JP3658910B2 - コンバインの走行ミッション - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインの走行ミッションに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から走行装置をクロ−ラ等の無端帯によって構成した車輌の走行ミッション装置は、旋回装置として、サイドクラッチ装置やブレ−キ装置を使って一方側の走行無端帯を停止して他方側の走行無端帯のみを回転駆動しながら旋回する通常旋回装置と、クラッチ装置や減速伝動装置を用いて旋回内側の無端帯を外側の無端帯より低速で駆動しながらゆっくり大きく旋回する緩旋回装置と、逆転伝動装置を用いて左右の走行無端帯を互いに逆回転させてその場で急激に旋回する急旋回装置とを有する構成になっている。
【0003】
そして、オペレ−タ−は、上記各旋回装置を走行する圃場等の条件に応じて選択しながら作業を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の走行ミッション装置は、通常旋回経路と、緩旋回経路と、急旋回経路とをサイドクラッチ軸上を経由してそれぞれ伝動下手側のホィ−ルシャフトに伝動し、更にクロ−ラに伝達する構成であった。すなわち、走行ミッション装置(イ)は、図8に示す従来型で明らかなように、サイドクラッチ軸(ロ)上にセンタ−ギヤ(ハ)を中心にしてその両側にサイドクラッチギヤ(ニ)、(ニ)’と、前記緩旋回経路の伝動と、急旋回経路の伝動に関与する伝動ギヤ(ホ)、(ホ)’とを設け、伝動下手側の伝動ギヤ(ヘ)、(ヘ)’からホィ−ルギヤ(ト)、(ト)’を経てホィ−ルシャフト(チ)、(チ)’へ伝動する構成であった。
【0005】
したがって、従来の走行ミッション装置(イ)は、必然的にサイドクラッチ軸(ロ)の近傍が複雑な構造となり、ミッションケ−スの幅を広くせざるを得ない課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した課題を解決するために次の如き技術手段を講ずるものである。すなわち、油圧変速装置から駆動される変速軸15の伝動下手側に中間軸20を軸架し、該中間軸20の伝動下手側に軸架したサイドクラッチ軸7の中央位置にセンタ−ギヤ24を遊嵌して該センタ−ギヤ24を前記中間軸20に設けた変速大ギヤ21に噛合させ、前記サイドクラッチ軸7上に左右一対のサイドクラッチギヤ25,25’を軸方向に摺動自由に遊嵌してセンタ−ギヤ24の両側に係脱自由に係合できる構成とし、前記サイドクラッチ軸7の伝動下手側に伝動軸26を軸架し、該伝動軸26にサイドクラッチギヤ25,25’に噛合する伝動ギヤ27,27’とホイ−ルギヤ28,28’に噛合す小径ギヤ29,29’とを軸着して前記ホイ−ルギヤ28,28’に伝達された回転動力を走行無端帯2,2’に伝達するよう構成し、サイドブレ−キ装置4,4を前記サイドクラッチ軸7の左右両側位置に装備して該サイドブレ−キ装置4,4によって左右のサイドクラッチギヤ25,25’を介して左右の走行無端帯2,2’に選択的に制動力を伝達できるように構成することによって通常旋回経路aを形成し、前記中間軸20に左右摺動自由に軸装した緩旋回小径ギヤ32と緩・急旋回軸33の旋回ギヤ34との間に減速伝動装置5を構成して前記緩旋回小径ギヤ32を旋回ギヤ34に噛合させると緩・急旋回軸33が減速されて低速で回転される構成とし、旋回クラッチ装置35,35’を前記緩・急旋回軸33の左右両側に配置して、遊嵌状態のクラッチギヤ36,36’を左右選択して緩・急旋回軸33に係合させて前記旋回ギヤ34の回転動力を左右いずれか一方側のクラッチギヤ36,36’に伝動する構成とし、前記左右のクラッチギヤ36,36