JPH07130863A - トランジスタ装置 - Google Patents

トランジスタ装置

Info

Publication number
JPH07130863A
JPH07130863A JP5175979A JP17597993A JPH07130863A JP H07130863 A JPH07130863 A JP H07130863A JP 5175979 A JP5175979 A JP 5175979A JP 17597993 A JP17597993 A JP 17597993A JP H07130863 A JPH07130863 A JP H07130863A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
layer
region
thin layer
depth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5175979A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoko Asami
聡子 浅見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP5175979A priority Critical patent/JPH07130863A/ja
Publication of JPH07130863A publication Critical patent/JPH07130863A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bipolar Transistors (AREA)
  • Bipolar Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 横型トランジスタのアーリー効果を低減させ
た縦横一体型トランジスタの提供。 【構成】 縦型トランジスタ11と横型トランジスタ1
2とを同一基板13に形成した相補型トランジスタ10
である。エピタキシャル層15の表層部にエピタキシャ
ル層15よりも不純物濃度が大幅に大きい薄層20を形
成してある。薄層20は,例えばエピタキシャル成長又
は全面イオン打込みによって形成する。薄層20の深さ
は,縦型トランジスタ11のベース領域113等の深さ
1 よりも大幅に小さく,縦型トランジスタ11のコレ
クタ領域111等の深さd2 以下であることが好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,縦型と横型のトランジ
スタを同一基板に形成したトランジスタ装置に関するも
のであり,特に横型トランジスタにおけるアーリー効果
を抑制することのできるトランジスタ装置に関する。
【0002】
【従来技術】縦型トランジスタと横型トランジスタとを
同一基板上に形成したプレーナ型の相補型トランジスタ
装置が製作されている。上記相補型トランジスタ9は,
例えば図3に示すように,P型基板90上に縦型のNP
Nトランジスタ91と横型とPNPトランジスタ92と
を形成するものである。上記相補型トランジスタ9は,
不純物濃度の低いP型基板90上に高不純物濃度のN型
埋込層901を形成し,次いで低不純物濃度のN型エピ
タキシャル層902を形成する。
【0003】そして,高不純物濃度のP型分離層903
を形成後,一方(縦型領域)に高不純物濃度のP型ベー
ス層941,他方(横型領域)に高不純物濃度のP型エ
ミック層942とコレクタ層943とを同時形成する。
最後に縦型領域に高不純物濃度のN型コレクタ層971
とエミック層972,横型領域に高不純物濃度のN型ベ
ース層973とを同時に形成して,一方に縦型のNPN
トランジスタ91を,他方に横型のPNPトランジスタ
92を得るものである。
【0004】図3において,961〜963は,CVD
法によって形成されるポリシリコン層,符号98はPS
G等からなる層間絶縁膜,符号99は配線用メタルであ
る。なお,同様の方法により,低不純物濃度のN型基板
上に縦型のPNPトランジスタと横型のNPNトランジ
スタとを形成した相補型バイポーラトランジスタを得る
ことができる。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来のト
ランジスタ装置には,次のような問題がある。即ち,図
3に示す,トランジスタ装置において,アーリー効果に
より横型のPNPトランジスタの定電流特性が余り良好
でないという問題がある。
【0006】即ち,図4に示すように,コレクターエミ
ック電圧VCEが変化すると飽和領域801におけるコレ
クタ電流が漸増する。そして,この対策として,エピタ
キシャル層902における不純物濃度を増加させると,
アーリー効果は減少するが縦型のNPNトランジスタの
耐圧が減少するという別の問題を生ずる。本発明は,か
かる従来の問題点に鑑みて,縦型トランジスタの耐圧を
低下させることなく,横型トランジスタのアーリー効果
を低減させたトランジスタ装置を提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題の解決手段】本発明は,縦型トランジスタと横型
トランジスタとを同一基板に形成したトランジスタ装置
であって,基板上に第1導電型の埋込層とエピタキシャ
ル層を形成し,該エピタキシャル層の表層部に第1導電
型であって上記エピタキシャル層よりも不純物濃度が高
い薄層を形成し,次いでコレクタ,エミッタ,ベースの
各領域を形成することを特徴とするトランジスタ装置に
ある。
【0008】本発明において最も注目すべきことは,エ
ピタキシャル層の表層部にエピタキシャル層よりも不純
物濃度を増加した薄層を形成し,その後にコレクタ,エ
ミック,ベースの各領域を形成するようにしたことであ
る。上記薄層は,例えばエピタキシャル層にエピタキシ
ャル成長あるいは全面イオン打込み法により形成するこ
とができる。なお,薄層の不純物濃度は,エピタキシャ
ル層の不純物濃度の略2倍以上であることが好ましい。
【0009】また,上記薄層の深さは,縦型トランジス
タのベース層,横型トランジスタのエミック層及びコレ
クタ層の深さよりも大幅に浅いことが好ましい。横型ト
ランジスタの電流は,主としてエピタキシャル層の表面
に沿って流れるから,後述するように横型トランジスタ
のアーリー効果を低減させるためには,薄層の深さはエ
ミック層及びコレクタ層より大幅に浅くてもよい。
