JP2005073556A - コンバイン - Google Patents

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Hisayuki Satoji
久幸 里路
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】 走行駆動用無段変速装置を後進操作した場合でも、フィ−ドチェンによって挾持搬送中の穀稈が逆流して刈取部からフィ−ドチェンへの引継ぎ部において詰まりを生じるようなことをなくする。
【解決手段】 走行駆動用無段変速装置23の走行停止操作ないし後進操作に基づき、第1の手段としてフィ−ドチェン15の駆動を停止する。第2の手段として刈取部5とフィ−ドチェン15との駆動を停止する。走行駆動用無段変速装置23の走行駆動停止状態ないし後進駆動状態の検出に基づき、第3の手段としてフィ−ドチェン15の駆動を停止する。第4の手段として刈取部5とフィ−ドチェン15との駆動を停止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンバインに関するものである。
従来より、コンバインにおいては、HST(ハイドロスタティックトランスミッション)等の走行駆動用無段変速装置によってクロ−ラ式の走行装置を駆動すべく構成し、この走行駆動用無段変速装置の駆動力によって刈取部を車速に同調させて駆動すべく構成している。一方、脱穀装置に備えられるフィ−ドチェンは、エンジンの駆動力によって車速に拘らず一定速度で駆動されるように構成されていた。このため、刈取作業において、低速走行時には刈取部が低速駆動されるのに対してフィ−ドチェンの駆動速度が速すぎ、刈取部からフィ−ドチェンへの刈取穀稈の引継ぎが良好に行われずにこの引継ぎ部において稈こぼれを起こす問題があった。また、高速走行時には刈取部が高速駆動されるのに対してフィ−ドチェンの駆動速度が遅すぎ、刈取部からフィ−ドチェンへの刈取穀稈の引継ぎが良好に行われずに穀稈の姿勢が乱れて脱穀不良を起こす欠点があった。
そこで、このような従来のコンバインの欠点を克服するために、走行駆動用無段変速装置を介して刈取部とフィ−ドチェンとを車速に同調させて駆動すべく構成する技術が試みられている。(例えば、特許文献1参照。)。
また、走行駆動用無段変速装置の走行停止操作に基づいて刈取部の駆動を停止するように構成する技術も試みられている。(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−49号公報(特許請求の範囲の項、図3) 特開平9−107775号公報(特許請求の範囲の項、図1、図18)
前述の従来技術には次のような課題がある。
即ち、走行駆動用無段変速装置を介して刈取部とフィ−ドチェンとを車速に同調させて駆動すべく構成する技術と、走行駆動用無段変速装置の走行停止操作に基づいて刈取部の駆動を停止するように構成する技術とを組み合わせて構成した場合、次のような発明が得られる。
即ち、走行駆動用無段変速装置を介して刈取部とフィ−ドチェンとを車速に同調させて駆動すべく構成し、前記走行駆動用無段変速装置の走行停止操作に基づいて前記刈取部の駆動を停止するように構成したコンバインである。
しかしながら、この発明では、走行駆動用無段変速装置を走行停止操作した場合に刈取部が停止するにもかかわらずフィ−ドチェンが停止しないために、例えば刈取作業の途中で走行停止操作した場合に、刈取部からフィ−ドチェンへの引継ぎ部に達していた刈取穀稈がフィ−ドチェン側に無理に掻き取られることになり、これによって稈こぼれや穀稈姿勢の乱れを生じて脱穀作業に支障を来す問題がある。また、走行駆動用無段変速装置を後進操作した場合にはフィ−ドチェンが逆転駆動し、このフィ−ドチェンによって挾持搬送中の穀稈が逆流して刈取部からフィ−ドチェンへの引継ぎ部において詰まりを生じる問題がある。
本発明は、このような問題点を解消しようとするものである。
本発明は、上述した課題を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものである。
すなわち、請求項1記載の発明においては、走行駆動用無段変速装置23を介して刈取部5とフィ−ドチェン15とを車速に同調させて駆動すべく構成し、前記走行駆動用無段変速装置23の走行停止操作ないし後進操作に基づいて前記フィ−ドチェン15の駆動を停止するように構成したことを特徴とするコンバインとしている。
請求項1記載の発明によると、走行駆動用無段変速装置23を変速操作して車速を変速すると、この車速に同調して刈取部5とフィ−ドチェン15とが変速駆動される。これによって、低速走行時には刈取部5とフィ−ドチェン15とが共に低速で駆動され、高速走行時には刈取部5とフィ−ドチェン15とが共に高速で駆動されて、刈取部5からフィ−ドチェン15への刈取穀稈の引継ぎ状態が良好に維持される。また、走行駆動用無段変速装置23を走行停止操作ないし後進操作すると、これに基づいてフィ−ドチェン15の駆動が停止される。これにより、例えば刈取作業の途中で走行停止操作した場合でも、刈取部5からフィ−ドチェン15への引継ぎ部に達していた刈取穀稈がフィ−ドチェン15側に無理に掻き取られることがなく、稈こぼれや穀稈姿勢の乱れが少なくなる。また、走行駆動用無段変速装置23を後進操作した場合でもフィ−ドチェン15が逆転駆動せず、このフィ−ドチェン15によって挾持搬送中の穀稈が逆流して刈取部5からフィ−ドチェン15への引継ぎ部において詰まりを生じるようなことが少なくなる。