’の左右いずれか一方が伝動軸26の伝動ギヤ27,27’に低速の回転動力を伝動する構成として緩旋回経路bを形成し、前記緩旋回小径ギヤ32と一体であって前記中間軸20に左右摺動自由に軸装した急旋回大径ギヤ37と逆転軸38の逆転伝動ギヤ39,39’とを介して前記旋回ギヤ34に逆転の回転動力を伝動するように構成して急旋回経路cを形成して、前記通常旋回経路aはサイドクラッチ軸7を経て走行無端帯2,2’を伝動するが、前記急旋回経路cと緩旋回経路bとは前記通常旋回経路aを構成するサイドクラッチ軸7を迂回した別の伝動経路を経て走行無端帯2,2’に旋回動力を伝動する構成とし、これら一連の伝動装置を内装する走行ミッション装置1を、半割に形成した左右のケ−スを接合してミッションケ−ス8を構成すると共に該ミッションケ−ス8の縦方向の中心線上に前記変速大ギヤ21からセンタ−ギヤ24に達する中心伝動機構を配置し、該中心伝動機構の左右一方側に前記変速軸15の副変速装置14を配置し、中心伝動機構の左右他方側の中間軸20上において前記緩旋回小径ギヤ32と急旋回大径ギヤ37とを切替摺動自由に配置して構成したことを特徴とするコンバインの走行ミッションとした。
【0007】
【発明の効果】
本発明によると、サイドクラッチ軸7上のギヤ数を少なくして1ヶ所に集中していた伝動構成を分散して簡潔化することができ、それに関連してサイドブレ−キ装置4の容量を充分に確保でき、更に、ミッションケ−ス8の幅を狭くすることができた特徴を有するものである。
【0008】
その上に加えて、本発明は、走行ミッションの製作に際し、急旋回装置と緩旋回装置とを装備する構成を組み込むか、又は、通常旋回装置のみの構成にするかの旋回バリエ−ションの設定が、減速伝動装置と逆転伝動装置との両軸を取付けるか取外すかの選択によりきわめて容易に製作できる利点もある。
【0009】
また、ミッションケ−ス8の縦方向の中心線上に前記変速大ギヤ21からセンタ−ギヤ24に達する中心伝動機構を配置し、該中心伝動機構の左右一方側に前記変速軸15の副変速装置14を配置し、中心伝動機構の左右他方側の中間軸20上において前記緩旋回小径ギヤ32と急旋回大径ギヤ37とを切替摺動自由に配置したことにより、走行ミッション装置1全体のバランス配分がよくなるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
まず、その構成について述べる。
【0011】
走行ミッション装置1は、ミッションケ−ス8の上部には図示しない油圧変速装置を設け、その下部に一連の伝動装置を内装して構成している。
そして、出力軸9は、油圧変速装置の油圧モ−タ−から回転動力を取り出す軸であって、出力ギヤ10を軸着してミッションケ−ス8の上部に軸架している。
【0012】
そして、刈取動力取出軸11は、出力ギヤ10に噛合させた取出ギヤ12を設け、油圧変速装置による変速後の回転動力を取り出して後述する刈取前処理装置13を伝動する構成としている。そして、副変速装置14は、変速軸15に小ギヤ16と中ギヤ17と係合爪18とを一体にして軸方向に摺動自由に遊嵌している。なお、大ギヤ19は、変速軸15の側端部に遊嵌して上記係合爪18に係合されて伝動される構成になっている。
【0013】
そして、中間軸20は、変速軸15の伝動下手側に軸架し、小ギヤ16に噛合する変速大ギヤ21、中ギヤ17に噛合する変速中ギヤ22、大ギヤ19に噛合する変速小ギヤ23をそれぞれ軸着し、前記変速軸15との間に副変速装置14を構成している。
【0014】
つぎに、サイドクラッチ装置3とサイドブレ−キ装置4とからなる通常旋回経路aからその構成を説明する。