【0010】また,薄層の深さが深いと,エピタキシャ
ル層全体の不純物濃度を高めるのと同様に縦型トランジ
スタの耐圧を低下させるという問題がある。従って,薄
層は,縦型トランジスタのベース層,横型トランジスタ
のエミック層及びコレクタ層に対して充分浅いことが好
ましい。また,同様の理由により薄層の深さは,縦型ト
ランジスタのコレクタ及びエミック領域,横型トランジ
スタのベース領域以下に抑制することが好ましい。
【0011】
【作用及び効果】本発明のトランジスタ装置は,そのエ
ピタキシャル層の表層部に不純物濃度の大きい薄層(図
1符号20参照)を形成してあり,薄層の存在により次
に述べる作用効果を得ることができる。横型トランジス
タにおいては,エピタキシャル層の表層部にエミック,
コレクタ,ベースがそれぞれ横並びに形成されており,
コレクタ電流IC はそのほとんどがエピタキシャル層の
表層部に沿って流れる。
【0012】そして,このコレクタ電流IC の通路に沿
って,不純物濃度の大きい薄層を形成することは,実効
的にベース・コレクタ間の空乏層を狭くし,ベース領域
を拡げる働きをする。その結果,逆方向電圧印加時のベ
ース領域の狭小化によって起こるアーリー効果が抑制さ
れる。
【0013】一方,縦型トランジスタにおいては,電流
通路はエピタキシャル層の表層部には偏在しないから,
深さの小さい薄層はキャリア増加による耐圧の低下をも
たらさない。また,各トランジスタの表面に高不純物濃
度の薄層を設けることにより,表面のリーク電流が抑制
され,トランジスタの分離層(図1,符号19)を狭小
化することが可能となり,トランジスタ素子の小型化を
図ることもできる。上記のように,本発明によれば,縦
型トランジスタの耐圧を低下させることなく横型トラン
ジスタのアーリー効果を低減させたトランジスタ装置を
提供することができる。
【0014】
【実施例】本発明の実施例にかかる相補型トランジスタ
装置につき,図1,図2を用いて説明する。本例は,車
載用半導体製品等に用いるパワートランジスタの例であ
る。本例は,図1に示すようにNPN縦型トランジスタ
11とPNP横型トランジスタとを同一基板13に形成
した相補型トランジスタ10である。
【0015】相補型トランジスタ10は,低不純物濃度
- のP型基板13上に高不純物濃度n+ のN型埋込層
14と低不純物濃度n- のN型エピタキシャル層15を
形成し,該エピタキシャル層15の表層部にN型でエピ
タキシャル層よりも不純物濃度が大幅に大きい薄層20
を形成し,次いでコレクタ111,121,エミック1
12,122,ベース113,123の各領域を形成し
たものである。
【0016】上記薄層20は,エピタキシャル層15に
対してエピタキシャル成長により形成されたものであ
る。また,薄層20の深さdは,縦型トランジスタ11
のベース領域113,横型トランジスタ12のコレクタ
領域121及びエミック領域122の深さd1 よりも大
幅に浅くなっている。
【0017】そして,薄層20の深さdは,縦型トラン
ジスタ11のコレクタ領域111及びエミック領域11
2並びに横型トランジスタ12のベース領域123の深
さd2 以下である。以下それぞれについて説明する。
【0018】本例の相補型トランジスタ10は,P型基
板13上に埋込層14を形成し,次いでN型のエピタキ
シャル層15を形成する。次に,エピタキシャル層15
表面にエピタキシャル成長により,エピタキシャル層1
5の不純物濃度よりも不純物濃度が大幅に大きいN型の
薄層20を形成する。薄層20の不純物濃度は,エピタ
キシャル層15よりも約10倍の不純物濃度を有してい
る。
【0019】次いで,高不純物濃度p+ のP型の分離層
19を形成する。その後は,従来と同様に縦型NPNト
ランジスタ11のベース領域113と横型PNPトラン
ジスタ12のコレクタ領域121,エミック領域122
を同時に形成する。続いて,縦型NPNトランジスタ1
1のコレクタ領域111及びエミック領域112と横型
トランジスタ12のベース領域123とを同時に形成す
る。
【0020】図1において,符号131はSiO2
膜,符号114,115,124はポリシリコン層,符
号16は層間絶縁膜,符号17は配線用メタルである。
なお,本例の薄層20の深さdは,縦型トランジスタ1
1のベース領域113,横型トランジスタ12のコレク
タ領域121及びエミック領域122の深さd1 の約3
0分の1である。
【0021】また,薄層20の深さdは,縦型トランジ
スタ11のコレクタ領域11及びエミック領域112並
びに横型トランジスタ12のベース領域123の深さd
2 の約30%である。
【0022】次に,本例の相補型トランジスタ10の作
用効果について述べる。横型トランジスタ12の電流通
路であるエピタキシャル層15の表層部には,不純物濃
度の高い薄層20が形成されているから,実質上ベース
領域123とコレクタ領域121間との間の空乏層を狭
くする作用を奏する。その結果,図2に示すように,ア
ーリー効果が低減し,コレクタ電流Ic の飽和領域80
2における定電流特性が向上する。
【0023】一方,薄層20は,エピタキシャル層15
の表層部のみに限定されているから,縦型トランジスタ
11の特性に与える影響は軽微である。また,薄層20
によりトランジスタ表面の不純物濃度が大きくなり,表
面のリーク電流を抑制する働きをし,分離層19を狭く
することができるから,相補型トランジスタ全体の小形
化が可能となる。上記のように,本例によれば,縦型ト
ランジスタの耐圧を低下させることなく横型トランジス
タのアーリー効果を低減させた相補型トランジスタを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の相補型トランジスタの断面図。
【図2】実施例の横型トランジスタのコレクタ電流−電
圧特性図。
【図3】従来の相補型トランジスタの断面図。
【図4】従来の相補型トランジスタにおける横型トラン
ジスタのコレクタ電流−電圧特性図。
【符号の説明】
10...相補型トランジスタ, 11...NPN縦型トランジスタ, 12...PNP横型トランジスタ, 111,121...コレクタ領域, 112,122...エミック領域, 113,123...ベース領域, 13...基板, 14...埋込層, 15...エピタキシャル層, 20...薄層,
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/73