請求項2記載の発明においては、走行駆動用無段変速装置23を介して刈取部5とフィ−ドチェン15とを車速に同調させて駆動すべく構成し、前記走行駆動用無段変速装置23の走行停止操作ないし後進操作に基づいて前記刈取部5とフィ−ドチェン15との駆動を停止するように構成したことを特徴とするコンバインとしている。
請求項2記載の発明によると、走行駆動用無段変速装置23を変速操作して車速を変速すると、この車速に同調して刈取部5とフィ−ドチェン15とが変速駆動される。これによって、低速走行時には刈取部5とフィ−ドチェン15とが共に低速で駆動され、高速走行時には刈取部5とフィ−ドチェン15とが共に高速で駆動されて、刈取部5からフィ−ドチェン15への刈取穀稈の引継ぎ状態が良好に維持される。また、走行駆動用無段変速装置23を走行停止操作ないし後進操作すると、これに基づいて刈取部5とフィ−ドチェン15との駆動が停止される。これにより、例えば刈取作業の途中で走行停止操作した場合でも、刈取部5からフィ−ドチェン15への引継ぎ部に達していた刈取穀稈がフィ−ドチェン15側に無理に掻き取られることがなく、稈こぼれや穀稈姿勢の乱れが少なくなる。また、走行駆動用無段変速装置23を後進操作した場合でも刈取部5及びフィ−ドチェン15が逆転駆動せず、このフィ−ドチェン15によって挾持搬送中の穀稈が逆流して刈取部5からフィ−ドチェン15への引継ぎ部において詰まりを生じるようなことが少なくなる。
請求項3記載の発明においては、走行駆動用無段変速装置23を介して刈取部5とフィ−ドチェン15とを車速に同調させて駆動すべく構成し、前記走行駆動用無段変速装置23の走行駆動停止状態ないし後進駆動状態の検出に基づいて前記フィ−ドチェン15の駆動を停止するように構成したことを特徴とするコンバインとしている。
請求項3記載の発明によると、走行駆動用無段変速装置23を変速操作して車速を変速すると、この車速に同調して刈取部5とフィ−ドチェン15とが変速駆動される。これによって、低速走行時には刈取部5とフィ−ドチェン15とが共に低速で駆動され、高速走行時には刈取部5とフィ−ドチェン15とが共に高速で駆動されて、刈取部5からフィ−ドチェン15への刈取穀稈の引継ぎ状態が良好に維持される。また、走行駆動用無段変速装置23が走行駆動停止状態ないし後進駆動状態となったことが検出されると、これに基づいてフィ−ドチェン15の駆動が停止される。これにより、例えば刈取作業の途中で走行停止した場合でも、刈取部5からフィ−ドチェン15への引継ぎ部に達していた刈取穀稈がフィ−ドチェン15側に無理に掻き取られることがなく、稈こぼれや穀稈姿勢の乱れが少なくなる。また、走行駆動用無段変速装置23が後進駆動状態となったことが検出された場合でもフィ−ドチェン15が逆転駆動せず、このフィ−ドチェン15によって挾持搬送中の穀稈が逆流して刈取部5からフィ−ドチェン15への引継ぎ部において詰まりを生じるようなことが少なくなる。
請求項4記載の発明においては、走行駆動用無段変速装置23を介して刈取部5とフィ−ドチェン15とを車速に同調させて駆動すべく構成し、前記走行駆動用無段変速装置23の走行駆動停止状態ないし後進駆動状態の検出に基づいて前記刈取部5とフィ−ドチェン15との駆動を停止するように構成したことを特徴とするコンバインとしている。
請求項4記載の発明によると、走行駆動用無段変速装置23を変速操作して車速を変速すると、この車速に同調して刈取部5とフィ−ドチェン15とが変速駆動される。これによって、低速走行時には刈取部5とフィ−ドチェン15とが共に低速で駆動され、高速走行時には刈取部5とフィ−ドチェン15とが共に高速で駆動されて、刈取部5からフィ−ドチェン15への刈取穀稈の引継ぎ状態が良好に維持される。また、走行駆動用無段変速装置23が走行駆動停止状態ないし後進駆動状態となったことが検出されると、これに基づいて刈取部5とフィ−ドチェン15との駆動が停止される。これにより、例えば刈取作業の途中で走行停止した場合でも、刈取部5からフィ−ドチェン15への引継ぎ部に達していた刈取穀稈がフィ−ドチェン15側に無理に掻き取られることがなく、稈こぼれや穀稈姿勢の乱れが少なくなる。また、走行駆動用無段変速装置23が後進駆動状態となったことが検出された場合でも刈取部5及びフィ−ドチェン15が逆転駆動せず、このフィ−ドチェン15によって挾持搬送中の穀稈が逆流して刈取部5からフィ−ドチェン15への引継ぎ部において詰まりを生じるようなことが少なくなる。
請求項1記載の発明においては、例えば刈取作業の途中で走行停止操作した場合でも、刈取部5からフィ−ドチェン15への引継ぎ部に達していた刈取穀稈がフィ−ドチェン15側に無理に掻き取られることがなく、稈こぼれや穀稈姿勢の乱れが少なくなって脱穀作業を円滑に行うことができ、コンバインによる刈取脱穀作業の能率を向上させることができる。また、走行駆動用無段変速装置23を後進操作した場合でも刈取部5及びフィ−ドチェン15が逆転駆動せず、このフィ−ドチェン15によって挾持搬送中の穀稈が逆流して刈取部5からフィ−ドチェン15への引継ぎ部において詰まりを生じるようなことが少なくなって脱穀作業を円滑に行うことができ、コンバインによる刈取脱穀作業の能率を向上させることができる。
