JPH07132016A - 農作業車等の変速操作装置 - Google Patents

農作業車等の変速操作装置

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JPH07132016A
JPH07132016A JP28298093A JP28298093A JPH07132016A JP H07132016 A JPH07132016 A JP H07132016A JP 28298093 A JP28298093 A JP 28298093A JP 28298093 A JP28298093 A JP 28298093A JP H07132016 A JPH07132016 A JP H07132016A
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謙二 重松
Hisayuki Satoji
久幸 里路
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Abstract

(57)【要約】 【目的】中立位置ではその作動を停止させる無段変速ベ
ルト伝動において、中立位置からの変速時に変速レバー
の変速操作荷重を軽減して操作フィーリングを向上させ
る。 【構成】遊星歯車伝動系Aと無段変速ベルト伝動系Bと
から構成され、変速レバー32の変速操作により、無段
変速するミッションケース8の入力軸1へエンジンEか
らの伝動を入り切りする入力クラッチ65を配置し、該
変速レバー32の握り部32aに手動操作によって該入
力クラッチ65を入り切りさせる手動スイッチ66を設
けると共に、該変速レバー32の変速操作による該無段
変速ベルト伝動系Bの中立N位置を検出して該入力クラ
ッチ65を切りとし非検出により入りとする位置検出ス
イッチ67を設けてなる変速操作装置の構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、農作業車等の変速操
作装置に関し、コンバイン、トラクタ、苗植機、運搬車
等における遊星歯車機構と無段変速ベルトとを組み合わ
せて構成する走行伝動装置に利用できる。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】農作
業車等の走行操作では、変速操作及びリバ−ス操作を容
易化するために無段変速装置を用い、単一の変速レバー
で中立位置から前進位置又は後進位置へ操作変速させる
ようにしているものが多いが、これらの無段変速装置の
形式については、近時、構成が簡単で伝動効率の良い遊
星歯車伝動系と無段変速ベルト伝動系を組み合わせた変
速機構が使用されるようになってきている。
【0003】しかし、この無段変速装置は変速ベルトと
割プーリによる構成であるから、中立位置において変速
ベルトを確実に停止させるために、この無段変速装置へ
動力を伝動する入力クラッチを位置検出スイッチ等の作
用により切るようにしているが、通常、このスイッチは
変速レバーの変速作用に係合させて中立位置を検出した
ときにOFFするように構成されているので、発進時等
において中立位置にある変速レバーを変速操作する際
に、入力クラッチが切りとなっていて変速ベルトが停止
しているため変速レバーの変速操作荷重が重く、オペレ
ータに大きな負担が掛かる。
【0004】そこでこの発明は、中立位置を検出する位
置検出スイッチと並列に、変速レバーの握り部に手動操
作により入力クラッチを入りとする手動スイッチを設け
るようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、入力軸1か
ら遊星歯車伝動系Aと無段変速ベルト伝動系Bとにより
伝動し、変速レバー32によるこの無段変速ベルト伝動
系Bの変速操作により出力走行軸7を中立Nから正転F
及び逆転Rに無段変速するミッションケース8を有した
農作業車等において、エンジンEから該ミッションケー
ス8の入力軸1への伝動を入り切りする入力クラッチ6
5を配置し、該変速レバー32の握り部32aに手動操
作によって該入力クラッチ65を入り切りさせる手動ス
イッチ66を設けると共に、該変速レバー32の変速操
作による該無段変速ベルト伝動系Bの中立N位置を検出
して該入力クラッチ65を切りとし非検出により入りと
する位置検出スイッチ67を設けてなる変速操作装置の
構成とする。
【0006】
【作用、及び発明の効果】ミッションケ−ス8に、入力
軸1と出力走行軸7との間に設けられる遊星歯車伝動系
Aと無段変速ベルト伝動系Bとが設けられるために構成
が簡潔であり、小形、軽量化できる。しかも、遊星歯車
伝動系Aの一定回転に対して、無段変速ベルト伝動系B
の無段変速によって、走行出力軸7の回転を中立Nから
正転F側高速へ、又逆転R側高速等に順次無段変速する
ことができ、単一の操作レバ−32によって前、後進の
リバ−スチェンジと無段変速とを簡単に行わせることが
できる。
【0007】このような無段変速ベルト伝動系Bを中立
N位置としたときは、この中立N位置を位置検出スイッ
チ67により検出することによって入力クラッチ65を
切りとし、無段変速ベルト伝動系Bの作動を確実に停止
させると共に、次に、走行発進時等においては、まず、
この停止している無段変速ベルト伝動系Bを、変速レバ
ー32の握り部32aに設けた手動スイッチ66をON
して入力クラッチ65の入りにより作動させることによ
って、変速レバー32の変速操作荷重を軽減させること
ができる。なお、一旦変速操作した後は手動スイッチ6
6をOFFしても、位置検出スイッチ67の中立N位置
非検出により入力クラッチ65は入り状態を継続する。
【0008】このように、変速操作時に中立N位置を検
出して無段変速ベルト伝動系Bを停止させる位置検出ス
イッチ67を設けている関係で、走行発進時等には変速
レバー32の変速操作荷重が重く、オペレータに大きな
負担が掛かっていたものを、手動スイッチ66のONに
より、変速レバー32を変速操作させる前に無段変速ベ
ルト伝動系Bを作動させることにより、変速レバー32
の変速操作荷重を軽減して操作フィーリングを向上させ
ることができる。
【0009】
【実施例】なお図例において、この発明を穀類の収穫作
業を行うコンバインについて説明する。コンバインの走
行ミッションケ−ス8は、左右軸方向の割形として、上
部に入力軸1と変速軸4とを軸受けし、下部に中間軸1
5、操向クラッチ軸6、及び左右の走行軸7を軸受けし
ている。このうち入力軸1と変速軸4との一側端部はプ
−リ軸部1B,4Bとし、ベルトケ−ス16を開閉可能
に設けて、無段変速ベルト13及びこれを張設する割型
変速プ−リ11,12等を収容する。
【0010】入力軸1の外側端に、エンジンE側からベ
ルト39により伝動されるプ−リ17、及び刈取装置を
ベルト伝動する動力取出プ−リ18等を有し、ギヤケ−
ス19内には駆動歯車9を有する。この入力軸1のべル
トケ−ス16内には、プ−リ軸部1Bがスプライン嵌合
によって着脱自在に連結されて、割プ−リ11を有す
る。
【0011】又、変速軸4は、ギヤケ−ス19部に該駆
動歯車9と噛合して回転されるリング歯車10と、この
リング歯車10の内側に噛合する遊星歯車20のキャリ
ヤ14、及び、このキャリヤ14と遊星歯車20の軸2
1を介して一体回転される変速歯車22等による遊星歯
車機構2が軸装され、ベルトケ−ス16部には、該変速
軸4に対してスプライン嵌合によって着脱自在のプ−リ
軸部4Bを有して、割プ−リ12を設ける。
【0012】これらのプ−リ軸部1Bと4Bとの割プ−
リ11,12は各軸方向における割プ−リ間隔、即ちプ
−リ径が変えられる構成となっていて、これらに巻き掛
けるベルト13による伝動を変速できる構成としてい
る。又、変速軸4は、該無段変速ベルト13によって変
速されるもので、太陽歯車3が一体回転すると共に、該
遊星歯車機構2が回転自在に設けられている。
【0013】ギヤケ−ス19部には、該変速歯車22と
噛合する中間軸15上の中間歯車23を経て、操向クラ
ッチ軸6上をクラッチ軸歯車24を連動回転しうる。こ
のクラッチ軸歯車24の左右両側に操向クラッチ5がシ