まず、サイドクラッチ装置3は、図1に示すように、上記中間軸20の伝動下手側に軸架したサイドクラッチ軸7の中央位置にセンタ−ギヤ24を遊嵌し、そのセンタ−ギヤ24を前述の変速大ギヤ21に常時噛合させて構成している。更に、サイドクラッチ装置3は、サイドクラッチ軸7上に左右一対のサイドクラッチギヤ25、25’を軸方向に摺動自由に遊嵌して前記センタ−ギヤ24の両側に係脱自由に係合できる構成としている。そして、伝動軸26は、サイドクラッチ軸7の伝動下手側に軸架し、サイドクラッチギヤ25、25’に噛合する伝動ギヤ27、27’と、ホィ−ルギヤ28、28’に噛合する小径ギヤ29、29’とを軸着して伝動可能に構成している。
【0015】
そして、ホィ−ルシャフト30、30’は、上記ホィ−ルギヤ28、28’に伝動された回転動力を駆動スプロケット31、31’を介して走行無端帯2、2’に伝達する構成としている。
【0016】
そして、サイドブレ−キ装置4は、前記サイドクラッチ軸7の左右両側位置に装備し、前述した左右のサイドクラッチギヤ25、25’を介して走行無端帯2、2’に選択的に制動力を伝達できる構成としている。
【0017】
つぎに、減速伝動装置5を主要部とする緩旋回経路bの構成を説明する。
まず、減速伝動装置5は、図2に示すように、中間軸20に左右摺動自由に軸装した緩旋回小径ギヤ32と、緩・急旋回軸33の旋回ギヤ34との間に構成し、緩旋回小径ギヤ32を旋回ギヤ34に噛合すると緩・急旋回軸33が減速されて低速で回転される構成となっている。そして、旋回クラッチ装置35、35’は、その緩・急旋回軸33の左右両側に配置して遊嵌状態のクラッチギヤ36、36’を左右選択して緩・急旋回軸33に係合し、旋回ギヤ34の回転動力をいずれか一方側のクラッチギヤ36、36’に伝動する構成としている。
【0018】
そして、クラッチギヤ36、36’は、いずれか一方が前記した伝動軸26の伝動ギヤ27、27’に上述した低速の回転動力を伝動する構成にしている。以下の伝動構成は、既に述べた通常旋回経路aと同一経路をとる。
【0019】
つぎに、逆転伝動装置6を主要部とする急旋回経路cの構成を説明する。
まず、逆転伝動装置6は、図2に示すように、前述した緩旋回小径ギヤ32と一体的に構成して中間軸20に左右摺動自由に軸装した急旋回大径ギヤ37と、逆転軸38の逆転伝動ギヤ39、39’を介して旋回ギヤ34に逆転の回転動力が伝動される構成としている。
【0020】
そして、急旋回経路cは、緩・急旋回軸33以降の伝動経路については前述した緩旋回経路bと同一の経路をとって一方側の走行無端帯2、2’に逆転動力を伝動する構成としている。
【0021】
以上のとおり、通常旋回経路aは、サイドクラッチ軸7を経て走行無端帯2、2’を伝動するが、他の緩旋回経路bと急旋回経路cとは、サイドクラッチ軸7を迂回して別の伝動経路を経て走行無端帯2、2’を伝動する構成としている点に特徴がある。
【0022】
さて、上述した走行ミッション装置1は、半割に形成したケ−スを接合してミッションケ−ス8を構成し、縦方向の中心線上に変速大ギヤ21からセンタ−ギヤ24に達する中心伝動機構を配置している。そして、走行ミッション装置1は、その中心伝動機構の一方側に変速軸15の副変速装置14を配置し、他方側の中間軸20上において、一体構成として切替摺動する緩旋回小径ギヤ32と急旋回大径ギヤ37とを配置して全体のバランス配分を考慮した構成としている。
【0023】
つぎに、油圧機構(回路)を利用した一連の操作装置を、図4に基づいて説明する。
まず、サイドクラッチシリンダ40、40’は、図示しないパワステレバ−の操作によって電磁的に作動できる4ポ−ト3ポジションのソレノイドバルブ41により一方側に圧油が供給されて左右のサイドクラッチギヤ25、25’を選択的に断続操作する構成としている。
【0024】