請求項2記載の発明においては、例えば刈取作業の途中で走行停止操作した場合でも、刈取部5からフィ−ドチェン15への引継ぎ部に達していた刈取穀稈がフィ−ドチェン15側に無理に掻き取られることがなく、稈こぼれや穀稈姿勢の乱れが少なくなって脱穀作業を円滑に行うことができ、コンバインによる刈取脱穀作業の能率を向上させることができる。また、走行駆動用無段変速装置23を後進操作した場合でも刈取部5及びフィ−ドチェン15が逆転駆動せず、このフィ−ドチェン15によって挾持搬送中の穀稈が逆流して刈取部5からフィ−ドチェン15への引継ぎ部において詰まりを生じるようなことが少なくなって脱穀作業を円滑に行うことができ、コンバインによる刈取脱穀作業の能率を向上させることができる。
請求項3記載の発明においては、例えば刈取作業の途中で走行停止した場合でも、刈取部5からフィ−ドチェン15への引継ぎ部に達していた刈取穀稈がフィ−ドチェン15側に無理に掻き取られることがなく、稈こぼれや穀稈姿勢の乱れが少なくなって脱穀作業を円滑に行うことができ、コンバインによる刈取脱穀作業の能率を向上させることができる。また、走行駆動用無段変速装置23が後進駆動状態となったことが検出された場合でもフィ−ドチェン15が逆転駆動せず、このフィ−ドチェン15によって挾持搬送中の穀稈が逆流して刈取部5からフィ−ドチェン15への引継ぎ部において詰まりを生じるようなことが少なくなって脱穀作業を円滑に行うことができ、コンバインによる刈取脱穀作業の能率を向上させることができる。
請求項4記載の発明においては、例えば刈取作業の途中で走行停止した場合でも、刈取部5からフィ−ドチェン15への引継ぎ部に達していた刈取穀稈がフィ−ドチェン15側に無理に掻き取られることがなく、稈こぼれや穀稈姿勢の乱れが少なくなって脱穀作業を円滑に行うことができ、コンバインによる刈取脱穀作業の能率を向上させることができる。また、走行駆動用無段変速装置23が後進駆動状態となったことが検出された場合でも刈取部5及びフィ−ドチェン15が逆転駆動せず、このフィ−ドチェン15によって挾持搬送中の穀稈が逆流して刈取部5からフィ−ドチェン15への引継ぎ部において詰まりを生じるようなことが少なくなって脱穀作業を円滑に行うことができ、コンバインによる刈取脱穀作業の能率を向上させることができる。
刈取部からフィ−ドチェンへの刈取穀稈の引継ぎを円滑に維持して刈取脱穀作業の能率を向上させるという目的を、コンバインの大幅な変更を伴うことなく実現した。
コンバインの機体は、クロ−ラ式の走行装置1の上方に、操縦部2、グレンタンク3、脱穀装置4を搭載して構成し、該機体の前側には刈取部5を油圧シリンダにより昇降自在に取り付ける。
前記操縦部2には、その前部パネル上に操向レバ−6を立設し、またその側部パネルには主変速レバ−7と副変速レバ−8とスロットルレバ−9と刈取クラッチレバ−10と脱穀クラッチレバ−11とを立設し、後部には座席12を配置して構成する。
また、前記グレンタンク3には、1番揚穀筒13を接続して脱穀装置4によって脱粒された穀粒を投入する構成とし、このようにして貯留された穀粒を外部へ排出する穀粒排出オ−ガ14を起伏揺動および旋回自在に設ける。
また、前記脱穀装置4は、フィ−ドチェン15と挟扼杆(図示省略)とによって穀稈を挾持搬送しながら、扱胴16によってこの穀稈の穂先部に脱粒作用を与え、脱穀後の排藁は排藁搬送装置17によって排藁カッタ−18に投入して裁断処理して圃場面に排出する構成とする。また、前記扱胴16の下周部に張設した扱網の下側には揺動選別棚19を設け、該揺動選別棚19をクランク軸20の回転駆動によって前後及び上下に往復揺動駆動する構成とする。
しかして、図1に基づいて説明するに、コンバインの機体に搭載したエンジン21の出力軸に設けた出力プ−リ22と、HST(ハイドロスタティックトランスミッション)式の走行駆動用無段変速装置23の入力軸24に設けた入力プ−リ25との間に伝動ベルト26を巻き掛ける。尚、前記入力軸24には走行駆動用無段変速装置23側に冷却風を送風する冷却ファン27を設ける。前記走行駆動用無段変速装置23の内部には可変容量型の油圧ポンプ28と固定容量型の油圧モ−タ29との間を接続した閉回路を形成し、前記油圧ポンプ28を前記入力軸24によって駆動すべく構成する。また、前記油圧ポンプ28の斜盤角度を前記主変速レバ−7の傾動量に応じて変更できるように、主変速レバ−7と一体回動する回動ア−ム30と油圧ポンプ28のトラニオン軸とをワイヤ−31により連繋する。また、前記回動ア−ム30には、該回動ア−ム30の回動角度を検出するポテンショメ−タ32の触覚体33をロッド34により連繋する。
そして、前記油圧モ−タ29によって駆動される走行駆動用無段変速装置23の出力軸35をミッションケ−ス36側の入力軸37に連動連結し、該入力軸37に設けたギヤ38とフィ−ドチェン出力軸39に設けた大径ギヤ40とを噛み合わせる。そして、前記フィ−ドチェン出力軸39に設けた小径ギヤ41と刈取出力軸42に設けた入力ギヤ43とを噛み合わせる。そして、前記刈取出力軸42に対して軸方向摺動のみ自在な摺動ギヤ44と該摺動ギヤ44に択一的に噛み合う異径のギヤ45,46から副変速装置47を形成する。更に、前記異径のギヤ45,46を備える中間軸48に出力ギヤ49を設け、該出力ギヤ49にセンタ−ギヤ50を噛み合わせる。そして、該センタ−ギヤ50の両側に、該センタ−ギヤ50に対して係合離脱自在に左右のサイドクラッチギヤ51,51を設け、該サイドクラッチギヤ51,51の各外側に該サイドクラッチギヤ51,51を制動するサイドブレ−キ52,52を設ける。そして、前記左右のサイドクラッチギヤ51,51に対して、左右のホイルギヤ53,53を噛み合わせ、該左右のホイルギヤ53,53から左右の車軸54,54を介して左右のホイルスプロケット55,55を駆動すべく構成する。
