JPH0547780A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Publication number
JPH0547780A
JPH0547780A JP22938491A JP22938491A JPH0547780A JP H0547780 A JPH0547780 A JP H0547780A JP 22938491 A JP22938491 A JP 22938491A JP 22938491 A JP22938491 A JP 22938491A JP H0547780 A JPH0547780 A JP H0547780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
well
collector
parasitic
impurity concentration
semiconductor device
Prior art date
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Pending
Application number
JP22938491A
Other languages
English (en)
Inventor
Chihiro Arai
千広 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH0547780A publication Critical patent/JPH0547780A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 エピタキシャル層を形成しないでバイパーラ
トランジスタを形成しつつコレクタ寄生抵抗を低くし、
コレクタ・基板間寄生容量を小さくする。 【構成】 半導体基板1の表面部にコレクタを成すウエ
ル10を形成し、このウエル10の表面部にベース6、
エミッタ7を形成し、ウエル10の底部にこれから食み
出ないように埋込層11を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置、特にエピ
タキシャル層を設けないでバイポーラトランジスタを形
成した半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3(A)、(B)は従来の一般的なバ
イポーラトランジスタを示すもので、(A)は断面図、
(B)は(A)のラインaの部分の深さ方向の不純物濃
度プロファイル図である。従来のバイポーラトランジス
タは、一般に例えばp型の半導体基板1の表面部に例え
ばn+ 型の埋込層2を形成し、該半導体基板1上にn-
型エピタキシャル層3を形成し、p+ 型アイソレーショ
ン層5により素子間分離を行った後、エピタキシャル層
3内に、バーチカルnpnトランジスタのp型ベース
6、n+ 型エミッタ7を形成してなるものである。尚、
8は酸化膜、9は金属電極である。
【0003】図4(A)、(B)はエピタキシャル層を
形成しないタイプの半導体装置を示すもので、(A)は
断面図、(B)は(A)のラインaの部分の深さ方向の
不純物濃度プロファイル図である。このようにエピタキ
シャル層3を形成しないのは、エピタキシャル層3の形
成工程に要するコストが拡散工程のそれと比較して非常
に大きいからである。
【0004】この半導体装置は、半導体基板1にエピタ
キシャル層を成長させるのではなく、半導体基板1の表
面部にウェル10を形成し、該ウェル10をもってコレ
クタとし、該ウェル10内にベース6及びエミッタ7を
形成したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3に示す
半導体装置によれば、形成に大きなコストのかかるエピ
タキシャル層3を形成するのでコスト低減を図ることが
難しい。また、n型埋込層3が高不純物濃度であり、し
かもそれが直接半導体基板1に接しているのでコレクタ
・基板間寄生容量Cjsが大きいという問題もある。それ
に対して図4に示す半導体装置によれば、エピタキシャ
ル層3を形成しないのでコスト低減を図ることができる
が、その反面において良好なトランジスタ特性を得るこ
とが難しいという問題がある。
【0006】即ち、トランジスタの耐圧を確保するには
ウェル10の不純物濃度を低くすることが必要である
が、そうすると第1に、コレクタ寄生抵抗、即ち、コレ
クタ10に寄生する抵抗が大きくなり、また、それに伴
って飽和電圧VCE(sat) が高くなり、そして、大きい電
流を流しにくくなる。第2に、ウェル10の不純物濃度
を低くすると、寄生トランジスタのベースの不純物濃度
が低くなることになり、従って、寄生トランジスタの電
流増幅率hFEが高くなる。尚、この寄生トランジスタ
は、バーチカルトランジスタのベース6をエミッタと
し、バーチカルトランジスタのコレクタであるn- 型ウ
ェル16をベースとし、p型半導体基板1をコレクタと
してバーチカルトランジスタに寄生するものであり、ウ
ェル16の不純物濃度を低くすることは寄生トランジス
タのベースの不純物濃度を低くすることにほかならず、
寄生トランジスタの電流増幅率hFEを高くすることに直
結し、好ましくないのである。
【0007】本発明はこのような問題点を解決すべく為
されたものであり、エピタキシャル層を設けることなく
バイポーラトランジスタの飽和電圧VCE(sat) を低め、
コレクタ・基板間寄生容量Cjsを小さくし、寄生トラン
ジスタの電流増幅率hFEを小さくすることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明半導体装置は、半
導体基板の表面部に形成した該半導体基板と逆導電型ウ
ェルをもってバイポーラトランジスタのコレクタとし、
該ウェルの表面部に該バイポーラトランジスタのベー
ス、エミッタを形成し、該ウェルの底部にウェルから食
み出ないように埋込層を形成したことを特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、本発明半導体装置を図示実施例に従っ
て詳細に説明する。図1(A)、(B)は本発明半導体
装置の一つの実施例を示すもので、(A)は断面図、
(B)は線aに示す部分の深さ方向の不純物濃度プロフ
ァイル図である。本実施例は、図4に示す従来例とはウ
ェル内に埋込層が形成されている点で大きく異なる等相
違点を有するが、共通部分も有し、その共通部分につい
ては既に説明済みなので図4において使用したのと同じ
符号を付して図示するにとどめ、詳細な説明を省略す
る。
【0010】11はn+ 型の埋込層で、バイポーラトラ
ンジスタが形成されたn型のウェル10の底部に該ウェ
ル10から食み出ないように形成されている。この埋込
層11の形成は、半導体基板1表面側からの数MeVの
高いエネルギーのn型不純物のイオン打込みにより行う
ことができる。12はウェル10に形成したn+ 型プラ
グイン領域である。
【0011】このような半導体装置によれば、エピタキ
シャル層の形成という高いコストのかかる工程を不要に
し、拡散により形成したn型ウェル10内にベース6、
エミッタ7を形成するので、コスト低減が可能になるこ
とはいうまでもないが、ウェル10の底部にn+ 型埋込
層11を形成したので、コレクタ寄生抵抗を小さくする
ことができる。また、プラグイン領域12もコレクタ寄
生抵抗を小さくする要因となるのでより一層コレクタ寄
生抵抗を小さくできる。そして、コレクタ寄生抵抗を小
さくできるので、必然的に飽和電圧VCE(sat)も低くで
き、また、より大きな電流を流すことが可能になる。
【0012】また、埋込層11はウェル10内にそこか
ら食み出ないように形成されているので、コレクタの基
板1と接する部分の不純物濃度は低くでき、延いてはコ
レクタ・基板間寄生容量Cjsを小さくできる。即ち、図
3に示す従来例においては埋込層を設けたが故にコレク
タ・基板間寄生容量Cjsが大きくなったが、本半導体装
置においてはこれを回避することができ、図4に示す従
来例のコレクタ・基板間寄生容量Cjsと同程度に小さく
することが可能となる。
【0013】そして、バイポーラトランジスタのコレク
タがそのまま寄生トランジスタのベースとなるが、コレ
クタの不純物濃度の平均値は、埋込層11を設けること
により図4に示す従来例のコレクタの不純物濃度の平均
値よりも高くなる。従って、実効的に寄生トランジスタ
のベースの不純物濃度が高くなり、寄生トランジスタの
電流増幅率hFEが低くなる。
【0014】尚、本発明はBiCMOSICにも適用で
き、図2はその適用例の一つを示す断面図である。本B
iCMOSICは、pチャンネルMOSトランジスタが
形成されるn型ウェル10aがバイポーラトランジスタ
のコレクタを成すn型ウェル10と同じ深さ、同じ不純
物濃度を有し、同一工程で同時に形成される。従って、
工程の簡略化を図ることができる。
【0015】そして、バイポラーラトランジスタが形成
されたn型ウェル10の底部に埋込層11が形成されて
いると同様に、n型ウェル10aの底部にはn+ 型埋込
層11aが形成されている。これは、CMOS部に寄生
する寄生トランジスタのベースの不純物濃度を高めるこ
とになるので、CMOSラッチアップ耐性を強めるとい
う効果をもたらす。尚、13はnチャンネルMOSトラ
ンジスタを形成されるp型ウェルである。
【0016】
【発明の効果】本発明半導体装置は、半導体基板の表面
部に該半導体基板と逆導電型のウェルを形成し、該ウェ
ルの表面部に該ウェルをコレクタとするバイポーラトラ
ンジスタのべース及びエミッタを形成し、該ウェルの底
部にこれから食み出ないように埋込層を形成してなるこ
とを特徴とするものである。従って、本発明半導体装置
によれば、エピタキシャル層を形成せずウェルを形成し
てそこにバイポーラトランジスタを形成するので、半導
体装置の低コスト化が可能になる。そして、ウェル内に
それより高い不純物濃度の埋込層を形成するので、ウェ
ルにより構成されたコレクタに寄生するコレクタ寄生抵
抗を小さくでき、延いては飽和電圧VCE(sat) を低くで
きる。
【0017】また、埋込層をウェルから食み出ないよう
に形成するので、ウェルの半導体基板と接する部分の不
純物濃度を高くしなくて済む。従って、コレクタ・基板
間寄生容量Cjsを小さくできる。更に、埋込層を設ける
ことにより、バイポーラトランジスタのベース、コレク
タ及び半導体基板からなる寄生トランジスタのベース
(バイポーラトランジスタのコレクタからなる)の不純
物濃度を高めることができ、延いては寄生トランジスタ
の電流増幅率hFEを小さくできる。これは寄生サイリス
タのラッチアップ耐性を強めることになり好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)は本発明半導体装置の一つの実
施例を示すもので、(A)は断面図、(B)は深さ方向
の不純物濃度プロファイル図である。
【図2】本発明半導体装置のBiCMOSICへの一つ
の適用例を示す断面図である。
【図3】(A)、(B)は一つの従来例を示すもので、
(A)は断面図、(B)は深さ方向の不純物濃度プロフ
ァイル図である。
【図4】(A)、(B)は他の従来例を示すもので、
(A)は断面図、(B)は深さ方向の不純物濃度プロフ
ァイル図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 6 ベース 7 エミッタ 10 ウェル 11 埋込層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の表面部に該半導体基板と逆
    導電型のウェルを形成し、 上記ウェルの表面部に、該ウェルをコレクタとするバイ
    ポーラトランジスタのべース及びエミッタを形成し、 上記ウェルの底部にこれから食み出ないように該ウェル
    と同じ導電型でこれより不純物濃度の高い埋込層を形成
    してなることを特徴とする半導体装置
JP22938491A 1991-08-14 1991-08-14 半導体装置 Pending JPH0547780A (ja)

Priority Applications (1)

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JP22938491A JPH0547780A (ja) 1991-08-14 1991-08-14 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP22938491A JPH0547780A (ja) 1991-08-14 1991-08-14 半導体装置

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JPH0547780A true JPH0547780A (ja) 1993-02-26

Family

ID=16891344

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JP22938491A Pending JPH0547780A (ja) 1991-08-14 1991-08-14 半導体装置

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JP (1) JPH0547780A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101004801B1 (ko) * 2002-12-26 2011-01-04 매그나칩 반도체 유한회사 반도체 바이폴라 제조 방법

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