JP2743124B2 - 液体クロマトグラフ - Google Patents
液体クロマトグラフInfo
- Publication number
- JP2743124B2 JP2743124B2 JP3160924A JP16092491A JP2743124B2 JP 2743124 B2 JP2743124 B2 JP 2743124B2 JP 3160924 A JP3160924 A JP 3160924A JP 16092491 A JP16092491 A JP 16092491A JP 2743124 B2 JP2743124 B2 JP 2743124B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- column
- sample
- injector
- switching valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
Description
関するものである。
情報が少なく正確な同定、認識を行うため溶出してきた
成分を分取し、必要に応じて濃縮してから他の分析機器
で定性していた。
スクロマトグラフ等の他の分析機器をオンラインで接続
し、分析する手法も採られているが、他の分析機器への
溶媒の導入量が制約されるために溶離液の大半をスプリ
ットして排出する等の方法が採られていた。溶媒量を少
なくするためには、カラム内径が1mm以下のマイクロ
液体クロマトグラフが有効であるが、その場合1μl以
下の試料を正確に注入する必要がある。
て溶出してきた成分を分取し、定性手段の機器に導入す
る手法は手間が掛るばかりでなく、濃縮過程に於て試料
の変性や損失、又は夾雑物の混入が生じる危険性があ
る。
ライン接続でスプリットする方法は、質量分析計にとっ
ては有効であるが定量性や感度が低下する虞れがある。
ためには、出来るだけ狭いバンドで試料を注入する必要
があり、試料濃度が低くても大量に注入することは出来
ない。
手間が掛る等不都合の多いオフラインによる分取、濃縮
過程を省くため、液体クロマトグラフと質量分析計等他
の分析機器をオンライン接続し、特に溶媒のスプリット
量を小さく出来るマイクロ液体クロマトグラフを利用し
たときに、試料の濃縮過程を設けることで大量の低濃度
試料の注入が可能となる。
縮カラム前で試料を溶媒強度の小さな溶媒で希釈し、且
つ、濃縮カラム内を試料を送る溶媒と分析用溶離液とを
逆転して流すため、試料が濃縮カラムを狭いバンドで溶
出し、分析カラム入口に於て溶媒強度の小さな溶媒から
大きな溶媒へ徐々に切換わるため濃縮効果が得られるよ
うな液体クロマトグラフを提案せんとするもので、送液
ポンプによりインジェクターを介して試料を希釈し、更
に送るための送液ラインと他の溶離液用送液ポンプより
分析カラムを経て検出器に至る分析ラインとを各々切換
バルブに接続し、該切換バルブには濃縮カラムを連通さ
せると共に、濃縮カラムを前記送液ラインと分析ライン
に接続自在とする一方、試料を希釈及び送るための送液
ポンプとインジェクター間、インジェクターと切換バル
ブ間に各々ジョイントを設けて連通し、更に該両ジョイ
ント間のインジェクターを有さない流絡にロータリーバ
ルブを設け、夫々希釈抵抗管を有する流路を選択自在に
したことを特徴とする。
ラインとの接続時、濃縮カラムへの流入方向が互に逆方
向になる如く切換バルブに濃縮カラムを連通させたこと
を特徴とし、又、試料を希釈及び送るための送液ポンプ
とインジェクター間、インジェクターと切換バルブ間に
各々ジョイントを設けて連通したことを特徴とし、更に
又、送液ポンプに洗浄液と希釈液を選択的、又は適宜混
合比で吸入可能に連通し、更に除去カラムを介してドレ
インへの切換バルブに連通したことを特徴とする。
に説明する。1はインジェクターで3方ジョイント2を
経て6方切換バルブ3の切換口31に接続してある。4
は濃縮カラムで、その両端は6方切換バルブ3の切換口
33と切換口36に接続してある。5は分析カラムで、
一端は6方切換バルブ3の切換口35に接続し、他方は
検出器6に接続してあり、分析ライン28を構成する。
2、6方切換バルブ3、濃縮カラム4、分析カラム5は
カラムオーブン7内に収納設置してある。8は送液ポン
プで一方は溶出液容器9に、他方は6方切換バルブ3の
切換口34に接続してあり、これらで溶出液系21を構
成する。
1に、他方は3方ジョイント12の通口29を通してイ
ンジェクター1に接続してあり、これらで送液ライン2
0を構成する。又、3方ジョイント12は通口16によ
り6方ロータリーバルブ13、希釈抵抗管14、6方ジ
ョイント15を経て3方ジョイント2に接続してある。
17,18はドレインで夫々6方切換バルブ3、検出器
6に接続してある。
明すると、6方切換バルブ3に於て切換口31と同36
を連通させ、切換口32と同33、切換口34と同35
を夫々連通させておく。又、3方ジョイント12では6
方ロータリーバルブ13への通口16を閉じ、3方ジョ
イント2では6方ジョイント15への通口19を閉じて
おく。
釈及び送るための液(以下希釈液と云う)は希釈液容器
11から送液ポンプ10、3方ジョイント12を経てイ
ンジェクター1に送られる。該インジェクター1には試
料が注入されると、希釈液により運ばれ3方ジョイント
2を経て6方切換バルブ3に至る。6方切換バルブ3は
その切換口31と同36が連通してあり、濃縮カラム4
に希釈液により試料が送り込まれる。この濃縮カラム4
にはカラム充填材に応じた作用により試料が濃縮され、
蓄積される。該濃縮カラム4を通過した希釈液は6方切
換バルブ3に戻り、切換口33から同32を経てドレイ
ン17から排出される。
溶出液容器9から6方切換バルブ3の切換口34、同3
5を経由して分析カラム5、検出器6を経てドレイン1
8へ排出されている。
口31と同32を連通させると希釈液はドレイン17へ
排出される。この際、切換口33と同34、切換35と
同36が連通される。この結果、希釈液は切換口31、
同32を経てドレイン17へ排出される。一方溶出液は
切換口34、同33を経て濃縮カラム4に入りここに濃
縮して蓄積された試料を溶出させて送出し、切換口36
より同35を経て分析カラム5に入り、そこで試料は分
離されて順次検出器6により各成分が検出される。
いる溶媒が、溶媒強度の大きな溶媒であっても、図1に
於て3方ジョイント12の通口16を開放させ希釈液を
6方ロータリーバルブ13により夫々ことなる希釈抵抗
管14を有する流路の選択により所望量を得て、6方ジ
ョイント15より3方ジョイント2へ通口19より送入
させ、然もその流量がインジェクター1より流れてくる
試料を伴った希釈液より多量であれば、3方ジョイント
2で試料が希釈される。これを換言すれば、溶媒を希釈
液に換えると云うことが出来る。このため、濃縮カラム
に送られて濃縮することが容易になる。
の除去装置を組込んだ実施例について説明する。(図2
参照)送液ポンプ10を二台使用し、その一方101は
希釈液容器22と連通させ、他方102は洗浄液容器2
3と連通させておく、送液ポンプ101、102共にミ
キサー24を介し、又は介さず除去カラム25に接続し
ておく。送液ポンプ10と希釈液容器22、洗浄液容器
23との連通は、単に吸入管を夫々の液中に入れている
だけでもよい。
的に吸着出来るか、或は除去できる他のものを使用す
る。除去カラム25は3方切換バルブ26に連結し、3
方切換バルブ26は一方はドレイン27への切換口26
1と送液ライン20への切換口262を設けてある。
は、送液ポンプ101を作動させ、除去カラム25に送
り込む。そこで不純物を一時的に吸着させ、或は除去さ
せる。斯して浄化された希釈液が3方ジョイント12を
経て送液ライン20に送られる。除去カラム25が不純
物に対し、飽和状態に達した時点にて送液ポンプ101
を停止させ、3方切換バルブ26を切換口261に切換
えドレイン27に連結させる。そして送液ポンプ102
を作動させると、洗浄液が除去カラム25に送られ、一
時的に吸着乃至除去した不純物を洗浄し、ドレイン27
に放出する。又、洗浄液と希釈液を適宜混合比で使用す
るのは主として除去カラムの洗浄であるが、通常手法の
送液ポンプ101,102の送液量のコントロールによ
り或はミキサー24への流量コントロールにより適宜混
合比で洗浄液、希釈液を吸入し、除去カラム25へ送入
する。又、送液ポンプを一台にして希釈液、洗浄液の選
択を可能にする切換バルブを設置したものを使用するこ
とも出来る。
8に入るのを防ぎ、不純物のピーク現出を防ぎ、サンプ
ル成分のピークを明確化し、定量再現性を良好ならしめ
る。又、上記の如く各操作に於て、カラムオーブン7に
よって加温することにより、再現性を上げることが可能
である。
よりインジェクターを介して試料を希釈し、更に送るた
めの送液ラインと他の溶離液用送液ポンプより分析カラ
ムを経て検出器に至る分析ラインとを各々切換バルブに
接続し、該切換バルブには濃縮カラムを連通させると共
に、濃縮カラムを前記送液ラインと分析ラインに接続自
在とする一方、試料を希釈及び送るための送液ポンプと
インジェクター間、インジェクターと切換バルブ間に各
々ジョイントを設けて連通し、更に該両ジョイント間の
インジェクターを有さない流路にロータリーバルブを設
け、夫々希釈抵抗管を有する流路を選択自在にしたの
で、低濃度試料でも注入前に面倒な濃縮作業を行う必要
がなく、多量の試料注入が可能となる。
希釈した試料を多量に注入できるため、誤差も小さくな
り、再現性がある。更に、オーブンにインジェクター、
濃縮カラム、分析カラム等を収納させたことにより再現
性が上がる等実用効果著大である。
Claims (2)
- 【請求項1】送液ポンプによりインジェクターを介して
試料を希釈し、更に送るための送液ラインと他の溶離液
用送液ポンプより分析カラムを経て検出器に至る分析ラ
インとを各々切換バルブに接続し、該切換バルブには濃
縮カラムを連通させると共に、濃縮カラムを前記送液ラ
インと分析ラインに接続自在とする一方、試料を希釈及
び送るための送液ポンプとインジェクター間、インジェ
クターと切換バルブ間に各々ジョイントを設けて連通
し、更に該両ジョイント間のインジェクターを有さない
流路にロータリーバルブを設け、夫々希釈抵抗管を有す
る流路を選択自在にしたことを特徴とするオンラインに
適した液体クロマトグラフ。 - 【請求項2】送液ポンプに洗浄液と希釈液を選択的、又
は適宜混合比で吸入可能に連通し、更に除去カラムを介
してドレインへの切換バルブに連通したことを特徴とす
る請求項1に記載の液体クロマトグラフ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3160924A JP2743124B2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 液体クロマトグラフ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3160924A JP2743124B2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 液体クロマトグラフ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04359148A JPH04359148A (ja) | 1992-12-11 |
JP2743124B2 true JP2743124B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=15725226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3160924A Expired - Fee Related JP2743124B2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 液体クロマトグラフ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2743124B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3665680B2 (ja) * | 1996-06-05 | 2005-06-29 | ジーエルサイエンス株式会社 | 微量分析方法および液体クロマトグラフ |