また、前記フィ−ドチェン出力軸39に出力プ−リ56を設け、該出力プ−リ56と入力プ−リ57との間にテンションベルト58を巻き掛け、該テンションベルト58に張力を付与可能なテンションプ−リ59を設ける。該テンションプ−リ59は電動モ−タ60からワイヤ−61によって連繋され、電動モ−タ60の駆動によって移動して前記テンションベルト58を緊張弛緩させる構成である。そして、前記入力プ−リ57からワンウェイクラッチ62を介して入力軸63を駆動する構成とし、該入力軸63の他端部に入力ギヤ64を設ける。更に、該入力ギヤ64に中間ギヤ65を噛み合わせ、該中間ギヤ65に出力ギヤ66を噛み合わせる。そして、該出力ギヤ66を有する出力軸67の外側端部にフィ−ドチェン駆動スプロケット68を設け、該フィ−ドチェン駆動スプロケット68にフィ−ドチェン15を巻き掛けて駆動すべく構成する。
また、前記刈取出力軸42の内側端部に刈取出力プ−リ69を設け、該刈取出力プ−リ69と刈取部5側の刈取入力プ−リ70との間にテンションベルト71を巻き掛けると共に該テンションベルト71を緊張弛緩させるテンションプ−リ72を設ける。また、前記刈取入力プ−リ70と刈取入力軸73との間にワンウェイクラッチ74を設ける。そして、前記テンションプ−リ72と前記電動モ−タ60とをワイヤ−75によって連繋し、該電動モ−タ60の駆動によってテンションプ−リ72を移動させて前記テンションベルト71を緊張弛緩させる構成とする。また、前記ワイヤ−75のアウタ−側に連動ロッド46を介して前記刈取クラッチレバ−10を連繋し、該刈取クラッチレバ−10の操作によって前記ワイヤ−75のアウタ−側を移動させ前記テンションプ−リ72を移動させてテンションベルト71を緊張弛緩させられるように構成する。
そして、図2に示すように、コントロ−ラ77に対して、その入力側に前記ポテンショメ−タ32を連繋する一方、その出力側に前記電動モ−タ60を連繋する。
以上の構成により、主変速レバ−7を前傾操作すると、走行駆動用無段変速装置23が正転駆動してミッションケ−ス36内の伝動機構を介して走行装置1が前進駆動し、コンバインが前進走行する。一方、主変速レバ−7を後傾操作すると、走行駆動用無段変速装置23が逆転駆動して走行装置1が後進駆動し、コンバンは後進走行する。
しかして、刈取クラッチレバ−10と脱穀クラッチレバ−11とを共に入り操作してコンバインを前進走行させると、刈取部5と脱穀装置4と排藁カッタ−18とが駆動しながら前進走行し、穀稈の刈取脱穀作業が行われる。この際、主変速レバ−7の前傾操作量に応じて走行駆動用無段変速装置23の出力回転速度が変化して走行速度が増減速されると共に、刈取部5及びフィ−ドチェン15の駆動速度も走行速度に比例して変速される。そして、このように刈取クラッチレバ−10及び脱穀クラッチレバ−11を共に入り状態としていても、主変速レバ−7が中立位置(停車位置)ないし後進位置に操作されたことがポテンショメ−タ32によって検出されると、コントロ−ラ77からの出力によって電動モ−タ60が駆動し、前記テンションプ−リ72を移動させテンションベルト71を弛緩させて刈取部5の駆動を停止させると共に、前記テンションプ−リ59を移動させテンションベルト58を弛緩させてフィ−ドチェン15の駆動を停止させる。
これにより、例えば刈取作業の途中で走行停止操作した場合でも、刈取部5からフィ−ドチェン15への引継ぎ部に達していた刈取穀稈がフィ−ドチェン15側に無理に掻き取られることがなく、稈こぼれや穀稈姿勢の乱れが少なくなる。また、走行駆動用無段変速装置23を後進操作した場合でも刈取部5及びフィ−ドチェン15が逆転駆動せず、このフィ−ドチェン15によって挾持搬送中の穀稈が逆流して刈取部5からフィ−ドチェン15への引継ぎ部において詰まりを生じるようなことが少なくなる。これにより、刈取脱穀作業を円滑に行うことができ、この刈取脱穀作業の能率を向上させることができる。また、後進走行時にフィ−ドチェン出力軸39および刈取出力軸42が逆転しても、フィ−ドチェン15への伝動クラッチおよび刈取部5への伝動クラッチが共に切れているために、ワンウェイクラッチ62,74が空転作動せず、該ワンウェイクラッチ62,74の空転作動による騒音の発生やワンウェイクラッチ62,74自体の耐久性の低下を防止することができる。
図3に記載した伝動系について説明する。
エンジン21から走行駆動用無段変速装置23までの構成は上記実施例1に同じであるため説明を省略する。