フタア−ム25によって入り切り操作され、この操作を
ギヤケ−ス19の外側へ突出させた左右のシフタア−ム
軸59に係合したプッシュシリンダ60により作用させ
る。更に、該操向クラッチ5の歯車部に噛合するホイル
歯車26を経て左右の走行軸7が伝動される構成であ
る。
【0014】前記無段変速ベルト12の変速は、プ−リ
11,12の軸方向移動を行わせるカム37,38を有
したア−ム27,28間をロッド29で連結し、これら
いずれかのア−ム28を自在継手を有したロッド30を
介して、ミッションケ−ス8に回動自在に軸支したベル
クランク軸31と連動し、変速レバ−32の前後方向回
動によって、連結ばね33、連動ア−ム34、及びロッ
ド35等を介して無段変速操作しうる構成である。6
2,63はカム37,38を摺動させる定位置で回転自
在のカムロ−ラである。
【0015】走行伝動は、前記入力軸1の駆動により、
変速レバ−32によりプ−リ11,12を変速操作しな
がら一定回転のリング歯車10に対して太陽歯車3の回
転数を変えて、中立Nから正転F高速域へ、又逆に逆転
R域へ変速できるが、下り坂のように走行軸7側から逆
駆動や、エンジンブレ−キを効かせるときは、この操向
クラッチ5の入りの状態において、走行軸7側から前記
遊星歯車機構2の変速歯車22及びキャリヤ14が逆駆
動されるため、このキャリヤ14に遊星歯車20が公転
されようとしても、入力軸1、無段変速ベルト13、変
速軸4等を経て遊動しないリング歯車10と太陽歯車3
との間に噛合されて、公転が規制されているために、内
部制動が行われて、逆駆動を制動することとなる。とく
に、ベルト39による入力プ−リ17への入力クラッチ
65が切りになって、入力軸1が駆動されないときは、
無段変速ベルト13が回転されないため、キャリヤ14
から太陽歯車3側が逆駆動されようとしても駆動が行わ
れない。
【0016】36はギヤケ−ス19とベルトケ−ス16
との間を仕切る仕切壁であり、前記入力軸1及び変速軸
4を軸受けする。このような走行伝動装置を有するコン
バインは、前記左右一対の走行軸7によって駆動される
スプロケット41と、中間転輪42と、端部転輪43と
によってクロ−ラ44を掛け渡している。この左右一対
のクロ−ラ44を有した車台45の前部に前記ミッショ
ンケ−ス8を設け、横側操縦席46下方に搭載のエンジ
ンEのエンジンプーリ61からベルト39及び入力クラ
ッチ65のテンションプ−リ40を介して入力プーリ1
7へ伝動しうる。
【0017】前記無段変速ベルト13の変速を行う変速
レバ−32は、その上端部の握り部32aに入力クラッ
チ65を入り切りする手動スイッチ66を手動操作可能
に位置させると共に、操縦席46横側の操縦台47に設
けたブラケット68に、レバ−軸69により、レバ−プ
レ−ト70と前記連動ア−ム34とを、一定の関係位置
を保持させながら緩衝する連結ばね33による連結と、
摩擦ブレ−キ71によるブレ−キによって、変速レバ−
32のふらつきを防止して前後回動操作を行いうる。こ
の前後方向への回動操作で、中立N位置から前方の正転
F位置へ操作するに従って前進高速に無段変速でき、後
方の逆転R位置へ操作するに従って後進高速に無段変速
できる。
【0018】該変速レバ−32の中立位置において、レ
バ−プレ−ト70に設けた切りかぎ部70aに、ブラケ
ット68に取り付けた位置検出スイッチ67の接触子6
7aが接当してOFFし、このOFFによりテンション
アーム72に支承したテンションプーリ40を、クラッ
チモータ73の非作用によりロッド74を介して戻りば
ね75の戻り力で伝動ベルト39に対する押圧を解除
し、前記エンジンプーリ61から入力プーリ17への動
力伝動を切りとする入力クラッチ65を構成させると共
に、該クラッチモータ73を制御する位置検出スイッチ
67の電気回路へ該手動スイッチ66を並列に接続す
る。
【0019】中立N位置において位置検出スイッチ67
がOFFとなり入力クラッチ65が切りとなっていると
きには、走行発進時等における変速レバー32の変速操
作荷重が重くなるので、このときは変速レバー32の変
