JPH0713154Y2 - 光ファイバ式光電スイッチ - Google Patents

光ファイバ式光電スイッチ

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JPH0713154Y2
JPH0713154Y2 JP10024791U JP10024791U JPH0713154Y2 JP H0713154 Y2 JPH0713154 Y2 JP H0713154Y2 JP 10024791 U JP10024791 U JP 10024791U JP 10024791 U JP10024791 U JP 10024791U JP H0713154 Y2 JPH0713154 Y2 JP H0713154Y2
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JP
Japan
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bush
optical fiber
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photoelectric switch
insertion direction
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JP10024791U
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Inventor
良英 川島
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サンクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光電スイッチ本体から
導出された光ファイバを介して投光或は受光動作を行な
うようにした光ファイバ式光電スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光ファイバ式光電スイッ
チにおいては、光電スイッチ本体から光ファイバを導出
して使用することから、光電スイッチ本体に対して光フ
ァイバを着脱可能な構成としているものが多い。
【0003】このような構成としては、例えば、光電ス
イッチの本体ケースに投光素子或は受光素子に対応する
位置に外周面にねじ部を有する筒部材を突設し、この筒
部材に対して、弾性材製のブッシュを取り付けると共に
これらに光ファイバを挿通させた状態で、ロックナット
をねじ部に螺合させて光ファイバを本体ケースに固定す
るものがある。
【0004】この場合、ロックナットを筒部材のねじ部
に螺合させると、ロックナットによりブッシュは外周部
が押圧されて縮径し、これにより、光ファイバがブッシ
ュにより挟み込まれる状態となって本体ケースに固定さ
れるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来構成のものでは、光電スイッチの本体ケースに
対する光ファイバの着脱作業において、その都度ロック
ナットの螺合,螺脱作業を行なう必要があり、このよう
な作業を多数の光電スイッチに対して行なう場合には、
作業が非常に面倒になると共に、多大な時間を要する不
具合がある。
【0006】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、光電スイッチの本体ケースに対する光
ファイバの着脱作業が簡単且つ短時間で行なえる光ファ
イバ式光電スイッチを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の光ファイバ式光
電スイッチは、内部に配設された投光素子或は受光素子
に対応する位置に窓部が形成された本体ケースと、筒状
の弾性体よりなり周壁にすり割溝が形成されると共に外
周に傾斜面を有するブッシュと、このブッシュに端部が
挿入されて先端面が前記窓部に臨むように位置される光
ファイバと、前記ブッシュの傾斜面に対応する凹部を有
し前記光ファイバの挿入方向へ変位されるのに応じて該
ブッシュを縮径させるブッシュ押えと、前記光ファイバ
の挿入方向と略直交する方向に移動可能に設けられ第1
の位置にある状態で前記ブッシュ押えに対し前記光ファ
イバの挿入方向への変位力を作用させると共に第2の位
置にある状態で上記変位力を作用停止させる操作子と、
この操作子が常時において前記第1の位置に存するよう