走行駆動用無段変速装置23の出力軸35をミッションケ−ス36側の入力軸78に連動連結し、該入力軸78に設けたギヤ79に大径ギヤ80を噛み合わせ、該大径ギヤ80を有するフィ−ドチェン出力軸81に設けた小径ギヤ82に、刈取出力軸83に設けたギヤ84を噛み合わせる。そして、前記刈取出力軸83に副変速ギヤ85を摺動のみ自在に設け、該副変速ギヤ85と下手の異径のギヤ86,87との択一的な噛み合いにより副変速装置88を形成する。更に、前記ギヤ86,87を設けた軸89から下手の中間軸90に駆動力を伝達するよう構成し、該中間軸90に設けた出力ギヤ91と下手のセンタ−ギヤ92とを噛み合わせる。そして、該センタ−ギヤ92の左右両側に対して係合離脱自在に左右のサイドクラッチギヤ93,93を設け、該サイドクラッチッギヤ93,93に左右のホイルギヤ94,94を噛み合わせ、該ホイルギヤ94,94を設けた左右の車軸95,95によって左右のホイルスプロケット96,96を駆動すべく構成する。また、前記中間軸90に設けた大径ギヤ97と小径ギヤ98とを、下手の制御軸99に設けた小径ギヤ100と大径ギヤ101とに夫々噛み合わせる。該小径ギヤ100と大径ギヤ101とは前記制御軸99に対して遊転状態に支承されており、高速伝動クラッチ102と低速伝動クラッチ103とを介して制御軸99と一体化される構成である。更に、前記制御軸99の端部に該制御軸99の回転を制動する駐車ブレ−キ104を設けると共に、該制御軸99の中間部に出力ギヤ105を設ける。そして、該出力ギヤ105を下手のデフケ−ス106の外周のデフケ−スギヤ107に噛み合わせる。図4に示すように、前記デフケ−ス106の内部には、デフケ−ス106側に軸承したベベルギヤ108,108と左右の差動軸109,109に設けた差動ベベルギヤ110,110とを噛み合い状態として内装する。また、前記左右の差動軸109,109に左右の差動出力ギヤ111,111を設け、該差動出力ギヤ111,111を前記サイドクラッチギヤ93,93に噛み合わせる。この構成により、左右いずれか一方のサイドクラッチギヤ93をセンタ−ギヤ92から離脱させ、高速伝動クラッチ102ないし低速伝動クラッチ103を徐々に繋ぐことによってデフケ−ス106の回転速度を変更し、左右一側の差動出力ギヤ111の回転数を変更してこの差動出力ギヤ111によって前記サイドクラッチギヤ93を駆動して左右に差動旋回することができるものである。
また、前記フィ−ドチェン出力軸81からテンションクラッチ112とワンウェイクラッチ113とを介してフィ−ドチェン駆動ケ−ス114へ駆動力を入力し、該フィ−ドチェン駆動ケ−ス114内において、伝動ギヤ115,116による減速伝動およびフィ−ドチェンクラッチ117を介してフィ−ドチェン駆動軸118が伝動されて、フィ−ドチェン駆動スプロケット119を駆動するように構成する。尚、前記フィ−ドチェンクラッチ117は電動モ−タ120の作動によって入り切りする構成とする。
また、前記刈取出力軸83と刈取部5側の刈取入力軸121との間に刈取テンションクラッチ122とワンウェイクラッチ123とを介装する。
しかして、前記走行駆動用無段変速装置23の出力馬力をAとし、フィ−ドチェン15を駆動するテンションクラッチ112部のテンションベルト124の伝達可能馬力をBとし、刈取部5を駆動する刈取テンションクラッチ122部のテンションベルト125の伝達可能馬力をCとし、左右の走行装置1,1への伝達可能馬力(差動旋回時の高速伝動クラッチ102,低速伝動クラッチ103の伝達可能馬力)をDとしたとき、A>B,A>C,A<Dという関係が成立するように設定する。
これにより、フィ−ドチェン15や刈取部5に詰まりが生じても、走行駆動用無段変速装置23の出力馬力より各テンションベルト124,125の伝達可能馬力が小さいために、フィ−ドチェン15部や刈取部5に過負荷がかかって破損するのを防止することができる。また、差動旋回時において、例えば左右の走行装置1,1を相対的に逆転させる場合には、非常に大きな出力馬力を要求されるが、左右の走行装置1,1への伝達可能馬力を走行駆動用無段変速装置23の出力よりも大きく設定することによって、差動機構部(高速伝動クラッチ102,低速伝動クラッチ103)のすべりを無くし、該差動機構部の耐久性を確保することができる。また、走行駆動用無段変速装置23にかかる過負荷は、内部の閉回路内に設けたリリ−フバルブによって規制される。
図5に示すミッション部の伝動構成は、上述の実施例1と同じである。
しかして、入力プ−リ57からワンウェイクラッチ126を介して伝動軸127を駆動すべく構成し、該伝動軸127から伝動ケ−ス128内の減速伝動機構129およびフィ−ドチェン停止クラッチ130および第2減速機構131を介してフィ−ドチェン駆動スプロケット132を駆動して、フィ−ドチェン15を駆動するように構成する。また、刈取出力軸42と刈取部5の入力軸133との間に刈取テンションクラッチ134およびワンウェイクラッチ135を介装する。 そして、走行駆動用無段変速装置23の出力馬力をAとし、フィ−ドチェン15を駆動するテンションベルト58の伝達可能馬力をBとし、刈取部5を駆動する刈取テンションクラッチ134部のテンションベルト136の伝達可能馬力をCとしたとき、A>B,A>C,A>B+Cという関係が成立するように設定する。
これにより、フィ−ドチェン15部や刈取部5に詰まりが発生しても、走行駆動用無段変速装置23の出力馬力よりも各テンションベルト58,136の伝達可能馬力が小さいので、フィ−ドチェン15部や刈取部5が過負荷駆動力によって破損することを防止できる。また、刈取部5からフィ−ドチェン15への引継ぎ部に同時に(刈取部5側からフィ−ドチェン15側にかけて)穀稈が詰まった場合でも、刈取部5及びフィ−ドチェン15部の破損を防止することができる。