つぎに、サイドブレ−キ装置4は、前述したサイドクラッチ軸7の両端部に配置して設け、前述した図示しないパワステレバ−をサイドクラッチギヤ25、25’を切った位置から更に、同じ方向に傾倒操作を行うことにより傾倒度合いに応じてリリ−フ圧を高くする可変リリ−フバルブ42を働かせて油圧を順次高め、ブレ−キシリンダ43、43’に圧油が供給されて制動する構成としている。なお、サイドブレ−キ装置4は、図5の拡大図に示すように、上述の圧油によって押圧操作されるピストン44によって複数のブレ−キディスク45が圧接されてサイドクラッチギヤ25、25’側に制動力を伝達する構成としている。そして、シフタ−44は、上記したサイドクラッチギヤ25、25’を摺動させて係脱操作するだけのストロ−クに構成している。
【0025】
このように構成することにより、サイドブレ−キ装置4は、後述する緩旋回、急旋回を行う旋回クラッチ35、35’と同一の油圧回路に組み込んで支障なくそれぞれが作動できる構成となる。
【0026】
つぎに、旋回クラッチ装置35、35’は、図4に示すように、上述したブレ−キシリンダ43、43’との間に電磁作動する切替バルブ46、46’を設けて電磁的に切り替えられて係脱作動ができる構成としている。そして、旋回クラッチ装置35、35’は、前述のとおり緩・急旋回軸33の両側に装置しているが、その構成を図6の拡大図に基づいて説明すると、圧油により外側面のピストン47が押圧されて摺動し、複数のクラッチディスク48を圧接し、クラッチギヤ36、36’を緩・急旋回軸33に係合する構成としている。
【0027】
この旋回クラッチ装置35、35’は、ミッションケ−ス8の両側面に配置しているからメンテナンスが容易であると共に、前述のとおり、サイドブレ−キ装置4等と同一の油圧回路に組み込んで一連の統一した作動ができる特徴がある。
【0028】
そして、上述した通常旋回機構、緩旋回機構、急旋回機構は、旋回切替レバ−によって選択的に切替操作ができる構成としている。
以上のように構成した走行ミッション装置1は、走行車体49の前部に装備し、走行無端帯2、2’を駆動しながら路上、圃場を走行する構成としている。なお、図7において、50は脱穀装置、51はキャビン、52は排出オ−ガ−を示す。
【0029】
つぎにその作用について説明する。
まず、エンジンを始動して各部のクラッチを入りに操作すると、回転動力は、機体の回転各部を伝動し、図示しない油圧変速装置を経て走行ミッション装置1にも入力される。そのとき、油圧変速装置は、操作レバ−を前進側にして作業速の位置に操作し、更に、副変速装置14を低速側(作業速度)に操作している。
【0030】
すると、回転動力は、出力軸9、出力ギヤ10、取出ギヤ12、刈取動力取出軸11を経てミッションケ−ス8から刈取前処理装置13に伝動され、一方、ミッションケ−ス8内では、変速軸15に伝動される。そして、回転動力は、小ギヤ16から変速大ギヤ21へと副変速経路を通り、センタ−ギヤ24、サイドクラッチギヤ25、25’と通常旋回経路aを経て、伝動ギヤ27、27’、小径ギヤ29、29’、ホィ−ルギヤ28、28’、ホィ−ルシャフト30、30’、駆動スプロケット31、31’に達して左右両側の走行無端帯2、2’を伝動する。
【0031】
このようにして、コンバインは、走行無端帯2、2’が駆動され、同時に刈取前処理装置13と脱穀装置50との回転各部が伝動され、刈取脱穀作業を開始する。
【0032】
すると、圃場の穀稈は、走行車体49の前進にともなって前部の刈取前処理装置13の刈取装置に達して刈り取られ、後方上方に搬送されて脱穀装置50に供給される。そして、穀稈は、脱穀装置50によって脱穀処理される。
【0033】
以上のように、コンバインは、連続的に刈取脱穀作業を行い、脱穀選別した穀粒を収穫して順次グレンタンクに収集貯留する。
