直後から快適な睡眠条件をもたらすこ
とになる。
【0010】
【実施例】本発明を寝具形成用木材として桐材を使用し
た例について説明する。
【0011】実施例1 図1は、敷布団1の全体構造を示す。同図において、敷
布団1は薄い綿製の敷布団基材2の上に、図2に示す桐
材の小ブロック3を編み込んで作った桐ブロック編み材
4を配置し、その周囲を敷布のようなカバー用布材5で
包囲した構造を有する。図2に示す小ブロック3は、編
み糸を通すための孔6を側面の両端部近くに2か所穿設
した、長さが2cm程度のブロック体をなし、上部両端
部は曲面を形成している。そして、そのブロック体3の
表面は、焦がしたのち軽く表面を平滑化した炭化層7を
形成している。
【0012】図3は、桐材からなる小ブロック3を編み
込んで形成した編み材4の構造を示すもので、図2に示
す小ブロック3の両側面の貫通孔6に編み糸8を通し
て、千鳥状に編み込んだもので、それぞれのブロックの
間には、空室9が形成されている。
【0013】この編み材4は全体として自在に曲げるこ
とができ、就寝した自体の形に応じての自己調整機能を
有するばかりではなく、その中に形成された空室9によ
って、湿度と温度の調節を行うと共に、表面に形成され
た炭化層は遠赤外線の放射機能を有する。
【0014】この炭化層の放射機能によって、就寝直後
においても、人体と敷布団との間の温度調整を行うこと
ができ、その後、空室9の湿度と蓄熱機能によって、就
寝中快適な睡眠条件を維持することができる。
【0015】実施例2 本実施例は本発明を枕に適用した例を示す。
【0016】図4は枕10の全体構造を示すもので、ウ
レタンクッション材等からなる包囲材11とその内部1
2に挿入して高さと高さ位置を調節するための桐スペー
サとからなる。桐スペーサは、それぞれの厚みと必要に
より幅と形状を変える桐製の板状材13,14とからな
り、それぞれの表面は焦がしによる炭化層15が形成さ
れている。これによって、包囲材11を常に快適な温度
と湿度に維持でき、夏、冬を問わず、年間を通して快適
な睡眠状態を維持することができる。
【0017】図5に示すように、実施例1に示す敷布団
1と共に、この枕10を使用することによって、さらに
睡眠度を深めることができる。
【0018】さらには、図4に示すように、板状材1
3,14の組合せを変えることによって高さHの調整も
可能となる。
【0019】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏する。
【0020】(1)生の木材が有する熱伝導性、保温性
に加えて、遠赤外線の放射率が理想黒体程度に増大し、
寝具材としての機能が増大する。
【0021】(2)寝具を形成する木材の表面が炭素に
覆われ、保護されるために、桐材の耐久性が増し桐材の
自体の特性が長年にわたって失われることがない。
【0022】(3)万一、木材に雑菌、虫等が存在して
も、桐材表面を燃焼によって炭化するので、殺菌、殺虫
効果をもたらす。
【0023】(4)木材の加工に際して表面に形成され
た毛羽立ち、表面の微小な割れがなくなり、表面状態が
良くなり、寝具の組立てがスムーズに行われるようにな
る。
【0024】(5)木材の生の植物繊維の不安定性が安
定化されることになり、編み組み小片の物理的特性が均
一化される。
【0025】(6)表面を焦げさせることによって表面
光沢が増し、小片を編み組みして寝具としたときの趣向
性が向上する。
【0026】(7)炭化層が木材への断熱機能を有する
ことになり、木材への外気の温度と湿度変化に対する影
響がより少なくなり、快適な寝具を形成することができ
る。
【0027】(8)寝具として機能するとき、就寝人体
からの水分や外気の水分を受け、これが放出するときに
マイナスのイオンを放出し、人体の皮膚の健全化に貢献
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を敷布団に適用した実施例を示す。
【図2】 寝具構成材としての小ブロックの構造を示
す。
【図3】 小ブロックの編み材としたときの構造を示
す。
【図4】 本発明を枕に適用した実施例を示す。
【図5】 本発明を枕に適用したときの一機能の説明図
である。
【符号の説明】
1 敷布団 2 敷布団基材 3 小ブロック 4 小ブロック編み材 5 カバー用布材 6 編み紐通し孔 7 表面の炭化層 8 編み紐 9 空室 10 枕 11 包囲材 12 枕の内部空間 13,14 桐材スペーサ 15 表面炭化層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寝具を構成する木材製部材の表面に、炭
    化層を形成したことを特徴とする寝具形成用木材。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、木材が桐材で
    ある寝具形成用木材。
  3. 【請求項3】 請求項1の記載において、寝具を構成す
    る木材製部材が、編糸を通す孔を複数箇所に穿設した木
    材の小片からなる編み組み用である寝具形成用木材。
  4. 【請求項4】 請求項1の記載において、寝具が枕であ
    って、寝具を構成する木材製部材が、布製からなる包囲
    材の中に高さ調整用の板状材として形成されている寝具
    形成用木材。
JP27995393A 1993-11-09 1993-11-09 寝具形成材料 Pending JPH07132107A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27995393A JPH07132107A (ja) 1993-11-09 1993-11-09 寝具形成材料
CN 94118181 CN1122486C (zh) 1993-11-09 1994-11-09 床上用品制造材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27995393A JPH07132107A (ja) 1993-11-09 1993-11-09 寝具形成材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07132107A true JPH07132107A (ja) 1995-05-23

Family

ID=17618230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27995393A Pending JPH07132107A (ja) 1993-11-09 1993-11-09 寝具形成材料

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JP (1) JPH07132107A (ja)
CN (1) CN1122486C (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005319272A (ja) * 2004-04-08 2005-11-17 Maruhachi Mawata Co Ltd 敷布団

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005319272A (ja) * 2004-04-08 2005-11-17 Maruhachi Mawata Co Ltd 敷布団

Also Published As

Publication number Publication date
CN1122486C (zh) 2003-10-01
CN1109310A (zh) 1995-10-04

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