JPH08228904A - ひのき粉を内包した布団 - Google Patents

ひのき粉を内包した布団

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Publication number
JPH08228904A
JPH08228904A JP4053395A JP4053395A JPH08228904A JP H08228904 A JPH08228904 A JP H08228904A JP 4053395 A JP4053395 A JP 4053395A JP 4053395 A JP4053395 A JP 4053395A JP H08228904 A JPH08228904 A JP H08228904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flour
cypress
futon
base
cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP4053395A
Other languages
English (en)
Inventor
Jitsuo Tanaka
実雄 田中
Toshiaki Shiraki
敏明 白木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUSO CHITSUPU KOGYO KK
FUYO SANGYO KK
Original Assignee
FUSO CHITSUPU KOGYO KK
FUYO SANGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by FUSO CHITSUPU KOGYO KK, FUYO SANGYO KK filed Critical FUSO CHITSUPU KOGYO KK
Priority to JP4053395A priority Critical patent/JPH08228904A/ja
Publication of JPH08228904A publication Critical patent/JPH08228904A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Bedding Items (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 身体的な休息だけではなく気分も含めてより
一層快適に睡眠がとれしかも殺菌性等の面でも好ましい
布団を提供すること。 【構成】 通気性を持つ収納マットにひのき粉を詰め込
み、この収納マットを展開させた状態で布団の中に差し
込み配置する。収納マットは、合成樹脂製の不織布を素
材としたベースとこれに被せるカバーとを熱溶着によっ
て接合したものとして形成し、ベース及びカバーには一
様に通気孔を分布させると共に少なくとも一方には熱溶
着代によって包囲される凹部を一様に分布させ、これら
の凹部をひのき粉の充填空間とするる。そして、ひのき
粉の芳香の収納マットから外に放散により、この芳香の
効能を利用した快適な睡眠を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寝具として使う布団に
係り、特にひのきの粉の効用を利用して気分良く睡眠で
きるようにした布団に関する。
【0002】
【従来の技術】和洋の各種の寝具の中で、敷布団や夏用
及び冬用の掛け布団は、外装布の中に綿や化学繊維及び
羽毛等を包み込んだものが一般に広く利用されている。
【0003】これらの各種の布団は、気温や湿度及び季
節に応じて快適に使えるように様々な工夫が凝らされた
ものが多く、特に羽毛布団等では軽くて温かいことか
ら、近来ではかなり普及している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の各種の布団は、
快適な睡眠とこれによる身体的な疲労の回復を主な目的
として様々な方面に展開されてきたと言える。特に、軽
くて温かい羽毛布団や、適度な吸水性を持つ素材を適用
することによって蒸し暑い夏の夜でも寝苦しさを感じさ
せない夏用の布団等は、その顕著な例である。
【0005】ところが、羽毛布団にしてもまた人間工学
的に適度な軟らかさと硬さを兼ね備える布団にしても、
先に述べたように、使う人の身体的なものを主な対象と
して開発されたものが殆どである。これは、たとえば外
装布に内包するものが羽毛や繊維に限られていたことか
ら、布団は人がその身体を横たえて休むものという概念
から抜けきれないことに起因する。
【0006】すなわち、たとえば、快適に眠れるという
だけではなく、精神的にも落ち着いて安寧のうちにより
心地好く眠りにつけるようにするという思想は、従来の
布団の開発の分野では顧みられることがなかった。
【0007】また、布団の衛生管理の面でも、天気が良
い日の日光消毒や布団乾燥機を使うといった具合に、外
的な熱や赤外線加熱等を利用するというものである。こ
のことも、外装布に内包するものが羽毛や繊維であるこ
とに起因するものであって、布団そのものに自浄性や消
毒性を持たせるという観念の導入がないことに原因があ
る。
【0008】本発明において解決すべき課題は、身体的
な休息だけではなく気分も含めてより一層快適に睡眠が
とれしかも殺菌性等の面でも好ましい布団を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、通気性を持つ
収納マットにひのき粉を詰め込み、前記収納マットを展
開させた状態で布団の中に差し込み配置してなることを