さて、つぎに、コンバインが圃場の端に達して走行車体49を旋回する場合の作用を説明するが、図3において、通常旋回経路aを二点鎖線で、緩旋回経路bを点線で、急旋回経路cを1点鎖線でそれぞれ表示している。
【0034】
まず、最初に、走行車体49を通常旋回によって左旋回する場合を説明する。
オペレ−タ−は、旋回切替レバ−を通常旋回に操作しておき、パワステレバ−を左旋回側に操作すると、スイッチ操作が行われて、ソレノイドバルブ41を切り替える。すると、サイドクラッチ装置3は、サイドクラッチシリンダ40にポンプ側から圧油が送られて作動し、サイドクラッチギヤ25を外側に移動し、センタ−ギヤ24との伝動が断れるために左側の走行無端帯2を停止して左旋回を開始する。そして、オペレ−タ−は、パワステレバ−をさらに同じ方向に操作し続けると、可変リリ−フバルブ42が働き油圧回路の圧力が順次高まり、圧油が切替バルブ46を通りブレ−キシリンダ43に送り込まれて左のサイドブレ−キ装置4を働かせる。
【0035】
このようにして、走行車体49は、旋回内側の走行無端帯2を停止した状態にして制動力をかけ、旋回外側の走行無端帯2’を駆動しながら左側へ通常旋回を行うのである。
【0036】
さて、つぎに、走行車体49を左側に急旋回する場合について述べる。
まず、旋回切替レバ−を急旋回に操作すると、逆転伝動装置6は、急旋回大径ギヤ37が逆転伝動ギヤ39に噛合し、旋回クラッチ35が係合状態になる。そして、パワステレバ−によって左のサイドクラッチギヤ25の伝動を中断すると、回転動力は、急旋回大径ギヤ37、逆転伝動ギヤ39、39’、旋回ギヤ34から緩・急旋回軸33に逆転となって伝動され、更に、旋回クラッチ35、クラッチギヤ36、伝動ギヤ27を経て一方側の走行無端帯2を逆回転する。
【0037】
以上のようにして、走行車体49は、左右の走行無端帯2、2’が相互に逆転してその場で急旋回を行うことになる。
つぎに、緩旋回は、前述の旋回切替レバ−を緩旋回を選択することによって行う。この場合、減速伝動装置5は、中間軸20の緩旋回小径ギヤ32から緩・急旋回軸33の旋回ギヤ34に減速された低速回転が伝達され、以下、急旋回経路と同じ経路を経て走行無端帯2を他方の走行無端帯2’に比較してゆっくり駆動しながら旋回する。
【0038】
したがって、走行車体49は、大きな円弧を描きながら旋回できる。
このように、走行ミッション装置1は、乾田や湿田等の圃場の条件にあわせた旋回方法を選択して作業を行い、圃場表面の破壊を未然に防止して合理的に旋回することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例であって、伝動機構(通常旋回経路)の展開図である。
【図2】 本発明の実施例であって、伝動機構(緩・急旋回経路)の展開図である。
【図3】 本発明の実施例であって、伝動機構の側面図である。
【図4】 本発明の実施例であって、油圧回路図である。
【図5】 本発明の実施例であって、サイドブレ−キ装置の断面図である。
【図6】 本発明の実施例であって、旋回クラッチ装置の断面図である。
【図7】 本発明の実施例であって、コンバインの側面図である。
【図8】 従来型の伝動機構の展開図である。
【符号の説明】
1 走行ミッション装置
2 走行無端帯
2’ 走行無端帯
3 サイドクラッチ装置
4 サイドブレ−キ装置
5 減速伝動装置
6 逆転伝動装置
7 サイドクラッチ軸
8 ミッションケ−ス
14 副変速装置
15 変速軸
20 中間軸
21 変速大ギヤ
24 センタ−ギヤ
25 サイドクラッチギヤ
25’ サイドクラッチギヤ
26 伝動軸
27 伝動ギヤ
27’ 伝動ギヤ
28 ホイ−ルギヤ
28’ ホイ−ルギヤ
29 小径ギヤ
29’ 小径ギヤ
32 緩旋回小径ギヤ
33 緩・急旋回軸
34 旋回ギヤ
35 旋回クラッチ装置
35’ 旋回クラッチ装置
36 クラッチギヤ
36’ クラッチギヤ
37 急旋回大径ギヤ
38 逆転軸
39 逆転伝動ギヤ
39’ 逆転伝動ギヤ
a 通常旋回経路
b 緩旋回経路
c 急旋回経路
Claims (1)
- 油圧変速装置から駆動される変速軸15の伝動下手側に中間軸20を軸架し、該中間軸20の伝動下手側に軸架したサイドクラッチ軸7の中央位置にセンタ−ギヤ24を遊嵌して該センタ−ギヤ24を前記中間軸20に設けた変速大ギヤ21に噛合させ、前記サイドクラッチ軸7上に左右一対のサイドクラッチギヤ25,25’を軸方向に摺動自由に遊嵌してセンタ−ギヤ24の両側に係脱自由に係合できる構成とし、前記サイドクラッチ軸7の伝動下手側に伝動軸26を軸架し、該伝動軸26にサイドクラッチギヤ25,25’に噛合する伝動ギヤ27,27’とホイ−ルギヤ28,28’に噛合す小径ギヤ29,29’とを軸着して前記ホイ−ルギヤ28,28’に伝達された回転動力を走行無端帯2,2’に伝達するよう構成し、サイドブレ−キ装置4,4を前記サイドクラッチ軸7の左右両側位置に装備して該サイドブレ−キ装置4,4によって左右のサイドクラッチギヤ25,25’を介して左右の走行無端帯2,2’に選択的に制動力を伝達できるように構成することによって通常旋回経路aを形成し、前記中間軸20に左右摺動自由に軸装した緩旋回小径ギヤ32と緩・急旋回軸33の旋回ギヤ34との間に減速伝動装置5を構成して前記緩旋回小径ギヤ32を旋回ギヤ34に噛合させると緩・急旋回軸33が減速されて低速で回転される構成とし、旋回クラッチ装置35,35’を前記緩・急旋回軸33の左右両側に配置して、遊嵌状態のクラッチギヤ36,36’を左右選択して緩・急旋回軸33に係合させて前記旋回ギヤ34の回転動力を左右いずれか一方側のクラッチギヤ36,36’に伝動する構成とし、前記左右のクラッチギヤ36,36’の左右いずれか一方が伝動軸26の伝動ギヤ27,27’に低速の回転動力を伝動する構成として緩旋回経路bを形成し、前記緩旋回小径ギヤ32と一体であって前記中間軸20に左右摺動自由に軸装した急旋回大径ギヤ37と逆転軸38の逆転伝動ギヤ39,39’とを介して前記旋回ギヤ34に逆転の回転動力を伝動するように構成して急旋回経路cを形成して、前記通常旋回経路aはサイドクラッチ軸7を経て走行無端帯2,2’を伝動するが、前記急旋回経路cと緩旋回経路bとは前記通常旋回経路aを構成するサイドクラッチ軸7を迂回した別の伝動経路を経て走行無端帯2,2’に旋回動力を伝動する構成とし、これら一連の伝動装置を内装する走行ミッション装置1を、半割に形成した左右のケ−スを接合してミッションケ−ス8を構成すると共に該ミッションケ−ス8の縦方向の中心線上に前記変速大ギヤ21からセンタ−ギヤ24に達する中心伝動機構を配置し、該中心伝動機構の左右一方側に前記変速軸15の副変速装置14を配置し、中心伝動機構の左右他方側の中間軸20上において前記緩旋回小径ギヤ32と急旋回大径ギヤ37とを切替摺動自由に配置して構成したことを特徴とするコンバインの走行ミッション。
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1997
- 1997-02-17 JP JP03206197A patent/JP3658910B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| JPH10226356A (ja) | 1998-08-25 |
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