に付勢するばねとを具備して構成したところに特徴を有
する。
【0008】
【作用】本考案の光ファイバ式光電スイッチによれば、
常時においては、操作子がばねの付勢力により第1の位
置に保持された状態にあり、ブッシュ押えには操作子に
より光ファイバの挿入方向への変位力が作用される。こ
れにより、ブッシュはブッシュ押えの凹部に押圧されて
縮径した状態に保持されるので、挿入されている光ファ
イバは本体ケースに固定保持された状態となる。
【0009】これに対して、ばねの付勢力に抗して操作
子を第2の位置に移動させると、操作子はブッシュ押え
に対する変位力の作用を停止するので、ブッシュは縮径
状態が解除され光ファイバに対する保持状態を解除す
る。これにより、光ファイバのは自由に抜き差しが可能
な状態となるので、着脱作業が簡単に実施できる。
【0010】次に、操作子を第2の位置に保持する押圧
力が除去されると、操作子はばねの付勢力により自動的
に第1の位置に移動され、光ファイバは再び上述同様に
して本体ケースに保持固定された状態となる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0012】図1ないし図3において、光電スイッチ本
体が収容された矩形状をなす本体ケース1は、内部に投
光素子2および受光素子3が配設され、その前面部1a
にはそれら投光素子2および受光素子3に対応する窓部
4,5が形成されており、光ファイバ6,7の先端部が
この窓部4,5から投光素子2および受光素子3に臨む
ようになっている。この窓部4,5に対応した部分には
凹部1bが形成されており、この凹部1bには連結状態
に形成され光ファイバ6,7に対応する弾性材製のパッ
キン8が嵌め込まれるようになっている。
【0013】弾性材からなるファイバ固定用のブッシュ
部材9は、窓部4,5に対応した2つのブッシュ10,
11が連結状態に形成されている。これらのブッシュ1
0,11は、ファイバ挿通可能な筒状をなし、それぞれ
周壁にすり割溝10a,11aが形成され、外周面は傾
斜面を有する円錐状となっている。ブッシュ押さえ12
は、ファイバ挿通口12a,12bが形成されると共
に、ブッシュ10,11と対向する面に凹部12c,1
2dが形成されており、反対側の面には傾斜面13aを
有する摺動突起13が例えば4個設けられている。
【0014】操作子たる押ボタン14は、上下動可能に
設けられるもので、長円状のファイバ挿通口14a,1
4bが形成されると共に、下部にばね15の係止部14
cが形成されている。また、押ボタン14には、ブッシ
ュ押え12の摺動突起13に対応する位置に傾斜面16
aを有する摺動突起16が4個形成されており、押ボタ
ン14が上下動されるのに伴なって摺動突起13と16
とが摺動するようになっている。
【0015】カバー17は、係止凹部17aにより本体
ケース1の係止突部1cに係止された状態で装着固定さ
れるもので、ファイバ挿通口17b,17cが形成され
ている。そして、このカバー17は、押ボタン14の上
下方向の移動可能な範囲を第1の位置たる固定位置と第
2の位置たる着脱位置との間に規制しており、押ボタン
14は常時においてはばね15により固定位置側に保持
されるように付勢力が与えられている。
【0016】このような構成によれば、図2に示すよう
に、常時においては、押ボタン14がばね15の上方へ
の付勢力により固定位置に保持されているので、押ボタ
ン14の摺動突起16はブッシュ押え12の摺動突起1
3と対向する位置にあって当接して乗り上げた状態にあ
る。この状態でブッシュ押え12は、押ボタン14によ
り光ファイバ6,7の挿通方向に変位力が与えられ、ブ
ッシュ部材9のブッシュ10,11を凹部12c,12
dにより縮径させると共にパッキン8を変形させる。こ
れにより、光ファイバ6,7は、ブッシュ10,11に
より本体ケース1に固定された状態となる。
【0017】さらに、パッキン8は、ブッシュ10,1
1に押されて縮径状態に変形するので、光ファイバ6,
7と密着状態になって、外部と窓部4,5内部の投光素
子2或は受光素子3との隙間が気密状態に保持されるよ
うになり、シール性が向上するので、窓部4,5部分か
ら内部にごみやほこり等が侵入しなくなる。
【0018】さて、次に図3に示すように、光ファイバ
6,7の着脱作業をすべく押ボタン14をばね15の付
勢力に抗して下方に押し下げて着脱位置に保持すると、
押ボタン14の摺動突起16とブッシュ押え12の摺動