特徴とする。
【0010】このような構成において、収納マットは、
合成樹脂製の不織布を素材としたベースとこれに被せる
カバーとを溶着法によって接合したものとして形成さ
れ、ベース及びカバーには一様に通気孔を分布させると
共に少なくとも一方には溶着代によって包囲される凹部
を一様に分布させ、これらの凹部をひのき粉の充填空間
とすることができる。
【0011】
【作用】ひのき粉の芳香は通気性を持つ収納マットから
外に放散されるので、この芳香の効能を利用した快適な
睡眠が得られる。
【0012】また、収納マットにひのき粉を充填するも
のでは、これらの充填空間が収納マットの全体に一様に
分布するので、布団に差し込んだときでも布団の全体か
ら芳香を放散することができ、その効能を十分に発揮さ
せることができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の布団に内包するひのき粉の収
納マットを示す分解斜視図である。
【0014】収納マット1は、合成樹脂製の不織布を素
材としたベース2とこれに被せて熱溶着によって接合す
るカバー3とを備える。これらのベース2及びカバー3
は、ベース2の一部を拡大して示すように、たとえば
0.5〜1mm程度の一辺の長さの菱形状の微小な通気
孔2a,3aを一様に分布させたものである。
【0015】ベース2には、一辺の長さがたとえば10
0mm程度のほぼ正方形状の平面形状を持ち深さが10
mm程度の凹部2bを一定の間隔で設ける。これらの凹
部2bは、プレス成形によって形成され或る程度の保形
性を持たせたものとする。図示の例では、4個の凹部2
bの配列を示しているが、実際にはベース2及びカバー
3の平面形状は、セットする掛け布団または敷布団の大
きさの半分または3分の1程度の大きさのものを一つの
ユニットとして製作する。
【0016】凹部2bの中にはひのき粉4をそれぞれ一
定の量だけ充填する。このひのき粉4は、たとえば建築
材料として使用される芯部分を除く樹皮や細枝を回収し
てこれを破砕処理して適度な粒度となるように処理した
ものであり、その大きさは通気孔2a,3aから抜け出
ない程度とする。そして、充填するひのき粉4の量は、
凹部2bの中に満杯状態とするのではなく、ベース2が
傾くときにはこれに従って流動できる程度の密度とする
ことが好ましい。これにより、ベース2を上下の姿勢と
したり折り畳んだりするときの変形によって、ひのき粉
4が動き周り、その乾燥が促進されると同時に効能の効
果も十分に引き出されることになる。
【0017】図2はベース2とカバー3との一体物を上
下反転したときの斜視図である。
【0018】これらのベース2とカバー3は、それぞれ
の縁部及び各凹部2bの周囲の全てを熱溶着によって接
合したものである。図示のように、熱溶着による溶着代
5が縦横に走り、各凹部2bに充填されたひのき粉4は
この凹部2bから流出することなく保持される。したが
って、布団の半分程度の大きさのユニットとした場合で
も、各凹部2bが一様に分布し且つそれぞれの凹部2b
にほぼ一定量のひのき粉4が詰まっているので、布団全
体からみるとひのき粉4を一様に分布させたものとする
ことができる。そして、充填されているひのき粉4の芳
香は、通気孔2a,3aから放散される。
【0019】なお、ベース2に凹部2bを設けるだけで
なく、カバー3にも同様の凹部を設けることによってひ
のき粉4の充填空間を形成するようにしてもよい。この
場合では、ベース2を2枚重ね合わせる構造となること
は無論である。また、熱溶着だけではなく、たとえば高
周波や超音波等を利用した各種の溶着法によってベース
2とカバー3を接合し、溶着代によって各凹部2bを独
立させて空間として形成することも可能である。
【0020】図3は収納マット1を布団6にセットする
要領を示す図である。
【0021】図示の例では、収納マット1は多数の凹部
2bを含むユニットとして形成され、一枚の布団6に対
して2枚の収納マット1が詰め込まれる。この収納マッ
ト1のセットは、図示のように布団6の側部に沿って設
けたジッパー6aを開き、収納マット1を広げたままの
状態で差し挟む。そして、必要であれば、布団6の長手
方向の中間部分に仕切り6bを縫い込んでおき、この仕
切り6bによってマット1の位置ずれを防ぐことができ
る。
【0022】図4は布団6に差し込んだ収納マット1を
示す部分縦断面図である。
【0023】図示の例では、カバー3が上側にあってベ
ース2が下向きの姿勢となっているが、この反対の姿勢
としてもよい。そして、布団6が敷布団または掛け布団
のいずれかによって、収納マット1の姿勢を適切にすれ
ばよく、また必要であれば羽毛や化学繊維等の充填材を
クッションと保温のために組み込むようにしてもよい。
【0024】ここで、ひのき粉の効用は、たとえば特公
昭63−11285号公報に記載されているように、そ
の芳香性から人の精神的な落着きを招くほか、外気の湿
分に応じて多量の水分を吸収するので寝汗にも好適であ
るとされている。この他にも、殺菌や解毒作用も認めら
れており、カビの発生の抑制にも効果があり、更に適度
な硬度を持つので特に夏用の敷布団として使用する場合
には寝心地よく使うことができる。
【0025】このような効能を持つひのき粉4を、収納
マット1に詰めて布団6の中に差し込めば、敷布団とし
ても掛け布団としても、快適に使うことができる。特
に、ひのき粉の芳香による気分の安定の助長は、単に身
体的に寝心地がよい布団にはない格別の効果であり、こ
れにより精神的な疲労の回復が十分に得られるばかりで
なく、寝付きの際の不安なこころの癒しにも役立つ。
【0026】また、ひのき粉4は単に袋状のものに詰め
