JPH0712922Y2 - ガスクロマトグラフ - Google Patents
ガスクロマトグラフInfo
- Publication number
- JPH0712922Y2 JPH0712922Y2 JP1987049541U JP4954187U JPH0712922Y2 JP H0712922 Y2 JPH0712922 Y2 JP H0712922Y2 JP 1987049541 U JP1987049541 U JP 1987049541U JP 4954187 U JP4954187 U JP 4954187U JP H0712922 Y2 JPH0712922 Y2 JP H0712922Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- carrier gas
- capillary column
- flow path
- flow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Pipeline Systems (AREA)
- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案はガスクロマトグラフに関し、更に詳しくは、
調圧弁及び定流量弁を介接したキャリヤガス導入流路
と、試料室と、キャピラリカラムと、検出器とを順に備
え、且つ前記キャピラリカラムの入口部から分岐し背圧
制御弁を介接したスプリットアウト流路を備えたガスク
ロマトグラフに関する。
調圧弁及び定流量弁を介接したキャリヤガス導入流路
と、試料室と、キャピラリカラムと、検出器とを順に備
え、且つ前記キャピラリカラムの入口部から分岐し背圧
制御弁を介接したスプリットアウト流路を備えたガスク
ロマトグラフに関する。
(ロ)従来の技術及び考案が解決しようとする問題点 以上のような構成のガスクロマトグラフとしては例えば
第2図に図示のものが挙げられ、キャリヤガスとして
は、ヘリウムガス又は水素ガスを使用するのが普通であ
る。一方、キャピラリカラム4aには大量の試料を導入す
ることができないので、試料室3aに導入した試料の大部
分をスプリットアウト流路6aから系外に放出する方式が
採用されている。つまりスプリットアウト流路6aから常
にキャリヤガスが放出され、その量は実際に分析に必要
な量(数ml/分)の20〜200倍である。ヘリウムガスは高
価であり、水素ガスは多量に放出すると安全性が問題に
なる。
第2図に図示のものが挙げられ、キャリヤガスとして
は、ヘリウムガス又は水素ガスを使用するのが普通であ
る。一方、キャピラリカラム4aには大量の試料を導入す
ることができないので、試料室3aに導入した試料の大部
分をスプリットアウト流路6aから系外に放出する方式が
採用されている。つまりスプリットアウト流路6aから常
にキャリヤガスが放出され、その量は実際に分析に必要
な量(数ml/分)の20〜200倍である。ヘリウムガスは高
価であり、水素ガスは多量に放出すると安全性が問題に
なる。
(ハ)問題点を解決するための手段及びその作用 この考案は調圧弁及び定流量弁を介接したキャリヤガス
導入流路と、試料室と、キャピラリカラムと、検出器と
を順に備え、且つ前記キャピラリカラムの入口部から分
岐し背圧制御弁を介接したスプリットアウト流路を備
え、更に、前記定流量弁に対して並列に抵抗バイパス流
路を切換可能に接続してなるガスクロマトグラフであ
る。
導入流路と、試料室と、キャピラリカラムと、検出器と
を順に備え、且つ前記キャピラリカラムの入口部から分
岐し背圧制御弁を介接したスプリットアウト流路を備
え、更に、前記定流量弁に対して並列に抵抗バイパス流
路を切換可能に接続してなるガスクロマトグラフであ
る。
すなわち、この考案は、キャリヤガス導入流路の定流量
弁に並列に抵抗バイパス流路を切換可能に接続すること
によって、試料導入後キャリヤガスの流れを定流量弁か
ら抵抗バイパス流路に切換えて、流れるキャリヤガスの
流量を少なくし、それによってキャリヤガスの放出量を
少なくするものである。
弁に並列に抵抗バイパス流路を切換可能に接続すること
によって、試料導入後キャリヤガスの流れを定流量弁か
ら抵抗バイパス流路に切換えて、流れるキャリヤガスの
流量を少なくし、それによってキャリヤガスの放出量を
少なくするものである。
この考案において、抵抗バイパス流路としては、通常の
抵抗管、ニードル弁、並列接続する対象である定流量弁
と同様の定流量弁(又はマスフローコントローラ)など
が好ましいものとして挙げられる。そしてこれらの抵抗
バイパス流路をキャリヤガス導入流路の定流量弁を切換
可能に接続するには、実施例のごとく、一方の接続部に
切換弁(三方弁)を設けるか、抵抗バイパス流路及びキ
ャリヤガス導入流路にそれぞれ開閉弁(二方弁)をいず
れか一方を開放可能に介接してもよい。
抵抗管、ニードル弁、並列接続する対象である定流量弁
と同様の定流量弁(又はマスフローコントローラ)など
が好ましいものとして挙げられる。そしてこれらの抵抗
バイパス流路をキャリヤガス導入流路の定流量弁を切換
可能に接続するには、実施例のごとく、一方の接続部に
切換弁(三方弁)を設けるか、抵抗バイパス流路及びキ
ャリヤガス導入流路にそれぞれ開閉弁(二方弁)をいず
れか一方を開放可能に介接してもよい。
(ニ)実施例 以下、図に示す実施例に基づいてこの考案を詳述する。
なおこれによってこの考案が限定されるものではない。
なおこれによってこの考案が限定されるものではない。
第1図において、ガスクロマトグラフ1は、キャリアガ
ス導入流路2と、試料室3と、キャピラリカラム4と、
検出器5とを順に接続し、且つキャピラリカラム4の入
口部からスプリットアウト流路(又はスプリッタ,6)を
分岐している。そしてキャリアガス導入流路2は、キャ
リアガス源(図示省略)と試料室3との間に調圧弁7、
定流量弁8とを介接している。一方スプリットアウト流
路6はキャピラリカラム4の入口圧力を一定に維持する
背圧制御弁9を介接している。
ス導入流路2と、試料室3と、キャピラリカラム4と、
検出器5とを順に接続し、且つキャピラリカラム4の入
口部からスプリットアウト流路(又はスプリッタ,6)を
分岐している。そしてキャリアガス導入流路2は、キャ
リアガス源(図示省略)と試料室3との間に調圧弁7、
定流量弁8とを介接している。一方スプリットアウト流
路6はキャピラリカラム4の入口圧力を一定に維持する
背圧制御弁9を介接している。
而して10は抵抗バイパス流路としての抵抗管であり、定
流量弁8に並列に切換可能に接続され、11はその切換の
ための切換弁である。
流量弁8に並列に切換可能に接続され、11はその切換の
ための切換弁である。
かくして、まず切換弁11を、キャリアガス(ヘリウムガ
ス)が矢印A方向に流れるように設定し、その状態でキ
ャリアガスを調圧弁7により一定圧力にする。次いで定
流量弁8にてキャリアガスの一定流量を試料室3へ流
す。試料室3を出たキャリアガスは、キャピラリカラム
4の入口で分割され、大部分がスプリットアウト流路6
から放出され、ごく一部分(例えば数ml/分)がキャピ
ラリカラム4へ移送される。
ス)が矢印A方向に流れるように設定し、その状態でキ
ャリアガスを調圧弁7により一定圧力にする。次いで定
流量弁8にてキャリアガスの一定流量を試料室3へ流
す。試料室3を出たキャリアガスは、キャピラリカラム
4の入口で分割され、大部分がスプリットアウト流路6
から放出され、ごく一部分(例えば数ml/分)がキャピ
ラリカラム4へ移送される。
キャピラリカラムの流れが上の状態で定常になったとこ
ろで、試料(溶液)を試料室3へ導入する。そして一定
時間後切換弁11を操作してキャリアガスの流れを抵抗管
10、つまり矢印Bに切換え、キャピラリカラム4内での
キャリアガスの流量の数倍だけ流れるようにする。この
とき試料室3を流れるキャリアガスの流量は減少する
が、背圧制御弁9によるスプリットアウト流路6からの
キャリアガスの放出流量が制限され、それによってキャ
ピラリカラム4の入口での圧力が一定に維持され、キャ
ピラリカラム4内でのキャリアガスの流量を変えること
なく維持できる。
ろで、試料(溶液)を試料室3へ導入する。そして一定
時間後切換弁11を操作してキャリアガスの流れを抵抗管
10、つまり矢印Bに切換え、キャピラリカラム4内での
キャリアガスの流量の数倍だけ流れるようにする。この
とき試料室3を流れるキャリアガスの流量は減少する
が、背圧制御弁9によるスプリットアウト流路6からの
キャリアガスの放出流量が制限され、それによってキャ
ピラリカラム4の入口での圧力が一定に維持され、キャ
ピラリカラム4内でのキャリアガスの流量を変えること
なく維持できる。
以上のごとく、試料導入後、キャリアガス流路2の定流
量弁8を抵抗管10に切換えることによって、試料の検出
に支障を来たすことなく、スプリットアウト流路6から
のキャリアガス放出量を減少させることができ(例えば
約1/10)、検出費用を節減できる。またこのような節減
が切換弁11の切換操作のみで可能になるのできわめて操
作性が良好である。
量弁8を抵抗管10に切換えることによって、試料の検出
に支障を来たすことなく、スプリットアウト流路6から
のキャリアガス放出量を減少させることができ(例えば
約1/10)、検出費用を節減できる。またこのような節減
が切換弁11の切換操作のみで可能になるのできわめて操
作性が良好である。
(ホ)考案の効果 この考案によれば、試料導入後キャリアガスの流れを定
流量弁から抵抗バイパス流量に切換えて、流れるキャリ
アガスのガス流量を少なくし、それによってキャリアガ
スの放出量を少なくできる。
流量弁から抵抗バイパス流量に切換えて、流れるキャリ
アガスのガス流量を少なくし、それによってキャリアガ
スの放出量を少なくできる。
第1図はこの考案の一実施例を示す構成説明図、第2図
は従来例の第1図相当図である。 1……ガスクロマトグラフ、2……キャリアガス導入流
路、3……試料室、4……キャピラリカラム、5……検
出器、6……スプリットアウト流路、7……調圧弁、8
……定流量弁、9……背圧制御弁、10……抵抗管。
は従来例の第1図相当図である。 1……ガスクロマトグラフ、2……キャリアガス導入流
路、3……試料室、4……キャピラリカラム、5……検
出器、6……スプリットアウト流路、7……調圧弁、8
……定流量弁、9……背圧制御弁、10……抵抗管。
Claims (1)
- 【請求項1】調圧弁及び定流量弁を介接したキャリヤガ
ス導入流路と、試料室と、キャピラリカラムと、検出器
とを順に備え、且つ前記キャピラリカラムの入口部から
分岐し背圧制御弁を介接したスプリットアウト流路を備
え、 更に、前記定流量弁に対して並列に抵抗バイパス流路を
切換可能に接続してなるガスクロマトグラフ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987049541U JPH0712922Y2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | ガスクロマトグラフ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987049541U JPH0712922Y2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | ガスクロマトグラフ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63156068U JPS63156068U (ja) | 1988-10-13 |
JPH0712922Y2 true JPH0712922Y2 (ja) | 1995-03-29 |
Family
ID=30872087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987049541U Expired - Lifetime JPH0712922Y2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | ガスクロマトグラフ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712922Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018207258A1 (ja) * | 2017-05-09 | 2018-11-15 | 株式会社島津製作所 | ガスクロマトグラフ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS442477Y1 (ja) * | 1965-11-17 | 1969-01-29 | ||
JPS60113555U (ja) * | 1984-01-09 | 1985-08-01 | ガスクロ工業株式会社 | スプリツタ− |
-
1987
- 1987-03-31 JP JP1987049541U patent/JPH0712922Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63156068U (ja) | 1988-10-13 |
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