速操作を行う前に、手動スイッチ66をONさせて入力
クラッチ65を入りとして伝動ベルト39を作動させる
ことにより変速操作荷重を軽減しうる。
【0020】なお、走行発進後は位置検出スイッチ67
がONとなるので、手動スイッチ66はOFFとなって
も入力クラッチ65は、入り状態を継続する。又、この
操縦台47にはパワステレバ−48を設け、このパワス
テレバ−48の左右傾斜により、該操向クラッチ5及び
操向ブレ−キをシフタアーム25によって作用させて操
向を行い、前後傾斜により刈取装置49を昇降操作しう
る構成としている。
【0021】刈取装置49は、刈取フレ−ム50に刈刃
装置51、穀稈引起装置52、穀稈掻込装置53、刈取
穀稈を搬送する搬送装置54等を有し、この刈取フレ−
ム50の後端の支軸55を、前記ミッションケ−ス8上
の刈取支持メタル56に上下回動自在に嵌合させて、車
台45とこの刈取フレ−ム50との間に設けられる油圧
シリンダ64によって、この刈取装置49の昇降制御を
行わせる構成としている。
【0022】前記搬送装置54で搬送される穀稈を、フ
ィ−ドチエン57と挾扼扞との間で挾持して後方へ移送
しながら脱穀する脱穀装置58を車台45の後部に搭載
している。又、図7においては上例と異なり、前記位置
検出スイッチ67の接触子67aを変速レバー32のレ
バープレート70に設けた切りかぎ部70aに接当して
OFFさせる構成とせず、変速レバー32の摺動溝部7
6に突出部76aを設け、この突出部76aに変速レバ
ー32を係合させることによって位置検出スイッチ67
をOFFさせ、前記入力クラッチ65を切りとし伝動ベ
ルト39を停止させることができると共に、中立N位置
から変速操作を行うときは、上例の如く、別に手動スイ
ッチ66を設けずとも変速レバー32の操作により自動
的に位置検出スイッチ67をONさせて入力クラッチ6
5を入りとし、伝動ベルト39を作動させることにより
変速操作荷重を軽減しうるよう構成することもできる。
【0023】又、図8において別の実施例を示す。ミッ
ションケース77の入力軸78に、一方側のクラッチを
切ると同時に他方側のクラッチを入りとする連動形態の
二連入力クラッチ79を軸止し、この二連入力クラッチ
79を入力ギヤA79a側に接続させ、この入力ギヤA
79aからHST入力ギヤ80を介してHST入力軸8
1へ動力を伝達し、このHST入力軸81によって油圧
駆動により無段変速するHST装置82が駆動され、こ
のHST装置82の出力側からHST出力クラッチ83
を介してカウンタ軸84へ動力を伝達する。
【0024】このHST装置82により伝動する場合と
は別に、該二連入力クラッチ79を入力ギヤB79b側
に接続させた状態において、該HST出力クラッチ83
を切り状態として該入力ギヤB79bから低速ギヤ85
を介して該カウンタ軸84へ動力を伝達するメカ直結伝
動の場合とによる二系統の入力伝動を行う。この二系統
の入力伝動は、常時はHST伝動側が使用され、必要時
にのみメカ直結伝動側が使用される。この入力伝動によ
り、該カウンタ軸84の高速ギヤ86又は該低速ギヤ8
5と、変速軸87の二連の変速ギヤ88のスプライン滑
動とによる噛合連動によって高・低二段に変速し、この
変速した動力を伝動ギヤ89から操向クラッチ軸90の
センタギヤ91へ伝達し、このセンタギヤ91に左右の
操向クラッチ92が入りの状態のときは該左右の操向ク
ラッチ92に動力が伝達される。
【0025】この操向クラッチ軸90のセンタギヤ91
から左右の操向クラッチ92へ伝動する操向クラッチ軸
伝動系Cによる伝動に対して、該変速軸87のデフクラ
ッチ93の入りによりデフクラッチギヤ93aからブレ
ーキ軸94のブレーキギヤ95を介して、デフ装置96
のデフケースギヤ96aに動力が伝達されてデフケース
96bが駆動され、該デフケース96bに内装されたデ
フギヤ96cから左右のデフ軸97に軸止した左右のデ
フ駆動ギヤ98を介して、該左右の操向クラッチ92の
クラッチギヤ大92aへ各々動力を伝動する操向クラッ
チギヤ伝動系Dにより伝動させる二系統の伝動を行う。