たのではなく、10mm四角の凹部2bに分配している
ので、収納マット1を布団6の半分程度の大きさとして
いても、凹部2bが一様に分布していることから、ひの
き粉4も布団6の全体に分布させることができる。ま
た、人が寝ているときに布団6が折り曲げられたりして
も、ひのき粉4が布団6の一部に偏って集まるようなこ
ともなく、布団6全体からひのき粉4の芳香を放つこと
ができ、その効能が十分に活かされる。
【0027】
【発明の効果】本発明では、ひのき粉を布団の中に詰め
ることによって、ひのき粉の芳香の雰囲気の中で身体的
な面だけでなく気持ちの面でも安らかに眠ることがで
き、身体疲労の回復に重点が置かれてきた従来の布団に
比べると、精神的な不安等も和らげる点でその効能が格
段に向上する。
【0028】また、ひのき粉を収納マットに一様に分布
させるように詰めることにより、布団が折り曲げられた
りしても、ひのき粉が部分的に偏ったりすることがな
く、常にその効能を十分に発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の布団に詰め込むひのき粉の収納マット
の一部を示す分解斜視図である。
【図2】ベースとカバーとを熱溶着して一体としたとき
の斜視図である。
【図3】布団への収納マットのセットの要領を示す斜視
図である。
【図4】収納マットをセットした布団の内部を示す要部
の縦断面図である。
【符号の説明】
1 収納マット 2 ベース 2a 通気孔 2b 凹部 3 カバー 3a 通気孔 4 ひのき粉 5 溶着代 6 布団 6a ジッパー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性を持つ収納マットにひのき粉を詰
    め込み、前記収納マットを展開させた状態で布団の中に
    差し込み配置してなるひのき粉を内包した布団。
  2. 【請求項2】 前記収納マットは、合成樹脂製の不織布
    を素材としたベースとこれに被せるカバーとを溶着法に
    よって接合したものとして形成され、前記ベース及びカ
    バーには一様に通気孔を分布させると共に少なくとも一
    方には溶着代によって包囲される凹部を一様に分布さ
    せ、これらの凹部を前記ひのき粉の充填空間としてなる
    請求項1記載のひのき粉を内包した布団。
JP4053395A 1995-02-28 1995-02-28 ひのき粉を内包した布団 Pending JPH08228904A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4053395A JPH08228904A (ja) 1995-02-28 1995-02-28 ひのき粉を内包した布団

Applications Claiming Priority (1)

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JP4053395A JPH08228904A (ja) 1995-02-28 1995-02-28 ひのき粉を内包した布団

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JPH08228904A true JPH08228904A (ja) 1996-09-10

Family

ID=12583105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4053395A Pending JPH08228904A (ja) 1995-02-28 1995-02-28 ひのき粉を内包した布団

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JP (1) JPH08228904A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000041599A1 (fr) * 1999-01-12 2000-07-20 Nihon Kodoiryo Kenkyukai Co., Ltd. Dispositif reglable formant coussin
WO2005048785A1 (en) * 2003-11-05 2005-06-02 Sang Kwan Han A method that a sort of bedding is organized by using the pipe materials putting some materials which can emit a sweet smell and clean the atmosphere

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000041599A1 (fr) * 1999-01-12 2000-07-20 Nihon Kodoiryo Kenkyukai Co., Ltd. Dispositif reglable formant coussin
WO2005048785A1 (en) * 2003-11-05 2005-06-02 Sang Kwan Han A method that a sort of bedding is organized by using the pipe materials putting some materials which can emit a sweet smell and clean the atmosphere

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