JPH07130153A - 筺体開口部の扉開閉装置 - Google Patents

筺体開口部の扉開閉装置

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JPH07130153A
JPH07130153A JP27439693A JP27439693A JPH07130153A JP H07130153 A JPH07130153 A JP H07130153A JP 27439693 A JP27439693 A JP 27439693A JP 27439693 A JP27439693 A JP 27439693A JP H07130153 A JPH07130153 A JP H07130153A
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damper
opening
braking
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茂 永田
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登 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像情報機器などの開口部の扉が開閉する
にダンパーの効果を持たせる構造において、省スペース
化と組立性の向上およびドア軸の偏心による心振れ対策
を施す。 【構成】 一端に取付穴を有し、筺体開口部に設けられ
扉の回転軸を同一軸心上で接続する回転軸とを有する
制動手段を備え、扉の開閉の速さを抑える筺体開口部の
扉開閉装置において上記制動手段を筺体に取り付け
ための取付手段と、この取付手段に設けられ上記制動
手段の他端を保持する第1の保持部材と、上記取付手段
に設けられ上記制動手段の一端を保持する第2の保持
部材と、上記取付手段に設けられ上記制動手段を垂直
方向に対して所定の角度傾かせるための取付位置を決め
る位置決め用突起部とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は映像情報機器などにお
いて、ビデオカセットなどの記録媒体を挿入するための
開口部に設けられたダストカバー用の扉の取り付け構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の開閉ドアのダンパー取付
部を示す斜視図で、図は磁気記録再生装置(以下、デッ
キと記す。)の一部を切取り、上方からみたものであ
る。図において36は、意匠フロント3に設けられたボ
ス4によって固定されているL字形の板金ホルダー37
にネジで固定されているダンパーである。5は、ドア軸
6が押え板7により意匠フロント3の裏面に設けられた
軸受け部8にはめられている、カセット挿入口40に取
り付けられた開閉ドア5である。ドア軸6の先端には扇
型のドアギア9が設けられ、ダンパー36に組み込まれ
たダンパーギア10に噛み合っている。11は一端が開
閉ドア5に接続され、他端がメカデッキ部の駆動部に連
結されている開閉レバー、39は巻バネで開閉ドア5に
取り付けられている。図12はデッキの正面図である。
図において、左側部分に取り付けられているのが開閉ド
ア5、40は開閉ドア5によって閉じられているカセッ
ト挿入口である。
【0003】次に動作について説明する。図11、12
において、カセットがカセット挿入口40から排出され
るとき、メカデッキ部の駆動系に連結された開閉レバー
11によって開閉ドア5が開かれる。カセットを取り出
した後、開閉ドア5は自重と巻バネ39の復元力で閉じ
る。このときに回転軸6の先端に取り付けられたドアギ
ア9と噛み合っているダンパーギア10が回転すること
で、ダンパー36が作用し開閉ドア5はゆっくり閉じ
る。
【0004】通常、開閉ドア5と意匠フロント3の奥行
方向の段差は小さいので、ドア軸6と意匠フロント3の
裏面とのすき間は小さい。これによりドアギア9は扇形
形状を形成し、開閉ドア5の開き角度がほぼ直角まで回
転できる。しかしギアの噛み合わせの関係で、ダンパー
36は意匠フロント3から離れた位置、すなわちデッキ
の内部方向へ配置しなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した図11に示し
たような筺体開口部の扉取付構造では、ダンパー36に
組み込まれたダンパーギア10と噛み合うドアギア9を
ドア軸6に設ける必要がある。また、このような構成を
とるので、ダンパー36はドアギア9よりデッキの内部
方向に配置しなければならず、ダンパー36の周囲に奥
行方向の空間を確保する必要が有り省スペース化が図り
にくいという問題点があった。またダンパー36はホル
ダー37へネジで固定され、かつホルダー37は意匠フ
ロント3に立設されたボス4にネジ止めされる。このよ
うに組立てに際しネジが多用されるので、組立性に劣る
という問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題を解消するた
めになされたもので、構造が簡単でスペースをとらず、
かつ組立作業性に優れたダンパー装置の取付構造を得る
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る筺体開口
部の扉取付構造は、係止用の第1の舌片部と取付穴を有
する第2の舌片部と筺体開口部の扉の回転軸をその同一
軸心上で接続する回転軸とを備えた筺体開口部の扉の回
転運動を抑える制動部材と、該制動部材が取り付けられ
る取付部材と、該取付部材に設けられ上記制動部材の第
1の舌片部を保持する第1の保持部材と、上記取付部材
に設けられ上記第2の舌片部を保持する第2の保持部材
と、上記取付部材に設けられ上記制動部材を垂直方向に
対して所定の角度傾かせて取り付けるための位置を決め
る位置決め用突起部とを備えたものである。
【0008】第2発明に係る筺体開口部の扉取付構造
は、位置決め用突起部の上部に傾斜面を有したものであ
る。
【0009】第3発明に係る筺体開口部の扉取付構造
は、係止用の第1の舌片部と取付穴を有する第2の舌片
部と筺体開口部の扉の回転軸をその同一軸心上で接続す
る軸とを備えた筺体開口部の扉の回転運動を抑える制動
部材と、該制動部材が取り付けられる取付部材と、該取
付部材に設けられ上記制動部材の第1の舌片部を保持す
る第1の保持部材と、上記取付部材に設けられ上記第2
の舌片部を保持する第2の保持部材と、上記取付部材に
設けられ上記制動部材を垂直方向に対して所定の角度傾
かせて取り付けるための位置を決める位置決め用突起部
とを備え、該位置決め用突起部を中心として、制動部材
が所定の角度だけ回転移動可能とするように上記第1の
保持部材を上記取付部材に設けたものである。
【0010】第4発明による筺体開口部の扉取付構造は
制動部材の第1の舌片部を包囲して保持する第1の保持
部材とを備えたものである。
【0011】第5発明による筺体開口部の扉取付構造
は、制動部材の回転軸の中心と位置決めボスの中心とを
結ぶ方向に長軸方向が配され、上記位置決め用突起部に
係合する長穴形状の取付穴を第2の舌片部に設けたもの
である。
【0012】第6発明による筺体開口部の扉取付機構
は、制動部材を取付部材に上方から取り付ける際のガイ
ドとなる傾斜面を先端部に有し、上記制動部材の外周部
分を保持する弾性を有した第1および第2の保持部材と
を備えたものである。
【0013】第7発明による筺体開口部の扉取付機構
は、制動部材が取り付けられる取付部材と、該取付部材
に設けられ筺体に取付部材を取り付けるための取付穴
と、筺体に立設され上記取付穴と係合する爪部を先端部
分に備えた弾性を有する第1の固定部材と、筺体に取り
付けられ、上記取付部材に当接し、上記取付部材を上下
から固定する第2の固定部材とを備えたことを特徴とす
る。
【0014】第8発明による筺体開口部の扉取付機構
は、係止用の第1の舌片部と取付穴を有する第2の舌片
部と先端部分にスリット溝が設けられた、筺体開口部の
扉の回転軸がその同一軸心上で接続される回転軸とを有
する筺体開口部の扉の回転運動を抑える制動部材と、上
記扉に反発力を与えるバネと、上記第一の舌片部にバネ
の一端を引っかけ、バネを縮ませて制動部材に装着さ
せ、バネの他端を上記スリット溝に通し、その他端を留
めるための突起部とを備え、初期反発力を蓄えた状態で
バネを装着した制動部材を備えたものである。
【0015】
【作用】この発明に係る筺体開口部の扉取付構造は制動
装置の取付構造は、制動部材を所定の角度傾かせて取り
付けられ、さらに回転体からの動力を直接制動部材の回
転軸で受けているので構造が単純になり、さらに制動部
材および扉を取り付けるために必要なスペースを少なく
する。
【0016】第2に係る筺体開口部の扉取付構造は、制
動部材を所定の角度傾かせて取り付けるための位置を決
める突起部の上部に傾斜面を設けたことで、制動装置を
第1の保持部材で保持させ、そして突起部の傾斜面に沿
ってスライドさせて取り付けられるので、簡単に取り付
けが行なえ、かつ取付部材を小型化させる。
【0017】第3、第4発明に係る筺体開口部の扉取付
機構は、制動装置の第1の舌片部の近傍を保持すること
で遊びすき間をもたせ、位置決め用の突起部を中心に遊
びすき間分制動装置を可動させる。
【0018】第5発明に係る筺体開口部の扉取付機構
は、制動装置の第2の舌片部に設けた位置決め用の突起
部と係合する取付穴を長穴形状にしたことで、位置決め
用の突起部を中心とした回転方向への移動に加え、長穴
形状をした取付穴の長手方向にも可動することができ
る。
【0019】第6発明に係る筺体開口部の扉取付機構
は、制動装置の外周部分を保持し、先端部分に傾斜面を
有し、挿入するとき弾性変形する保持部材を備えたこと
で、容易に取り付けが行える。
【0020】第7発明に係る筺体開口部の扉取付構造
は、先端に爪部を備えた弾性を有する第1の固定部材と
取付部材の取付穴を係合させるようにしたので、簡単に
取り付けが行える。
【0021】第8発明に係る制動部材は、第1の舌片部
にバネの一端を引っかけ、バネを縮ませて制動部材に装
着させ、バネの他端を回転軸のスリット溝に通し、その
他端を突起部に引っかけているので、初期反発力を蓄え
た状態のバネを取り付けられ、制動部材に初期反発力を
もたせることが可能となる。
【0022】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例について説明す
る。なお従来の技術と同一の部分については同一符号を
付して説明を省略する。図1はこの発明のダンパー1の
ホルダー21への取付け構造を示す斜視図である。図に
おいて、1は開閉ドア5の動きを抑えるダンパー、21
はダンパー1を固定するための弾性を有する成形品から
なるホルダー、22はホルダー21上に設けられた、ダ
ンパー1の位置決め用のボス、23はホルダー21との
間にスリット溝部24を介して設けられたダンパー1を
固定するための保持リブ、25a,bはダンパー1を上
から固定するためのホルダー21上に設けられた爪リ
ブ、26はダンパー軸である。
【0023】図2(a)はホルダー21を上方から見た
図、図2(b)は図1をX方向から見たダンパー1とホ
ルダー21の図である。図において、1aはボス22と
係合する取付穴1cを有した取付リブ、1bも取付リ
ブ、1dはダンパー胴体部である。図2(a)から分か
るようにボス22はその一部が斜めに切り取られた、傾
斜面22aを有する。図2(b)に示したように爪リブ
25a,bはホルダー21の上部左右に設けられ、ダン
パー1の上部を固定する。さらに、位置決めボス22は
ホルダー21の下方左寄りに配されている。したがって
ホルダー21の上下方向に対してある角度θをもって、
ダンパー1が配置できるようになっている。
【0024】図3(a)はダンパーとドア軸との連結状
態を示し、デッキの正面側から見た図である(図1のY
方向)。図3(b)はダンパー軸に取り付けられた開閉
ドア5をX方向から見た図である。図において、26は
軸の両側が削られたカット面26a(軸に平行に削られ
た面)を有するダンパー軸、27はドア軸6の先端部に
あり、カット面26aに呼応する形状を有するドア軸嵌
合部である。ドア軸6とドア軸嵌合部27は同一軸心上
にある。図4はダンパー取り付け時の遊びすき間dを示
した図である。図5は、ダンパー1の調心範囲が同じ場
合の、位置決めボスの位置を比較したものである。
【0025】次にダンパー1がホルダー21にどのよう
に取り付けられているか説明する。ダンパー1をホルダ
ー21に取り付けるときは取付リブ1bを爪リブ25
a,bの間に入れ、次に取付リブ1aをスリット溝部2
4に横から挿入しダンパー胴体部1dを爪リブ25a,
bに引っかける。さらにダンパー1をホルダー22に押
し入れ、位置決め用の位置決めボス22に取付穴1cを
係合させる。このとき取付リブ1aは位置決めボス22
の傾斜面22aに沿って乗り上げて行く。その間、取付
リブ1aを挟んでいる保持リブ23は弾性変形し、位置
決めボス22が取付穴1cにはまった後、保持リブ23
の変形は戻り保持リブ23が取付リブ1aを固定する。
これによって、ダンパー1とホルダー21をスムーズ、
かつ容易に組み立てることができる。
【0026】また、角度θをもってダンパー1を配置す
ることにより、図2(b)に示したようにホルダー21
の左上角の末端部分に爪リブ25aを配置できる。さら
にダンパー1を垂直に配置する場合に対して、ダンパー
軸26の位置をできるだけ左側(本体の正面側)に寄せ
ることが可能となる。つまり、開閉ドアとダンパーとの
ギアによる連結をやめ、上記のような構成を採用したこ
とによりホルダー21の奥行寸法Aを短くすることがで
きる。さらにダンパー1をスライド挿入する構造として
いるので、保持リブ23、爪リブ25a,bのリブの高
さを低く抑えることができ、ホルダー21の幅寸法Bを
短くすることが可能となる。なお、図2のA,Bに相当
するのが、従来の構造を示した図11のC,Dである。
したがってホルダー21にダンパー1を組合せた状態で
省スペース化を図ることができる。
【0027】ホルダー21に取り付けられたダンパー1
に、図3(a)のようにダンパー軸26とドア軸6をド
ア軸嵌合部27を介して接続することによって従来の図
11に示したようなドアギア9を排除でき、構造が単純
になる。また、ギアによる連結をやめたことでギアがな
い分、奥行寸法を短くでき、省スペース化が図れる。
【0028】この実施例では図4に示したように、取付
リブ1bと爪リブ25aとの間に遊び寸法dをもうけ、
なおかつダンパー軸26の軸心から離れた位置に位置決
めボス22を設けている。したがって位置決めボスを中
心に遊び分dだけ回転することができ、位置決めボス2
2を軸とした回転方向(図中の矢印方向)にダンパー軸
26が振れることが可能となる。すなわち上記のように
取り付けられたダンパー1のダンパー軸26とドア軸嵌
合部とを接続した場合は、開閉ドア5の開閉時にドア軸
6が水平方向に振れてしまってもドア軸6の軸心にダン
パー1が上記可動範囲内で追従し、調心機能を果たすこ
とができる。
【0029】また、位置決めボス22とダンパー軸26
の軸心を離したことにより、ダンパーが作用しない領域
を少なくすることが可能となる。図5に示したような調
心範囲(矢印部分)が同じ場合を考えてみる。図中の円
がダンパー1に相当する。位置決めボス22をaあるい
はbに設けたとする。調心できる範囲を同じにしようと
すると、位置決めボスをaにしたときダンパーはαだけ
遊びすき間が生じる。次に位置決めボスをbにしたとき
ダンパーはβだけ遊びすき間が生じる。したがって、調
心可能範囲が同じ場合、位置決めボス22の位置はダン
パー軸26から離した方が遊びすき間を(β−α)の角
度分だけ少なくでき、ダンパーが作用しない範囲を減ら
すことが可能となり、開閉ドア5が勢いよく閉まる領域
を少なくできる。
【0030】ここまでに、ダンパー軸26に対して直角
の平面方向に対する心振れの調心機能について述べた
が、図3に示したように爪リブ25とダンパー1本体に
隙間eを施したことにより、ドア開閉時におけるドア軸
6のダンパー軸方向の若干の移動にも対処することがで
きる。
【0031】実施例2.以下、この発明の第2の実施例
について説明する。図6は位置決めボス22と係合する
取付穴が長穴形状のダンパー1を示した図。図において
1eは位置決め用のボス22と係合する長穴形状をした
取付穴1eである。
【0032】実施例1では位置決めボス22と取付穴1
cは互いにほぼ同じ大きさの円形であり、密接した状態
で嵌合しているが、この実施例では図6に示したように
取付穴1cの形状を長穴にしたものである。さらに位置
決めボス22とダンパー軸26の中心を結ぶ軸方向に長
穴の長手方向を合わせるようにして配置する。このよう
にすると、ダンパー1は位置決めボス22を中心にした
回転方向(図に矢印Aで示した方向)の遊びに加えて、
図に示した矢印B方向にも遊びを持つことができ、ドア
軸6の心振れの方向に対する自由度が広がることにな
る。図6の状態からはA方向へrだけ移動可能となる。
しかもドア開閉動作時、ダンパー1だけが遊びすき間分
回転して、ダンパーが効かなくなるという欠点を解消す
ることができる。また、この実施例においても、実施例
1と同様にダンパー1をスライドさせながら取り付ける
ことが可能である。
【0033】実施例3.以下、この発明の第3の実施例
について説明する。図7(a)は実施例1および2にお
けるダンパー1とは形状の異なったダンパー2とバネ1
2を示した図、図7(b)はダンパー2にバネ12を装
着した図である。図において、2はダンパー、2dはダ
ンパーの胴体部、12はドアを開ける、あるいは閉じる
際にドアに作用する力を蓄えるバネ、12a,bはバネ
12の端部、28はバネ12をダンパー1に取り付ける
ために端部12aが挿入されるスリット28aが設けら
れたダンパー軸、29はスリット28aに挿入されたバ
ネ12の端部12aの先端を固定するためのダンパー2
に設けられた係止リブである。
【0034】図11にあるように従来は巻バネ39を開
閉ドア5に取り付けていたが、この実施例では図7に示
したようにバネ12をダンパー2に取り付けたものであ
る。次にダンパー2に直接、バネ12を取り付ける場合
について説明する。バネ12は、その内径側にダンパー
胴体部2dが入るように配置され、さらにバネ12の一
端12aをスリット28aへ挿入し、なおかつ取付リブ
2bにバネ12の他端12bが引っかけられてダンパー
2に取り付けられている。このバネ12が取り付けられ
たダンパー2のダンパー軸28にドア軸嵌合部27を嵌
合させると、バネ12はダンパー2からはずれなくな
る。そして開閉ドア5を開くときバネ12が捻回され
(ねじられ)、バネによる反発の回転力が蓄えられ、開
閉ドア5を開ける方向への力が無くなったとき(例え
ば、ビデオテープがデッキ内に納まったとき)に回転力
がダンパー軸26に働き開閉ドア5は閉まる。
【0035】またバネ12をダンパー2に取り付ける
際、ダンパー2もしくはホルダー21に設けた係止リブ
29に留めることで、あらかじめバネ12をねじらせて
取り付けることができる。これによってダンパー軸28
の任意の回転角度から、さらにバネをねじる方向(図7
では反時計周り)にダンパー軸を回転するとき、バネに
よる初期反発力を発生させることができる。これはホル
ダー21に付けたダンパー1をドア軸嵌合部27に先付
けして、フロント面3に取り付けるという組立手順を踏
む場合、あらかじめバネに初期反発力を蓄えた状態(ド
アには閉じる方向への力が働いている)で、開閉ドア5
に対してダンパー1の取付角度が固定されるため取り付
け作業性が良くなる。さらに初期反発力を蓄えたこと
で、開閉ドア5が閉じているときも、ドアを閉じる方向
に力が働き、デッキを持ち上げて傾いたときなどにドア
の自重によりわずかに開いてしまうということを防ぐこ
とができる。
【0036】実施例4.以下、この発明の第4の実施例
について説明する。図8はデッキ本体の意匠フロント3
へのホルダーの取付け方法を示した図である。図におい
て、30はフロント3の裏面に設けられたホルダー32
を固定するための爪リブ、31はホルダー21がフロン
ト3に接触する部分を保持する保持用リブ、32aは爪
リブ30の爪が引っかけられる穴である。
【0037】実施例1ではホルダー21はボス4にネジ
で固定されているが、図8に示したこの実施例のように
フロント面3に爪リブ30、およびホルダー保持用のリ
ブ31を設けて、爪リブ30が係合する穴32aをホル
ダー32に設けたことによって、先にダンパー1を取り
付けたホルダー32を簡単にフロント面3に固定するこ
とができる。したがって、ホルダー32を簡単にデッキ
本体へ取り付けることが可能となる。
【0038】実施例5.以下、この発明の第5の実施例
について説明する。図9(a)はホルダーへのダンパー
の取付け構造を示した図、図9(b)はホルダーに取り
付けられたダンパーを示した図である。図において、2
5はダンパー1あるいはダンパー2を固定するための爪
リブで、爪リブ25の先端にはダンパーを取り付ける際
の挿入用ガイドとなる斜面25aが施されている。33
は爪リブ25が設けられたホルダーである。
【0039】次にダンパー1をホルダー33へどのよう
に取り付けられるか説明する。ホルダー1を保持するた
めにダンパー33の周囲に爪リブ25が4つ配置されて
いる。そして図9(a)に示したように爪リブ25の斜
面25aをガイドとしてダンパー1を挿入する。すると
爪リブ25は弾性変形し、ダンパー1がホルダー33に
納まる。このように挿入用のガイドを設けた爪リブを使
用することで、ダンパー1をホルダー33に対して、正
面から垂直方向にワンタッチで組み付けることが可能に
なる。なお、ダンパー1を保持する爪リブ25は4箇所
に限らず、適宜必要な個数を設ければよい。
【0040】実施例6.以下、この発明の第6の実施例
について説明する。図10(a),(b)はホルダーへ
のダンパーの取付け構造を示した図である。図におい
て、34はダンパー1の取付リブ1bを囲んで保持する
保持リブ34、38は保持リブ34を備えたホルダーで
ある。
【0041】次にダンパー1をホルダー38へどのよう
に取り付けられるか説明する。この実施例では図10に
示したように爪リブ25の代わりに取付リブ1bを囲む
保持用リブ34を設けている。まず取付リブ1bを保持
リブ34に差込み、そして取付リブ1aをもう一つの保
持リブ23で固定する。図10(a)がホルダー38に
取り付けられたダンパー1を正面から見た図で、図10
(b)が上部から見た図である。保持リブ34を用いて
ダンパー1を取り付けても実施例1と同様の機能を有
し、さらに省スペース化を図ることができる。以上、実
施例1、2、3、5および6において、ホルダー21が
別部品となっている場合について記載したが、ホルダー
21がフロント面3に一体化して構成されてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、取付
部材に制動部材を所定の角度傾かせて固定し、ユニット
化したものを筺体本体のフロント面に取り付けることが
可能となり、またドア軸とダンパー軸を直結したこと
で、ギアによる連結をなくすことができ、構造の簡略化
と省スペース化および組立性が向上する効果がある。
【0043】第2および第4の発明によれば、弾性を有
する取付部材に制動部材をスライド挿入して所定の角度
傾かせて固定し、ユニット化したものを筺体本体のフロ
ント面に取り付けることが可能となり、またドア軸とダ
ンパー軸を直結したことで、ギアによる連結をなくすこ
とができ、構造の簡略化と省スペース化および組立性が
向上する効果がある。
【0044】第3の発明によれば、制動部材の舌片部と
第1の保持部材との間にすき間を設けて制動装置を固定
したことにより、位置決め用の突起部を中心に回転方向
に移動可能となり、ドア軸の心振れに対応することがで
きる。
【0045】第5の発明によれば、制動部材の第1の舌
片部と第1の保持部材との間にすき間を設けて、制動部
材を固定し、さらに第2の舌片部に長穴形状の取付穴を
設けたことで、位置決め用の突起部を中心とした回転方
向、および長穴形状の取付穴の長手方向に移動可能とな
り、水平および垂直方向の心振れに対応する調心機能を
持つ効果がある。
【0046】第6の発明によれば、制動装置の外周部分
を保持する複数個の保持部材の先端部に挿入用のガイド
となる斜面を設けたことにより、正面からワンタッチで
簡単に取付部材に取り付けることができ、取り付けの作
業性が向上する。
【0047】第7の発明によれば、機器本体に立設され
先端に爪部を有した弾性部材と取付部材の取付穴を係合
させることで、取り付け部材を筺体本体へ簡単に効率良
く取り付け、固定することが可能となる。
【0048】第8の発明によれば、制動部材にバネを装
着したことで、初期反発力を蓄えた状態でドアの取り付
けが行なえ、作業効率が良くなる。
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による制動装置の取付構造
を示す斜視図である。
【図2】取付部材に取り付けられたダンパーの正面図お
よび天面図である。
【図3】この発明におけるダンパー軸とドア軸の連結状
態を示した図である。
【図4】ダンパー取付時の遊びすき間を示した図であ
る。
【図5】ダンパーに対して位置決めボスの位置を比較し
た図である。
【図6】この発明の第2の実施例におけるダンパー取付
時の遊びすき間を示す。
【図7】この発明の第3の実施例における巻バネが取り
付けられたダンパーを示した図である。
【図8】この発明の第4の実施例におけるホルダーの機
器本体への取り付けたものを示した図である。
【図9】この発明の第5の実施例におけるダンパー取付
構造を示す図である。
【図10】この発明の第6の実施例におけるダンパーの
取付構造を示す図である。
【図11】従来のダンパーの取付構造を示す図である。
【図12】磁気記録再生装置の正面図である。
【符号の説明】
1 ダンパー 1a 取付リブ 1b 取付リブ 1c 取付穴 21 ホルダー 22 位置決めボス 23 ダンパー保持用リブ 24 スリット溝 25a 爪リブ 25b 爪リブ 26 ダンパー軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 筺体開口部の扉開閉装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る筺体開
口部の扉開閉装置は、一端に取付穴を有し、筺体開口部
に設けられた扉の回転軸を同一軸心上で接続する回転軸
とを有する制動手段を備え、扉の開閉の速さを抑える筺
体開口部の扉開閉装置において上記制動手段を筺体に
取り付けるための取付手段と、この取付手段に設けら
上記制動手段の他端を保持する第1の保持部材と、
上記取付手段に設けられ上記制動手段の一端を保持す
る第2の保持部材と、上記取付手段に設けられ上記制
手段を垂直方向に対して所定の角度傾かせるための取
位置を決める位置決め用突起部とを備えたものであ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】第2発明に係る筺体開口部の扉開閉装置
における取付手段は、位置決め用突起部の上部に傾斜面
を有したものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】第3発明に係る筺体開口部の扉開閉装置
は、一端に取付穴を有し、筺体開口部に設けられた扉の
回転軸を同一軸心上で接続する回転軸とを有する制動
段を備え、扉の開閉の速さを抑える筺体開口部の扉開閉
装置において上記制動手段を筺体に取り付けるための
取付手段と、この取付手段に設けられ、上記制動手段の
他端を保持する第1の保持部材と、上記取付手段に設け
られ上記制動手段の一端を保持する第2の保持部材
と、上記取付手段に設けられ上記制動手段を垂直方向
に対して所定の角度傾かせるための取付位置を決める位
置決め用突起部とを備え、第1の保持部材は、制動手段
が上記位置決め用突起部を中心として回転移動可能とな
るように上記取付手段に設けられたものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】第4発明に係る筺体開口部の扉開閉装置
における第1の保持部材は、制動手段の他端を包囲して
保持するように設けられたものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】第5発明に係る筺体開口部の扉開閉装置
における制動手段は、この制動手段の回転軸の中心と位
置決め用突起部の中心とを結ぶ方向に長軸が配され、
上記位置決め用突起部に係合する長穴形状の取付穴を
制動手段の一端に設けたものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】第6発明に係る筺体開口部の扉開閉装置
における取付手段に設けられた第1および第2の保持部
は、制動手段を取付手段に上方から取り付ける際のガ
イドとなる傾斜面を先端部に有し、上記制動手段の外周
部分を保持する弾性部材からなるものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】第7発明に係る筺体開口部の扉開閉装置
は、制動手段を筺体に取り付けるための取付手段と、
取付手段に設けられ筺体に取付手段を取り付けるた
めの取付穴と、筺体に立設され上記取付穴と係合する
爪部を先端部分に有した弾性部材からなる第1の固定部
材と、筺体に設けられ、上記取付手段に当接し、この
部材を上下から固定する第2の固定部材とを備えたも
のである。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】第8発明に係る筺体開口部の扉開閉装置
は、一端に取付穴を有し、筺体開口部に設けられた扉の
回転軸を同一軸心上で接続する回転軸とを有した扉の開
閉の速さを抑える制動手段を備えた筺体開口部の扉開閉
装置において、制動手段は、回転軸の先端部にスリット
溝と、この回転軸付近に突起部とを有し上記制動手段
に反発力を与えるバネとを備えこのバネを縮ませて、
上記制動手段の他端にバネの一端を引っかけ、バネの他
端は上記スリット溝に通して上記突起部により留め、バ
ネに初期反発力を蓄えた状態で上記制動手段に装着した
ものである。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【作用】第1の発明に係る筺体開口部の扉開閉装置は、
制動手段を所定の角度傾かせて取り付け、さらに扉など
の回転体からの動力を直接制動手段の回転軸で受けてい
るので、構造が簡単になり、さらに制動手段および扉を
取り付けるために必要なスペースを少なくする。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】第2の発明に係る筺体開口部の扉開閉装置
は、制動手段を所定の角度傾かせて取り付けるための位
置を決める突起部の上部に傾斜面を設けたことで、制動
手段を第1の保持部材で保持しながら、突起部の傾斜面
に沿ってスライドさせて取り付けられるので、簡単に取
り付けが行なえ、かつ取付手段を小型にする。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】第3、第4発明に係る筺体開口部の扉
閉装置は、制動手段の他端付近を保持することで、遊び
すき間をもたせられ、位置決め用の突起部を中心に遊び
すき間分制動手段を動かすことができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】第5発明に係る筺体開口部の扉開閉装置
は、制動手段の一端に設けられた位置決め用の突起部と
係合する取付穴の形状を長穴としたことで、位置決め用
の突起部を中心とした回転方向への移動に加え、長穴形
状をした取付穴の長軸方向にも動くことができる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】第6発明に係る筺体開口部の扉開閉装置
は、先端部分に傾斜面を持ち、弾性を有する保持部材を
備えたことで、保持部材の先端部分をガイドとして、制
動手段を挿入し、弾性変形する保持部材によって制動手
段の外周部分を保持する。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】第7発明に係る筺体開口部の扉開閉装置
は、先端に爪部を持ち、弾性を有する第1の固定部材と
取付手段の取付穴を係合させるようにしたので、簡単に
取付が行なえる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】第8発明に係る筺体開口部の扉開閉装置
は、装着時にバネを縮ませて制動手段の他端にバネの一
端を引っかけ、さらにバネの他端を回転軸のスリット溝
に通して突起部で留めているので、初期反発力を蓄えた
状態バネを取り付けられ、制動手段に初期反発力を持
たせることが可能となる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】図3(a)はダンパーとドア軸との連
結状態を示し、デッキの正面側から見た図である(図1
のY方向)。図3(b)はダンパー軸に取り付けられた
開閉ドア5をX方向から見た図である。図において、2
6は軸の両側が削られたカット面26a(軸に平行に削
られた面)を有するダンパー軸、27はドア軸6の先端
部にあり、カット面26aに応する形状を有するドア
軸嵌合部出ある。ドア軸6はドア軸嵌合部27は同一軸
心上にある。図4はダンパー取り付け時の遊びすき間を
dを示した図である。図5はダンパー1の調心範囲が同
じ場合の、位置決めボスの位置を比較したものである。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】次にダンパー1がホルダー21どのよう
に取り付けられているか説明する。ダンパー1をホルダ
ー21に取り付けるときは取付リブ1bを爪リブ25
a,bの間に入れ、次に取付リブ1aをスリット溝部2
4に横から挿入しダンパー胴体部1bを爪リブ25a,
bに引っかける。さらにダンパー1をホルダー21に押
し入れ、位置決め用の位置決めボス22に取付穴1cを
係合させる。このとき取付リブ1aは位置決めボス22
の傾斜面22aに沿乗り上げていく。その間、取付リブ
1aを挟んでいる保持リブは弾性変形し、位置決めボス
22が取付穴1cにはまった後、保持リブ23の変形は
戻り保持リブ23が取付リブ1aを固定する。これによ
って、ダンパー1とホルダー21をスムーズ、かつ容易
に組み立てることができる。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】実施例1ではホルダー21はボス4にネジ
で固定されているが、図8に示したこの実施例のように
フロント面3に爪リブ30、およびホルダー保持用のリ
ブ31を設けて、爪リブ30が係合する穴32aをホル
ダー32に設けたことによって、先にダンパーを取り付
けたホルダー32を簡単に筺体本体へ取り付けることが
可能となる。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】次にダンパー1をホルダー33へどのよう
に取り付けられるか説明する。ダンパー1を保持するた
めにホルダー33の周囲に爪リブ25が4つ配置されて
いる。そして図9(a)に示したように爪リブ25の斜
面25aをガイドとしてダンパー1を挿入する。すると
爪リブ25は弾性変形し、ダンパー1がホルダー33に
納まる。このように挿入用のガイドを設けた爪リブを使
用することで、ダンパー1をホルダー33に対して、正
面から垂直方向にワンタッチで組み付けることが可能に
なる。なお、ダンパー1を保持する爪リブ25は4箇所
に限らず、適宜必要な個数を設ければよい。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】第2、あるいは第4の発明によれば、弾性
を有する取付手段に制動手段をスライド挿入して所定の
角度傾かせて固定し、ユニット化したものを筺体本体の
フロント面に取り付けることが可能となり、またドア軸
と制動手段の軸を直結したことで、ギアによる連結をな
くすことができ、構造の簡略化と省スペース化および組
立性が向上する効果がある。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】第3の発明によれば、制動部材の舌片部と
第1の保持部材とのすき間を設けて制動装置を固定した
ことにより、位置決め用の突起部を中心に回転方向に移
動可能となり、ドア軸の心触れに対応する調心機能を持
つ効果がある。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】ダンパー軸に対するドア軸の調心範囲を示す
である。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】この発明の第4の実施例におけるホルダー
器本体へ取り付けたものを示した図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係止用の第1の舌片部と取付穴を有する
    第2の舌片部と筺体開口部の扉の回転軸をその同一軸心
    上で接続する回転軸とを備えた筺体開口部の扉の回転運
    動を抑える制動部材と、該制動部材が取り付けられる取
    付部材と、該取付部材に設けられ上記制動部材の第1の
    舌片部を保持する第1の保持部材と、上記取付部材に設
    けられ上記第2の舌片部を保持する第2の保持部材と、
    上記取付部材に設けられ上記制動部材を垂直方向に対し
    て所定の角度傾かせて取り付けるための位置を決める位
    置決め用突起部とを備えたことを特徴とする筺体開口部
    の扉取付構造。
  2. 【請求項2】 位置決め用突起部の上部に傾斜面を有し
    たことを特徴とする請求項1記載の筺体開口部の扉取付
    構造。
  3. 【請求項3】 係止用の第1の舌片部と取付穴を有する
    第2の舌片部と筺体開口部の扉の回転軸をその同一軸心
    上で接続する軸とを備えた筺体開口部の扉の回転運動を
    抑える制動部材と、該制動部材が取り付けられる取付部
    材と、該取付部材に設けられ上記制動部材の第1の舌片
    部を保持する第1の保持部材と、上記取付部材に設けら
    れ上記第2の舌片部を保持する第2の保持部材と、上記
    取付部材に設けられ上記制動部材を垂直方向に対して所
    定の角度傾かせて取り付けるための位置を決める位置決
    め用突起部とを備え、該位置決め用突起部を中心とし
    て、制動部材が所定の角度だけ回転移動可能となるよう
    に上記第1の保持部材を上記取付部材に設けたことを特
    徴とする筺体開口部の扉取付構造。
  4. 【請求項4】 制動部材の第1の舌片部を包囲して保持
    する第1の保持部材とを備えたことを特徴とする請求項
    2および請求項3記載の筺体開口部の扉取付構造。
  5. 【請求項5】 制動部材の回転軸の中心と位置決め用突
    起部の中心とを結ぶ方向に長軸方向が配され、上記位置
    決め用突起部に係合する長穴形状の取付穴を第2の舌片
    部に設けたことを特徴とする請求項1および請求項3に
    記載の筺体開口部の扉取付構造。
  6. 【請求項6】 制動部材を取付部材に上方から取り付け
    る際のガイドとなる傾斜面を先端部に有し、上記制動部
    材の外周部分を保持する弾性を有した第1および第2の
    保持部材とを備えたことを特徴とする請求項1および請
    求項3記載の筺体開口部の扉取付構造。
  7. 【請求項7】 制動部材が取り付けられる取付部材と、
    該取付部材に設けられ筺体に取付部材を取り付けるため
    の取付穴と、筺体に立設され上記取付穴と係合する爪部
    を先端部分に備えた弾性を有する第1の固定部材と、筺
    体に取り付けられ、上記取付部材に当接し、上記取付部
    材を上下から固定する第2の固定部材とを備えたことを
    特徴とする筺体開口部の扉取付機構。
  8. 【請求項8】 係止用の第1の舌片部と取付穴を有する
    第2の舌片部と先端部分にスリット溝が設けられた、筺
    体開口部の扉の回転軸がその同一軸心上で接続される回
    転軸とを有する筺体開口部の扉の回転運動を抑える制動
    部材と、該制動部材に反発力を与えるバネと、上記第一
    の舌片部にバネの一端を引っかけ、バネを縮ませて制動
    部材に装着させ、バネの他端を上記スリット溝に通し、
    その他端を留めるための突起部とを備え、初期反発力を
    蓄えた状態のバネを装着した制動部材を備えたことを特
    徴とする請求項1および請求項3に記載の筺体開口部の
    扉取付機構。
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