図7に示すミッションも、走行駆動用無段変速装置23までの構成は実施例1と同じである。
走行駆動用無段変速装置23の出力軸35を入力軸137に連動連結し、該入力軸137に設けたギヤ138に下手の大径ギヤ139を噛み合わせ、該大径ギヤ139と同軸に設けた小径ギヤ140を、副変速軸141に設けたギヤ142に噛み合わせる。そして、前記副変速軸141に副変速ギヤ143を軸方向摺動のみ自在に設け、下手の有効直径の異なるギヤ144,145に択一的に噛み合うように構成する。そして、前記ギヤ144,145と同軸に出力ギヤ146を設け、該出力ギヤ146を、サイドクラッチ軸147に固設した入力ギヤ148に噛み合わせる。更に、前記サイドクラッチ軸147の中央部に固設した係合部材149の左右両側に、左右のサイドクラッチギヤ150,150を該係合部材149に対して左右両側から係合離脱自在に設ける。そして、前記左右のサイドクラッチギヤ150,150に左右のホイルギヤ151,151を噛み合わせ、該ホイルギヤ151,151から車軸152,152を介してホイルスプロケット153,153を駆動すべく構成する。更に、前記サイドクラッチ軸147の上手に差動軸154を設け、該差動軸154に左右のギヤ155,155を遊嵌し、該左右のギヤ155,155を前記左右のサイドクラッチギヤ150,150に夫々噛み合わせる。そして、前記左のギヤ155と右のギヤ155との間に複数のクラッチディスクから成る差動旋回用摩擦クラッチ156を設ける。
また、図8に示すように、油圧ポンプ157の吐出側に3位置切換弁158を介して前記サイドクラッチギヤ150,150を軸方向摺動させる左右のプッシュシリンダ159,159を接続し、該プッシュシリンダ159,159のサイドクラッチ切り位置から排油される排油路に比例減圧弁160と操向レバ−に連動する可変リリ−フバルブ161とを直列に接続する。162はリリ−フバルブである。
従来のミッションでは、旋回時に、サイドクラッチ切り側の車軸回転数が急激に低下して衝撃があったのであるが、上記のように構成することにより、一方のサイドクラッチギヤ150を係合部材149から離脱させても、この瞬間には差動旋回用摩擦クラッチ156が繋がっているためにこのサイドクラッチギヤ150の回転数は急低下しない。この後、入り側のサイドクラッチギヤ150から差動旋回用摩擦クラッチ156を介して切り側のサイドクラッチギヤ150が駆動されることとなり、操向レバ−の傾動量に応じて差動旋回用摩擦クラッチ156の接続圧が下がると、この切り側のサイドクラッチギヤ150の回転数が徐々に低下して緩旋回が行われる。これによって、旋回開始時の衝撃が緩和され、円滑な旋回を行うことができる。
図9に示すミッションも、走行駆動用無段変速装置23までの構成は実施例1と同じである。
走行駆動用無段変速装置23の出力軸35を入力軸163に連動連結し、該入力軸163に設けるギヤ164を中間軸165の大径ギヤ166に噛み合わせ、中間軸165に設ける小径ギヤ167を副変速軸168に設けたギヤ169に噛み合わせる。前記副変速軸168には副変速ギヤ170を軸方向摺動のみ自在に設け、下手の中間軸171に設けた有効直径の異なるギヤ172,173に択一的に噛み合うようにして副変速装置174を構成する。更に、前記中間軸171の一側部に出力ギヤ175を固設し、該出力ギヤ175を、下手のサイドクラッチ軸176に固設した入力ギヤ177に噛み合わせる。そして、前記サイドクラッチ軸176の中央部に係合部材178を固設し、該係合部材178に対してその左右両側から係合離脱自在に左右のサイドクラッチギヤ179,179を設ける。該サイドクラッチギヤ179,179は左右のプッシュシリンダ180,180の作動によってシフトされる。更に、前記左右のサイドクラッチギヤ179,179に左右のホイルギヤ181,181を噛み合わせ、該ホイルギヤ181,181から左右の車軸182,182を介して左右のホイルスプロケット183,183を駆動すべく構成する。そして、前記中間軸171の下手に制御軸184を配置し、該制御軸184を制動する差動旋回用制動装置185を設ける。該差動旋回用制動装置185は、複数のディスクからなる摩擦式のもので、油圧シリンダ186によって作動する構成である。更に、前記制御軸184の中央部に出力ギヤ187を固設し、該出力ギヤ187を、更に下手に設けるデフケ−ス188外周のデフケ−スギヤ189に噛み合わせる。そして、図11に示すように、前記デフケ−ス188の内部において、デフケ−ス188側に軸承したベベルギヤ190,190と、左右の差動軸191,191に固設した左右の差動ギヤ192,192とを噛み合わせる。更に、前記左右の差動軸191,191上に左右の差動出力ギヤ193,193を遊転支持し、該左右の差動出力ギヤ193,193と前記デフケ−ス188との間に、左右の差動クラッチ194,194を設ける。該差動クラッチ194,194は、差動出力ギヤ193側のディスク195とデフケ−ス188側のディスク196とをスプリング197,197の反発力で接続方向に押圧したものである。
