JPH0712901B2 - エスカレ−タの踏段 - Google Patents

エスカレ−タの踏段

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JPH0712901B2
JPH0712901B2 JP59011865A JP1186584A JPH0712901B2 JP H0712901 B2 JPH0712901 B2 JP H0712901B2 JP 59011865 A JP59011865 A JP 59011865A JP 1186584 A JP1186584 A JP 1186584A JP H0712901 B2 JPH0712901 B2 JP H0712901B2
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JP
Japan
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riser
cleat
steps
escalator
polymer material
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JP59011865A
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English (en)
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JPS60157490A (ja
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光夫 元木
重春 大橋
基博 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (a)発明の技術分野 本発明はエスカレータの踏段に関する。
(b)発明の技術的背景とその問題点 エスカレータは無端状態に連結された複数の踏段を持
ち、その踏段上に乗客を乗せて運ぶものであり、乗降口
附近では踏段は水平状態に並ぶが、中間部では、階段状
態になる。このため踏段が階段状態から水平状態に変化
する過程において、踏板と隣接する踏段のライザーとの
間に相対運動が生じ、この部分で乗客の靴先などがはさ
まれる危険がある。
以下図面を用いて詳細に説明する。第1図は踏段が階段
状態になつた図で1はクリートと呼ばれる細かい桟を持
つた踏板、2は足元を保護する同じくクリート付のライ
ザーである。
第2図に示すように踏板1とライザー2は互いにクリー
トが噛合い靴先などがはさまれにくい構造としてあるこ
とは周知の通りである。しかしゴムやビニール製で形状
も小さく、比較的やわらかい子供用の雨靴などの場合は
はさまれる危険性が依然として残つている。これはつぎ
の様な理由による。第3図は従来の踏段が階段状態にな
つている時を示し、水平状態を変化する様子を2点鎖線
で表わすものである。
第3図に示すようにライザー2の桟の上面部分は半径R
の曲面で成形され、踏板1と一定の関係で噛合うように
構成されている。又第3図ではライザー2と靴先3との
相対関係も示している。階段状態で乗客が靴先3をライ
ザー2に接して乗つた時、靴先3は踏段が水平になる直
前までライザー2と接していることになる。この様な状
態で不用意に靴先3がライザー2に押し付けられていた
とすれば、ライザ2と踏板1との相対運動と、靴先とラ
イザーの摩擦係数および、その接触角との関係から、靴
先が、ライザーと踏板の間にはさみ込まれる場合があ
る。
従がつて、ライザーのクリートの凸部はできるだけ低摩
擦にする必要がある。
一方、ライザ2単体の構成を第4図に示す。ライザは第
1図あるいは第3図の状態で乗客の足元を保護するもの
であるから、乗客がライザ2を足で蹴つた場合でも、変
形するものであつてはならない。
しかも、エスカレータへの踏段の組込み作業の作業性の
向上を計るため踏段の重量を軽減するとともに、その製
造コストを安くし、客先により安価な製品を提供するこ
とを可能とするために、材料費を節約しながらこの強度
を保たなければならない。
このような目的からライザー2単体は第4図に示すよう
に、表面側曲率部4を薄肉とし、その裏面に補強用リブ
5を施こすのが一般的なものである。
さて、近年このライザー2の意匠性の向上、及びライザ
2のクリート凸部の摩擦係数の低減による安全性の向上
をねらつて、ライザーが高分子材料によつて製作されて
いることもある。
このような場合にも、踏段組込み作業における作業性の
向上のための踏段の軽量化、材料費低減をはかつて、客
先への価格的に安価な製品の提供をはかるために、ライ
ザーは第4図に示すのと同様に、表面曲率部の薄肉化、
及び裏面に補強リブを設ける構造となつている。
しかしこの場合、表面曲率部が薄肉であるために、ライ
ザーの表面、特にクリートの凹部に補強リブに沿つて高
分子材料の「ひけ」11が第8図のように発生し、その部
分において、光の反射の方向が他の部分と異なり、著し
く、踏段の意匠性を損なうことになつていた。
(c)発明の目的 本発明は、前記の踏段の高分子材料製のライザーの意匠
性の低下に対し、その向上を計ることを目的とするもの
である。
(d)発明の概要 本発明は高分子材料製のライザーのクリート凹部の溝に
微細な凹凸を設け、光の反射をひけの部分の反射と、他
の部分の反射がともに乱反射となり、みかけ上、クリー
トの凹部が均一な面にみえるようにして、ひけの部分を
目立たなくしたものである。
(e)発明の実施例 以下、本発明の一実施例を図を用いて説明する。
i)構成 第5図は本発明のライザー6の単体図であり、第6図は
その第5図のVI−VI断面図である。又第7図は第5図を
矢印VIIから見た図である。
本案においては、クリートの凸部7は滑らかな表面を有
するものとし、一方クリートの凹部8は微細な凹凸9を
設けるものとする。又10はライザーの裏面の補強リブで
ある。この製造方法としては、例えば、プラスチツク製
ライザの成型金型の表面を、凸部7に対応する部分は、
滑らかな加工面のままとし、一方凹部8に対応する部分
は、例えば、滑らかに加工後、この部分だけをエツチン
グ処理により微細な凹凸を有するように仕上げるものと
することにより、このようなプラスチツク製のライザー
の成型品を得ることができる。
ii)作用 前述の構成により、ライザーのクリートの凸部は均一な
面で滑らかな反射面をもち、意匠性も良好となるととも
に、プラスチツク本来の低摩擦も得られ安全性も良好と
なる。
一方、ライザーのクリートの凹部は、微細な凹凸によ
り、光はあらゆる方向に乱反射され、裏面の補強リブに
対応するひけ部分だけが、他の部分と違がつた方向に反
射して目立つということがなくなり、クリートの凹部全
体として見かけ上均一な面を有するように見える。
この結果、ライザー全体の意匠性が向上する。
iv)効果 本案によれば、高分子材料(プラスチツクス)製のライ
ザーをもちいた場合に、その肉厚を薄くできるので、踏
段の軽量化を進めることができるとともに、意匠性も損
なうことがない。さらにライザーのクリートの凹部は滑
らかな表面のままであるため安全性も十分確保できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の踏板正面図、第2図は第1図のII−II線
に沿つた上面断面図、第3図は第1図の要部詳細図、第
4図は踏段のライザーの単体図、第5図は本発明による
プラスチツク製のライザーの単体図、第6図は第5図の
VI−VI線に沿つた断面図、第7図は第5図を矢印VIIか
らみた図、第8図は従来のプラスチツク製ライザーの正
面図。 1……踏板、2……ライザー 3……靴先 4……(ライザの)表面側曲率部 5……補強用リブ 6,6′……プラスチツク製ライザー 7……6のクリートの凸部 8……6のクリートの凹部 9……6のクリートの凹部の微細な凹凸 10……ライザーの裏面の補強リブ 11……ひけ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接する踏段の踏板のクリートと互いにか
    み合うクリートを有し、かつ裏面に補強リブを備えた高
    分子材料製の踏段ライザを備えたエスカレータの踏段に
    おいて、前記踏段ライザのクリートの凸部を滑らかな加
    工面とし、凹部には微細な凹凸が形成されるように成型
    金型により成型するようにしたことを特徴とするエスカ
    レータの踏段。
JP59011865A 1984-01-27 1984-01-27 エスカレ−タの踏段 Expired - Lifetime JPH0712901B2 (ja)

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JPS60157490A JPS60157490A (ja) 1985-08-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59187680U (ja) * 1983-05-30 1984-12-12 三菱電機株式会社 エスカレ−タの踏段

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