突起13との対向位置がずれて摺動突起16および13
は互いに傾斜面部分で対向するようになる。これによ
り、押ボタン14のブッシュ押え12に対する光ファイ
バ挿通方向への変位力が除去されるので、ブッシュ部材
9のブッシュ10,11に対する縮径状態が解除される
と共に、パッキン8の変形状態も復元される。
【0019】この結果、光ファイバ6,7は、ブッシュ
10,11による固定状態が解除され、抜き差しが容易
になる。また、この状態では、パッキン8による光ファ
イバ6,7への応力が働いていないので、光ファイバ
6,7を投光素子2および受光素子3に当接するように
して確実に位置決めを行なうことができる。
【0020】さて、上述の状態つまり押ボタン14を着
脱位置に保持した状態から、押圧力を除去すると、押ボ
タン14はばね15の付勢力により自動的に固定位置ま
で押し上げられ、再び光ファイバ6,7を固定状態に保
持するようになる。
【0021】このような本実施例によれば、押ボタン1
4を設けると共に、常時においてはこの押ボタン14が
固定位置に保持されるようにばね15により付勢力を与
え、押ボタン14が下方に押圧されて着脱位置に移動さ
れたときのみブッシュ押え12に対する変位力を解除し
てブッシュ10,11の縮径状態を解放するようにした
ので、押ボタン14を押圧操作するだけで簡単且つ短時
間で光ファイバ6,7の着脱作業が行なえると共に、解
放状態ではブッシュ10,11が光ファイバ6,7の動
きを規制しないので、位置調整が簡単且つ正確に行なえ
る。
【0022】また、光ファイバ6,7の固定状態では、
光ファイバ6,7とパッキン8とが密着状態となるの
で、シール性が向上しごみやほこり等が外部から窓部
4,5を介して光電スイッチ本体側に侵入するのを防止
することができる。
【0023】さらに、本実施例においては、押ボタン1
4の固定位置において、押ボタン14のファイバ挿通口
14a,14bとカバー17のファイバ挿通口17b,
17cとにより光ファイバ6,7を挟むようにしている
ので、本体ケース1に対してより確実に固定させること
ができる。
【0024】
【考案の効果】本考案の光ファイバ式光電スイッチによ
れば、操作子に対して、常時においてはばねにより第1
の位置に存するように付勢してブッシュ押えに変位力を
与え、これによりブッシュを縮径状態にして光ファイバ
を本体ケースに固定保持し、操作子をばねの付勢力に抗
して第2の位置に移動させることによりブッシュを縮径
状態から復元させて光ファイバを固定状態から解放する
ようにしたので、従来のねじ式のものと異なり、操作子
の簡単な操作で光ファイバの着脱作業を短時間で確実に
実施することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す分解斜視図
【図2】光ファイバの固定状態を示す縦断側面図
【図3】光ファイバの解放状態を示す図2相当図
【符号の説明】
1は光電スイッチ本体(本体ケース)、2は投光素子、
3は受光素子、4,5は窓部、6,7は光ファイバ、8
はパッキン、9はブッシュ部材、10,11はブッシ
ュ、10a,11aはすり割溝、12はブッシュ押え、
13,16は摺動突起、14は押ボタン(操作子)、1
5はばね、17はカバーである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に配設された投光素子或は受光素子
    に対応する位置に窓部が形成された本体ケースと、筒状
    の弾性体よりなり周壁にすり割溝が形成されると共に外
    周に傾斜面を有するブッシュと、このブッシュに端部が
    挿入されて先端面が前記窓部に臨むように位置される光
    ファイバと、前記ブッシュの傾斜面に対応する凹部を有
    し前記光ファイバの挿入方向へ変位されるのに応じて該
    ブッシュを縮径させるブッシュ押えと、前記光ファイバ
    の挿入方向と略直交する方向に移動可能に設けられ第1
    の位置にある状態で前記ブッシュ押えに対し前記光ファ
    イバの挿入方向への変位力を作用させると共に第2の位
    置にある状態で上記変位力を作用停止させる操作子と、
    この操作子が常時において前記第1の位置に存するよう
    に付勢するばねとを具備してなる光ファイバ式光電スイ
    ッチ。
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