尚、前記図11の構成を、図12の構成に代えてもよい。即ち、デフケ−ス188の左右両側面からケ−シング198,198を突設して、該ケ−シング198,198側に固定のディスク199,199と差動軸191,191側にスプライン係合させたディスク200,200とをスプリング201,201のの反発力で接続方向に押圧した構成としてもよい。
また、図10に示すように、油圧ポンプ202の吐出側に3位置切換弁203を介して前記左右のプッシュシリンダ180,180を接続し、該左右のプッシュシリンダ180,180のサイドクラッチ切り位置から流出する排油路に前記油圧シリンダ186を接続する。また、前記油圧シリンダ186の接続位置の手前から比例減圧弁204と可変リリ−フバルブ205とを介してタンクポ−トへ短絡させる。206はメインのリリ−フバルブである。
以上の構成により、操向レバ−の操作によって左右一側のサイドクラッチを切ると、サイドクラッチ入り側のサイドクラッチギヤ179から上述の差動機構を介してサイドクラッチ切り側のサイドクラッチギヤ179が駆動されるようになり、差動旋回用制動装置185を作動させてデフケ−ス188の回転を低下させると、サイドクラッチ切り側のサイドクラッチギヤ179の回転数が低下して緩旋回し、やがて逆転に至って超信地旋回する。この際、前記差動クラッチ194,194が滑り得る構成のため、旋回開始時の衝撃が少なくなる。
図13に示すミッションは、差動部以外の構成については上記実施例5と同じである。また、図14に示す油圧回路図も、上記実施例5と同じである。
しかして、デフケ−ス188の内部構造について図15をもとに説明するに、左右の差動軸191,191を差動ギヤ192,192から突出させて突き合わせ、該2本の差動軸191,191の間にわたって差動クラッチ207を設ける。即ち、左右一側の差動軸191側にスプライン嵌合させて設けた複数のディスク208と、左右他側の差動軸191側にスプライン嵌合させて設けた複数のディスク209との各間にケ−シング210側のディスク211を配置し、これらディスク208,209,211をスプリング212の反発力によって押圧付勢する。
以上の構成により、操向レバ−の操作によって左右一側のサイドクラッチを切ると、サイドクラッチ入り側のサイドクラッチギヤ179から上述の差動機構を介してサイドクラッチ切り側のサイドクラッチギヤ179が駆動されるようになり、差動旋回用制動装置185を作動させてデフケ−ス188の回転を低下させると、サイドクラッチ切り側のサイドクラッチギヤ179の回転数が低下して緩旋回し、やがて逆転に至って超信地旋回する。この際、前記差動クラッチ207が滑り得る構成のため、旋回開始時の衝撃が少なくなる。
尚、操向レバ−傾動量と可変リリ−フ圧との関係、及び、操向レバ−傾動量と車軸回転数との関係を図16に示す。
図17にコンバインの全体平面図を示す。この構成は他の実施例にも適用される。
図18において、走行駆動用無段変速装置23の構成は実施例1と同じである。しかして、走行駆動用無段変速装置23の出力軸35を入力軸213に連動連結し、該入力軸213に設けたギヤ214をカウンタ軸215に設けたカウンタギヤ216に噛み合わせ、該カウンタギヤ216を副変速軸217に設けたギヤ218に噛み合わせる。前記副変速軸217には副変速ギヤ219を設け、該副変速ギヤ219を、下手の中間軸220に遊転状態に設けた異径ギヤ221に択一的に噛み合うように構成する。また、前記副変速軸217に出力ギヤ222を設け、該出力ギヤ222を、前記中間軸220に遊転状態に設けた入力ギヤ223に噛み合わせる。そして、該入力ギヤ223の回転ないし異径ギヤ221の回転を択一的に選択して前記中間軸220に伝えるディスク式の変速クラッチ224を設ける。該変速クラッチ224は、入力ギヤ223の回転を中間軸220に伝える高速側クラッチ225と、異径ギヤ221の回転を中間軸220に伝える低速側クラッチ226とから構成する。尚、前記異径ギヤ221は、操縦部2に設けた副変速レバ−8の操作によって軸方向摺動して、高速位置において前記変速クラッチ224側に係合する構成である。そして、前記中間軸220に固設した出力ギヤ227を下手の軸228に設けたギヤ229に噛み合わせ、該軸228に設けた出力ギヤ230をサイドクラッチ軸231に設けたセンタ−ギヤ232に噛み合わせる。更に、前記センタ−ギヤ232に対して、その左右両側から係合離脱自在に左右のサイドクラッチギヤ233,233を設け、該左右のサイドクラッチギヤ233,233に左右のホイルギヤ234,234を噛み合わせ、該ホイルギヤ234,234から車軸235,235を介して左右のホイルスプロケット236,236を駆動するように構成する。また、前記軸228を外部へ延出してこの延出部に小径ギヤ237と大径ギヤ238とを設け、カウンタ軸239に摺動のみ自在に設けた変速ギヤ240を前記小径ギヤ237と大径ギヤ238とに択一的に噛み合うように構成する。そして、前記カウンタ軸239に固設したギヤ241と制御軸242上に設けた小径クラッチパック243の外周の小径ギヤ244とを噛み合わせる。また、前記小径ギヤ237と制御軸242上に設けた大径クラッチパック245の外周の大径ギヤ246とを噛み合わせる。前記小径クラッチパック243は、ケ−シング247側のディスク248と制御軸242にスプライン嵌合したディスク249とをスプリング250で圧接した構成である。また、前記大径クラッチパック245は、ケ−シング251側のディスク252と制御軸242にスプライン嵌合したディスク253とを油圧ピストン254で圧接した構成である。尚、油圧室255と前記油圧ピストン254とを油圧シリンダ256と総称する。また、前記制御軸242には前記左右のサイドクラッチギヤ233,233に噛み合う左右の中間ギヤ257,257を軸方向摺動自在に遊転支持すると共に、該左右の中間ギヤ257,257に係合して制御軸242と一体回転させる左右の係合部材258,258を固設する。尚、前記制御軸242を制動する駐車ブレ−キ242aを設ける。
また、図19に示すように、油圧ポンプ259の吐出側に3位置切換弁260を介して左右のプッシュシリンダ261,261を接続し、該左右のプッシュシリンダ261,261におけるサイドクラッチ切り位置からの排油路に前記油圧シリンダ256を接続する。更に、前記排油路に比例減圧弁262と操向レバ−に連繋した可変リリ−フバルブ263とを接続する。また、前記油圧ポンプ259の吐出側に分流弁264を接続し、該分流弁264から2位置切換弁265を介して前記高速側クラッチ225と低速側クラッチ226とを入り切り作動させる高速側油圧シリンダ266と低速側油圧シリンダ267とを接続する。尚、268はメインリリ−フバルブ、269はサブリリ−フバルブである。そして、前記2位置切換265の作動ソレノイド270に、刈取部5に設けた穀稈センサ271とメインスイッチ272とを直列に接続し、穀稈センサ271が穀稈を検出してONすると、2位置切換弁265が作動して高速側クラッチ225と低速側クラッチ226とが切り換わり、前回の刈取行程において選択していたシフト位置に自動的にシフトされるように構成する。また、穀稈センサ271に代えて、刈取クラッチの入りを検出した場合に、2位置切換弁265が作動して高速側クラッチ225と低速側クラッチ226とが切り換わり、前回の刈取行程において選択していたシフト位置に自動的にシフトされるように構成してもよい。即ち、一行程の刈取作業中にグレンタンク3が満杯となり、副変速を高速位置として高速で移動して籾の排出作業を行った後、また元の刈取作業位置へ戻った際、副変速が自動的に前回の変速位置へ戻るため、操縦者が副変速レバ−8を戻し忘れても、副変速装置を刈取作業に適した位置に戻すことができ、刈取作業に支障を来しにくくなる。
尚、穀稈センサ271が穀稈を検出してONした場合、又は刈取クラッチが入りとなった場合に、2位置切換弁265が作動して高速側クラッチ225と低速側クラッチ226とが切り換わり、副変速装置が標準作業位置に切り換わるように構成してもよい。
コンバインの伝動系の説明図である。(実施例1) 要部のブロック回路図である。(実施例1) コンバインの伝動系の説明図である。(実施例2) 差動機構部の説明図である。(実施例2) コンバインの伝動系の説明図である。(実施例3) コンバインの概略側面図である。(実施例3) ミッションの伝動機構説明図である。(実施例4) 油圧回路図である。(実施例4) ミッションの伝動機構説明図である。(実施例5) 油圧回路図である。(実施例5) 差動部の説明図である。(実施例5) 差動部の説明図である。(実施例5) ミッションの伝動機構説明図である。(実施例6) 油圧回路図である。(実施例6) 差動部の説明図である。(実施例6) 作用説明図である。(実施例6) コンバインの全体平面図である。(実施例7) ミッションの伝動機構説明図である。(実施例7) 油圧回路図である。(実施例7) 伝動機構の一部の説明図である。(実施例7)
符号の説明
5 刈取部
15 フィ−ドチェン
23 走行駆動用無段変速装置

Claims (4)

  1. 走行駆動用無段変速装置23を介して刈取部5とフィ−ドチェン15とを車速に同調させて駆動すべく構成し、前記走行駆動用無段変速装置23の走行停止操作ないし後進操作に基づいて前記フィ−ドチェン15の駆動を停止するように構成したことを特徴とするコンバイン。
  2. 走行駆動用無段変速装置23を介して刈取部5とフィ−ドチェン15とを車速に同調させて駆動すべく構成し、前記走行駆動用無段変速装置23の走行停止操作ないし後進操作に基づいて前記刈取部5とフィ−ドチェン15との駆動を停止するように構成したことを特徴とするコンバイン。
  3. 走行駆動用無段変速装置23を介して刈取部5とフィ−ドチェン15とを車速に同調させて駆動すべく構成し、前記走行駆動用無段変速装置23の走行駆動停止状態ないし後進駆動状態の検出に基づいて前記フィ−ドチェン15の駆動を停止するように構成したことを特徴とするコンバイン。
  4. 走行駆動用無段変速装置23を介して刈取部5とフィ−ドチェン15とを車速に同調させて駆動すべく構成し、前記走行駆動用無段変速装置23の走行駆動停止状態ないし後進駆動状態の検出に基づいて前記刈取部5とフィ−ドチェン15との駆動を停止するように構成したことを特徴とするコンバイン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006320268A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバインにおける選別装置

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