【0026】該ブレーキ軸94にデフ装置96を減速さ
せるデフ変速ブレーキ99を設けると共に、該左右のデ
フ軸97に左右のデフ制御ブレーキ100を各々設け
る。該デフクラッチ93のアクチュエータとデフ変速ブ
レーキ99のアクチュエータとは油圧回路により前記パ
ワステレバー48の制御弁と接続して、このパワステレ
バー48の傾倒操作角度によって作用圧力を調節するよ
うに構成する。なお、該左右の操向クラッチ92のクラ
ッチギヤ小92bから左右の走行ギヤ101を介して左
右の走行軸102へ動力を伝達する。
【0027】以上の如き伝動構成において、該デフ装置
96により、図9に示す如き、ピボット旋回、スピン旋
回、差動旋回(又は差動走行)の三種類のモードに切り
替えることができる。まず、前記デフクラッチ93及び
左右のデフ制御ブレーキ100を各々切りの状態で、例
えば左(旋回内側)の操向クラッチ92を切りとしたと
きに、右(旋回外側)の操向クラッチ92から駆動され
る右のデフ軸97と、前記右(旋回外側)のクローラ4
4の旋回力により引き摺られて作用する左の操向クラッ
チ92から作動される左のデフ軸97とにより、デフ装
置96を作用させてデフケース96bが回動するが、こ
のデフケース96の回動を、前記パワステレバー48の
操作によるデフ変速ブレーキ99の制動力制御によって
調節することにより、制動力が弱いときは該左(旋回内
側)のクローラ44を制動して旋回するピボット旋回が
行われ、この制動力が強くなったときは該左のクローラ
44を右のクローラ44に対して逆転させて旋回するス
ピン旋回を行わせることができる。
【0028】次に、該デフ変速ブレーキ99及び左右の
操向クラッチ92を各々切りの状態で、前記デフクラッ
チ93の入りによるデフケース96bの回動を、該パワ
ステレバー48の操作によるデフクラッチ93の圧着駆
動力の制御により調節すると同時に、例えば前記左(旋
回内側)のデフ制御ブレーキ100により左のデフ軸9
7を制動することにより、デフ装置96を自動車等のデ
フ作用と同様に差動させて、該左右のクローラ44を異
なった回転で旋回させる差動旋回を行わせることができ
ると共に、このデフ装置96の使用により普通走行時の
走行速度を例えば30〜40km/hとすることも可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図。
【図2】コンバインの平面図。
【図3】変速レバー関係の側面図。
【図4】入力クラッチ関係の作用図。
【図5】ミッションケースの正面図。
【図6】ミッションケースの側面図。
【図7】変速レバー関係の平面図。
【図8】別実施例のミッションケースの概略正面図。
【図9】各旋回作用のマトリックス図。
【符号の説明】
1 入力軸 7 走行軸 8 ミッションケ−ス 32 変速レバー 32a 握り部 65 入力クラッチ 66 手動スイッチ 67 位置検出スイッチ A 遊星歯車伝動系 B 無段変速ベルト伝動系 E エンジン F 正転 N 中立 R 逆転

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸1から遊星歯車伝動系Aと無段変
    速ベルト伝動系Bとにより伝動し、変速レバー32によ
    るこの無段変速ベルト伝動系Bの変速操作により出力走
    行軸7を中立Nから正転F及び逆転Rに無段変速するミ
    ッションケース8を有した農作業車等において、エンジ
    ンEから該ミッションケース8の入力軸1への伝動を入
    り切りする入力クラッチ65を配置し、該変速レバー3
    2の握り部32aに手動操作によって該入力クラッチ6
    5を入り切りさせる手動スイッチ66を設けると共に、
    該変速レバー32の変速操作による該無段変速ベルト伝
    動系Bの中立N位置を検出して該入力クラッチ65を切
    りとし非検出により入りとする位置検出スイッチ67を
    設けてなる変速操作装置。
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