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦型トランジスタと横型トランジスタと
    を同一基板に形成したトランジスタ装置であって, 基板上に第1導電型の埋込層とエピタキシャル層を形成
    し,該エピタキシャル層の表層部に第1導電型であって
    上記エピタキシャル層よりも不純物濃度が高い薄層を形
    成し,次いでコレクタ,エミッタ,ベースの各領域を形
    成することを特徴とするトランジスタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記薄層は,上記エ
    ピタキシャル層に対しエピタキシャル成長法又は全面イ
    オン打込み法により形成されることを特徴とするトラン
    ジスタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において,上記薄
    層の深さは,それぞれが第2導電型である縦型トランジ
    スタのベース領域,横型トランジスタのエミック領域及
    びコレクタ領域の深さより大幅に浅いことを特徴とする
    トランジスタ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において,上記薄層の深さは,
    縦型トランジスタのコレクタ領域及びエミック領域,並
    びに横型トランジスタのベース領域の深さ以下であるこ
    とを特徴とするトランジスタ装置。
JP5175979A 1993-06-22 1993-06-22 トランジスタ装置 Pending JPH07130863A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5175979A JPH07130863A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 トランジスタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5175979A JPH07130863A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 トランジスタ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07130863A true JPH07130863A (ja) 1995-05-19

Family

ID=16005585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5175979A Pending JPH07130863A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 トランジスタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07130863A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3955269A (en) Fabricating high performance integrated bipolar and complementary field effect transistors
US5218228A (en) High voltage MOS transistors with reduced parasitic current gain
US5132235A (en) Method for fabricating a high voltage MOS transistor
US4016596A (en) High performance integrated bipolar and complementary field effect transistors
JPH0212926A (ja) N形半導体材料の基板上に互に絶縁され且つ垂直方向の電流の流れを有するpnpおよびnpnトランジスタを有する集積回路を形成する方法
KR920001655A (ko) 바이폴라 트랜지스터용 자기정렬된 콜렉터 구조 및 이를 주입하는 방법
US20050023642A1 (en) Semiconductor device and method for production thereof
JP2000068372A (ja) 半導体デバイス及びその製造方法
JPH0582986B2 (ja)
JPH07130863A (ja) トランジスタ装置
JPH0447463B2 (ja)
JPS63175463A (ja) バイmos集積回路の製造方法
JP2604793B2 (ja) 半導体装置
JPS62154779A (ja) 半導体集積回路装置
JPH03169080A (ja) 電界効果型トランジスタ
JP2638431B2 (ja) バイポーラトランジスタ
JP2845469B2 (ja) 半導体装置
JPS63136660A (ja) 半導体装置とその製造法
JPH0547780A (ja) 半導体装置
KR970052994A (ko) Npn 트랜지스터의 제조방법
JPS6276775A (ja) 半導体装置
JPH05166820A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPS6273780A (ja) 半導体装置
JPH01149468A (ja) プレーナ形サイリスタ
JPH0574799A (ja) 半導体装置