JP4567219B2 (ja) * | 2001-03-07 | 2010-10-20 | 株式会社島津製作所 | 液体クロマトグラフ |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57153254U (ja) * | 1981-03-24 | 1982-09-25 | ||
JPS59172375U (ja) * | 1983-04-30 | 1984-11-17 | 株式会社島津製作所 | 超高速液体クロマトグラフ |
JPS62108155A (ja) * | 1985-11-06 | 1987-05-19 | Shimadzu Corp | 液体クロマトグラフ装置 |
JPH0713125Y2 (ja) * | 1988-09-20 | 1995-03-29 | 株式会社フジクラ | シールドテープ電線の製造装置 |
JP2828472B2 (ja) * | 1989-10-16 | 1998-11-25 | 株式会社日立製作所 | 液体クロマトグラフ |
-
1991
- 1991-06-05 JP JP3160924A patent/JP2743124B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04359148A (ja) | 1992-12-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3476417B2 (ja) | 液体クロマトグラフによる分析方法 | |
US6955760B2 (en) | Liquid chromatograph | |
US7347936B2 (en) | Liquid chromatograph | |
JP4790435B2 (ja) | 3次元液体クロマトグラフィ | |
US7214313B2 (en) | Liquid chromatograph | |
JP3719407B2 (ja) | 分取液体クロマトグラフ | |
US20140061133A1 (en) | Method and Apparatus for Split-Flow-Mixing Liquid Chromatography | |
US11573212B2 (en) | Flow channel mechanism and liquid chromatograph including the same | |
US20200406165A1 (en) | Multi-dimensional chromatographic system for analyzing multiple sample components | |
US7958774B2 (en) | Device and method for sample preparation | |
US20070023639A1 (en) | Liquid chromatographic apparatus | |
US20030017611A1 (en) | Method for the determination of low-concentration anions in the presence of an excess of another anion | |
JP2743124B2 (ja) | 液体クロマトグラフ | |
JPH06201650A (ja) | 高速液体クロマトグラフ・質量分析計の直結方法およびその装置 | |
WO2017122261A1 (ja) | 液体クロマトグラフ分析装置 | |
JP4158712B2 (ja) | 液体クロマトグラフ | |
WO2018051610A1 (ja) | 液体クロマトグラフ | |
JP6672781B2 (ja) | 流路機構及びこれを備えた液体クロマトグラフ | |
WO2016127330A1 (zh) | 一种二维液相色谱仪 | |
JP2021009144A (ja) | 液体クロマトグラフィーシステム | |
JPH0815278A (ja) | 試料導入装置 | |
JP3848991B2 (ja) | 血清・血漿直接注入可能な高速液体クロマトグラフ | |
JPH07229885A (ja) | 試料の自動分離装置 | |
US20030170902A1 (en) | Automated environmental analytic system with improved sample throughput | |
JPH0443958A (ja) | 試料濃縮装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960625 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971209 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080206 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090206 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100206 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110206 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |