JP2756274B2 - ガスの流れを分岐する分岐装置 - Google Patents
ガスの流れを分岐する分岐装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はガスの流れを分岐する分岐装置に関するもの
であり、より詳細にはガス クロマトグラフイー プラ
ントにおける、ガスの流れを分岐する分岐装置にして、
分離カラムの出口に連結された入口分岐と、接続部分か
らプラントの後段部分に延びる二つの出口分岐とを有す
る分岐装置に関する。
であり、より詳細にはガス クロマトグラフイー プラ
ントにおける、ガスの流れを分岐する分岐装置にして、
分離カラムの出口に連結された入口分岐と、接続部分か
らプラントの後段部分に延びる二つの出口分岐とを有す
る分岐装置に関する。
（従来の技術） ガス クロマトグラフイーのガス流れダイバータは周
知であつて、二つまたはそれ以上のクロマトグラフイー
分離カラムの間の流れ通路の中に配置され、分離カラム
から出た流れを選択的に単数または複数の次の分離カラ
ムあるいは検出器に向け得るようになつている。この型
の周知のシステムにおいては、流れの方向は補助流れ通
路が設けられていることによつて変えられ、すなわちこ
の通路によつて、閉鎖せんとする特定分岐中に正の圧力
が発生せしめられる。この型の流れ方向偏向の原理は西
独特許第1811860号に記載されている。西独特許明細書
第2806123号、第2655387号および第2840612号には同じ
原理に基く他の流れダイバータが記載されている。
知であつて、二つまたはそれ以上のクロマトグラフイー
分離カラムの間の流れ通路の中に配置され、分離カラム
から出た流れを選択的に単数または複数の次の分離カラ
ムあるいは検出器に向け得るようになつている。この型
の周知のシステムにおいては、流れの方向は補助流れ通
路が設けられていることによつて変えられ、すなわちこ
の通路によつて、閉鎖せんとする特定分岐中に正の圧力
が発生せしめられる。この型の流れ方向偏向の原理は西
独特許第1811860号に記載されている。西独特許明細書
第2806123号、第2655387号および第2840612号には同じ
原理に基く他の流れダイバータが記載されている。
これらすべての周知のシステムの主なる目的は、制御
しつつあるガスの流れと弁とを接触せしめることなく、
流れの方向を変え得るようになすことである。問題点は
普通これらガスの流れは弁の中に沈着するような成分を
含んでいることである。これによって、弁が使用できな
いようになり、かつ元の流動ガスの組成が変化する。し
たがつて流動ガス内の物質の定量分析に誤りが生じる。
なお周知のシステムのあるものには、補助流れが使用さ
れるために複雑な弁装置を簡単にせねばならぬと云う問
題が伴なう。いずれにせよ周知のシステムはすべての欠
点を有している。たとえば補助流れはシステムの中に不
純物を導入する。他の欠点は流れデイバイダの構造が複
雑であり、かつ弁および弁制御装置に相当の費用を要す
ることである。
しつつあるガスの流れと弁とを接触せしめることなく、
流れの方向を変え得るようになすことである。問題点は
普通これらガスの流れは弁の中に沈着するような成分を
含んでいることである。これによって、弁が使用できな
いようになり、かつ元の流動ガスの組成が変化する。し
たがつて流動ガス内の物質の定量分析に誤りが生じる。
なお周知のシステムのあるものには、補助流れが使用さ
れるために複雑な弁装置を簡単にせねばならぬと云う問
題が伴なう。いずれにせよ周知のシステムはすべての欠
点を有している。たとえば補助流れはシステムの中に不
純物を導入する。他の欠点は流れデイバイダの構造が複
雑であり、かつ弁および弁制御装置に相当の費用を要す
ることである。
（発明が解決しようとする課題） 本発明の目的はガスの流れを簡単に分岐し得る分岐装
置を提供することである。
置を提供することである。
（課題を解決するための手段） 前記目的を達成するために本発明においては、前述の
型の装置の一方の出口分岐を遮断弁によつて、他方の出
口分岐内の圧力より低い圧力を発生する装置に連結する
ようになつている。
型の装置の一方の出口分岐を遮断弁によつて、他方の出
口分岐内の圧力より低い圧力を発生する装置に連結する
ようになつている。
次に添付図面によつて本発明の実施例を説明する。
（実施例） 第１図によつて明らかな如く、ガス クロマトグラフ
ィー分離カラム１は、毛細管カラムにおいて普通に行な
われるように流れデイバイダ４の入口分岐３に連結され
た出口２を有している。
ィー分離カラム１は、毛細管カラムにおいて普通に行な
われるように流れデイバイダ４の入口分岐３に連結され
た出口２を有している。
流れデイバイダはガラスと、“融解石英”の名で市販
されている石英ガラスとによつて形成されている。分離
カラムも同様にこれら二つの材料によつて形成されてい
る。したがつて化学的慣性は同じであり、この分離カラ
ムを通るすべての物質は分解されることなくそのままイ
ンタセプタに達する。なお二つの流れ分岐の断面は自由
に選択できるから、分離機能に損失の生じるおそれはな
い。
されている石英ガラスとによつて形成されている。分離
カラムも同様にこれら二つの材料によつて形成されてい
る。したがつて化学的慣性は同じであり、この分離カラ
ムを通るすべての物質は分解されることなくそのままイ
ンタセプタに達する。なお二つの流れ分岐の断面は自由
に選択できるから、分離機能に損失の生じるおそれはな
い。
第１の出口分岐５は検出器７に連結され、ガスはこの
検出器から大気圧で発出する。検出器は普通の態様で作
動し、ガスの流れの中の成分を観測し得るようになつて
いる。
検出器から大気圧で発出する。検出器は普通の態様で作
動し、ガスの流れの中の成分を観測し得るようになつて
いる。
第２の出口分岐６はインタセプタ８に延び、該インタ
セプタは主として一連の吸着管または吸収管９を有し、
該管は交互にガスの流れの中に導入されるようになつて
いる。このインタセプタについては後で詳述する。イン
タセプタの出口は遮断弁10によつて真空に連結されてい
る。弁10は簡単なオン−オフ弁であり、本例の場合は可
撓管に対する摘み弁である。
セプタは主として一連の吸着管または吸収管９を有し、
該管は交互にガスの流れの中に導入されるようになつて
いる。このインタセプタについては後で詳述する。イン
タセプタの出口は遮断弁10によつて真空に連結されてい
る。弁10は簡単なオン−オフ弁であり、本例の場合は可
撓管に対する摘み弁である。
掃気ガス送給装置11はインタセプタの入力側に設けら
れ、出口分岐６に延びている。
れ、出口分岐６に延びている。
第１図に示された状態においては弁10は閉鎖され、す
なわちインタセプタ８および出口分岐６は真空から切離
されている。したがつて分離カラムから出たガスの流れ
は出口分岐６には到達せず、検出器７の方に流れる。な
お弱い掃気ガスの流れが掃気ガス入口11を通して出口分
岐６に送給され、このガスは流れデイバイダに流入し、
ここで主流れと一緒にされる。弱い掃気ガスの流れがあ
ることによつて、カラムから検出器の方に流れる物質が
インタセプタの中に拡散して、その中のシステムを汚染
するようになるおそれはない。
なわちインタセプタ８および出口分岐６は真空から切離
されている。したがつて分離カラムから出たガスの流れ
は出口分岐６には到達せず、検出器７の方に流れる。な
お弱い掃気ガスの流れが掃気ガス入口11を通して出口分
岐６に送給され、このガスは流れデイバイダに流入し、
ここで主流れと一緒にされる。弱い掃気ガスの流れがあ
ることによつて、カラムから検出器の方に流れる物質が
インタセプタの中に拡散して、その中のシステムを汚染
するようになるおそれはない。
遮断すべき物質、いわゆるGCピークがカラムの端部に
達すれば、装置は弁10が開くことによつて第２図に示さ
れるような状態に変化する。弁が開けば出口分岐６の中
に、出口分岐５内の圧力より低い圧力が生じ、この圧力
は分岐６を通してガスの流れをインタセプタ８に偏向さ
せる。
達すれば、装置は弁10が開くことによつて第２図に示さ
れるような状態に変化する。弁が開けば出口分岐６の中
に、出口分岐５内の圧力より低い圧力が生じ、この圧力
は分岐６を通してガスの流れをインタセプタ８に偏向さ
せる。
弁の開く程度を利用して二つの出口分岐間の圧力差を
制御し、試験流れの全体またはその一部をインタセプタ
に供給するようになすことができる。したがつて切り替
えまたは偏向の行われた後においても、流れの一部分を
検出器に通し、観測が行われるようになすことができ
る。
制御し、試験流れの全体またはその一部をインタセプタ
に供給するようになすことができる。したがつて切り替
えまたは偏向の行われた後においても、流れの一部分を
検出器に通し、観測が行われるようになすことができ
る。
インタセプタ８は第３図において断面により示されて
いる。これは大体において機械的装置であり、円筒面に
沿つて均等に配分された所要数（本実施例の場合は10個
まで）の吸収管と、所要の管を流れ通路の中に動かすた
めの駆動装置とよりなつている。本実施例の場合はこの
駆動装置は空気式のものである。
いる。これは大体において機械的装置であり、円筒面に
沿つて均等に配分された所要数（本実施例の場合は10個
まで）の吸収管と、所要の管を流れ通路の中に動かすた
めの駆動装置とよりなつている。本実施例の場合はこの
駆動装置は空気式のものである。
管９は適当な保持装置12,13によつて回転ドラム14の
中に保持されている。ドラム14は管と同数の標準位置を
有している。各標準位置においては、一つの管が流れデ
イバイダに対する連結管、すなわち出口分岐６から発出
し、かつ連結部材15および弁10によつて真空の方に向う
流れの中にある。
中に保持されている。ドラム14は管と同数の標準位置を
有している。各標準位置においては、一つの管が流れデ
イバイダに対する連結管、すなわち出口分岐６から発出
し、かつ連結部材15および弁10によつて真空の方に向う
流れの中にある。
管を変えるピストン16および圧縮空気供給管17よりな
る空気装置がドラムを持上げ、この時該ドラムは回転し
て別の管をガスの流れの中に動かす。この時機械的なク
リツク停止装置によつて管は正しい位置を占めるように
なる。
る空気装置がドラムを持上げ、この時該ドラムは回転し
て別の管をガスの流れの中に動かす。この時機械的なク
リツク停止装置によつて管は正しい位置を占めるように
なる。
吸着管が交互にガスの流れの中に動くことによつて、
弁の組合せを必要とすることなく、かつ流動方向を変え
る補助の流れを必要とすることなく、ダイバータの利点
を完全に利用し得るようになる。
弁の組合せを必要とすることなく、かつ流動方向を変え
る補助の流れを必要とすることなく、ダイバータの利点
を完全に利用し得るようになる。
前記実施例によつて明らかな如く、本発明による装置
の構造は同じ目的の周知の装置に比して非常に簡単であ
る。特に構造の非常に簡単な流れデイバイダを使用し、
製造費を安価にし、かつ作動信頼性を大となすことがで
きる。
の構造は同じ目的の周知の装置に比して非常に簡単であ
る。特に構造の非常に簡単な流れデイバイダを使用し、
製造費を安価にし、かつ作動信頼性を大となすことがで
きる。
第１図は一つの作動位置における接続を示す略線図、第
２図は他の作動位置における接続を示す図、第３図はイ
ンタセプタの実施例の断面図。 １…カラム、４…デイバイダ、５…出口分岐、６…第２
出口分岐、７…検出器、８…インタセプタ、10…遮断
弁。
２図は他の作動位置における接続を示す図、第３図はイ
ンタセプタの実施例の断面図。 １…カラム、４…デイバイダ、５…出口分岐、６…第２
出口分岐、７…検出器、８…インタセプタ、10…遮断
弁。
Claims (1)
- 【請求項１】ガス クロマトグラフィー プラントにお
いてガスの流れを分岐する分岐装置にして、分離カラム
の出口に連結された入口分岐と、接続部分からプラント
の後段部分に延びる二つの出口分岐とを有する装置にお
いて、一方の出口分岐（６）が遮断弁（10）によって、
他方の出口分岐（５）内の圧力より低い圧力を発生する
装置に連結されていることを特徴とする装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CH394887 | 1987-10-08 | ||
| CH03948/87-1 | 1987-10-08 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01129159A JPH01129159A (ja) | 1989-05-22 |
| JP2756274B2 true JP2756274B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=4266931
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63251039A Expired - Fee Related JP2756274B2 (ja) | 1987-10-08 | 1988-10-06 | ガスの流れを分岐する分岐装置 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4954150A (ja) |
| EP (1) | EP0310912B1 (ja) |
| JP (1) | JP2756274B2 (ja) |
| AT (1) | ATE65608T1 (ja) |
| DE (1) | DE3863891D1 (ja) |
| DK (1) | DK172142B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5065614A (en) * | 1990-07-31 | 1991-11-19 | Rutgers University | Short path thermal desorption apparatus for use in gas chromatography techniques |
| US5547497A (en) * | 1992-09-30 | 1996-08-20 | Chromatofast, Inc. | Apparatus for gas chromatography |
Family Cites Families (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA692119A (en) * | 1964-08-04 | The Perkin-Elmer Corporation | Chromatography | |
| GB826110A (en) * | 1957-03-25 | 1959-12-23 | Union Carbide Corp | Chromatographic analysis of a multi-component vapour |
| US3357233A (en) * | 1964-10-05 | 1967-12-12 | Phillips Petroleum Co | Fluid control system for analyzers |
| US3536452A (en) * | 1965-04-21 | 1970-10-27 | Marathon Oil Co | Multiple reactor apparatus |
| US3422665A (en) * | 1966-08-01 | 1969-01-21 | Continental Oil Co | Chromatography system |
| US3408793A (en) * | 1967-01-17 | 1968-11-05 | Atomic Energy Commission Usa | Apparatus for automatic preparative gas chromatography |
| GB1236937A (en) * | 1967-12-01 | 1971-06-23 | Ici Ltd | Gas flow switching for chromatographic columns |
| US3494174A (en) * | 1968-01-30 | 1970-02-10 | Varian Associates | Gas chromatography apparatus |
| GB1324352A (en) * | 1969-08-14 | 1973-07-25 | Ici Ltd | Sample injection in gas chromatography |
| US3721065A (en) * | 1971-01-27 | 1973-03-20 | Int Paper Co | Barrier attachment for gas chromatograph |
| DE2520075C2 (de) * | 1975-05-06 | 1985-04-04 | Studiengesellschaft Kohle mbH, 4330 Mülheim | Neues System einer Doppelsäulenchromatographie |
| DK234378A (da) * | 1978-05-26 | 1979-11-27 | Risoe Forsoegsanlaeg | Totrins separator til adskillelse af gas og eller dampformige stoffer med forskellige molekylevaegte |
| DE2840612C2 (de) * | 1978-09-18 | 1986-12-18 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Einrichtung zur Umschaltung der Strömungsrichtung in einem Verzweigungsstück zwischen zwei gaschromatographischen Trennsäulen |
| US4442217A (en) * | 1979-08-06 | 1984-04-10 | Imperial Chemical Industries Plc | Sample injection |
| DE3365226D1 (en) * | 1982-03-10 | 1986-09-18 | Hitachi Ltd | Gas chromatographic apparatus |
| FR2527934A1 (fr) * | 1982-06-03 | 1983-12-09 | Elf Aquitaine | Procede de fractionnement de melanges par chromatographie d'elution avec fluide en etat supercritique et installation pour sa mise en oeuvre |
| US4617032A (en) * | 1983-11-04 | 1986-10-14 | Varian Associates, Inc. | Sample modulator cell for gas chromatography |
-
1988
- 1988-09-27 DE DE8888115859T patent/DE3863891D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1988-09-27 EP EP88115859A patent/EP0310912B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1988-09-27 AT AT88115859T patent/ATE65608T1/de not_active IP Right Cessation
- 1988-10-06 JP JP63251039A patent/JP2756274B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1988-10-07 US US07/254,990 patent/US4954150A/en not_active Expired - Fee Related
- 1988-10-07 DK DK562688A patent/DK172142B1/da not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0310912A1 (de) | 1989-04-12 |
| DK562688D0 (da) | 1988-10-07 |
| JPH01129159A (ja) | 1989-05-22 |
| ATE65608T1 (de) | 1991-08-15 |
| DE3863891D1 (de) | 1991-08-29 |
| EP0310912B1 (de) | 1991-07-24 |
| DK172142B1 (da) | 1997-11-24 |
| US4954150A (en) | 1990-09-04 |
| DK562688A (da) | 1989-04-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |